JPH07291208A - チューブフイルムを用いた包装装置 - Google Patents

チューブフイルムを用いた包装装置

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JPH07291208A
JPH07291208A JP10631294A JP10631294A JPH07291208A JP H07291208 A JPH07291208 A JP H07291208A JP 10631294 A JP10631294 A JP 10631294A JP 10631294 A JP10631294 A JP 10631294A JP H07291208 A JPH07291208 A JP H07291208A
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】中子直上でのシールカットによるブロッキング
現象を確実に解除して全く口開きミスなく円滑に無人で
長時間連続包装を行うことができるプラスチックフイル
ムチューブを用いた包装装置を提供する。 【構成】中子を用いた形式のチューブフイルムを用いた
包装装置であって、袋口シール機構5の近傍に被包装物
の投入ホッパとその投入ホッパ下部の筒部外面に接離す
るチューブ開口部クランパを備えかつ中子2の上端レベ
ルから袋口シール機構付近のレベルまで昇降自在な投入
繰出し機構6を設け、底シールカット機構4より下方に
はシールカット後に中子2の外面に接してチューブを強
制的に下方側にたぐって中子直上のフイルム密着状態を
解き次いでチューブ開口部分tを投入ガイド筒60の下
部外周に嵌め合わせるべく上方にフイルムを適度に繰り
出すブロッキング解除機構8を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチューブ状のプラスチッ
クフイルムを用いた包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】熱可塑性プラスチッ
クフィルムのからなる偏平状のチューブを用い、これに
底シールを施して外袋を作り、折り畳んだ袋体や他のバ
ラ物品を他端から装填し、ついで入口シールを施しカッ
トして独立した包装体とすることは、特開昭51−82
190号公報、特開昭52−123791号公報、特開
昭53−104392号公報などにおいて公知である。
これら先行技術は、上方域に充填装置とクランプ機構と
を配置し、下方域には偏平チューブ内に中子を内挿して
おき、この状態で昇降自在な挟持手段より中子と偏平チ
ューブを両側から挟んで一体に上方へと移動させ、クラ
ンプ機構の爪や顎でチューブの口端部を掴み、この時に
挟持手段の挟持を解除して中子を自重で下限位置に落下
させ、この状態で中子の直上部位のチューブを熱シール
して底シールを形成するとともにその底シール付近を切
断し、充填装置により上方から被包装物を充填するとと
もに口シールを施すようにしている。
【0003】このような工程においては、熱シール要素
によりチューブの両側から強い押圧力を加えてフイルム
同士を密着させることが、接着強度の良好な底シールを
形成するために不可欠である。しかし、この結果、熱的
影響、押圧力および静電気などにより、切断部直下のフ
ィルム部分、すなわち次の袋において口となる部分が中
子の直上で密着し合った状態(ブロッキング状態)となる
ことを避けられない。しかし、先行技術においては、一
つの包装体が出来上がって次のサイクルに移るときに、
挟持手段を作動させてチューブを両側から挟んで中子と
一体化し上方に位置しているクランプ機構へと移動させ
るだけであった。このため前記のようなブロッキング状
態が解除されないままクランプ機構に受け渡されること
になる。しかし、フイルム同士が密着しているため爪を
挿入することも困難であり、エア吹き付けた程度ではフ
イルムは容易に離れない。このため先行技術ではチュー
ブ口開きミスが多発し、そのたびに運転を止める必要が
あるため、円滑かつ安定した連続製袋・包装を行えない
という問題があった。また、先行技術ではクランプ機構
に受け渡すべく上昇させた中子を少なくとも袋長さ分の
距離だけ自重落下させるようにしているため、毎回の包
装時に中子と受け部材との衝突による騒音が生じて作業
環境を悪化させたり、中子下限位置を規制する受け部材
や中子が短期間のうちに変形、破損するためランニング
コストが高くなるという問題があった。
【0004】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、中子
直上でのシールカットによるブロッキング現象を確実に
解除して全く口開きミスなく円滑に無人で長時間連続包
装を行うことができるプラスチックフイルムチューブを
用いた包装装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、チューブフイルムの移動経路上の定位置に保
持された中子の上方域に熱シーラとカット刃を備えた進
退自在な底シールカット機構を設け、前記底シールカッ
ト機構より上方域には熱シーラとシール位置の直下位置
を挟圧するクランパとを上下に備えた進退自在な袋口シ
ール機構を設け、該袋口シール機構の近傍には被包装物
の投入ホッパとその投入ホッパ下部直筒部外面に接離す
るチューブ開口部クランパを備えかつ前記中子の上端レ
ベルから袋口シール機構付近のレベルまで昇降自在な投
入引出し機構を設け、該投入引出し機構の上方には被包
装物を投入ホッパを通して送り込む装入機構を設け、か
つ、前記底シールカット機構より下方にはシールカット
後に中子の外面に接してフイルムチューブを強制的に下
方側にたぐって中子直上のフイルム部密着状態を解いて
チューブ開口部を創成させ次いでチューブ開口部を投入
ホッパ直筒部に嵌め合わせるべく上方にフイルムチュー
ブを適度に繰り出すブロッキング解除機構を設けたもの
である。前記ブロッキング解除機構としては、パッドと
該パッドを中子の外面に対し接近後退させるアクチュエ
ータを備えた一対のクランパと、それらクランパを適度
に昇降させるアクチュエータを備えたものがあげられ
る。またこれに代えて、ブロッキング解除機構は、正逆
回転自在な一対のローラと、それらローラを中子の外面
に対し接近後退させるアクチュエータとを備えたものが
あげられる。袋口シール機構は包装体の排出ができるよ
うに好ましくは垂直軸線の周りで少なくとも90度回転
が可能に構成される。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1ないし図11は本発明による包装装置の第1
実施例を示している。1は本体フレームであり、高さ方
向中間レベルには横台1aが、上位レベルには被包物受
台1bが張設されている。そして、横台1aよりも下位
レベルの側部にはコイル状に巻回されたチューブフイル
ム原反を支承する支持台1cが設けられている。2は中
子であり、図3と図4及び図11のように、比較的肉厚
の薄い盤部20と、先端に向かうほど次第に厚さが薄く
なるとともに幅が広がったテーパ部21を有し、上端に
は盤部20よりも断面積の小さな突部22を有してい
る。そして、図3と図4のように、それぞれ本体フレー
ム1に回転可能に横架された各一対のガイドローラ30
とガイドローラ31をそれぞれテーパ部21と盤部20
に接触させることで中子2は定位置に支持され、この状
態で突部22が前記横台1aに設けた開口100より少
し上に位置している。4は前記横台1a上に開口100
を挟んで対向状に設けられた底シールカット機構であ
り、横台1a上に固定された並進型アクチュエータ4
a,4bと、それら並進型アクチュエータ4a,4bの
作動部先端に連結され横台1a上を摺動可能な移動体4
0a,40bとを備えている。各移動体40a,40b
の対向面には前記中子2の突部22より少し上位のチュ
ーブフイルムをチャッキングするための耐熱性パッド4
00a,400bが取り付けられており、一方の移動体
40aには耐熱性パッド400aの表面に沿ってインパ
ルスヒータ41が取り付けられこのインパルスヒータ4
1より下位にはカット刃誘導溝402aが設けられてい
る。他方の移動体40bには前記カット刃誘導溝402
aと合致する位置にカット刃誘導溝402bが貫設され
るとともに、このカット刃誘導溝402b内には移動体
40bに固定された刃駆動アクチュエータ43で進退さ
れるカット刃44が配されている。
【0007】5は被包物受台1bよりも適度に下位レベ
ルに設けられた袋口シール機構である。該袋口シール機
構5は、図3と図4のように180度対称位置におい
て、上位側に一対のシール用アクチュエータ5a,5b
を、下位側に一対のクランプ用アクチュータ5a’,5
b’をそれぞれ固定した平面コ字状もしくはU字状また
は矩形枠状のユニット用支持体5cを有し、シール用ア
クチュエータ5a,5bとクランプ用アクチュータ5
a’,5b’のそれぞれの作動部端にはチューブフイル
ムをクランプするための耐熱性パッド50a,50b、
50a’,50b’が取り付けられ、シール用アクチュ
エータ5aの一方の耐熱性パッド50aにはインパルス
ヒータ51が取り付けられている。6は被包装物Wの投
入ガイド手段とチューブの引出し手段を兼ねた昇降自在
な投入引出し機構であり、前記中子2の鉛直線上でかつ
袋口シール機構5と同心上に設けられている。該投入引
出し機構6は、投入ホッパ60を貫挿固定した支持体6
cを有し、該支持体6cは下部に一対のクランプ用アク
チュータ6a,6bを固定しており、それらクランプ用
アクチュータ6a,6bの作動部端には支持体6cから
突出する投入ホッパ直筒部600に外嵌したチューブ開
口部tをクランプするためのパッド61a,61bが取
り付けられている。そして、前記支持体6cは外端部が
図4のように本体フレーム1に設けたガイドレール10
0に係合する摺動体62によって保持され、該摺動体6
2はアクチュエータたとえばボールねじ64とこれを駆
動するサーボモータ63により昇降され、この昇降量で
袋長さが設定されるようになっている。これに代えて、
図13のように、ガイドレール100の上方と下方の本
体フレームにプーリ(またはスプロケットホイール)を設
け、下または上のプーリ65をサーボモータ63で駆動
させるようにするとともに、上下のプーリ間にタイミン
グベルト(又はチエーン)65を掛け渡し、そのタイミン
グベルト65の両端部を摺動体62の上下部位に連結し
たベルト駆動方式としてもよい。前記袋口シール機構5
は、全体が所要ストロークすなわちホッパ直筒部600
に外嵌したチューブ開口部tを該直筒部600から抜き
取るのに必要な範囲で昇降自在である。しかも、袋口シ
ール機構5は出来上がった包装体を搬出位置に移送する
ため、少なくとも90度垂直軸線の周りを回転可能とな
っている。すなわち、袋口シール機構5は同時に包装体
排出機構を兼ねているのである。詳しくは、図4のよう
に前記摺動体62と180度対称位置の本体フレーム1
に昇降用アクチュエータ53を固定したブラケット54
を設け、昇降用アクチュエータ53の作動端部に回転用
アクチュエータ55を搭載した摺動体56を設け、その
摺動体56の出力軸560にユニット用支持体5cの後
部50cを結合している。そして、袋口シール機構5の
回転終端位置に対応する本体フレーム内にはには、図2
のように排出シュータ101が設けられ、これの下流は
本体フレーム1の排出口102に通じている。
【0008】7は被包物受台1bに位置された被包装物
Wを投入ホッパ60を通して底シール済みのチューブ
T’に袋送り込むための装入機構であり、本体フレーム
1の上部に設けられている。この実施例では被包装物W
はシート状物たとえば複数枚で1組となったプラスチッ
クフィルム製の袋であり、該被包装物Wは図示しないが
本装置に隣接する製袋機で作られ、図2のようにコンベ
ア等の搬送手段71により被包物受台1bにスタックさ
れるようになっている。装入機構7は投入ホッパ60の
中心線に沿って昇降自在な折り込み投入板70を有して
いる。8は底シールカット機構4より下方の横台直下で
かく中子盤部20の両側に配置されたブロッキング解除
機構である。該ブロッキング解除機構8は、シールカッ
ト後に中子2の外面に接してチューブTを強制的に中子
下方方向にたぐり、それにより中子直上に形成されてい
るブロッキクング部tbを離間させてチューブ開口部t
を創成し、このチューブ開口部tを投入ホッパ60の直
筒部600に外嵌させるべく再び上方に適量だけ繰り出
すためのもので、この実施例においては、ブロッキング
解除機構8は、中子2の盤部20に対するガイドローラ
30と同等ないしそれに近いレベルに張られた支台1d
に固定された一対の昇降用アクチュエータ80a,80
bと、それら昇降用アクチュエータ80a,80bの作
動端部に固定された支持体81a,81bと、支持体8
1a,81bに対向状に搭載された一対のクランプ用ア
クチュエータ82a,82bと、クランプ用アクチュエ
ータ82a,82bの作動端部に取り付けられたクラン
プ用のパッド83a,83bを備えている。
【0009】図12と図13は本発明の第2実施例を示
している。この実施例においては、ブロッキング解除機
構8を可逆回転可能でかつ開閉方向に揺動可能なローラ
タイプとしている。すなわち、まず、横台1aの下の本
体フレーム1に中子2のテーパ部21の両面近傍を横切
るように一対の平行シャフト84a,84bを軸受を介
して横架するとともに、それら平行シャフト84a,8
4bにそれぞれ中子2のテーパ部21に接するガイドロ
ーラ32,32をフリー回転自在に取付けている。そし
て、各平行シャフト84a,84bの両端部付近には上
方に向かって延びる一対の保持レバー85a,85bが
それぞれ枢支され、それら保持レバー85a,85bに
中子2の盤部20に接触可能なゴムローラ86a,86
bの軸部860a,860bが回転自由に支持されてい
る。そして、前記保持用レバー85a,85bの横桟に
は基端側が本体フレーム1に連結された首降り形のアク
チュエータ87a,87bの作動端部が連結されてい
る。したがって、アクチュエータ87a,87bを後退
側に作動すれば保持レバー85a,85bは平行シャフ
ト84a,84bを支点として外方に傾転し、それによ
りゴムローラ86a,86bは中子2の盤部20から離
間し、アクチュエータ87a,87bを前進側に作動す
ればゴムローラ86a,86bは中子2の盤部20に接
触する。前記軸部860a,860bと平行シャフト8
4a,84b間はプーリ(ないしスプロケット)とタイミ
ングベルト(ないしチェーン)などの伝動要素861a,
861bでつながれており、平行シャフト84a,84
bの他端部には互いに噛みあう歯車840a,840b
とこれを駆動する手段87が設けられている。駆動手段
87はこの実施例では歯車840aとかみあうラック8
70とこれを並進させるアクチュエータ871からなっ
ている。しかしごれに限らず可逆モータまたはロータリ
アクチュエータを使用し、それらの出力側を平行シャフ
ト84a,84bのいずれか一方の軸に連結した直接駆
動タイプとしてもよい。他の機構は前記第1実施例の場
合と同様であるから、同じ部分について同じ符号を付す
に留め、説明は省略する。
【0010】
【実施例の作用】本発明は前記のような構成からなるの
で、被包装物WをフイルムチューブTで包装するに当っ
ては、フイルムチューブTの中に中子2を挿入し、その
中子2をガイドローラ30,31により定位置で保持さ
せ、底シールカット機構4,袋口シール機構5,投入引
出し機構6,装入機構7,ブロッキング解除機構8を一
定の順序で作動させるものである。図3は底シール済み
のチューブT’が作られ、これに被包装物Wが充填され
たた状態を示しており、底シール済みのチューブT’の
開口部tは袋口シール機構5のクランプ用アクチュエー
タ5a’,5b’の作動により突出した耐熱性パッド5
0a’,50b’によりクランプされ、またそれより上
方の投入ホッパ直筒部600に外嵌されている部分はク
ランプ用アクチュータ6a,6bの作動により突出した
パッド61a,61bによりクランプされている。この
時、次の工程で袋が作られるべきフイルムチューブT
は、底シールカットに伴い、中子2の突部22の直上位
置でフイルム同士が密着し合ったブロッキング部tbが
形成されている。そして、ブロッキング解除機構8の昇
降用アクチュエータ80a,80bが作動して支持体8
1a,81bが上昇され、その位置でクランプ用アクチ
ュエータ82a,82bが作動してクランプ用のパッド
83a,83bによりフイルムチューブTが中子盤部2
0に押し付けられている。
【0011】この状態から次に、図5のように被包装物
Wが充填された底シール済みのチューブT’が投入引出
し機構6から離脱されるとともに袋口シールが施されて
包装体Pとなり、排出位置へと移動される。その一方、
下方ではブロッキング部tbが解除されてチューブ開口
部tの形成が行われる。すなわち、まず、投入引出し機
構6のクランプ用アクチュータ6a,6bが後退動する
ことにより底シール済みのチューブT’の開口部tに対
するクランプが解除され、それとともに昇降用アクチュ
エータ53の作動により摺動体56が下降され、それに
よりユニット用支持体5cは投入引出し機構6よりも下
位のレベルすなわち開口部tが投入ホッパ直筒部600
から完全に抜けるまで下降される。この下降が終わった
瞬間、シール用アクチュエータ5a,5bが前進側に作
動し耐熱性パッド50a,50bが開口部tを挟圧し、
インパルスヒータ51により袋口シールが形成される。
これで包装体Pが出来上がる。このシール中あるいはシ
ール完了後、回転用アクチュエータ55が作動し、それ
によりシール用アクチュエータ5a,5b,クランプ用
アクチュエータ5a’,5b’を搭載しているユニット
用支持体5cは出力軸560を支点として90度回転
し、それにより包装体Pは袋口シール機構5で吊持され
つつ排出位置へと移動され、排出シュータ101から排
出される。そしてこの間、下方ではブロッキング解除機
構8の昇降用アクチュエータ80a,80bが下降作動
を開始しており、これによりクランプ用のパッド83
a,83bはフイルムチューブTを中子盤部20に押し
付けたまま下降するため、図5のようにフイルムチュー
ブTはクランプ用のパッド83a,83bとガイドロー
ラ30の間でたぐられ、フイルムチューブ上端のブロッ
キング部tbはたぐりにともなって左右に引っ張られ、
次第に少なくなってゆく。昇降用アクチュエータ80
a,80bがなおも下降することによりフイルムチュー
ブ上端は密着が解かれて離間し、図6のように中子2の
盤部20の位置にいたる。これでチューブ開口部tが創
成される。このようにブロッキング解除機構8の昇降用
アクチュエータ80a,80bが下降限に到ると、サー
ボモータ63の作動により摺動体62がガイドレール1
00に沿って下降するため、投入ポッパ60を含む支持
体6cは垂直に下降を開始する。
【0012】この支持体6cが下降すると、投入ポッパ
60の投入ポッパ直筒部600が図7と図11のように
中子2の突部22に外嵌する。この状態でブロッキング
解除機構8の昇降用アクチュエータ80a,80bが作
動する。それによりクランプ用のパッド83a,83b
がフイルムチューブTを中子盤部20に押し付けたまま
上昇するため、それまで形成されていたたぐり部分がも
とのフイルムチューブT長さまで伸ばされ、それにより
チューブ開口部tが投入ポッパ直筒部600に外嵌され
る。この外嵌が確認されると、クランプ用アクチュータ
6a,6bが作動し、それによってチューブ開口部tは
パット61a,61bにより投入ポッパ直筒部600に
しっかりとクランプされる。そして、やや遅れてブロッ
キング解除機構8のクランプ用アクチュエータ82a,
82bがフイルムチューブTから離間する。一方、上方
では回転用アクチュエータ55の逆作動によりユニット
用支持体5cが90度回転され、元の位置に復帰する。
この状態で次にサーボモータ63が作動し、それにより
摺動体62が上昇するため、投入引出し機構6は製袋ピ
ッチ分上昇し、フイルムチューブTはチューブ開口部t
が投入引出し機構6によりクランプされているため引き
出され、その過程で中子2の広がったテーパ部21によ
りフイルムチューブTは拡開され、盤部20により厚さ
方向に広げられ筒状となる。中子2は自重とガイドロー
ラ30,31が接触していることにより定位置に保持さ
れ、上昇することはない。こうして製袋ピッチ分だけフ
イルムチューブTが上昇したことが確認されると、底シ
ールカット機構4が作動して底シールが形成される。す
なわち、並進型アクチュエータ4a,4bが作動すれば
図9のように耐熱性パッド400a,400bが中子2
の突部22の直上位置でフイルムチューブTをチャッキ
ングし、それとともにインパルスヒータ41が通電され
て発熱されることによフイルムは溶着する。同時に刃駆
動アクチュエータ43が作動することによりカット刃4
4が前進するためシール位置の直下でフイルムチューブ
Tがカットされ、これで底シール済みのチューブT’が
得られる。この刃駆動アクチュエータ43の作動とほぼ
同時にブロッキング解除機構8のクランプ用アクチュエ
ータ82a,82bが作動し、これにより中子2の盤部
20のフイルムチューブ部分がクランプされる。
【0013】次いで図10のように底シールカット機構
4の並進型アクチュエータ4a,4bが後退動するとと
もに、サーボモータ63の駆動により投入引出し機構6
が被包装物投入位置に再上昇する。それとともにブロッ
キング解除機構8の昇降用アクチュエータ80a,80
bが後退側に作動を開始して、次のチューブの開口部を
形成する。投入引出し機構6が上記位置に到ると、装入
機構7の折り込み投入板70が作動し、被包物受台1b
の上に配されている被包装物Wが投入ホッパ60を通し
て底シール済みのチューブT’に充填され、この充填後
に袋口シール機構5のクランプ用アクチュエータ5
a’,5b’が作動して投入引出し機構6の直下の底シ
ール済みのチューブ部分をクランプする。この状態が図
3であり、以下上記動作を反復することにより、フイル
ムの厚さや腰の強さ、静電気に影響されず、口開きミス
が全く生じない適切な条件下で製袋と包装が繰り返し行
われる。
【0014】第2実施例においては、アクチュエータ8
7a,87bを作動すれば保持レバー85a,85bが
平行シャフト84a,84bを支点として傾動するため
ゴムローラ86a,86bが中子2の盤部20に接触
し、これと同時に駆動手段87を駆動すれば歯車840
a,840bが逆回転し、それらの回転が平行シャフト
84a,84bからゴムローラ86a,86bに伝達さ
れるため、図12のようにフイルムチューブTはたぐら
れ、前記のようにシールカット直後のブロッキング状態
が自動的に除去される。フイルムチューブTを投入ホッ
パ60の投入ホッパ直筒部600にはめるときには駆動
手段87を逆方向に作動すればよく、これでフイルムチ
ューブTは繰り出される。この実施例2は、実施例1の
ガイドローラ31を省略することができ、また実施例1
の場合に必要であったアクチュエータを1つ省略するこ
とができ、機構の簡素化を図ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、フ
イルムチューブを用いた包装において、中子直上でのシ
ールカットによるブロッキング現象を確実に解除して、
全く口開きミスなく円滑に無人で長時間連続包装を行う
ことができるという優れた効果が得られる。また、請求
項3によれば、ブロッキング解除機構を簡素化すること
ができるというすぐれた効果が得られる。請求項4によ
れば、袋口シール機構が包装体Pの排出手段を兼ねてい
るため包装体Pの持ち代え行程が不要となり、円滑に連
続包装をおこなえるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を概略的に示す部分切欠側
面図である。
【図2】同じくその縦断正面図である。
【図3】本発明において底付き袋を作りそれに被包装物
を充填した状態を示す縦断側面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】本発明におけるブロッキング現象解除途中の状
態を示す縦断側面図である。
【図6】本発明におけるブロッキング現象解除完了状態
を示す縦断側面図である。
【図7】製袋のためのチューブ繰出しとチュブ開口部の
接続段階を示す縦断側面図である。
【図8】チューブを製袋ピッチ分繰り出した状態を示す
縦断側面図である。
【図9】底シール状態を示す縦断側面図である。
【図10】底シールとカットを終えて外袋の製作が完了
した状態を示す縦断側面図である。
【図11】図7の状態を示す部分的正面図である。
【図12】本発明の第2実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図13】同じくその正面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 中子 4 底シールカット機構 4a,4b アクチュエータ 5 袋口シール機構 5a,5a,’5b,5b’ アクチュエータ 5c ユニット用支持体 6 投入引出し機構 8 ブロッキング解除機構 20 盤部 21 テーパ部 22 突部 41,51 ヒータ 44 カット刃 60 投入ホッパ T チューブフイルム T’ 底シール済みチューブフイルム t チューブ開口部 tb ブロッキンク部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブフイルムTの移動経路上の定位置
    に保持された中子2の上方域に熱シーラ41とカット刃
    44を備えた進退自在な底シールカット機構4を設け、
    前記底シールカット機構4より上方域には熱シーラ51
    とシール位置の直下位置を挟圧するクランパ50a’、
    50b’とを上下に備えた進退自在な袋口シール機構5
    を設け、該袋口シール機構5の近傍には被包装物の投入
    ホッパ60とその投入ホッパ下部直筒部外面に接離する
    チューブ開口部クランパ61a,61bを備えかつ前記
    中子2の上端レベルから袋口シール機構付近のレベルま
    で昇降自在な投入引出し機構6を設け、該投入引出し機
    構6の上方には被包装物を投入ホッパ60を通して送り
    込む装入機構7を設け、かつ、前記底シールカット機構
    4より下方にはシールカット後に中子2の外面に接して
    フイルムチューブTを強制的に下方側にたぐって中子直
    上のフイルム部密着状態を解いてチューブ開口部tを創
    成させ次いでチューブ開口部tを投入ホッパ直筒部60
    0に嵌め合わせるべく上方にフイルムチューブを適度に
    繰り出すブロッキング解除機構8を設けたことを特徴と
    するチューブフイルムを用いた包装装置。
  2. 【請求項2】ブロッキング解除機構8がクランプ用パッ
    ド83a,83bと該パッドを中子2の外面に対し接近
    後退させるアクチュエータ81a,81bを備えた一対
    のクランパ81,81bと、それらクランパを適度に昇
    降させるアクチュエータ80a,80bを備えている請
    求項1に記載のチューブフイルムを用いた包装装置。
  3. 【請求項3】ブロッキング解除機構8が正逆回転自在な
    一対のローラ86a,86bと、それらローラを中子の
    外面に対し接近後退させるアクチュエータ87a,87
    bとを備えている請求項1に記載のチューブフイルムを
    用いた包装装置。
  4. 【請求項4】袋口シール機構5が垂直軸線の周りで少な
    くとも90度回転が可能に構成されている請求項1ない
    し3のいずれかに記載のチューブフイルムを用いた包装
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109250206A (zh) * 2018-07-18 2019-01-22 安徽万利达羽绒制品有限公司 一种羽绒打包装置
CN111204479A (zh) * 2020-03-05 2020-05-29 哈尔滨博实自动化股份有限公司 粉料膜袋高速包装机

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