JPH0729071Y2 - 給紙装置のガイド板保持構造 - Google Patents

給紙装置のガイド板保持構造

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JPH0729071Y2
JPH0729071Y2 JP1989003751U JP375189U JPH0729071Y2 JP H0729071 Y2 JPH0729071 Y2 JP H0729071Y2 JP 1989003751 U JP1989003751 U JP 1989003751U JP 375189 U JP375189 U JP 375189U JP H0729071 Y2 JPH0729071 Y2 JP H0729071Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、給紙位置にセツトされてピツクアツプロー
ラによつて送り出され、フイードローラによつて給送さ
れるシート状の用紙を案内するガイド板を有する複写
機,プリント等に用いられる給紙装置のガイド板保持構
造に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば複写機には、第7図に示すようにピツクア
ツプローラ1の給紙下流側に互いに圧接するフイードロ
ーラ2とリバースローラ3が設けられ、給紙位置にセツ
トされてピツクアツプローラ1によつて送り出されるシ
ート状の転写紙Pを案内するフイードガイド板4とリバ
ースガイド板5が、装置本体の固定部6,7に止めネジ8
によつてそれぞれ取外し可能に取付けられているものが
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなフイードガイド板4とリバー
スガイド板5は、給紙精度を低下させることのないよう
に高い取付け精度が要求されるが、フイードガイド板4
とリバースガイド板5の先端側(第7図で右方)がこの
ようにフリー状態になつている場合には、リバースガイ
ド板5のガイド面とフイードローラ2の下部との寸法L1
が用紙の案内に適した所定寸法から外れる場合があり、
そのようになるとリバースガイド板5とフイードガイド
板4の間の隙間L2は矢示Aの給紙方向に沿つて均一にな
らなくなるため、給送される転写紙Pが受ける給送時の
負荷抵抗が均一にならず、重送,不送り,ジャム等の給
紙不良を生じやすくなる。
また、ピツクアツプローラ1及びフイードローラ2等の
駆動時には、その駆動による振動が先端側をフリー状態
にして振動しやすい状態にあるフイードガイド板4やリ
バースガイド板5に伝わると、それが振動して他のガイ
ド板に接したりして耳ざわりなビビリ音等が発生する場
合があるという問題点があつた。
この考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
ガイド板を精度良く保持して用紙の重送や不送り、ジャ
ム等の給紙不良を防止すると共に、給紙装置等の駆動系
を駆動させたときに耳ざわりなビビリ音等の不快な音が
発生しないようにすることを目的とする。
また、ガイド板の間を給送される用紙がスキユーを生じ
ないようにすることも目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記の給紙不良や不快な音が発生しないよう
にするため、給紙位置にセツトされたシート状の用紙を
送り出すピツクアツプローラとその用紙を給送するフイ
ードローラとを開口内に配置し、上記各ローラによつて
給送する用紙を案内する第1のガイド板と、 上記フイードローラに圧接して連れ回り可能でありその
フイードローラの搬送方向と反対の方向に用紙の重送を
防止するための回転力が付与されたリバースローラを開
口内に配置し、上記第1のガイド板に対向して配設され
た第2のガイド板とを備えた給紙装置において、 上記第1,第2のガイド板の少なくとも一方の給紙下流側
先端の両端部を、複写機本体の装置固定部に固設したガ
イド板保持部材のスリツト溝に給紙上流側から嵌入させ
て保持するとともに、それら第1,第2のガイド板の少な
くとも一方の給紙上流側端部に固定面を形成し、該固定
面を複写機本体に固設したステー部材に給紙上流側から
の操作で取付けたものである。
また、第1と第2のガイド板の間を給送される用紙がス
キユーを生じないようにするため、上記の給紙装置にお
いて、第1,第2のガイド板の各給紙下流側先端の両端部
を、複写機本体の装置固定部に固設したガイド板保持部
材に2段に形成したスリツト溝に給紙上流側からそれぞ
れ嵌入させて保持するとともに、それら第1,第2のガイ
ド板の各給紙上流側端部にぞれぞれ固定面を形成し、該
固定面を複写機本体に固設したステー部材にそれぞれ給
紙上流側からの操作で取付けるとよい。
〔作用〕
このように給紙装置のガイド板保持構造を構成すれば、
第1,第2のガイド板のいずれか一方の給紙下流側先端の
両端部を、それぞれガイド板保持部材の各スリツト溝に
それぞれ嵌入すると、それら両端部はガイド板保持部材
によつて高い位置精度で保持されるので、重送や不送
り、ジヤム等の給紙不良が生じにくくなる。
そして、第1,第2のガイド板の少なくとも一方の給紙下
流側先端の両端部は、ガイド板保持部材のスリツト溝に
給紙上流側から嵌入でき、しかも第1,第2のガイド板の
少なくとも一方の給紙上流側に形成した固定面について
も給紙上流側からステー部材に取付けることができるの
で、複写機本体への同ガイド板の取付け作業を給紙上流
側のみから容易に行なえ作業能率が向上する。
さらに、ガイド板保持部材及びステー部材は複写機本体
に固設してあるので、メンテナンスや紙づまり等に際し
て、これらガイド板保持部材及びステー部材を複写機本
体側に残し、上記ガイド板のみを複写機本体から取り外
すことができ、その際の作業を容易に行うことができる
ようになつている。
また、第1,第2のガイド板の給紙下流側先端の両端部
を、ガイド板保持部材に2段に形成した各スリツト溝に
それぞれ嵌入させて保持させた場合には、そのガイド板
間の隙間が給紙方向の各位置で均一に保たれるので、給
送される用紙がその第1,第2のガイド板から受ける給送
時の負荷抵抗が均一になり、用紙にスキユーが発生しな
くなる。
この場合にも、第1,第2のガイド板の各給紙下流側先端
の両端部は、ガイド板保持部材の各スリツト溝に給紙上
流側から嵌入でき、しかも同ガイド板の各給紙上流側に
形成した固定面についても給紙上流側からステー部材に
取付けることができるので、複写機本体への同ガイド板
の取付け作用を給紙上流側のみから容易に行なえ作業能
率が向上する。
さらに、ガイド板保持部材及びステー部材は複写機本体
に固設してあるので、メンテナンスや紙づまり等に際し
て、これらガイド板保持部材及びステー部材を複写機本
体側に残し、上記ガイド板のみを複写機本体から取り外
すことができ、その際の作業を容易に行うことができ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。
第1図はこの考案による給紙装置のガイド板保持構造を
示す斜視図、第2図は第1図のガイド板保持構造を使用
した複写機の給紙装置付近を示す概略構成図である。
この複写機は、カラー複写も行うことができるものであ
り、第2図に示す複写機本体11の上部に配置される図示
しないコンタクトガラス上にセツトしたカラー原稿を、
スキヤニング光学系(図示せず)によつて繰り返しスキ
ヤニングすることにより一定速度で回転する感光体ドラ
ム14上に逐次複数色分解露光を行ない、この感光体ドラ
ム14上に潜像を作像する。
そして、その潜像を原稿に対応する補色トナーでその都
度現像した後、給紙装置30から中間ローラ48、レジスト
ローラ49等を介して搬送されて、感光体ドラム14に接し
て矢示方向に回転する転写ドラム15上にクランプ保持さ
れる転写紙(用紙)Pに、そのトナー像を繰り返し転写
する。
その転写が終了した転写紙Pは、分離爪25によつて転写
ドラム15から剥がされて搬送ベルト26によつて定着ユニ
ツト40へ搬送され、そこで定着熱ローラ41と加圧ローラ
42とによつて転写紙上に形成された転写像(トナー像)
が定着された後、排紙ローラ対43によつて排紙トレイ27
上に排出される。
給紙装置30は、給紙カセツト31内に収納されて底板上昇
アーム32によつて、底板33を介して上昇されて図示の給
紙位置にセツトされた用紙束の最上位の転写紙Pに圧接
回転して、その転写紙を矢示B方向に送り出すピツクア
ツプローラ34と、そのピツクアツプローラ34を支持する
支持部材35の給紙下流側(第2図で右方)に図示しない
軸受を介して回転可能に軸支されるフイードローラ36と
を備えている。
そして、そのフイードローラ36を、その上方に配置され
る転写紙上に形成される転写像を定着させるための定着
ユニツト40を着脱可能(第2図で手前と奥方向)に案内
保持するガイド部材37の下面に溶接等により取付けた保
持部材38によつて回転可能に保持している。
また、この給紙装置30の用紙送出部には、ピツクアツプ
ローラ34とフイードローラ36とを開口内に配置し、これ
ら各ローラによつて給送する転写紙Pを案内する第1の
ガイド板45と、フイードローラ36に圧接して連れ回り可
能でありそのフイードローラ36の搬送方向(矢示B方
向)と反対の方向に転写紙Pの重送を防止するための回
転力が付与されたリバースローラ39を開口内に配置し、
第1のガイド板45に対向して配設される第2のガイド板
46とを設けている。
そして、その第1,第2のガイド板45,46の各給紙下流側
先端の両端部を、複写機本体11の図示しない装置固定部
にそれぞれ固設したガイド板保持部材47A,47B(第1図
参照)に2段に形成した各スリツト溝にそれぞれ給紙上
流側から嵌入させて保持している。
なお、この複写機では、第2図に示すようにピツクアツ
プローラ34,フイードローラ36及びリバースローラ39等
による給紙部が上下2段に設けられており、それに対応
して給紙カセツト31(下段は図示を略している)も2段
に複写機本体11に対して挿脱可能に挿着されている。
さらに、第1,第2のガイド板45,46の給紙下流側には、
給紙上流側の一端を支点として回動可能であり、フイー
ドローラ36によつて給紙される転写紙Pを駆動側ローラ
48aとそれに圧接する従動側ローラ48bとからなる中間ロ
ーラ48へ案内する第1のガイド部材51と、従動側ローラ
48bを回転可能に保持すると共に給紙上流側の一端を支
点として回動可能に保持され、第1のガイド部材51によ
つて案内される転写紙Pを中間ローラ48を介してさらに
下流側へ案内する第2のガイド部材52とを設けている。
そして、この第1,第2のガイド部材51,52は、第2図の
矢示C,Eの各方向にそれぞれ開放可能であり、その第1
のガイド部材51の側部に位置決めピン53を突設すると共
に、その位置決めピン53に対応して第2のガイド部材52
の側部に位置決め溝52aを形成し、その位置決め溝52aに
位置決めピン53を係合させることによつて第1,第2のガ
イド部材51,52を共に第2図に示す所定の位置に位置決
めするようにしている。
なお、この実施例では、第1のガイド部材51を第1図に
矢示Cで示す位置決めを解除する方向に回動させて開放
したとき、その第1のガイド部材51の右端側の一部が第
2のガイド部材52に当接すると共に、その第1のガイド
部材51を閉じた(矢示Cと反対方向)ときに、第1のガ
イド部材51の側部の位置決めピン53が第2のガイド部材
52の側部に当接して、第1と第2のガイド部材51と52が
連動してそれぞれ開閉するようになつている。
そして、第2のガイド部材52(磁性体で形成されてい
る)の開放時には、それが複写機本体11の装置固定部11
aに固設されるマグネツト50に吸着されて開放状態が保
てるようになつている。
ピツクアツプローラ34とフイードローラ36は、第1図に
示すように支持部材35の両側部を下方へ折り曲げて形成
した側面35a,35bの側面35a側に図示しない軸受を介して
それぞれ回転可能に取付けられており、その各ローラに
一体に取付けられたギヤ54と55が中間ギヤ56を介して噛
み合い、矢示の同一方向に連動するようになつている。
そのフイードローラ36は、支持部材35の両側面35a,35b
を共に回転可能に貫通し、第1のガイド板45の外側まで
延びる長いフイードローラ軸57の一端に固定されてお
り、そのフイードローラ軸57はフイードローラ36側が保
持部材38により、それと反対側の端部が複写機本体11
(第2図)の固定部に固設される図示しない支持部材に
よつてそれぞれ図示しない軸受を介して回転可能に支持
されている。
そして、その保持部材38が、第2図に示す定着ユニツト
40を同図で手前側と奥方向へ案内保持するガイド部材37
の底面に、例えば溶接することによつて固設されてい
る。
したがつて、支持部材35はフイードローラ軸57を中心に
して第1図の矢示G方向に回動できるようになつてお
り、その一端を延設したレバー部35cに可動部を取付け
た図示しないソレノイドをオンさせたときに、それが下
方に回動してピツクアツプローラ34が第1のガイド板45
の開口45a内を下降して給紙位置にある最上位の転写紙
に圧接し、それをオフしたときにソレノイドの吸引方向
と反対の方向に付勢力が作用するように係着される図示
しないスプリングによつて、それが上昇方向に回動する
ようになつている。
また、第1,第2のガイド板45,46の給紙下流側両端の保
持は、前述のようにガイド板保持部材47A,47Bによつて
行なつているが、その両ガイド板保持部材はその一方の
ガイド板保持部材47A側を第4図に示すように、例えば
樹脂製のブロツク部材に上下2段に、第1,第2のガイド
板45,46の各板厚よりも若干幅を広くしたスリツト幅
l1,l2のスリツト溝47a,47bをそれぞれ形成し、そのス
リツト溝47aと47bの中間部47cの入口側を傾斜させて、
第1のガイド板45及び第2のガイド板46を第4図の矢示
H方向に押し込んだ時に、その各端部45b,46a(第3
図)が各スリツト溝47a,47bに案内されやすいようにし
ている。
なお、スリツト溝47aと47bの間隔は、その各溝内に第1
と第2のガイド板45と46をそれぞれ嵌入させたときに、
それらが平行になるように設定する。
また、第1図及び第3図に示すガイド板保持部材47Bも
同様に、スリツト溝47aと47bが2段に形成され、中間部
47cの入口側は傾斜させてある。
そして、このガイド板保持部材47A,47Bが、第3図に示
すように第1,第2のガイド板45,46を共に挟むように平
行して複写機本体11(第2図)に固設される両側板61,6
2の内側にそれぞれ固定されており、そのガイド板保持
部材47A,47Bの各スリツト溝47a,47bに、第1図にも示す
ようにそれぞれ各給紙下流側先端(第3図で上方)の両
端部45b,45c及び46a,46bを給紙上流側から嵌入して保持
させた状態で、第1,第2のガイド板45,46の各給紙上流
側の端部に形成した固定面45d,46cを、複写機本体11の
側板61と62の間に横架して固設したステー部材63,64
に、複数の止めネジ8によつて、給紙上流側からそれぞ
れ取外し可能に取付けている。
以上のように、この給紙装置のガイド板保持構造は、第
1,第2のガイド板45,46の後部側を止めネジ8によつて
ステー部材63,64に固定し、先端側は各ガイド板保持部
材47A,47Bによつてそれぞれ高い位置精度で保持するよ
うにしているので、その対向するガイド面間の隙間(第
7図のL2に相当)は給紙方向(第2図の矢示B方向)に
沿つて略均一になるため、重送(多数枚送り)や不送
り、ジヤム等の給紙不良が生じにくい。
また、ガイド板間の隙間が均一に確保されるので、給送
される転写紙が第1,第2の各ガイド板45,46から受ける
給送時の負荷抵抗も給紙方向の各位置で均一になるた
め、転写紙のスキユーも発生しにくくなる。
さらに、この実施例ではガイド板保持部材47A,47Bを樹
脂によつて形成(スリツト溝内でガイド板が振れないよ
うにすれば金属であつてもよい)したので、第1又は第
2のガイド板45又は46をガイド板保持部材47A,47Bのス
リツト溝47a,47bへ嵌入した状態で、給紙装置等の各駆
動系が駆動されてガイド板45及び46がスリツト溝47a,47
b内における若干の隙間によつて振動しても、金属性の
高い音や耳ざわりなビビリ音は発生しない。
また、第1,第2のガイド板45,46の各給紙下流側先端の
両端部45b,45c及び46a,46bは、ガイド板保持部材47A,47
Bの各スリツト溝47a,47bに給紙上流側から嵌入でき、し
かも同ガイド板45,46の各給紙上流側に形成した固定面4
5d,46cについても給紙上流側からステー部材63,64に取
付けることができるので、複写機本体11への同ガイド板
45,46の取付け作業を給紙上流側のみから容易に行なえ
る。
さらに、ガイド板保持部材47A,47B及びステー部材63,64
は複写機本体11に固設してあるので、メンテナンスや紙
づまり等に際して、これらガイド板保持部材47A,47B及
びステー部材63,64を複写機本体11側に残し、上記ガイ
ド板45,46のみを複写機本体11から取り外すことがで
き、その際の作業を容易に行うことができる。
なお、第1と第2のガイド板45と46は、そのいずれか一
方の給紙下流側先端の両端部45bと45c又は46aと46bをガ
イド板保持部材によつて保持するようにしてもよい。
第5図及び第6図はガイド板をガイド板保持部材に節度
感ある嵌入で嵌合するようにした他の実施例を示す嵌入
前と嵌入後の状態をそれぞれ示す斜視図及び断面図であ
る。
この実施例では、ブロツク状の樹脂製のガイド板保持部
材67に、上下2段にスリツト溝67a,67bを水平方向に貫
通させて形成することによつて中間部67cよりも肉厚の
薄い上段部67dと下段部67eを形成し、その上,下段部67
d,67eの各内面に、第6図に明示するように浅い深さの
半球溝67fをそれぞれ形成している。
一方、第1,第2のガイド板45,46側には、例えばガイド
板自体を局部的に絞り込んで突設した高さの低い半球状
の突出部45e,46dを、嵌入時に半球溝67fに対応する位置
にそれぞれ突設し、第1,第2のガイド板45,46をそれぞ
れスリツト溝67a,67b内に押し込んだときに、上,下段
部67d,67eがそれぞれ外側に若干たわみを生じて第6図
に示す位置迄押し込むことができ、突出部45e,46dが各
半球溝67f内にガタつきを生じることのない節度感のあ
る嵌入によつて嵌合保持されるようにしている。
したがつて、この実施例によれば、ビビリ音等の不快な
異音をより確実に防止することができる。
以上、この考案を複写機に適用した実施例について説明
したが、この考案は複写機以外のプリンタ等についても
同様に適用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、ガイド板の給
紙下流側先端の両端部をガイド板保持部材のスリツト溝
に嵌入させて保持するようにしたので、ガイド板の位置
精度が高くなるために重送,不送り及びジヤム等の給紙
不良が生じなくなると共に、給紙装置等の駆動系を駆動
させたときにも耳ざわりなビビリ音等の不快な音が発生
しなくなる。
また、第1,第2のガイド板の各給紙下流側先端の両端部
を、2段に形成した各スリツト溝にそれぞれ嵌入させて
保持した場合には、そのガイド板間の隙間を給紙方向に
沿つて均一にすることができるので、用紙にスキユーが
生じなくなる。
これらの各場合において、上記ガイド板の給紙下流側先
端の両端部は、ガイド板保持部材のスリツト溝に給紙上
流側から嵌入でき、しかも上記ガイド板の給紙上流側に
形成した固定面についても給紙上流側からステー部材に
取付けることができるので、複写機本体への同ガイド板
の取付け作業を給紙上流側のみから容易に行なえ作業能
率が向上する。
さらに、ガイド板保持部材及びステー部材は複写機本体
に固設してあるので、メンテナンスや紙づまり等に際し
て、これらガイド板保持部材及びステー部材を複写機本
体側に残し、上記ガイド板のみを複写機本体から取り外
すことができ、その際の作業を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による給紙装置のガイド板保持構造を
示す斜視図、 第2図は第1図のガイド板保持構造を使用した複写機の
給紙装置付近を示す概略構成図、 第3図は第1,第2のガイド体45,46の取付け状態を示す
下面図、 第4図はガイド板保持部材47Aの外観形状と第1のガイ
ド板45の一部を示す斜視図、 第5図及び第6図はガイド板をガイド板保持部材に節度
感ある嵌入で嵌合するようにした他の実施例を示す嵌入
前と嵌入後の状態をそれぞれ示す斜視図及び断面図、 第7図は従来の給紙装置のガイド板保持構造の一例を示
す構成図である。 11……複写機本体、30……給紙装置 31……給紙カセツト 34……ピツクアツプローラ 36……フイードローラ 39……リバースローラ、40……定着ユニツト 45……第1のガイド板、46……第2のガイド板 47a,47b,67a,67b……スリツト溝 47A,47B,67……ガイド板保持部材 P……転写紙(用紙)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙位置にセツトされたシート状の用紙を
    送り出すピツクアツプローラとその用紙を給送するフイ
    ードローラとを開口内に配置し、前記各ローラによつて
    給送する用紙を案内する第1のガイド板と、 前記フイードローラに圧接して連れ回り可能であり該フ
    イードローラの搬送方向と反対の方向に用紙の重送を防
    止するための回転力が付与されたリバースローラを開口
    内に配置し、前記第1のガイド板に対向して配設された
    第2のガイド板とを備えた給紙装置において、 前記第1,第2のガイド板の少なくとも一方の給紙下流側
    先端の両端部を、複写機本体の装置固定部に固設したガ
    イド板保持部材のスリツト溝に給紙上流側から嵌入させ
    て保持するとともに、 前記第1,第2のガイド板の少なくとも一方の給紙上流側
    端部に固定面を形成し、該固定面を複写機本体に固設し
    たステー部材に給紙上流側からの操作で取付けてなる給
    紙装置のガイド板保持構造。
  2. 【請求項2】前記第1,第2のガイド板の各給紙下流側先
    端の両端部を、複写機本体の装置固定部に固設したガイ
    ド板保持部材に2段に形成したスリツト溝に給紙上流側
    からそれぞれ嵌入させて保持するとともに、 前記第1,第2のガイド板の各給紙上流側端部にそれぞれ
    固定面を形成し、該固定面を複写機本体に固設したステ
    ー部材にそれぞれ給紙上流側からの操作で取付けてなる
    請求項1記載の給紙装置のガイド板保持構造。
JP1989003751U 1989-01-17 1989-01-17 給紙装置のガイド板保持構造 Expired - Lifetime JPH0729071Y2 (ja)

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