JPH07290178A - 鉄筋金網の曲げ加工装置 - Google Patents
鉄筋金網の曲げ加工装置Info
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- JPH07290178A JPH07290178A JP8449294A JP8449294A JPH07290178A JP H07290178 A JPH07290178 A JP H07290178A JP 8449294 A JP8449294 A JP 8449294A JP 8449294 A JP8449294 A JP 8449294A JP H07290178 A JPH07290178 A JP H07290178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable
- tables
- bending
- hooks
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D11/00—Bending not restricted to forms of material mentioned in only one of groups B21D5/00, B21D7/00, B21D9/00; Bending not provided for in groups B21D5/00 - B21D9/00; Twisting
- B21D11/10—Bending specially adapted to produce specific articles, e.g. leaf springs
- B21D11/12—Bending specially adapted to produce specific articles, e.g. leaf springs the articles being reinforcements for concrete
- B21D11/125—Bending wire nets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業能率を高め、装置全体を小形化する。
【構成】 鉄筋金網Wを置くテーブル11、11と、テ
ーブル11、11の間に一列に配設する可動フック2
1、21…とを設け、可動フック21、21…は、可動
部材22を介し、テーブル11、11上に一斉に出没さ
せる。可動フック21、21…に横筋Wb を係合させ、
可動フック21、21…を下方に駆動すると、縦筋Wa
、Wa …は、横筋Wb を介して一挙に曲げ加工するこ
とができる。
ーブル11、11の間に一列に配設する可動フック2
1、21…とを設け、可動フック21、21…は、可動
部材22を介し、テーブル11、11上に一斉に出没さ
せる。可動フック21、21…に横筋Wb を係合させ、
可動フック21、21…を下方に駆動すると、縦筋Wa
、Wa …は、横筋Wb を介して一挙に曲げ加工するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄筋コンクリート工
事用の鉄筋金網を所定形状に曲げ加工するための鉄筋金
網の曲げ加工装置に関する。
事用の鉄筋金網を所定形状に曲げ加工するための鉄筋金
網の曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土木建築の分野においては、鉄筋コンク
リートからなる柱材や梁材が多用されており、かかる部
材の補強鉄筋は、鉄筋金網を曲げ加工し、所定形状に形
成することによって作られる。
リートからなる柱材や梁材が多用されており、かかる部
材の補強鉄筋は、鉄筋金網を曲げ加工し、所定形状に形
成することによって作られる。
【0003】すなわち、縦筋と横筋とを所定の間隔ごと
に縦横に交差させ、各交差位置において両者を溶接する
ことによって平らな鉄筋金網を形成し、この鉄筋金網の
縦筋を90度ごとに順次同方向に曲げ加工すれば、角筒
状の補強鉄筋を形成することができる。なお、かかる鉄
筋金網の曲げ加工用の機械装置としては、たとえば、各
縦筋の内側に所定の曲げ型を当てがい、曲げ型の外周に
押し付けるようにして縦筋を曲げ駆動する形式が知られ
ている。ただし、このときの曲げ型は、縦筋の曲げ半径
に適合する円弧状の当接面を有するものとし、鉄筋金網
を形成する各縦筋は、たとえば、先端にローラを有する
回転レバーを介し、曲げ型に向けて一斉に押し曲げるも
のとする。
に縦横に交差させ、各交差位置において両者を溶接する
ことによって平らな鉄筋金網を形成し、この鉄筋金網の
縦筋を90度ごとに順次同方向に曲げ加工すれば、角筒
状の補強鉄筋を形成することができる。なお、かかる鉄
筋金網の曲げ加工用の機械装置としては、たとえば、各
縦筋の内側に所定の曲げ型を当てがい、曲げ型の外周に
押し付けるようにして縦筋を曲げ駆動する形式が知られ
ている。ただし、このときの曲げ型は、縦筋の曲げ半径
に適合する円弧状の当接面を有するものとし、鉄筋金網
を形成する各縦筋は、たとえば、先端にローラを有する
回転レバーを介し、曲げ型に向けて一斉に押し曲げるも
のとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、曲げ型は、縦筋を押し曲げるに際し、縦筋に対
して相対移動しないように、曲げ加工位置に強力に固定
しなければならないから、曲げ型の着脱作業が煩雑であ
る上、作業能率が極めて悪いという欠点が避けられなか
った。また、各縦筋は、回転レバーを介して押し曲げる
から、回転レバーの作動空間を確保するために、装置全
体が大形になりがちであるという問題もあった。
ときは、曲げ型は、縦筋を押し曲げるに際し、縦筋に対
して相対移動しないように、曲げ加工位置に強力に固定
しなければならないから、曲げ型の着脱作業が煩雑であ
る上、作業能率が極めて悪いという欠点が避けられなか
った。また、各縦筋は、回転レバーを介して押し曲げる
から、回転レバーの作動空間を確保するために、装置全
体が大形になりがちであるという問題もあった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、一対のテーブルと、テーブルの間に出
没する可動フックとを組み合わせることによって、作業
内容を簡素化して作業能率を向上させることができる
上、装置全体も著るしく小形化することができる鉄筋金
網の曲げ加工装置を提供することにある。
術の問題に鑑み、一対のテーブルと、テーブルの間に出
没する可動フックとを組み合わせることによって、作業
内容を簡素化して作業能率を向上させることができる
上、装置全体も著るしく小形化することができる鉄筋金
網の曲げ加工装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、同一高さに併設する一対のテー
ブルと、テーブルの間に一列に配設する複数の可動フッ
クとを備えてなり、可動フックは、上下に駆動する可動
部材を介し、テーブル上に一斉に出没することをその要
旨とする。
めのこの発明の構成は、同一高さに併設する一対のテー
ブルと、テーブルの間に一列に配設する複数の可動フッ
クとを備えてなり、可動フックは、上下に駆動する可動
部材を介し、テーブル上に一斉に出没することをその要
旨とする。
【0007】なお、各テーブルは、可動フックに対面す
る端縁に沿って丸棒状の支持部材を備えることができ、
また、可動フックに向けて前後に移動可能にすることが
できる。
る端縁に沿って丸棒状の支持部材を備えることができ、
また、可動フックに向けて前後に移動可能にすることが
できる。
【0008】一方、各可動フックは、一対のフック部材
から形成することができ、フック部材の一方には、外向
きに係合ピンを付設することができる。
から形成することができ、フック部材の一方には、外向
きに係合ピンを付設することができる。
【0009】
【作用】かかる発明の構成によるときは、可動フック
は、テーブル上に一斉に突出させ、テーブル上の鉄筋金
網の横筋に係合させた上、一斉に下降させることによ
り、横筋を介して縦筋を下方に引き曲げることができ
る。ただし、このときの鉄筋金網は、縦筋が下になり、
横筋が上になるようにしてテーブル上に置き、曲げ加工
する際の縦筋は、可動フックの両側のテーブルを介して
支持するものとする。
は、テーブル上に一斉に突出させ、テーブル上の鉄筋金
網の横筋に係合させた上、一斉に下降させることによ
り、横筋を介して縦筋を下方に引き曲げることができ
る。ただし、このときの鉄筋金網は、縦筋が下になり、
横筋が上になるようにしてテーブル上に置き、曲げ加工
する際の縦筋は、可動フックの両側のテーブルを介して
支持するものとする。
【0010】各テーブルに丸棒状の支持部材を設けると
きは、各テーブルは、縦筋を曲げ加工するとき、可動フ
ックの両側において、支持部材を介して縦筋を支持する
から、このときの縦筋は、支持部材に対して直交するよ
うにして点接触し、下方に引き曲げられる際に、支持部
材に対して滑らかに相対移動することができ、縦筋の曲
げ加工を一層円滑にすることができる。
きは、各テーブルは、縦筋を曲げ加工するとき、可動フ
ックの両側において、支持部材を介して縦筋を支持する
から、このときの縦筋は、支持部材に対して直交するよ
うにして点接触し、下方に引き曲げられる際に、支持部
材に対して滑らかに相対移動することができ、縦筋の曲
げ加工を一層円滑にすることができる。
【0011】各テーブルを前後に移動可能とすれば、各
テーブルは、可動フックを挟んで任意の間隔に設定する
ことができ、縦筋の径に合わせ、所定の曲げ半径が得ら
れるように、最適の間隔に調節することが可能である。
テーブルは、可動フックを挟んで任意の間隔に設定する
ことができ、縦筋の径に合わせ、所定の曲げ半径が得ら
れるように、最適の間隔に調節することが可能である。
【0012】各可動フックを一対のフック部材の組合せ
とするときは、各可動フックは、一対のフック部材の間
に縦筋を挟み込むようにして横筋に係合させることがで
き、曲げ加工を一層安全にすることができる。
とするときは、各可動フックは、一対のフック部材の間
に縦筋を挟み込むようにして横筋に係合させることがで
き、曲げ加工を一層安全にすることができる。
【0013】フック部材の一方に係合ピンを付設すれ
ば、係合ピンは、直接縦筋に係合させることができ、可
動フックは、横筋に係合させることなく、縦筋を直接曲
げ加工することができる。
ば、係合ピンは、直接縦筋に係合させることができ、可
動フックは、横筋に係合させることなく、縦筋を直接曲
げ加工することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0015】鉄筋金網の曲げ加工装置は、一対のテーブ
ル11、11と、テーブル11、11の間に一列に配設
する可動フック21、21…とを備えてなる(図1)。
ル11、11と、テーブル11、11の間に一列に配設
する可動フック21、21…とを備えてなる(図1)。
【0016】テーブル11、11は、それぞれ、図示し
ない共通のベース上に立設するフレームF1 、F1 、F
2 、F2 …上に、同一高さに併設されている(図2)。
ただし、テーブル11、11の両端に対応するフレーム
F1 、F1 は、それぞれ、双方のテーブル11、11に
対して共通に形成されており、中間に対応するフレーム
F2 、F2 …は、各テーブル11ごとに分離して形成さ
れている。
ない共通のベース上に立設するフレームF1 、F1 、F
2 、F2 …上に、同一高さに併設されている(図2)。
ただし、テーブル11、11の両端に対応するフレーム
F1 、F1 は、それぞれ、双方のテーブル11、11に
対して共通に形成されており、中間に対応するフレーム
F2 、F2 …は、各テーブル11ごとに分離して形成さ
れている。
【0017】各テーブル11は、板状の縦材11aに対
して横材11b、11b…を組み合わせた上、横材11
b、11b…の上面に表面板11cを設けることによっ
て形成されている。なお、各テーブル11には、可動フ
ック21、21…に対面する内側の端縁に沿って、丸棒
状の支持部材11dが付設されている。ただし、支持部
材11dは、テーブル11の全長に亘って配設されてい
るものとし、縦材11aの上面、各横材11bの先端に
対し、止めねじ11d1 、11d2 を介して固定されて
いる(図3)。支持部材11dは、縦材11aに接する
側を一部平面に形成するとともに、他方のテーブル11
の方向に一部突出するようにして固定されている。な
お、支持部材11dは、縦材11aまたは横材11bに
対して回転可能に取り付けてもよい。ただし、このとき
の支持部材11dは、断面円形に形成するものとし、軸
受を介して両端を支持する短い丸棒材を一直線状に配列
して形成することができる。
して横材11b、11b…を組み合わせた上、横材11
b、11b…の上面に表面板11cを設けることによっ
て形成されている。なお、各テーブル11には、可動フ
ック21、21…に対面する内側の端縁に沿って、丸棒
状の支持部材11dが付設されている。ただし、支持部
材11dは、テーブル11の全長に亘って配設されてい
るものとし、縦材11aの上面、各横材11bの先端に
対し、止めねじ11d1 、11d2 を介して固定されて
いる(図3)。支持部材11dは、縦材11aに接する
側を一部平面に形成するとともに、他方のテーブル11
の方向に一部突出するようにして固定されている。な
お、支持部材11dは、縦材11aまたは横材11bに
対して回転可能に取り付けてもよい。ただし、このとき
の支持部材11dは、断面円形に形成するものとし、軸
受を介して両端を支持する短い丸棒材を一直線状に配列
して形成することができる。
【0018】各テーブル11は、フレームF1 、F1 、
F2 、F2 …に対し、可動フック21、21…に向けて
前後に移動可能に設置されている(図1、図2)。すな
わち、各テーブル11の両端に近い位置の横材11b、
11bは、それぞれ、天板F2aを介してフレームF2 の
上端に固定する滑り軸受12に対して摺動自在に嵌合し
ており、この横材11bに隣接する板状の横材11bの
下面には、ブラケット13cが固定されている。ブラケ
ット13cは、送りねじ軸13に適合するねじ部材13
bに連結されており、送りねじ軸13の一端には、ハン
ドル13aが固定されている。送りねじ軸13は、軸受
13d、13dを介して回転自在に支承されており、一
方の軸受13dは、フレームF2 に突設するブラケット
F2bに固定され、他方の軸受13dは、フレームF1 、
F1 、F2 、F2 …に共通に固定する長尺の連結板F3
の下面に取り付けられている。
F2 、F2 …に対し、可動フック21、21…に向けて
前後に移動可能に設置されている(図1、図2)。すな
わち、各テーブル11の両端に近い位置の横材11b、
11bは、それぞれ、天板F2aを介してフレームF2 の
上端に固定する滑り軸受12に対して摺動自在に嵌合し
ており、この横材11bに隣接する板状の横材11bの
下面には、ブラケット13cが固定されている。ブラケ
ット13cは、送りねじ軸13に適合するねじ部材13
bに連結されており、送りねじ軸13の一端には、ハン
ドル13aが固定されている。送りねじ軸13は、軸受
13d、13dを介して回転自在に支承されており、一
方の軸受13dは、フレームF2 に突設するブラケット
F2bに固定され、他方の軸受13dは、フレームF1 、
F1 、F2 、F2 …に共通に固定する長尺の連結板F3
の下面に取り付けられている。
【0019】テーブル11の表面板11cの両端部に
は、長孔11c1 、11c1 が形成され、縦材11aの
両端部には、それぞれ、長孔11c1 に対応して長孔1
1a1が形成されている(図2、図3)。また、長孔1
1a1 には、連結板F3 のねじ孔F3aにねじ込むボルト
11a2 が装着されている。なお、長孔11c1 は、ボ
ルト11a2 の頭部が通過可能な幅に形成されており、
長孔11a1 は、ボルト11a2 の頭部が通過不可能な
幅に形成されているものとする。
は、長孔11c1 、11c1 が形成され、縦材11aの
両端部には、それぞれ、長孔11c1 に対応して長孔1
1a1が形成されている(図2、図3)。また、長孔1
1a1 には、連結板F3 のねじ孔F3aにねじ込むボルト
11a2 が装着されている。なお、長孔11c1 は、ボ
ルト11a2 の頭部が通過可能な幅に形成されており、
長孔11a1 は、ボルト11a2 の頭部が通過不可能な
幅に形成されているものとする。
【0020】そこで、各テーブル11は、表面板11c
の長孔11c1 、11c1 を介して両端部のボルト11
a2 、11a2 を緩め、両端部の送りねじ軸13、13
を正逆に回転させることにより、前後に移動させること
ができる。また、各テーブル11は、ボルト11a2 、
11a2 を締め付けることにより、長孔11a1 、11
a1 の範囲内において、任意の位置にロックすることが
できる。
の長孔11c1 、11c1 を介して両端部のボルト11
a2 、11a2 を緩め、両端部の送りねじ軸13、13
を正逆に回転させることにより、前後に移動させること
ができる。また、各テーブル11は、ボルト11a2 、
11a2 を締め付けることにより、長孔11a1 、11
a1 の範囲内において、任意の位置にロックすることが
できる。
【0021】なお、連結板F3 の両端部は、それぞれ、
フレームF1 の天板F1aに固定するブラケットF1b、ス
ペーサF3bを介してフレームF1 の上面に固定されてお
り(図2)、中間部は、他方のテーブル11に向けて突
出する各フレームF2 の天板F2aによって支持されてい
る。また、連結板F3 の先端面には、連結板F3 に対す
るテーブル11の縦材11aの相対位置、すなわち、テ
ーブル11の前後方向の位置を直読するために、寸法目
盛F3cが表示されている。
フレームF1 の天板F1aに固定するブラケットF1b、ス
ペーサF3bを介してフレームF1 の上面に固定されてお
り(図2)、中間部は、他方のテーブル11に向けて突
出する各フレームF2 の天板F2aによって支持されてい
る。また、連結板F3 の先端面には、連結板F3 に対す
るテーブル11の縦材11aの相対位置、すなわち、テ
ーブル11の前後方向の位置を直読するために、寸法目
盛F3cが表示されている。
【0022】可動フック21、21…は、テーブル1
1、11の間に配設する板状の可動部材22の上端縁に
一列に装着されている(図1、図4)。可動部材22の
上端縁には、前後両側から一対の溝22a、22aが形
成されており、したがって、可動部材22の上端縁は、
溝22a、22aを介し、全長に亘って断面T字状に形
成されている。
1、11の間に配設する板状の可動部材22の上端縁に
一列に装着されている(図1、図4)。可動部材22の
上端縁には、前後両側から一対の溝22a、22aが形
成されており、したがって、可動部材22の上端縁は、
溝22a、22aを介し、全長に亘って断面T字状に形
成されている。
【0023】各可動フック21は、一対のフック部材2
1a、21bを組み合わせてなる。フック部材21a、
21bの下端には、可動部材22の上端縁の断面形状に
適合するT溝21a1 、21b1 が形成されており、上
部には、下向きのフック21a2 、21b2 が、一方の
テーブル11の方向に形成されている。ただし、一方の
フック部材21bの上端部は、他方のフック部材21a
よりも高く形成されており、フック21b2 の上方に、
外向きの係合ピン21b3 が付設されている。
1a、21bを組み合わせてなる。フック部材21a、
21bの下端には、可動部材22の上端縁の断面形状に
適合するT溝21a1 、21b1 が形成されており、上
部には、下向きのフック21a2 、21b2 が、一方の
テーブル11の方向に形成されている。ただし、一方の
フック部材21bの上端部は、他方のフック部材21a
よりも高く形成されており、フック21b2 の上方に、
外向きの係合ピン21b3 が付設されている。
【0024】フック部材21a、21bは、中間にスペ
ーサブロック21cを挟み込むようにして、連結ボルト
21d、21dを介して一体に組み立てられている。連
結ボルト21d、21dは、一方のフック部材21b、
スペーサブロック21cに形成するボルト孔21b4 、
21b4 、21c1 、21c1 を貫通させた上、他方の
フック部材21aのねじ孔21a3 、21a3 にねじ込
まれている。なお、スペーサブロック21cには、止め
ねじ21eをねじ込むねじ孔21c2 が上下に貫通して
形成されている。
ーサブロック21cを挟み込むようにして、連結ボルト
21d、21dを介して一体に組み立てられている。連
結ボルト21d、21dは、一方のフック部材21b、
スペーサブロック21cに形成するボルト孔21b4 、
21b4 、21c1 、21c1 を貫通させた上、他方の
フック部材21aのねじ孔21a3 、21a3 にねじ込
まれている。なお、スペーサブロック21cには、止め
ねじ21eをねじ込むねじ孔21c2 が上下に貫通して
形成されている。
【0025】そこで、可動フック21、21…は、可動
部材22の一端から、可動部材22の上端縁をT溝21
a1 、21b1 に嵌め込むようにして装着することがで
き、その後、可動部材22の長手方向に任意に移動させ
ることができる。また、各可動フック21は、止めねじ
21eを締め込み、止めねじ21eの先端を可動部材2
2の上端面に当接させることにより、可動部材22の長
手方向の任意の位置に固定することができる。
部材22の一端から、可動部材22の上端縁をT溝21
a1 、21b1 に嵌め込むようにして装着することがで
き、その後、可動部材22の長手方向に任意に移動させ
ることができる。また、各可動フック21は、止めねじ
21eを締め込み、止めねじ21eの先端を可動部材2
2の上端面に当接させることにより、可動部材22の長
手方向の任意の位置に固定することができる。
【0026】可動部材22の下方には、図示しない軸受
を介し、駆動軸23が配設されている(図1)。駆動軸
23の両端には、クランクアーム23a、23aが装着
されており、各クランクアーム23aの先端は、コネク
チングロッド23b、連結ブラケット22bを介し、可
動部材22に連結されている。また、駆動軸23の中間
部には、チェーンスプロケット23cが取り付けられて
おり、駆動軸23は、チェーンスプロケット23c、伝
導チェーン24a、チェーンスプロケット24bを介し
て減速機24cの出力軸に連結されている。なお、減速
機24cには、ブレーキ付きの駆動モータ24が連結さ
れている。
を介し、駆動軸23が配設されている(図1)。駆動軸
23の両端には、クランクアーム23a、23aが装着
されており、各クランクアーム23aの先端は、コネク
チングロッド23b、連結ブラケット22bを介し、可
動部材22に連結されている。また、駆動軸23の中間
部には、チェーンスプロケット23cが取り付けられて
おり、駆動軸23は、チェーンスプロケット23c、伝
導チェーン24a、チェーンスプロケット24bを介し
て減速機24cの出力軸に連結されている。なお、減速
機24cには、ブレーキ付きの駆動モータ24が連結さ
れている。
【0027】可動部材22の両端部は、それぞれ、滑り
軸受25a、25b、25bを介し、上下方向にのみ移
動可能に拘束されている。ただし、可動部材22の一端
には、連結ブラケット22c、22cを介してスライド
片22dが取り付けられており、滑り軸受25a、25
b、25bは、スライド片22dを拘束するようになっ
ている。また、可動部材22の中間部両面には、それぞ
れ、別のスライド片22eが上下方向に取り付けられて
おり、スライド片22eは、対応する滑り軸受25cに
沿って上下に摺動することができる。なお、各滑り軸受
25a、25b、25bは、テーブル11、11の両端
に対応するフレームF1 の内面に対し、ブラケット25
a1 、25b1 、25b1 を介して取り付けられている
(図2)。また、滑り軸受25a、25b、25bの上
端は、テーブル11、11よりも十分に低くなってお
り、また、フレームF1 は、天板F1a、F1aを前後に2
分割することにより、滑り軸受25a、25b、25b
の上方が広く開放されている。
軸受25a、25b、25bを介し、上下方向にのみ移
動可能に拘束されている。ただし、可動部材22の一端
には、連結ブラケット22c、22cを介してスライド
片22dが取り付けられており、滑り軸受25a、25
b、25bは、スライド片22dを拘束するようになっ
ている。また、可動部材22の中間部両面には、それぞ
れ、別のスライド片22eが上下方向に取り付けられて
おり、スライド片22eは、対応する滑り軸受25cに
沿って上下に摺動することができる。なお、各滑り軸受
25a、25b、25bは、テーブル11、11の両端
に対応するフレームF1 の内面に対し、ブラケット25
a1 、25b1 、25b1 を介して取り付けられている
(図2)。また、滑り軸受25a、25b、25bの上
端は、テーブル11、11よりも十分に低くなってお
り、また、フレームF1 は、天板F1a、F1aを前後に2
分割することにより、滑り軸受25a、25b、25b
の上方が広く開放されている。
【0028】可動部材22は、モータ24を正逆に回転
し、駆動軸23を正逆に回転駆動することにより、クラ
ンクアーム23a、23a、コネクチングロッド23
b、23bを介して上下に駆動することができ、このと
き、可動フック21、21…は、可動部材22とともに
一斉に上下動し、テーブル11、11上に出没させるこ
とができる。ただし、可動フック21、21…の上昇限
は、クランクアーム23a、23aが約45度に斜め上
方に向かう状態に対応するものとし、このとき、各可動
フック21は、テーブル11、11の上面より十分に高
く突出して上昇位置をとるものとする(図5の実線)。
また、上昇位置にある可動フック21、21…は、駆動
軸23を図1の矢印K方向に約90度回転させ、クラン
クアーム23a、23aが約45度に斜め下向きに向か
う状態をとるときに下降限に下がるものとし、このと
き、各可動フック21は、テーブル11、11の上面よ
りも十分に下がるものとする。
し、駆動軸23を正逆に回転駆動することにより、クラ
ンクアーム23a、23a、コネクチングロッド23
b、23bを介して上下に駆動することができ、このと
き、可動フック21、21…は、可動部材22とともに
一斉に上下動し、テーブル11、11上に出没させるこ
とができる。ただし、可動フック21、21…の上昇限
は、クランクアーム23a、23aが約45度に斜め上
方に向かう状態に対応するものとし、このとき、各可動
フック21は、テーブル11、11の上面より十分に高
く突出して上昇位置をとるものとする(図5の実線)。
また、上昇位置にある可動フック21、21…は、駆動
軸23を図1の矢印K方向に約90度回転させ、クラン
クアーム23a、23aが約45度に斜め下向きに向か
う状態をとるときに下降限に下がるものとし、このと
き、各可動フック21は、テーブル11、11の上面よ
りも十分に下がるものとする。
【0029】可動部材22には、ドッグ22fが突設さ
れており(図6)、ドッグ22fに対応して、リミット
スイッチ26、26が配設されている。リミットスイッ
チ26、26としては、図示の近接スイッチの他、光電
スイッチや機械的なリミットスイッチなどを使用するこ
とができる。リミットスイッチ26、26は、ブラケッ
ト26a、26aを介し、上下に長い固定部材26bに
取り付けられている。リミットスイッチ26、26は、
可動部材22が上下に移動し、可動フック21、21…
が上昇位置に上昇し、または下降限に下降するとき、ド
ッグ22fを検知して作動することができる。
れており(図6)、ドッグ22fに対応して、リミット
スイッチ26、26が配設されている。リミットスイッ
チ26、26としては、図示の近接スイッチの他、光電
スイッチや機械的なリミットスイッチなどを使用するこ
とができる。リミットスイッチ26、26は、ブラケッ
ト26a、26aを介し、上下に長い固定部材26bに
取り付けられている。リミットスイッチ26、26は、
可動部材22が上下に移動し、可動フック21、21…
が上昇位置に上昇し、または下降限に下降するとき、ド
ッグ22fを検知して作動することができる。
【0030】また、可動部材22には、ブラケット22
g1 を介し、ラック22gが吊下されている。ラック2
2gには、ロータリエンコーダ27のピニオン27aが
噛合しており、ロータリエンコーダ27は、可動部材2
2が上下に移動するとき、可動部材22の移動ストロー
クを検出し、電気信号として出力することができる。
g1 を介し、ラック22gが吊下されている。ラック2
2gには、ロータリエンコーダ27のピニオン27aが
噛合しており、ロータリエンコーダ27は、可動部材2
2が上下に移動するとき、可動部材22の移動ストロー
クを検出し、電気信号として出力することができる。
【0031】かかる鉄筋金網の曲げ加工装置の作動は、
次のとおりである。
次のとおりである。
【0032】まず、可動フック21、21…を上昇位置
に待機させ、テーブル11、11上に加工対象となる鉄
筋金網Wを搬入する(図1、図5の実線)。ここで、鉄
筋金網Wは、縦筋Wa 、Wa …、横筋Wb 、Wb …を縦
横に交差させ、各交差位置を溶接してなる平面状の網体
である。なお、鉄筋金網Wは、横筋Wb 、Wb …が上に
なり、縦筋Wa 、Wa …が下になるようにして、テーブ
ル11、11上に置くものとする。また、可動フック2
1、21…は、縦筋Wa 、Wa …のピッチに合わせ、可
動部材22上に位置決め固定する一方、テーブル11、
11は、相互の間隔dが適切となるように、前後に移動
調節してロックする。
に待機させ、テーブル11、11上に加工対象となる鉄
筋金網Wを搬入する(図1、図5の実線)。ここで、鉄
筋金網Wは、縦筋Wa 、Wa …、横筋Wb 、Wb …を縦
横に交差させ、各交差位置を溶接してなる平面状の網体
である。なお、鉄筋金網Wは、横筋Wb 、Wb …が上に
なり、縦筋Wa 、Wa …が下になるようにして、テーブ
ル11、11上に置くものとする。また、可動フック2
1、21…は、縦筋Wa 、Wa …のピッチに合わせ、可
動部材22上に位置決め固定する一方、テーブル11、
11は、相互の間隔dが適切となるように、前後に移動
調節してロックする。
【0033】つづいて、テーブル11、11上の鉄筋金
網Wを加工位置にセットする。すなわち、縦筋Wa 、W
a …の曲げ加工位置に対応する特定の横筋Wb が可動フ
ック21、21…の直近前方に位置するように、しか
も、各縦筋Wa が、対応する可動フック21のフック部
材21a、21bの間を通り抜けるように、テーブル1
1、11上の鉄筋金網Wの位置、姿勢をセットすると、
各縦筋Wa は、テーブル11、11間の間隔dを横切
り、テーブル11、11の双方によって支持される状態
となる。
網Wを加工位置にセットする。すなわち、縦筋Wa 、W
a …の曲げ加工位置に対応する特定の横筋Wb が可動フ
ック21、21…の直近前方に位置するように、しか
も、各縦筋Wa が、対応する可動フック21のフック部
材21a、21bの間を通り抜けるように、テーブル1
1、11上の鉄筋金網Wの位置、姿勢をセットすると、
各縦筋Wa は、テーブル11、11間の間隔dを横切
り、テーブル11、11の双方によって支持される状態
となる。
【0034】次に、駆動モータ24を起動し、可動フッ
ク21、21…を一斉に下降させる(図5の二点鎖
線)。このとき、可動フック21、21…の直近前方の
横筋Wbは、各可動フック21のフック21a2 、21
b2 に係合し、可動フック21、21…により、全体と
して下方に引き下げられる一方、縦筋Wa 、Wa …は、
間隔dの両側においてテーブル11、11の支持部材1
1d、11dによって支持されており、横筋Wb ととも
に下降することが妨げられているから、結果として、一
挙に下方に引き曲げることができる(同図)。なお、こ
のとき、縦筋Wa 、Wa …の曲率半径、曲げ角度は、テ
ーブル11、11の間隔dや、テーブル11、11に対
する可動フック21、21…の下降量bを適切に設定す
ることにより、任意に調節することができる。
ク21、21…を一斉に下降させる(図5の二点鎖
線)。このとき、可動フック21、21…の直近前方の
横筋Wbは、各可動フック21のフック21a2 、21
b2 に係合し、可動フック21、21…により、全体と
して下方に引き下げられる一方、縦筋Wa 、Wa …は、
間隔dの両側においてテーブル11、11の支持部材1
1d、11dによって支持されており、横筋Wb ととも
に下降することが妨げられているから、結果として、一
挙に下方に引き曲げることができる(同図)。なお、こ
のとき、縦筋Wa 、Wa …の曲率半径、曲げ角度は、テ
ーブル11、11の間隔dや、テーブル11、11に対
する可動フック21、21…の下降量bを適切に設定す
ることにより、任意に調節することができる。
【0035】このようにして1個所における曲げ加工が
完了したら、駆動モータ24を逆転させることによって
可動フック21、21…を上昇位置に復帰させた上、鉄
筋金網Wを次の加工位置にセットし、以後、同様の手順
を繰り返せばよい。たとえば、4位置において縦筋Wa
、Wa …を同方向に90度ずつ曲げ加工すれば、全体
を角筒状に成形することが可能である(図7の実線)。
なお、このとき、各縦筋Wa は、横筋Wb との交差位置
において正しく曲げ加工することができるから、曲げ加
工後の製品は、極めて美しく、強度的にも優れている。
完了したら、駆動モータ24を逆転させることによって
可動フック21、21…を上昇位置に復帰させた上、鉄
筋金網Wを次の加工位置にセットし、以後、同様の手順
を繰り返せばよい。たとえば、4位置において縦筋Wa
、Wa …を同方向に90度ずつ曲げ加工すれば、全体
を角筒状に成形することが可能である(図7の実線)。
なお、このとき、各縦筋Wa は、横筋Wb との交差位置
において正しく曲げ加工することができるから、曲げ加
工後の製品は、極めて美しく、強度的にも優れている。
【0036】横筋Wb がない位置において縦筋Wa 、W
a …の各先端部Wa1のみを曲げ加工するときは(同図の
二点鎖線)、各可動フック21の係合ピン21b3 を使
用する。すなわち、このときの鉄筋金網Wは、各縦筋W
a の先端部Wa1を対応する係合ピン21b3 の下方にセ
ットし、可動フック21、21…を一斉に下降させれば
よい。ただし、このときの鉄筋金網Wは、一方のテーブ
ル11上に置き、縦筋Wa 、Wa …の各先端部Wa1が他
方のテーブル11上に掛からないようにセットするもの
とし、可動フック21、21…を下降させるときは、鉄
筋金網Wの全体が上方に跳ね上がることがないように、
適当に押さえていることが必要である。また、縦筋Wa
、Wa …の先端部Wa1、Wa1…は、横筋Wb の有無に
拘らず、可動フック21、21…の下降量bを大きくす
ることにより、90度以上に曲げることができる(同
図)。
a …の各先端部Wa1のみを曲げ加工するときは(同図の
二点鎖線)、各可動フック21の係合ピン21b3 を使
用する。すなわち、このときの鉄筋金網Wは、各縦筋W
a の先端部Wa1を対応する係合ピン21b3 の下方にセ
ットし、可動フック21、21…を一斉に下降させれば
よい。ただし、このときの鉄筋金網Wは、一方のテーブ
ル11上に置き、縦筋Wa 、Wa …の各先端部Wa1が他
方のテーブル11上に掛からないようにセットするもの
とし、可動フック21、21…を下降させるときは、鉄
筋金網Wの全体が上方に跳ね上がることがないように、
適当に押さえていることが必要である。また、縦筋Wa
、Wa …の先端部Wa1、Wa1…は、横筋Wb の有無に
拘らず、可動フック21、21…の下降量bを大きくす
ることにより、90度以上に曲げることができる(同
図)。
【0037】以上の説明において、可動フック21、2
1…の上昇速度、下降速度は、駆動モータ24の回転速
度を可変することにより、任意に変更設定することがで
きる。たとえば、上昇位置にある可動フック21、21
…を下降させ、各フック21a2 、21b2 が横筋Wb
に係合して縦筋Wa 、Wa …の曲げ加工が開始されるま
での期間、縦筋Wa 、Wa …の曲げ加工が完了して可動
フック21、21…を上昇位置に復帰させるまでの期間
は、それぞれ無負荷期間であるから、可動フック21、
21…は、これらの期間は高速に駆動してよく、それ以
外の曲げ加工期間は、安全のために、低速に駆動するこ
とが好ましい。なお、かかる駆動モータ24の速度変更
制御や、可動フック21、21…の下降量dの設定制御
は、ロータリエンコーダ27、リミットスイッチ26、
26からの出力信号を利用することにより、容易に自動
制御することができ、したがって、可動フック21、2
1…は、駆動モータ24を起動するのみで、その全スト
ロークを容易に自動運転することができる。
1…の上昇速度、下降速度は、駆動モータ24の回転速
度を可変することにより、任意に変更設定することがで
きる。たとえば、上昇位置にある可動フック21、21
…を下降させ、各フック21a2 、21b2 が横筋Wb
に係合して縦筋Wa 、Wa …の曲げ加工が開始されるま
での期間、縦筋Wa 、Wa …の曲げ加工が完了して可動
フック21、21…を上昇位置に復帰させるまでの期間
は、それぞれ無負荷期間であるから、可動フック21、
21…は、これらの期間は高速に駆動してよく、それ以
外の曲げ加工期間は、安全のために、低速に駆動するこ
とが好ましい。なお、かかる駆動モータ24の速度変更
制御や、可動フック21、21…の下降量dの設定制御
は、ロータリエンコーダ27、リミットスイッチ26、
26からの出力信号を利用することにより、容易に自動
制御することができ、したがって、可動フック21、2
1…は、駆動モータ24を起動するのみで、その全スト
ロークを容易に自動運転することができる。
【0038】
【他の実施例】鉄筋金網Wが大形であり、テーブル1
1、11が長尺である場合には、可動部材22、駆動軸
23は、それぞれ、カップリング22h、23dを介
し、長手方向に2分割するようにしてもよい(図8)。
ただし、ここでは、可動部材22は、カップリング22
hを介して連結する一対の可動部材22j、22jから
なっており、各可動部材22jに対し、スライド片22
e、滑り軸受25cが配設されている。また、可動フッ
ク21、21…は、双方の可動部材21j、21jの上
端縁に対し、多数組が装着されている。
1、11が長尺である場合には、可動部材22、駆動軸
23は、それぞれ、カップリング22h、23dを介
し、長手方向に2分割するようにしてもよい(図8)。
ただし、ここでは、可動部材22は、カップリング22
hを介して連結する一対の可動部材22j、22jから
なっており、各可動部材22jに対し、スライド片22
e、滑り軸受25cが配設されている。また、可動フッ
ク21、21…は、双方の可動部材21j、21jの上
端縁に対し、多数組が装着されている。
【0039】一方、駆動軸23は、カップリング23d
を介して連結する一対の駆動軸23e、23eからな
り、各駆動軸23eに対し、軸受23f、23f…が配
設されている。また、可動部材22、駆動軸23は、各
可動部材22j、各駆動軸23eごとに設けるコネクチ
ングロッド23b、23b、クランクアーム23a、2
3aを介して連結されている。
を介して連結する一対の駆動軸23e、23eからな
り、各駆動軸23eに対し、軸受23f、23f…が配
設されている。また、可動部材22、駆動軸23は、各
可動部材22j、各駆動軸23eごとに設けるコネクチ
ングロッド23b、23b、クランクアーム23a、2
3aを介して連結されている。
【0040】なお、図1、図8において、可動部材22
の一端に付設するスライド片22dは、可動部材22の
両端に付設してもよいものとする。可動部材22の先端
部は、スライド片22dを設けることにより、低く切り
下げることができ、従って、対応する滑り軸受25a、
25b、25bも、低い位置に取り付けることができ
る。そこで、フランジ付きのコンクリート製品を作る場
合のように、各横筋Wbの先端部が下方に斜めに屈折し
ている鉄筋金網Wであっても、縦筋Wa 、Wa …を支障
なく曲げ加工することができる。
の一端に付設するスライド片22dは、可動部材22の
両端に付設してもよいものとする。可動部材22の先端
部は、スライド片22dを設けることにより、低く切り
下げることができ、従って、対応する滑り軸受25a、
25b、25bも、低い位置に取り付けることができ
る。そこで、フランジ付きのコンクリート製品を作る場
合のように、各横筋Wbの先端部が下方に斜めに屈折し
ている鉄筋金網Wであっても、縦筋Wa 、Wa …を支障
なく曲げ加工することができる。
【0041】以上の各実施例において、各フック部材2
1bには、係合ピン21b3 を介し、曲げ型21fを着
脱自在に取り付けることができる(図9)。
1bには、係合ピン21b3 を介し、曲げ型21fを着
脱自在に取り付けることができる(図9)。
【0042】曲げ型21fは、下方に円弧状の当接面2
1f1 を形成する半月状のブロック体であり、係合ピン
21b3 に適合するピン孔21f2 、ボルト孔21f3
が形成されている。そこで、曲げ型21fは、ピン孔2
1f2 に係合ピン21b3 を挿入し、ボルト孔21f3
を介し、フック部材21bのねじ孔21b4 に止めねじ
21f4 をねじ込むことにより、フック部材21bの側
面に固定することができる。縦筋Wa は、横筋Wb がな
い位置においても、横筋Wa を介することなく、曲げ型
21fの当接面21f1 を介して下方に押し曲げること
により、所定の曲率半径に容易に曲げ加工することがで
きる(同図の二点鎖線)。
1f1 を形成する半月状のブロック体であり、係合ピン
21b3 に適合するピン孔21f2 、ボルト孔21f3
が形成されている。そこで、曲げ型21fは、ピン孔2
1f2 に係合ピン21b3 を挿入し、ボルト孔21f3
を介し、フック部材21bのねじ孔21b4 に止めねじ
21f4 をねじ込むことにより、フック部材21bの側
面に固定することができる。縦筋Wa は、横筋Wb がな
い位置においても、横筋Wa を介することなく、曲げ型
21fの当接面21f1 を介して下方に押し曲げること
により、所定の曲率半径に容易に曲げ加工することがで
きる(同図の二点鎖線)。
【0043】曲げ型21fは、横筋Wb の有無に拘ら
ず、対応する縦筋Wa を大径に曲げることができるか
ら、曲げ加工位置を細かく移動させることにより、全体
を容易に円筒状に成形することができる。
ず、対応する縦筋Wa を大径に曲げることができるか
ら、曲げ加工位置を細かく移動させることにより、全体
を容易に円筒状に成形することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、一対のテーブルと、テーブルの間に一列に配設する
可動フックとを設けることによって、可動フックは、テ
ーブル上に一斉に出没し、テーブル上にセットする鉄筋
金網の縦筋を下方に引き曲げるようにして曲げ加工する
ことができるから、格別な曲げ型を用意したり、それを
曲げ加工位置に固定したりする必要が全くなく、したが
って、作業内容を著るしく簡素化することができ、作業
能率を大幅に向上させることができるという優れた効果
がある。また、大きな作動空間を要する回転レバーに代
えて、上下に往復移動する可動フック、可動部材を使用
するから、装置全体も著るしく小形化することができ
る。
ば、一対のテーブルと、テーブルの間に一列に配設する
可動フックとを設けることによって、可動フックは、テ
ーブル上に一斉に出没し、テーブル上にセットする鉄筋
金網の縦筋を下方に引き曲げるようにして曲げ加工する
ことができるから、格別な曲げ型を用意したり、それを
曲げ加工位置に固定したりする必要が全くなく、したが
って、作業内容を著るしく簡素化することができ、作業
能率を大幅に向上させることができるという優れた効果
がある。また、大きな作動空間を要する回転レバーに代
えて、上下に往復移動する可動フック、可動部材を使用
するから、装置全体も著るしく小形化することができ
る。
【0045】さらに、可動フックは、横筋に係合させる
ことにより、横筋を介して縦筋を曲げ加工することがで
きるから、このときの成形製品は、横筋が縦筋の曲げ加
工位置に正しく配列され、良好な仕上り外観を得ること
ができる上、縦筋に対する曲げ応力の分散が良好である
から、縦筋に有害なクラックを発生したりするおそれが
なく、所定の強度を容易に実現することができるという
優れた効果もある。
ことにより、横筋を介して縦筋を曲げ加工することがで
きるから、このときの成形製品は、横筋が縦筋の曲げ加
工位置に正しく配列され、良好な仕上り外観を得ること
ができる上、縦筋に対する曲げ応力の分散が良好である
から、縦筋に有害なクラックを発生したりするおそれが
なく、所定の強度を容易に実現することができるという
優れた効果もある。
【図1】 全体構成斜視説明図
【図2】 要部分解斜視図
【図3】 図2のX−X線矢視相当拡大断面図
【図4】 要部分解斜視図
【図5】 動作説明図
【図6】 要部斜視図
【図7】 成形製品説明図
【図8】 他の実施例を示す要部斜視図
【図9】 他の実施例を示す動作説明図
W…鉄筋金網 11…テーブル 11d…支持部材 21…可動フック 21a、21b…フック部材 21b3 …係合ピン 22…可動部材
Claims (5)
- 【請求項1】 同一高さに併設する一対のテーブルと、
該テーブルの間に一列に配設する複数の可動フックとを
備えてなり、該可動フックは、上下に駆動する可動部材
を介し、前記テーブル上に一斉に出没することを特徴と
する鉄筋金網の曲げ加工装置。 - 【請求項2】 前記各テーブルは、前記可動フックに対
面する端縁に沿って丸棒状の支持部材を備えることを特
徴とする請求項1記載の鉄筋金網の曲げ加工装置。 - 【請求項3】 前記各テーブルは、前記可動フックに向
けて前後に移動可能であることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載の鉄筋金網の曲げ加工装置。 - 【請求項4】 前記各可動フックは、一対のフック部材
からなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
ずれか記載の鉄筋金網の曲げ加工装置。 - 【請求項5】 前記フック部材の一方には、外向きに係
合ピンを付設することを特徴とする請求項4記載の鉄筋
金網の曲げ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8449294A JPH07290178A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 鉄筋金網の曲げ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8449294A JPH07290178A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 鉄筋金網の曲げ加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290178A true JPH07290178A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13832154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8449294A Pending JPH07290178A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 鉄筋金網の曲げ加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07290178A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006181581A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Kyadakku:Kk | 鉄筋の曲げ加工機械におけるワークテーブル |
JP2009142863A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Toyo Kensetsu Koki Kk | 網状筋曲げ機 |
CN104148465A (zh) * | 2014-08-12 | 2014-11-19 | 天津市北方高效填料厂 | 一种新型填料压弯机 |
CN113182458A (zh) * | 2021-04-19 | 2021-07-30 | 广州中国科学院先进技术研究所 | 一种用于巷道支护的顶锚网自动折弯装置 |
CN113263086A (zh) * | 2021-03-24 | 2021-08-17 | 广东博智林机器人有限公司 | 钢筋网片弯折装置及单筋弯网机构 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135776A (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-26 | Nippon Steel Corp | Yosetsunyorukanaaminoseizohoho |
JPS5612519B2 (ja) * | 1978-06-28 | 1981-03-23 |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP8449294A patent/JPH07290178A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5135776A (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-26 | Nippon Steel Corp | Yosetsunyorukanaaminoseizohoho |
JPS5612519B2 (ja) * | 1978-06-28 | 1981-03-23 |
Cited By (7)
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