JPH09142505A - 合成樹脂製キャップ - Google Patents
合成樹脂製キャップInfo
- Publication number
- JPH09142505A JPH09142505A JP7323723A JP32372395A JPH09142505A JP H09142505 A JPH09142505 A JP H09142505A JP 7323723 A JP7323723 A JP 7323723A JP 32372395 A JP32372395 A JP 32372395A JP H09142505 A JPH09142505 A JP H09142505A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- synthetic resin
- protrusion
- container
- bridge
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
- B65D41/34—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
- B65D41/3423—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt
- B65D41/3428—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】飲料水や液体調味料などを充填する容器口部を
密封するキャップのピルファープルーフ性の向上、開封
性の向上を図り、併せてキャッピングのし易い合成樹脂
製のキャップを提供すること。 【構成】ピルファープルーフ裾部5の内面に、2つ以上
の外面に拡がった溝10が形成された溝付突起部8とそ
の内部に該溝付突起部8と係合する凸状突起部9を連結
帯13により連なって設け、且つ凸状突起部9は合成樹
脂キャップ1の下端部にてピルファープルーフ裾部5と
連設されている。
密封するキャップのピルファープルーフ性の向上、開封
性の向上を図り、併せてキャッピングのし易い合成樹脂
製のキャップを提供すること。 【構成】ピルファープルーフ裾部5の内面に、2つ以上
の外面に拡がった溝10が形成された溝付突起部8とそ
の内部に該溝付突起部8と係合する凸状突起部9を連結
帯13により連なって設け、且つ凸状突起部9は合成樹
脂キャップ1の下端部にてピルファープルーフ裾部5と
連設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料水、液体調味料等
が充填されるガラス壜やプラスチック壜の口部を密封す
るための合成樹製キャップに関するもので、その目的と
するところは、信頼性の高いピルファープルーフ性(以
下、PP性という)と開封時の容易性を大幅に向上させ
ることができる合成樹脂製キャップの改良に関するもの
である。
が充填されるガラス壜やプラスチック壜の口部を密封す
るための合成樹製キャップに関するもので、その目的と
するところは、信頼性の高いピルファープルーフ性(以
下、PP性という)と開封時の容易性を大幅に向上させ
ることができる合成樹脂製キャップの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】飲料水や液体の調味料等の容器口部を密
封するキャップはアルミニウム製のものが多く使用され
ているが、アルミキャップの破断線の切断部により手を
怪我したりキャツパーの大がかりな設備が必要等の点か
ら、最近になってその使い勝手もあり合成樹脂製のキャ
ップが広く使用されるようになってきた。これらの合成
樹脂製のキャップは容器口部に装着されて気密性、PP
性、開封性の機能を発揮させるためにいろいろの改良が
なされており、それらの機能の向上の著しい進歩を遂げ
てきている。
封するキャップはアルミニウム製のものが多く使用され
ているが、アルミキャップの破断線の切断部により手を
怪我したりキャツパーの大がかりな設備が必要等の点か
ら、最近になってその使い勝手もあり合成樹脂製のキャ
ップが広く使用されるようになってきた。これらの合成
樹脂製のキャップは容器口部に装着されて気密性、PP
性、開封性の機能を発揮させるためにいろいろの改良が
なされており、それらの機能の向上の著しい進歩を遂げ
てきている。
【0003】現在使用されている合成樹脂製キャップと
容器口部の主な係合構造は、PP裾部内面に舌片やウイ
ング片等の凸状部を突設し、合成樹脂の弾性を利用して
変形させつつ容器口部の下方に設けたあご部下面に元の
状態に戻すことにより係合させることを基本構成として
いる。
容器口部の主な係合構造は、PP裾部内面に舌片やウイ
ング片等の凸状部を突設し、合成樹脂の弾性を利用して
変形させつつ容器口部の下方に設けたあご部下面に元の
状態に戻すことにより係合させることを基本構成として
いる。
【0004】しかし、合成樹脂製キャップに設けられた
これらの舌片やウイング片等の凸状部があご部に係合し
ても、合成樹脂の特性である弾性や延性によって凸状部
が延びたり変形したりして、容器の口天部を押さえる力
が不足し、例えば炭酸飲料のガスが漏れたりホットパッ
クの減圧が開放されるなどの気密不良となったり、ある
いは、キャツプ開封時にキャッップを半周以上回転させ
ても切断線のブリッジが切断されず、開封に手間取って
消費者からの苦情が出る要因の1つにもなっていた。
これらの舌片やウイング片等の凸状部があご部に係合し
ても、合成樹脂の特性である弾性や延性によって凸状部
が延びたり変形したりして、容器の口天部を押さえる力
が不足し、例えば炭酸飲料のガスが漏れたりホットパッ
クの減圧が開放されるなどの気密不良となったり、ある
いは、キャツプ開封時にキャッップを半周以上回転させ
ても切断線のブリッジが切断されず、開封に手間取って
消費者からの苦情が出る要因の1つにもなっていた。
【0005】更に、最も大きな問題点の1つとしてキャ
ップの回転させたことにより、気密が開放されたにもか
かわらず、ブリッジが全く切断されずに放置されて、外
観的に見ただけでは一見正常品見誤るというPP性を損
なうトラブルが発生する危険性が非常に高かった。これ
らの問題を解決するために合成樹脂の材質を弾性や延性
の低いものにしたり、キャップと容器の嵌合の寸法関係
を小さくしたり、或いは凸状部の設置数を多くしたりす
るなどの改良がなされているが、これらの改良はキャッ
ピング後の性能の向上にはある程度寄与するものの、キ
ャッピング時の装着のし難さの問題が新たに発生してい
る。
ップの回転させたことにより、気密が開放されたにもか
かわらず、ブリッジが全く切断されずに放置されて、外
観的に見ただけでは一見正常品見誤るというPP性を損
なうトラブルが発生する危険性が非常に高かった。これ
らの問題を解決するために合成樹脂の材質を弾性や延性
の低いものにしたり、キャップと容器の嵌合の寸法関係
を小さくしたり、或いは凸状部の設置数を多くしたりす
るなどの改良がなされているが、これらの改良はキャッ
ピング後の性能の向上にはある程度寄与するものの、キ
ャッピング時の装着のし難さの問題が新たに発生してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題点を解決するために、キャップ装着時のキャップの
係合部の変形による抵抗力が極めて弱くして装着しやす
くし、キャッピング後は容器との係合力が強くて気密性
やPP性を確実に確保するとともに、開封時には少しの
キャップ回転でブリッジを容易に確実に切断させること
ができる合成樹脂製のキャップを提供するものである。
問題点を解決するために、キャップ装着時のキャップの
係合部の変形による抵抗力が極めて弱くして装着しやす
くし、キャッピング後は容器との係合力が強くて気密性
やPP性を確実に確保するとともに、開封時には少しの
キャップ回転でブリッジを容易に確実に切断させること
ができる合成樹脂製のキャップを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、外周面に雄ねじ部とこの雄ねじ
部に隣接した下方位置にあご部が形成されている容器口
部を備えた容器のためのPP性能を有する合成樹脂製キ
ャップであって、天面と該天面の周縁から垂下する筒状
部とを具備し、該筒状部には円周方向に延びるブリッジ
とスリットからなる破断線が形成されていて、該破断線
により上方の主要部と下方のPP裾部に区画されてお
り、該主要部の内面には前記容器口部の雄ねじ部と螺合
される雌ねじ部が形成され、一方、該PP裾部の内面に
は少なくとも2つ以上の外周面に向かって拡がった溝を
有する溝付突起部を備え、その内側部には該溝付突起部
と係合する外周面に向かって拡がった凸状突起部が連結
帯によって円周上に連なって設けられ、且つ該凸状突起
部は合成樹脂製キャップの下端部にてPP裾部と連設さ
れていることを特徴とするるものである。
めになされた本発明は、外周面に雄ねじ部とこの雄ねじ
部に隣接した下方位置にあご部が形成されている容器口
部を備えた容器のためのPP性能を有する合成樹脂製キ
ャップであって、天面と該天面の周縁から垂下する筒状
部とを具備し、該筒状部には円周方向に延びるブリッジ
とスリットからなる破断線が形成されていて、該破断線
により上方の主要部と下方のPP裾部に区画されてお
り、該主要部の内面には前記容器口部の雄ねじ部と螺合
される雌ねじ部が形成され、一方、該PP裾部の内面に
は少なくとも2つ以上の外周面に向かって拡がった溝を
有する溝付突起部を備え、その内側部には該溝付突起部
と係合する外周面に向かって拡がった凸状突起部が連結
帯によって円周上に連なって設けられ、且つ該凸状突起
部は合成樹脂製キャップの下端部にてPP裾部と連設さ
れていることを特徴とするるものである。
【0008】ここで本発明の合成樹脂キャップの構造を
形成するためには、キャップを公知の成形手段で図4に
示すように、PP裾部5の下方部に凸状突起部9を連結
帯13で連設して成形し、その後、白抜き矢印で示した
キャップの内面方向に凸状突起部9を折り曲げ、PP裾
部5の内面に設けた溝付突起部8と合成樹脂の弾性を利
用して係合させる。溝付突起部8に形成された溝10と
凸状突起部9はともに外周方向に拡がった形状の凹凸で
嵌合する構成となっているので、一旦溝付突起部8に形
成された溝10と凸状突起部9が係合すると凸状突起部
9は外周方向には僅かな力で変形しながら拡がることが
できるが、内部方向には戻らない構造となっている。
形成するためには、キャップを公知の成形手段で図4に
示すように、PP裾部5の下方部に凸状突起部9を連結
帯13で連設して成形し、その後、白抜き矢印で示した
キャップの内面方向に凸状突起部9を折り曲げ、PP裾
部5の内面に設けた溝付突起部8と合成樹脂の弾性を利
用して係合させる。溝付突起部8に形成された溝10と
凸状突起部9はともに外周方向に拡がった形状の凹凸で
嵌合する構成となっているので、一旦溝付突起部8に形
成された溝10と凸状突起部9が係合すると凸状突起部
9は外周方向には僅かな力で変形しながら拡がることが
できるが、内部方向には戻らない構造となっている。
【0009】なお、凹状突起部8が形成する溝10と凸
状突起部9の設置数は、ともに少なくとも2つ以上必要
であり、キャップの成形性と機能性から好ましくは4個
〜12個とすることが望ましく、等間隔に設置すること
が望ましいが、設置数が多いときはキャップの中心に対
してほぼ点対称に配置されていれば等間隔でなくてもよ
い。ここで、連結帯13は円周上に2つ以上に分割され
ていてもよい。
状突起部9の設置数は、ともに少なくとも2つ以上必要
であり、キャップの成形性と機能性から好ましくは4個
〜12個とすることが望ましく、等間隔に設置すること
が望ましいが、設置数が多いときはキャップの中心に対
してほぼ点対称に配置されていれば等間隔でなくてもよ
い。ここで、連結帯13は円周上に2つ以上に分割され
ていてもよい。
【0010】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例を図面を参照
しつつ説明する。図1は本発明の実施例を示す液体容器
の口部に本発明の合成樹脂キャップを装着した関係の縦
断面図あり、パッキン部材Pを備えたキャップ1が容器
口部100に装着されている。キャップ1は壜口100
の外周面に形成された雄ねじ部102とキャップ1の筒
状部3の内面に形成された雌ねじ部7と螺合し、さら
に、あご部103の下面に形成されたテーパ部104と
溝付突起部8と係合した凸状突起部9と係合し、キャッ
プ1の天面2は前記の嵌合によって下方に押さえつけら
れてパッキン部材Pと容器口天104が強く密着して容
器内部の気密を保つ構成となっている。なお、図5はそ
の全体を示す一部断面図である。
しつつ説明する。図1は本発明の実施例を示す液体容器
の口部に本発明の合成樹脂キャップを装着した関係の縦
断面図あり、パッキン部材Pを備えたキャップ1が容器
口部100に装着されている。キャップ1は壜口100
の外周面に形成された雄ねじ部102とキャップ1の筒
状部3の内面に形成された雌ねじ部7と螺合し、さら
に、あご部103の下面に形成されたテーパ部104と
溝付突起部8と係合した凸状突起部9と係合し、キャッ
プ1の天面2は前記の嵌合によって下方に押さえつけら
れてパッキン部材Pと容器口天104が強く密着して容
器内部の気密を保つ構成となっている。なお、図5はそ
の全体を示す一部断面図である。
【0011】キャップ1の容器口部100への装着につ
いて説明すると、まず充填を完了した容器口部100に
キャップ1を被せて時計回りに回転させると、凸状突起
部9はその弾性によって外周方向に拡がり、併せて連結
帯13が延びて外周方向に拡がりながら、壜口100の
外周面に形成された雄ねじ部102とキャップ1の筒状
部3の内面に形成された雌ねじ部7と螺合しながらキャ
ップ1は下方に進み、更に回転させることによりパッキ
ン部材Pを口天101に圧着させながらさらに下方に進
んであご部103を凸状突起部9が通過し、そして弾性
に凸状突起部9が内側に復元してあご下面のテーパ部1
04密接係合することによって装着が完了する。実施例
では図2で示すように8個の凸状突起部9を有してい
る。
いて説明すると、まず充填を完了した容器口部100に
キャップ1を被せて時計回りに回転させると、凸状突起
部9はその弾性によって外周方向に拡がり、併せて連結
帯13が延びて外周方向に拡がりながら、壜口100の
外周面に形成された雄ねじ部102とキャップ1の筒状
部3の内面に形成された雌ねじ部7と螺合しながらキャ
ップ1は下方に進み、更に回転させることによりパッキ
ン部材Pを口天101に圧着させながらさらに下方に進
んであご部103を凸状突起部9が通過し、そして弾性
に凸状突起部9が内側に復元してあご下面のテーパ部1
04密接係合することによって装着が完了する。実施例
では図2で示すように8個の凸状突起部9を有してい
る。
【0012】
【作用】このような構成の本発明の合成樹脂キャップ
は、装着時に凸状突起部9は溝付突起部8の凹溝10と
係合し、図2及び図2を一部拡大した図3で示すように
その係合の構成から弾性によって外周方向には連結帯1
3を延ばして拡げることができるが、外周方向に拡がっ
た形状の凹溝10と凸状突起部9の係合していることで
内側方向に一定以上は復元しないようになっており、装
着時に余分な力を必要としないような機構となってい
る。
は、装着時に凸状突起部9は溝付突起部8の凹溝10と
係合し、図2及び図2を一部拡大した図3で示すように
その係合の構成から弾性によって外周方向には連結帯1
3を延ばして拡げることができるが、外周方向に拡がっ
た形状の凹溝10と凸状突起部9の係合していることで
内側方向に一定以上は復元しないようになっており、装
着時に余分な力を必要としないような機構となってい
る。
【0013】そして、一旦合成樹脂製キャップ1が容器
口部100に装着されると、あご下面のテーパ部104
にしっかりと凸状突起部9が密接係合して固定されてパ
ッキン部材Pが容器口部100の口天101に圧着され
るので、容器内に充填された内容物の圧力や減圧を確実
に保持することができる。
口部100に装着されると、あご下面のテーパ部104
にしっかりと凸状突起部9が密接係合して固定されてパ
ッキン部材Pが容器口部100の口天101に圧着され
るので、容器内に充填された内容物の圧力や減圧を確実
に保持することができる。
【0014】次に、容器口部100に装着された合成樹
脂製キャップ1を開封する場合は、キャップ1の筒状部
3を時計方向と逆方向に回転させると、キャップ1は上
方向に移動しようとする一方で、凸状突起部9があご下
面のテーパ部104にしっかりと密接係合しているため
に回転を阻止しようとする力がキャップ1に加わり、そ
の結果最も弱いブリッジ11とスリット12からなる破
断線6のブリッジ11に集中して切断され、キャップ装
着が開放される。この時凸状突起部9は溝付突起部8の
凹溝10と係合しているので回転力によって凸状突起部
9の変形はほとんど起こらず、従って空回りもほとんど
なく開封されることとなり、開封性も非常に優れたもの
となり、結果としてPP性が確実に保証されることとな
る。
脂製キャップ1を開封する場合は、キャップ1の筒状部
3を時計方向と逆方向に回転させると、キャップ1は上
方向に移動しようとする一方で、凸状突起部9があご下
面のテーパ部104にしっかりと密接係合しているため
に回転を阻止しようとする力がキャップ1に加わり、そ
の結果最も弱いブリッジ11とスリット12からなる破
断線6のブリッジ11に集中して切断され、キャップ装
着が開放される。この時凸状突起部9は溝付突起部8の
凹溝10と係合しているので回転力によって凸状突起部
9の変形はほとんど起こらず、従って空回りもほとんど
なく開封されることとなり、開封性も非常に優れたもの
となり、結果としてPP性が確実に保証されることとな
る。
【0015】ちなみに開封時の開栓トルクを28PPキャ
ップで測定したとき、従来の合成樹脂キャップと比較し
て、開栓トルク値はほとんど同一レベルであったが、ブ
リッジ11が切断しはじめるキャップの空転角度では本
発明の合成樹脂性キャップが20〜50°でありバラツ
キも小さかったのに対し、従来の合成樹脂性キャップは
150〜270°となり、バラツキも非常に大きく、空
転角度の大きいものにおいてはブリッジの切断が始まる
前に容器内の内容物の気密が開放されたり、ブリッジが
全く切断されずにキャップが抜けたものもあった。
ップで測定したとき、従来の合成樹脂キャップと比較し
て、開栓トルク値はほとんど同一レベルであったが、ブ
リッジ11が切断しはじめるキャップの空転角度では本
発明の合成樹脂性キャップが20〜50°でありバラツ
キも小さかったのに対し、従来の合成樹脂性キャップは
150〜270°となり、バラツキも非常に大きく、空
転角度の大きいものにおいてはブリッジの切断が始まる
前に容器内の内容物の気密が開放されたり、ブリッジが
全く切断されずにキャップが抜けたものもあった。
【0016】一方、容器口部の寸法、特に口天部からあ
ご下テーパ面の距離がバラツキのあるサンプルを準備し
て本発明の合成樹脂製キャップを装着し、合成樹脂製キ
ャップと容器口部の係合状態と開封性について確認した
ところ、合成樹脂の弾性によって容器口部寸法のバラツ
キが吸収されて確実にキャップが装着されていた。そし
て、開栓トルク値等も正常品と同等のレベルであること
が確認された。
ご下テーパ面の距離がバラツキのあるサンプルを準備し
て本発明の合成樹脂製キャップを装着し、合成樹脂製キ
ャップと容器口部の係合状態と開封性について確認した
ところ、合成樹脂の弾性によって容器口部寸法のバラツ
キが吸収されて確実にキャップが装着されていた。そし
て、開栓トルク値等も正常品と同等のレベルであること
が確認された。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の合成樹脂キ
ャップは、口部あご下面のテーパ部に係合する凸状突起
部をPP裾部の内面に形成した溝付突起部に係合させる
構成としたので、容器口部にキャッピングするには小さ
い力で装着ができ、装着されたキャップは係合力が強い
ので確実に容器の気密を保持することがでる。更に、開
封時においては凸状突起部の変形が少なくなるので空転
やスッポ抜けの発生も防止でき、容易に少ない回転でブ
リッジの切断が可能であり、このことはPP性を十分に
満足できるものとなる。従って本発明の合成樹脂キャッ
プは従来の問題点を解決し、大幅に改善されたものとし
て産業の発達に寄与するところは極めて大である。
ャップは、口部あご下面のテーパ部に係合する凸状突起
部をPP裾部の内面に形成した溝付突起部に係合させる
構成としたので、容器口部にキャッピングするには小さ
い力で装着ができ、装着されたキャップは係合力が強い
ので確実に容器の気密を保持することがでる。更に、開
封時においては凸状突起部の変形が少なくなるので空転
やスッポ抜けの発生も防止でき、容易に少ない回転でブ
リッジの切断が可能であり、このことはPP性を十分に
満足できるものとなる。従って本発明の合成樹脂キャッ
プは従来の問題点を解決し、大幅に改善されたものとし
て産業の発達に寄与するところは極めて大である。
【図1】本発明の実施例の合成樹脂製キャップが容器口
部に装着された状態の断面図である。
部に装着された状態の断面図である。
【図2】図1の合成樹脂製キャップのA−A断面端面図
を示す。
を示す。
【図3】図2のB部の拡大図である。
【図4】本発明の合成樹脂キャップの成形時のPP裾部
の形状を示す。そして白抜き矢印の方向に折り曲げて本
発明の合成樹脂キャップが形成される。
の形状を示す。そして白抜き矢印の方向に折り曲げて本
発明の合成樹脂キャップが形成される。
【図5】本発明の合成樹脂キャップの全体を示す一部断
面図である。
面図である。
1 合成樹脂製キャップ 2 天面 3 筒状部 4 主要部 5 ピルファープルーフ裾部 6 破断線 7 雌ねじ部 8 溝付突起部 9 凸状突起部 10 凹溝 11 ブリッジ 12 スリット 13 連結帯 100 容器口部 101 容器天面 102 雄ねじ部 103 あご部 104 テーパ部
Claims (1)
- 【請求項1】外周面に雄ねじ部(102)とこの雄ねじ
部(102)に隣接した下方位置にあご部(103)が
形成されている容器口部(100)を備えた容器のため
のピルファープルーフ性能を有する合成樹脂製キャップ
(1)であって、天面(2)と該天面(2)の周縁から
垂下する筒状部(3)とを具備し、該筒状部(3)には
円周方向に延びるブリッジ(11)とスリット(12)
からなる破断線(6)が形成されていて、該破断線
(6)により上方の主要部(4)と下方のピルファープ
ルーフ裾部(5)に区画されており、該主要部(4)の
内面には前記容器口部(100)の雄ねじ部(102)
と螺合される雌ねじ部(7)が形成され、一方、該ピル
ファープルーフ裾部(5)の内面には少なくとも2つ以
上の外周面に向かって拡がった溝(10)を有する溝付
突起部(8)を備え、その内側部には該溝付突起部
(8)と係合する外周面に向かって拡がった凸状突起部
(9)が連結帯(13)によって円周上に連なって設け
られ、且つ該凸状突起部(9)は合成樹脂製キャップ
(1)の下端部にてピルファープルーフ裾部(5)と連
設されていることを特徴とする合成樹脂製キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323723A JPH09142505A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 合成樹脂製キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323723A JPH09142505A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 合成樹脂製キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09142505A true JPH09142505A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18157894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7323723A Pending JPH09142505A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 合成樹脂製キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09142505A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003093129A1 (en) * | 2002-05-02 | 2003-11-13 | Bormioli Rocco & Figlio S.P.A. | Child-proof capsule with security strip |
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1995
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