JPH0965342A - 映像符号化装置及び映像復号化装置 - Google Patents

映像符号化装置及び映像復号化装置

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JPH0965342A
JPH0965342A JP22038795A JP22038795A JPH0965342A JP H0965342 A JPH0965342 A JP H0965342A JP 22038795 A JP22038795 A JP 22038795A JP 22038795 A JP22038795 A JP 22038795A JP H0965342 A JPH0965342 A JP H0965342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像符号化装置及び映像復号化装置におい
て、各代表動きベクトルに対する重み付けを行なってか
ら画素毎の動きベクトルを求めることにより、注目画素
と無関係な画像内容上の動きベクトルの影響を減少さ
せ、より正確な画素動きベクトルを求め、フレーム間予
測効率、符号化効率の向上を図る。 【課題解決手段】 既に符号化された映像信号を記憶し
ておくためのフレームメモリ手段11と、単位領域毎に
代表動きベクトルを求める動きベクトル検出手段12
と、該代表動きベクトルに対する重み付けを決定する重
み係数制御手段13と、前記代表動きベクトルから画素
毎の動きベクトルを計算する動きベクトル内挿手段14
と、該画素毎の動きベクトルを用いて前記フレームメモ
リ手段から読み出された映像信号から予測画像信号を作
成する画素値予測手段15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像(動画像)信号
に含まれる情報量を削減して、符号化するための映像符
号化装置、及び、符号化された情報を復号して映像信号
を復元するための映像復号化装置、特に、代表動きベク
トルから画素毎の動きベクトルを求めることによって、
画素単位での画面間予測を行なう動きベクトル内挿予測
方式を用いた映像符号化装置、及び、映像復号化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速ディジタル信号処理及びその
ためのLSI技術の発展、画像処理技術の進歩によっ
て、画像情報の有効な活用が期待されている。通信の分
野でも、ISDNに代表されるディジタルネットワーク
の整備、普及により、テレビ電話、テレビ会議、映像デ
ータベースサービス等の映像通信サービスが実用化され
ている。更に、移動体通信網の整備、普及と、ディジタ
ル化の進展により、移動体映像通信サービスの実現が期
待されている。一般に、映像情報に含まれる情報量は非
常に多いため、映像信号をそのまま扱うことは現実的で
はない。しかし、映像信号にはその情報量に多くの冗長
性が含まれているため、この冗長度を取り除くことによ
って、情報量を削減することが可能である。特に、移動
体通信網のように伝送路容量が小さい環境では、非常に
高能率な映像の(圧縮)符号化技術が重要である。その
ために、ITU-T や ISO/IEC では超低ビットレートでの
映像符号化方式の国際標準化作業が精力的に進められて
いる。
【0003】映像信号には、映像に含まれる動きなどの
変化による時間的な情報と、1枚の画面(画像フレーム
または画像フィールド、以下両方を合わせて画像フレー
ムと称す)信号の内容に関する空間的な情報との両方が
存在しており、それぞれが冗長性を有している。そこ
で、近年盛んに利用されている動き補償フレーム間予測
直交変換符号化方法では、動き補償フレーム間予測によ
って時間的な冗長度を取り除いた後、更にフレーム間予
測誤差信号に対して直交変換符号化によって、空間的な
冗長度を取り除くハイブリッド構成となっている。上述
の動き補償フレーム間予測直交変換符号化方法の原理を
図6に示す。動き補償フレーム間予測部91では、フレ
ームメモリ93に記憶されている既に符号化された映像
信号から、入力された映像信号の予測値を作成して、該
予測値と入力映像信号との差分を予測誤差信号として出
力する。予測誤差符号化部92では、前記予測誤差信号
を直交変換などの方法によって符号化して、更に冗長度
を抑圧する。該符号化された予測誤差信号は局部復号さ
れてフレームメモリ93に格納され、次の画像フレーム
の予測に利用される。
【0004】超低ビットレート映像符号化においては、
非常に少ない情報量で映像信号を表現する必要がある。
従って、前記直交変換符号化、即ち予測誤差信号の符号
化に割り当てられる情報量は大きく制限される。そこ
で、前記フレーム間予測での効率の向上、言い換えれ
ば、映像信号の時間的な変化を、より正確に予測できる
予測方法が非常に重要であると考えられる。このため、
近年アフィン変換や双一次変換を利用したフレーム間予
測方法が活発に検討されている。上述の動き補償フレー
ム間予測方法では、映像に含まれる動きを単位領域毎の
動きベクトルによって、平行移動として表現していたの
に対して、アフィン変換または双一次変換を利用した方
法では、移動に加えて回転、拡大/縮小、変形などを表
現できるため映像の動きを更に的確に表せることにより
予測効率が向上する。
【0005】図7に従来のアフィン変換/双一次変換を
使った映像符号化装置のフレーム間予測部の概略構成図
を示す。従来の映像符号化装置のフレーム間予測部は、
既に符号化された映像信号を記憶しておくためのフレー
ムメモリ部31、入力された映像信号と前記フレームメ
モリ部31から読み出された映像信号との間で単位領域
毎に代表動きベクトルを求める動きベクトル検出部3
2、該代表動きベクトルから画素毎の動きベクトルを計
算する動きベクトル内挿部33、該画素毎の動きベクト
ルを用いて前記フレームメモリ部31から読み出された
映像信号から予測画像信号を作成する画素値予測部3
4、とから構成されている。
【0006】以下、各部の動作の概略を説明する。フレ
ームメモリ部31には、既に符号化された映像信号がフ
レーム間予測のための参照画像フレームとして格納され
ている。動きベクトル検出部32には、現在の符号化対
象である画像フレーム信号が入力されると共に、フレー
ムメモリ部31に格納されている参照画像フレームを読
み出す。該動きベクトル検出部32は、符号化対象画像
フレームを単位領域に分割し、参照画像フレーム中で当
該領域と最も似通った部分を、単位領域毎に探索する。
その結果として、符号化対象フレーム内領域の位置と、
探索された参照画像フレーム内領域の位置との変位を動
きベクトルとして出力する。該動きベクトルは、単位領
域内の代表点(一般には領域中心)のフレーム間変位を
表す代表動きベクトルである。代表点と動きベクトル探
索単位領域との関係の例を、図9(a)に示す。また、
上述の領域探索時には、領域同士が似通っている事の評
価尺度として、領域内各画素値の差分絶対値和や差分自
乗和などが用いられる。更に前記代表点に対する変位で
あることを、より正確に求めるために、画素値の差分に
対して領域の中心付近では大きい値の係数を、周辺付近
では小さい値の係数を掛けてから和をとることによる中
心部分に対する重み付けが行なわれることもある。
【0007】次に前記代表動きベクトルは、動きベクト
ル内挿部33へ入力される。該動きベクトル内挿部33
では、代表動きベクトルを用いて各画素毎の動きベクト
ルを求める。この時、アフィン変換であれば、近傍三つ
の代表点で囲まれる三角形領域(以下、変換単位領域と
称す)内の各画素に対する動きベクトルが、各代表点の
代表動きベクトルからアフィン変換式を解くことにより
計算される。また、双一次変換の場合には、近傍四つの
代表点で囲まれる四角形の変換単位領域内の各画素に対
する動きベクトルが、各代表点の代表動きベクトルから
双一次変換式を解くことにより計算されて出力される。
これは、変換単位領域が正方形、あるいは長方形の場合
には、代表点の動きベクトル値を、水平方向、垂直方向
それぞれに注目画素と代表点の距離に応じて、比例配分
することと等価である。この様子を図9(b)に示す。
画素値予測部34には、各画素(注目画素)毎に前記画
素動きベクトルが入力され、該動きベクトルを注目画素
における参照画像フレームからの変位として、フレーム
メモリ部31から対応する位置の画素値が、注目画素の
予測値として読み出されて、予測フレームが構成され
る。この時、参照画像フレーム中で画素の存在しない位
置を示している場合、例えば、画素動きベクトル(変
位)が小数値の場合、などでは、参照画像フレーム中の
近傍画素値が読み出されて、双一次補間などの手法によ
り注目画素の予測値が補間値として求められる。
【0008】図8に従来のアフィン変換/双一次変換を
使った映像復号化装置のフレーム間予測部の概略構成図
を示す。従来の映像復号化装置のフレーム間予測部は、
既に復号化された映像信号を記憶しておくためのフレー
ムメモリ部41と、単位領域毎に入力される代表動きベ
クトルから画素毎の動きベクトルを計算する動きベクト
ル内挿部42と、該画素毎の動きベクトルを用いて前記
フレームメモリ部41から読み出された映像信号(参照
画像フレーム)から予測画像信号を作成する画素値予測
部43、とから構成されている。フレームメモリ部4
1、動きベクトル内挿部42、画素値予測部43の動作
は、従来の映像符号化装置におけるフレームメモリ部3
1、動きベクトル内挿部33、画素値予測部34の動作
と同様であり、復号側においても符号化側と同様に予測
フレームが作成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の映像符号化装置及び映像復号化装置では、代表点で
囲まれた領域内全体が同一のアフィン変換/双一次変換
パラメータによって記述できる場合には良好な特性を示
すものの、代表点の位置と画像内容に含まれる変化、例
えば、被写体の位置や動き、とが一致しない場合には、
代表点の代表動きベクトルがそれぞれ別の画像内容の異
なる動きを表していることとなり、該代表動きベクトル
から求められた画素毎の動きベクトルも当該画素に対す
る適切な変位を表していないこととなるため、フレーム
間予測効率、即ち符号化効率が著しく低下してしまう、
という問題点があった。本発明の映像符号化装置及び映
像復号化装置は、前記問題点に鑑み、代表動きベクトル
から画素毎の動きベクトルを求める際に、各代表動きベ
クトルに対する重み付けを行なうことによって、簡易な
方法で注目画素と無関係な動きベクトルの影響を減少さ
せて、より正確な画素動きベクトルを求めることによっ
て、フレーム間予測効率、符号化効率を向上することが
できる映像符号化装置及び映像復号化装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の映像符号化装置
は、(1) 既に符号化された映像信号を記憶しておくた
めのフレームメモリ手段と、入力された映像信号と前記
フレームメモリ手段から読み出された映像信号との間で
単位領域毎に代表動きベクトルを求める動きベクトル検
出手段と、該代表動きベクトルから画素毎の動きベクト
ルを計算する動きベクトル内挿手段と、該画素毎の動き
ベクトルを用いて前記フレームメモリ手段から読み出さ
れた映像信号から予測画像信号を作成する画素値予測手
段とを備えた映像符号化装置において、前記動きベクト
ル内挿手段へ代表動きベクトルに対する重み付けを指示
する重み係数制御手段を設け、前記重み係数制御手段で
は、前記動きベクトル検出手段で求めた各代表ベクトル
への重み付け係数を決定して、前記動きベクトル内挿手
段へ指示すること、更には、(2) 前記(1)項記載の映
像符号化装置において、各代表ベクトルへの重み付け係
数のパターンを予め複数用意しておき、重み係数制御手
段では、該パターンの内の一つを選択して動きベクトル
内挿手段へ指示すること、更には、(3) 前記(1)項ま
たは前記(2)項記載の映像符号化装置において、重み係
数制御手段は、それぞれの代表動きベクトルの方向によ
って、重み付け係数を決定すること、更には、(4) 前
記(1)項または前記(2)項記載の映像符号化装置におい
て、重み係数制御手段は、それぞれの代表動きベクトル
のベクトル値によって、重み付け係数を決定すること、
を特徴とするものである。
【0011】また、本発明の映像復号化装置は、(5)
既に復号化された映像信号を記憶しておくためのフレー
ムメモリ手段と、単位領域毎に入力される代表動きベク
トルから画素毎の動きベクトルを計算する動きベクトル
内挿手段と、該画素毎の動きベクトルを用いて前記フレ
ームメモリ手段から読み出された映像信号から予測画像
信号を作成する画素値予測手段とを備えた映像復号化装
置において、前記動きベクトル内挿手段へ代表動きベク
トルに対する重み付けを指示する重み係数制御手段を設
け、前記重み係数制御手段では、入力された各代表動き
ベクトルへの重み付け係数を決定して、前記動きベクト
ル内挿手段へ指示すること、更には、(6) 前記(5)項
記載の映像復号化装置において、各代表動きベクトルへ
の重み付け係数のパターンを予め複数用意しておき、重
み係数制御手段では、該パターンの内の一つを選択して
動きベクトル内挿手段へ指示すること、更には、(7)
前記(5)項または前記(6)項記載の映像復号化装置にお
いて、符号化された画面に対して単位領域毎に入力され
る代表動きベクトルから駒落しされた画面に対する動き
ベクトルを計算する動きベクトル変換手段を設け、符号
化時に符号化されずに駒落しされた画面に対応する内挿
画像信号を作成すること、を特徴とするものである。
【0012】上記画像符号化装置においては、フレーム
メモリ部には、既に符号化された映像信号が以後のフレ
ーム間予測における参照画像フレームとして利用するた
めに格納されている。動きベクトル検出部は、フレーム
メモリ部から参照画像フレームを読み出し、入力された
符号化対象画像フレーム信号の単位領域毎に、参照画像
フレーム中で当該領域と最も似通った部分を探索して、
参照画像フレーム内領域の位置の変位を動きベクトルと
して出力する。重み係数制御部は、前記単位領域毎の動
きベクトルに対する重み付け係数を決定して、動きベク
トル内挿部へそれぞれの代表動きベクトルに対する重み
係数を指示する。該重み係数は、各代表動きベクトルが
異なる画像内容の異なる動きを表していることによる影
響を減少させて、当該画素に対する正確な変位が得られ
るように決定される。動きベクトル内挿部は、前記動き
ベクトル検出部から出力された動きベクトル、及び前記
重み係数制御部から指示された各動きベクトルへの重み
付けを用いて、各画素の動きベクトルを計算して出力す
る。この時、各動きベクトル値に対する重み付けと、ア
フィン変換/双一次変換などの方法の組合せによって、
従来の方式と比較して、より正確な画素動きベクトルが
求められるため、フレーム間予測効率、符号化効率を向
上することができる。画素値予測部は、前記動きベクト
ル内挿部から出力された各画素の動きベクトルを参照画
像フレームからの変位として、前記フレームメモリ部か
ら対応する位置の画素値を予測値として読み出して予測
フレームを構成する。また、重み係数制御部は、それぞ
れの動きベクトルに対する重み係数自体を直接指示する
のではなく、予め幾つかの重み係数のパターンを用意し
ておき、それらの中から最適なものを選択して、どのパ
ターンを選択したかの選択情報のみを動きベクトル内挿
手段へ指示することもできる。更に、重み係数制御部
は、重み係数の決定に際して、動きベクトルの方向のみ
を考慮し、特異な方向を指している動きベクトルへの重
みは小さく、あるいは動きベクトルの方向にバラつきが
大きい場合には、注目画素の最近傍の動きベクトルのみ
重みを大きくする、などの制御により、簡易な処理のみ
で的確な重み係数の決定、即ち、フレーム間予測効率の
向上を図ることができる。また、重み係数制御部は、動
きベクトルのベクトル値を用いて、動きベクトル間での
バラつきの判定、異なる画像内容の動きを表していると
考えられる特異な値を持った動きベクトルの切り分け、
を行なって、重み係数を決定することにより、正確な画
素動きベクトルを求めるための的確な重み係数を得るこ
とができ、フレーム間予測効率の向上が期待できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して説明する。図1に、本発明の映像符号
化装置のフレーム間予測部の構成例を示す。図1の映像
符号化装置は、既に符号化された映像信号を記憶してお
くためのフレームメモリ部11、入力された映像信号と
前記フレームメモリ部11から読み出された映像信号と
の間で単位領域毎に代表動きベクトルを求める動きベク
トル検出部12、該代表動きベクトルに対する重み係数
を決定して指示する重み係数制御部13、前記代表動き
ベクトルと前記重み係数とから画素毎の動きベクトルを
計算する動きベクトル内挿部14、該画素毎の動きベク
トルを用いて前記フレームメモリ部11から読み出され
た映像信号から予測画像信号を作成する画素値予測部1
5、とから構成されている。これらの内、フレームメモ
リ部11、動きベクトル検出部12、画素値予測部15
の動作は、従来の映像符号化装置と同様である。本発明
の映像符号化装置は、代表動きベクトルに対する重み係
数を指示する重み係数制御部13を備える点、動きベク
トル内挿部14が動きベクトル検出部12から出力され
る代表動きベクトルと重み係数制御部13から出力され
る各ベクトルへの重み係数とを使って画素毎の動きベク
トルを計算して出力する点で、従来の映像符号化装置と
は異なる。 以下、本発明の主要部である重み係数制御
部13、動きベクトル内挿部14の動作を説明する。本
例では、動きベクトル内挿部14において、双一次変換
により画素の動きベクトルを求める場合を示すが、アフ
ィン変換を用いる場合も同様に考えることができる。前
述した従来の映像符号化装置と同様、動きベクトル内挿
部14での処理は、変換単位領域毎に行なわれる。即
ち、双一次変換の変換単位領域は、動きベクトル検出部
12から出力される代表動きベクトルに対応する近傍四
つの代表点(アフィン変換の場合は三つの代表点)で囲
まれる領域である。重み係数制御部13では、前記動き
ベクトル内挿部14での処理単位である変換単位領域に
対して、該変換単位領域の各頂点(代表点)の動きベク
トルに対する重み付け係数を決定して指示する。この
時、代表点近傍の画素については、直近の代表点の動き
ベクトルが最も強く影響していると考えて差し支えな
い。従って、変換単位領域を更に小領域に分割して、該
小領域毎に異なる重み付け係数を用いる。変換単位領域
を四つの四角形小領域に分割する場合の例を図9(c)
に示す。
【0014】重み係数制御部13は、変換単位領域の頂
点の動きベクトルが同一の画像内容(被写体)の動きを
表しているかの判定、言い換えれば該変換単位領域が一
つの被写体上に位置しているか否かを判断する。もし、
同一の画像内容を表していると判断される場合には、各
頂点の代表動きベクトルに対する重みを均等とすること
(例えば、全ての重み係数=1)を、前記動きベクトル
内挿部14へ指示する。これとは逆に、変換単位領域の
頂点が異なる画像内容上に存在していると判断される場
合には、一つの頂点で代表される着目している小領域と
同一の画像内容上の頂点の動きベクトルに対する重み付
けを大きくし、異なる画像内容上に存在すると考えられ
る頂点の動きベクトルに対する重み付けは小さくするよ
うに重み係数を決定する。極端な場合には、異なる画像
内容上の動きベクトルは利用しないこと、重み係数=0
を前記動きベクトル内挿部14へ指示する。この重み係
数の決定処理は、前記小領域毎に行なわれ、ある小領域
において重み係数が大であった動きベクトルは、異なる
画像内容に対応すると考えられる別の小領域においては
重み係数が小となるように制御が行なわれる。この様子
を図9(d)に示す。重み係数制御部13から出力され
る重み係数は、実数で表されるような連続的な値であっ
ても良いし、例えば、0, 0.25, 0.5,
0.75, 1のような離散的に定義された値の中から
最適値に最も近いもの一つを選択して、指定することも
可能である。
【0015】動きベクトル内挿部14では、前記重み係
数制御部13から指定された重み係数により、代表動き
ベクトルへの重み付けを行なった上で、前記小領域内の
各画素の動きベクトルが計算されて、出力される。重み
付けの方法の例としては、変換単位領域の各頂点の動き
ベクトルを MVi (i=1,2,3,4), 動きベクトルへの重み
を wij (i,j=1,2,3,4) として、
【0016】
【数1】
【0017】を求めて重み付けされた動きベクトル W
MVi を用いて通常の双一次変換式を計算する方式、あ
るいは、基の動きベクトル MVi から双一次変換によ
り求めた位置(x,y)の画素に対する動きベクトル
MVPxy に対して、動きベクトルへの重みを wi (i=
1,2,3,4) として、
【0018】
【数2】
【0019】wは全体としての重みの割合を示す係数に
より、画素動きベクトル MVPxy を重み付けを考慮し
た WMVPxy に補正する方法も考えられる。動きベク
トル内挿部14におけるこれらの処理は、前記重み係数
制御部13から指示された前記小領域毎の重み係数を用
いて、該小領域毎に実行される。
【0020】また、重み係数制御部13では、予めM個
の重み付け係数のパターン、例えば、 W = {
Wm } (m = 1,2,...M) Wm = { Wmij } (i,j = 1,2,3,4) を用意しておき、これらの中から、変換単位領域、ある
いは小領域毎に、前述の重み係数決定処理において決定
した重み係数と最も近いもの一つを、最適パターンとし
て選択して指示することもできる。この時、重み係数制
御部13は、いずれのパターンを選択したかの情報のみ
を、動きベクトル内挿部14へ指示する。また、ある小
領域に対する重み係数と別の小領域に対する重み係数を
対にしてパターン化しておくことも可能であり、この場
合には、変換単位領域毎に一つのパターンを指定するだ
けで、該変換単位領域内の全ての小領域に対する重み係
数を同時に指定できる。この時、動きベクトル内挿部1
4でも、前記重み係数制御部13と同一の重みパターン
を保持しており、指定された重み係数パターンに応じた
各動きベクトルへの重み係数を用いて、前述と同様の処
理により、画素毎の動きベクトルを求めて出力する。
【0021】次に本発明の映像符号化装置における重み
係数制御部13の第1の動作例を、図3のフローチャー
トに従って説明する。まず、動きベクトル検出部12か
ら、代表動きベクトルが重み係数制御部13へ入力され
る(ステップS1)。重み係数制御部13は、近傍四つ
の代表点から変換単位領域を構成する(ステップS
2)。次に、各頂点の代表動きベクトルの水平成分、垂
直成分の値の符号を調べ、それぞれが正、負、あるいは
零かのみを抽出し、各動きベクトルの方向を大別する
(ステップS3)。この結果を比較し、四つの頂点の動
きベクトルの大まかな方向の整合性が取れているかを判
定する(ステップS4,S5)。この結果、バラつきが
小さく、それぞれの整合性が充分であると判断される場
合には、同一の画像内容を表していると判断して、均等
な重み係数を出力する(ステップS6,S9)。一方、
バラつきが大きいと判断される場合には、変換単位領域
に複数の異なる画像内容を含んでいると判断して、特異
な方向を指している動きベクトルの分離、整合性が取れ
ている動きベクトルの組への分割、等を行なう(ステッ
プS7)。次に、変換単位領域内の小領域毎に、注目小
領域の最近傍の動きベクトル及びこれと整合した方向を
指している動きベクトルには重みを大きく、逆に前記別
の組に分割された動きベクトルまたは特異な方向と判定
された動きベクトルへの重みは小さくするように、重み
係数を決定して出力する(ステップS8,S9)。
【0022】次に本発明の映像符号化装置における重み
係数制御部13の第2の動作例を、図4のフローチャー
トに従って説明する。まず、前記第1の動作例と同様
に、動きベクトル検出部12から、代表動きベクトルが
重み係数制御部13へ入力され(ステップS1)、近傍
四つの代表点から変換単位領域を構成する(ステップS
2)。次に、各頂点の代表動きベクトルの水平成分、垂
直成分の値を比較し(ステップS3,S4)、四つの頂
点の動きベクトルの方向、大きさの整合性が取れている
かを判定する(ステップS5)。この結果、バラつきが
小さく、それぞれの整合性が充分であると判断される場
合には、同一の画像内容を表していると判断して、均等
な重み係数を出力する(ステップS6,S9)。一方、
バラつきが大きいと判断される場合には、変換単位領域
に複数の異なる画像内容を含んでいると判断して、特異
な方向、大きさを指している動きベクトルの分離、整合
性が取れている動きベクトルの組合せへの分割、等を行
なう(ステップS7)。次に、変換単位領域内の小領域
毎に、注目小領域の最近傍の動きベクトル及びこれと同
一の組合せに分割された動きベクトルには重みを大き
く、逆に前記別の組に分割された動きベクトルまたは特
異な値と判定された動きベクトルへの重みは小さくする
ように、重み係数を決定して出力する(ステップS8,
S9)。本第2の動作例では、前記第1の動作例とは異
なり、動きベクトル成分の符号だけではなく、ベクトル
値自体を利用するため、詳細な方向の判定、同一方向で
あっても大きさが異なる動きベクトルの検出が可能であ
り、より厳密な処理を行なうことができる。
【0023】図2に、本発明の映像復号化装置のフレー
ム間予測部の第1の構成例を示す。図2の映像復号化装
置は、既に復号化された映像信号を記憶しておくための
フレームメモリ部21、単位領域毎に入力される代表動
きベクトルに対する重み係数を決定して指示する重み係
数制御部22、前記代表動きベクトルと前記重み係数と
から画素毎の動きベクトルを計算する動きベクトル内挿
部23、該画素毎の動きベクトルを用いて前記フレーム
メモリ部21から映像信号を読み出して予測画像信号を
作成する画素値予測部24、とから構成されている。こ
れらの内、フレームメモリ部21、画素値予測部24の
動作は、従来の映像復号化装置と同様である。本発明の
映像復号化装置は、代表動きベクトルに対する重み係数
を指示する重み係数制御部22を備える点、動きベクト
ル内挿部23が入力される代表動きベクトルと重み係数
制御部22から出力される各ベクトルへの重み係数とを
使って画素毎の動きベクトルを計算して出力する点で、
従来の映像復号化装置とは異なる。
【0024】以下、本発明の主要部である重み係数制御
部22、動きベクトル内挿部23の動作を説明する。こ
れらの動作は本発明の映像符号化装置と同様であり、映
像符号化装置と同一の処理が映像復号化装置においても
行なわれる。
【0025】重み係数制御部22では、動きベクトル内
挿部23での処理単位である変換単位領域に対して、該
変換単位領域の各頂点(代表点)の動きベクトルに対す
る重み付け係数を、変換単位領域を更に分割した小領域
毎に決定して指示する。重み係数制御部22は、変換単
位領域の頂点の動きベクトルが同一の画像内容(被写
体)の動きを表しているかの判定、言い換えれば該変換
単位領域が一つの被写体上に位置しているか否かを判断
する。もし、同一の画像内容を表していると判断される
場合には、各頂点の代表動きベクトルに対する重みを均
等とすることを、前記動きベクトル内挿部23へ指示す
る。これとは逆に、変換単位領域の頂点が異なる画像内
容上に存在していると判断される場合には、一つの頂点
で代表される着目している小領域と同一の画像内容上の
頂点の動きベクトルに対する重み付けを大きくし、異な
る画像内容上に存在すると考えられる頂点の動きベクト
ルに対する重み付けは小さくするように重み係数を決定
する。これらの重み係数制御部22の処理、及び出力
は、本発明の映像符号化装置における重み係数制御部1
3の処理、及び出力と同様である。
【0026】動きベクトル内挿部23では、前記重み係
数制御部22から指定された重み係数により、前述した
映像符号化装置の動きベクトル内挿部14での代表動き
ベクトルへの重み付けの方法と同様な方法で、前記小領
域内の各画素の動きベクトルが計算されて、出力され
る。また、重み係数制御部22では、予めM個の重み付
け係数のパターンを用意しておき、これらの中から、変
換単位領域、あるいは小領域毎に、前述の重み係数決定
処理において決定した重み係数と最も近いもの一つを、
最適パターンとして選択して指示できることも映像符号
化装置の場合と同様である。この時、重み係数制御部2
2は、いずれのパターンを選択したかの情報のみを、動
きベクトル内挿部23へ指示する。この時、動きベクト
ル内挿部23でも、前記重み係数制御部22と同一の重
みパターンを保持しており、指定された重み係数パター
ンに応じた各動きベクトルへの重み係数を用いて、前述
と同様の処理により、画素毎の動きベクトルを求めて出
力する。
【0027】図5に、本発明の映像復号化装置のフレー
ム間予測部の第2の構成例を示す。図5の映像復号化装
置は、既に復号化された映像信号を記憶しておくための
フレームメモリ部81、符号化された画面に対する代表
動きベクトルから駒落しされた画面に対する代表動きベ
クトルを計算する動きベクトル変換部82、単位領域毎
に入力される代表動きベクトルに対する重み係数を決定
して指示する重み係数制御部83、前記代表動きベクト
ルと前記重み係数とから画素毎の動きベクトルを計算す
る動きベクトル内挿部84、該画素毎の動きベクトルを
用いて前記フレームメモリ部81から映像信号を読み出
して予測画像信号を作成する画素値予測部85、とから
構成されている。これらの内、フレームメモリ部81、
重み係数制御部83、動きベクトル内挿部84、画素値
予測部85の動作は、前記第1の構成例の映像復号化装
置と同様である。本構成例の映像復号化装置は、符号化
された映像フレームに対する動きベクトルが入力され、
符号化されずに駒落しされた映像フレームの動きベクト
ルを出力するための動きベクトル変換部82を備える点
で、第1の構成例の映像復号化装置とは異なる。
【0028】以下、動きベクトル変換部82の動作を説
明する。動きベクトル変換部82は、入力された符号化
映像フレームに対する代表動きベクトルの値を、隣接す
る符号化映像フレーム間の時間的距離と、駒落しされた
映像フレームの時間位置に応じて、内分する。例えば、
第1番めの映像フレームが符号化され、次に第5番めの
映像フレームが符号化されたとする。この時、第2番め
から第4番めの三つの映像フレームが駒落しされたこと
となる。ここで、第5番めの映像フレームに対する代表
動きベクトルが入力された場合を考える。第1と第5フ
レームが符号化されているため、符号化フレーム間の時
間的距離は4である。第5フレームに対する動きベクト
ルは、第1フレームからの4フレーム時間分の動きを表
していると考え、該動きベクトル値を駒落しされたフレ
ームに対して、比例配分する。つまり、駒落しされた第
2フレームの動きベクトル値を、第5フレームの動きベ
クトル値に 1/4を乗じることによって求める。同様にし
て、第3フレームに対しては、 1/2、第4フレームに対
しては、3/4 を乗じた動きベクトル値を、駒落しされた
それぞれの映像フレームの動きベクトル値として出力す
る。このようにして出力された動きベクトルは、重み係
数制御部83、動きベクトル内挿部84、へ送られて前
記第1の構成例の映像復号化装置と同様の処理により、
最終的には画素値予測部85から、予測画像信号が得ら
れ、この予測画像信号が駒落しされた映像フレームに対
する内挿画像信号として出力される。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の映像
符号化装置及び映像復号化装置によれば、以下の効果が
期待できる。 請求項1に対応する効果:本発明の映像符号化装置で
は、重み係数制御手段において動きベクトル検出手段で
求めた各代表動きベクトルへの重み付け係数を決定して
動きベクトル内挿手段へ指示することにより、動きベク
トル内挿手段での変換単位領域と画像内容、被写体の位
置や動き、とが一致しない場合でも、変換単位領域内の
各画素と無関係な動きベクトルの影響を減少させて、よ
り正確な画素動きベクトルを求めることができるため、
フレーム間予測効率、符号化効率を向上することができ
る。従って、超低ビットレート映像通信などにおいて必
要とされる、非常に高能率な映像符号化方式を実現する
ことができる。 請求項2に対応する効果:本発明の映像符号化装置で
は、重み係数制御手段において各代表動きベクトルへの
重み付け係数のパターンを予め複数用意しておき、該パ
ターンの内の一つを選択して動きベクトル内挿手段へ指
示することにより、内挿手段での変換単位領域内の各画
素と無関係な動きベクトルの影響を減少させて、より正
確な画素動きベクトルを求めることによるフレーム間予
測効率、符号化効率の向上を、簡易な方式で実現するこ
とができる。従って、高能率な映像符号化装置での処理
量、ハードウェア/ソフトウェア規模を減少して、小型
で安価な映像符号化装置を提供することができる。 請求項3に対応する効果:本発明の映像符号化装置で
は、重み係数制御手段において、それぞれの代表動きベ
クトルの方向だけによって、重み付け係数を決定するこ
とにより、重み係数制御手段での処理を非常に簡単化で
きる。従って、フレーム間予測効率、符号化効率の高い
映像符号化装置の小型化、低価格化を図ることができ
る。 請求項4に対応する効果:本発明の映像符号化装置で
は、重み係数制御手段において、それぞれの代表動きベ
クトルのベクトル値によって、重み付け係数を決定する
ことにより、内挿手段での変換単位領域内の各画素と無
関係な動きベクトルの判定を厳密に行なうことができ、
画素動きベクトルの精度を向上することができる。従っ
て、映像符号化装置でのフレーム間予測効率、符号化効
率を、より一層向上させることができ、更に低いビット
レートでの映像符号化を実現することができる。 請求項5に対応する効果:本発明の映像復号化装置で
は、重み係数制御手段において動きベクトル検出手段で
求めた各代表ベクトルへの重み付け係数を決定して動き
ベクトル内挿手段へ指示することにより、動きベクトル
内挿手段での変換単位領域と画像内容、被写体の位置や
動き、とが一致しない場合でも、変換単位領域内の各画
素と無関係な動きベクトルの影響を減少させて、より正
確な画素動きベクトルを求めることができるため、フレ
ーム間予測効率、復号された映像の品質を向上すること
ができる。従って、超低ビットレート映像通信などにお
いても、高品質な復号映像信号を得られる映像復号化装
置を実現することができる。 請求項6に対応する効果:本発明の映像復号化装置で
は、重み係数制御手段において各代表動きベクトルへの
重み付け係数のパターンを予め複数用意しておき、該パ
ターンの内の一つを選択して動きベクトル内挿手段へ指
示することにより、内挿手段での変換単位領域内の各画
素と無関係な動きベクトルの影響を減少させて、より正
確な画素動きベクトルを求めることによるフレーム間予
測効率、復号された映像品質の向上を、簡易な方式で実
現することができる。従って、高品質な映像復号化装置
での処理量、ハードウェア/ソフトウェア規模を減少し
て、小型で安価な映像復号化装置を提供することができ
る。 請求項7に対応する効果:本発明の映像復号化装置で
は、動きベクトル変換手段において、符号化された画面
に対して単位領域毎に入力される代表動きベクトルか
ら、駒落しされた画面に対する動きベクトルを計算し
て、符号化されずに駒落しされた画面に対応する内挿画
像信号を作成することにより、変換単位領域内の各画素
と無関係な動きベクトルの影響を減少させた正確な画素
動きベクトルによって、内挿画像信号を得ることができ
るため、復元され出力される映像の品質、及び時間解像
度を著しく向上することができる。従って、超低ビット
レート映像通信などにおいても、高品質でかつ滑らかな
動きの復号映像信号を得られる映像復号化装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像符号化装置の実施の形態を示
す概略ブロック図である。
【図2】本発明による映像復号化装置の実施の形態を示
す概略ブロック図である。
【図3】本発明の映像符号化装置における重み係数制御
部13の第1の動作例を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の映像符号化装置における重み係数制御
部13の第2の動作例を示すフローチャート図である。
【図5】本発明による映像復号化装置の構成例を示す概
略ブロック図である。
【図6】動き補償フレーム間予測直交変換符号化方式の
原理を説明するためのブロック図である。
【図7】従来の映像符号化装置のフレーム間予測部の構
成例を示す概略ブロック図である。
【図8】従来の映像復号化装置のフレーム間予測部の構
成例を示す概略ブロック図である。
【図9】変換単位領域と代表点及び代表動きベクトルと
の関係を説明するための図である。
【符号の説明】
11 フレームメモリ部 12 動きベクトル検出部 13 重み係数制御部 14 動きベクトル内挿部 15 画素値予測部 21 フレームメモリ部 22 重み係数制御部 23 動きベクトル内挿部 24 画素値予測部 81 フレームメモリ部 82 動きベクトル変換部 83 重み係数制御部 84 動きベクトル内挿部 85 画素値予測部 91 動き補償フレーム間予測部 92 予測誤差信号符号化部 93 フレームメモリ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既に符号化された映像信号を記憶してお
    くためのフレームメモリ手段と、入力された映像信号と
    前記フレームメモリ手段から読み出された映像信号との
    間で単位領域毎に代表動きベクトルを求める動きベクト
    ル検出手段と、該代表動きベクトルから画素毎の動きベ
    クトルを計算する動きベクトル内挿手段と、該画素毎の
    動きベクトルを用いて前記フレームメモリ手段から読み
    出された映像信号から予測画像信号を作成する画素値予
    測手段とを備えた映像符号化装置において、 前記動きベクトル内挿手段へ代表動きベクトルに対する
    重み付けを指示する重み係数制御手段を設け、 前記重み係数制御手段では、前記動きベクトル検出手段
    で求めた各代表ベクトルへの重み付け係数を決定して、
    前記動きベクトル内挿手段へ指示することを特徴とする
    映像符号化装置。
  2. 【請求項2】 各代表ベクトルへの重み付け係数のパタ
    ーンを予め複数用意しておき、重み係数制御手段では、
    該パターンの内の一つを選択して動きベクトル内挿手段
    へ指示することを特徴とする請求項1記載の映像符号化
    装置。
  3. 【請求項3】 重み係数制御手段は、それぞれの代表動
    きベクトルの方向によって、重み付け係数を決定するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の映像符号
    化装置。
  4. 【請求項4】 重み係数制御手段は、それぞれの代表動
    きベクトルのベクトル値によって、重み付け係数を決定
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の映
    像符号化装置。
  5. 【請求項5】 既に復号化された映像信号を記憶してお
    くためのフレームメモリ手段と、単位領域毎に入力され
    る代表動きベクトルから画素毎の動きベクトルを計算す
    る動きベクトル内挿手段と、該画素毎の動きベクトルを
    用いて前記フレームメモリ手段から読み出された映像信
    号から予測画像信号を作成する画素値予測手段とを備え
    た映像復号化装置において、 前記動きベクトル内挿手段へ代表動きベクトルに対する
    重み付けを指示する重み係数制御手段を設け、 前記重み係数制御手段では、入力された各代表動きベク
    トルへの重み付け係数を決定して、前記動きベクトル内
    挿手段へ指示することを特徴とする映像復号化装置。
  6. 【請求項6】 各代表動きベクトルへの重み付け係数の
    パターンを予め複数用意しておき、重み係数制御手段で
    は、該パターンの内の一つを選択して動きベクトル内挿
    手段へ指示することを特徴とする請求項5記載の映像復
    号化装置。
  7. 【請求項7】 符号化された画面に対して単位領域毎に
    入力される代表動きベクトルから駒落しされた画面に対
    する動きベクトルを計算する動きベクトル変換手段を設
    け、 符号化時に符号化されずに駒落しされた画面に対応する
    内挿画像信号を作成することを特徴とする請求項5また
    は請求項6記載の映像復号化装置。
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