JPH0729057A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH0729057A
JPH0729057A JP19541193A JP19541193A JPH0729057A JP H0729057 A JPH0729057 A JP H0729057A JP 19541193 A JP19541193 A JP 19541193A JP 19541193 A JP19541193 A JP 19541193A JP H0729057 A JPH0729057 A JP H0729057A
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JP
Japan
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temperature
product
cooler
heater
temperature sensor
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JP19541193A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kawaguchi
義博 川口
Masayuki Ono
誠之 大野
Shozo Iwamoto
昌三 岩本
Koji Kawakami
浩二 川上
Hiroyuki Kakiuchi
弘行 垣内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Fuji Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】冷却器やヒータをオンオフ制御するための温度
検知を正確にする。 【構成】温度センサ26を商品13を受け止める販売機
構15のフラッパ14や商品収納通路5の幅を調整する
調整板16の商品13との接触部分に取り付け、この温
度センサ26で商品13の温度を直接検知して冷却器や
ヒータの運転制御を行うようにする。これにより、庫内
を循環する空気の吐出口や冷却器表面に温度センサを取
り付けて商品温度を間接的に検知していた従来構成に比
べて冷却器やヒータを適正に制御でき、温度管理の精度
が向上するとともに、夏場の午後などの電力需要のピー
ク時間帯に冷却器やヒータを強制停止する際の商品温度
の過度の上昇や低下の監視が確実となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、缶飲料などの商品を
冷却又は加熱して販売する自動販売機に関し、詳しくは
商品温度管理の精度を向上させるとともに、それと関連
して電力負荷管理を容易にした自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】缶飲料などの商品を貯蔵した商品収納室
に冷却器やヒータが設置され、これらを通して循環する
冷風や熱風により商品を冷却あるいは加熱して販売する
自動販売機は多数展開されている。上記冷却器やヒータ
は庫内に設置された温度センサからの温度検知信号と予
め設定された基準温度とに基づいてオンオフ制御され、
これによって商品は所望の温度範囲に保たれるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その場合、従来の自動
販売機においては、温度センサは循環空気の吐出口や冷
却器の表面に設置され、庫内空気や冷却器の温度を検知
することにより商品温度を間接的に管理する方式を採っ
ている。そのため、従来の温度センサで検知する温度は
庫内の全商品を包括した温度となり、商品間に温度差が
あっても見過ごされるという問題があった。例えば、特
定商品のみが売り切れてその商品を補充した場合、他の
ほとんどの商品が十分に冷却あるいは加熱されている
と、これらの商品を包括して温度センサが検知する温度
はそれほど変化しないため、冷却器やヒータに対する運
転指令が直ぐには行われず、結果として補充商品のみは
所定の温度に達しないまま販売されるという不都合があ
った。
【0004】一方、電力の消費量は年々増加の傾向をた
どる反面、発電所の建設は立地難や建設費の膨張などに
より困難の度を強めており、電力予備率の低下が憂慮さ
れている。特に、電力需要がピークとなる夏場の午後に
は、何らかの対策が求められているが、自動販売機の普
及は津々浦々に及び、その電力消費量も大きなものにな
っている。これまで、自動販売機は夜間の販売量が低下
する時間帯に冷却あるいは加熱用の電源をカットするな
どしているが、これは電力費を節約するのが目的であ
り、電力のピーク需要を抑えることには役立っていな
い。それどころか、冷却系の自動販売機の場合、夏場は
外気温の上昇とコールド商品の販売量の増加により商品
温度の維持のための電力消費がかえって増える時期であ
り、その運転状況は電力供給サイドの要望と相反するも
のとなっている。
【0005】この発明は、以上のような状況の下になさ
れたものであって、商品の温度管理をよりきめ細かく行
うことのできる自動販売機を提供することを目的とする
ものである。また、この発明は、商品の温度管理をきめ
細かく行い、その結果として商品温度を損なうことなく
電力需要のピーク対策を実現することのできる自動販売
機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、冷却器又は
ヒータをオンオフ制御するための温度センサを貯蔵商品
の温度が直接検知できるように、その表面に密接させて
設けることにより、商品の温度管理の精度を上げるもの
とする。そして、上記温度センサで検知した商品温度が
予め設定された一定の限界温度を越えない範囲内で、1
日のうちの特定時間帯に冷却器又はヒータの運転を強制
的に停止する制御手段を設けることにより、電力需要が
ピークとなる時間帯での電力消費を抑えるものとする。
その場合、冷却器又はヒータを強制的に停止する特定時
間帯の前の一定時間帯に、温度センサで検知した商品温
度が予め設定された一定の限界温度を越えない範囲内
で、通常の基準温度よりも過冷又は加熱側にシフトされ
た基準温度に基づいて前記冷却器又はヒータをオンオフ
制御する制御手段を設ければ、強制停止中に商品温度を
保持する上で有利となる。
【0007】
【作用】従来は循環風や冷却器の温度から商品温度を間
接的に管理していたのに対し、この発明では温度センサ
を貯蔵商品の表面に密接させることにより、その商品温
度を直接的に検知して冷却器やヒータをオンオフ制御す
る。これにより、商品ごとにそれ自体から得た温度情報
に基づいて冷却器やヒータをきめ細かく制御することが
でき、商品ごとに温度のばらつきがあるにもかかわら
ず、これらを包括して大まかに管理していた従来方式に
比べて商品温度の管理精度を大幅に向上させることが可
能となる一方、例えば夏場の午後の電力需要のピーク時
間帯に、電力消費の大きい冷却器の運転を強制的に停止
させる案が検討されているが、その場合にも、その時間
帯には冷却器を一切運転しないということにすると、温
度が基準よりも甚だしく上昇した商品を販売する危険が
生じる。したがって、基準温度よりも若干高い限界温度
を設定し、商品温度がこの温度を越えたら強制停止時間
中でも冷却運転を一時的に再開して、商品温度を限界温
度程度に保つことが望まれる。これは、ヒータの通電を
停止する場合でも同じである。
【0008】しかしながら、従来は循環風や冷却器の温
度を検知しているため、冷却器やヒータの運転を停止し
ている最中の温度センサの検知温度と実際の商品温度と
は乖離が大きく、1つの冷却器やヒータがまかなう商品
収納室全体にわたって温度センサの検知温度と商品の限
界温度との関係をある程度正確に予測・決定することは
困難であり、その結果として冷却器やヒータの強制停止
は品温の確保の面で不安が大きかった。その点、この発
明によれば、商品温度を直接的に検知し、冷却器やヒー
タの強制停止中にいずれかの商品が限界温度になれば、
これを正確に検知して冷却器やヒータを一時的に再運転
することが可能であるため、電力のピーク需要に対応し
て冷却器やヒータを強制停止する電力需要対策が安全に
実施できる。その場合、冷却器やヒータの強制停止時間
帯の前に、これらを通常の基準温度よりも過冷又は加熱
側にシフトされた基準温度に基づいて運転制御して蓄熱
を計る一定時間帯を設けておくことにより、品温の維持
がより確実になる。
【0009】
【実施例】以下、缶飲料自動販売機におけるこの発明の
実施例について説明する。まず、図6はこの発明の実施
対象となる自動販売機の概略構成を示す縦断面図であ
る。図において、自動販売機本体1内には断熱材2を介
して前面(図の左側の面)が開口した商品収納室3が構
成され、その内部に商品収納棚4が配置されている。商
品収納棚4は前後に4列の曲がりくねった商品収納通路
5を有しているが、この商品収納通路5は左右(紙面に
直角の方向)にも複数列、例えば4列形成されている。
商品収納室3の前面は断熱壁からなる内扉6で開閉自在
に密閉され、その外側に自動販売機本体1を開閉自在に
閉塞する本体扉7がある。商品収納室3の底部には冷却
器(蒸発器)8、ヒータ9及びファン10が前後に配置
され、自動販売機本体1の底部には冷却器8に冷媒を供
給する冷凍機の電動圧縮機11やコンデンサ12が収容
されている。
【0010】商品収納棚4の各商品収納通路5には、円
筒状の缶容器にコーヒーやジュースが入った缶飲料商品
13が種類ごとに分けて横倒し姿勢で多数積み重ねられ
ている。商品収納通路5の下端部は直線通路となってお
り、最下部の商品13はここに斜めに張り出すフラッパ
14に受け止められて落下を阻止されている。フラッパ
14は販売機構15の一部を構成するもので、この販売
機構15は前後各2列の商品収納通路5ごとに背中合わ
せに配設されている。そして、各商品収納通路5におけ
る販売機構15の対向面には、通路の前後幅(図の左右
寸法)を商品径に合わせて調整する調整板16が設けら
れている。冷却器8とヒータ9とは季節によっていずれ
かが運転され、商品13はファン10により冷却器8及
びヒータ9を通して矢印で示すように循環通風される冷
風又は熱風により冷却又は加熱されるが、今の場合は夏
期として冷却器8が運転されているものとする。
【0011】このような自動販売機において、商品販売
時にはいずれかの商品収納通路5の商品13がフラッパ
14による落下阻止を外されシュータ17上に落下す
る。この商品13はシュータ17に沿って転動し、内扉
6の下部に設けられた搬出扉18を押し開けて商品取出
口19に達する。図7は販売機構15を拡大して示す側
面図である。詳細な動作については説明を省略するが、
商品販売時には駆動用ソレノイド20が励磁されてその
プランジャ20aが図の上方に吸引されると、フラッパ
14がピン21を支点に回動して後退し、同時にストッ
パ22がピン23を支点に回動して突出する。これによ
り、最下商品13Aが落下し、次の商品13Bがストッ
パ22で受け止められる。次いで、ソレノイド20の励
磁が解かれると、フラッパ14及びストッパ22は図示
状態に復帰し、商品13Bがフラッパ14で受け止めら
れて販売待機状態となる。フラッパ14及びストッパ2
2は商品13を傷つけないように、合成樹脂で形成され
ている。
【0012】一方、図8は調整板16を拡大して示す裏
面側から見た斜視図である。調整板16は左右両側に耳
辺16aが折り曲げ形成された鉄板製の板であるが、耳
辺16aを貫通する上下2本の支持ワイヤ24の両端が
商品収納通路5の左右側壁5aの上下2箇所のスリット
25にそれぞれ掛けられることにより、一定位置に保持
されている。スリット25は前後に位置の異なる上,
中,下の3種類の段部を備えており、支持ワイヤ24を
どの段部に掛けられるかによって商品径に合わせた通路
幅の調整が行われる。
【0013】以上で、自動販売機の概略構成の説明を終
了し、次にこの発明に係る温度センサの取付構成につい
て説明する。図1〜図3は、温度センサを販売機構15
のフラッパ14に保持させた実施例を示すもので、図1
は商品収納通路5の下部側面図、図2はフラッパ14の
要部斜視図、図3は図2の III−III 線に沿う断面図で
ある。すでに述べたように、商品収納通路5内の最下商
品13はフラッパ14で受け止められ、その円周の一点
Aでフラッパ14と接触している。そこで、フラッパ1
4の商品13と接触する部分に温度センサ26を商品1
3の長手方向に沿って取り付け、この温度センサ26で
商品13の温度を直接検知する。図示の温度センサ26
は円筒ケースにサーミスタからなる検知素子が封入され
たものであるが、合成樹脂からなるフラッパ14は熱伝
導(達)性が悪いため、商品13からの熱を熱伝導
(達)性のよい材料(例えば銅やアルミ)に伝え、その
熱を温度センサ26に伝えるようにしている。
【0014】すなわち、銅あるいはアルミで長方形の伝
熱板27構成し、その左右2箇所に切り曲げにより一体
形成したU字状のバンド27aの中に温度センサ26を
圧入して固定する。一方、フラッパ14には温度センサ
26を収容できる角窓28をあけ、その上面側周縁に伝
熱板27の輪郭に合わせた逃げ部を設ける。そして、フ
ラッパ14に伝熱板27を図示の通り組み合わせて接着
剤で固定する。また、伝熱板27は熱容量が小さく周囲
温度の影響を受けやすいので、窓穴28に伝熱性の小さ
い材料(例えばシリコーンゴム)からなる断熱剤29を
充填し、周囲温度との縁切りを行う。このような構成に
よれば、次回販売に真先に搬出される最下商品13の温
度を温度センサ26により伝熱板27を介して直接検知
することができる。
【0015】次に、図4及び図5は温度センサ26を調
整板16に取り付けて商品温度を直接検知する実施例を
示すもので、いずれも(A)は調整板部分の要部を断面
にした側面図、(B)はその背面図である。図1に示す
ように、最下商品13は円周上の1点Bで調整板16と
接触している。そこで、調整板16の商品13と接触す
る部分に温度センサ26を商品13の長手方向に沿って
取り付け、商品13の温度を直接検知する。図4は調整
板16の板材に直に温度センサ26を取り付けたもの
で、左右2箇所にU字状のバンド16aを一体に切り曲
げ形成し、これに温度センサ26を圧入して固定して、
断熱剤29で覆ってある。調整板16は鉄板製なので熱
伝導(達)性に問題はない。
【0016】これに対して、図5においては調整板16
に窓穴30をあけ、この部分に商品13と接触するよう
に設けたフラッパ状の伝熱板31に、図4の場合と同様
にして温度センサ26を固定し、断熱剤29で覆ってい
る。伝導板31はピン32で上端を回動自在に支持さ
れ、ピン32に装着された捩じりばね33により商品1
3に押し付けられている。このような構成によれば、伝
導板31を鉄板より更に熱伝導(達)性のよい銅やアル
ミで形成でき、また調整板本体16と熱的に切り離せる
ので検知精度が一層よくなる。以上示したように、温度
センサ26を商品13の表面に密接させ、その温度を直
接検知できる構成とすることにより、各商品収納通路5
の商品温度を個別且つ直接的に把握できる。
【0017】例えば、図6に示すように、最前列の商品
13の売れ行きがよく、他の商品13がまだ多数残って
いたとして、最前列の商品収納通路5に常温の商品1
3’を補充したような場合、商品収納室3内の大部分の
商品13は十分に冷えているためにファン10からの循
環空気の温度はそれほど上昇しない。したがって、この
空気温度を検知する従来構成では冷却器8(すなわち電
動圧縮機11)に対する運転指令が出せず、結果として
補充された商品13’は高い温度のまま販売されること
になる。これに対して、実施例の場合は補充商品13’
の高温が直接検知されて直ちに冷却器8に対する運転指
令が出され、補充商品13’は急速に冷却される。
【0018】その場合、温度センサは商品収納通路ごと
に設けるのが理想であるが、実際には構造的及びコスト
的に無理があることが多い。したがって、通路ごとに設
けるのが困難な場合には、平均温度を示すと予測される
通路を代表通路として選んだり、複数の通路を選んで商
品温度を平均したり、最高温度と最低温度を示すと予測
される2つの通路の商品温度を検知してこれらを平均し
たりして制御することが可能である。この発明により、
温度センサ26で商品温度を直接検知して冷却器8の運
転を制御すれば、電力需要がピークとなる特定時間帯
(例えば夏期の13時〜15時)に冷却器8の運転を強
制停止しても、その途中で商品温度が限界温度以上に上
昇することがあれば、それを的確に検知して直ちに冷却
器8の運転を再開し、商品温度を少なくとも限界温度以
下に保持できるので、ピーク需要時間帯での強制停止を
大きな支障なく実施することができる。
【0019】図9は上記強制停止を行う場合の冷却器8
の制御の概略をその前の一定時間帯(例えば11時〜1
3時)の過冷却運転(蓄熱運転)も含めて示すフローチ
ャートである。自動販売機の制御部は、常時は通常運転
(基準の商品温度、例えば4℃による冷却器8のオンオ
フ制御)を行いながら(ステップS1)、内蔵するカレ
ンダーICにより、当日が土曜、日曜あるいは祭日かを
チェックし(ステップS2)、土曜などであれば電力需
要が少ないのでステップS1に戻って通常運転を継続す
る。
【0020】ステップS2で平日であれば、図示しない
外気温センサにより外気温がT1 ℃(例えば25℃)以
上かをチェックし(ステップS3)、T1 ℃未満であれ
ば涼しくて電力需要が少ないのでステップS1に戻って
通常運転を継続する。ステップS3で外気温がT1 ℃以
上なら、過冷却時間帯(11時〜13時)になったかを
チェックし(ステップS4)、なっていなければステッ
プS1に戻って通常運転を継続するが、過冷却時間帯に
なっていれば過冷却運転を開始する(ステップS5)。
過冷却運転は基準温度よりも2〜3℃低い設定温度(例
えば2℃)を基準に冷却器8を制御するものである。
【0021】次いで、温度センサ26で直接検知した商
品温度が下限温度T2 ℃(例えば1℃)以下まで低下し
ていないかをチェックし(ステップS6)、低下してい
なければ強制停止時間帯(13時〜15時)になったか
をチェックする(ステップS7)。そして、まだなって
いなければ、ステップS5に戻って過冷却運転を継続す
る。一方、ステップS6で商品温度がT2 ℃以下になっ
ていれば、商品13が凍結する危険があるので、一時通
常運転に戻す(ステップS8)。そして、強制停止時間
帯になったかをチェックし(ステップS9)、なってい
なければステップS6で商品温度がT2 ℃以下であるこ
とをチェックしながら通常運転を行い、またステップS
6で商品温度が回復してT2 ℃を超えたことが判明すれ
ば、ステップS7に進む。
【0022】ステップS7で強制停止時間帯に入ったこ
とが判明すれば、冷却器8を強制的に停止させる(ステ
ップS10)。その後、商品温度が上限温度T3 ℃(例
えば8℃)以上まで上昇したかをチェックし(ステップ
S11)、上昇していなければ強制停止時間帯が終了し
たかをチェックする(ステップS14)。T3 ℃は商品
が販売できなくなる限界温度である。そして、ステップ
S14で強制停止時間帯が終了していなければ、ステッ
プS10に戻って強制停止を継続する。一方、ステップ
S11で商品温度がT3 ℃以上に上昇していることが判
明すれば、一時通常運転に復帰させ(ステップS1
2)、強制停止時間帯が終了したかをチェックする(ス
テップS13)。終了していなければ、ステップS11
で商品温度がT3 ℃以上であることをチェックしながら
通常運転を行う。ステップS13又はステップS14で
強制停止時間帯が終了していれば、ステップS15で通
常運転に復帰する。
【0023】上述の説明では冷却運転について示した
が、ヒータ9による加熱運転についても全く同様に強制
停止運転を実施できることは勿論である。ただし、その
場合には過冷却運転の代わりに加熱運転を行うことにな
り、その際の基準温度は通常の基準温度(例えば60
℃)よりも2〜3℃高い温度(例えば62℃)とする。
また、強制停止中における限界温度は例えば58℃とす
ることになる。なお、この発明は、缶飲料自動販売機だ
けではなく、商品を冷却あるいは加熱して販売するすべ
ての自動販売機、例えば瓶商品や紙パック商品を扱う自
動販売機にも適用可能であることはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上述べた通り、この発明によれば、冷
却器又はヒータをオンオフ制御するための温度センサを
貯蔵商品の温度が直接検知できるようにその表面に密接
させて設けることにより、商品の補充などで特定の商品
の温度が基準から大きく外れたような場合にもこれを正
確に把握して冷却器やヒータを適正に制御し、商品間の
温度差を急速に解消することができる。また、温度セン
サで直接検知した商品温度が予め設定された一定の限界
温度を越えない範囲内で、1日のうちの特定時間帯に冷
却器又はヒータの運転を強制的に停止する制御手段を設
けることにより、強制停止時間中における限界温度を越
えた商品温度の上昇あるいは低下の発生を正確に把握し
て冷却器あるいはヒータを再運転しつつ、ピーク需要時
間帯での電力消費を有効に抑えることができる。その場
合、冷却器又はヒータを強制的に停止する特定時間帯の
前の一定時間帯に、温度センサで検知した商品温度が予
め設定された一定の限界温度を越えない範囲内で、通常
の基準温度よりも過冷又は加熱側にシフトされた基準温
度に基づいて前記冷却器又はヒータをオンオフ制御する
制御手段を設けることにより、強制停止前の蓄熱を利用
して強制停止中にも商品温度をより確実に保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を自動販売機の商品収納通路
下部の側面図である。
【図2】図1における販売機構部分に温度センサを取り
付けた実施例を示す要部斜視図である。
【図3】図2の III−III 線に沿う断面図である。
【図4】図1における調整板部分に温度センサを取り付
けた実施例を示す図で、(A)は側面図、(B)は背面
図である。
【図5】図1における調整板部分に温度センサを取り付
けた異なる実施例を示す図で、(A)は側面図、(B)
は背面図である。
【図6】この発明の実施例の自動販売機の概略縦断面図
である。
【図7】図6における販売機構の拡大側面図である。
【図8】図6における調整板の拡大斜視図である。
【図9】この発明の実施例の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 自動販売機本体 3 商品収納室 4 商品収納棚 5 商品収納通路 8 冷却器 9 ヒータ 10 ファン 11 電動圧縮機 12 コンデンサ 13 商品 14 フラッパ 15 販売機構 16 調整板 26 温度センサ 27 伝熱板 29 断熱剤 31 伝熱板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 昌三 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 川上 浩二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 垣内 弘行 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度センサで検知された温度と予め設定さ
    れた基準温度とに基づいてオンオフ制御される冷却器又
    はヒータを内蔵し、商品収納室に貯蔵した商品を前記冷
    却器又はヒータで冷却又は加熱して販売する自動販売機
    において、温度センサを貯蔵商品の表面に密接させて設
    けたことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】温度センサで検知された温度と予め設定さ
    れた基準温度とに基づいてオンオフ制御される冷却器又
    はヒータを内蔵し、商品収納室に貯蔵した商品を前記冷
    却器又はヒータで冷却又は加熱して販売する自動販売機
    において、温度センサを貯蔵商品の表面に密接させて取
    り付けるとともに、前記温度センサで検知した商品温度
    が予め設定された一定の限界温度を越えない範囲内で1
    日のうちの特定時間帯に前記冷却器又はヒータの運転を
    強制的に停止する制御手段を設けたことを特徴とする自
    動販売機。
  3. 【請求項3】冷却器又はヒータを強制的に停止する特定
    時間帯の前の一定時間帯に、温度センサで検知した商品
    温度が予め設定された一定の限界温度を越えない範囲内
    で通常の基準温度よりも過冷又は加熱側にシフトされた
    基準温度に基づいて前記冷却器又はヒータをオンオフ制
    御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項2記載
    の自動販売機。
JP19541193A 1993-07-13 1993-07-13 自動販売機 Pending JPH0729057A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006312506A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器反転コンベア装置
JP2015167797A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 富士電機株式会社 冷気循環式ショーケース

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