JPH07291318A - 合成樹脂キャップ - Google Patents
合成樹脂キャップInfo
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- JPH07291318A JPH07291318A JP6106027A JP10602794A JPH07291318A JP H07291318 A JPH07291318 A JP H07291318A JP 6106027 A JP6106027 A JP 6106027A JP 10602794 A JP10602794 A JP 10602794A JP H07291318 A JPH07291318 A JP H07291318A
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- JP
- Japan
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- synthetic resin
- cap
- wing piece
- resin cap
- container
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
- B65D41/34—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
- B65D41/3404—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with ratchet-and-pawl mechanism between the container and the closure skirt or the tamper element
- B65D41/3409—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with ratchet-and-pawl mechanism between the container and the closure skirt or the tamper element the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】飲料水や液体の調味料類などを充填する壜の壜
口を密封する樹脂キャップのピルファプルーフ性能を向
上させるとともに、開封性を向上させる樹脂キャップを
提供する。 【構成】ピルファープルーフ裾部５の内面と該内面に設
けられたウイング片１１を連設して、ウイング片１１を
外周方向に押し広げることができ、内径方向にウイング
片１１を押し戻すようなスプリング効果を有する略Ｖ字
状の爪部１２を設け、略Ｖ字の角度が３０°〜１７０°
とする。
口を密封する樹脂キャップのピルファプルーフ性能を向
上させるとともに、開封性を向上させる樹脂キャップを
提供する。 【構成】ピルファープルーフ裾部５の内面と該内面に設
けられたウイング片１１を連設して、ウイング片１１を
外周方向に押し広げることができ、内径方向にウイング
片１１を押し戻すようなスプリング効果を有する略Ｖ字
状の爪部１２を設け、略Ｖ字の角度が３０°〜１７０°
とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料水や液体の調味料
等が充填されるガラス壜やプラスチックボトルの壜口を
密封するための合成樹脂製キャップに関するもので、そ
の主目的はピルファープルーフ性と開封性を大幅に向上
させることができる合成樹脂製キャップの改良に関する
ものである。
等が充填されるガラス壜やプラスチックボトルの壜口を
密封するための合成樹脂製キャップに関するもので、そ
の主目的はピルファープルーフ性と開封性を大幅に向上
させることができる合成樹脂製キャップの改良に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】アルミ製に代わって最近になって、飲料
水壜や液体の調味料等の合成樹脂製のピルファープルー
フキャップが開発され、多く使用されてきている。これ
らの典型例としては特開昭５６−７４４４５号公報や特
開昭６２−１１９８５号公報などで開示されているもの
が挙げられ、容器口部のあご部下面とキャップのＰＰ部
内面に備えられたウイングをキャップの材質の弾性を利
用して装着し係合させる構成となっている。
水壜や液体の調味料等の合成樹脂製のピルファープルー
フキャップが開発され、多く使用されてきている。これ
らの典型例としては特開昭５６−７４４４５号公報や特
開昭６２−１１９８５号公報などで開示されているもの
が挙げられ、容器口部のあご部下面とキャップのＰＰ部
内面に備えられたウイングをキャップの材質の弾性を利
用して装着し係合させる構成となっている。
【０００３】しかし、合成樹脂の特徴である弾性や延性
により開封時に伸びが生じることによってキャップを半
周程度回転させても容易に切断線のブリッジが切断され
ず、開封に手間取って開封し難いという消費者でのトラ
ブルがしばしば発生しているばかりでなく、キャップの
回転により気密性だけが開放されブリッジが切断されな
いままの状態で放置されれば、外観的に未開封でピルフ
ァープルーフ性能を損なっていても一見正常にキャッピ
ンクされ充填物の気密を保持しているものと誤ってしま
う、すなわちピルファープルーフ性能を簡単に損なうと
いう危険性があった。
により開封時に伸びが生じることによってキャップを半
周程度回転させても容易に切断線のブリッジが切断され
ず、開封に手間取って開封し難いという消費者でのトラ
ブルがしばしば発生しているばかりでなく、キャップの
回転により気密性だけが開放されブリッジが切断されな
いままの状態で放置されれば、外観的に未開封でピルフ
ァープルーフ性能を損なっていても一見正常にキャッピ
ンクされ充填物の気密を保持しているものと誤ってしま
う、すなわちピルファープルーフ性能を簡単に損なうと
いう危険性があった。
【０００４】一方、合成樹脂製キャップは温度の上昇に
伴い軟化して、開封時にＰＰキャップの回転とともにブ
リッジが前述のように伸びるばかりでなく全く切断され
ずにキャップ全体が壜口部から抜けてしまい、ピルファ
ープルーフ性能が機能しない問題が生じている。
伴い軟化して、開封時にＰＰキャップの回転とともにブ
リッジが前述のように伸びるばかりでなく全く切断され
ずにキャップ全体が壜口部から抜けてしまい、ピルファ
ープルーフ性能が機能しない問題が生じている。
【０００５】また、機密性の保持という面からも、その
弾性や軟化性の特徴から壜口天面との接触が不充分とな
り、炭酸飲料壜におけるガス圧の低下や、ホットパック
飲料壜におけるバキューム（減圧）の維持がされず内容
物の変質などの重要な問題発生の危険性が存在するなど
の問題点が多くあり、ウイング片による容器口部との係
合力を向上させる必要が生じてきている。
弾性や軟化性の特徴から壜口天面との接触が不充分とな
り、炭酸飲料壜におけるガス圧の低下や、ホットパック
飲料壜におけるバキューム（減圧）の維持がされず内容
物の変質などの重要な問題発生の危険性が存在するなど
の問題点が多くあり、ウイング片による容器口部との係
合力を向上させる必要が生じてきている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した問題
点を解消し、開封時には少ないキャップの回転で容易に
ブリッジが切断され、従ってキャップの抜けの発生もな
くピルファープルーフ性を充分に満足できる合成樹脂キ
ャップを提供しようするものである。
点を解消し、開封時には少ないキャップの回転で容易に
ブリッジが切断され、従ってキャップの抜けの発生もな
くピルファープルーフ性を充分に満足できる合成樹脂キ
ャップを提供しようするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、外周面に雄ねじ部を有し、該雄
ねじ部の下方に隣接した位置にあご部が形成されている
容器口部わ備えた容器のためのピルファープルーフ性能
を有する合成樹脂キャップであって、天面と該天面の周
縁から垂下する筒状部を備え、該筒状部には円周方向に
一周する破断線が形成され、該破断線により上方の主要
部と下方のピルファーフルーフ裾部とに区画され、該主
要部の内面には前記の容器口部の雄ねじ部と螺合される
雌ねじ部が形成され、該ピルファーフルーフ裾部の内面
には内径上方向に延びる少なくとも２個以上のウイング
片が形成され、キャップが容器口部に装着されの場合に
該ウイング片は弾性的に外周方向に押し広げられてあご
部を通過することができるとともに容器口部を上方の主
要部で完全に密封して、あご部を通過したウイング片が
弾性により元の状態に戻って該ウイング片の上端縁が該
あご部の下面に係合するように構成されたしてピルファ
ープルーフ性能を有する合成樹脂キャップにおいて、ピ
ルファープルーフ裾部内壁とウイング片と該ウイング片
を外周方向に押し広げることができるように略Ｖ字の断
面となる形状の爪部で連設されており、該略Ｖ字を形成
している角度が３０°〜１７０°であることを特徴とす
ることを特徴とするものである。
めになされた本発明は、外周面に雄ねじ部を有し、該雄
ねじ部の下方に隣接した位置にあご部が形成されている
容器口部わ備えた容器のためのピルファープルーフ性能
を有する合成樹脂キャップであって、天面と該天面の周
縁から垂下する筒状部を備え、該筒状部には円周方向に
一周する破断線が形成され、該破断線により上方の主要
部と下方のピルファーフルーフ裾部とに区画され、該主
要部の内面には前記の容器口部の雄ねじ部と螺合される
雌ねじ部が形成され、該ピルファーフルーフ裾部の内面
には内径上方向に延びる少なくとも２個以上のウイング
片が形成され、キャップが容器口部に装着されの場合に
該ウイング片は弾性的に外周方向に押し広げられてあご
部を通過することができるとともに容器口部を上方の主
要部で完全に密封して、あご部を通過したウイング片が
弾性により元の状態に戻って該ウイング片の上端縁が該
あご部の下面に係合するように構成されたしてピルファ
ープルーフ性能を有する合成樹脂キャップにおいて、ピ
ルファープルーフ裾部内壁とウイング片と該ウイング片
を外周方向に押し広げることができるように略Ｖ字の断
面となる形状の爪部で連設されており、該略Ｖ字を形成
している角度が３０°〜１７０°であることを特徴とす
ることを特徴とするものである。
【０００８】ここで略Ｖ字を形成する角度を３０°〜１
７０°としたのは、３０°以下であるとウイング片を内
径方向に押すスプリング効果が少なく、また、キャップ
の成形性が低下するためであり、１７０°以上であると
装着時にウイング片が外周方向に押し広げられる際に滑
らかなＶ字が形成されずに変形して爪部が折損する可能
性があるためである。
７０°としたのは、３０°以下であるとウイング片を内
径方向に押すスプリング効果が少なく、また、キャップ
の成形性が低下するためであり、１７０°以上であると
装着時にウイング片が外周方向に押し広げられる際に滑
らかなＶ字が形成されずに変形して爪部が折損する可能
性があるためである。
【０００９】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例を参照しつつ説
明する。本発明の代表的な具体例を図１で示すと、合成
樹脂キャップ１は円形状の天面２とこの天面２の周縁か
ら垂下する筒状部３を備え、該天面２の内面には容器口
部に装着されて気密を保持するためのシール部７が形成
されている。筒状部３には円周方向に延びて一周し、筒
状部３を上方の主要部４と下方のピルファープルーフ裾
部５を区画するように破断線６が形成され、該破断線６
は主要部３とピルファープルーフ裾部５を接続するブリ
ッジ８と切り溝９が等間隔で複数個連設されて構成さ
れ、開封時該ブリッジ８が切断されるようになってい
る。
明する。本発明の代表的な具体例を図１で示すと、合成
樹脂キャップ１は円形状の天面２とこの天面２の周縁か
ら垂下する筒状部３を備え、該天面２の内面には容器口
部に装着されて気密を保持するためのシール部７が形成
されている。筒状部３には円周方向に延びて一周し、筒
状部３を上方の主要部４と下方のピルファープルーフ裾
部５を区画するように破断線６が形成され、該破断線６
は主要部３とピルファープルーフ裾部５を接続するブリ
ッジ８と切り溝９が等間隔で複数個連設されて構成さ
れ、開封時該ブリッジ８が切断されるようになってい
る。
【００１０】主要部４の内面には雌ねじ部１０が形成さ
れ、外面には凹凸状のローレット加工が施されてキャッ
プ１の回転時の確実で容易な把持ができるように構成さ
れている。ピルファープルーフ裾部５の内面には６個の
ウイング片１１が円周方向に等間隔で内径上方向に延び
るように設けられ（図示はその一部）ており、これらの
構成自体は公知のもので広く使用されているものであ
る。
れ、外面には凹凸状のローレット加工が施されてキャッ
プ１の回転時の確実で容易な把持ができるように構成さ
れている。ピルファープルーフ裾部５の内面には６個の
ウイング片１１が円周方向に等間隔で内径上方向に延び
るように設けられ（図示はその一部）ており、これらの
構成自体は公知のもので広く使用されているものであ
る。
【００１１】本発明は、上記のウイング片１１とピルフ
ァープルーフ部５の内面とを接続するように略Ｖ字状の
爪部１２を有するものであり、図１においては６個のウ
イング片１１（図示はその一部）の全てに爪部１２を設
けてあるが、合成樹脂キャップ１の材質の特性から適宜
設けることでもよい。又ウイング１１も含め爪部の厚み
も材質の特性から適宜設定する。
ァープルーフ部５の内面とを接続するように略Ｖ字状の
爪部１２を有するものであり、図１においては６個のウ
イング片１１（図示はその一部）の全てに爪部１２を設
けてあるが、合成樹脂キャップ１の材質の特性から適宜
設けることでもよい。又ウイング１１も含め爪部の厚み
も材質の特性から適宜設定する。
【００１２】次に、本発明の合成樹脂キャップ１が容器
口部に適用される一例を説明する。図３は本発明合成樹
脂キャップ１が使用されるガラス壜の容器口部で口部１
００には、図１で示すキャップ１のシール部７と密着し
て容器の気密を保持する口天部１０１、外周面に雌ねじ
部１０と螺合する雄ねじ部１０２が形成され、雄ねじ部
１０２の下方に隣接した位置には下面部１０４を有する
あご部１０３が設けられている。このような構成の容器
口部は通常の口部であり、アルミ製のピルファープルー
フキャップを装着できる公知のものである。。
口部に適用される一例を説明する。図３は本発明合成樹
脂キャップ１が使用されるガラス壜の容器口部で口部１
００には、図１で示すキャップ１のシール部７と密着し
て容器の気密を保持する口天部１０１、外周面に雌ねじ
部１０と螺合する雄ねじ部１０２が形成され、雄ねじ部
１０２の下方に隣接した位置には下面部１０４を有する
あご部１０３が設けられている。このような構成の容器
口部は通常の口部であり、アルミ製のピルファープルー
フキャップを装着できる公知のものである。。
【００１３】図２は上記のガラス壜の口部１００に合成
樹脂キャップ１を装着した状態を示す一部切り欠き断面
図であり、図４は装着途中の挙動を示す拡大断面図であ
る。すなわち、図１に示す合成樹脂キャップ１をガラス
壜の口部１００に装着するには、ガラス壜口部１００に
合成樹脂キャップ１を被嵌して時計方向に回転（上方向
から見て）させると雄ねじ部１０２と雌ねじ部１０が螺
合されて下方に合成樹脂キャップ１が移動し、ウイング
片１１があご部１０３の位置に来るとあご部１０３の形
状に沿って樹脂の弾性により図４に示すようにウイング
片１１は外周方向に押し広げられとともに爪部１２も其
の角度を縮められながらあご部１０３を通過する。そし
てウイング片はあご部１０３を完全に通過すると弾性的
に元の状態に戻り、あご部１０３の下端部に形成された
下面部１０４に係合し、口天部１０１も密封されて合成
樹脂キャップ１の装着が完了する。
樹脂キャップ１を装着した状態を示す一部切り欠き断面
図であり、図４は装着途中の挙動を示す拡大断面図であ
る。すなわち、図１に示す合成樹脂キャップ１をガラス
壜の口部１００に装着するには、ガラス壜口部１００に
合成樹脂キャップ１を被嵌して時計方向に回転（上方向
から見て）させると雄ねじ部１０２と雌ねじ部１０が螺
合されて下方に合成樹脂キャップ１が移動し、ウイング
片１１があご部１０３の位置に来るとあご部１０３の形
状に沿って樹脂の弾性により図４に示すようにウイング
片１１は外周方向に押し広げられとともに爪部１２も其
の角度を縮められながらあご部１０３を通過する。そし
てウイング片はあご部１０３を完全に通過すると弾性的
に元の状態に戻り、あご部１０３の下端部に形成された
下面部１０４に係合し、口天部１０１も密封されて合成
樹脂キャップ１の装着が完了する。
【００１４】以上のようにガラス壜口部１００に装着さ
れたキャップ１を開封する際には、装着時と逆方向に主
要部４を把持して回転させると、ピルファープルーフ裾
部５はガラス壜口部１００の下面部１０４に係合したウ
イング片１１が抵抗となってあご部に係止され、ブリッ
ジ８が切断されて合成樹脂キャップ１がガラス壜口部１
００から離脱されることは周知の通りあり詳細説明は省
略する。
れたキャップ１を開封する際には、装着時と逆方向に主
要部４を把持して回転させると、ピルファープルーフ裾
部５はガラス壜口部１００の下面部１０４に係合したウ
イング片１１が抵抗となってあご部に係止され、ブリッ
ジ８が切断されて合成樹脂キャップ１がガラス壜口部１
００から離脱されることは周知の通りあり詳細説明は省
略する。
【００１５】
【作用】このように構成された本発明の合成樹脂キャッ
プを装着したガラス壜を開封した結果、爪部のない従来
のキャップに比較して開封のためにキャツプを回転しは
じめる初期トルクは僅かに上昇したが、ブリッジを切断
する際のトルクすなわち開栓力は全く同等であった。
プを装着したガラス壜を開封した結果、爪部のない従来
のキャップに比較して開封のためにキャツプを回転しは
じめる初期トルクは僅かに上昇したが、ブリッジを切断
する際のトルクすなわち開栓力は全く同等であった。
【００１６】次に、ブリッジが切断しはじめるまでのキ
ャップの回転角度を調査した結果、本考案のキャップは
３０°〜７５°の回転であったのに対し、従来キャップ
は１８０°〜２６０°であった。特に従来キャップで２
５０°以上回転したものにおいてはブリッジが切断され
る前に容器の気密が開放される現象が認められた。
ャップの回転角度を調査した結果、本考案のキャップは
３０°〜７５°の回転であったのに対し、従来キャップ
は１８０°〜２６０°であった。特に従来キャップで２
５０°以上回転したものにおいてはブリッジが切断され
る前に容器の気密が開放される現象が認められた。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明の合成樹脂キ
ャップによれば、キャップの開封時において、キャップ
を回転させたときウイング片の係合力は、爪部による外
周方向へ押し広げるスプリング作用により増加されてい
るのでウイング片の変形が大幅に減少され、キャップを
少し回転させるだけでブリッジの切断ができるので開封
が簡単で、またキャップの抜け等の防止が完全に可能と
なる。
ャップによれば、キャップの開封時において、キャップ
を回転させたときウイング片の係合力は、爪部による外
周方向へ押し広げるスプリング作用により増加されてい
るのでウイング片の変形が大幅に減少され、キャップを
少し回転させるだけでブリッジの切断ができるので開封
が簡単で、またキャップの抜け等の防止が完全に可能と
なる。
【００１８】また、上記の開封時のキャップの回転角度
が少なくてブリッジが切断されるので、キャップのみの
回転により気密が開放されて放置されるといういわゆる
ピルファープルーフ性能が損なわれることも防止でき
る。
が少なくてブリッジが切断されるので、キャップのみの
回転により気密が開放されて放置されるといういわゆる
ピルファープルーフ性能が損なわれることも防止でき
る。
【００１９】従って、壜に内容物を充填した後ピルファ
ープルーフ性能を確実に維持でき、且つ開封性が向上し
て消費者段階における開封に係わるトラブルもなくなる
ので、本発明は従来の問題点を解消したものとして業界
に寄与するところは極めて大きいものがある。
ープルーフ性能を確実に維持でき、且つ開封性が向上し
て消費者段階における開封に係わるトラブルもなくなる
ので、本発明は従来の問題点を解消したものとして業界
に寄与するところは極めて大きいものがある。
【図１】本発明の実施例のを示す一部切り欠き断斜視面
図である。
図である。
【図２】本発明の実施例の合成キャップの装着状態を示
す一部切欠き断面図である。
す一部切欠き断面図である。
【図３】図１に示す合成樹脂キャップが適用されるガラ
ス壜口部の側面図を示す。
ス壜口部の側面図を示す。
【図４】（ａ）は図１に示す合成樹脂キャップが図２の
ガラス壜口部装着される際のウイング片と爪部の挙動を
示す部分断面図であり、（ｂ）はそのＡ−Ａ断面図であ
る。
ガラス壜口部装着される際のウイング片と爪部の挙動を
示す部分断面図であり、（ｂ）はそのＡ−Ａ断面図であ
る。
【図５】本発明の応用例を示す。
【図６】本発明の別の応用例を示す。
【図７】本発明の別の応用例を示す。
【図８】従来の合成樹脂キャップを示す一部切り欠き断
斜視面図である。
斜視面図である。
【図９】従来の合成樹脂キャップ装着状態を示す一部切
欠き断面図である。
欠き断面図である。
１ 合成樹脂キャップ ２ 天面 ３ 筒状部 ４ 主要
部 ５ ピルファープルーフ裾部 ６ 切断
線 ７ シール部 ８ ブリ
ッジ ９ スリット １０ 雌
ねじ部 １１ ウイング片 １２ 爪
部 １００ ガラス壜口部 １０１
口天部 １０２ 雄ねじ部 １０３
あご部 １０４ 下面部
部 ５ ピルファープルーフ裾部 ６ 切断
線 ７ シール部 ８ ブリ
ッジ ９ スリット １０ 雌
ねじ部 １１ ウイング片 １２ 爪
部 １００ ガラス壜口部 １０１
口天部 １０２ 雄ねじ部 １０３
あご部 １０４ 下面部
Claims (2)
- 【請求項１】外周面に雄ねじ部を有し、該雄ねじ部の下
方に隣接した位置にあご部が形成されている容器口部を
備えた容器のためのピルファープルーフ性能を有する合
成樹脂キャップであって、天面と該天面の周縁から垂下
する筒状部を備え、該筒状部には円周方向に一周する破
断線が形成され、該破断線により上方の主要部と下方の
ピルファーフルーフ裾部とに区画され、該主要部の内面
には前記の容器口部の雄ねじ部と螺合される雌ねじ部が
形成され、該ピルファーフルーフ裾部の内面には内径上
方向に延びる少なくとも２個以上のウイング片が形成さ
れ、キャップが容器口部に装着されの場合に該ウイング
片は弾性的に外周方向に押し広げられてあご部を通過す
ることができるとともに容器口部を上方の主要部で完全
に密封して、あご部を通過したウイング片が弾性により
元の状態に戻って該ウイング片の上端縁が該あご部の下
面に係合するように構成されたしてピルファープルーフ
性能を有する合成樹脂キャップにおいて、 ピルファープルーフ裾部内壁とウイング片と該ウイング
片を外周方向に押し広げることができるように略Ｖ字の
断面となる形状の爪部で連設されていることを特徴とす
る合成樹脂キャップ。 - 【請求項２】ピルファープルーフ裾部内壁とウイング片
が連設されている略Ｖ字の断面となる形状の爪部の略Ｖ
字を形成している角度が３０°〜１７０°であることを
特徴とする請求項１に記載の合成樹脂キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6106027A JPH07291318A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 合成樹脂キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6106027A JPH07291318A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 合成樹脂キャップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07291318A true JPH07291318A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14423165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6106027A Pending JPH07291318A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 合成樹脂キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07291318A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004284094A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Ricoh Co Ltd | インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
| US7451898B2 (en) | 2002-09-11 | 2008-11-18 | Obrist Closures Switzerland Gmbh | Tamper evident closure with locking band |
| US7637384B2 (en) | 2002-08-09 | 2009-12-29 | Crown Packaging Technology, Inc. | Tamper evident closure with locking band and container therefor |
| GB2551566A (en) * | 2016-06-23 | 2017-12-27 | Greif Int Holding Bv | Tamper evident screw closures |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP6106027A patent/JPH07291318A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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