JP2536434B2 - 半導体基板の研磨装置 - Google Patents

半導体基板の研磨装置

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JP2536434B2 JP27207893A JP27207893A JP2536434B2 JP 2536434 B2 JP2536434 B2 JP 2536434B2 JP 27207893 A JP27207893 A JP 27207893A JP 27207893 A JP27207893 A JP 27207893A JP 2536434 B2 JP2536434 B2 JP 2536434B2
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置に関
し、特に半導体基板を研磨する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体基板の研磨装置(特開平2
−257628号参照)を図面を用いて説明する。図5
に示すように従来の研磨装置では、加圧盤4の外周にリ
ング状の被測定材5が固着されており、加圧面4aまで
の距離は、被測定材5までの距離変化として把握され
る。6は、被測定材5の上方に配置された非接触距離計
である。
【0003】また、加圧盤4の上面には、ユニバーサル
ジョイント7を介してシリンダ装置8が取付けられてお
り、シリンダ装置8は非接触距離計6の測定値に基づい
て作動される。
【0004】半導体基板3の研磨面に傾きが発生した場
合、非接触距離計6の測定値に基づいて、シリンダ装置
8の制御を行い、半導体基板3の厚い方に高圧を付加す
る。半導体基板3の厚い方に高圧が付加されると、基板
3と研磨布1との間に生じる摩擦力が大きくなることに
より、基板3の板厚の厚い方の研磨量が増え、このこと
により、研磨中に半導体基板3の研磨面の傾きが矯正さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の研磨装置で
は、半導体基板のテーパに関して加圧力を調整すること
により、研磨量を調整するものであり、半導体基板の面
内に発生する凹凸を矯正するものではなかった。自転す
る加圧盤4に装着した半導体基板3を回転する定盤2に
圧して基板3を研磨するため、研磨後の半導体基板3に
は、その表面に凹又は凸面の形状を生じやすい。
【0006】最近、層間膜の平坦化手法として研磨法が
検討されている層間膜平坦化に研磨法を適用する場合、
半導体基板面内ばらつきは、0.1μm以下にする必要
がある。このため、半導体基板の局所的な凹凸面形状を
是正する必要がある。
【0007】本発明の目的は、半導体基板に凹凸面を生
ずることなく、基板を研磨する半導体基板の研磨装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体基板の研磨装置は、定盤と加圧
盤とを有し、定盤の研磨布に半導体基板を加圧盤で圧下
し、基板面を研磨する半導体基板の研磨装置であって、
定盤は、表面に研磨布を有し、回転するものであり、研
磨布は、半導体基板の基板面を研磨する平面状のもので
あり、加圧盤は、回転するものであり、加圧面とアクチ
ュエータとを有し、加圧面は、半導体基板を定盤の研磨
布に圧下する変形可能なものであり、アクチュエータ
は、加圧面の裏面側に複数設けられ、半導体基板の基板
面の凹凸形状に対応させて加圧面に加える加圧力を局部
的に調整するものである。
【0009】また、前記加圧面は、加圧力が局部的に調
整されて曲率が半導体基板の凹凸形状に対応して変化す
るものである。
【0010】また、前記加圧面は、複数のセル面が平面
状に組み合わされて構成され、各セル面毎に前記アクチ
ュエータが設けられたものである。
【0011】
【作用】加圧面の裏面側に設けたアクチュエータによ
り、加圧面に加える加圧力を局部的に調整し、半導体基
板の表面を平滑に研磨する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
【0013】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示す断面図、図2は、図1のA−A’線断面図である。
【0014】図において、本発明の実施例1に係る研磨
装置は、定盤2と加圧盤9とを有し、定盤2の研磨布1
に半導体基板3を加圧盤9で圧下し、基板面を研磨する
半導体基板の研磨装置である。
【0015】定盤2は、表面に研磨布1を有し、中心軸
2aのまわりに回転するものであり、研磨布1は、半導
体基板3の基板面を研磨する平面状のものである。
【0016】加圧盤9は、中心軸9aのまわりに回転す
るものであり、加圧面4aとアクチュエータ11とを有
している。加圧面4aは、半導体基板3を定盤2の研磨
布1に圧下する変形可能なものである。また、アクチュ
エータ11は、一端が加圧面4aに取付けられ、他端が
加圧盤9に取付けられて、加圧面4aの裏面側に複数設
けられ、半導体基板3の基板面の凹凸形状に対応させて
加圧面4aに加える加圧力を局部的に調整するものであ
る。アクチュエータ11は、例えば圧電セラミック等か
らなり、この圧電セラミックに制御線10を通じて電圧
・電流を制御しアクチュエータ(例えば圧電セラミッ
ク)を個別に伸縮させ、加圧面4aを圧下する加圧力を
局部的に調整するようになっている。
【0017】また加圧面4aは、加圧力が局部的に調整
されて曲率が半導体基板3の凹凸形状に対応して変形す
るものである。
【0018】実施例において、研磨布1を貼り付けた回
転する定盤2に対して、加圧盤9により半導体基板3を
加圧している。加圧盤9内に設けた圧電セラミックス等
からなるアクチュエータ11を制御線10を通じて制御
することにより、加圧面4aの形状を任意に変形する構
造となっている。
【0019】一般的に、半導体基板3の研磨量は加圧力
が増加するに従って大きくなる。アクチュエータ11の
伸縮変化量を制御することにより、加圧面4aを凹ある
いは凸面に変形させると、半導体基板3に加わる圧力分
布も加圧面4aの変形量に従って変化する。半導体基板
3に加わる圧力分布を変化させることにより、半導体基
板3の各点での研磨量を制御することができる。
【0020】従って、研磨の途中の半導体基板3の研磨
面の形状を光の干渉等を用いて測定した後に、測定デー
タを基にアクチュエータ11を変形させ、加圧盤9の加
圧面4aの形状を変化させることにより、高精度に半導
体基板の表面を研磨することが可能となる。
【0021】(実施例2)図3は、本発明の実施例2を
示す断面図、図4は、図3のB−B’線断面図である。
【0022】本実施例では、加圧面4aは、複数のセル
面12,12…が平面状に組み合わされて構成され、各
セル面12毎にアクチュエータ11が設けられたセル構
造としたものである。
【0023】本実施例では、加圧面4aをセル構造とし
たため、局所的な凹凸を持つ半導体基板3に対しても、
対応するセル面12のアクチュエータ11のみを伸縮変
化させることにより、半導体基板3の形状を修正するこ
とができるという利点を有する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、半導体基
板の表面形状に対応して基板圧下用の加圧面の形状をア
クチュエータを用いて調整することにより、半導体基板
への加圧力分布を調整して半導体基板に生ずる局所的な
凹凸面形状を修正することができ、研磨を行った半導体
基板の精度を0.1μm以内に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す断面図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】本発明の実施例2を示す断面図である。
【図4】図3のB−B’線断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 研磨布 2 定盤 3 半導体基板 4a 加圧面 9 加圧盤 10 制御線 11 アクチュエータ 12 セル面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤と加圧盤とを有し、定盤の研磨布に
    半導体基板を加圧盤で圧下し、基板面を研磨する半導体
    基板の研磨装置であって、 定盤は、表面に研磨布を有し、回転するものであり、 研磨布は、半導体基板の基板面を研磨する平面状のもの
    であり、 加圧盤は、回転するものであり、加圧面とアクチュエー
    タとを有し、 加圧面は、半導体基板を定盤の研磨布に圧下する変形可
    能なものであり、 アクチュエータは、加圧面の裏面側に複数設けられ、半
    導体基板の基板面の凹凸形状に対応させて加圧面に加え
    る加圧力を局部的に調整するものであることを特徴とす
    る半導体基板の研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧面は、加圧力が局部的に調整さ
    れて曲率が半導体基板の凹凸形状に対応して変化するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の半導体基板
    の研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧面は、複数のセル面が平面状に
    組み合わされて構成され、各セル面毎に前記アクチュエ
    ータが設けられたものであることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体基板の研磨装置。
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