JPH07293545A - コンロッド - Google Patents

コンロッド

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Publication number
JPH07293545A
JPH07293545A JP8045294A JP8045294A JPH07293545A JP H07293545 A JPH07293545 A JP H07293545A JP 8045294 A JP8045294 A JP 8045294A JP 8045294 A JP8045294 A JP 8045294A JP H07293545 A JPH07293545 A JP H07293545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting rod
small end
big end
small
big
Prior art date
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Pending
Application number
JP8045294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Nagao
慶昭 永尾
Hiroaki Koga
博明 古賀
Nobuo Motoki
伸生 本木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kioritz Corp
Original Assignee
Kioritz Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kioritz Corp filed Critical Kioritz Corp
Priority to JP8045294A priority Critical patent/JPH07293545A/ja
Publication of JPH07293545A publication Critical patent/JPH07293545A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仕上げ加工を簡略化して容易に行うことがで
き、しかも、スモール・エンド及びビッグ・エンドを広
範な寸法差を有する段付きコンロッドに変更自在とし、
また、全体として軽量かつ安価に製造することができる
コンロッドを提供すること。 【構成】 スモール・エンド11’と、ビッグ・エンド
12と、前記スモール・エンド11’と前記ビッグ・エ
ンド12を連結するステム部13とからなるコンロッド
において、前記スモール・エンド11’及びビッグ・エ
ンド12の少なくとも一方に、内周面31a、32aが
転動部材の受け面を構成する筒状部材31、32が圧入
され固定されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンロッドに関し、特
に、スモール・エンド及びビッグ・エンドの厚みを可変
とした段付きのコンロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レシプロエンジンには、ピスト
ンとクランクシャフトとを連結するためにコンロッド
(connecting rod)が使用されている。このようなコン
ロッドは、例えば鍛造で成形されたコンロッドの上下両
端部を、さらに例えば浸炭焼入れ及び焼戻し等の特別の
熱処理を施し、かつ仕上げ機械加工を行い、前記両端部
であるスモール・エンド及びビッグ・エンドに穿設され
た穴の内周面に転動部材の受け面が形成されていた。
【0003】また、コンロッドの製法としては、鉄系焼
結合金またはアルミニウム系焼結合金粉末に焼結処理を
行った後、スモール・エンド、ビッグ・エンドに穿設さ
れた穴の内面にリーマ仕上げを施し、その穴にシェル形
ニードル・ベアリングが圧入され固定するようにした技
術が知られている(例えば、特開昭63−128102
号公報、実開平2−4019号公報参照)。
【0004】ところで、前述したような処理により、ス
モール・エンドとビッグ・エンドとの肉厚が互いに異な
る、いわゆる段付きコンロッドを成形することが行われ
ている。図3、及び図4は、そのような従来のコンロッ
ドの側面図、縦断面図を示したものである。図示例の従
来のコンロッド10は、ピストン・ピンに連結されるス
モール・エンド11と、クランクシャフトのクランク・
ピンに連結されるビッグ・エンド12と、前記スモール
・エンド11と前記ビッグ・エンド12を連結するステ
ム部13とからなる。そして、このコンロッド10は、
図4からわかるように、前記スモール・エンド11及び
前記ビッグ・エンド12の肉厚がそれぞれ異なる段付き
コンロッドとなるように、例えば鍛造により一体に成形
されている。また、前記スモール・エンド11及び前記
ビッグ・エンド12の中央部には、それぞれピン穴11
a、12aが穿設され、該各ピン穴11a、12aは浸
炭焼入れ及び焼戻し等の特別の熱処理を施し、かつ仕上
げ機械加工によってそれぞれの内径寸法精度を出すよう
に処理される。さらに、前記ステム部13の中央部に
は、やや薄肉の薄肉部13aが形成されており、機械的
強度を保持しながらコンロッド自身の重量の軽量化を図
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の如き従来のコン
ロッドにあっては、左右それぞれの面から突出した厚み
が異なる段付きのコンロッド10を成形する場合に、必
要に応じた様々な形状の成形用型を用意しなければなら
なかった。また、一体に成形された前記コンロッド10
の前記スモール・エンド11及びビッグ・エンド12の
左右の端面11b、11b、12b、12bの平面研削
仕上げ加工を施す際に、当該スモール・エンド11及び
ビッグ・エンド12が左右それぞれの面で同一平面上に
ある(同一の肉厚)場合には治具への一回の固定により
平面研削で仕上げ加工を行うことができるが、図4で示
した例のように、左右それぞれの面から突出した厚みが
異なる段付きのコンロッド10である場合には、該コン
ロッド10の治具への固定位置を全部で四回も変更し
て、前記各端面11b、11b、12b、12bの平面
仕上げ加工を行わなければならず、仕上げ加工に多大の
労力及び時間を要し、製造コストが高くつくという問題
点があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、仕上げ加工を簡略化もし
くは容易に行うことができ、しかも、スモール・エンド
及びビッグ・エンドを広範な寸法等の段付きコンロッド
に変更自在とし、また、全体として軽量かつ安価に製造
することができるとともに、仕様変更等の作業を容易に
行うことのできるコンロッドを提供することである。
【0007】
【課題を達成するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係わるコンロッドは、スモール・エンド
と、ビッグ・エンドと、前記スモール・エンドと前記ビ
ッグ・エンドを連結するステム部とからなるコンロッド
において、前記スモール・エンド及びビッグ・エンドの
少なくとも一方に、内周面が転動部材の受け面を構成す
る筒状部材が圧入され固定されたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作 用】前述の如く構成された本発明に係わるコンロ
ッドにおいては、スモール・エンド、ビッグ・エンドの
少なくとも一方に、筒状部材を圧入して固定しているの
で、コンロッド自体は同一形状のものを製造すればよ
く、筒状部材の寸法を変更することにより様々な寸法差
の段付きコンロッドを形成することができる。また、筒
状部材の内周面によりニードル・ベアリング等の転動部
材の受け面を構成しているので、コンロッド自体に穿設
した穴の仕上げ加工精度をそれほど精密なものとする必
要がない。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例を説明す
る。図1、及び図2は、本発明に係わるコンロッドの一
実施例の側面図、及び縦断面図を示し、前述した図3、
及び図4に示される従来のコンロッド10の各部に対応
する部分には同一の符号を付してそれらの重複説明を省
略し、以下においては、従来のコンロッド10との相違
点を重点的に説明する。
【0010】図2からもわかるように、図示例のコンロ
ッド20は、スモール・エンド11’及びビッグ・エン
ド12、並びにこれら両エンドを連結するステム部13
は、全体がほぼ同一厚さを有するように冷間鍛造または
焼結により一体に成形されている。そして、本図示例で
は、前記スモール・エンド11’の中央部に穿設された
穴11’a、及び前記ビッグ・エンド12の中央部に穿
設された穴12aに、別個の部材として適宜の軸受材よ
り容易に製造できる筒状部材であるカラー31、32が
圧入・固定され、それらの内周面31a、32aにニー
ドル・ベアリング等の転動部材の受け面が形成される。
このカラー31、32の長さ及び内径寸法等を適宜変更
することにより、様々な段付きコンロッドを形成するこ
とができる。
【0011】このように、コンロッド自体は同一形状の
ものを製造すればよく、前記カラー31、32の寸法を
変更することにより広範な寸法差の段付きコンロッドを
形成することができ、しかも、前記カラー31、32に
よりニードル・ベアリング等の受け面を形成しているの
で、前記穴11’a、12aの仕上げ加工精度は、該穴
11’a、12a間のピッチと平行度を考慮すればよ
く、その他に関してはそれほど精密なものとする必要が
ない。
【0012】また、前記各カラー31、32の端面31
b、31b、32b、32bを除き、コンロッド自体の
スモール・エンド11’及びビッグ・エンド12の各端
面11’b、11’b、12b、12bの仕上げ加工精
度はほとんど問題とする必要がなく、仕上げ加工を省略
することもできる。
【0013】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の
設計変更を行うことができる。たとえば、本図示例にお
いては、前記スモール・エンド11’の前記穴11’
a、及び前記ビッグ・エンド12の前記穴12aの両方
に前記カラー31、32を圧入・固定しているが、これ
ら端部の片方だけ、例えば前記スモール・エンド11’
の前記穴11’aのみにカラー31を圧入・固定し、前
記ビッグ・エンド12の前記穴12aは直接クランク・
ピンに摺動接触させるようにしてもよい。
【0014】また、前記穴11’aに圧入・固定された
カラー31にはシェル形ニードル・ベアリングを嵌挿固
定し、前記穴12aに圧入・固定されたカラー32には
エンジン・コネクティングロッド用ニードル・ベアリン
グ等の異種の軸受を装着してもよいことは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、仕上げ加工を簡略化して容易に行うことが
でき、しかも、スモール・エンド及びビッグ・エンドを
広範な寸法差を有する段付きコンロッドに変更自在と
し、また、全体として軽量かつ安価に製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコンロッドの一実施例の側面
図。
【図2】図1に示したコンロッドの縦断面図。
【図3】従来のコンロッドの側面図。
【図4】図3に示したコンロッドの縦断面図。
【符号の説明】
11’…スモール・エンド 12…ビッグ・エンド 13…ステム部 20…コンロッド 31…筒状部材(カラー) 31a…内周面 32…筒状部材(カラー) 32a…内周面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スモール・エンド11’と、ビッグ・エ
    ンド12と、前記スモール・エンド11’と前記ビッグ
    ・エンド12を連結するステム部13とからなるコンロ
    ッドにおいて、 前記スモール・エンド11’及びビッグ・エンド12の
    少なくとも一方に、内周面31a、32aが転動部材の
    受け面を構成する筒状部材31、32が圧入され固定さ
    れたことを特徴とするコンロッド。
JP8045294A 1994-04-19 1994-04-19 コンロッド Pending JPH07293545A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8045294A JPH07293545A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 コンロッド

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JP8045294A JPH07293545A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 コンロッド

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JPH07293545A true JPH07293545A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13718658

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JP8045294A Pending JPH07293545A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 コンロッド

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160084953A (ko) * 2015-01-06 2016-07-15 현대자동차주식회사 이종 분말을 이용한 소결 콘로드 성형체 및 이의 제조방법
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