JPH07291232A - 紐の結束機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所要長の各種の紐で各種各様の被結束物の周
囲に紐を回し紐の端部で機械的に絡結びをする。 【構成】 箸状の爪の先端部が前後、左右、上下、自
転、掴む、はなす機能を備えた一対の爪５及びＬ形の爪
の先端部が前後、左右、掴む、はなす機能を備えた一対
の爪６とＵ形の爪の先端部が左右、掴む、はなす、旋回
機能を備えた一対の爪７を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ビニ−ル紐、かんぴょ
うの紐、コラ−ゲンの紐、大豆タンパクの紐、麻の紐、
縄、ゴム紐、合成繊維の紐、ワイヤ−、くさり、リボ
ン、組み紐、糸、紙紐、いぐさ、ロ−プ、皮紐等でダミ
−を使い下記に示す絡結びをして装飾用にしたり又、お
でんの巾着、昆布巻、にしん巻、花束、食料品の入った
瓶、醤油・酢の瓶、食料品の入った袋、お茶の袋、飲料
水の入った瓶、酒類の瓶、羊羹、菓子箱、お菓子の袋等
に紐を廻し紐の端部で機械的に絡結びをする手段並びに
装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】この種の結束装置としては、例えば特開
平２−４４４９号公報に記載された装置が知られてお
り、長い紐を回転台に取り付けた四つの滑車を介して被
結束物並びに結束用爪に巻き付けて結束するよう構成し
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この様な従来の結束装
置では底側に回転台があり、側面には紐を巻き付ける四
つの滑車が通過する為被結束物を固定する充分なスペ−
スが無く。しかも結束時逸脱したり切断すると四つの滑
車に紐を掛け通しの為に装置を停止させることになり。
結束のサイクルタイムが長くなり結束作業の能率向上を
図ることが出来ない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決する為に、箸状の爪の先端部が前後、
左右、上下、回転、掴む、はなす機能を備えた一対の爪
７及びＬ形の爪の先端部が前後、左右、掴む、はなす機
能を備えた一対の爪８とＵ形の爪の先端部が前後、左
右、掴む、はなす、支持軸を中心に回転機能を備えた一
対の爪９を設けて成る紐の結束機を提案するものであ
る。

【０００５】

【発明の作用】図面を参照して説明すると、図１〜図５
に示すように、供給された所要長さの紐の両端を爪１、
２で掴み、爪２は。供給された被結束物４と爪３に。反
時計方向に巻き付けて止まる。爪１は紐の両端部を交差
させてさらに時計方向に移動しながら爪を上昇並びに時
計方向に２７０゜自転し開かれた爪３の間を通過した位
置で止まり、爪１から爪３に紐を持ちかえる。次に紐を
掴んだ爪３は時計方向に９０゜回転しつつ右側に移動す
ると共に爪２も左に移動し紐を締め付けると１回目の結
び目が出来る。その間に爪１は次に記述する紐持ち替え
位置に待機する。次に図６〜図９に示すように爪３を反
時計方向に９０゜旋回し爪３で掴んでいる紐を爪１に持
ちかえて止まる。爪３はスタ−ト位置に戻る。次に爪２
が右側に移動して爪３に紐を引っかけてさらに右側に移
動してとまる。爪１は紐の両端部を交差させてさらに時
計方向に移動しながら上昇並びに反時計方向に１８０゜
自転し開かれた爪３の手前で止まり、爪１から爪３に紐
を持ちかえる。次に紐を掴んだ爪３は時計方向に９０゜
旋回しつつ左側に移動すると共に爪２も右に移動して紐
を締め付けると２回目の結び目が出来、絡め結びが完成
する。その間に爪１は反時計方向に９０゜自転しスタ−
ト位置に戻る。尚爪２、３は紐をはなしスタ−ト位置に
戻り結束の作用工程が完了する。

【０００６】

【実施例】図面を参照して説明すると、図１１〜図１３
は本発明の一実施例による紐の結束機全体を示す。

【０００７】図１１、図１２に示すように、架台２０に
固定された断面がスプライン形のガイドレ−ル２１に懸
架した可動フレ−ム２３は、架台２０に固定した電動シ
リンダ−１１で移動される。可動フレ−ム２３と、ガイ
ドア−ム２６はピンヒンジ構造で連結しガイドア−ム２
６に取付た電動シリンダ−１３のロッド先端部分で固定
しガイドア−ム２６に保持された断面がスプライン形の
ロッド２８を取付け、下端部にア−ム６を固定して電動
シリンダ−１３でア−ム６が上下移動並びに電動シリン
ダ−９、１１で前後左右に移動される。シリンダユニッ
ト１８のロッド先端部分で固定した内軸と歯車を取付け
た外軸はア−ム６で保持されている。その外軸と内軸に
リンク構造で取付た爪１は、電動機１７では自転され、
シリンダユニット１８で掴む、はなすよう構成されてい
る。

【０００８】図１１、図１２に示すように架台２０に固
定された断面がスプライン形のガイドレ−ル２１に懸架
した可動フレ−ム２４は、架台２０に固定した電動シリ
ンダ−１０で移動される。可動フレ−ム２４と、ガイド
ア−ム２７はピンヒンジ構造で連結しガイドア−ム２７
に取付た電動シリンダ−１２のロッド先端部分で固定し
ガイドア−ム２７に保持された断面がスプライン形のロ
ッド２９を取付け、下端部にア−ム７を固定して電動シ
リンダ−１２でア−ム７が上下移動並びに電動シリンダ
−８、１０で前後左右に移動される。シリンダユニット
１９のロッド先端部分で固定した爪２は、シリンダユニ
ット１９で掴む、はなすよう構成されている。

【０００９】図１３に示すように架台２０に固定されガ
イドレ−ル２２に搭載された可動フレ−ム２５は、ガイ
ドレ−ル２２に固定した電動シリンダ−１４で移動され
る。可動フレ−ム２５に固定したシリンダユニット１５
のロッド先端部分で固定した内軸と歯車を取付た外軸は
可動フレ−ム２５に固定した２個のベアリングユニット
で保持されている。その外軸と内軸の先端部に爪３を各
々固着し、電動機１６旋回され、電動シリンダ−１５で
掴む、はなすよう構成されている。

【００１０】

【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので以下に記載されるような効果を奏する。

【００１１】所要長の紐で結束するので紐尻の抵抗に影
響されることなく逸脱せず確実に一定の結束が得られ
る。

【００１２】所要長の紐で結束するので結束中に紐が切
断してもその一工程を見送れば次の工程に入ることが出
来できるのでサイクルタイムの短縮が計れる。

【００１３】結束位置の下部に充分なスペ−スがあるの
で被結束物の固定が容易に出来る。

【００１４】結束位置の下部に充分なスペ−スがあるの
で被結束物の自動供給及び排出が容易に出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】結束部分の斜視図である。

【図２】絡結びが進行する経過をあらわした作用説明図
である。

【図３】絡結びが進行する経過をあらわした作用説明図
である。

【図４】絡結びが進行する経過をあらわした作用説明図
である。

【図５】絡結びが進行する経過をあらわした作用説明図
である。

【図６】絡結びが進行する経過をあらわした作用説明図
である。

【図７】絡結びが進行する経過をあらわした作用説明図
である。

【図８】絡結びが進行する経過をあらわした作用説明図
である。

【図９】二回目の結びが出来て絡結びが完了した作用説
明図である。

【図１０】結び目を示した図である。

【図１１】紐の結束機全体を示す正面図である。

【図１２】紐の結束機全体を示す平面図である。

【図１３】紐の結束機全体を示す側面図である。

【符号の説明】

１、２、３ 爪 ４ 被結束物 ５ 紐 ６、７ ア−ム ８、９、１０、１１、１２、１３、１４、１５ 電動シ
リンダ− １６、１７ 電動機 １８、１９ シリンダ−ユニット ２０ 架台 ２１、２２ ガイドレ−ル ２３、２４、２５ 可動フレ−ム ２６、２７ ガイドア−ム ２８、２９ ロッド

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 箸状の爪の先端部が前後、左右、上下、
   自転、掴む、はなす機能を備えた一対の爪（１）及びＬ
   形の爪の先端部が前後、左右、掴む、はなす機能を備え
   た一対の爪（２）とＵ形の爪の先端部が左右、掴む、は
   なす、旋回機能を備えた一対の爪（３）を設けて成るこ
   とを特徴とする紐の結束機。
2. 【請求項２】 架台（２０）に固定された断面がスプラ
   イン形のガイドレ−ル（２１）に懸架した可動フレ−ム
   （２３）は、架台（２０）に固定した電動シリンダ−
   （１１）で移動される。可動フレ−ム（２３）と、ガイ
   ドア−ム（２６）はピンヒンジ構造で連結しガイドア−
   ム（２６）に取付た電動シリンダ−（１３）のロッド先
   端部分で固定しガイドア−ム（２６）に保持された断面
   がスプライン形のロッド（２８）を取付け、下端部にア
   −ム（６）を固定して電動シリンダ−（１３）でア−ム
   （６）が上下移動並びに電動シリンダ−（９）（１１）
   で前後左右に移動される。シリンダユニット（１８）の
   ロッド先端部分で固定した内軸と歯車を取付けた外軸は
   ア−ム（６）で保持されている。その外軸と内軸にリン
   ク構造で取付た前記記載の爪１は、電動機（１７）では
   自転され、シリンダユニット（１８）で掴む、はなすよ
   う構成された請求項１記載の紐の結束機。
3. 【請求項３】 架台（２０）に固定された断面がスプラ
   イン形のガイドレ−ル（２１）に懸架した可動フレ−ム
   （２４）は、架台（２０）に固定した電動シリンダ−
   （１０）で移動される。可動フレ−ム（２４）と、ガイ
   ドア−ム（２７）はピンヒンジ構造で連結しガイドア−
   ム（２７）に取付た電動シリンダ−（１２）のロッド先
   端部分で固定しガイドア−ム（２７）に保持された断面
   がスプライン形のロッド（２９）を取付け、下端部にア
   −ム（７）を固定して電動シリンダ−（１２）でア−ム
   （７）が上下移動並びに電動シリンダ−（８）（１０）
   で前後左右に移動される。前記記載の爪（２）はシリン
   ダユニット（１９）のロッド先端部分で固定して、シリ
   ンダユニット（１９）で掴む、はなすよう構成された請
   求項１記載の紐の結束機。
4. 【請求項４】 架台（２０）に固定されガイドレ−ル
   （２２）に搭載された可動フレ−ム（２５）は、ガイド
   レ−ル（２２）に固定した電動シリンダ−（１４）で移
   動される。可動フレ−ム（２５）に固定したシリンダユ
   ニット（１５）のロッド先端部分で固定した内軸と歯車
   を取付けた外軸は可動フレ−ム（２５）に固定した２個
   のベアリングユニットで保持されている。その外軸と内
   軸の先端部に、前記記載の爪（３）を各々固着し、電動
   機（１６）で旋回され、電動シリンダ−（１５）で掴
   む、はなすよう構成された請求項１記載の紐の結束機。