JPH07289041A - 田植機の植付部植付深さ制御装置 - Google Patents
田植機の植付部植付深さ制御装置Info
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Abstract
易にする。 【構成】 植深ポテンショメーター77が検出した設定植
付深さを目標値とし、田面センサーの角度検出値を参照
して植付深さのフィードバック制御を行う田植機の植付
部植付深さ制御装置において、上記田面センサーの角度
検出値を植深ポテンショメーター77の植付深さ設定値で
補正し、上記田面センサーの角度検出値を植深ポテンシ
ョメーター77の植付深さ設定値に基づいて補正すること
により、植付深さに関係なく、補正の結果が実際のセン
ターフロート34の前後傾斜角度と対応するようにする。
また、植付部におけるセンターフロート34の下方延出量
を設定する植付深さ設定モーター71と、植付深さ設定器
とを設けて、植付深さ設定値を目標とし、上記植深ポテ
ンショメーター77の検出値を参照して、上記下方延出量
のフィードバック制御を行う。
Description
制御装置に関する。
し昇降可能に連結した田植機があり、苗の植付深さを設
定値に保持するために、昇降装置の作動を制御する植付
部植付深さ制御装置を設けており、同制御装置は、後部
を前後傾動自在に枢支したセンターフロートと植付部本
体との間に田面センサーを介設して、植付部本体とセン
ターフロート前部との間の間隔を検出することによっ
て、センターフロートの前後傾斜角度を検出するように
し、この田面センサー値の前後傾斜検出値、すなわち、
センターフロートの前後傾斜角度が一定になるように昇
降装置のフィードバック制御を行っており、植付深さの
設定には、上記センターフロート後部の枢支点を植付部
本体に対して上下することによって行われ、運転者が植
付部に設けた植付部昇降レバーを手動で操作して、セン
ター及び左右サイドフロートの植付部本体からの下方延
出量を3段階に変更して行われている。
装置では、苗の植付深さの設定を変更すると、センター
フロートの枢支点が上下移動するので、センターフロー
トの前後傾斜角度(例えば水平)が一定であっても、植
付部本体とセンターフロート前部との間の間隔が変化す
るので、例えば、図8のV2で示すように、田面センサー
の出力電圧が変化することになり、植付深さの制御に狂
いが生ずることになる。
田面センサーとが略平行移動するようにして、上記間隔
の変化を補正するようにしているが、機械的構造が複雑
であり、また、リンク機構のガタや摩擦抵抗のために誤
差や作動不良が生じ、完全な補正を行うことができなか
った。
かい植付深さ設定ができず、この設定が手動で行われる
ので操作が面倒であり、重量が大きい植付部を手動で上
下させなければならないので腕力を要するという問題が
ある。
植付部を昇降機構を介し昇降可能に連結すると共に、苗
の植付深さの設定値を検出する植深ポテンショメーター
と、センターフロートの前後傾斜角度を検出する田面セ
ンサーとを具備して、植深ポテンショメーターが検出し
た設定植付深さを目標値とし、田面センサーの角度検出
値を参照して植付深さのフィードバック制御を行う田植
機の植付部植付深さ制御装置において、上記田面センサ
ーの角度検出値を植深ポテンショメーターの植付深さ設
定値で補正することを特徴とする田植機の植付部植付深
さ制御装置を提供せんとするものである。
深ポテンショメーターの植付深さ設定値に基づいて補正
することにより、植付深さに関係なく、補正の結果が実
際のセンターフロートの前後傾斜角度と対応するように
したこと、及び、植付部におけるセンターフロートの下
方延出量を設定する植付深さ設定モーターと、植付深さ
設定器とを設けて、植付深さ設定器で設定した植付深さ
設定値を目標とし、上記植深ポテンショメーターの検出
値を参照して、上記下方延出量のフィードバック制御を
行うことにも特徴を有する。
置を具備する田植機Aを示しており、1は走行機体であ
り、エンジン2を車体フレーム3に搭載し、ミッション
ケース4の前方にフロントアクスルケース5を介して前
車輪6を軸支すると共に、前記ミッションケース4の後
部にリアアクスルケース7を連設し、同リアアクスルケ
ース7に後車輪8を軸支し、前記エンジン2を覆うボン
ネット9の両側に予備苗載せ台10を取付け、フロア11を
介し車体カバー12によって前記ミッションケース4等を
覆い、前記車体カバー12の上部に運転席13を載設し、同
運転席13の前方でかつボンネット9の後部に操向ハンド
ル14を設けている。
て植付部15を連結しており、同植付部15は6条植え用の
苗載せ台16並びに複数の植付け爪17などを具備してお
り、前高後低の苗載せ台16を下部レール18およびガイド
レール19を介して植付けケース20に左右往復摺動自在に
支持させると共に、一方向に等速回転するロータリーケ
ース21を前記植付けケース20に支持させ、ロータリーケ
ース21の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース22
を配設し、同爪ケース22の先端に植付け爪17を取付けて
いる。
にローリング支点軸23を介して支持フレーム24を設け、
同支持フレーム24を、トップリンク25及びロワーリンク
26を含む3点リンク機構27を介して走行機体1の後側に
連結し、ロワーリンク26に昇降用油圧シリンダ28を連結
して、昇降用油圧シリンダ28の伸縮作動により、3点リ
ンク機構27を介し植付部15を昇降可能にしている。
レバー、31は昇降制御の感度調節レバー、32は主クラッ
チペダル、34はセンターフロート、35は左右サイドフロ
ートである。
15の下方中央にセンターフロート34を配設し、その左右
両側にサイドフロート35,35 を配設している。
自在に支持するピッチング支点軸36をセンターフロー
トの後部上面のブラケット37に設け、前記植付ケース
20に回動自在に枢支する植付深さ調節支点軸38に、植付
深さ調節リンク39の基端を固設すると共に、該リンク39
の先端を前記ピッチング支点軸36に連結している。
固設したブラケット47に軸48を介しセンサーリンク45の
下端を連結し、同リンク45の上端を植付部15の前面に固
設したセンサー台49に取り付けたポテンショメーター式
の田面センサー50のセンサーアーム53先端部に形成した
長孔51に軸52を介し係合連結して、センターフロート34
の前部と植付部15本体との高低差からセンターフロート
34の前後傾斜を検出するようにしている。
け深さの設定値が深くなると、ピッチング支点軸36の位
置が低くなるので、センターフロート34が水平状態であ
っても、同フロート34の前部が低くなり、そのため、図
8のV2で示すように、標準植え付け深さのときにおける
前下がり状態と同じ出力になる。
フロート35,35 の略中央部上面にブラケット37を突設
し、同ブラケット37を、前記調節支点軸38から後方に延
出した調節リンク39の後端にピッチング支点軸36を介し
自在枢着している。
上面のブラケット60に軸61を介して支持されたセンサー
リンク62の先端を、植付部15の横パイプ75に固設したセ
ンサー台65に設置したポテンショメーター式の左右硬度
検出用センサー66a,66b のセンサーアーム67の先端部に
形成した長孔64に軸69を介し係合連結して、左右サイド
フロート35,35 の前後傾斜角度、すなわち、植付部15本
体と左右サイドフロート35,35 前部との高低差から植付
け面の硬度を検出するようにしている。
点軸38に基端を固設した植付深さ調節レバー70を、植付
深さ設定モーター71で作動させるようにしており、植付
けケース20のモーター取付台72に前記モーター71を固設
し、同モーター71のモーター軸に連結した螺旋部材73の
送り溝に、前記レバー70に固着した係合片74を係合させ
て、前記モーター71の正逆回転によって、センターフロ
ート34及びサイドフロート35,35 の後部と植付部15本体
との高低差、すなわち、植付深さを設定できるようにし
ており、この植付深さ設定値を植付部15の横パイプ75に
センサー取付台76を介して取付けた植深ポテンショメー
ター77で検出するようにしている。
ーラーー81としてのマイクロコンピューターの入力側
に、植付けスイッチ82と、田面センサー50と、植深ポテ
ンショメーター77と、感度設定ボリューム83と、左右硬
度検出用センサー66a,66b と、植付深さ設定器85とを接
続し、出力側に昇降機構Dの昇降用油圧シリンダ28の電
磁制御弁63と、植付深さ設定モーター71への出力リレー
71a と、運転部のパネルに配設した植付深さ表示器84と
を接続している。
制御機能を有している。
いて、コントローラー81を作動可能な状態にする。
参照し、各フロート34,35,35の高さが植付深さ設定器85
で設定した値になるように、植付深さ設定モーター71を
フィードバック制御する。
し、田面センサー50が検出した植付部15の田面Gからの
高さ検出値を参照して、電磁制御弁63に上昇または下降
信号を出力することによって、植付部15の高さのフィー
ドバック制御を行う。
出用センサー66a,66b からの出力に基づいて、上記フィ
ードバック制御における感度を調整する。
ック制御がON/OFF制御の場合は、植付部15の昇降制御の
不感帯の幅を狭く(広く)して、制御動作を敏感(鈍
感)にしたり、目標電圧を上げ(下げ)側にシフトし
て、下げ(上げ)動作を敏感に、上げ(下げ)動作を鈍
感にしたり、上記フィードバック制御が比例制御の場合
は、偏差に乗ずる比例ゲインを調整することで行われ
る。
ンターフロート34の枢支点の上下移動に伴う田面センサ
ー50の検出値の変動を、植深ポテンショメーター77の検
出値で補正するようにしており、以下説明する。
電圧V1を示しており、植付深さの設定値が深く(浅く)
なると出力電圧V1が大きく(小さく)なるようになって
いる。
しており、同田面センサー50は、標準植付深さで、か
つ、センターフロート34が水平状態のとき、2.5Vの電圧
を出力し、これよりも植え付け深さが深く(浅く)なる
と、センターフロート34が水平状態であっても出力電圧
V2が大きく(小さく)なる。
サー50の出力電圧V2を、植深ポテンショメーター77の出
力電圧V1で補正して補正電圧Vaとする。
面センサー出力電圧V2−植深ポテンショメーター出力電
圧V1) を用いて演算して、補正電圧Vaを算出する。
補正電圧Vaは、正確にセンターフロート34の前後傾斜角
度を示すことになる。
が深いときと浅いとき、上記補正を行わなかった場合の
田面センサー50の出力電圧を示しており、これらは正確
なセンターフロート34の前後傾斜角度を示していない。
の前後傾斜角度に対応した補正電圧Vaを、センターフロ
ート34が水平状態のときの出力電圧2.5Vと比較して、植
え付け深さのフィードバック制御を行うことによって、
植え付け深さの設定を変更しても、正確な植え付け深さ
の制御を行うことができる。
降機構を介し昇降可能に連結すると共に、苗の植付深さ
の設定値を検出する植深ポテンショメーターと、センタ
ーフロートの前後傾斜角度を検出する田面センサーとを
具備して、植深ポテンショメーターが検出した設定植付
深さを目標値とし、田面センサーの角度検出値を参照し
て植付深さのフィードバック制御を行う田植機の植付部
植付深さ制御装置において、上記田面センサーの角度検
出値を植深ポテンショメーターの植付深さ設定値で補正
すること、及び、上記田面センサーの角度検出値を植深
ポテンショメーターの植付深さ設定値に基づいて補正す
ることにより、植付深さに関係なく、補正の結果が実際
のセンターフロートの前後傾斜角度と対応するようにし
たことによって、植え付け深さの設定を変更しても、正
確な植え付け深さの制御を行うことができる。
のためのリンク機構を要せず構造が簡単になり、特に、
リンク機構に不可避のガタや摩擦抵抗による誤差や作動
不良を回避することができる。
下方延出量を設定する植付深さ設定モーターと、植付深
さ設定器とを設けて、植付深さ設定器で設定した植付深
さ設定値を目標とし、上記植深ポテンショメーターの検
出値を参照して、上記下方延出量のフィードバック制御
を行うことによって、植え付け深さの設定が植え付け深
さ設定器の操作だけですみ、腕力を要しないことから植
え付け深さの設定が容易になる。
る田植機の全体側面図。
図。
フ。
フ。
フ。
Claims (3)
- 【請求項1】 走行機体(1) に植付部(15)を昇降機構
(D) を介し昇降可能に連結すると共に、苗の植付深さの
設定値を検出する植深ポテンショメーター(77)と、セン
ターフロート(34)の前後傾斜角度を検出する田面センサ
ー(50)とを具備して、植深ポテンショメーター(77)が検
出した設定植付深さを目標値とし、田面センサー(50)の
角度検出値を参照して植付深さのフィードバック制御を
行う田植機(A) の植付部植付深さ制御装置において、上
記田面センサー(50)の角度検出値を植深ポテンショメー
ター(77)の植付深さ設定値で補正することを特徴とする
田植機の植付部植付深さ制御装置。 - 【請求項2】 走行機体(1) に植付部(15)を昇降機構
(D) を介し昇降可能に連結すると共に、苗の植付深さの
設定値を検出する植深ポテンショメーター(77)と、セン
ターフロート(34)の前後傾斜角度を検出する田面センサ
ー(50)とを具備して、植深ポテンショメーター(77)が検
出した設定植付深さを目標値とし、田面センサー(50)の
角度検出値を参照して植付深さのフィードバック制御を
行う田植機(A) の植付部植付深さ制御装置において、上
記田面センサー(50)の角度検出値を植深ポテンショメー
ター(77)の植付深さ設定値に基づいて補正することによ
り、植付深さに関係なく、補正の結果が実際のセンター
フロート(34)の前後傾斜角度と対応するようにしたこと
を特徴とする田植機の植付部植付深さ制御装置。 - 【請求項3】 走行機体(1) に植付部(15)を昇降機構
(D) を介し昇降可能に連結すると共に、苗の植付深さの
設定値を検出する植深ポテンショメーター(77)と、セン
ターフロート(34)の前後傾斜角度を検出する田面センサ
ー(50)とを具備して、植深ポテンショメーター(77)が検
出した設定植付深さを目標値とし、田面センサー(50)の
角度検出値を参照して植付深さのフィードバック制御を
行う田植機(A) の植付部植付深さ制御装置において、植
付部(15)におけるセンターフロート(34)の下方延出量を
設定する植付深さ設定モーター(71)と、植付深さ設定器
(85)とを設けて、植付深さ設定器(85)で設定した植付深
さ設定値を目標とし、上記植深ポテンショメーター(77)
の検出値を参照して、上記下方延出量のフィードバック
制御を行うことを特徴とする田植機の植付部植付深さ制
御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP08495694A JP3295528B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 田植機の植付部植付深さ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08495694A JP3295528B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 田植機の植付部植付深さ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07289041A true JPH07289041A (ja) | 1995-11-07 |
JP3295528B2 JP3295528B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=13845091
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP08495694A Expired - Fee Related JP3295528B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 田植機の植付部植付深さ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3295528B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007167040A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機 |
CN104823569A (zh) * | 2014-02-10 | 2015-08-12 | 井关农机株式会社 | 苗移植机 |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP08495694A patent/JP3295528B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007167040A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機 |
CN104823569A (zh) * | 2014-02-10 | 2015-08-12 | 井关农机株式会社 | 苗移植机 |
CN104823569B (zh) * | 2014-02-10 | 2018-05-01 | 井关农机株式会社 | 苗移植机 |
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---|---|
JP3295528B2 (ja) | 2002-06-24 |
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