JPH07288433A - 電力増幅装置 - Google Patents

電力増幅装置

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JPH07288433A
JPH07288433A JP6081242A JP8124294A JPH07288433A JP H07288433 A JPH07288433 A JP H07288433A JP 6081242 A JP6081242 A JP 6081242A JP 8124294 A JP8124294 A JP 8124294A JP H07288433 A JPH07288433 A JP H07288433A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 N系統に分配して各系で増幅し、しかる後に
合成して出力する電力増幅装置において、各系の位相を
自動制御して最適電力を得る。 【構成】 信号源1からの信号は電力分配器2でN系統
81〜8Nに分配し各増幅器41〜4Nで増幅後電力合
成器6で合成して出力する。各系の反射電力レベルを方
向性結合器51〜5Nで夫々検出し、位相制御装置7で
はこれ等検出レベルに応じて各系の位相調整器31〜3
Nを夫々調整して各系の反射電力レベルが予め定められ
た微小範囲内になる様に自動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力増幅装置に関し、特
に入力信号をN系統に分配して各系統毎に電力増幅し、
しかる後に合成して出力するようにした電力増幅装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電力増幅装置は、図6に
示す様に、信号源1からの出力信号をN系統(Nは2以
上の整数)に分配する電力分配器2と、これ等N系統8
1〜8Nに分配された各信号を増幅する増幅器41〜4
Nと、各系統の増幅出力を合成する電力合成器6と、各
系統の信号位相を調整する位相調整器31〜3Nとを含
んでいる。
【0003】信号源1からの信号は電力分配器2により
等しい電力にN分配され、位相調整器31〜3Nを介し
て各増幅器41〜4Nへ夫々入力される。各増幅器41
〜4Nでは位相調整器31〜3Nからの出力信号を増幅
し、電力合成器6へ供給する。電力合成器6では各入力
が合成して出力される。
【0004】この合成に際しては、その入力部で各増幅
器41〜4Nからの信号の位相が一致していないと、反
射電力が生じて電力合成器6の出力に規定の電力が出力
されないことになる。そこで、信号源1から電力合成器
6の入力部までの位相をN系統全て同相とするために、
先ず電力合成器6の入力部の伝送ラインを外し、信号源
1の出力部から、外した伝送ラインまでの位相を測定
し、各位相調整器31〜3Nを手動により調整して同相
とした後、出力電力を観測しつつ最大電力が得られる様
に、各位相調整器31〜3Nの微調整を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来の電力増
幅装置においては、各系統の信号位相を合致させるため
に、伝送ラインを各系統毎に外して位相調整を行ってい
るので、増幅系統の増加(Nの増加)に伴って、作業工
数が増大すると共に、手動調整であるために正確な位相
調整が困難となっている。また、各増幅系統の位相が経
年変化により次第に狂った場合にも、同様な手作業によ
る調整を繰返し行う必要があるという欠点もある。
【0006】本発明の目的は、各系統の信号位相の調整
を自動的にかつ最適に行うようにした電力増幅装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力信
号をN系統(Nは2以上の整数)に分配する分配手段
と、これ等N系統出力に夫々対応して設けられ対応系統
の出力を増幅するN系統の増幅手段と、これ等N系統の
増幅出力を合成する合成手段とを含む電力増幅装置であ
って、前記N系統に夫々対応して設けられ前記合成手段
からの対応系統への反射電力レベルを夫々検出する検出
手段と、検出されたこれ等各系統の反射電力レベルが予
め設定されたレベル範囲内になるように各系統の信号位
相を制御する位相制御手段とを含むことを特徴とする電
力増幅装置が得られる。
【0008】
【作用】N系統の信号路における反射電力を各系統毎に
方向性結合器により検出し、これ等各検出反射電力レベ
ルに応じて各系統の信号位相を制御し、反射電力レベル
が予め定められた小さな範囲内になる様に自動制御する
ものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、図6と同等部分は同一符号により示している。信号
源1からの信号は電力分配器2にてN系統81〜8Nに
分配され位相調整器31〜3Nを夫々介して増幅器41
〜4Nへ入力される。これ等各増幅出力は方向性結合器
51〜5Nを介して電力合成器6にて合成されて増幅出
力として導出される。
【0011】各方向性結合器51〜5Nは電力合成器6
の入力部における自系統の各反射電力を抽出するもので
あり、この抽出された反射電力レベルは位相制御装置7
へ夫々入力され、これ等各系統の反射電力レベルに応じ
て、自動的に各系統の位相調整器31〜3Nの位相調整
が行われ、各系統の反射電力レベルが予め規定された範
囲内になる様に制御されることになる。
【0012】位相制御装置7における制御動作のフロー
チャートが図2、3に示されている。先ず、ステップ1
01〜107において、入力された各系統の反射電力レ
ベルが全て比較され、レベル最大の系統が見付け出され
る。尚、各ステップ101〜107において「方結」と
あるのは「方向性結合器」の略称である。
【0013】ステップ107により、レベル最大の系統
が第1系統であると判定されると、ステップ108にお
いて、第1系統の位相調整器31を±90°の範囲で所
望に分割(例えば10°ずつ分割)し、それ等各位相で
の反射電力レベルの比較を行い、次にステップ109に
おいて、第1系統の方向性結合器51による反射電力レ
ベルが最小となるときの位相調整器31の位相を選択し
て固定する。
【0014】ステップ107において、レベル最大の系
統が第N系統であると判定されると、ステップ110,
111においてステップ108,109と同様な処理が
第N系統でなされる。
【0015】次に、ステップ112〜116において、
次にレベルが最大の系統が見付け出される。ステップ1
16で第2系統のレベルが次に最大であると判定される
と、ステップ117,118でステップ108,109
と同様な処理が第2系統でなされる。
【0016】ステップ119において、位相調整器を未
だ調整していない対応方向性結合器のなかでレベルが最
大のものが見付け出され、ステップ120において、そ
れに対応する位相調整器を±90°の範囲で上記と同様
に、例えば10°ずつ分割してそれ等各位相での反射電
力レベルを比較し、最小となるときの位相調整器の位相
を選択して固定する。
【0017】ステップ121で、全ての系統にて調整が
終了すると、ステップ122において各方向性結合器に
よる反射電力レベルが予め定められた微小範囲がどうか
が判断される。そうであれば調整は終了となるが、そう
でなければ、更に微調整のために、以上のステップに示
した処理が再度繰返して行われるのである。
【0018】こうして、全ての系統の反射電力レベルが
微小範囲に入っていれば、微調整は終了となり、電力合
成器6ではほぼ理想的な同相合成が可能となって規定電
力が容易に得られることになる。
【0019】電力分配器2は、図4(A)に示す如く、
入力部及び各出力部の特性インピーダンスが50Ωの伝
送ラインと、それを接続する長さλ/4(λは波長)、
特性インピーダンス50/N1/2 (Ω)の伝送ラインか
ら構成されているいわゆるタコ足型電力分配器である。
この電力分配器2により信号源1からの出力信号は各出
力に均等に分配される。
【0020】電力合成器6は、図4(B)に示したよう
に、図4(A)とは出力部と入力部が反転した形になっ
ており、電力分配器2と同様に各入力部及び出力部の特
性インピーダンスが50Ωの伝送ラインと、それらを接
続する長さλ/4、特性インピーダンス50/N
1/2 (Ω)の伝送ラインから構成されるタコ足型電力分
配器である。
【0021】図5は電力分配器及び電力合成器の他の例
を示す構成図であり、前述の例において、この電力分配
器又は電力合成器に任意におきかえても同様の効果が得
られる。この電力分配器及び電力合成器は図4と同様に
入力部と出力部が反転しているタコ足型電力分配器、電
力合成器であり、電力分配器の出力部及び電力合成器の
入力部に長さλ/4、特性インピーダンス50N
1/2 (Ω)の伝送ラインが接続されている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
力合成器入力部で発生する反射電力を検知し、その電力
が最小となるように位相調整器を自動制御するので、測
定器を使用し位相を手動で合わせるよりも、正確で鋭敏
な位相調整が可能となると同時に、調整工数が削減され
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例の動作フローチャートの一部を
示す図である。
【図3】本発明の実施例の動作フローチャートの一部を
示す図である。
【図4】(A)は電力分配器の一例を示す図、(B)は
電力合成器の一例を示す図である。
【図5】(A)は電力分配器の他の例を示す図、(B)
は電力合成器の他の一例を示す図である。
【図6】従来の電力増幅装置の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 信号源 2 電力分配器 31〜3N 位相調整器 41〜4N 電力増幅器 51〜5N 方向性結合器 6 電力合成器 7 位相制御装置 81〜8N 第1〜第N系統

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をN系統(Nは2以上の整数)
    に分配する分配手段と、これ等N系統出力に夫々対応し
    て設けられ対応系統の出力を増幅するN系統の増幅手段
    と、これ等N系統の増幅出力を合成する合成手段とを含
    む電力増幅装置であって、前記N系統に夫々対応して設
    けられ前記合成手段からの対応系統への反射電力レベル
    を夫々検出する検出手段と、検出されたこれ等各系統の
    反射電力レベルが予め設定されたレベル範囲内になるよ
    うに各系統の信号位相を制御する位相制御手段とを含む
    ことを特徴とする電力増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記位相制御手段は、N系統対応に夫々
    設けられ対応系統の信号位相を調整するN系統の位相調
    整器と、N系統の各反射電力レベルに応じて前記位相調
    整器の各々の制御をなす制御器とを含むことを特徴とす
    る請求項1記載の電力増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記制御器は、N系統の各反射電力レベ
    ルのうち大きいレベルの系統から順次前記位相調整器の
    制御を行って各系統の反射電力レベルが前記レベル範囲
    内になるようにしたことを特徴とする請求項2記載の電
    力増幅装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は方向性結合器であること
    を特徴とする請求項1〜3記載の電力増幅装置。
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