JP3500783B2 - 半導体基板の研磨装置 - Google Patents

半導体基板の研磨装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の半導体集積
回路装置が形成されている半導体ウエハや貼り合わせS
OI(Silicon on insulator)基板のような半導体基板
研磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】絶縁体の表面に薄膜単結晶シリコン層を
形成してなる所謂SOI基板を用いて、超LSIを製造
する開発が進められている。各種のSOI基板の製造方
法の中でも最も結晶性が良く、特性面でも優れていると
考えられるものに貼り合わせ方式によるSOI基板の製
造方法がある。このSOI基板の製造方法の工程を図5
に示した。このSOI基板の製造方法を図5を参照しな
がら簡単に説明する。
【0003】図5Aに示したように、表面が鏡面に仕上
げられた単結晶シリコンウエハである素子形成基板1の
その表面にフォトリソグラフィー技術を用いて、複数の
凹凸部2からなる所定のパターンが段差で形成されてい
る。これらの凹凸部2に上部絶縁膜3Aと下部絶縁膜3
Bとが連続して形成されている絶縁膜3、例えば、Si
2 膜を形成し、更に段差を埋めるために全面に平坦化
用の層、例えば、多結晶シリコン層4を形成し、この多
結晶シリコン層4の表面を平坦研磨する。
【0004】次に、図5Bに示したように、その平坦化
された多結晶シリコン層4の表面に、例えば、別の鏡面
に仕上げられたシリコンウエハの支持基板5を貼り合わ
せ、その支持基板5を所定の厚さまで研削した、素子形
成基板1と支持基板5との貼り合わせからなる貼り合わ
せ基板7を作製する。その後、図5Cに示したように、
図5Bの貼り合わせ基板7を上下反転させ、絶縁膜3の
内の上部絶縁膜3B(図5Bにおける下部絶縁膜3B)
を研磨ストッパーにして、単結晶シリコンウエハである
素子形成基板1を、その裏面から研磨し、SiO2 の絶
縁膜3で分離された複数の島状シリコン薄層6を有する
貼り合わせSOI基板8を得ている。
【0005】ところで、前記貼り合わせSOI基板8の
製造工程において、支持基板5を貼り合わせた後の貼り
合わせ基板7の研磨は、SiO2 膜の凹部内の島状シリ
コン薄層6を如何に凹部周辺のSiO2 膜の上部絶縁膜
3Bと同一平面に、平坦で且つ研磨ダメージがないよう
に仕上げられるかにかかっている。
【0006】従来技術の研磨工程では、図6に示したよ
うな研磨装置10を用いて貼り合わせ基板7の研磨が行
われていた。即ち、この研磨装置10は、平坦な研磨面
11Aを備え、所定の回転速度で回転する研磨パッド1
1と、この研磨パッド11の前記研磨面11Aと平行な
平坦面で研磨しようとする半導体基板である貼り合わせ
基板7を、その貼り合わせ基板7の素子形成基板1側を
研磨面11Aに対向させた状態で保持し、保持した貼り
合わせ基板7を回転軸12を中心に回転させながら、同
時にこの回転軸12を中心にして貼り合わせ基板7を前
記研磨面11Aに加圧できるホルダ13と、このホルダ
13と前記研磨パッド11との側方に在り、ホルダ13
に保持された貼り合わせ基板7と研磨パッド11の研磨
面11Aとの間に研磨液Lを供給するノズル15を備え
た研磨液供給装置(不図示)などから構成されている。
なお、符号14は自在継手であって、前記加圧はこの自
在継手14を経由して貼り合わせ基板7に伝達される。
【0007】このような構成の研磨装置10を用いて貼
り合わせ基板7の素子形成基板1を研磨するに場合に
は、先ず、貼り合わせ基板7をホルダ13に装着し、次
に、研磨パッド11を所定の回転速度で回転させ、ま
た、回転軸12を中心に研磨パッド11を回転させなが
ら同時に降下させ、研磨パッド11の研磨面11Aに所
定の押圧力Fを掛けながら密着させて、研磨面11Aと
素子形成基板1の被研磨面との間に研磨液供給装置のノ
ズル15から研磨液Lを、常時、噴射、供給すると、貼
り合わせ基板7の素子形成基板1の表面を研磨すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記研
磨時に、研磨液供給装置のノズル15から研磨面11A
と素子形成基板1の被研磨面との間に研磨液Lが噴射、
供給されると、研磨液Lの動圧と研磨パッド11の沈み
込み作用により、研磨液Lが噴射、供給される入口側と
反対の出口側では、研磨液Lの膜厚が異なってくる。一
般に、入口側における研磨液Lの膜厚が厚くなり、出口
側では沈み込み、図6の矢印Aで示したように貼り合わ
せ基板7が浮上し、この浮上で貼り合わせ基板7が傾斜
する。この貼り合わせ基板7の場所による浮上や沈み込
みは、研磨条件、例えば、研磨パッド11の回転数、研
磨液Lの供給量、研磨液Lの粘性度、研磨圧力などによ
って変化するのである。この研磨状態に起因する研磨む
らが発生して、素子形成基板1の被研磨表面の面内均一
性を悪化させる要因となっている。
【0009】通常は、このような不均一な研磨が行われ
ており、この不均一性を或る程度補正するために、前記
のように貼り合わせ基板7を回転させているのである
が、回転させるだけでは本質的な不均一性を補償するこ
とにはならず、不十分な研磨方法であった。また、貼り
合わせ基板7の前記浮上高さを正確に測定、検出して、
この浮上を抑制する手段は講じられていなかった。従っ
て、本発明は貼り合わせ基板である半導体基板の前記浮
上を正確に測定、検出し、その浮上高さに応じて半導体
基板の水平状態を制御し、半導体基板の浮上による研磨
の不均一性を取り除くことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】それ故、本発明の半導体
基板の研磨装置では、回転可能な研磨パッドと、半導体
基板を保持し、保持した半導体基板を回転させながら前
記研磨パッドに加圧するホルダと、前記ホルダに保持さ
れた半導体基板にその上方から押圧力を与えることがで
きる押圧装置とを備えた研磨装置であって、前記押圧装
置は、前記ホルダの上面に同心円的に配設されるととも
に同一極性に揃えられた複数の環状磁石と、該環状磁石
と同極で向き合う磁石とを備え、前記環状磁石と前記磁
石の反発力により、前記半導体基板が前記研磨パッドに
押圧されるように構成されており、その押圧位置は前記
ホルダの回転半径方向に可変であることで、前記課題を
解決した。
【0011】また、上記の研磨装置において半導体基板
の浮上高さを測定し、この浮上高さに応じて前記押圧装
置が出力する押圧力および押圧位置を制御する浮上高さ
測定装置を備えていることで、前記課題を解決した。
【0012】従って、本発明の半導体基板の研磨装置
採れば、浮上高さを検出し、高さに応じて加圧するの
で、半導体基板を、その面内で均一に高精度で研磨仕上
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図を参照しながら、本発明
の半導体基板の研磨方法及びその装置を説明する。図1
は本発明の第1の実施例である半導体基板の研磨装置の
断面模式図であり、図2は本発明の第2の実施例である
半導体基板の研磨装置の断面模式図であり、図3は本発
明の半導体基板の研磨装置に用いることができる半導体
基板の浮上高さ測定装置の平面図であり、そして図4は
図3のA−A線上における断面模式図である。なお、従
来の半導体基板の研磨装置の構成部分と同一の構成部分
には同一の符号を付して説明する。
【0014】図1において、符号10Aは本発明の第1
の実施例である半導体基板の研磨装置(以下、単に「研
磨装置」と略記する)を指す。この研磨装置10Aは、
平坦な研磨面11Aを備え、所定の回転速度で回転する
研磨パッド11と、この研磨パッド11の前記研磨面1
1Aと平行な平面で研磨しようとする半導体基板である
貼り合わせ基板7を、その貼り合わせ基板7の素子形成
基板1側を研磨面11Aに対向させた状態で保持し、保
持した貼り合わせ基板7を回転軸12を中心に回転させ
ながら、同時にこの回転軸12を中心にして貼り合わせ
基板7を前記研磨面11Aに加圧できるホルダ13と、
このホルダ13と前記研磨パッド11との側方に在り、
ホルダ13に保持された貼り合わせ基板7と研磨パッド
11の研磨面11Aとの間に研磨液Lを供給するノズル
15を備えた研磨液供給装置(不図示)などから構成さ
れていることは、従来技術の研磨装置10と同様であ
る。符号14は自在継手であって、前記加圧はこの自在
継手14を経由して貼り合わせ基板7に伝達される。な
お、前記ホルダ13の全体の厚みは極めて均一に寸法取
りされて加工されており、また、その上面全体は極めて
高精度な平面に仕上げられている。
【0015】そして、前記ホルダ13の回転軸12と前
記ノズル15との間に押圧装置20が設けられている。
この押圧装置20は矢印Yの上下方向に可動できるロー
ラ支持装置21と、このローラ支持装置21の下端部に
形成された軸受け22に回転自在に軸支されたローラ2
3とから構成されている。このローラ23の回転軸は回
転するホルダ13の接線方向に対して垂直な線上に在
る。また、ローラ23はホルダ13の上面に接触し、前
記回転軸12に平行な押圧力Faをホルダに加え、従っ
て貼り合わせ基板7の上方から押圧力を与えることがで
きるように構成されている。更にまた、この押圧装置2
0はホルダ13の回転軸12の中心とノズル15とを結
ぶ線上の任意の位置で押圧できるように、矢印Xで示し
たホルダ13の直径方向の前記線上で可動できるように
構成されている。
【0016】このような押圧装置20を備えた研磨装置
10Aを用いて貼り合わせ基板7の素子形成基板1を研
磨する場合には、先ず、貼り合わせ基板7をホルダ13
に装着し、次に、研磨パッド11を所定の回転速度で回
転させ、また、回転軸12を中心に研磨パッド11を回
転させながら同時に降下させ、研磨パッド11の研磨面
11Aに所定の押圧力Fを掛けながら密着させて、研磨
面11Aと素子形成基板1の被研磨面との間に研磨液供
給装置のノズル15から研磨液Lを、常時、噴射、供給
し、また、前記押圧装置20を降下させて、そのローラ
23をホルダ13の上面に当接させ、前記浮上を抑制で
きる補助押圧力Faをホルダ13に、そして貼り合わせ
基板7に与える。そうすると、貼り合わせ基板7の素子
形成基板1の被研磨面が研磨パッド11の研磨面11A
に均一に面接触させることができるので、素子形成基板
1の被研磨面を均一に研磨することができる。
【0017】貼り合わせ基板7を研磨面11Aに押圧す
る主な押圧力はホルダ13の回転軸12による押圧力F
で付与されるので、前記押圧装置20による補助押圧力
Faは軽圧でよい。押圧装置20の補助押圧力Fa及び
押圧位置は、研磨パッド11及びホルダ13の回転速
度、研磨液Lの供給量、研磨液Lの粘性、貼り合わせ基
板7の面積などにより異なってくるので、これらの設定
は経験的に行ってもよい。しかし、後記する前記浮上高
さを測定、検出する浮上高さ測定装置を用いて設定する
ことが望ましい。
【0018】次に、本発明の第2の実施例である研磨装
置10Bを図2を参照しながら説明する。前記研磨装置
10Aにおける押圧装置20はローラ23がホルダ13
の上面の任意な位置で機械的に接触してホルダ13に補
助押圧力Faを付与するように構成したが、この実施例
の研磨装置10Bにおける押圧装置30はホルダ13に
非接触な手段で補助押圧力Faを付与するように構成さ
れている。即ち、この研磨装置10Bの押圧装置30
は、磁石支持装置31と、この下端部に装着、固定され
た磁石32と、ホルダ13の上面に装着され、厚さが均
一に仕上げられた磁石支持円板33と、この磁石支持円
板33の外周部上面に前記磁石32と対向して同心円的
に埋設された、前記磁石32の極性と同一極性の複数本
の環状磁石34とから構成されている。この押圧装置3
0も矢印Yの方向に上下動し、また、ホルダ13の回転
軸12の中心とノズル15とを結ぶ線上の任意の位置で
押圧できるように、矢印Xで示したホルダ13の直径方
向の前記線上で可動できるように構成されている点は前
記押圧装置20の構成と同一である。
【0019】このような押圧装置30を備えた研磨装置
10Bを用いて貼り合わせ基板7の素子形成基板1を研
磨する場合には、先ず、貼り合わせ基板7をホルダ13
に装着し、次に、研磨パッド11を所定の回転速度で回
転させ、また、回転軸12を中心に研磨パッド11を回
転させながら同時に降下させ、研磨パッド11の研磨面
11Aに所定の押圧力Fを掛けながら密着させて、研磨
面11Aと素子形成基板1の被研磨面との間に研磨液供
給装置のノズル15から研磨液Lを、常時、噴射、供給
し、また、前記押圧装置30を降下させて、その磁石3
2と環状磁石34とを接近させ、反発させる。そうする
と、この反発力による補助押圧力Faが下向きに働き、
ホルダ13の、そして貼り合わせ基板7の浮上を抑制す
ることができる。従って、貼り合わせ基板7の素子形成
基板1の被研磨面が研磨パッド11の研磨面11Aに均
一に面接触させることができるので、素子形成基板1の
被研磨面を均一に研磨することができ、従って、所望の
貼り合わせSOI基板8を得ることができる。
【0020】前記いずれの実施例においても、貼り合わ
せ基板7の被研磨面が研磨パッド11の研磨面11Aに
平行平面になるように補助押圧力Faをホルダ13に加
える実施例を示したが、研磨条件によっては、研磨パッ
ド11の研磨面11Aと平行平面になる面から特定方向
に傾斜させた方が、より均一に研磨できる場合もあり、
このような場合には、いずれの押圧装置20、30にお
いても、その補助押圧力Faを貼り合わせ基板7の被研
磨面を意識的に特定方向に傾斜させるために用いること
もできる。
【0021】次に、図3及び図4を参照しながら、本発
明の半導体基板の浮上高さ測定装置(以下、単に「浮上
高さ測定装置」と略記する)40を説明する。これらの
図は、図を簡素化するため、前記押圧装置20、30及
び研磨液供給装置を省略して示した。この浮上高さ測定
装置40は、2本の先端部と基部が研磨しようとする貼
り合わせ基板7の周辺部に位置する二股に分かれた測定
素子ホルダ41と、この二股の先端部分と二股の基部と
に装着、固定された測定素子42と、これらの測定素子
42の出力を計測し、所要の押圧力Faを発生させるコ
ンピュータからなる制御装置(不図示)と、浮上高さを
測定する場合には、測定素子ホルダ41を貼り合わせ基
板7の外方の非測定位置から貼り合わせ基板7の上方の
測定位置に、そしてこの測定終了後は測定素子ホルダ4
1を貼り合わせ基板7の上方の測定位置から貼り合わせ
基板7の外方の非測定位置に後退させる駆動装置(矢印
43)とから構成されている。
【0022】次に、このような構成の浮上高さ測定装置
40を用いて、貼り合わせ基板7の浮上高さを測定する
方法を説明する。先ず、研磨パッド11及びホルダ13
の回転を停止させた状態で、貼り合わせ基板7を研磨パ
ッド11上に載せる。次に、駆動装置43が作動し、測
定素子ホルダ41が貼り合わせ基板7の外方の非測定位
置から貼り合わせ基板7の上方の測定位置に移動し、セ
ットされる。このセット状態で、各測定素子42とホル
ダ13の上面との間隔で、3個の測定素子42の出力を
全て0μmにリセットする。
【0023】次に、研磨液Lを規定量供給した状態で、
研磨パッド11及びホルダ13を定常回転させ、回転軸
12で規定の押圧力Fを貼り合わせ基板7に加えた後、
再度、各測定素子42とホルダ13の上面との間隔測定
を行う。この時、各測定素子42との間隔は0μmの値
より+または−に変位するのが普通である。従って、停
止時と同一の平行平面とするための補正を行う必要があ
るが、そのためには、この変位量が3点共に同一値とな
る貼り合わせ基板7の位置を押圧してバランスを取る。
即ち、各測定素子42の出力を制御装置に入力し、演算
して、測定素子42の出力に応じた制御信号を発生さ
せ、この制御信号に応じた押圧力Faを図1及び図2に
示した押圧装置20で発生させ、この押圧力Faで貼り
合わせ基板7の浮上している部分を押圧するようにす
る。
【0024】また、押圧装置30のように押圧力Faが
一定の場合には、この制御信号に応じて押圧装置30
を、矢印Xの貼り合わせ基板7の直径方向に移動させ、
その押圧位置で押圧力Faにより貼り合わせ基板7を押
圧するように制御することができる。この制御は押圧装
置20にも適用することができる。
【0025】前記測定素子42としては、高さの変化を
μmのオーダーで検出できるものであればよいが、非接
触型の検出素子である方が望ましい。そのような測定素
子42としては、レーザー光の反射を用いた光マイクロ
メータや静電容量の変化を用いる静電容量センサーが最
適である。前者の光マイクロメータとしては安立株式会
社製のKL130Bがあり、後者の静電容量センサーと
してはADE社製を挙げることができる。
【0026】前記研磨液Lとしては、素子形成基板1の
単結晶シリコン層を研磨することから、砥粒を殆ど含ま
ないアルカリ系研磨液、例えば、エチレンジアミンやア
ンモニアなどを用いるとよい。
【0027】以上の説明では、半導体基板として貼り合
わせ基板7を例示し、その素子形成基板1を研磨する研
磨装置及びこの研磨装置を用いた研磨方法を説明した
が、半導体基板としては、表面に多数のICが形成され
た単板のシリコンウエハをも挙げることができ、その裏
面研磨を行う場合に、本発明の研磨装置を利用すること
ができる。また、半導体基板としては半導体ウエハに限
定されるものではないことを付言しておく。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
基板の研磨装置によれば、被研磨板である半導体基板の
面内均一性が向上し、薄膜の高精度研磨が可能となる。
また、基準面に対する研磨状態の変位量を定量化、数値
化できるので、自動平面補佐などの自動化が可能となる
など、数々の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である半導体基板の研
磨装置の断面模式図である。
【図2】 本発明の第2の実施例である半導体基板の研
磨装置の断面模式図である。
【図3】 本発明の半導体基板の研磨装置に用いること
ができる半導体基板の浮上高さ測定装置の平面図であ
る。
【図4】 図3のA−A線上における断面模式図であ
る。
【図5】 従来技術の貼り合わせSOI基板の製造方法
を説明するための製造工程図である。
【図6】 従来技術の半導体基板の研磨装置の断面模式
図である。
【符号の説明】
1 素子形成基板 7 貼り合わせ基板 10A 本発明の第1実施例である研磨装置 10B 本発明の第2実施例である研磨装置 11 研磨パッド 11A 研磨面 12 回転軸 13 ホルダ 15 ノズル 20 押圧装置 23 ローラ 30 押圧装置 32 磁石 33 磁石支持円板 34 磁石 40 本発明の半導体基板の浮上高さ測定装置 41 測定素子ホルダ 42 測定素子 43 駆動装置 L 研磨液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 H01L 27/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な研磨パッドと、半導体基板を
    保持し、保持した半導体基板を回転させながら前記研磨
    パッドに加圧するホルダと、前記ホルダに保持された半
    導体基板にその上方から押圧力を与えることができる押
    圧装置とを備えた研磨装置であって、 前記押圧装置は、前記ホルダの上面に同心円的に配設さ
    れるとともに同一極性に揃えられた複数の環状磁石と、
    該環状磁石と同極で向き合う磁石とを備え、前記環状磁
    石と前記磁石の反発力により、前記半導体基板が前記研
    磨パッドに押圧されるように構成されており、その押圧
    位置は前記ホルダの回転半径方向に可変であることを特
    徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板の浮上高さを測定し、こ
    の浮上高さに応じて前記押圧装置が出力する押圧力およ
    び押圧位置を制御する浮上高さ測定装置を備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダと前記研磨パッドとの側方に
    あり、当該ホルダに保持された半導体基板と前記研磨パ
    ッドの研磨面との間に研磨液を供給する研磨液供給装置
    を備えており、 前記押圧装置が前記ホルダの回転軸と前記研磨液供給装
    置との間に在ることを特徴とする請求項1記載の研磨装
    置。
  4. 【請求項4】 前記浮上高さ測定装置が、平面内で回転
    する半導体基板の周辺部における複数点で浮上高さを無
    接触状態で測定する測定素子を保持する測定素子ホルダ
    と、 浮上高さを測定する場合には、該測定素子ホルダを前記
    半導体基板の外方の非測定位置から半導体基板の上方の
    測定位置に、そして該測定終了後は測定素子ホルダを前
    記半導体基板の上方の測定位置から前記半導体基板の外
    方の非測定位置に後退させる駆動装置とで構成されてい
    ことを特徴とする請求項2記載の研磨装置。
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