JPH0729174A - 履歴記録装置 - Google Patents

履歴記録装置

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Publication number
JPH0729174A
JPH0729174A JP19313693A JP19313693A JPH0729174A JP H0729174 A JPH0729174 A JP H0729174A JP 19313693 A JP19313693 A JP 19313693A JP 19313693 A JP19313693 A JP 19313693A JP H0729174 A JPH0729174 A JP H0729174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diffraction grating
recording
hysteresis
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recorded
Prior art date
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Pending
Application number
JP19313693A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kimizuka
純一 君塚
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP19313693A priority Critical patent/JPH0729174A/ja
Publication of JPH0729174A publication Critical patent/JPH0729174A/ja
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  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 再利用を予定している部材に汚れや欠損に影
響されにくく微小な領域に履歴情報を記録することによ
り、付加汚値を生かしたまま該部材を再利用し得る様に
した履歴情報記録装置を提供すること。 【構成】 光源手段からの光束を、再利用を予定してい
る被記録部材上に照射し、履歴情報に基づいて回折格子
を形成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は履歴記録装置に関し、例
えば電子機器に用いられている電子回路等の部材にどの
ような環境で、どの位の期間、用いられてきたか等の履
歴情報を記録し、付加価値を生かしたまま再利用するの
に好適な履歴記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題や資源の有効利用等の観
点からリサイクルシステムの構築が望まれており、例え
ば自動車や家電製品等ではリサイクルに配慮した設計や
構成とする事が求められている。
【0003】一方、さまざまな分野の製品において、電
子回路(例えばプリント基板上に多数の部品が実装され
たプリント基板ユニット)が用いられているが、該電子
回路は、製品寿命が終わると、回収されることなく製品
ごと捨てられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電子回路を構
成するプリント基板や該プリント基板上に実装されてい
る半導体素子等の寿命と比べ十分に長く、主に寿命が来
るのは、電解コンデンサーやコネクター等の部品であ
る。
【0005】そこで、電子回路を製品寿命後に回収し、
一部の寿命が短い部品を交換して、プリント基板や該プ
リント基板上に付加された長寿命の部品を、その構成を
生かしたまま、即ち付加価値を生かして再利用する事が
行われようとしている。
【0006】しかしながら、付加価値を生かしたまま再
利用する為には製造年月日や使用環境、そして部品を交
換した履歴等どの部品を交換すれば良いかを知る為の多
くの情報(以下単に履歴情報と称する)が必要であり、
従来プリント基板等の部品に記録されていた型番だけで
は不十分であるといった問題点があった。
【0007】又、製造年月日や型番の記録はスタンプや
シルク印刷等により記録されていたがスタンプ等のイン
クはプリント基板を洗浄したりすると消えることがあ
る。また、スタンプやシルク印刷での記録には比較的多
くのスペースが必要であり、特に履歴情報まで記録しよ
うとすると従来以上にスペースが必要に成るといった問
題点があった。
【0008】更にシルク印刷やスタンプでは記録場所が
バラバラになり易い。また文字等を記録する方法は読み
出す際、人間にとっては読み易いが、機械で自動的に読
み取るには文字認識を行わなければ成らず、正確な読み
取りが難しく、特に汚れや欠損に影響され易いといった
問題点があった。
【0009】本発明は再利用を予定している部材の所定
面上に履歴情報を回折格子を利用する事により記録し、
汚れや欠損に影響されにくく微小な領域に多くの履歴情
報を記録することができ、付加価値を生かしたまま該部
材を再利用し得る様にした履歴記録装置の提供を目的と
している。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明の履歴記録装置は、
光源手段からの光束を、再利用を予定している部材の記
録部上に照射し該記録部に該部材の、履歴情報を回折格
子を利用して記録することを特徴としている。
【0011】特に、前記回折格子は、2進信号化された
前記履歴情報の各ビット毎に異なる所定の傾きで形成し
たものであることを特徴としている。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部ブロック図で
ある。図2は再利用を予定している部材の記録体上に回
折格子を利用して履歴情報を形成するときの説明図であ
る。図中、1は光源手段であり、例えば金属カッティン
グを行うことのできる程度の強力なレーザ光を射出する
CO2 レーザ等である。
【0013】2は光変調器であり、再利用を予定してい
る部材の履歴情報に基づき、光源手段1からのレーザ光
のオン・オフを行って所定の情報を有した光を射出して
いる。3は光偏向器であり、2個のガルバノメータの組
み合わせを用いて光源手段1からのレーザ光をX−Y方
向に偏向している。4は集光レンズである。
【0014】5は再利用を予定している部材であり、本
実施例ではプリント基板を用いている。6は符号化器で
あり、部材5の履歴情報を2進符号化し、光変調器2及
び光偏向器3を制御して該2進符号化列が後述する回折
格子パターンと成る様にしている。
【0015】光源手段1からのレーザ光は符号化器6で
2進符号化された履歴情報が真の時、光変調器2を介し
て、光偏向器3に入射し、該光偏向器により所定方向に
偏向走査されて、集光レンズ4を介してプリント基板5
の記録部(本実施例ではプリント基板5の左下隅の銅泊
部分)7に回折格子を利用して記録している。
【0016】尚、本実施例では、回折格子のピッチを1
00本/mmから数千本/mm程度の細かいものとして
いる。
【0017】図2(B)は部材5の記録部7を拡大たと
きの説明図である。本実施例では記録部7を32個の複
数の領域に分割して履歴情報を32ビット分記録する様
にしており、縦方向にa,b,c,d、横方向に0〜7
の記号を割り当て、アドレスとしている。
【0018】そして、夫々の領域に履歴情報の各ビット
毎に異なる傾きの回折格子を形成し、回折格子パターン
を構成している。該回折格子の傾きは、180°を32
分割し約5.6°づつ異なるように各ビットに割り当て
ている。本実施例では例えば履歴情報a0に0°、履歴
情報a2に45°の回折格子の傾きを割り当て、図2に
おいてX方向に形成する回折格子の傾きを0°としてお
り、履歴情報がa0=1,a1=0,a1=1・・・で
あったとき、図2(B)に示す様な回折パターンを形成
している。
【0019】該回折格子パターンを光フーリエ変換する
と、図2(C)に示したフーリエ変換像が得られる。
尚、同図には0次光と1次光のみを示している。
【0020】上述の如く、回折格子のピッチ(空間周波
数)を略一定とし、回折格子の傾きを変えて回折格子パ
ターンを形成するとフーリエ変換像において、1次光が
ある円周上に回折格子の傾き角だけ離れて並ぶ。
【0021】ここで1次光が生じるのは、回折格子を形
成したビットだけであるので、円周上の1次光の有無に
より履歴情報の真・偽が表現される。これより各ビット
の1次光の生じる位置にフォトディテクターを配置すれ
ば履歴情報を読み取る事ができる。
【0022】図4は履歴情報を読み取る為の光フーリエ
変換器の要部該略図である。図中、8は光源手段であ
り、レーザ光を出力している。該光源手段8のレーザ出
力は記録用の光源手段1程強力でなくて良い。
【0023】9はフォトディテクターであり、履歴情報
の読み出しを行っている。プリント基板5の記録部7に
は前述の履歴記録装置により履歴情報に基づく回折格子
パターンが形成されている。
【0024】光源手段8からのレーザ光をプリント基板
5の記録部7に照射し、記録部7の回折格子パターンで
反射回折され、集光レンズ16を介して像面9a上にフ
ーリエ変換像を生じさせ、該像面9a近傍に設けたフォ
トディテクタ9で各ビット毎の1次光の有無を検知し、
これにより履歴情報の読み取りを行っている。
【0025】本実施例によれば非常に微小な領域に記録
できると共に、光フーリエ変換して読み取る為、記録部
7が埃などで汚れた場合等、空間周波数領域でのノイズ
が及ぼす像空間領域への影響を十分少なくしている。
【0026】また、耐久性の点でもプリント基板の銅箔
に回折格子を作ることにより非常に耐久性のある記録が
できるようにしている。
【0027】図3は本発明の実施例2の記録部7の回折
格子パターンの説明図である。本実施例は図1の実施例
1と比べて、記録部7の同じ領域に複数の回折格子を重
ねて記録した点が異なっており、その他の構成は略同じ
である。本実施例では1ビットのデータに対して複数の
領域に回折格子を形成し、他のビットと重ねて記録して
いる。例えば履歴情報がa0=1,a1=0,a2=1
・・・のとき回折格子は図3(A)に示す様に傾き0度
の回折格子を3つの領域にわたって形成し、傾き45°
の回折格子を重ね合わせて記録する。この時重ね合わせ
る回折格子の傾きは、ある程度異なる方が良い。
【0028】この様に多重記録した回折格子を光フーリ
エ変換すると図3(B)に示した様に図2(C)と同様
のフーリエ変換像が得られる。
【0029】本実施例によれば1ビットに相当する回折
格子の面積を大きく取る事ができ、回折格子の一部に塵
や汚れが付着した場合や、一部欠損した場合に於てもフ
ーリエ変換像への影響が少なく、S/N比が向上する。
【0030】図5は本発明の実施例3の要部該略図であ
る。図中、20は光源であり例えばガスレーザ等を有し
レーザ光を射出している。7は記録部であり、回折格子
を形成する為のフォトレジストを塗布している。
【0031】10,11はコリメータレンズであり、光
源手段1からのレーザ光をコリメートしている。12は
光路を分割する為のハーフミラー、13は全反射ミラー
である。
【0032】14は光シャッタであり、図6に示す様な
2次元的に配置した32個の領域夫々について透過・非
透過のコントロールを行う様に液晶素子等より構成して
いる。尚、各領域はプリント基板5上に形成する回折格
子のアドレスと対応している。
【0033】本実施例では、光源手段20からのレーザ
光をコリメータレンズ10,11でコリメートし、ハー
フミラー12で2光束に分岐させ該ハーフミラー12で
反射したレーザ光Lbを全反射ミラー13で反射して、
記録部7へ導光する。
【0034】そして、ハーフミラー12を透過したレー
ザ光Laを光シャッタ14を介して記録部7へ入射させ
て記録部7上に干渉縞を生じさせ、露光を行いエッチン
グして回折格子(所謂反射型のホログラム)を形成す
る。
【0035】そして符号化器15は履歴情報に基づいて
ハーフミラー12、全反射ミラー13、そして光シャッ
ター14を制御して図2(B)と同様に各領域毎に回折
格子の傾きを変えた回折パターンを形成している。
【0036】本実施例では以上のように比較的低い出力
の光源手段を用いて回折格子を形成できるようにしてい
る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば再利用を予定している部
材の記録部に履歴情報を回折格子を利用して記録する事
により、付加価値を生かしたまま、該部材を再利用し得
る様にした履歴記録装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部ブロック図
【図2】 本発明の実施例1の回折格子パターンの説明
【図3】 本発明の実施例2の回折格子パターンの説明
【図4】 フーリエ変換器の要部概略図
【図5】 本発明の実施例3の要部ブロック図
【図6】 本発明の実施例3の光シャッタの説明図
【符号の説明】
1,20 光源手段 2 光変調器 3 光偏向器 4 集光レンズ 5 被記録材 6,15 符号化器 10,11 コリメーターレンズ 12 ハーフミラー 13 全反射ミラー 14 光シャッタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光束を、再利用を予定し
    ている部材の記録部上に照射し該記録部に該部材の、履
    歴情報を回折格子を利用して記録することを特徴とする
    履歴記録装置。
  2. 【請求項2】 前記回折格子は、2進信号化された前記
    履歴情報の各ビット毎に異なる所定の傾きで形成したも
    のであることを特徴とする請求項1の履歴記録装置。
JP19313693A 1993-07-08 1993-07-08 履歴記録装置 Pending JPH0729174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19313693A JPH0729174A (ja) 1993-07-08 1993-07-08 履歴記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19313693A JPH0729174A (ja) 1993-07-08 1993-07-08 履歴記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729174A true JPH0729174A (ja) 1995-01-31

Family

ID=16302882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19313693A Pending JPH0729174A (ja) 1993-07-08 1993-07-08 履歴記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0729174A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014031302A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Asahi Glass Co Ltd ガラス積層体用支持基板の管理方法及び管理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014031302A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Asahi Glass Co Ltd ガラス積層体用支持基板の管理方法及び管理装置

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