JP2017214123A - 紙袋開口部の封緘装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 封緘作業を手動で行う上記1)の方法を採用した場合と比較して作業効率、作業性を改善することができるとともに、封緘作業を自動で行う上記2)の方法を採用した場合と比較して、設備導入費用を安価なものとし、封緘精度の劣化がなく高品質に封緘することができるようにする。【解決手段】 開口装置150が、他方の胴面部15の口15aに挿入されて、他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ形状が整えられた状態にされる。すなわち、他方の胴面部15のフラップ16の湾曲してしまうおそれのある左右両側を強制的に開いて、他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ形状が整えられる。このように後から折り曲げられる他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ形状を整えた状態にして、先に折り曲げられた一方の胴面部13のフラップ14の上に、他方の胴面部15のフラップ16を押し当てて、開口部10aを封緘する。【選択図】図4

Description

本発明は、紙袋の開口部を封緘する紙袋開口部の封緘装置に関するものである。
従来より、粉粒体等の商品をポリ袋等に充填された小袋(個包装)を複数個まとめて包装する外装(集積包装)に、ヒダ付きの紙袋(以下、「紙袋」と記載する)が使用されている。
この種の紙袋に関しては、下記特許文献1といった公知文献に記載されている。
この種の紙袋は、通常、袋開口部を開いて、紙袋の開口部から、被包装体である複数個の個包装を並べてまとめて投入し、紙袋の内部に装填した後に、内部の被包装体よりも開口部側に突出したフラップであって、両ヒダ付き側面部のフラップと、一方の胴面部のフラップと、他方の胴面部のフラップとを順次折り曲げて、開口部を封緘する。
紙袋の開口部を封緘するために、予め紙袋の開口部の封緘される密着面側、つまり両ヒダ付き側面部のフラップ、一方の胴面部のフラップ、他方の胴面部のフラップの各密着面側には、感圧型接着剤が塗布されている。
この種の封緘作業において封緘方法は下記の2通りの方法が採用されている。
1)紙袋の開口部を開口してから、複数個の個包装を並べまとめて投入し、開口部を折り曲げ密着させるまでの一連の作業を作業者が手作業で行う方法
2)予めまとめられた複数個の個包装を、紙袋の開口部に投入して、開口部を折り曲げ密着させるまでの一連の作業を封緘装置によって自動的に行う方法
また、下記特許文献2には、袋開口部のうち先に折り曲げられる第一折曲片の左右両端部を、折り曲げ直前に、クランプ機構により掴むことで、折り曲げ位置を一定にするという発明が記載されている。
特許第4248644号公報 特開2009-23691号公報
従来の封緘作業を手動で行う上記1)の方法を採用した場合には、作業効率が悪いという問題がある。また人手によるため熟練者でないと、封緘時にシワが発生したり規定の位置からずれて接着されるなど、封緘不良が生じることがあり、作業者の熟練度の影響を受けやすく封緘の精度が安定しないという問題がある。
従来の封緘作業を自動で行う上記2)の方法を採用した場合には、設備導入費用が高額になってしまうという問題がある。また従来の封緘装置でも、封緘の精度が安定しないという問題がある。すなわち、紙袋の開口部は、先に両ヒダ付き側面部のフラップを三角形に折り込まれ、つぎに感圧型接着剤が塗布された一方の胴面部のフラップが折り曲げられ、その接着剤塗布面に重なるように、同様の接着剤が塗布された他方の胴面部のフラップが折り曲げられ、接着剤の接着力によって封緘される。
このとき、従来技術(特許文献2)にあっては、折り曲げ時に正確な位置に折り曲げることができなかったり、シワが生じるなど、精度が安定しないことがあった。封緘時に、シワが発生したり、規定位置からずれて接着されるなどすると、見栄えが悪かったり、接着面積不足により接着面が剥がれたり、接着面の剥がれにより紙袋の強度が低下するなどの問題が生じる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、封緘作業を手動で行う上記1)の方法を採用した場合と比較して作業効率、作業性を改善することができるとともに、封緘作業を自動で行う上記2)の方法を採用した場合と比較して、設備導入費用を安価なものとし、封緘精度の劣化がなく高品質に封緘することができるようにすることを課題とするものである。
第1発明は、
紙袋の開口部から被包装体を当該紙袋の内部に装填した後に、前記被包装体よりも前記開口部側に突出したフラップであって、両ヒダ付き側面部のフラップと、一方の胴面部のフラップと、他方の胴面部のフラップとを順次折り曲げて、前記開口部を封緘する紙袋開口部の封緘装置において、
前記両ヒダ付き側面部のフラップを折り曲げ、前記被包装体の上面で、折り曲げられた前記両ヒダ付き側面部のフラップを押さえる押さえ板と、
前記一方の胴面部のフラップを折り曲げ、前記折り曲げられた前記両ヒダ付き側面部のフラップの上に、前記一方の胴面部のフラップを押し当てる第1のローラと、
前記他方の胴面部のフラップを折り曲げ、前記折り曲げられた前記一方の胴面部のフラップの上に、前記他方の胴面部のフラップを押し当てる第2のローラと、
前記他方の胴面部のフラップを折り曲げた際に形成される前記他方の胴面部の口に、挿入して、当該他方の胴面部の口を、前記紙袋の側面外方に開いて、前記他方の胴面部のフラップの折り曲げ形状を整える開口装置と
を備え、
前記開口装置が、前記他方の胴面部の口に挿入された状態で、前記第2のローラを動作させて、前記折り曲げられた前記一方の胴面部のフラップの上に、前記他方の胴面部のフラップを押し当てること
を特徴とする。
第2発明は、第1発明において、
前記開口装置は、2本のアームを含んで構成されていることを特徴とする。
個包装投入から封緘するまでの一連の封緘作業を全て自動で行う上記2)の方法と比較して、両ヒダ付き側面部のフラップと、一方の胴面部のフラップと、他方の胴面部のフラップとを順次折り曲げる(折り曲げ)作業を自動化することに特化した封緘装置であるため、設備導入費用を安価に抑えられる。
また、自動的に各フラップを折り曲げて封緘する装置であるため、一連の封緘作業を手動で行う上記1)の方法と比較して、作業性、作業効率の改善が図られる。
本発明者は、従来の封緘装置において、正確な位置に折れない原因を分析した。先に折り曲げられた両ヒダ付き側面部のフラップや、一方の胴面部のフラップによって、後から折り曲げられる他方の胴面部のフラップが引っ張られて、この他方の胴面部のフラップの左右両側が湾曲する。湾曲したまま他方の胴面部のフラップが折り曲げられると、湾曲した状態のまま他方の胴面部のフラップが接着されることになったり、シワが発生することがある。
本発明によれば、開口装置が、他方の胴面部の口に挿入されて、他方の胴面部のフラップの折り曲げ形状が整えられた状態にする。すなわち、他方の胴面部のフラップの湾曲してしまう左右両側を強制的に開くことにより、他方の胴面部の口が張られ、他方の胴面部のフラップの折り曲げ形状を整える。
このように後から折り曲げられる他方の胴面部のフラップの折り曲げ形状を整えた状態にして、先に折り曲げられた一方の胴面部のフラップの上に、他方の胴面部のフラップを押し当てて、開口部を封緘するようにしたので、封緘時に、シワが発生したり、規定位置からずれて接着されるなどの封緘精度の劣化が生じることなく、高品質に封緘することができる。
図1は、実施例に用いられる紙袋の平面図である。 図2は、紙袋の開口部を封緘する手順を説明する斜視図である。 図3は、紙袋の開口部を封緘する手順を説明する斜視図である。 図4は、実施例の封緘装置を左側面からみた図である。 図5(a)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図5(b)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図6(a)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図6(b)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図7(a)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図7(b)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図8(a)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図8(b)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図9(a)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図9(b)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図10(a)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図10(b)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図11(a)は、封緘装置の動作を説明する図である。 図11(b)は、封緘装置の動作を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明に係る紙袋開口部の封緘装置の実施の形態について説明する。
(紙袋の構造)
図1は、実施例に用いられる紙袋10の平面図である。
紙袋10は、ヒダ付き筒状体の一方の図中下側の開口部が封緘され、図中上側の他方の開口部10aが開放された袋本体18を備えている。
袋本体18のうち開放されている開口部10aは、この開口部10aから袋本体18の内部に、被包装体である複数個(例えば5個)の個包装20が投入されて、収容、装填された際に、封緘される。図中、破線は、個包装20の装填位置上端20aを示す仮想線である。
袋本体18は、図中表面側に位置する一方の胴面部13と、図中裏面側に位置する他方の胴面部15と、一方の胴面部13(表面)と他方の胴面部15とに連接している左右の両ヒダ付き側面部11L、11R(総称して符号11で示す)とからなる。
開口部10aは、階段切りに構成されており、他方の胴面部15の上端よりも、一方の胴面部13の上端の方が低くなっている。
袋本体18の内部に装填された個包装20の上方にあって開口部10a側に突出した部分をフラップと称する。
左右のヒダ付き側面部11L、11Rはそれぞれ、左右のフラップ12L、12R(総称して符号12で示す)を有し、一方の胴面部13は、フラップ14を有し、他方の胴面部15は、フラップ16を有している。
各フラップ12、14、16のうち封緘時に互いに密着して貼り付けられるべき箇所(斜線にて示す)には、感圧型接着剤が塗布されている。
(紙袋の封緘手順)
図2、図3は、紙袋10の開口部10aを封緘する手順を説明する斜視図である。
図2は、折り曲げられる前の紙袋10の開口部10aの近辺の要部を拡大して示す図で、図3は、両ヒダ付き側面部11のフラップ12、一方の胴面部13のフラップ14が折り曲げられた状態を示す。図2、図3では、同一構成の右側については省略して左側を示している。
最初に、左右のヒダ付き側面部11L、11Rの各フラップ12L、12Rが、矢印Aで示すように開口部10aの内側に折り曲げられる(図面では左側のみ示している)。図中、一点鎖線で示す三角形状の折り曲げ線に沿って折り曲げられる。したがって、後述するように両ヒダ付き側面部11のフラップ12の折り曲げに際して三角形状の押さえ板120が用いられる。
つぎに、一方の胴面部13のフラップ14が、矢印Bで示すように開口部10aの内側に折り曲げられる。後述するように一方の胴面部13のフラップ14の折り曲げに際して第1のローラ130が用いられる。
最後に、他方の胴面部15のフラップ16が、矢印Cで示すように開口部10aの内側に折り曲げられる。後述するように他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げに際して第2のローラ140が用いられる。他方の胴面部15のフラップ16を折り曲げた際に、他方の胴面部15には口15aが形成される。この口15aの折りが曲がってしまうと、封緘時に、シワが発生したり、規定位置からずれて接着されるなどの不具合が生じるおそれがある。そこで、後述するように、他方の胴面部15の口15aを、紙袋10の側面外方に開かせ、他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ形状を整えるために開口装置150が用いられる。
(紙袋開口部の封緘装置の構成)
図4は、実施例の封緘装置300を左側面からみた図であり、大きくは、自動封緘部100と詰込補助部200とからなる。図4において、図中矢印D方向を正面とし、図面の表面に向かう方向を左方向、図面の裏面に向かう方向を右方向とする。
自動封緘部100は、フレーム190と、袋枠110と、押さえ板120と、第1のローラ130と、第2のローラ140と、開口装置150と、製品排出コンベア160とを含んで構成されている。
詰込補助部200は、架台290と、レール280と、ホッパー210とを含んで構成されている。
袋枠110は、フレーム190に回転自在に支持されている。袋枠110は、開口111を有し(図5(b)参照)、空の紙袋10がセットされた状態で個包装20を詰め込むときに紙袋10の外枠となる筐体である。袋枠110は、紙袋10のうち少なくとも個包装20が装填された部分を収容し、両ヒダ付き側面部11のフラップ12、一方の胴面部13のフラップ14、他方の胴面部15のフラップ16が開口111から突出するような大きさに形成されている。
袋枠110は、図示しない制御シーケンサ、アクチュエータによって駆動制御される。
押さえ板120(図面では左側の押さえ板120Lを示す)は、図2、図3を用いて説明したように、両ヒダ付き側面部11のフラップ12を三角形状に折り曲げるために、三角形状に形成された板部材である。押さえ板120は、左右の押さえ板120L、120Rからなり、袋枠110の開口111が図中上方向の天面を向く位置において、紙袋10の左右の側面部11L、11Rを押さえるように回転自在にフレーム190に支持されている。押さえ板120は、図示しない制御シーケンサ、アクチュエータによって駆動制御される。押さえ板120L、120Rはそれぞれ、左右のヒダ付き側面部11L、11Rの左右フラップ12L、12Rを折り曲げ、被包装体である個包装20の上面で、折り曲げられた左右ヒダ付き側面部11L、11Rの左右のフラップ12L、12Rを押さえるように動作する(図7(a)参照)。
第1のローラ130は、袋枠110内の紙袋10に装填された個包装20の上面に沿って転がり移動するように、フレーム190に転動自在に支持されている。第1のローラ130は、図示しない制御シーケンサ、アクチュエータによって駆動制御される。第1のローラ130は、一方の胴面部13のフラップ14を折り曲げ、折り曲げられた両ヒダ付き側面部11のフラップ12の上に、一方の胴面部13のフラップ14を押し当てるように動作する(図7(b)参照)。
第2のローラ140は、袋枠110内の紙袋10に装填された個包装20の上面に沿って転がり移動するように、フレーム190に転動自在に支持されている。第2のローラ140は、図示しない制御シーケンサ、アクチュエータによって駆動制御される。第2のローラ140は、他方の胴面部15のフラップ16を折り曲げ、折り曲げられた一方の胴面部13のフラップ14の上に、他方の胴面部15のフラップ16を押し当てるように動作する(図8(a)参照)。
開口装置150は、2本のアーム150L、150Rからなる。開口装置150は、図示しない制御シーケンサ、アクチュエータによって駆動制御される。開口装置150は、図3を用いて説明したように、他方の胴面部15のフラップ16を折り曲げた際に形成される他方の胴面部15の口15aに、2本のアーム150L、150Rを挿入することができ、この他方の胴面部15の口15aを、紙袋の側面外方の左右方向に開くことができるように、フレーム190に支持されている(図9(a)、(b)参照)。
製品排出コンベア160は、上方から下方へ傾斜するようにフレーム190に取り付けられたスロープ161と、スロープ161に沿って設けられたフリーローラ162とからなるフリーローラコンベアとして構成されている。製品排出コンベア160は、袋枠110の開口111が製品排出コンベア160側に位置されて、個包装20が装填された紙袋10が自重により落下した際に、個包装20が装填された紙袋10を受けることができるような位置に取り付けられている(図11(a)参照)。
図示しない起動ボタンが自動封緘部100に取り付けられている。この起動ボタンは、図示しない制御シーケンサ、各アクチュエータの動作を起動させるための操作ボタンであり、作業者により操作されることにより、制御シーケンサ、各アクチュエータの動作を起動させる。制御シーケンサが起動されると、各アクチュエータが駆動制御され、袋枠110、押さえ板120、第1のローラ130、第2のローラ140、開口装置150が順次所定の手順で動作する。
一方、詰込補助部200は、袋枠110と連動して作業者が手動で個包装20の詰め込みを行う際に効率よく作業を行うために設けられている。
架台290の上には、図中左右方向に沿って、レール280が設けられている。レール280には、ホッパー210がレール280に沿って滑動自在に配置されている。
ホッパー210は、紙袋10に詰め込むための複数の個包装20を並んでセットするための底板211と左右側面板212L、212Rを有しており、図中上方の天面側および図中左の袋枠110側は、作業者が個包装20をホッパー210内に並べて袋枠110内の紙袋10内に詰め込み可能とするために開放されている。左右側面板212L、212R間の幅は、丁度、左右側面板212L、212Rを、袋枠110にセットされた紙袋10の開口部10a内に挿入できる幅に調製されている。
(紙袋開口部の封緘装置の動作)
以下、図5から図11を併せ参照して、封緘装置300の動作について説明する。
1)作業者は、ホッパー210内に複数(たとえば5個)の個包装20を左右側面板212L、212R間の幅に合わせて並べる(図5(a))。
2)袋枠110は、ホッパー210側にその開口111が向いている初期位置にセットされている。作業者によって空の紙袋10が、袋枠110内にセットされる(図5(b))。
3)並べた個包装20をホッパー210ごと、レール280に沿って空の紙袋10の中まで矢印Eで示す方向にスライドさせて挿入する(図5(b)、図6(a))。紙袋10内に複数の個包装20が並んで装填されたことを確認して、複数の個包装20を手で押さえるなどしてホッパー210のみを反対側の矢印Fで示す方向に、元の位置までレール280に沿ってスライドさせて、取り除く(図6(a))。
4)自動封緘部100の図示しない起動ボタンを操作することによって、自動封緘を開始させる。
5)袋枠110が初期位置から、袋枠110の開口111が図中上方の天面を向く位置まで矢印Gで示すように回転する(図6(b))。
6)押さえ板120L、120Rが矢印Hで示すように回転して、紙袋10の左右ヒダ付き側面部11L、11Rのフラップ12L、12Rが折り曲げられる。これにより被包装体である個包装20の上面で、折り曲げられた両ヒダ付き側面部11L、11Rのフラップ12L、12Rが押さえ板120L、120Rによって押さえられる(図7(a))。
7)第1のローラ130が、矢印Iで示すように、袋枠110内の紙袋10に装填された個包装20の上面に沿って転がり移動して、先に折り曲げられるべき一方の胴面部13のフラップ14が折り曲げられる。これにより、既に折り曲げられた両ヒダ付き側面部11のフラップ12の上に、一方の胴面部13のフラップ14が第1のローラ130によって押し当てられる(図7(b))。
8)第2のローラ140が、矢印Jで示すように、袋枠110内の紙袋10に装填された個包装20の上面に沿って転がり移動して、後から折り曲げられるべき他方の胴面部15のフラップ16が折り曲げられる。これにより、既に折り曲げられた一方の胴面部13のフラップ14の上に、他方の胴面部15のフラップ16が第2のローラ140によって押し当てられる(図8(a))。
9)他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ位置を修正するために(現段階では折り曲げ位置が曲がっている可能性を考慮して)、第2のローラ140を矢印Kで示すように反対側に逃がすように移動させる(図8(b))。
10)開口装置150が矢印L、Mで示すように移動して(並進移動および回転)、後から折り曲げられるべき他方の胴面部15のフラップ16を折り曲げた際に形成された他方の胴面部15の口15a(図8(b)参照)に、開口装置150の2本のアーム150L、150Rが挿入される(図9(a))。そして、さらに矢印Mで示すように、2本のアーム150L、150Rが互いに左右外側向きに回転移動して、他方の胴面部15の口15aを、紙袋10の側面外方に開かせる。他方の胴面部15の口15aが強制的に開かれることにより他方の胴面部15の口15aが張られ、他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ形状が整えられる(図9(b))。
11)開口装置150が他方の胴面部15の口15aに挿入された状態で、矢印Nで示すように、再度、第2のローラ140が袋枠110内の紙袋10に装填された個包装20の上面に沿って転がり移動する(図9(b))。これにより、既に折り曲げられた一方の胴面部13のフラップ14の上に、他方の胴面部15のフラップ16が第2のローラ140によって押し当てられる。第2のローラ140の転がり移動(矢印Nで示す)に応じて、開口装置150および第1のローラ130が、第2のローラ140と干渉しないように、矢印O、Pで示すように第2のローラ140の移動方向とは反対側に退避する(図10(a))。感圧型接着剤が塗布された一方の胴面部13のフラップ14が折り曲げられ、同様の接着剤が塗布された他方の胴面部15のフラップ16が折り曲げられることで、接着剤の接着力によって紙袋10の開口部10aが封緘される(図10(b))。
12)紙袋10が封緘されることによって底面19が形成される。紙袋10の開口部10aの封緘後に、袋枠110の開口111の上方付近から、押さえ板120L、120R、第1のローラ130、第2のローラ140、開口装置150が元の位置まで退避する。押さえ板120L、120Rは矢印Q1で示すように並進運動してから、矢印Q2で示すように元の位置に回転動作により復帰する(図10(b)、図4)。
13)紙袋10の封緘された底面19が、製品排出コンベア160側を向く位置まで袋枠110が矢印Rで示すように回転する。これにより個包装20が装填され、開口部10aが封緘され底面19が形成された紙袋10が自重でスロープ161上に落下し、矢印Sに示すように傾斜面に設けられたフリーローラ162により案内移動されて、スロープ161下端の搬出位置に排出される(図11(a))。
14)袋枠110は、矢印Tで示すように、ホッパー210側に開口111が向く初期位置まで回転して、つぎの自動封緘を待つ(図11)。以後、1)に戻り同様の手順で、詰込作業、自動封緘が行われる。
以上のように本実施例によれば、個包装投入から封緘するまでの一連の封緘作業を全て自動で行う上記2)の方法と比較して、最初から最後までの全自動ではなく、詰込作業については詰込補助部200を用いて作業者の作業を効率よく補助することにし、両ヒダ付き側面部11のフラップ12と、一方の胴面部13のフラップ14と、他方の胴面部15のフラップ16とを順次折り曲げる(折り曲げ)作業のみを自動封緘部100によって自動化することに特化した封緘装置であるため、設備導入費用を安価に抑えられる。
また、自動的に各フラップを折り曲げて封緘する装置であるため、一連の封緘作業を手動で行う上記1)の方法と比較して、作業性、作業効率の改善が図られる。
本実施例によれば、開口装置150が、他方の胴面部15の口15aに挿入されて、他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ形状が整えられた状態にされる。すなわち、他方の胴面部15のフラップ16の湾曲してしまうおそれのある左右両側を強制的に開くことにより、他方の胴面部15の口15aが張られ、他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ形状が整えられる。このように後から折り曲げられる他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ形状を整えた状態にして、先に折り曲げられた一方の胴面部13のフラップ14の上に、他方の胴面部15のフラップ16を押し当てて、開口部10aを封緘するようにしたので、封緘時に、シワが発生したり、規定位置からずれて接着されるなどの封緘精度の劣化が生じることなく、高品質に封緘することができる。
なお、本実施例では、自動封緘部100を全自動の装置で構成し、詰込補助部200を手動の装置で構成して、全体として半自動の封緘装置300として構成しているが、手動で行うべき詰込作業も自動化することにより、封緘装置300を全自動の装置で構成する実施も可能である。
また、本実施例では、開口装置150を2本のアーム150L、150Rで構成しているが、これは一例であり、他方の胴面部15の口15aを張り、他方の胴面部15のフラップ16の折り曲げ形状が整えることができるものであれば、アームの形状や本数、アームの動作あるいは開口装置の構成は任意である。
10 紙袋、10a 開口部、両ヒダ付き側面部11(11L、11R)、13 一方の胴面部、15 他方の胴面部、12、14、16 フラップ、120(120L、120R) 押さえ板、130 第1のローラ、140、第2のローラ、150 開口装置、150L、150R アーム

Claims (2)

  1. 紙袋の開口部から被包装体を当該紙袋の内部に装填した後に、前記被包装体よりも前記開口部側に突出したフラップであって、両ヒダ付き側面部のフラップと、一方の胴面部のフラップと、他方の胴面部のフラップとを順次折り曲げて、前記開口部を封緘する紙袋開口部の封緘装置において、
    前記両ヒダ付き側面部のフラップを折り曲げ、前記被包装体の上面で、折り曲げられた前記両ヒダ付き側面部のフラップを押さえる押さえ板と、
    前記一方の胴面部のフラップを折り曲げ、前記折り曲げられた前記両ヒダ付き側面部のフラップの上に、前記一方の胴面部のフラップを押し当てる第1のローラと、
    前記他方の胴面部のフラップを折り曲げ、前記折り曲げられた前記一方の胴面部のフラップの上に、前記他方の胴面部のフラップを押し当てる第2のローラと、
    前記他方の胴面部のフラップを折り曲げた際に形成される前記他方の胴面部の口に、挿入して、当該他方の胴面部の口を、前記紙袋の側面外方に開いて、前記他方の胴面部のフラップの折り曲げ形状を整える開口装置と
    を備え、
    前記開口装置が、前記他方の胴面部の口に挿入された状態で、前記第2のローラを動作させて、前記折り曲げられた前記一方の胴面部のフラップの上に、前記他方の胴面部のフラップを押し当てること
    を特徴とする紙袋開口部の封緘装置。
  2. 前記開口装置は、2本のアームを含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載の紙袋開口部の封緘装置。
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