JPH07290356A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JPH07290356A
JPH07290356A JP8700094A JP8700094A JPH07290356A JP H07290356 A JPH07290356 A JP H07290356A JP 8700094 A JP8700094 A JP 8700094A JP 8700094 A JP8700094 A JP 8700094A JP H07290356 A JPH07290356 A JP H07290356A
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JP
Japan
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block
polishing
displacement
polished
surface plate
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JP8700094A
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Seiichi Daimaru
成一 大丸
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被研磨体が保持されるブロックの変形を抑制
でき、被研磨体を高平坦度に研磨し得る研磨装置を提供
すること。 【構成】 被研磨体5を保持するブロック34の厚さ方
向の変位を検出するセンサ24と、該ブロック34にモ
ータ主軸であるボールねじ軸22aが螺合されて前記ブ
ロック34を厚さ方向に変位させるモータ22と、前記
センサ24の検出値に基づいて、前記ブロック34が平
坦となるように前記モータ22を制御する制御手段21
とを有する研磨装置である。また、前記センサ24は、
前記ブロック34の上面の外周部近傍で支持される略円
盤状の支持体23の前記ブロック34の中央部を検出す
る位置に一箇所設け、前記モータ22は、前記ブロック
34の対称な位置に複数箇所設けるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコンウェーハ等を
鏡面研磨等する際に用いられる研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンウェーハ等の鏡面研磨等
に用いられる研磨装置としては、図4に示すものが知ら
れている。この研磨装置は、標準的な構造のものであ
り、加圧軸1に加圧ヘッド3が取り付けられている。こ
の加圧ヘッド3の下方には、複数枚のシリコンウェーハ
等の被研磨体5を保持したブロック4が装着されてい
る。そして、前記ブロック4を、表面に研磨布6が貼付
された定盤9に向けて加圧し摺動させることによって、
被研磨体5の表面が研磨される。
【0003】この被研磨体5の研磨は、シリコンウェー
ハとしての品質上、きわめて高精度な平坦度が要求され
るため、前記ブロック4を、表面に研磨布6が貼付され
た定盤9に向けて加圧する場合にあっては、加圧機構部
1,3により全体的に均一な加圧が行われるようになっ
ている。
【0004】また、前記加圧の均一性を高めるため、内
部に流体を充填した螺旋状の弾性チューブ(図示せず)
を設け、この弾性チューブを介して前記加圧ヘッド3に
より前記ブロック4を定盤9に向けて加圧するようにし
たものもある(特開昭63−144953号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この研磨装
置にあっては、研磨過程における加圧力による被研磨体
5と被研布6の上に供給される研磨剤液との摩擦や化学
反応により発生する研磨熱によって、被研磨体5の温度
が変化するため、この被研磨体5の温度変化を抑制する
ために、冷却機構部が設けられている。一般的な冷却機
構では、図4に示したように、定盤9に水冷ジャケット
10を取り付け、所定温度となるように温度制御された
冷却水を水冷部11に供給し、さらに排出する構造が採
用されている。
【0006】しかしながら、従来の研磨装置では、上記
のように定盤9側の温度制御を行ないつつ、前述した研
磨熱により被研磨体5が研磨作業の適正温度条件である
約40℃まで昇温されるので、前記ブロック4は、通常
上側凹形状となるように熱応力変形する。すなわち、前
記ブロック4の被研磨体5を保持する側、つまり図中下
面側の温度が上面側よりも高い温度分布となるために熱
応力が発生し、ブロック4自体に5〜10μm程度の変
形が生じる。また、前記加圧機構部1,3による加圧の
僅かな均一性のずれにより前記ブロック4の変形が生じ
る。従来の研磨装置ではこれらの変形を抑制することが
できず、このブロック4自体の変形のため、被研磨体5
を定盤9に向けて均一に加圧することが困難であった。
このため、高い平坦度が要求される研磨加工には対応で
きないという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、本発明の目的は、被研磨体が保持
されるブロックの変形を抑制でき、被研磨体を高平坦度
に研磨し得る研磨装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、被研磨体を保持するブロックと、該ブロッ
クの前記被研磨体を保持した側に配置される表面に研磨
布が貼付された定盤と、前記ブロックを前記定盤に向け
て加圧する加圧機構部と、前記ブロックと前記定盤とを
相対的に摺動させる摺動駆動機構部とを有する研磨装置
において、前記ブロックの厚さ方向の変位を検出する変
位検出手段と、該ブロックを厚さ方向に変位させる変位
調整手段と、前記変位検出手段の検出値に基づいて、前
記ブロックが平坦となるように前記変位調整手段を制御
する制御手段とを有することを特徴とする研磨装置であ
る。
【0009】また、前記変位検出手段は、前記ブロック
の上面の外周部近傍で支持される略円盤状の支持体に取
り付けるように構成するとよい。
【0010】さらに、前記変位検出手段は、前記ブロッ
クの中央部を検出する位置に一箇所設け、前記変位調整
手段は、前記ブロックの対称な位置に複数箇所設けるよ
うに構成するとよい。
【0011】
【作用】このように構成した本発明にあっては、被研磨
体5が保持されたブロックを、加圧機構部により研磨布
が貼付された定盤に向けて加圧する。この際、摺動駆動
機構部により前記定盤を回転駆動させながら前記ブロッ
クを回転させる。こうして、定盤とブロックとが相対的
に摺動せられ、これにより、被研磨体の表面の研磨加工
が行われる。
【0012】この研磨作業においては、変位検出手段に
より、ブロックの厚さ方向の変位が検出される。ここ
で、ブロックは、被研磨体が所定の温度条件になるまで
研磨熱により昇温されるのに伴い熱変形を生じたり、加
圧機構部の不均一性により変形されたりするが、制御手
段は、前記変位検出手段の検出値に基づいて、前記ブロ
ックが平坦となるように、該ブロックを厚さ方向に変位
させる変位調整手段を制御する。このような作動が研磨
作業中に逐次繰り返されることにより、ブロックの変形
が抑制され、したがって、きわめて高平坦度に被研磨体
の表面が研磨加工される。
【0013】また、前記変位検出手段は、前記ブロック
の上面の外周部近傍で支持される略円盤状の支持体に取
り付けたので、容易かつ正確に、ブロックの外周部に対
する各部の変位量が検出される。さらに、前記変位検出
手段は、前記ブロックの中央部を検出する位置に一箇所
設け、前記変位調整手段は、前記ブロックの対称な位置
に複数箇所設けたので、簡易な構成で低廉となり、しか
も効率良く前記ブロックの変形が抑制される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る研磨装置の要
部を示す概略ブロック構成図、図2(a)は、図1に示
されるブロック上面に形成されたボールねじ穴の配置箇
所を示す平面図、図2(b)は、同ブロックの変形した
状態を示す正面図、図3は、図1に示される研磨装置の
ブロックを厚さ方向に変位させる作動フローチャートで
あり、図4に示した部材と共通する部材には同一の符号
を付し、その説明は一部省略する。
【0015】図1に示したように、本実施例の研磨装置
は、シリコンウェーハ等の被研磨体5を保持するブロッ
ク34を有し、該ブロック34の被研磨体5を保持した
側には、定盤9が配置されている。ブロック34に保持
された被研磨体5を、表面に研磨布6が貼付された定盤
9に対して加圧する加圧機構として、加圧軸1と、この
加圧軸1に、首振りおよび回転自在に取り付けられる加
圧ヘッド33とが設けられている。
【0016】本実施例では、特に、この加圧ヘッド33
の下面に、図示のような複数箇所に、変位調整手段とし
てのモータ22が取付部35を介して設けられており、
このモータ22の主軸は、ボールねじ軸22aとして構
成される。
【0017】一方、前記加圧ヘッド33の下方には、前
記ブロック34が配置される。このブロック34の上面
には、図2(a)に示したように、対称な位置に複数箇
所ボールねじ穴26が形成されている。このボールねじ
穴26の配置箇所は、前記加圧ヘッド33の下面に配設
されたモータ22の位置と対応しており、このモータ2
2のボールねじ軸22aが前記ボールねじ穴26に螺合
することにより、加圧ヘッド33の下方にブロック34
が装着されるようになっている。
【0018】したがって、前記モータ22を所定角度だ
け回転させて前記ブロック34をその厚さ方向に変位さ
せることが可能であり、これにより、複数箇所に配設さ
れた前記モータ22をそれぞれ作動させ所定の形状に変
形させることができるように構成されている。また、前
記モータ22の作動は、本実施例の場合、任意の変形に
対処するためそれぞれ独立して制御されるが、対称性の
ある変形に対しては、簡易的には、ブロック34の中心
から同半径位置にあるモータについては同一の作動を行
うように構成することも可能である。
【0019】なお、変位調整手段として、前記モータ2
2の替わりに、圧電素子を前記加圧ヘッド33とブロッ
ク34との間に介在させ、この圧電素子に対する負荷電
圧を調整して、ブロック34をその厚さ方向に変位させ
るように構成してもよい。さらに、ブロック34の上面
に部分的に異なる油圧を付加できる油圧機構部を設け
て、この油圧を制御するようにしてもよい。
【0020】図1に示したように、前記ブロック34の
上面に、略円盤状の支持体23が載置されている。この
支持体23には、外周端から水平面に垂直に折り曲げら
れて伸延する脚部23aが形成されており、支持体23
は、この脚部23aの先端部が支持されるようにして前
記ブロック34の上面に載置される。ここで、前記ブロ
ック34の外周部近傍には、リング状の溝部27が形成
されており、この溝部27に前記支持体23の脚部23
aを嵌挿させることにより支持体23のブロック34上
での位置がずれないように規制している。また、前記支
持体23には、孔部23bが形成され、前記モータ22
との干渉を回避している。
【0021】なお、前記支持体23の脚部23aは、円
周方向に連続した筒体として構成する必要は必ずしもな
く、図示省略するが、円周上数箇所、好ましくは3箇所
にのみ所定幅を有する脚部23aとして構成すれば安定
性も良好となる。
【0022】前記支持体23の中央部の下面には、変位
検出手段としてのセンサ24が取り付けられている。こ
のセンサ24は、図2(b)に示したように、レーザー
光を利用して前記ブロック34の中央部上面(図2
(a)参照)までの距離δを精密測定するものである。
センサ24は、これに限定されるものではなく、たとえ
ば、電気マイクロメータ等により検出するようにしても
よい。
【0023】前述したように、このセンサ24は、ブロ
ック34の上面の外周部近傍で支持される略円盤状の支
持体23に取り付けられているため、予め設定された平
坦時の前記距離δからの変化を見れば、前記ブロック3
4の外周部に対する中央部の凹凸量がわかる。このよう
に、通常のブロック34の変形に対しては、これで十分
足りるものであるが、センサ24を複数箇所に設けてブ
ロック34の変位を検出するように構成してもよく、こ
のようにすれば、ブロック34のいかなる変形について
も精密に対処することが可能となる。
【0024】前記モータ22およびセンサ24は、図1
に示したように、スリップリング25を介して制御手段
21に接続されている。この制御手段21は、前記セン
サ24の検出値に基づいて、前記ブロック34が平坦と
なるように前記モータ22を制御する。すなわち、目標
値(ここでは、予め設定された平坦時の前記距離δ)と
前記センサ24からの研磨作業時の情報との差を算出
し、ブロック34の変形を抑制するための制御量に応じ
た信号を各モータ22に伝達する。なお、前記スリップ
リング25は、前記加圧ヘッド33等が回転駆動されて
も前記制御手段21と前記モータ22およびセンサ24
との接続を保つ電気的接点であり、たとえば、接触式の
ものや水銀を介して接続するようにしたものがある。
【0025】前記ブロック34は、セラミックス、ガラ
ス等の材料から構成されており、両面が高平坦度に研磨
された円盤状を呈している。このブロック34の図中下
面には、図示省略するが、複数枚の被研磨体5が円周方
向等間隔に対称位置に装着されるようになっている。な
お、この被研磨体5のブロック34への装着は、ワック
スによる接着等によりなされる。
【0026】定盤9は、図示しないモータなどが接続さ
れた回転軸16により回転駆動され、ブロック34と相
対的に摺動する。これらのモータや回転軸16などによ
り、ブロック34と定盤9とを相対的に摺動させる摺動
駆動機構部が構成されている。また、定盤9の上面に
は、研磨布6が貼り付けられており、定盤9に向けてブ
ロック34を加圧し摺動させることによって、被研磨体
5の表面が研磨される。本実施例の研磨装置において
は、被研磨体5の適性な研磨面品質と研磨生産性とを得
るための温度条件である約40℃になるまで研磨熱で昇
温されるように、研磨圧等の設定がなされている。
【0027】定盤9の下方には、被研磨体5の温度変化
を抑制するために、該定盤9を冷却する冷却機構部が設
けられる。これにより、前述したように、研磨過程にお
ける加圧力による被研磨体5と研磨布6の上にノズル1
7から供給される研磨剤液との摩擦や化学反応により発
生する研磨熱によって被研磨体5の温度が所定値以上に
上昇するのを防止している。
【0028】前記冷却機構部は、定盤9の下方に水冷ジ
ャケット10を取り付け、所定温度となるように温度制
御された冷却水を、図示しない給水系統を介して水冷部
11に供給するとともに、この水冷部11内の冷却水を
図示しない排水系統を介して排出する構造が採用されて
いる。
【0029】また、定盤9と水冷ジャケット10とは、
回転軸16により回転するときの鉛直方向の振れ発生を
防止するため、架台13上に取り付けたスラスト軸受け
12などに搭載されている。これにより、定盤9とブロ
ック34との相対的な摺動が安定して行われる。
【0030】次に、図3のフローチャートを参照しつ
つ、本実施例の作用を説明する。まず、ノズル17から
研磨剤液を供給しながら、複数枚の被研磨体5が装着さ
れたブロック34を、加圧軸1および加圧ヘッド33等
からなる加圧機構部により、研磨布6が貼り付けられた
定盤9に向けて加圧する。
【0031】この際、図示しないモータなどが接続され
た回転軸16により定盤9を回転駆動させながら、前記
ブロック34とともに加圧ヘッド33を回転させる。こ
うして、定盤9とブロック34とが相対的に摺動せら
れ、これにより、被研磨体5の表面の研磨加工が行われ
る。
【0032】この研磨作業においては、センサ24によ
りブロック34の中央部上面までの距離δを検出する
(ステップS1)。ここで、ブロック34は、被研磨体
5が適性な研磨面品質と研磨生産性とを得るための温度
条件である約40℃になるまで研磨熱により昇温される
のに伴って熱変形を生じたり、加圧機構部の不均一性に
より変形されたりするが、制御手段21は、予め設定さ
れた平坦時の距離δからの変化を求め、各モータ22の
位置における変位量にそれぞれ独立して換算する(ステ
ップS2)。
【0033】次に、制御手段21は、前記各モータ22
の位置における変位量を、モータ22の回転角制御量に
変換する(ステップS3)。そして、制御手段21は、
各モータ22に、前記回転角制御量に応じた信号を出力
し(ステップS4)、各モータ22は、前記信号に応じ
て所定角度だけ回転駆動される(ステップS5)。
【0034】以上のような作動が研磨作業中に逐次繰り
返され、リアルタイムにブロック34の変形が抑制され
ることになる。
【0035】このように、本実施例にあっては、ブロッ
ク34の厚さ方向の変位を検出するセンサ24と、該ブ
ロック34にモータ主軸であるボールねじ軸22aが螺
合されて前記ブロック34を厚さ方向に変位させるモー
タ22と、前記センサ24の検出値に基づいて、前記ブ
ロック34が平坦となるように前記モータ22を制御す
る制御手段21とを有するので、従来の研磨装置では対
処できなかった熱応力によるブロック34自体の変形は
もとより、ブロック34のいかなる種類の変形に対して
も、強制的に、しかもリアルタイムに変形を抑制するこ
とができる。したがって、従来得られなかったきわめて
高平坦度が要求される研磨加工に対応可能となる。
【0036】また、前記センサ24は、前記ブロック3
4の上面の外周部近傍で支持される略円盤状の支持体2
3に取り付けたので、容易かつ正確に、ブロック34の
外周部に対する各部の変位量が検出可能となる。
【0037】さらに、前記センサ24は、前記ブロック
34の中央部を検出する位置に一箇所設け、前記モータ
22は、前記ブロック34の対称な位置に複数箇所設け
るように構成したので、簡易な構成で低廉となり、しか
も効率良く前記ブロック34の変形を抑制することがで
きる。
【0038】なお、以上説明した実施例は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記実施例に開示された各要素は、本発明の技術的
範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。たとえば、上述した実施例では、図2(a)に示し
たように、モータ22を前記ブロック34の対称な位置
に90°間隔に8箇所設けるようにしたが、本発明はこ
のような配置に限定されるものではなく、ブロック34
の変形を抑制できるような配置であれば、適宜変更して
適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は、ブロ
ックの厚さ方向の変位を検出する変位検出手段と、該ブ
ロックを厚さ方向に変位させる変位調整手段と、前記変
位検出手段の検出値に基づいて、前記ブロックが平坦と
なるように前記変位調整手段を制御する制御手段とを有
するので、従来の研磨装置では対処できなかった熱応力
によるブロック自体の変形はもとより、ブロックのいか
なる種類の変形に対しても、強制的に、しかもリアルタ
イムに変形を抑制することができる。したがって、きわ
めて高平坦度が要求される研磨加工に対応可能となる。
【0040】また、前記変位検出手段は、前記ブロック
の上面の外周部近傍で支持される略円盤状の支持体に取
り付けたので、容易かつ正確に、ブロックの外周部に対
する各部の変位量が検出可能となる。
【0041】さらに、前記変位検出手段は、前記ブロッ
クの中央部を検出する位置に一箇所設け、前記変位調整
手段は、前記ブロックの対称な位置に複数箇所設けるよ
うに構成したので、簡易な構成で低廉となり、しかも効
率良く前記ブロックの変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る研磨装置の要部を示
す概略ブロック構成図である。
【図2】 (a)は、図1に示されるブロック上面に形
成されたボールねじ穴の配置箇所を示す平面図、(b)
は、同ブロックの変形した状態を示す正面図である。
【図3】 図1に示される研磨装置のブロックを厚さ方
向に変位させる作動フローチャートである。
【図4】 従来の研磨装置の要部の概略構成図である。
【符号の説明】
1…加圧軸(加圧機構部)、 5…被研磨体、6…
被研布、 9…定盤、10…水冷ジ
ャケット、 11…水冷部、12…スラスト軸
受け、 13…架台、16…回転軸(摺動駆動
機構部) 21…制御手段、22…モータ(変位調整手
段) 23…支持体、24…センサ(変位検出手
段)、33…加圧ヘッド(加圧機構部)、34…ブロッ
ク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨体(5) を保持するブロック(34)
    と、該ブロック(34)の前記被研磨体(5) を保持した側に
    配置される表面に研磨布(6) が貼付された定盤(9) と、
    前記ブロック(34)を前記定盤(9) に向けて加圧する加圧
    機構部(1,33)と、前記ブロック(34)と前記定盤(9) とを
    相対的に摺動させる摺動駆動機構部とを有する研磨装置
    において、 前記ブロック(34)の厚さ方向の変位を検出する変位検出
    手段(24)と、 該ブロック(34)を厚さ方向に変位させる変位調整手段(2
    2)と、 前記変位検出手段(24)の検出値に基づいて、前記ブロッ
    ク(34)が平坦となるように前記変位調整手段(22)を制御
    する制御手段(21)とを有することを特徴とする研磨装
    置。
  2. 【請求項2】 前記変位検出手段(24)は、前記ブロック
    (34)の上面の外周部近傍で支持される略円盤状の支持体
    (23)に取り付けられてなる請求項1に記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記変位検出手段(24)は、前記ブロック
    (34)の中央部を検出する位置に一箇所設けられ、前記変
    位調整手段(22)は、前記ブロック(34)の対称な位置に複
    数箇所設けられてなる請求項1又は2に記載の研磨装
    置。
JP8700094A 1994-04-25 1994-04-25 研磨装置 Withdrawn JPH07290356A (ja)

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Cited By (5)

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