JPH0728879Y2

JPH0728879Y2 - 芋洗浄磨き装置

Info

Publication number: JPH0728879Y2
Application number: JP1990046285U
Authority: JP
Inventors: 崇世利
Original assignee: 株式会社ちくし号農機製作所
Priority date: 1990-04-26
Filing date: 1990-04-26
Publication date: 1995-07-05
Anticipated expiration: 2005-04-26
Also published as: JPH043596U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は、芋類の洗浄、磨きを行う装置に関する。

（従来の技術）従来の芋洗浄磨き装置は、箱枠内に複数個のロールブラ
シを架設し、同箱枠の開口側面に開閉式の排出扉を設
け、さらに同箱枠の下部には、自在車輪を備えた支持脚
等を取付けた構造のものが多かった。そして同箱枠内に
入れた芋を同ロールブラシで洗浄磨きを行ない、同排出
扉を開いて洗浄磨き完了後の芋を排出していた。

しかしながら従来の芋洗浄磨き装置においては、芋を入
れる箱枠が水平状態であるため、洗浄磨き完了後の芋を
排出する際に前出の排出扉を開いても芋の排出がスムー
ズに行なわれず排出作業に手間と時間を要していた。

また同箱枠内の水はけが悪いので、同箱枠内の水洗い掃
除等を行う場合も面倒であり、充分な掃除を行うことは
困難であった。

洗滌機を傾動して洗滌物を排出する機械が実開昭48−96
276号公報に開示されているが、この傾動機構は小さな
手動の調整装置であるので、その操作に手間どるもので
ある。

（考案が解決しようとする課題）本考案が解決しようとする課題は、従来の芋洗浄磨き装
置に改良を加え、芋の排出作業を効率良く迅速に行うこ
とができ、箱枠内の掃除も簡単に行うことができ、構造
もシンプルな芋洗浄磨き装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段）かかる課題を解決した本考案の要旨は、１）上面を開口した箱枠内に複数個のロールブラシを略
水平に架設してＵ字形の洗浄磨き面を形成し、更に同ロ
ールブラシ一端側の前記箱枠側面を開口し、同開口部に
は排出扉を設けた装置において、箱枠を支持する複数の
支持脚のうち開口部側の支持脚を回動自在とし、同支持
脚の上部に回動させるレバーを取付け、又回動自在な支
持脚の下端に車輪を取付けたことを特徴とする芋洗浄磨
き装置にある。

（作用）本考案の芋洗浄磨き装置では、箱枠内に架設した複数個
のロールブラシを回動させることにより、同箱枠内に入
れた芋の洗浄磨き作業を行うようになっている。

洗浄磨き作業が完了すると同箱枠内の芋は同箱枠の側面
の排出扉を開いて排出するが、このとき同排出扉の部分
が低くなるように同箱枠を傾斜させることができるよう
になっているので、同箱枠内の芋を効率良く迅速に排出
することができる。

本考案では同箱枠の下部に取付けた複数の支持脚のうち
の同排出扉側の支持脚の接地端部を上昇させることによ
り、同箱枠の同排出扉部分が低くなるように傾斜させる
ことができるようにしたものがある。

同箱枠を傾斜させることにより同箱枠内の水はけも良く
なるので水洗い掃除も簡単に行うことができる。

同排出扉側の支持脚の接地端部は昇降自在であり、同接
地端部の昇降で同箱枠の傾斜及び水平復帰を行うように
なっている。

しかも、本願考案の箱枠の傾斜は、開口部側の支持脚の
上部のレバーを引き倒すだけで支持脚はその車輪が回転
しながら傾いて脚の長さが短くなるものであり、操作が
ワンタッチで行える。

（実施例）以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は実施例を示す正面図、第２図は同側面図、第３
図は同一部切欠斜視図、第４図は第３図のＡ−Ａにおけ
る一部切欠断面図、第５図は排出扉の動作説明図、第６
図は傾斜状態を示す一部切欠正面図である。

本実施例の芋洗浄磨き装置（１）では、上面を開口した
箱枠（２）内に複数個のロールブラシ（３）を略水平に
架設してＵ字形の洗浄磨き面（４）を形成し、更にロー
ルブラシ（３）一端側の箱枠（２）側面を開口し、開口
部（５）には排出扉（６）を設け、しかも排出扉（６）
のスライド下降により開口部（５）の開放を行うと共
に、その下降位置からのスライド上昇により閉塞を行う
ようになっている。そして箱枠（２）の下部に複数の支
持脚（７），（８）を取付け、開口部（５）の下方の支
持脚（８）の下部にはレバー（９）を軸支し、レバー
（９）の先端には自在車輪（10）を取付けている。

レバー（９）を軸（11）を中心にして動かすことにより
自在車輪（10）も軸（11）を中心にして動くようになっ
ている。すなわちレバー（９）を動かすことにより支持
脚（８）の接地端部である自在車輪（10）を昇降させる
ことができ、自在車輪（10）の昇降で箱枠（２）を傾斜
及び水平復帰できるようになっている。

箱枠（２）内の芋（12）の洗浄磨きが完了すると、レバ
ー（９）を動かして箱枠（２）を傾斜させ、次にレバー
（13）を動かして排出扉（６）をスライド下降させれば
芋（12）を開口部（５）から外へ排出し、他の容器（1
4）へ移すような排出作業も効率良く迅速に行うことが
できる。レバー（13）及びレバー（９）をそれぞれ逆に
動かすことにより容易に元の状態に復帰させることがで
きる。

箱枠（２）を傾斜させることにより水はけも良くなるの
で、水洗い掃除等も簡単である。

本実施例では箱枠（２）の排出扉（６）は上下にスライ
ドして開閉するようになっているが、この他にも排出扉
の一部を箱枠に軸支して軸支部分を中心として回動させ
て開閉させる方式又は左右にスライドして開閉する方式
等を採用することも可能である。

（考案の効果）本考案により、芋の排出作業を効率良く迅速に行うこと
ができ、箱枠内の掃除も簡単に行うことができ、構造も
シンプルな芋洗浄磨き装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例を示す正面図、第２図は同側面図、第３
図は同一部切欠斜視図、第４図は第３図のＡ−Ａにおけ
る一部切欠断面図、第５図は排出扉の動作説明図、第６
図は傾斜状態を示す一部切欠正面図である。（１）：芋洗浄磨き装置、（２）：箱枠（３）：ロールブラシ、（４）：洗浄磨き面（５）：開口部、（６）：排出扉（７），（８）：支持脚、（９）：レバー（10）：自在車輪、（11）：軸（12）：芋、（13）：レバー（14）：容器

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】上面を開口した箱枠内に複数個のロールブ
ラシを略水平に架設してＵ字形の洗浄磨き面を形成し、
更に同ロールブラシ一端側の前記箱枠側面を開口し、同
開口部には排出扉を設けた装置において、箱枠を支持す
る複数の支持脚のうち開口部側の支持脚を回動自在と
し、同支持脚の上部に回動させるレバーを取付け、又回
動自在な支持脚の下端に車輪を取付けたことを特徴とす
る芋洗浄磨き装置。