JPH07288814A - 動きベクトル検出方法 - Google Patents

動きベクトル検出方法

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JPH07288814A
JPH07288814A JP8130494A JP8130494A JPH07288814A JP H07288814 A JPH07288814 A JP H07288814A JP 8130494 A JP8130494 A JP 8130494A JP 8130494 A JP8130494 A JP 8130494A JP H07288814 A JPH07288814 A JP H07288814A
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JP8130494A
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Inventor
Masahito Nonaka
雅人 野中
Tetsuo Yoshida
哲雄 吉田
Akihiko Matsuo
明彦 松尾
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動きベクトル検出の演算量を削減する。 【構成】 第1ステップで、各フレームメモリ12,1
3から読出された画像データが、空間フィルタ14で周
波数帯域制限とサブサンプリングを受けてブロックマッ
チング回路17に供給される。ブロックマッチング回路
17はブロックマッチングにより、類似性の高い複数の
動きベクトル候補を選択してメモリ制御回路18に出力
する。第2ステップにおいて、メモリ制御回路18は動
きベクトル候補に対応するアドレスをフレームメモリ1
2,13に与え、各フレームメモリ12,13は対応す
るデータを読出す。その読み出された映像データがその
ままブロックマッチング回路17に供給され、ブロック
マッチング回路17は、ブロックマッチングにより、類
似性の最も高いベクトルを動きベクトルとして検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像の動き補償フレ
ーム間予測に用いられる動きベクトルを検出する動きベ
クトル検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献;「映像機器におけるディジタル信号処理技術」
(1989−7−7)株式会社トリケップス、P.36-39 動画像高能率符号化において、符号化効率を改善するた
めにフレーム間予測が用いられることがある。フレーム
間予測は時間的に接近した画像間には高い相関があると
いう性質を利用した画像圧縮方法であり、前画像と現画
像の差分を伝送する方法である。静止している画像の場
合、前画像と現画像の差分がほとんどないので、符号化
効率が非常に高くなる。しかし、動画像の場合では相関
が少なくなり、符号化効率が低下する。そのため、前画
像と現画像間の動きの量及び方向(以下、動きベクトル
という)を検出し、この動きベクトルを用いて画像の一
部または全部を動かすことで、2枚の画像間の相関を高
くする方法が採用されている。動きベクトルの検出は、
ブロックマッチング方法で行うのが一般的である。ブロ
ックマッチング方法については、前記文献に説明されて
いる。図2は、ブロックマッチングによる動きベクトル
検出の説明図である。ブロックマッチング方法とは、現
画像1フレームを複数のブロックに分割し、その各ブロ
ックについて前画像フレーム中の同じ大きさのブロック
との類似性を調べ、最も類似性の高いブロック間の位置
関係を動きベクトルとして検出するものである。図2の
様に、前画像フレームのベクトル探索範囲R内には現画
像フレーム内の基準ブロックSBと同じ大きさのブロッ
クKBが多数存在し、類似性の評価はベクトル探索範囲
R内で考えられる全ての基準ブロックとの位置関係、す
なわち全ての試行ベクトルに対して行なう必要がある。
1本の試行ベクトルに対する比較演算は、2つブロック
間で同じ位置にある画素同士の差分の絶対値または自乗
値をブロック内のすべての画素に対して求め、これを累
計することで行う。ブロックサイズがMライン×N画素
のとき、1本の試行ベクトル(i,j) に対する演算は、次
の(1)式で表される。
【0003】
【数1】 ブロックマッチングにおける類似性の評価は、一般に
(1)式によって行われる。ブロックサイズが16ライ
ン×16画素である場合、(1)式から1本の試行ベク
トルに対して256回差分の絶対値を求めて累計するこ
とになる。動きベクトルの検出は、試行ベクトルの数だ
け比較演算を行って、得られた結果が最小となるベクト
ルを見つけることで実現される。例えば、動きベクトル
の探索範囲を±7画素(ライン)にすると、この探索範
囲に含まれる試行ベクトル数は152=225本にな
り、その中の最小となる試行ベクトルが動きベクトルと
して出力される。1画素に対する差分の絶対値演算を1
サイクルで行うものとすると、1本の試行ベクトルに対
する演算に256サイクルかかり、試行ベクトル数が2
25本あるので1個のブロックの動きベクトルの探索に
は57600サイクルが必要となる。この様な探索方法
は「全点探索法」と呼ばれ、正確な動きベクトル検出が
可能であるが、演算量が多いという欠点があった。次
に、「全点探索法」に演算量の軽減を目的とした「多段
階動きベクトル検出法」について説明する。図3は、多
段階動きベクトル検出法の原理図である。
【0004】多段階動きベクトル検出法は、試行ベクト
ル数を減らすことで演算量を減じる方法であり、ここで
は、3段階で動きベクトルを検出する場合を説明する。
多段階動きベクトル検出法において、第1ステップで
は、動き補償をしない場合と等価であるゼロベクトル
と、ゼロベクトルを中心に配置された図3のような8本
のベクトルとの合計9本のベクトルが試行ベクトルとさ
れ、この9本の試行ベクトルのうち類似性の最も高いベ
クトルV1 ♂(以下、♂はベクトルを表す)を、ブロッ
クマッチングによって求める。第2ステップでは、ベク
トルV1 ♂を中心に第1ステップより空間的に密に配置
される8本の試行ベクトルに対して、同様にブロックマ
ッチングが行われ、類似性の最も高いベクトルV2♂が
求められる。第3ステップでも第2ステップと同様の手
順が施されてベクトルV3♂が求められ、動きベクトル
V♂が得られる。各第1〜第3ステップにおける検出で
は、第1ステップで±4ブロック、第2ステップで±2
ブロック第3ステップで±1ブロックの範囲のベクトル
を見つけるようにすると、±7ライン/フレーム・±7
画素/フレームの検出が行え、このときの試行ベクトル
数は25本になる。「全点探索法」では225本の試行
ベクトルが必要であったが、「多段階動きベクトル検出
法」は1/9の試行ベクトル数で動きベクトルV♂を求
めることができる。16ライン×16画素のブロックに
対する処理では、1本の試行ベクトルの演算に256サ
イクル要するため、1個のブロックの動きベクトルに
は、6400サイクル必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像の動きベクトル検出方法においては、次のような課
題があった。図4は、従来の動きベクトル検出方法の課
題を説明する図である。多段階動きベクトル検出法で
は、真の動きベクトルVs♂が1ステップなどの先の段
階で求める類似性の最も高いベクトルV1 ♂等の近傍に
存在することが、前提となっている。ここで、真のベク
トルとは、「全点探索法」で検出された動きベクトルの
ことを指す。図4のように、第1ステップで類似性の最
も高いベクトルV1 ♂の検出に誤検出がある場合を例に
とって説明する。真の動きベクトルをVs♂、図4にお
いて誤検出によって求められる動きベクトルをV♂とす
る。第1ステップにおいて、試行ベクトルに対する差分
の絶対値の累計が、図4のようにa,b,c,…,iに
なったとし、これらの中で最小値をaとする。第1ステ
ップでは類似性の最も高いベクトルとし最小値aに対応
する試行V1 ♂を候補ベクトルとして選択する。真の動
きベクトルVs♂は、第2ステップ以降の探索範囲に存
在しないので、検出されることがなくなる。第1ステッ
プなどの先に候補ベクトルを求める段階で、真のベクト
ルに近い位置のベクトルを見つけることができれば、最
終段階で真のベクトルVs♂を見つけることが可能であ
るが、下位段階で見つけた最適ベクトルがその段階にお
ける他の試行ベクトルより真のベクトルに近いという保
証はない。ベクトル検出精度とデータの空間周波数帯域
を一致させることで、誤検出の可能性を低くできるが、
入力画像によっては、誤検出が発生する場合も考えられ
る。この様に演算量を削減した「多段階動きベクトル検
出法」では、真の動きベクトルの検出が出来ないという
課題があった。一方、このような誤検出の問題の発生し
ない「全点探索法」では、16ライン×16画素のブロ
ックサイズで、±7ブロックの探索範囲の演算に576
00サイクルかかり、リアルタイムに処理を行う場合、
回路規模を大きくしないと対応がとれないという課題が
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、2枚の異なるフレームの映像データを記
憶するメモリと、前記メモリに対する前記フレームの映
像データの書込み及び読出しを制御するメモリ制御回路
と、空間周波数帯域を制限する空間フィルタと、前記空
間フィルタの出力をサブサンプリングするサブサンプリ
ング手段と、入力された2枚の画像データに対してブロ
ックマッチングを行って該2枚の画像データ間の類似性
を調べ、該類似性の最も高いベクトルから順に複数本の
ベクトルを出力するブロックマッチング回路とを用い、
次の処理を施して動きベクトルを検出する。即ち、前記
メモリから前記フレームの映像データを前記メモリ制御
回路を用いて読出し空間フィルタで空間周波数帯域を制
限した後サブサンプリングを行い、該サブサンプリング
された該フレームの映像データを用いてブロックマッチ
ングをブロックマッチング回路で行って前記類似性の高
い複数のベクトルを動きベクトルの候補として選択する
第1段階の処理と、前記メモリから前記動きベクトルの
候補に対応する前記フレームの映像データを前記メモリ
制御回路を用いて読出し該フレームの映像データを用い
てブロックマッチングをブロックマッチング回路で行い
類似性の最も高いベクトルを動きベクトルとして抽出す
る第2段階の処理とを、施すようにしている。
【0007】
【作用】本発明によれば、第1段階の処理である第1ス
テップで、空間的に帯域制限をかけた後にサブサンプリ
ングした映像データを用い粗い精度で動きベクトルの検
出を行うため、精度低下の分演算量を削減できる。第2
段階の処理である第2ステップでは、第1ステップで得
られた複数の候補ベクトルに対して空間的に帯域制限を
かけない映像データを用いて類似性の高いブロックを見
つける。このため第1ステップにおける精度低下の補償
が可能である。従って、前記課題を解決することができ
るのである。図5は、本発明による動きベクトル検出の
原理を説明する図であり、従来の図3に対応するもので
ある。図5に示す動きベクトル検出の原理は「全点探索
法」に対して本発明の動きベクトル検出に方法を組み合
わせた場合を示している。簡単のため、第1ステップで
出力される候補ベクトルの数を16本とする。第1ステ
ップでは空間フィルタを用いてサブサンプリングを行
い、演算量を減じた構成で全試行ベクトルに対して候補
ベクトルを選ぶための演算を行う。これにより、図5に
おいてkで示される第1候補から第16候補までの候補
ベクトルVk♂が選択される。第2ステップにおいて、
これら16本の候補ベクトルに対して、サブサンプリン
グを行わない画像データで通常のブロックマッチングに
より、真の動きベクトルVs♂が得られる。
【0008】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す動きベクトル検出
回路の構成ブロック図である。図1に示す動きベクトル
検出回路は、図5に示す2段階の動き検出を行う。ここ
で、動きベクトルの探索範囲は各水平,垂直方向共に±
7画素(ライン)、ブロックマッチングを行うブロック
サイズは16ライン×16画素として説明する。この動
きベクトル検出回路は、映像信号の入力端子11と、画
像データを格納する現フレームメモリ12及び前フレー
ムメモリ13と、帯域制限を行う空間フィルタ14と、
2入力の内の一方を選択して出力する2個の2:1セレ
クタ15,16と、ブロックマッチングを行うブロック
マッチング回路17と、動きベクトル検出のための制御
回路であるメモリ制御回路18と、動きベクトルを出力
する出力端子19とを、備えている。入力端子11は現
フレームメモリ12のデータ入力ポートに接続され、そ
の現フレーム12のデータ出力ポートは、前フレームメ
モリ13のデータ入力ポートと空間フィルタ14の入力
端子とセレクタ16の入力端子に接続されている。前フ
レームメモリ13のデータ出力ポートは、空間フィルタ
14の入力端子とセレクタ15の入力端子とに接続され
ている。空間フィルタ14の出力端子は、2つのセレク
タ15,16の入力端子に接続されている。セレクタ1
5の入力側は、空間フィルタ14の出力または前フレー
ムメモリ13の出力を選択する接続であり、セレクタ1
5の出力端子はブロックマッチング回路17に接続され
ている。セレクタ16の入力側は、空間フィルタ14の
出力または現フレームメモリ12の出力を選択する接続
であり、セレクタ16の出力端子はブロックマッチング
回路17に接続されている。ブロックマッチング回路1
7の16個の出力端子は、メモリ制御回路18の候補ベ
クトル入力端子V〜V16に接続されている。メモリ
制御回路18は、2つのアドレス出力端子A1,A2を
有し、各出力端子A1,A2が現フレームメモリ12及
び前フレームメモリ13のアドレス入力ポートにそれぞ
れ接続されている。また、ブロックマッチング回路17
の出力端子は、検出動きベクトル出力端子19に接続さ
れている。各現フレームメモリ12と前フレームメモリ
13は、データ入力ポートとデータ出力ポートを独立し
て持つデュアルポートメモリである。次に、図1の動き
ベクトル検出回路の動作を説明する。
【0009】入力端子11から入力された映像信号は、
まず現フレームメモリ12に書込まれる。この書込みと
同時に、現フレームメモリ12にすでに書込まれていた
データ、即ち、前フレームのデータが読出されて前フレ
ームメモリ13に書込まれる。これらのデータの制御は
メモリ制御回路18のアドレス出力端子A1,A2から
指示されたアドレスに基づいて行われる。動きベクトル
の検出は、両メモリ12,13にそれぞれ書込まれた2
種類のデータを比較することで実行される。まず、第1
ステップにおける処理を説明する。第1ステップでは、
図5で示すように、±7画素(ライン)に全画素に対し
て試行ベクトルを発生する。そのため、試行ベクトルの
総数は225本となる。第1ステップの処理時には、セ
レクタ15,16が、共に空間フィルタ14の出力を選
択する。現フレームメモリ12にメモリ制御回路18か
ら読出し用のアドレスが供給され、現フレームメモリ1
2から最初のブロックマッチングを行う現フレームのブ
ロックデータが、空間フィルタ14に入力される。同時
に、前フレームメモリ13にも読出し様のアドレスがメ
モリ制御回路18から供給され、最初のブロックマッチ
ングを行う前フレームのブロックデータが読出される。
この時点でのブロックデータはどちらも、16ライン×
16画素の計256画素である。これらの2種類のブロ
ックデータは、各試行ベクトルにおける演算を簡単にす
るために、空間フィルタ14で空間周波数帯域を1/4
に制限された後サブサンプリングされる。よって、ブロ
ックマッチングを行うブロックサイズが、水平方向には
原信号4画素、垂直方向には原信号4ラインからなる1
6点に対して1点の割合でサブサンプリングされた4ラ
イン×4画素の計16画素となる。2個のセレクタ1
5,16が、空間フィルタ14の出力を選択しているの
で、ブロックマッチング回路17はその空間フィルタ1
4から出力される各16画素に減少した現フレームと前
フレームに対して差分の絶対値を求め、さらに、それら
の絶対値(16個)を累計する。ブロックマッチング回
路は、累計結果を内部に有した内部レジスタで保持し、
最初の試行ベクトルに対する処理をおえる。次に、メモ
リ制御回路18は最初の試行ベクトルに対する前フレー
ムメモリ読出し用のアドレスをシフトし、そのシフトさ
れたアドレスが前フレームメモリ13のアドレス入力ポ
ートに伝達される。これにより、現フレームメモリ12
と前フレームメモリ13からは最初とは異なる試行ベク
トルに対するデータが読出されることになる。これらの
データに基づいてブロックマッチング回路17は、最初
の試行ベクトルの場合と同様に、差分の絶対値の累計を
求める。225本の試行ベクトルに対して同様の処理が
行われ、結果として225種類の差分の絶対値の累計が
求められる。この225種類の累計のなかで、最小の値
から順に16個の累計値が選択され、それら各16個の
累計値にそれぞれ対応する試行ベクトルV1a♂,V1
b♂,…,V1p♂が,候補ベクトルとしてメモリ制御
回路18の候補ベクトル入力端子V〜V16に出力さ
れる。第2ステップは、第1ステップで得られた16本
の候補ベクトルV1a♂,V1b♂,…,V1p♂を試
行ベクトルとして演算を行う。ここでは、帯域制限をし
ていない映像データを扱うため、16ライン×16画素
のブロックサイズで処理が行われる。第2ステップでは
2個のセレクタ15,16は、空間フィルタ14を通過
しない現フレームメモリ12及び前フレームメモリ13
のデータを選択する。メモリ制御回路18は、第1ステ
ップで得られた図5におけるKで示された16本の各候
補ベクトルV1a♂,V1b♂,…,V1p♂に基づ
き、最初の試行ベクトルに対する現フレームメモリ12
及び前フレームメモリ13の読出し用アドレスを作成し
て、アドレス出力端子A1,A2から出力する。現フレ
ームメモリ12及び前フレームメモリ13からは、読出
し用アドレスに基づいたデータがそれぞれ出力される。
このデータはサブサンプリングされないので、1ブロッ
クに対して256画素存在する。セレクタ15,16
は、これらのデータを選択してブロックマッチング回路
17へ供給する。ブロックマッチング回路17は第1ス
テップと同様に両データの差分の絶対値の累計値を求め
る。ブロックサイズが16ライン×16画素であるた
め、累計はブロック内の総画素数分、つまり256個の
画素に対して行われる。1つ試行ベクトルに対する演算
を終了すると、メモリ制御回路18によって次の試行ベ
クトルに対する読出しアドレスが作成され、ブロックマ
ッチング17は次の試行ベクトルに対する演算を実施す
る。この演算が16本の試行ベクトルに対して実行さ
れ、その中の最小値の累計値をとるベクトルが真の動き
ベクトルVs♂として出力端子19から出力される。
【0010】以上のように、本実施例では、ブロックマ
ッチングによる動きベクトルの検出において、第1のス
テップで空間的に帯域制限をかけた後にサブサンプリン
グした映像データを用い、粗い精度で動きベクトルの検
出を行って複数の候補ベクトルV1a♂,V1b♂,
…,V1p♂を得る。第2ステップで、第1ステップで
得れた複数の候補ベクトルV1a♂,V1b♂,…,V
1p♂に対し、サブサンプリングを行わない映像データ
を用いて類似性の高いブロックを見つけることで、動き
ベクトルVs♂の検出をおこなっている。そのため、動
きベクトルVs♂の検出精度を劣化させずに大幅な演算
量の削減を実現できる。本実施例の動きベクトル検出方
法は、第1ステップで粗い精度のベクトル検出を行い、
第2ステップで精度を落とさずに最終的な動きベクトル
を求めようとるものであり、第1ステップでサブサンプ
リングを行うことで、第1ステップにおける演算量の削
減を図っている。ここで、演算量の削減のみを目的とし
た場合、各画素に割り当てられたビット数を削減する方
法も考えられる。もともとNビットあった情報の下位1
ビットだけ切り捨てた場合を考えると、1画素に含まれ
る情報量は1/2に減少するが、演算量は(N−1)/
Nにしかならない。サブサンプリングにより情報量を1
/2にすると差分の絶対値の累計が1/2と成り、ビッ
ト数の削減を行う場合に比べて効率的な演算量の削減が
できる。従来技法による単純な「全点探索法」では、1
6ライン×16画素のブロックサイズで水平,垂直方向
に±7画素(ライン)の探索範囲を調べるためには、試
行ベクトルの数が225本で、1本の試行ベクトルに第
1する演算量が256サイクルかかるので、全部で57
600サイクル要した。同じ条件で、図1の動きベクト
ル検出回路が1本の動きベクトルの検出を行う場合、第
1ステップの処理においてブロック内の総画素数が16
画素及び試行ベクトル数が225本であるので3600
(16×225)サイクル要し、第2ステップの処理で
ブロック内、の総画素数が256画素及び試行ベクトル
数が16本であるため、4096(2567×16)サ
イクルとなる。即ち、合計すると7696サイクルで動
きベクトルの検出が実現でき、約13%の演算量で実現
できる。
【0011】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例を示す動きベクトル検出
回路の構成ブロック図である。図7は、図6の動きベク
トル検出の原理を説明する図であり、図5に対応するも
のである。図6の動きベクトル検出回路は、「多段階動
きベクトル検出法」に対して本発明の動きベクトル検出
方法を組み合わせたものである。簡単のため、3ステッ
プで動きベクトルを検出するものとし、3ステップのう
ちの第1及び第2ステップの終了時に選択される候補ベ
クトル数をそれぞれ2本とする。第3ステップでは、第
2ステップ終了時の候補ベクトルとその周辺に対し、試
行ベクトルを発生して最終的な動きベクトルVs♂を検
出する。即ち、第1及び第2のステップはサブサンプリ
ングを行ったデータに対してブロックマッチングを行
い、この中で類似性の最も高いものから複数の動きベク
トルの候補を選択する第1の段階の処理を行い、第3ス
テップは、それらの候補ベクトルに対して画像データの
ブロックマッチングを行い、その中の最も類似性の高い
ベクトルを最終的な動きベクトルとして出力する第2の
段階の処理を行う。ここで、動きベクトルの探索範囲は
各水平,垂直方向に±7画素(ライン)、及びブロック
マッチングを行うブロックサイズは16ライン×16画
素として説明する。図6の動きベクトル検出回路は、映
像信号の入力端子21と、画像データを格納する現フレ
ームメモリ22及び前フレームメモリ23と、帯域制限
を行う2個の空間フィルタ24,25と、3入力の内の
一つを選択して出力する2個の3:1セレクタ26,2
7と、ブロックマッチングを行うブロックマッチング回
路28と、動きベクトル検出のための制御回路であるメ
モリ制御回路29と、動きベクトルを出力する出力端子
30とを、備えている。
【0012】入力端子21は現フレームメモリ22のデ
ータ入力ポートに接続され、その現フレーム22のデー
タ出力ポートは、前フレームメモリ23のデータ入力ポ
ートと、2つの空間フィルタ24,25の入力端子と、
セレクタ27の1つの入力端子に接続されている。前フ
レームメモリ23のデータ出力ポートは、空間フィルタ
24の入力端子と、空間フィルタ25の入力端子と、セ
レクタ26の1つの入力端子とに、接続されている。空
間フィルタ24の出力端子は、2つのセレクタ26,2
7の各1つの入力端子に接続され、空間フィルタ25の
出力端子は2つのセレクタ26,27の残った各1つの
入力端子に接続されている。セレクタ26は前フレーム
メモリ23、空間フィルタ24、または空間フィルタ2
5の出力を選択してブロックマッチング回路28に供給
する接続である。セレクタ27は:現フレームメモリ2
2、空間フィルタ24、または空間フィルタ25の出力
を選択してブロックマッチング回路28に供給する接続
である。ブロックマッチング回路28は2個の出力端子
を有し、その2個の出力端子はメモリ制御回路29のベ
クトル入力端子V,Vに接続されている。メモリ制
御回路29は2つのアドレス出力端子A1,A2を有
し、各出力端子A1,A2が現フレームメモリ22及び
前フレームメモリ23のアドレス入力ポートにそれぞれ
接続されている。次に、図6の動きベクトル検出回路の
動作を説明する。入力端子21から入力された映像信号
は、まず現フレームメモリ22に書込まれる。この書込
みと同時に、現フレームメモリ22にすでに書込まれて
いたデータ、即ち、前フレームのデータが読み出されて
前フレームメモリ23に書込まれる。これらのデータの
制御は、制御回路29のアドレス出力端子A1,A2か
ら指示されたアドレスに基づいて行われる。動きベクト
ルの検出は、両メモリ22,23にそれぞれ書込まれた
2種類のデータを比較することで実行される。まず、第
1ステップにおける処理を説明する。第1ステップで
は、動き補償をしない場合に等価のゼロベクトルとゼロ
ベクトルを中心にした図7に示される±4画素(ライ
ン)離れた8本のベクトルとの合計9本のベクトルが、
試行ベクトルとされ、その9本の試行ベクトルに対して
ブロックマッチングにより類似性が、調査される。第1
ステップの処理で、各セレクタ26,27は空間フィル
タ24の出力を選択し、空間フィルタ24の出力がブロ
ックマッチング回路28に供給される。メモリ制御回路
29はアドレス出力端子A1,A2から現フレームメモ
リ22と前フレームメモリ23に読出しアドレスを出力
する。このアドレスに応じて現フレームメモリ22と前
フレームメモリ23から、最初の試行ベクトルに対する
現フレーム及び前フレームのデータが読出される。これ
らのデータは、各空間フィルタ24,25とセレクタ2
6,27に入力されるが、第1ステップでは、セレクタ
26,27が共に空間フィルタ24を選択しているの
で、空間フィルタ24を通過するデータのみ有効とな
る。空間フィルタ24では、ベクトル検出精度と映像デ
ータの空間周波数帯域の不釣合を無くし、且つ各試行ベ
クトルにおける評価演算を簡単化するため、空間周波数
帯域を1/4に制限しサブサンプリングする。サブサン
プリングにより、ブロックマッチングを行うブロックサ
イズは、水平方向には原信号4画素、垂直方向には原信
号4ラインからなる16点に対して1点の割合となった
4ライン×4画素の計16画素とされ、このサイズに対
してブロックマッチングが行われる。ブロックマッチン
グ回路28は2個のセレクタ26,27から出力される
現フレーム及び前フレームのデータの差分の絶対値を求
め、これらの絶対値を画素分(16個)累計する。ブロ
ックマッチング回路28は、その累計結果を内部に有し
たレジスタで保持し、最初の試行ベクトルに対する演算
を終了する。次に、メモリ制御回路29は最初の試行ベ
クトルに対する前フレームメモリ読出し用のアドレスを
シフトし、そのシフトされたアドレスが:現フレームメ
モリ22及び前フレームメモリ23のアドレス入力ポー
トに伝達される。これにより、現フレームメモリ22と
前フレームメモリ23からは最初とは異なる試行ベクト
ルに対するデータが読み出されることになる。これらの
データに基づいてブロックマッチング回路28は、最初
の試行ベクトルの場合と同様に、差分の絶対値の累計を
求める。設定された9本の試行ベクトルに対し、演算が
繰り返され、結果として9種類の差分の絶対値の累計値
が得られる。この9種類の累計値の中で最小の値から順
に2個の累計値が選択され、その2個の累計値に対応す
る試行ベクトルが、第1ステップの候補ベクトルV1a
♂、V1b♂としてメモリ制御回路29へ出力される。
【0013】第2ステップでは、図7に示される第1ス
テップで得られた候補ベクトルV1a♂、V1b♂と、
これら候補ベクトルV1a♂、V1b♂からそれぞれ±
2画素(ライン)離れた合計18点の試行ベクトルに対
し演算を行う。第2ステップの処理では、2個のセレク
タ26,27は、空間フィルタ25の出力を選択する。
メモリ制御回路29は、第1ステップと同様に、現フレ
ームメモリ22及び前フレームメモリ23のアドレス入
力ポートに最初の試行ベクトルに対応する読出しアドレ
スを送り、現フレームメモリ22及び前フレームメモリ
23からそのアドレスに対応するデータが読出される。
この読出しアドレスは第1ステップで求まった候補ベク
トルを初期値として作成される。第2ステップでは空間
フィルタ25を通過したデータのみが、セレクタ26,
27で選択されてブロックマッチング回路28に供給さ
れる。映像データは、第1ステップと同様にベクトル検
出精度とデータの空間周波数帯域の不釣合を無くし、且
つ各試行ベクトルにおける評価演算を簡単化するため、
空間フィルタ25で空間周波数帯域を1/2に制限して
サブサンプリングされる。従って、水平方向には原信号
2画素、垂直方向には原信号2ラインからなる4点に対
し1点の割合でサブサンプリングされたデータ、即ち、
8ライン×8画素のブロックサイズでブロックマッチン
グが行われる。ブロックマッチング回路28は、第1ス
テップと同様に現フレームデータと前フレームデータの
差分の絶対値の累計値を求める。この演算は、ブロック
サイズが8ライン×8画素で構成されたブロック内の6
4個の全ての画素に対して行われる。この演算が18本
の試行ベクトルに対して実行され、その中の最小の値を
とるベクトルから順に2本が、第2ステップの候補ベク
トルV2a♂,V2b♂として選択されてメモリ制御回
路29へ出力される。第3ステップでは、第2ステップ
で得られた候補ベクトルV2a♂、V2b♂に対し、第
1及び第2ステップと同様の演算を行う。第3ステップ
は、図7に示される第2ステップで得られた候補ベクト
ルV2a♂、V2b♂と、これら候補ベクトルV2a
♂、V2b♂から±1画素(ライン)離れた合計18点
の試行ベクトルに対し演算を行う。第3ステップの処理
で2個のセレクタ26,27は、現フレームメモリ22
及び前フレームメモリ23の出力を直接、即ち、空間フ
ィルタ24,25でサブサンプリングされていない映像
データをそれぞれ選択する。第1及び第2ステップと同
様に、メモリ制御回路29は現フレームメモリ22及び
前フレームメモリ23のアドレス入力ポートに最初の試
行ベクトルに対応する読出しアドレスを送り、現フレー
ムメモリ22及び前フレームメモリ23からそのアドレ
スに対応するデータが読出される。この読出しアドレス
は第2ステップで求まった候補ベクトルを初期値として
作成される。第3ステップでは現フレームメモリ22及
び前フレームメモリ23から直接読出されたデータが、
セレクタ26,27で選択されてブロックマッチング回
路28に供給される。ブロックマッチング回路28は供
給された現フレームデータと前フレームデータの差分の
絶対値の累計値を求める。第3ステップではブロックサ
イズが16ライン×16画素であるため、この累計がブ
ロック内の総画素分の256個の画素に対して行われ
る。この演算が18本の試行ベクトルに対して実行さ
れ、ブロックマッチング回路29は、その中の累計値が
最小となるベクトルを真の動きベクトルVs♂として出
力端子30から出力する。
【0014】以上のように本実施例では、ブロックマッ
チングによる動きベクトルの検出において、第1及び第
2ステップで得られる候補ベクトルをV1a♂,V1b
♂及びV2a♂,V2b♂の各2本としている。そのた
め、例えば第1ステップで得られる第1候補のベクトル
V1a♂を誤って求めても、第2候補V1b♂が正しい
ベクトルを選択する可能性があり、同様に、第2ステッ
プで第1候補のベクトルV2a♂を誤って求めても、第
2候補V2b♂が正しいベクトルを選択する可能性があ
る。よって、上位ステップで真のベクトルを検出する可
能性が高まり、本実施例により検出した動きベクトルを
用いて動画像高能率符号化における動き補償フレーム間
予測を行うと、フレーム間符号化の効率が改善される。
また、本実施例では、サブサンプリングによって先に処
理を行うステップでの演算量を削減しているため、候補
ベクトルの数が少ない場合には、従来の「多段階動きベ
クトル検出法」より演算量が減少する。従来の多段動き
ベクトル検出法では、16ライン×16画素のブロック
サイズで水平及び垂直方向共に±7画素(ライン)の探
索範囲を調べるためには試行ベクトルの数が25本で、
1本の試行ベクトルに対し256サイクルの処理を要し
た。本実施例によれば、同一条件で、第1ステップの処
理に144(=16×9)サイクル、第2ステップの処
理に1152(=64×18)サイクル、及び第3ステ
ップの処理に4608(=256×18)サイクルの計
5904サイクルで実現することができる。即ち、従来
の多段動きベクトル検出法の演算量が92%に削減でき
る。なお、本発明は、上記実施例に限定されず種々の変
形が可能である。その変形例としては、例えば次のよう
なものがある。
【0015】(a) 第1及び第2の実施例では、ブロ
ックマッチングにおける類似度の評価を(1)式で示さ
れる差分の絶対値の累計で行っている。差分の絶対値の
累計での評価は、比較的少ない演算量で良い特性を得る
ことができるが、符号化のアプリケーションによっては
他の複雑な評価関数を用いる場合も考えられる。例え
ば、評価関数として差分の自乗の累計を用いる場合が考
えられる。この場合、自乗演算のための乗算器が必要と
なり、演算量の増加につながる。第1の実施例で差分の
自乗の累計を用いる場合、第1ステップのサブサンプリ
ングした映像データに対する動きベクトルの検出で、複
数の候補ベクトルを選定するため、その複数の候補ベク
トルに対する第2ステップの評価関数のみ差分の自乗の
累計に変更することで、ある程度正確な動きベクトルV
2♂の検出が可能となる。これにより、従来技法では全
試行ベクトルの演算に差分の自乗の累計を用いる必要が
あったが、本方法では、第2ステップの試行ベクトルの
みに適用することで、演算量及び回路規模の削減が可能
となる。 (b) 第1及び第2の実施例において、16ライン×
16画素のブロックロックサイズで水平及び垂直方向共
に±7画素(ライン)の探索範囲を調べる場合を説明し
たが、異なるブロックサイズまたは異なる探索範囲で動
きベクトルを検出する場合にも、第1及び第2の実施例
と同様の効果を奏することは、言うまでもない。 (c) 第1の実施例において、第1ステップから第2
ステップに与える候補ベクトルの数は16本に限定され
ない。 (d) 第1及び第2の実施例における空間フィルタ1
4,24,25の帯域制限は、1/4,1/2に限定さ
れるものではなく、用途によって変更が可能である。 (e) 第2の実施例において、第1及び第2ステップ
で求められる候補ベクトルV1a♂,V1b♂及びV2
a♂,V2b♂の数は、複数本であれば効果を発揮し、
2本に限定されるものではない。本数を増すことで、真
の動きベクトルVs♂を検出する確率が高くなる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、第1段階の処理で空間的に帯域制限をかけた後サ
ブサンプリングした映像データを用いて複数の動きベク
トルの候補を選択し、第2段階の処理で複数の動きベク
トルの候補に対してメモリから読み出された映像データ
を直接用いてブロックマッチングを行うことで、類似性
の高いベクトルを見つける。そのため、検出精度をあま
り落とさず大幅な演算量の削減が可能となる。即ち、リ
アルタイムで処理を行う場合の回路規模を小さくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す動きベクトル検出
回路の構成ブロック図である。
【図2】ブロックマッチングによる動きベクトル検出の
説明図である。
【図3】多段階動きベクトル検出法の原理図である。
【図4】従来の動きベクトル検出方法の課題を説明する
図である。
【図5】本発明による動きベクトル検出の原理を説明す
る図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す動きベクトル検出
回路の構成ブロック図である。
【図7】図6の動きベクトル検出の原理を説明する図で
ある。
【符号の説明】
12,22 現フレームメモリ 13,23 前フレームメモリ 14,24,25 空間フィルタ 17,28 ブロックマッチング回路 18,29 メモリ制御回路 V♂,V1a♂,V1b♂,V2a♂,V2b♂ 候補
ベクトル VS♂ 動き
ベクトル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の異なるフレームの映像データを記
    憶するメモリと、 前記メモリに対する前記フレームの映像データの書込み
    及び読出しを制御するメモリ制御回路と、 空間周波数帯域を制限する空間フィルタと、 前記空間フィルタの出力をサブサンプリングするサブサ
    ンプリング手段と、 入力された2枚の画像データに対してブロックマッチン
    グを行って該2枚の画像データ間の類似性を調べ、該類
    似性の最も高いベクトルから順に複数本のベクトルを出
    力するブロックマッチング回路とを用い、 前記メモリから前記フレームの映像データを前記メモリ
    制御回路を用いて読出し空間フィルタで空間周波数帯域
    を制限した後サブサンプリングを行い、該サブサンプリ
    ングされた該フレームの映像データを用いてブロックマ
    ッチングをブロックマッチング回路で行って前記類似性
    の高い複数のベクトルを動きベクトルの候補として選択
    する第1段階の処理と、 前記メモリから前記動きベクトルの候補に対応する前記
    フレームの映像データを前記メモリ制御回路を用いて読
    出し該フレームの映像データを用いてブロックマッチン
    グを前記ブロックマッチング回路で行い、類似性の最も
    高いベクトルを動きベクトルとして抽出する第2段階の
    処理とを、 行うことを特徴とする動きベクトル検出方法。
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