JPH0729181U

JPH0729181U - 天井面、地面或いは壁面に使用できるアルミ合金型ブロック構造

Info

Publication number: JPH0729181U
Application number: JP058351U
Authority: JP
Inventors: 世正魏
Original assignee: 世正魏
Priority date: 1993-09-30
Filing date: 1993-09-30
Publication date: 1995-06-02

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】表面材料板に異なる素材を使用でき、且つそ
のベース・ブロックの蜂の巣状格子間の中に防火材、隔
熱材或いは隔音材を充填できるアルミ合金型ブロック。【構成】アルミ合金で成型され、その中に数個の蜂の
巣状格子間が設けられ、その格子間の中に防火材、隔熱
材或いは隔音材を充填したベース・ブロック１１の上下
に異なる素材の表面材料板１２を貼ったアルミ合金型ブ
ロック構造１０。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は天井面、地面或いは壁面に使用できるアルミ合金型ブロック構造に関し、特に両面に模様或いは図案の有る数個のアルミ合金型ブロックで組み合わせ天井面、地面或いは壁面の上に舗設でき、このアルミ合金型ブロックは一つのベース・ブロック及びこのベース・ブロックの上と下の所に貼り被された表面材料板で組み合わされ、このベース・ブロックの中に数個の蜂の巣状の格子間が設けられ、且つ蜂の巣状格子間の中に防火材、隔熱材或いは隔音材を充填でき、手間と時間と材料が節約できるのみならず且つじかで科学的なアルミ合金型ブロック構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の天井面、地面或いは壁面は大部分がセメント・砂を材料とし経験に富む職人で施工するので、コストが高く施工の速度が遅く且つ施工の材料は機械的に生産できず、若し或る部分を取り外す場合全体的な美観が破壊される。又、社会の変遷に伴い、現在の若い者は大工の技術を学ぶのが非常に少なく、このため往々にして工事が期限通りに完成できない状態をきたしている。

【０００３】目前壁面に利用されている型ブロック組み合わせの方式は穴一つのソケット・ピンで固定しているだけで、そのために、

【０００４】 (1) 壁面の風に対する抵抗力とテンションが十分でなく、そのために石材が脱落する現象をきたしている。

【０００５】 (2) 従来セメントを壁の上に接着した場合、若しセメントが乾いた後地震に遭遇すると石材が剥落し、ちょっと気を付けないと通行する人が怪我する恐れが有り、道路を通行する人々は何時命が危害されるかも知らないと恐れざるを得ないと状態で、従って軽くてハードな材質で可塑性の高い組み合わせ式型ブロックの開発が大衆に非常に期待されている。

【０００６】 (3) 従来のビルディングの外壁は大部分が皆石材をセメント面の上に貼り被しているが、常に雨に濡れる結果石灰が石材の外壁に浸透しビルディングの全体的な美観を破壊する現象（この現象は建築業で「白樺」と呼ばれている）をきたしている。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な課題は、型ブロックの中に数個の蜂の巣状格子間が設けられ、設計の仕組み自体の曲げ強さ（bending strength) を増加でき、天井面、地面或いは壁面に使用できるアルミ合金型ブロック構造を提供することである。

【０００８】本考案の次要の課題は、上記の蜂の巣状格子間に防火材、隔熱材或いは隔音材を充填でき多重の効能を有し、天井面、地面或いは壁面に使用できるアルミ合金型ブロック構造を提供するにある。

【０００９】本考案のもう一つの課題は、上記の蜂の巣状格子間の中でホックにより天井に吊るし掛けできる天井面、地面或いは壁面に使用できるアルミ合金型ブロック構造を提供するにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

本考案者は上記の課題に鑑み、不断に研究改良した結果、遂に本考案を完成した。本考案に係る天井面、地面或いは壁面に使用できるアルミ合金型ブロック構造は、ベース・ブロック及びこのベース・ブロックの上と下の所に貼り被される表面材料板から成り、当該表面材料板は異なる素材例えば木材、プラスチック、カーペット或いはタイルを使用でき且つ個人の好みに応じて設定でき、当該ベース・ブロックは、アルミ合金で一体的に成形され、ベース・ブロックの中に数個の蜂の巣状格子間が設けられ、且つ蜂の巣状格子間の中に水平仕切り板が設けられ、水平仕切り板の上に貫通孔が有り、且つ蜂の巣状格子間の中に防火材、隔熱材或いは隔音材を充填してから膠着物をベース・ブロックの上と下の所に塗り、数分間後に更に必要とする表面材料板をベース・ブロックの上に貼り被し、更に各アルミ合金型ブロック構造を組み合わせ元来有る天井とび台或いは調整足台の上に架設するものである。

【００１１】なお、上記のブロック及びこのブロックの上と下の所に貼り被した表面材料板の一例の中央に皆突出した突起が設けられ、別の一例の両端にもそれぞれ突塊が設けられ、突塊の上に数個のねじ合わせ孔が設けられ且つ数個のねじ合わせ体で数個のアルミ合金ブロック型構造を貫き数本のスチール・フレームの上にねじ合わせ、以て一つの塀面を形成し元来有る壁面と結合すればよいとすることもできる。

【００１２】また、上記の各ベース・ブロックは嵌め入れの方式で組み合わせでき、当該ベース・ブロックはベース・ブロックＡとベース・ブロックＢ及び表面材料板を組み合わせて成り、ベース・ブロックＡの両側にそれぞれ鳩尾座が設けられ、ベース・ブロックＢの両側にそれぞれ鳩尾槽が設けられ、ベース・ブロックＡの鳩尾座をベース・ブロックＢの鳩尾槽の中に挿入してつかえ合わす状態を形成でき、且つ当該ベース・ブロックＡとＢは実際の面積に応じて組み合わせ取り付けでき、組み合わせ取り付け終った後更に継ぎ目の所を溶接してその構造を非常に穏固ならしめてから、更にＬ型固定ブロックをアルミ合金型ブロックの四つの隅に置き、且つねじ合わせ体によりそれぞれ固定孔とアルミ合金型ブロック構造及び外壁を貫きねじ合わせ固定することもできる。

【００１３】

【作用】

この考案に係る天井面、地面或いは壁面に使用できるアルミ合金型ブロック構造は上記のように構成されているため、設計の仕組み自体の曲げ強さ（bending strength) を増加でき、且つ、上記の蜂の巣状格子間に防火材、隔熱材或いは隔音材を充填でき多重の効能を有し、且つ、蜂の巣状格子間の中でホックにより天井に吊るし掛けできるものである。

【００１４】

【実施例】

以下、添付した図面を参照し、具体的な実施例により本考案の特徴及び技術の内容を詳細に説明する。

【００１５】図１、図２、図３及び図４は本考案のアルミ合金型ブロック構造10を示し、このアルミ合金型ブロック構造10はベース・ブロック11及びベース・ブロック11の上と下の所に貼り被された表面材料板12から成り、当該表面材料板12は異なる素材例えば木材、プラスチック、カーペット或いはタイルを使用でき且つ個人の好みに応じて設定でき、当該ベース・ブロックはアルミ合金で一体的に成形され、腐食に耐え、軽く、ハードで可塑性が高いのがその長所である。ベース・ブロック11の中に数個の蜂の巣状の格子間13が設けられ、且つ蜂の巣状格子間13の中に水平仕切り板14が設けられ、水平仕切り板14の上に貫通孔15が設けられ、且つ蜂の巣状格子間13の中に防火材、隔熱材或いは隔音材を充填し、更に膠着物をベース・ブロック11の上と下の所に塗り、数分後更に必要とする表面材料板12をベース・ブロック11の上に貼り被せば本考案のアルミ合金型ブロック構造10が完成される。若しこの完成されたアルミ合金型ブロック構造10を一般に知られている天井とび台16の上に置けば、元来の天井とび台16を取り外さずに只一般に知られている天井を取り外し本考案のアルミ合金型ブロック構造で取り替えれば完全に一新でき、そして元来の仕組みを破壊しないのみならず新たに装飾するのに必要な費用が節約できる。

【００１６】図５に示す如く、本考案のアルミ合金型ブロック構造10は地面の上に舗設することもでき、実際に施工する場合は市上に見られる調整足台17を予め地面の上に舗設した後、アルミ合金型ブロック構造10をそれぞれ調整足台17の上に架設すればよく、これは季節の変化に応じて床板の色を変えることができる外に、ケーブルを全部アルミ合金型ブロック構造10と調整足台17の間の高く架けられた空間18 の中に埋設でき、空間を美化する並びに色々な変化ができる効能を有する。

【００１７】図６と図７はアルミ合金型ブロック構造20を壁面の上に使用している場合の構造図であり、これはベース・ブロック25及び表面材料板26を組み合わせて成るもので、その構造は上記の構造と大体同じで、只接合の部分が異なり、アルミ合金型ブロック構造20の一側の中央に突出した突塊21が設けられ、別の側の両端にもそれぞれ突塊21が設けられ、突塊21の上に数個のねじ合わせ孔22が有り、数個のアルミ合金型ブロック構造20を利用して一般に知られているスチール・フレーム 23に跨がる並びに数個のねじ合わせ体24でスチール・フレーム23の上にねじ合わせ、各アルミ合金型ブロック構造20を継ぎ合わせ並びにねじ合わして一つの塀面を形成し（図７に示す如し）、更に細長に押え物或いはシリコンで二つのねじ合わせた所に貼ったり充填しその形成した平面に美観を持たせた後、更に形成された塀面と元来ある一つの壁面を結合すればよい。又、形成した上記の塀面は仕切り用のついたてにし且つその表面に模様或いは図案をつけることもでき、これにより室内の仕切りに特殊の風味が添えられる。

【００１８】図８と図９はアルミ合金型ブロック構造30をビルディングの外壁に使用している場合の構造図であり、これはベース・ブロックＡとベース・ブロックＢ及び表面材料板を組み合わせ成るもので、その構造は上記の構造と大体同じで、その異なる点はアルミ合金型ブロック30のベース・ブロックＡ31の両側にそれぞれタング・ポーション（tongue portion)32 が設けられ、ベース・ブロックＢ33の両側にそれぞれグローブ・ポーション（ｇrove portion)34 が設けられ、ベース・ブロックＡ31のタング・ポーション32をベース・ブロックＢ33のグローブ・ポーション34の中に挿入しつかえ合わした状態を形成することができ、且つこれらのベース・ブロックＡ31，Ｂ33は実際の面積に応じて組み立て取り付けでき、組み立て取り付け終わった後継ぎ目の所を再び溶接しその構造を非常に穏固ならしめ、そしてビルディングの外壁に架設する場合、Ｌ型固ブロック35をアルミ合金型ブロック構造30の四つの隅に置き、ねじ合わせ体36によりそれぞれ固定孔37とアルミ合金型ブロック構造30及び外壁38を貫きねじ合わせ固定する。

【００１９】

【考案の効果】本考案のアルミ合金型ブロック構造は天井面、地面或いは壁面に使用でき、その主な効果はアルミ合金型ブロック構造のベース・ブロックの蜂の巣状格子間の中に防火材、隔熱材或いは隔音材を充填でき、手間、時間と材料が節約できるのみならず、且つじかで科学的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のアルミ合金型ブロック構造の立体図で
ある。

【図２】本考案のアルミ合金型ブロック構造の立体分解
図である。

【図３】図１に於ける３−３線に沿って作られた断面図
である。

【図４】本考案のアルミ合金型ブロック構造を天井に使
用した場合の状態図である。

【図５】本考案のアルミ合金型ブロック構造を地面に使
用した場合の見取り図である。

【図６】本考案のアルミ合金型ブロック構造を壁面に使
用した場合のベース・ブロック立体視図である。

【図７】図６に於けるベース・ブロックをスチール・フ
レームの上に組み立てた場合の見取り図である。

【図８】本考案のアルミ合金型ブロック構造をビルディ
ング外壁のベース・ブロックＡとＢに使用した場合の分
解図である。

【図９】図８に於けるベース・ブロックＡとＢの組み立
ての見取り図である。

【符号の説明】

10,20,30 … アルミ合金型ブロック構造 11,25 … ベース・ブロック 12,26 … 表面材料板 13 … 蜂の巣状格子間 14 … 仕切り板 15 … 貫通孔 16 … 天井とび台 17 … 調整足台 21 … 突塊 22 … ねじ合わせ孔 23 … スチール・フレーム 24,36 … ねじ合わせ体 31 … ベース・ブロックＡ 32 … タング・ポーション 33 … ベース・ブロックＢ 34 … グローブ・ポーション 35 … Ｌ型固定ブロック 37 … 固定孔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｅ０４Ｆ 13/12 Ｂ 9127−2Ｅ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ベース・ブロック及びこのベース・ブロ
ックの上と下の所に貼り被される表面材料板から成り、
当該表面材料板は異なる素材例えば木材、プラスチッ
ク、カーペット或いはタイルを使用でき且つ個人の好み
に応じて設定でき、当該ベース・ブロックは、アルミ合
金で一体的に成形され、ベース・ブロックの中に数個の
蜂の巣状格子間が設けられ、且つ蜂の巣状格子間の中に
水平仕切り板が設けられ、水平仕切り板の上に貫通孔が
有り、且つ蜂の巣状格子間の中に防火材、隔熱材或いは
隔音材を充填してから膠着物をベース・ブロックの上と
下の所に塗り、数分間後に更に必要とする表面材料板を
ベース・ブロックの上に貼り被し、更に各アルミ合金型
ブロック構造を組み合わせ元来有る天井とび台或いは調
整足台の上に架設するのを特徴とする天井面、地面或い
は壁面に使用できるアルミ合金型ブロック構造。
【請求項２】上記のブロック及びこのブロックの上と
下の所に貼り被した表面材料板の一例の中央に皆突出し
た突起が設けられ、別の一例の両端にもそれぞれ突塊が
設けられ、突塊の上に数個のねじ合わせ孔が設けられ且
つ数個のねじ合わせ体で数個のアルミ合金ブロック型構
造を貫き数本のスチール・フレームの上にねじ合わせ、
以て一つの塀面を形成し元来有る壁面と結合すればよい
ことを特徴とする請求項１記載のアルミ合金型ブロック
構造。
【請求項３】上記の各ベース・ブロックは嵌め入れの
方式で組み合わせでき、当該ベース・ブロックはベース
・ブロックＡとベース・ブロックＢ及び表面材料板を組
み合わせて成り、ベース・ブロックＡの両側にそれぞれ
鳩尾座が設けられ、ベース・ブロックＢの両側にそれぞ
れ鳩尾槽が設けられ、ベース・ブロックＡの鳩尾座をベ
ース・ブロックＢの鳩尾槽の中に挿入してつかえ合わす
状態を形成でき、且つ当該ベース・ブロックＡとＢは実
際の面積に応じて組み合わせ取り付けでき、組み合わせ
取り付け終った後更に継ぎ目の所を溶接してその構造を
非常に穏固ならしめてから、更にＬ型固定ブロックをア
ルミ合金型ブロックの四つの隅に置き、且つねじ合わせ
体によりそれぞれ固定孔とアルミ合金型ブロック構造及
び外壁を貫きねじ合わせ固定することを特徴とする請求
項１記載のアルミ合金型ブロック構造。