JP2789967B2 - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置

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  • Image Analysis (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば映像の符号化、ノ
イズ低減、物体追跡のための動きベクトル検出装置であ
る。
【0002】
【従来の技術】時空間微分法に基づく動きベクトル検出
の手法は、例えば、ホーンの方法(Horn,B.K.
P.andB.G.Shunk:”Determini
ngoptical flow”, Artifici
al Intelligence Vol.17,p
p.185−203,1981)が既に示されている。
これは、画像上の点(x,y)の時刻tにおける明るさ
をI(x,y,t)とし、微小時間Δtの間に物体がx
軸にΔx,y軸にΔy動くとする。物体上同一点の明る
さの不変性を仮定すると、(数1)が成り立つ。
【0003】
【数1】
【0004】(数1)の右辺をテイラー展開し、高次項
を無視し、Δtで除してΔt=0の極限を考えると、
(数2)が成り立つ。
【0005】
【数2】
【0006】ここで、u=dΔx/dt, v=dΔy
/dtである。(u,v)を速度ベクトルと考えるとこ
れが時空間微分による拘束式になる。この拘束式では、
輝度の時空間微分から動きベクトル(u,v)が存在す
る直線を決めることができるが、(u,v)を求めるに
は拘束が必要となる。ホーンは(u,v)の変化が画像
上で滑らかに変化するとして、新たな拘束を与え、動き
ベクトルを求めた。これを動きベクトル検出装置の従来
例として、その構成図を図3に示す。図3において、3
01はA/D変換器、302,303はフレームメモ
リ、304は水平方向微分フィルタ、305垂直方向微
分フィルタ,306は時間方向微分フィルタ、307は
水平方向微分画像メモリ、308は垂直方向微分画像メ
モリ、309は時間方向微分画像メモリ,310は水平
方向動きメモリ,311は水平方向動き推定部,312
は垂直方向動き推定部,313は垂直方向動きメモリ,
314,315は平滑化フィルタである。
【0007】A/Dより入力された画像は、フレームメ
モリ(302)で1フレーム時間遅延され順次フレーム
メモリ(303)を通る。水平方向微分フィルタ(30
4)、垂直方向微分フィルタ(305),時間方向微分
フィルタ(306)は動きベクトル推定に必要な(数
2)の時空間微分(∂I/∂x,∂I/∂y,∂I/∂
t)を画素毎に演算する。演算結果は各々、水平方向微
分画像メモリ(307)、垂直方向微分画像メモリ(3
08)、時間方向微分画像メモリ(309)に記録され
る。画像は標本化されているために、微分の演算は差分
に置き換えられて演算される。ホーンは(u,v)の変
化が画像上で滑らかに変化するとして、(数3)を最小
化する形で動きベクトルを求めた。
【0008】
【数3】
【0009】以後、(∂I/∂x,∂I/∂y,∂I/
∂t)を簡単のため(Ix,Iy,It)と略す。(数
3)の最小化は、(数3)を偏微分して得られたオイラ
ーラグランジェ方程式を解く形で(数4)に示す反復に
より解くことができる。ここで、(u ̄,v ̄)は動き
ベクトルの近傍平均、kは反復回数である。
【0010】
【数4】
【0011】(数4)の(uk+1,vk+1)は各々水平方
向動き推定部(311),垂直方向動き推定部(31
2)で計算され、各々,水平方向動きメモリ(310)
は垂直向動きメモリ(313)に格納される。計算に必
要な近傍平均は、平滑化フィルタ(314)−(31
5)より計算される。以上、この従来の動きベクトル検
出装置によれば、動き推定と近傍の平滑化により動きベ
クトルを求めることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来例では以下の課題が存在する。 (1)通常数十回以上の反復演算が必要で処理時間が長
い。 (2)近傍の平均を求めるために平滑化が必要で、これ
により、物体の境界近傍の異なる動きベクトルが平滑化
されて正確に求まらない。 (3)あるいは、物体の境界上で推定誤差が大きくな
る。 課題の(2),(3)は、動きベクトルの推定と画像の
領域分割が相互依存していることによる。動きベクトル
推定には、なんらかの領域分割の枠組との結合が必要で
ある。本発明は、上記課題を解決し、動きベクトル検出
装置の物体境界での動きベクトル検出の精度の向上と処
理時間の短縮を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するために、(a)符号化され、かつフレーム単位
で構成される映像信号を、保持するメモリと、(b)前
記メモリから輝度データを読みだし、任意の画像座標の
水平方向の微分を行なう水平微分フィルタと、(b)前
記メモリから輝度データを読みだし、前記画像座標の垂
直方向の微分を行なう垂直微分フィルタと、(c)前記
メモリから、前後するフレームの輝度データを読みだ
し、時間方向微分を行なう時間微分フィルタと、(d)
前記水平微分フィルタ、前記垂直微分フィルタ、前記時
間微分フィルタの結果を並べた輝度微分ベクトル(I
x,Iy,It)と、前記画像座標の位置ベクトル
(x,y)を結合して標本ベクトルとする標本ベクトル
合成手段と、(e)前記標本ベクトルのうち位置ベクト
ル平均(x ̄,y ̄)と動きベクトル(u,v)の推定
をクラスデータとして、複数保持するメモリと、(f)
前記クラスデータと前記標本ベクトル間の距離を,前記
した(x−x ̄,y−y ̄)とu*Ix+v*Iy+I
tから求め、前記標本ベクトルと最も近いクラスデータ
を対応付ける最尤クラス選択手段と、(g)前記した最
尤クラス選択手段で対応付けられたクラスデータと1以
上の標本ベクトルのデータから、前記クラスデータを前
記1以上の標本ベクトルとの距離和が小さくなるように
変更するクラスデータ修正手段を有することを特徴とす
る動きベクトル検出装置である。
【0014】
【作用】上記構成によれば、フレーム単位で構成される
映像信号を保持するメモリから水平微分フィルタ、垂直
微分フィルタ、時間微分フィルタより、時空間微分(I
x,Iy,It)を得る。さらに、標本ベクトル合成手
段では前記(Ix,Iy,It)と、前記画像座標の位
置ベクトル(x,y)を結合して標本ベクトルとする。
一方、前記標本ベクトルのうち位置ベクトル平均(x
 ̄,y ̄)と動きベクトル(u,v)の推定をクラスデ
ータとして、複数保持するメモリがある。最尤クラス選
択手段は、前記メモリ中の複数クラスデータの中から、
標本データに最も近いものを(x−x ̄,y−y ̄)と
u*Ix+v*Iy+Itの演算を基にして選び、対応
付けを行なう。これにより、画像上の空間位置近傍の時
空間微分による拘束式を満足する動きベクトルを持つク
ラスデータとの対応が行なわれる。この対応づけから、
クラスデータ修正手段は、対応付けられたクラスデータ
と1以上の標本ベクトルのデータから、前記クラスデー
タを前記1以上の標本ベクトルとの距離和が小さくなる
ように変更する。これにより、クラスデータは統計的に
標本ベクトルへの距離が小さくなるように変更され、結
果として、クラスデータは、画像中のある位置(x ̄,
y ̄)の動きベクトル(u、v)を代表することにな
る。このように、画像中の近傍から複数の標本ベクトル
を集めることにより、複数の空間微分の拘束式を得るこ
とが期待でき、動きベクトルが定まる。物体境界付近で
異なる動きがある場合は、一方の標本ベクトルから他方
のクラスデータへの距離が大きくなることから、従来の
平滑化の弊害が避けられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。請求項1に記載の発明の第1の実施例を図1、図4
を用いて説明する。
【0016】図1は第1の実施例における動きベクトル
検出装置の構成図である。図4は第1の実施例における
動き推定の原理図である。図1において、101はA/
D変換器、102,103はフレームメモリ、104は
水平方向微分フィルタ、105垂直方向微分フィルタ,
106は時間方向微分フィルタ、107は水平方向微分
画像メモリ、108は垂直方向微分画像メモリ、109
は時間方向微分画像メモリ,110は特徴ベクトル合成
部,111はランダムアドレス発生部、112は最尤ク
ラス決定部、113は最尤クラス変更部、114はクラ
スデータメモリバンクである。
【0017】A/Dより入力された画像は、フレームメ
モリ(102)で1フレーム時間遅延され順次フレーム
メモリ(103)を通る。水平方向微分フィルタ(10
4)、垂直方向微分フィルタ(105),時間方向微分
フィルタ(106)は動きベクトル推定に必要な(数
2)の時空間微分(∂I/∂x,∂I/∂y,∂I/∂
t)を画素毎に演算する。演算結果は各々、水平方向微
分画像メモリ(107)、垂直方向微分画像メモリ(1
08)、時間方向微分画像メモリ(109)に記録され
る。画像は標本化されているために、微分の演算は差分
に置き換えられて演算される。
【0018】ランダム発生回路(111)は,画面上の
水平、垂直位置を乱数を用いてランダムに発生させる。
特徴ベクトル合成部は、この画像位置(x,y)を受け
て、メモリ(107)、(108)、(109)よりそ
の位置にある時空間微分値、(Ix,Iy,It)を読
み出し、標本ベクトル(Ix,Iy,It,x,y)t
(()tは行列の転置)を生成する。一方、クラスデー
タメモリバンク(114)にはn個のクラスデータが格
納されている。本実施例では、クラスデータは標本ベク
トル(Ix,Iy,It,x,y)t中の位置ベクトル
p=(x,y)tの平均s、位置ベクトルの共分散行列
S、輝度微分ベクトルd=(Ix,Iy,It)tの
分散行列Mである。行列Mのノルム1に正規化された
有ベクトルを対応する固有値の大きいものから、e1,
e2,e3とする。クラスデータの初期値は、位置につ
いて画面上等間隔になるよう設定し、共分散行列S、M
は単位行列であるとする。この時Mの固有ベクトルe3
は特別に(0,0,1)であるように定める。
【0019】最尤クラス決定部(112)では以下の
(数5)で表される距離を用いてランダム位置について
合成された標本ベクトルとこれについて最小距離にある
クラスデータを対応付ける。
【0020】
【数5】
【0021】ここで、(e33)は、固有ベクトルe3
のIt成分である。本実施例では、標本ベクトルとクラ
スデータの対応づけが1組得られた時点で、逐次、最尤
クラスデータ変更部(113)で該当クラスデータの変
更を行なう。k番目の標本ベクトルについて、今そのク
ラスデータの識別子をiとする。データi以外のクラス
データは変更されず、データiのみ、(数6)、(数
7)、(数8)でクラスデータiが変更される。
【0022】
【数6】
【0023】
【数7】
【0024】
【数8】
【0025】以上のランダムアドレス発生,特徴ベクト
ル合成、最尤クラスの決定、最尤クラスのデータ変更を
幾つかの標本に適用することによって、クラスデータの
自己組織化(クラスタリング)がおこなわれる。すなわ
ち、画像中で近傍にあり、動きの拘束を共に満足する画
素の集合が、同一のクラスデータを形成する。ランダム
アドレス発生は、逐次クラスデータを変更する時の偏り
を防ぐためである。図4は本実施例の動き推定の原理を
示している。輝度微分ベクトルd=(Ix,Iy,I
t)tの特徴空間を考えて見えると、全てのデータが時
空間微分の拘束式を満たしているならば、図4上のよう
に、一つの平面上に分布するはずである。したがって、
ddtの期待値、すなわち共分散行列の第1固有ベク
トルと第2固有ベクトルはこの平面を張る。そして、第
3固有ベクトルがこの平面の単位法線ベクトルであり、
その成分を(e31,e32,e33)とすると、
(u,v)= (e31/e33,e32/e33)と
して求めることができる。
【0026】最尤クラスデータ変更部(113)での
(数8)に示した相関行列の変更は、図4の上下に示し
た平面の回転に相当する。これにより、第3固有ベクト
ルe3が標本ベクトルから遠ざけられ、u*Ix+v*
Iy+Itから演算される距離はその標本ベクトルにつ
いて減少される。
【0027】本実施例の特長は、動きベクトル推定を共
分散行列の固有ベクトルとして求めたことによる。尚、
e3だけを求めるのであれば、(数9)に示すようにe
3で表現される部分空間を回転させることにより、逐次
近似することができる。(数9)中、Iは3×3の単位
行列である。
【0028】
【数9】
【0029】共分散行列の固有ベクトルを求めることよ
り、求めた動きベクトルの信頼度を評価することができ
る。Mの階数は理想的には、2であるから、固有値を、
λ1>λ2>λ3とすると、λ2/λ3の値が大きければ、
得られた動きベクトルの信頼度が高い。また本実施例で
は逐次クラスデータを変更するため、使用するメモリが
少なくすることができる。
【0030】次に、請求項1に記載の発明の第2の実施
例を図2を用いて説明する。 図2は第2の実施例にお
ける動きベクトル検出装置の構成図である。
【0031】図2において、201はA/D変換器、2
02,203はフレームメモリ、204は水平方向微分
フィルタ、205垂直方向微分フィルタ,206は時間
方向微分フィルタ、207は水平方向微分画像メモリ、
208は垂直方向微分画像メモリ、209は時間方向微
分画像メモリ,210は特徴ベクトル合成部,211は
ランダムアドレス発生部、212は最尤クラス決定部、
213は最尤クラス変更部、214はクラスデータメモ
リバンク、215はRGB輝度メモリ、216はクラス
別標本スタックである。第2の実施例では、標本ベクト
ルに新たにRGBの色ベクトルを結合した。そして、最
尤クラスデータ変更は、第1の実施例のように逐次変更
するのではなく、以下の2つのステップを繰り返し行な
う。
【0032】ステップ1)標本ベクトルと対となったク
ラスデータの組を各クラスについて、少なくとも10程
度以上作成記憶する。
【0033】ステップ2)前記複数の組からクラスデー
タを直接計算する。以上、標本ベクトルの拡張と、クラ
スデータの変更ステップが第1の実施例と異なる。次
に、この差異について説明する。
【0034】A/D(201)は輝度とRGB値を符号
化し、RGB値はRGB輝度メモリ(215)に記憶す
る。(202)から(209)(211)の動作は、第
1の実施例の対応する構成要素と機能は同じである。
特徴ベクトル合成部(210)は、ランダムに発生され
た画像位置(x,y)を受けて時空間微分値、(Ix,
Iy,It)、RGB値(r,g,b)を読み出し、標
本ベクトル(Ix,Iy,It,x,y,r,g,b)
tを生成する。一方、クラスデータメモリバンク(21
4)にはn個のクラスデータが格納されている。第2の
実施例では、クラスデータは標本ベクトル(Ix,I
y,It,x,y,r,g,b)t中の色位置ベクトルq
=(x,y,r,g,b)tの平均t、色位置ベクトル
の共分散行列Σ、輝度微分ベクトルd=(Ix,Iy,
It)t共分散行列Mである。第1の実施例と同様に
行列Mのノルム1に正規化された固有ベクトルを対応す
固有値の大きいものから、e1,e2,e3とする。
クラスデータの初期値は、位置について画面上等間隔に
なるよう設定し、共分散行列Σ、Mは単位行列であると
する。この時Mの固有ベクトルe3は特別に(0,0,
1)であるように定める。
【0035】最尤クラス決定部では以下の(数10)で
表される距離を用いてランダム位置について合成された
標本ベクトルとこれについて最小距離にあるクラスデー
タを対応付ける。
【0036】
【数10】
【0037】共分散行列Σには(数11)のように、色
に関する共分散Cと位置に関する共分散Sが独立である
制約をおいている。
【0038】
【数11】
【0039】本実施例では、標本ベクトルとクラスデー
タの対応づけを最尤クラス決定部(212)で所定の回
数を行ない(例えば、クラス数n×100回程度)対応
づけができた標本ベクトルをクラスの識別子毎、クラス
別標本スタック(216)に記憶しておく。その後、ク
ラス別標本スタック(216)に記憶された標本を基に
(数12)、(数13)、(数14)の演算を最尤クラ
スデータ変更部(213)が行ない、色位置ベクトルの
平均t(l)とその共分散行列Σ(l)、輝度微分ベクトルの
相関行列M(l)をt(l+1)とΣ(l+1)、M(l+1)に更新す
る。 (数12)、13、14の中で、miは、クラス
別スタック内の標本個数、lは更新回数である。
【0040】
【数12】
【0041】
【数13】
【0042】
【数14】
【0043】この繰り返しをl>10程度行なうことに
り、標本ベクトルのクラスタリングが行なわれる。色情
報を統合することにより、異なる物体間の分離が良くな
り、領域間の動きベクトル検出精度が良くなる。色と動
きを統合した画像の領域分割を行なうことができる。本
実施例ではランダムアドレス発生は必然ではないが、ク
ラス別標本スタックの標本数が格納可能数を越えた場
合、推定の偏りを防ぐことができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、従来の時空間微分法に
基づく動きベクトル検出装置に比べて、以下の効果を得
ることができる。 (1)反復演算が不必要で処理時間の少ない構成が可
能。 (2)色など他の情報との統合により領域分割が可能。 (3)領域境界で大きな推定誤差を生じない。
【0045】よって、映像の符号化、ノイズ低減、物体
追跡の応用に利用でき、その利用効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】動きベクトル検出装置、第1の実施例における
構成図
【図2】動きベクトル検出装置、第2の実施例における
構成図
【図3】動きベクトル検出装置、従来例における構成図
【図4】動きベクトル検出装置、第1、第2の実施例に
おける動きベクトル推定の原理図図
【符号の説明】
101、201、301 A/D変換器 102、103、202、203、304、305 フ
レームメモリ 104、204、304 水平方向微分フィルタ 105、205、305 垂直方向微分フィルタ 106、206、306 時間方向微分フィルタ 107、207、307 水平方向微分画像メモリ 108、208、308 垂直方向微分画像メモリ 109、209、309 時間方向微分画像メモリ 110、210、310 特徴ベクトル合成部 111、211 ランダムアドレス発生部 112、212 最尤クラス決定部 113、213 最尤クラスデータ変更部 114、214 クラスデータメモリバンク 215 RGB輝度画像メモリ 216 クラス別標本スタック 310 水平方向動き推定部 311 垂直方向動き推定部 312 水平方向動きメモリ 313 垂直方向動きメモリ 314、315 平滑化フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 栄藤稔,白井良明,浅田稔,”クラス タリングから得られる領域の記述に基づ く動的な輪郭抽出”,1992年,電子情報 通信学会論文誌D−2,Vol.75,N o.7,P.1111−1119 栄藤稔,白井良明,”色と輝度勾配に 基づく領域分割による2次元動き推 定”,情報処理学会研究報告,1992年, Vol.92,No.101(CG−60), P.163−170 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 7/20 H04N 7/00 H04N 7/32 H04N 5/21 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)符号化され、かつフレーム単位で構
    成される映像信号を、保持するメモリと、(b)前記メ
    モリから輝度データを読みだし、任意の画像座標の水平
    方向の微分を行なう水平微分フィルタと、(b)前記メ
    モリから輝度データを読みだし、前記画像座標の垂直方
    向の微分を行なう垂直微分フィルタと、(c)前記メモ
    リから、前後するフレームの輝度データを読みだし、時
    間方向微分を行なう時間微分フィルタと、(d)前記水
    平微分フィルタ、前記垂直微分フィルタ、前記時間微分
    フィルタの結果を並べた輝度微分ベクトル(Ix,I
    y,It)と、前記画像座標の位置ベクトル(x,y)
    を結合して標本ベクトルとする標本ベクトル合成手段
    と、(e)前記標本ベクトルのうち位置ベクトル平均
    (x ̄,y ̄)と動きベクトル(u,v)の推定をクラ
    スデータとして、複数保持するメモリと、(f)前記ク
    ラスデータと前記標本ベクトル間の距離を,前記した
    (x−x ̄,y−y ̄)とu*Ix+v*Iy+Itか
    ら求め、前記標本ベクトルと最も近いクラスデータを対
    応付ける最尤クラス選択手段と、(g)前記した最尤ク
    ラス選択手段で対応付けられたクラスデータと1以上の
    標本ベクトルのデータから、前記クラスデータを前記1
    以上の標本ベクトルとの距離和が小さくなるように変更
    するクラスデータ修正手段を有することを特徴とする動
    きベクトル検出装置。
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