JP2934175B2 - 動画像符号化方法と装置 - Google Patents

動画像符号化方法と装置

Info

Publication number
JP2934175B2
JP2934175B2 JP22100995A JP22100995A JP2934175B2 JP 2934175 B2 JP2934175 B2 JP 2934175B2 JP 22100995 A JP22100995 A JP 22100995A JP 22100995 A JP22100995 A JP 22100995A JP 2934175 B2 JP2934175 B2 JP 2934175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prediction
evaluation value
prediction mode
image
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22100995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0951542A (ja
Inventor
一彦 森田
恭裕 山田
剛 花村
公一 大山
真樹 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GURAFUITSUKUSU KOMYUNIKEESHON RABORATORIIZU KK
Original Assignee
GURAFUITSUKUSU KOMYUNIKEESHON RABORATORIIZU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GURAFUITSUKUSU KOMYUNIKEESHON RABORATORIIZU KK filed Critical GURAFUITSUKUSU KOMYUNIKEESHON RABORATORIIZU KK
Priority to JP22100995A priority Critical patent/JP2934175B2/ja
Publication of JPH0951542A publication Critical patent/JPH0951542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2934175B2 publication Critical patent/JP2934175B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル動画像の高
能率符号化方法と装置に関する。具体的には、動き補償
予測符号化において、予測モード選択処理を簡略化する
新規な方法と装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】動画像の動き補償予測符号化では、被符
号化画像と参照画像の間で動きベクトルと呼ばれる動き
量を検出し、この動きベクトルを用いて参照画像から被
符号化画像を動き補償予測し、予測誤差および動きベク
トル等に関する情報を符号化することにより、元の動画
像に比べ情報量を大幅に削減している。
【0003】図4に動き補償予測符号化におけるブロッ
ク・マッチング法による動きベクトル検出の原理を示
す。同図ではまず被符号化画像301を水平方向NX画
素、垂直方向NY画素(通常はNX=NY=16画素の
場合が多い)の被符号化ブロック303に分割する。こ
の被符号化ブロック303に対し、参照画像302で同
じ位置に相当する部分に同じ大きさのブロック304を
設定する。
【0004】この参照画像302のブロック304の近
傍にあらかじめ設定した範囲のサーチ・レンジ305内
を水平および垂直に各々1画素ごとにずらしながら、被
符号化ブロック303とサーチ・レンジ305内の参照
ブロック306との間で、対応する各画素ごとに差分値
をとり、これを被符号化ブロック303内の全画素で行
うことにより、被符号化ブロック303と参照ブロック
306の相関度を判定するための評価値を算出する。評
価値の例としては、差分値の絶対値の総和、あるいは差
分値の自乗の総和などがあり、これらの値が小さいほど
相関度が高いと評価する。
【0005】サーチ・レンジ305内において、被符号
化ブロック303と参照ブロック306の位置関係のず
れの各々について評価値を求め、評価値が最小となると
きの参照ブロック306の水平および垂直方向のブロッ
ク304からのずれ(動き)をこの被符号化ブロック3
03の動きベクトルとする。この手法を被符号化画像3
01内の全てのブロックで行うことにより、被符号化画
像301内の全てのブロックの動きベクトルが検出され
る。
【0006】一方、通常のテレビジョン信号はインタレ
ース(飛び越し)走査により、フレームと呼ばれる個々
の画像を構成している。インタレース走査では、1枚の
フレームの中の画像は異なった時間にサンプリングされ
たものが、1ライン毎に交互に繰り返されている。この
異なった時間にサンプリングされた画像をフィールドと
呼び、時間の早い方は第1フィールド、遅い方は第2フ
ィールドと呼ぶ。インタレース走査の画像では1枚のフ
レームは通常2枚のフィールド画像から構成される。
【0007】図5にはインタレース走査された画像信号
における、このフィールド/フレーム構造を示してい
る。第1および第2フィールド307,308はフレー
ム309を1ラインおきに交互に採った画像である。こ
のため、フィールド画像の時間間隔はフレームの2分の
1であり、垂直方向の分解能もフレームの2分の1とな
っている。なお同図ではフレームの先頭ラインを第1フ
ィールド、次のラインを第2フィールドに採った例であ
るが、逆にフレームの先頭ラインを第2フィールド、次
のラインを第1フィールドに採った場合も考えられる。
なお、以後の説明は前者(図5)の場合について述べて
いる。
【0008】さて、図4に示した動きベクトル検出の原
理をインタレース走査された画像信号に適用した場合、
被符号化画像と参照画像をフレーム構造(フレーム・ピ
クチャ)として、フレーム・ピクチャ間で動きベクトル
を求めることも、フィールド構造(フィールド・ピクチ
ャ)に分離して、各フィールド・ピクチャ間で動きベク
トルを求めることも可能である。
【0009】また、フレーム構造で動きベクトルを求め
る場合は、被符号化ブロック各々について、フレーム・
ブロックとしてフレーム構造の参照画像の間で動きベク
トルを求めることも、2つのフィールド・ブロックとし
てフィールド構造の参照画像の間で動きベクトルを求め
ることも可能であり、これらの動きベクトルは予測モー
ド選択の過程で各被符号化ブロックにおいて最適な組合
せが選択される。
【0010】さらにフィールド構造で動きベクトルを求
める場合は、被符号化ブロックの各々について、被符号
化ブロックの大きさの単位で動きベクトルを求めること
も、被符号化ブロックを上下に2分割して、その各々に
ついて動きベクトルを求めることも可能であり、これら
についても、予測モード選択の過程で各被符号化ブロッ
クにおいて最適な組合せが選択される。
【0011】図6にはフレーム構造における動きベクト
ル検出の原理を示している。同図では、フレーム構造の
被符号化画像310を水平方向NX画素、垂直方向NY
画素(ここではNX=NY=16とする)の被符号化ブ
ロック311に分割する。さらに被符号化ブロック31
1を第1フィールドの被符号化ブロック312、第2フ
ィールドの被符号化ブロック313に分離する。
【0012】第1フィールドの被符号化ブロック312
と第2フィールドの被符号化ブロック313はそれぞれ
水平方向16画素、垂直方向8画素で構成される。これ
らの被符号化ブロック311、312、313に対し、
フレーム構造の参照画像314、およびフレーム参照画
像314をフィールド構造に分離した第1フィールド参
照画像315および第2フィールド参照画像316との
間で、各々図4と同様の手法を適用して動きベクトルを
検出する。
【0013】図7には図6で説明した被符号化ブロック
311,312,313と参照画像314,315,3
16の対応関係(組合せ)を示している。被符号化ブロ
ックがフレームの場合は参照画像もフレームについて、
被符号化ブロックが第1、第2フィールドの場合は、2
つのフィールド参照画像のそれぞれについて動きベクト
ルを求めるため、1つの被符号化ブロック当りでは、1
種類のフレーム動きベクトル(フレームMV)と、4種
類のフィールド動きベクトル(第1フィールドMV1,
第1フィールドMV2,第2フィールドMV1,第2フ
ィールドMV2)が検出される。
【0014】検出された4種類のフィールド動きベクト
ル(第1フィールドMV1,第1フィールドMV2,第
2フィールドMV1,第2フィールドMV2)は、被符
号化画像の第1および第2フィールドについて各々1種
類にするため、動きベクトル検出時に得られる各動きベ
クトルの評価値の小さい方をフィールドMVとして選択
することによって、第1および第2フィールドの参照画
像の動きベクトル(フィールドMV)が決定される。
【0015】図8にはフィールド構造における動きベク
トル検出の原理を示している。同図では、フィールド構
造の被符号化フィールド画像317を水平方向NX画
素、垂直方向NY画素(ここではNX=NY=16とす
る)の16×16の被符号化フィールド・ブロック31
8に分割する。さらに16×16の被符号化フィールド
・ブロック318を上下に2分割し、水平方向16画
素、垂直方向8画素の16×8Uの被符号化フィールド
・ブロック319と16×8Lの被符号化フィールド・
ブロック320に分離する。
【0016】これらの被符号化フィールド・ブロック3
18,319,320に対し、第1フィールド参照画像
321、第2フィールド参照画像322との間で、それ
ぞれ図4と同様の手法を適用して動きベクトルを検出す
る。なお16×16の被符号化フィールド・ブロック3
18のサーチ・レンジを323で示した場合の、16×
8Uの被符号化フィールド・ブロック319と16×8
Lの被符号化フィールド・ブロック320のサーチ・レ
ンジを、それぞれ324,325で示した。
【0017】図9には図8で説明したフィールド構造の
動きベクトル検出における被符号化フィールド・ブロッ
クと参照画像の対応関係(組合せ)を示している。被符
号化フィールド・ブロックが第1,第2フィールドのい
ずれの場合も、16×16の被符号化フィールド・ブロ
ック、16×8Uの被符号化フィールド・ブロック、1
6×8Lの被符号化フィールド・ブロックのそれぞれに
ついて、第1と第2の2つのフィールドの参照画像を用
いて動きベクトルを求めるため、(一方のフィールド
の)1つの被符号化フィールド・ブロック当りでは、計
6種類の動きベクトル(16×16−MV1,16×1
6−MV2,16×8U−MV1,16×8U−MV
2,16×8L−MV1,16×8L−MV2)が検出
される。
【0018】検出された6種類のフィールド動きベクト
ル(16×16−MV1,16×16−MV2,16×
8U−MV1,16×8U−MV2,16×8L−MV
1,16×8L−MV2)は、3つの被符号化フィール
ド・ブロック毎に第1と第2フィールドの2つの参照画
像のうち動きベクトル検出時に得られる各動きベクトル
の評価値の小さい方を選択することによって、フィール
ド構造の動きベクトル(フィールド16×16MC−M
Vと2種のフィールド16×8MC−MV)が決定され
る。
【0019】図10には、以上のようにして求めた動き
ベクトルを用いて動き補償予測符号化を行う動画像符号
化装置の回路構成を示している。動画像符号化では、ま
ず原画像供給器11からの出力である被符号化画像31
と、原画像供給器11または局部復号画像メモリ16か
らの出力を一旦蓄えた、参照画像メモリ12からの出力
である参照画像32が、動きベクトル検出器13に入力
される。
【0020】そこで以上に述べた動きベクトル検出の手
順により、動きベクトル33が検出される。なお動きベ
クトル検出器13からは、動きベクトル33の検出時に
使用した、当該動きベクトルにおける評価値34を取り
出すこともできるが、従来例においては動きベクトル検
出器13の外部で評価値34が使用されることはない。
【0021】検出された動きベクトル33は被符号化画
像31と、局部復号画像メモリ16からの出力である局
部復号画像35とともに予測モード判定器15Pに供給
され、ここで予め設定された予測モードの中から被符号
化ブロック毎に最適なものが選択され、このモードに該
当する予測画像36が出力される。予測画像36は被符
号化画像31との間で、差分器14によって各画素毎に
差分が取られ、予測残差信号37が出力される。
【0022】予測残差信号37を符号化するよりも、被
符号化画像31そのものを符号化した方が、効率が高い
と判定される被符号化ブロックでは、予測モード判定器
15Pから予測画像36は出力されず、差分器14から
は被符号化画像31がそのまま出力される。差分器14
から出力される予測残差信号37はDCT/量子化器1
7に送られ、DCT(離散コサイン変換)および量子化
された後に、可変長符号化器18によって、動きベクト
ルなどの付加情報とともに符号化され、符号39が出力
される。
【0023】なお、DCT/量子化器17の出力の一部
は、逆量子化/IDCT器19によって逆量子化および
逆離散コサイン変換されて局部復号された後に、各画素
毎に予測画像36が加算されて局部復号画像が作成さ
れ、局部復号画像メモリ16に蓄えられて局部復号画像
35として次の予測モード判定等に使用される。
【0024】図11には予測符号化における双方向予測
を用いたピクチャ予測構造を示している。I0で示した
Iピクチャ(Intra Picture)は、画面(ピクチャ)内
符号化が行われるピクチャである。P3,P6で示した
Pピクチャ(Predictive Picture)は過去のIまたはP
ピクチャより予測を行う、順方向予測が行われるピクチ
ャである。
【0025】B1,B2,B4,B5で示したBピクチ
ャ(Bidirectional Predictive Picture)では、過去の
IまたはPピクチャから予測を行うだけではなく、未来
のIまたはPピクチャからも予測を行うことができる。
このように、時間的に前後する2つのIまたはPピクチ
ャより予測を行う方式を双方向予測と呼ぶ。
【0026】予測符号化では、IおよびPピクチャ(順
方向予測)だけでピクチャ予測構造を構成するよりも、
例えばB1のように双方向予測を行うBピクチャを組み
合わせた方がより高い符号化効率が得られる。
【0027】Bピクチャにおける予測モードは、過去の
ピクチャから予測を行う順方向予測、未来のピクチャか
ら予測を行う逆方向予測と、この2つの予測で得られる
画像を内挿して予測を行う双方向(内挿)予測がある。
【0028】インタレース走査された画像信号に対する
予測符号化では、動きベクトル検出の説明で述べたよう
に、フレーム構造(フレーム・ピクチャ)における予測
符号化と、フィールド構造(フィールド・ピクチャ)に
おける予測符号化の2種類がある。
【0029】フレーム構造のBピクチャでは、順・逆・
双方向の予測モードの各々についてフレームの動きベク
トルを用いて予測を行うフレーム予測と、2つのフィー
ルドの動きベクトルを用いて各フィールド毎に予測を行
うフィールド予測の2種類の予測タイプがあるため、次
に示す計6種類の予測モードがある。 a1:フレーム順方向予測 a2:フレーム逆方向予測 a3:フレーム双方向予測 a4:フィールド順方向予測 a5:フィールド逆方向予測 a6:フィールド双方向予測 これら6種類の予測モードは被符号化ブロック毎に適応
的に切り換えられる。
【0030】図12には図10の予測モード判定器15
Pの1つの具体例15P1が示され、フレーム構造のB
ピクチャの予測モード判定に使用される。予測モード判
定器15P1には被符号化画像31、動きベクトル3
3、局部復号画像35が入力され、フレーム順方向,逆
方向とフィールド順方向,逆方向の予測画像作成回路8
1,83,84,86によって、各被符号化ブロック毎
にフレームの順・逆方向、フィールドの順・逆方向の予
測画像が作成され、さらにこれらの予測画像から、予測
画像作成回路82と85によって、順・逆方向の予測画
像の内挿画像を作成することによって、フレームとフィ
ールドの双方向予測画像を得る。
【0031】そしてフレーム順方向,双方向,逆方向と
フィールド順方向,双方向,逆方向の予測評価値算出回
路91〜96において、これら6種類の予測画像のブロ
ックと被符号化画像31のブロックとの間で、対応する
画素間の予測モード別の自乗誤差値の和を予測評価値と
して算出する。各モードの予測評価値が最小評価値判定
回路80に入力され、ここで予測評価値の大小判定が行
われ、予測評価値が最も小さい予測モードが選ばれる。
【0032】一方イントラ判定回路60では、最小評価
値判定回路80で選択された予測モードにおける、被符
号化ブロック内の予測残差(選ばれた予測画像と、被符
号化画像の画素誤差)および被符号化画像31のブロッ
ク内平均画素値からの分散が比較され、被符号化画像の
分散が予測残差と比較して、予め定めた条件より小さい
場合は、この被符号化ブロックは、イントラ符号化(被
符号化画像31そのものを符号化)をした方が効率が高
いと判定して、予測モード判定器15P1からの予測画
像の出力は行わない。それ以外の場合は、最小評価値判
定回路80で選択された予測モードの予測画像を予測画
像36として予測モード判定器15P1から出力する。
【0033】一方、フィールド構造のBピクチャでは、
順・逆・双方向の予測モードの各々について、水平方向
16画素、垂直方向16画素の16×16のブロックの
動きベクトルを用いて予測を行うフィールド予測(ここ
では“16×16予測”と表す)と、このブロックを上
下2分割した、水平方向16画素と、垂直方向8画素の
2つのブロック16×8Uと16×8Lの動きベクトル
を用いて予測を行う16×8MC(ここでは“16×8
予測”と表す)の2種類の予測タイプがあるため、次に
示す計6種類の予測モードがある。 b1:16×16−順方向予測 b2:16×16−逆方向予測 b3:16×16−双方向予測 b4:16×8−順方向予測 b5:16×8−逆方向予測 b6:16×8−双方向予測 これら6種類の予測モードは被符号化ブロック毎に適応
的に切り換えられる。
【0034】図13には図10の予測モード判定器15
Pの1つの具体例15P2が示され、フィールド構造の
Bピクチャの予測モード判定に使用される。予測モード
判定器15P2には被符号化画像31、動きベクトル3
3、局部復号画像35が入力され、16×16の順方
向,逆方向と16×8の順方向,逆方向の予測画像作成
回路181,183,184,186によって、各被符
号化ブロック毎に16×16予測の順・逆方向、16×
8予測の順・逆方向の予測画像が作成され、さらにこれ
らの予測画像から、予測画像作成回路182と185に
よって、順・逆方向の予測画像の内挿画像を作成するこ
とによって、16×16予測、16×8予測の双方向予
測画像を得る。
【0035】そして16×16の順方向,双方向,逆方
向と16×8の順方向,双方向,逆方向の予測評価値算
出回路191〜196において、これら6種類の予測画
像のブロックと被符号化画像31のブロックとの間で、
対応する画素間の予測モード別の自乗誤差値の和を予測
評価値として算出する。各モードの予測評価値が最小評
価値判定回路80に入力され、予測評価値が最も小さい
予測モードが選ばれるのはフレーム構造の場合と同様で
ある。
【0036】またイントラ判定回路60もフレーム構造
の場合と同一の動作であり、当該被符号化ブロックがイ
ントラ符号化(被符号化画像31そのものを符号化)を
した方が効率が高いと判定した場合は、予測モード判定
回路15P2からの予測画像の出力は行わない。それ以
外の場合は、最小評価値判定回路80で選択された予測
モードの予測画像を予測画像36として予測モード判定
器15P2から出力する。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】従来の予測モード判定
器15Pでは、Bピクチャについて前記a1〜a6の6
種類、または前記b1〜b6の6種類の予測モードにつ
いて予測評価値の算出を行うため、これに必要な参照画
像をフレーム構造のフレームとフィールドについて順お
よび逆方向の4ブロック分を、またはフィールド構造の
16×16、16×8の各順および逆方向の4ブロック
分を参照画像メモリ12から読み出す必要がある。
【0038】このため画素数が非常に多いHDTV画像
(高精細動画像)を符号化する場合、メモリ・アクセス
の速度がこの必要とする画像データ量に追い付かず、実
時間処理ができない可能性が高くなる。また予測評価値
を求める演算についても、前記a1〜a6またはb1〜
b6の6種類の予測モードについて画素間の自乗誤差値
を求めなければならないため、HDTV画像では回路規
模が巨大となり、実現性が低くなっていた。
【0039】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、予測
モード判定器15で改めて予測モード判定のために予測
評価値算出を行う(図12,図13の91〜96,19
1〜196)代わりに、動きベクトル検出器13で得ら
れる評価値34を利用して予測モード判定を行うことに
した。
【0040】しかし動きベクトル検出器13における評
価値では、Bピクチャにおける双方向の予測モードにつ
いては評価値が存在しないため、そのままではBピクチ
ャの予測モード判定には適用できない。一方、予測モー
ド判定において双方向の予測モードが選ばれるブロック
では、片方向の予測モードが選ばれるブロックと比較し
て、双方向予測を構成する順および逆方向の2つの予測
画像ブロックの間の相関が高いことが想定される。言い
換えると、順および逆方向予測の評価値が近接している
ことが想定される。
【0041】これを利用して、Bピクチャにおいて双方
向の予測モードを選ぶか否かの判定を行う。すなわち順
および逆方向予測の評価値の比が予め定めた範囲内の場
合は2つの予測画像ブロックの間の相関が高いと判定し
て、双方向の予測モードを選択する。これ以外の場合は
ブロックの間の相関が低いと判定して、片方向の(最小
評価値の)予測モードを選択する。
【0042】この判定方法を次の2つの方法によって、
前述の動きベクトル検出器13で得られる評価値34を
利用した予測モード判定を行う。1つの方法は、動きベ
クトル検出器13における順または逆方向の4種類の
(片方向予測の)評価値によって最小評価値判定を行っ
た後に、最小評価値となる予測モードに対し、それと同
じ予測タイプ(フレームまたはフィールド、16×16
または16×8)で、予測方向が逆の予測モードとの評
価値の比を求める。
【0043】この評価値の比を予め定めた判定値と比較
して、評価値比が判定値より小さい場合は相関度が高い
と判断して同じ予測タイプの双方向の予測モードを選
び、それ以外の場合は先に選択した片方向の予測モード
を選ぶという判定によって、従来例とほぼ同等の性能と
なる評価値判定が可能となる。ここで双方向の予測モー
ドを選ぶか否かを判定するための判定値は、予測タイプ
毎に、順または逆方向の動きベクトル値などの関係によ
る場合分けによって最適化を図ることができる。
【0044】一方、もう1つの方法としては、前述の動
きベクトル検出器13における、各予測タイプの順・逆
方向の予測モードの評価値および双方向予測判定値との
関係より、双方向の予測モードの評価値を、前述の双方
向の予測モードを選ぶか否かの判定を満たす簡単な推定
式により推定することによって、従来例と同様に、推定
評価値(双方向:2種類)と動きベクトル検出器13よ
り得られる評価値(片方向:4種類)の計6種類の評価
値の中から、1種類の最小評価値を選ぶための最小評価
値判定を行うことが可能になる。
【0045】動きベクトル検出器13で得られる評価値
34を利用して予測モード判定を行うことにより、予測
モード判定器15における予測評価値の算出にともなう
演算量を削減すると共に、局部復号画像メモリ16から
読み出す画像データも実際に作成するための分(最大2
ブロック分)だけでよいため、メモリ・アクセスの速度
の余裕が増加する。
【0046】なお、Bピクチャの双方向予測について
は、動きベクトル検出器13で得られる評価値判定結果
の後で、評価値比と、動きベクトル値などの場合分けに
よって最適化した判定値とを比較することにより、双方
向予測モードを選ぶか否かを判定する方法、または、推
定した双方向予測モードの評価値と動きベクトル検出器
13で得られた評価値34との間で従来例と同様に最小
評価値を判定する方法によって、従来例とほぼ同等の性
能となる評価値判定が可能である。
【0047】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態を
示す回路構成図が示されている。動画像符号化では、ま
ず原画像供給器11からの出力である被符号化画像31
と、原画像供給器11または局部復号画像メモリ16か
らの出力を一旦蓄えた、参照画像メモリ12からの出力
である参照画像32が、動きベクトル検出器13に入力
される。そこで動きベクトル検出の手順により、動きベ
クトル33が検出される。なお動きベクトル検出器13
からは、動きベクトル33の検出時に使用した、当該動
きベクトルにおける評価値34を取り出して予測モード
判定器15に印加し、そこで評価値34を利用している
点で従来例の図10の場合と大きく相違している。
【0048】検出された動きベクトル33と評価値34
は被符号化画像31と、局部復号画像メモリ16からの
出力である局部復号画像35とともに予測モード判定器
15に供給され、ここで予め設定された予測モードの中
から被符号化ブロック毎に最適なものが選択され、この
モードに該当する予測画像36が出力される。予測画像
36は被符号化画像31との間で、差分器14によって
各画素毎に差分が取られ、予測残差信号37が出力され
る。
【0049】予測残差信号37を符号化するよりも、被
符号化画像31そのものを符号化した方が効率が高いと
判定される被符号化ブロックでは、予測モード判定器1
5から予測画像36は出力されず、差分器14からは被
符号化画像31がそのまま出力される。差分器14から
出力される予測残差信号37はDCT/量子化器17に
送られ、DCT(離散コサイン変換)および量子化され
た後に、可変長符号化器18によって、動きベクトルな
どの付加情報とともに符号化され、符号39が出力され
る。
【0050】なお、DCT/量子化器17の出力の一部
は、逆量子化/IDCT器19によって逆量子化および
逆離散コサイン変換されて局部復号された後に、各画素
毎に予測画像36が加算されて局部復号画像が作成さ
れ、局部復号画像メモリ16に蓄えられて局部復号画像
35として次の予測モード判定等に使用される。
【0051】ここで図10の従来例と大きく相違する点
は、動きベクトル検出器13からの評価値34を予測モ
ード判定器15において利用している点であり、従来例
の図12および図13に示した予測モード判定器15P
1および15P2と大きく異なるので、その予測モード
判定器15の実施例を以下において例示する。
【0052】
【実施例】図2に予測モード判定器15の第1の実施例
15Aの回路構成を示している。この回路構成はBピク
チャの場合の処理に適しており、フレーム構造とフィー
ルド構造の双方に共通に使用される。動きベクトルと予
測モードの種類、双方向予測判定値選択回路57Aと判
定値75Aおよび予測画像作成回路58の動作はフレー
ム構造とフィールド構造の間で異なる。
【0053】図12および図13の従来例では、予測モ
ード判定器15P1および15P2の動作は、各予測モ
ード毎に予測画像ブロックの作成と、予測評価値の算出
を行っていた。これに対し、図2の予測モード判定器1
5Aでは、まず、動きベクトル検出器13からの評価値
34を受ける。すなわち、各予測タイプ(フレーム構造
ではフレームとフィールド、フィールド構造では16×
16と16×8)の順および逆方向、計4種類の予測モ
ードについての評価値34をそのまま使用して、最小評
価値判定回路51によって片方向予測の中で最小評価値
となる予測モードを選択し、選択された予測モードおよ
び評価値71Aが双方向予測判定回路52に出力される
と共に、予測モード72のみが双方向予測判定値選択回
路57Aにも出力される。
【0054】双方向予測判定回路52内の評価値比演算
回路53によって、最小評価値となる予測モードと、そ
れと同じ予測タイプで予測方向が逆の予測モードの評価
値との間の評価値比73を求める。評価値比73は最小
評価値を分母にとれば、比は1以上となり、最小評価値
を分子にとれば比は1以下になる。なお、以降の記述で
は最小評価値を分母にとった場合に限定して進める。
【0055】この評価値比73と、双方向予測判定値選
択回路57Aから出力される選択された予測モード72
によって得た判定値75Aとの間で、大小判定回路54
において大小判定を行って、評価値比73が判定値75
Aより小さければ順および逆方向の予測画像ブロック間
の相関が高いものと判断して双方向予測を、そうでない
場合は既に選んだ片方向予測のモードを選択して、その
予測モード74Aを予測画像作成回路58に出力する。
【0056】予測画像作成回路58は予測モード74A
によって指定された、選ばれた予測モードについてのみ
予測画像を作成する。このため、選ばれた予測モード以
外については局部復号画像35の局部復号画像メモリ1
6からの読み出し、および予測モード判定回路15にお
ける評価値算出処理(図12の91〜96、図13の1
91〜196)が不要になる。
【0057】予測画像作成回路58で作成された予測画
像と被符号化画像31はイントラ判定回路60に印加さ
れ、そこにおいて、図12および図13の従来例と同様
にイントラ判定が行われ、当該被符号化ブロックがイン
トラ符号化(被符号化画像31そのものを符号化)をし
た方が効率が高いと判定した場合は、予測モード判定器
15Aからの予測画像36の出力は行わない。それ以外
の場合は、予測画像作成回路58で作成された予測画像
38を予測画像36として出力する。
【0058】双方向予測判定値選択回路57Aの動作に
ついて詳細に説明する。双方向予測判定値選択回路57
Aから双方向予測判定回路52の大小判定回路54に入
力される判定値75Aは、各種の条件によらず一定値と
する簡単な方法もあるが、一層の予測モード選択精度を
向上させるために、双方向予測判定値選択回路57Aに
おいて予測タイプ毎に、次にあげた動きベクトル値など
の条件によって場合分けを行い、各条件を満たすか否か
によって、出力する判定値75Aの値を変更することも
できる。場合分け条件は、次の通りである。
【0059】c1:順・逆方向の水平方向の動きベクト
ルの比と、被符号化画像と参照画像の間のフィールド間
隔の比との差が予め設定した一定値以下であるか(否
か)。
【0060】c2:順・逆方向の垂直方向の動きベクト
ルの比と、被符号化画像と参照画像の間のフィールド間
隔の比との差が予め設定した一定値以下であるか(否
か)。
【0061】c3:水平方向の動きベクトルの値が順・
逆方向共にハーフ・ペルであるか(否か)。
【0062】c4:垂直方向の動きベクトルの値が順・
逆方向共にハーフ・ペルであるか(否か)。
【0063】c5:垂直方向の動きベクトルの値が順・
逆方向共に偶数値か(否か)。
【0064】c6:第1/第2フィールドの関係につい
て、被符号化画像と参照画像は同じであるか(否か)。
または、被符号化画像と参照画像の間の図7または図9
に示した第1/第2フィールドの組合せの関係は第1と
第1,第1と第2,第2と第1,第2と第2の組合せの
いずれかであるか。
【0065】なお、上記の条件で、条件c5はフレーム
構造のフレーム予測のみ、条件c6はフレーム構造のフ
ィールド予測、およびフィールド構造の各予測タイプの
条件である。また、1つの被符号化ブロックを2つのサ
ブブロックに分割し、各々を独立に予測を行うフィール
ド予測および16×8予測については、各々のサブブロ
ックについて上記c1〜c4およびc6の各条件を満た
すか否かを判定し、サブブロック別に判定値75Aを決
定するが、簡単のため、両方のサブブロックとも各条件
を満たす(あるいは各条件を満たさない)かどうかで判
定し、被符号化ブロック毎に1つの判定値を決定しても
良い。
【0066】また上記の条件c1〜c6は項目数が多
く、各条件の組合せ毎に判定値75Aを決定するので
は、双方向予測判定値選択回路57Aにおける処理が複
雑になってしまうので、次の場合分け条件組合せ例1お
よび2のように、上の条件をいくつか組み合せた場合分
けによって、判定値75Aを決定しても良い。
【0067】 場合分け条件の組合せ例1 d1:c2とc5の両方を満たす場合 ・・・判定値D1−1 d2:c4を満たす場合 ・・・判定値D1−2 d3:その他の場合 ・・・判定値D1−3
【0068】 場合分け条件の組合せ例2 e1:c2とc6(被符号化画像と参照画像は同じフィールド)を満たし、か つc4を満たさない場合 ・・・判定値D2−1 e2:c2を満たし、かつc4とc6(被符号化画像と参照画像は同じフィー ルド)を満たさない場合 ・・・判定値D2−2 e3:c4を満たす場合 ・・・判定値D2−3 e4:その他の場合 ・・・判定値D2−4
【0069】以上のように動きベクトル値などの条件に
よって場合分けを行い、この場合分け結果に従って判定
値75Aの値を変更することにより、評価値比73によ
る双方向予測を行うか否かの判定精度を向上することが
可能になる。
【0070】図3に予測モード判定器15の第2の実施
例15Bの回路構成を示している。この回路構成では、
フレーム構造ではフレームとフィールドの2種類の予測
タイプの、フィールド構造では16×16と16×8の
2種類の予測タイプの各々について双方向予測の評価値
を推定し、動きベクトル検出器13の出力である評価値
34と合わせて従来例として示した前記6つの予測モー
ドa1〜a6とb1〜b6の評価値から最小評価値判定
を行う。すなわち、図2の第1の実施例では先に予測タ
イプを決定してから、片方向か双方向かを決定する判定
を行っていたが、図3の第2の実施例では、従来例(a
1〜a6とb1〜b6)と同様に予測タイプの決定と片
方向・双方向判定を同時に行うことにより、一層の判定
精度の向上を図っている。
【0071】図3では、まず図2と同じ計4種類の予測
モードの動きベクトル検出器13からの出力である評価
値34について、予測タイプ(フレーム構造ではフレー
ムとフィールド、またはフィールド構造では16×16
と16×8)別に、評価値大小判定回路61−1,61
−2によって評価値の大小づけを行う。なお以降の説明
では、仮に、フレーム予測または16×16予測を第1
の予測タイプ,フィールド予測または16×8予測を第
2の予測タイプとする。
【0072】すなわちフレーム構造の場合は、第1の予
測タイプであるフレーム予測の順および逆方向の評価値
の大小づけ(従来の技術の項で述べたa1,a2)は評
価値大小判定回路61−1で行い、第2の予測タイプで
あるフィールド予測の順および逆方向の評価値の大小づ
け(従来の技術の項で述べたa4,a5)は評価値大小
判定回路61−2で行う。同様にフィールド構造の場合
は、第1の予測タイプである16×16予測の順および
逆方向の評価値の大小づけ(b1,b2)は評価値大小
判定回路61−1で行い、第2の予測タイプである16
×8予測の順および逆方向の評価値の大小づけ(b4,
b5)は評価値大小判定回路61−2で行う。
【0073】次に双方向予測判定値選択回路57Bにお
いて、図2に示した実施例と同様に動きベクトルなどの
値による場合分けによって、双方向予測の判定に必要な
第1および第2の予測タイプの判定値75B−1,75
B−2を求める。さらに第1および第2の予測タイプの
双方向予測評価値推定回路62−1,62−2におい
て、(大小づけを行った後の)順・逆方向の評価値71
B−1(第1の予測タイプ),71B−2(第2の予測
タイプ)と第1および第2の予測タイプの判定値75B
−1,75B−2より、次の式(1)による推定手順に
よって第1および第2の予測タイプの双方向予測モード
の評価値76−1,76−2を推定する。
【0074】 Ei=Emin i(1−ki i )+ki R i+wi (1) ここで、i(i=1,2)は第1および第2の予測タイ
プの別、Eiは双方向モードの推定評価値(76−
i)、 Emin i は最小評価値:順・逆方向の評価値(71B−
i)の内、小さい方の値)、 ER i は逆方向評価値:順・逆方向の評価値(71B−
i)の内、大きい方の値)、 Ji は判定値:該当する動きベクトル値の場合分けにお
ける、双方向予測を選択するかどうかを判定するための
判定値(75B−i)(図2の75Aに同じ)、 ki は比例定数 wi は重み付け定数
【0075】式(1)により求めた第1および第2の予
測タイプの双方向予測の推定評価値76−1,76−2
と、動きベクトル検出器13の出力である順・逆方向4
種類の評価値34の計6個の評価値から、最小評価値判
定回路63によって評価値が最小になる予測モードを選
択する。なお式(1)は、ki 、wi の値を適切に採る
ことにより、各予測タイプについて、最小評価値E
min i と逆方向評価値ER i との比が判定値Ji より小
さい場合は、双方向予測モードの評価値Ei は最小評価
値Emin i よりも小さくなり、そうでない場合は、双方
向予測モードの評価値Ei は最小評価値Emin i 以上と
なるので、双方向予測を行うか否かの判定については、
図2の実施例の場合と同一の効果となる。
【0076】最小評価値判定回路63によって選択され
た予測モード74Bによって指定された予測モードのみ
が、予測画像作成回路58において予測画像38が作成
され、図2の実施例と同様に、イントラ判定回路60に
おいてイントラ判定が行われ、イントラ符号化の方が効
率が高いと判定されない限り、予測画像作成回路58で
作成された予測画像38を予測画像36として出力す
る。
【0077】
【発明の効果】動きベクトル検出器で得られる評価値を
利用して予測モード判定を行い、Bピクチャの双方向予
測については、動きベクトル検出器で得られる評価値の
判定結果の後で、評価値比と、動きベクトル値などの場
合分けによって最適化した判定値とを比較することによ
り、双方向予測モードを選ぶか否かを判定する方法、ま
たは、推定した双方向予測モードの評価値と、動きベク
トル検出器で得られる評価値との間で、従来例と同様に
最小評価値を判定する方法によって、従来例と実質的に
同等の性能であるにもかかわらず、予測モード判定回路
において、予測評価値算出に伴う演算量を大幅に削減す
ると共に、局部復号画像メモリから読み出す画像データ
も実際に予測画像を作成するための分(最大2ブロック
分、従来は4ブロック分)だけでよいため、メモリ・ア
クセスの速度の余裕が増加するという効果をもたらす。
その結果、従来例では実現性が低かったHDTV画像
(高精細動画像)に対しても、本発明によって、現実的
な動作速度の回路構成要素による予測モード判定器の実
現が可能になった。従って本発明の効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回路構成図である。
【図2】図1の構成要素である予測モード判定器の一実
施例の回路構成図である。
【図3】図1の構成要素である予測モード判定器の他の
実施例の回路構成図である。
【図4】従来のブロック・マッチング法による動きベク
トル検出図である。
【図5】図4の画像のフィールド/フレーム構造図であ
る。
【図6】従来のインタレース画像のフレーム構造におけ
る動きベクトル検出の様子を示す画像図である。
【図7】図6の各動きベクトルにおける被符号化ブロッ
クと参照画像の対応関係図である。
【図8】従来のインタレース画像のフィールド構造にお
ける動きベクトル検出の様子を示す画像図である。
【図9】図8の各動きベクトルにおける被符号化ブロッ
クと参照画像の対応関係図である。
【図10】従来の実施例を示す回路構成図である。
【図11】従来から使用されている双方向予測を用いた
ピクチャ予測構造を示す図である。
【図12】図10の構成要素である予測モード判定器の
1つの実施例の回路構成図である。
【図13】図10の構成要素である予測モード判定器の
他の実施例の回路構成図である。
【符号の説明】
11 原画像供給器 12 参照画像メモリ 13 動きベクトル検出器 14 差分器 15 予測モード判定器 16 局部復号画像メモリ 17 DCT/量子化器 18 可変長符号化器 19 逆量子化/IDCT器 31 被符号化画像 32 参照画像 33 動きベクトル 34 評価値 35 局部復号画像 36 予測画像 37 予測残差信号 38 予測画像 39 符号 51 最小評価値判定回路 52 双方向予測判定回路 53 評価値比演算回路 54 大小判定回路 57 双方向予測判定値選択回路 58 予測画像作成回路 60 イントラ判定回路 71 予測モードおよび評価値 72 予測モード 73 評価値比 74 予測モード 75 判定値 76 推定評価値 80 最小評価値判定回路 81〜86,181〜186 予測画像作成回路 91〜96,191〜196 予測評価値算出回路 301 被符号化画像 302 参照画像 303 被符号化ブロック 304 ブロック 305 サーチ・レンジ 306 参照ブロック 307 第1フィールド 308 第2フィールド 309 フレーム 310 被符号化画像 311 フレーム被符号化ブロック 312 第1フィールド被符号化ブロック 313 第2フィールド被符号化ブロック 314 フレーム参照画像 315 第1フィールド参照画像 316 第2フィールド参照画像 317 被符号化フィールド画像 318〜320 被符号化フィールド・ブロック 321 第1フィールド参照画像 322 第2フィールド参照画像 323〜325 サーチ・レンジ
フロントページの続き (72)発明者 花村 剛 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社 グラフィックス・コミュニケー ション・ラボラトリーズ 内 (72)発明者 大山 公一 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社 グラフィックス・コミュニケー ション・ラボラトリーズ 内 (72)発明者 佐藤 真樹 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社 グラフィックス・コミュニケー ション・ラボラトリーズ 内 (56)参考文献 特開 平4−105487(JP,A) 特開 平9−27957(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被符号化画像(31)と参照画像(3
    2)とを受けて前記被符号化画像(31)と前記参照画
    像(32)との間の相関度を判定するための評価値(3
    4)を得て、前記評価値(34)をもとに動きベクトル
    (33)の検出をするための動きベクトル検出処理(1
    3)をし、 局部復号された画像の各画素ごとに予測画像(36)を
    加算して作成された局部復号画像(35)と、前記被符
    号化画像(31)と、前記評価値(34)と、前記動き
    ベクトル(33)とを受けて、片方向予測および双方向
    予測を含んだ多くの予測モード(a1〜a6,b1〜b
    6)のうちから最小の評価値を示す1つの予測モードを
    判定する場合の判定用評価値として前記評価値(34)
    を使用して、前記最小の評価値を示すものと判定された
    1つの予測モードの画像を前記予測画像(36)として
    得るための予測モード判定処理(15)をする動画像符
    号化方法における、 前記予測モード判定処理(15)において、 前記評価値(34)を受けて、前記片方向予測の中で前
    記最小の評価値を示した1つの予測モードを判定し、前
    記判定された1つの予測モード(72)と、前記判定さ
    れた1つの予測モードとともにその片方向予測モードの
    評価値(71A)を得て、前記判定された1つの予測モ
    ードである片方向予測とは逆方向の予測モードとともに
    その逆方向の予測モードの評価値(71A)を得るため
    の最小評価値判定処理(51)をし、 前記片方向予測モードの評価値(71A)と前記逆方向
    の予測モードの評価値(71A)の比を演算して評価値
    比(73)を得るための評価値比演算処理(53)を
    し、 前記評価値比(73)が、所定の判定値(75A)の範
    囲内にあるときには前記判定された1つの予測モードで
    ある片方向予測とその逆方向の予測とからなる双方向の
    判定された予測モード(74A)を得て、前記評価値比
    (73)が、前記所定の判定値の範囲内にないときには
    前記判定された1つの予測モードである片方向予測を判
    定された予測モード(74A)として得るための双方向
    予測判定処理(52)をする動画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記予測モード判定処理(15)におい
    て、 前記動きベクトル(33)と前記判定された1つの予測
    モード(72)とを受けて、前記判定された1つの予測
    モードとその逆方向の予測モードに対応した前記被符号
    化画像(31)と前記参照画像(32)の動きベクトル
    の値(c1〜c5)に対応した値を前記双方向予測判定
    処理(52)における前記所定の判定値(75A)とし
    て選択するための双方向予測判定値選択処理(57A)
    をする請求項1の動画像符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記予測モード判定処理(15)におい
    て、 前記動きベクトル(33)と前記判定された1つの予測
    モード(72)とを受けて、前記判定された1つの予測
    モードとその逆方向の予測モードに対応した前記被符号
    化画像(31)と前記参照画像(32)のフィールドの
    位置関係(c6)に対応した値を前記双方向予測判定処
    理(52)における前記所定の判定値(75A)として
    選択するための双方向予測判定値選択処理(57A)を
    する請求項の動画像符号化方法。
  4. 【請求項4】 被符号化画像(31)と参照画像(3
    2)とを受けて前記被符号化画像(31)と前記参照画
    像(32)との間の相関度を判定するための評価値(3
    4)を得て、前記評価値(34)をもとに動きベクトル
    (33)の検出をするための動きベクトル検出処理(1
    3)をし、 局部復号された画像の各画素ごとに予測画像(36)を
    加算して作成された局部復号画像(35)と、前記被符
    号化画像(31)と、前記評価値(34)と、前記動き
    ベクトル(33)とを受けて、片方向予測および双方向
    予測を含んだ多くの予測モード(a1〜a6,b1〜b
    6)のうちから最小の評価値を示す1つの予測モードを
    判定する場合の判定用評価値として前記評価値(34)
    を使用して、前記最小の評価値を示すものと判定された
    1つの予測モードの画像を前記予測画像(36)として
    得るための予測モード判定処理(15)をする動画像符
    号化方法における、 前記予測モード判定処理(15)において、 前記評価値(34)を受けて、第1の予測タイプの予測
    モード(a1,a2,b1,b2)の評価値の大小判定
    を行って、第1の予測タイプの最小評価値(Emin 1
    と逆方向評価値(ER 1)を得るための第1の予測タイ
    プの評価値大小判定処理(61−1)をし、 前記大小判定した前記第1の予測タイプの最小評価値
    (Emin 1)と逆方向評価値(ER 1)と所定の第1の
    予測タイプの判定値(75B−1)とから所定の推定手
    順(式(1))により双方向の予測モード(a3,b
    3)の評価値を推定して、第1の予測タイプの双方向の
    推定評価値(76−1)を得るための第1の予測タイプ
    の双方向予測評価値推定処理(62−1)をし、 前記評価値(34)を受けて、第2の予測タイプの予測
    モード(a4,a5,b4,b5)の評価値の大小判定
    を行って、第2の予測タイプの最小評価値(Emin 2
    と逆方向評価値(ER 2 )を得るための第2の予測タイ
    プの評価値大小判定処理(61−2)をし、 前記大小判定した前記第2の予測タイプの最小評価値
    (Emin 2)と逆方向評価値(ER 2 )と所定の第2の
    予測タイプの判定値(75B−2)とから所定の推定手
    順(式(1))により双方向の予測モード(a6,b
    6)の評価値を推定して、第2の予測タイプの双方向の
    推定評価値(76−2)を得るための第2の予測タイプ
    の双方向予測評価値推定処理(62−2)をし、 前記第1および第2の予測タイプの双方向の推定評価値
    (76−1,76−2)と前記評価値(34)のうちか
    ら最小の値を示す評価値を判定して、その最小の値を示
    した評価値に対応する予測モード(74B)を得るため
    の最小評価値判定処理(63)をする動画像符号化方
    法。
  5. 【請求項5】 前記予測モード判定処理(15)におい
    て、 前記動きベクトル(33)を受けて、前記被符号化画像
    (31)と前記参照画像(32)の動きベクトルの値
    (c1〜c5)に対応した値を前記第1および第2の予
    測タイプの判定値(75B−1,75B−2)として得
    るための双方向予測判定値選択処理(57B)をする請
    求項の動画像符号化方法。
  6. 【請求項6】 前記予測モード判定処理(15)におい
    て、 前記動きベクトル(33)を受けて、前記被符号化画像
    (31)と前記参照画像(32)のフィールドの位置関
    係(c6)に対応した値を前記第1および第2の予測タ
    イプの判定値(75B−1,75B−2)として得るた
    めの双方向予測判定値選択処理(57B)をする請求項
    の動画像符号化方法。
  7. 【請求項7】 被符号化画像(31)と参照画像(3
    2)とを受けて前記被符号化画像(31)と前記参照画
    像(32)との間の相関度を判定するための評価値(3
    4)を得て、前記評価値(34)をもとに動きベクトル
    (33)の検出をするための動きベクトル検出手段(1
    3)と、 局部復号された画像の各画素ごとに予測画像(36)を
    加算して作成された局部復号画像(35)と、前記被符
    号化画像(31)と、前記評価値(34)と、前記動き
    ベクトル(33)とを受けて、片方向予測および双方向
    予測を含んだ多くの予測モード(a1〜a6,b1〜b
    6)のうちから最小の評価値を示す1つの予測モードを
    判定する場合の判定用評価値として前記評価値(34)
    を使用して、前記最小の評価値を示すものと判定された
    1つの予測モードの画像を前記予測画像(36)として
    得るための予測モード判定手段(15)とを含む動画像
    符号化装置における、 前記予測モード判定手段(15)が、 前記評価値(34)を受けて、前記片方向予測の中で前
    記最小の評価値を示した1つの予測モードを判定し、前
    記判定された1つの予測モード(72)と、前記判定さ
    れた1つの予測モードとともにその片方向予測モードの
    評価値(71A)を得て、前記判定された1つの予測モ
    ードである片方向予測とは逆方向の予測モードとともに
    その逆方向の予測モードの評価値(71A)を得るため
    の最小評価値判定手段(51)と、 前記片方向予測モードの評価値(71A)と前記逆方向
    の予測モードの評価値(71A)の比を演算して評価値
    比(73)を得るための評価値比演算手段(53)と、 前記評価値比(73)が、所定の判定値(75A)の範
    囲内にあるときには前記判定された1つの予測モードで
    ある片方向予測とその逆方向の予測とからなる双方向の
    判定された予測モード(74A)を得て、前記評価値比
    (73)が、前記所定の判定値の範囲内にないときには
    前記判定された1つの予測モードである片方向予測を判
    定された予測モード(74A)として得るための双方向
    予測判定手段(52)とを含む動画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記予測モード判定手段(15)が、 前記動きベクトル(33)と前記判定された1つの予測
    モード(72)とを受けて、前記判定された1つの予測
    モードとその逆方向の予測モードに対応した前記被符号
    化画像(31)と前記参照画像(32)の動きベクトル
    の値(c1〜c5)に対応した値を前記双方向予測判定
    処理(52)における前記所定の判定値(75A)とし
    て選択するための双方向予測判定値選択手段(57A)
    を含んでいる請求項の動画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記予測モード判定手段(15)が、 前記動きベクトル(33)と前記判定された1つの予測
    モード(72)とを受けて、前記判定された1つの予測
    モードとその逆方向の予測モードに対応した前記被符号
    化画像(31)と前記参照画像(32)のフィールドの
    位置関係(c6)に対応した値を前記双方向予測判定処
    理(52)における前記所定の判定値(75A)として
    選択するための双方向予測判定値選択手段(57A)を
    含んでいる請求項の動画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 被符号化画像(31)と参照画像(3
    2)とを受けて前記被符号化画像(31)と前記参照画
    像(32)との間の相関度を判定するための評価値(3
    4)を得て、前記評価値(34)をもとに動きベクトル
    (33)の検出をするための動きベクトル検出手段(1
    3)と、 局部復号された画像の各画素ごとに予測画像(36)を
    加算して作成された局部復号画像(35)と、前記被符
    号化画像(31)と、前記評価値(34)と、前記動き
    ベクトル(33)とを受けて、片方向予測および双方向
    予測を含んだ多くの予測モード(a1〜a6,b1〜b
    6)のうちから最小の評価値を示す1つ の予測モードを
    判定する場合の判定用評価値として前記評価値(34)
    を使用して、前記最小の評価値を示すものと判定された
    1つの予測モードの画像を前記予測画像(36)として
    得るための予測モード判定手段(15)とを含む動画像
    符号化装置における、 前記予測モード判定手段(15)が、 前記評価値(34)を受けて、第1の予測タイプの予測
    モード(a1,a2,b1,b2)の評価値の大小判定
    を行って、第1の予測タイプの最小評価値(Emin 1
    と逆方向評価値(ER 1 )を得るための第1の予測タイ
    プの評価値大小判定手段(61−1)と、 前記大小判定した前記第1の予測タイプの最小評価値
    (Emin 1)と逆方向評価値(ER 1 )と所定の第1の
    予測タイプの判定値(75B−1)とから所定の推定手
    順(式(1))により双方向の予測モード(a3,b
    3)の評価値を推定して、第1の予測タイプの双方向の
    推定評価値(76−1)を得るための第1の予測タイプ
    の双方向予測評価値推定手段(62−1)と、 前記評価値(34)を受けて、第2の予測タイプの予測
    モード(a4,a5,b4,b5)の評価値の大小判定
    を行って、第2の予測タイプの最小評価値(Emin 2
    と逆方向評価値(ER 2 )を得るための第2の予測タイ
    プの評価値大小判定手段(61−2)と、 前記大小判定した前記第2の予測タイプの最小評価値
    (Emin 2)と逆方向評価値(ER 2 )と所定の第2の
    予測タイプの判定値(75B−2)とから所定の推定手
    順(式(1))により双方向の予測モード(a6,b
    6)の評価値を推定して、第2の予測タイプの双方向の
    推定評価値(76−2)を得るための第2の予測タイプ
    の双方向予測評価値推定手段(62−2)と、 前記第1および第2の予測タイプの双方向の推定評価値
    (76−1,76−2)と前記評価値(34)のうちか
    ら最小の値を示す評価値を判定して、その最小の値を示
    した評価値に対応する予測モード(74B)を得るため
    の最小評価値判定手段(63)とを含む動画像符号化装
    置。
  11. 【請求項11】 前記予測モード判定手段(15)が、 前記動きベクトル(33)を受けて、前記被符号化画像
    (31)と前記参照画像(32)の動きベクトルの値
    (c1〜c5)に対応した値を前記第1および第2の予
    測タイプの判定値(75B−1,75B−2)として得
    るための双方向予測判定値選択手段(57B)を含んで
    いる請求項10の動画像符号化装置。
  12. 【請求項12】 前記予測モード判定手段(15)が、 前記動きベクトル(33)を受けて、前記被符号化画像
    (31)と前記参照画像(32)のフィールドの位置関
    係(c6)に対応した値を前記第1および第2の予測タ
    イプの判定値(75B−1,75B−2)として得るた
    めの双方向予測判定値選択手段(57B)を含んでいる
    請求項10の動画像符号化装置。
JP22100995A 1995-08-07 1995-08-07 動画像符号化方法と装置 Expired - Lifetime JP2934175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22100995A JP2934175B2 (ja) 1995-08-07 1995-08-07 動画像符号化方法と装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22100995A JP2934175B2 (ja) 1995-08-07 1995-08-07 動画像符号化方法と装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0951542A JPH0951542A (ja) 1997-02-18
JP2934175B2 true JP2934175B2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=16760053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22100995A Expired - Lifetime JP2934175B2 (ja) 1995-08-07 1995-08-07 動画像符号化方法と装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2934175B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6178698B2 (ja) * 2013-11-08 2017-08-09 日本電信電話株式会社 映像符号化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0951542A (ja) 1997-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2801559B2 (ja) 動き大小に適応する動き補償符号化方法及びその装置
JP4514081B2 (ja) ビデオ・シーケンスを符号化変換(transcoding)するための動きベクトルの外挿(extrapolation)
JP4198206B2 (ja) 動き依存予測を使用したビデオ情報の圧縮方法と装置
JP3393832B2 (ja) 電子ディジタル画像シーケンス再生システムにおける画像データ補間方法
JP3190529B2 (ja) 映像データ・ブロック変換システム
KR100275694B1 (ko) 실시간 동영상 부호화를 위한 초고속 움직임 벡터 추정방법
US7151799B2 (en) Transcoder for coded video
EP1621022A1 (en) Method and apparatus for determining search range for adaptive motion vector for use in video encoder
WO2003056838A1 (en) Moving picture compression/coding apparatus and motion vector detection method
KR100393063B1 (ko) 프레임 레이트 변환 기능을 갖는 비디오 디코더 및 그 방법
JP3674535B2 (ja) 動画像符号化方法および装置
JPH0678298A (ja) インターレース動画像の動き補償予測装置
JP2934175B2 (ja) 動画像符号化方法と装置
JP2947103B2 (ja) 動画像符号化装置及び動画像符号化方法
JPH1023420A (ja) 動き検出方法および動き検出装置
KR0185841B1 (ko) 영상 부호기에서의 움직임 추정 장치
JPH1042300A (ja) 動きベクトル検出装置
KR100208984B1 (ko) 물체의 윤곽선을 이용한 움직임 벡터 추정 장치
JP3031638B2 (ja) 蓄積用動画像符号化方式における補間フレームのベクトル探索方法
JPH0965342A (ja) 映像符号化装置及び映像復号化装置
JP2934180B2 (ja) 動画像符号化方法と装置
JP3186406B2 (ja) 画像合成符号化方法及び画像合成装置
JP2606572B2 (ja) 動画像符号化装置
JP4034180B2 (ja) 動画像圧縮符号化装置、及び動きベクトル検出方法
JP2001251628A (ja) ディゾルブ画像の符号化装置