JPH07287250A - 多面取り薄膜トランジスタアレイ基板及びその検査方法 - Google Patents

多面取り薄膜トランジスタアレイ基板及びその検査方法

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JPH07287250A
JPH07287250A JP8008294A JP8008294A JPH07287250A JP H07287250 A JPH07287250 A JP H07287250A JP 8008294 A JP8008294 A JP 8008294A JP 8008294 A JP8008294 A JP 8008294A JP H07287250 A JPH07287250 A JP H07287250A
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film transistor
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玲彦 西木
Shigeki Ogura
茂樹 小椋
佳代 ▲吉▼澤
Yoshiyo Yoshizawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1枚の基板上に複数の薄膜トランジスタアレ
イが配置された薄膜トランジスタアレイ基板完成後に、
簡易な導通検査により、層間短絡が検査可能でコンタク
ト点数が少なく、かつ短絡発生面が特定可能な短絡用配
線を有する多面取り薄膜トランジスタアレイ基板及びそ
の検査方法を提供する。 【構成】 1枚の基板上にm行n列(但しm>1,n>
1)の薄膜トランジスタアレイを配置した多面取り薄膜
トランジスタアレイ基板において、各薄膜トランジスタ
アレイの短絡用配線を薄膜トランジスタを構成するアド
レス線と、データ線と、補助容量線毎に電気的に分離す
るとともに、そのアドレス線と、データ線と、補助容量
線を、それぞれ行単位・列単位・斜め対角単位に連結し
た短絡用配線41,42,43を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置(LC
D)に用いられる薄膜トランジスタ(TFT)アレイ、
特に多面付けがなされたTFTアレイ基板の完成後、検
査を容易にするための多面付け薄膜トランジスタアレイ
基板及びそれを用いた検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、TFTアレイの検査法として
は、以下に示すようなものがある。図3は従来のTFT
アレイの検査法を示す図である。 (1)光学的検査法は、TFTアレイの繰り返しパター
ンを、可視により比較照合する方法であり、視覚によ
り、パターンの異常を検出する。これによれば、プロー
ビングの必要はないが、層間短絡を検出できない。
【0003】(2)導通試験法は、500〜2500の
配線端子に、それぞれプロービングピンをあて、配線抵
抗を検出する方法であり、線欠陥のみの検出が可能であ
る。これによれば、プロービング点数が膨大で、検査工
数が多くなり、検査効率が低い。 (3)アドミタンス測定法は、パターン回路中に抵抗を
挿入して、その回路のアドミタンスの変化をみる方法で
あり、線欠陥と静的な画素欠陥とを検出可能である。こ
れによれば、プロービング点数が膨大で、検査工数が多
くなり、検査効率が低い。
【0004】(4)電圧像法は、画素及び配線の電圧像
をみる方法であり、線欠陥と静的な画素欠陥とを検出可
能である。これによれば、プロービング点数は3〜5と
低減されるが、実際の欠陥の検出には、熟練を要し、そ
の作業には苦労を伴う。 (5)パルス応答法は、パターン回路中にパルスを印加
して、他方の端子でその応答をみる方法であり、配線電
圧及び画素電荷を検出することができる。これによれ
ば、プロービング点数が膨大で、検査工数が多くなり、
検査効率が低い。
【0005】ところで、従来、このようなTFTアレイ
は、図4に示すように、構成されている。すなわち、1
はTFTアレイ領域(表示領域)であり、この領域にア
ドレス線(走査線)11とデータ線12が互いに交差す
るように配置され、アドレス線11とデータ線12の交
点には、TFT14がそれぞれ形成されており、また、
補助容量線13が設けられ、そのTFT14のソースと
補助容量線13の間に補助容量15が設けられている。
【0006】そして、TFT14のソース電極とドレイ
ン電極との何れか一方に接続された電極(図示なし)と
がマトリックス状に複数配列され、液晶表示装置(LC
D)を構成するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すように、個々の電極が電気的に独立した状態では、
TFTアレイ完成後の静電気の影響により、TFT特性
がシフトしてしまったり、データ線12とアドレス線1
1間に層間短絡が発生することが知られており、図5に
示すように、TFTアレイパターンでは各配線を電気的
に短絡することが、従来から実施されている。この短絡
用配線16はLCDパネル化工程において切断により分
離される。
【0008】このような短絡用配線を有する状態では、
前記したTFTアレイの検査方法で可能なのはパターン
検査のみである。したがって、短絡用配線16が存在し
ても欠陥検出を可能とするために、アドミタンス測定法
では、図6に示すように、短絡用配線16とそれに繋が
る各接続端子21,22,23間に抵抗17を形成する
必要がある。この抵抗値が欠陥の検出精度に関わるた
め、TFT工程で用いるフォトマスク設計時の大きな負
担となっている。
【0009】また、測定に際しては微少な電圧・電流を
計測することが必要で、更に欠陥を判定するためには測
定データを高速に演算処理する必要がある。更に、近年
は製造技術の進歩により、1枚のガラス基板に複数のT
FTアレイを形成し、量産効果を高めるようにしてい
る。図7はかかる従来の多面取り薄膜トランジスタアレ
イ基板の平面図である。
【0010】この図に示すように、ガラス基板80上に
は複数のTFTアレイ領域1が形成されており、データ
線11、アドレス線12、補助容量線13はそれぞれ短
絡用配線3に接続されている。図7では省略している
が、更に、各配線ごとに、図5に示すように、静電気保
護素子4を有する第1の短絡用配線30が設けられてい
る。
【0011】一方、光学的検査法は、全くの非接触測定
であるが、あくまでパターン異常を伴う欠陥しか検出で
きない。すなわち、パターン異常を伴わない場合が多い
層間短絡は検出できない。このように、静電気対策のた
め各電極間が短絡用配線により電気的に短絡されている
場合は、TFTアレイ完成後に簡易な導通検査により、
層間短絡の有無を判断することができないという問題点
があった。
【0012】ここで、層間短絡の有無だけの検査が必要
である理由としては、TFTアレイにおいて発生する殆
どの欠陥は、必ずパターン異常を伴うために、パターン
検査により検出可能であり、プロービングが必要な電気
的検査は、TFTアレイ基板表面を汚染したり傷つける
危険性と、数百から数千本の端子をプロービングする必
要があることから、プロービングピンと各端子のコンタ
クト不良の不安が常につきまとう。
【0013】しかしながら、層間短絡はパターン異常を
伴わない場合が多い上、欠陥としては非常に重大なもの
である。本発明は、上記問題点を解決するために、以上
述べた1枚の基板上に複数のTFTアレイが配置された
TFTアレイ基板完成後に、簡易な導通検査により、層
間短絡が検査可能でコンタクト点数が少なく、かつ短絡
発生面が特定可能な短絡用配線を有する多面取りTFT
アレイ基板及びその検査方法を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔I〕1枚の基板上にm行n列(但しm>1,n>1)
の薄膜トランジスタアレイを配置した多面取り薄膜トラ
ンジスタアレイ基板において、 (A)各薄膜トランジスタアレイの短絡用配線を薄膜ト
ランジスタを構成するアドレス線と、データ線と、補助
容量線毎に電気的に分離するとともに、該アドレス線
と、データ線と、補助容量線をそれぞれ行単位・列単位
・斜め対角単位に連結した短絡用配線を設けるようにし
たものである。
【0015】(B)各薄膜トランジスタアレイの短絡用
配線を薄膜トランジスタを構成するアドレス線と、デー
タ線と、補助容量線毎に電気的に分離するとともに、該
アドレス線と、データ線と、補助容量線をそれぞれ行単
位・列単位・斜め対角単位に連結した短絡用配線と、多
面取り薄膜トランジスタアレイ基板の外周に配置される
短絡リングと、この短絡リングと、前記行単位に連結さ
れる短絡用配線、列単位に連結される短絡用配線、斜め
対角単位に連結した短絡用配線との間に静電気保護素子
を接続するようにしたものである。 〔II〕1枚の基板上にm行n列(但しm>1,n>1)
の薄膜トランジスタアレイを配置した多面取り薄膜トラ
ンジスタアレイ基板の検査方法において、各薄膜トラン
ジスタアレイの短絡用配線を薄膜トランジスタを構成す
るアドレス線と、データ線と、補助容量線毎に電気的に
分離するとともに、該アドレス線と、データ線と、補助
容量線をそれぞれ行単位・列単位・斜め対角単位に連結
した短絡用配線を設け、検査をすべき薄膜トランジスタ
の行単位の短絡用配線と、列単位の短絡用配線間に直流
電圧を印加して、アドレス線とデータ線との層間短絡を
検査し、列単位の短絡用配線と斜め対角単位の短絡用配
線間に直流電圧を印加して、データ線と補助容量線との
層間短絡を検査し、アドレス線と補助容量線との層間短
絡を検査し、層間短絡を生じている薄膜トランジスタの
特定を可能にするようにしたものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、1枚の基板上にm行n列(但
しm>1,n>1)の薄膜トランジスタアレイを配置し
た多面取り薄膜トランジスタアレイ基板において、各薄
膜トランジスタアレイの短絡用配線を薄膜トランジスタ
を構成するアドレス線と、データ線と、補助容量線毎に
電気的に分離するとともに、そのアドレス線と、データ
線と、補助容量線をそれぞれ行単位・列単位・斜め対角
単位に連結した短絡用配線を設け、その短絡用配線には
プロービングのための端子を基板端部に形成する。
【0017】したがって、簡易な計測器(例えば、テス
ター等)により、薄膜トランジスタの層間短絡の検査及
びその結果、層間短絡を生じている不良TFTアレイが
ある場合には、その不良TFTアレイの特定を可能にす
ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例を示
す多面取り薄膜トランジスタアレイ基板の構成図、図2
はその個々の薄膜トランジスタアレイの構成図である。
図に示すように、6は配線種別毎に分離形成された短絡
用配線を有する個々のTFTアレイ、11はTFTアレ
イの両側から導出されるアドレス線(ここでは、左右に
導出される)、12はTFTアレイの両側から導出され
るデータ線(ここでは、上下に導出される)、13はT
FTアレイの両側から導出される補助容量線(ここでは
左右に配置)、21はアドレス線端子(ここでは、左側
のみに配置)、22はデータ線端子(ここでは、上側の
みに配置)、23は補助容量線端子(ここでは左上と右
下に配置)、31はアドレス線短絡用配線、32はデー
タ線短絡用配線、33は補助容量線短絡用配線である。
【0019】図1においては、3行3列のTFTアレイ
を面付けした場合を示している。ここで、図2に示すよ
うに、個々のTFTアレイ(表示領域)1ではアドレス
線11、データ線12、補助容量線13は、それぞれの
アドレス線端子21、データ線端子22、補助容量線端
子23から表示領域1へ導入され、表示領域1を通っ
て、それぞれの表示領域1の対向する辺に取り出されて
いる。
【0020】さらに、それぞれ表示領域1の両側で、ア
ドレス線11はアドレス線短絡用配線31に、データ線
12はデータ線短絡用配線32に、補助容量線13は補
助容量線短絡用配線33に接続されている。したがっ
て、この段階でアドレス線短絡用配線31、データ線短
絡用配線32、補助容量線短絡用配線33は電気的に独
立である。このTFTアレイ1においても、図5に示す
ような保護素子4が形成されているが、図2では省略さ
れている。
【0021】そこで、このような、図2に示されるTF
Tアレイ1を、図1に示すように、アドレス線11は行
単位に連結した短絡用配線41、データ線12は列単位
に連結した短絡用配線42、補助容量線13は斜め対角
単位に連結した短絡用配線43をそれぞれ形成し、基板
周辺部に、アドレス線検査用端子51a,51b,51
c、データ線検査用端子52a,52b,52c、補助
容量線検査用端子53a,53b,53c,53d,5
3eをそれぞれ配置する。
【0022】そこで、例えば、1行1列に配置されたT
FTアレイ1を検査するには、アドレス線検査用端子5
1a−データ線検査用端子52a間、データ線検査用端
子52a−補助容量線検査用端子53c間、アドレス線
検査用端子51a−補助容量線検査用端子53c間の抵
抗値を測定すれば、その抵抗値から容易に層間ショート
の発生を、他の面で発生した層間ショートの影響を受け
ること無しに検知することができる。
【0023】同様にして、1枚の基板上に配置された全
てのTFTを検査することが可能であり、全て基板周辺
部でのプロービングであるため、配置されたTFTアレ
イを損傷する恐れもない。図8は本発明の第2実施例を
示す静電気保護素子を有する多面取り薄膜トランジスタ
アレイ基板の構成図である。
【0024】この実施例においては、上記第1実施例に
加えて、更に、静電気に対する耐性を上げるために、短
絡用配線各端子間(アドレス線検査用端子51−データ
線検査用端子52間、データ線検査用端子52−補助容
量線検査用端子53間、アドレス線検査用端子51−補
助容量線検査用端子53間)に静電気保護素子60を形
成するようにしている。
【0025】図8に示すように、TFTアレイが多面取
りされるように配置された最外周に短絡用リング55を
設け、この短絡用リング55は、データ線短絡用配線3
2と補助容量線短絡用配線33を形成するために用いた
金属層を組み合わせて形成する。この短絡用リング55
と各短絡用配線両端間に静電気に対する静電気保護素子
60を形成した。
【0026】次に、静電気保護素子として空間電荷制限
電流(SCLC)素子を用いる場合について説明する。
空間電荷制限電流素子は、空間電荷制限電流(Spac
e Charge Limited Current)
で電圧電流特性が規定され、非線形な電圧電流特性を持
つ2端子素子(SCLC素子)である。
【0027】図9はかかる空間電荷制限電流素子を用い
た場合の構成図であり、図9(a)はその平面図、図9
(b)は図9(a)のA−A線断面図である。図に示す
ように、ガラス基板80上に短絡用配線81をパターニ
ングし、その上にTFTのゲート絶縁膜82を形成し、
このゲート絶縁膜82上にアモルファスシリコンからな
る半導体膜83、オーミック層84からなる電極を形成
し、その上に短絡用配線85を形成し、保護膜86で覆
う。
【0028】このような構造を有するSCLC素子は、
図10に示すような電圧−電流特性を有しており、層間
ショートを検査する場合の電圧(10V以下)では、ほ
とんど電流が流れず、静電気による高電圧が印加された
場合は電流が流れてアドレス線、データ線、補助容量線
間の電位差が解消される。なお、図10において、縦軸
は電流〔A〕、横軸は電圧〔V〕である。
【0029】次に、静電気保護素子としてTFTを用い
る場合について説明する。図11は、静電気保護素子と
してTFTを用いる場合の構成図であり、図11(a)
はそのTFTの平面図、図11(b)は図11(a)の
B−B線断面図である。これらの図において、80はガ
ラス基板であり、このガラス基板80上に短絡用配線8
1をパターニングし、その短絡用配線81間にゲート絶
縁膜82を形成し、その上に短絡用配線85をパターニ
ングし、その短絡用配線85の中央にはアモルファスシ
リコンからなる半導体膜83、オーミック層84からな
る電極を形成し、その上に保護膜86を堆積する。この
ようにして、TFT75を形成する。
【0030】このように、短絡用配線81と短絡用配線
85が対向する分離部分に、表示領域のTFTと同様に
形成されるTFT75を静電保護素子として形成した。
ここでは、TFTを2個並列に接続し、それぞれのゲー
ト80a,80bを、1個のTFTのゲート80aは短
絡用配線81へ、もう1個のTFTのゲート80bは短
絡用配線85に接続し、短絡用配線81と短絡用配線8
5のどちらかが静電気により帯電しても、どちらかの静
電気保護素子であるTFTがON状態になって、短絡用
配線81と短絡用配線85が同電位に保たれているよう
にした。また、層間短絡を検査する際の直流低電圧に対
してはほぼ絶縁状態が達成される。
【0031】次に、静電保護素子として抵抗体を用いる
場合について説明する。図12は、静電保護素子として
抵抗体を用いる場合の構成図であり、図12(a)はそ
の平面図、図12(b)は図12(a)のC−C線断面
図である。図に示すように、ガラス基板80上に短絡用
配線81をパターニングし、その上にTFTのゲート絶
縁膜82を形成し、このゲート絶縁膜82上に個々のT
FTアレイ(表示領域)1において画素電極として用い
られる透明電極を蛇行させ細線状に加工して必要な抵抗
値を有する抵抗体87を得る。その上に短絡用配線85
を形成し、保護膜86で覆う。
【0032】このように、静電保護素子として抵抗体を
用いる場合は、電圧電流特性が、TFTや空間電荷制限
電流素子と相違して線形であるために、TFTに使用す
る薄膜(アモルファスシリコンや金属薄膜)を細線状に
パターニングして、駆動(測定)上の障害とならない抵
抗値を得る必要がある。なお、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の
変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除する
ものではない。
【0033】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、1枚の基板上にm行n列(但しm>1,n>
1)の薄膜トランジスタアレイを配置した多面取り薄膜
トランジスタアレイ基板において、アドレス線、データ
線、補助容量線を、それぞれ行単位、列単位、斜め対角
単位に連結した短絡用配線を形成するようにしたので、
基板上に配置された個々のTFTアレイの層間短絡検査
を、配置された他のTFTアレイの影響を受けることな
く確実に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す多面取り薄膜トラン
ジスタアレイ基板の構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す多面取り薄膜トラン
ジスタアレイ基板の個々の薄膜トランジスタアレイの構
成図である。
【図3】従来のTFTアレイの検査法を示す図である。
【図4】従来のTFTアレイの構成図である。
【図5】従来の短絡用配線と静電気保護素子を有するT
FTアレイの構成図である。
【図6】従来の短絡用配線と抵抗とを有するTFTアレ
イの構成図である。
【図7】従来の多面取り薄膜トランジスタアレイ基板の
構成図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す静電気保護素子を有
する多面取り薄膜トランジスタアレイ基板の構成図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例を示す多面取り薄膜トラン
ジスタアレイ基板の静電気保護素子として空間電荷制限
電流素子を用いた場合の構成図である。
【図10】本発明の第2実施例を示す多面取り薄膜トラ
ンジスタアレイ基板の静電気保護素子としての空間電荷
制限電流素子の電圧・電流特性図である。
【図11】本発明の第2実施例を示す多面取り薄膜トラ
ンジスタアレイ基板の静電気保護素子としてTFTを用
いた場合の構成図である。
【図12】本発明の第2実施例を示す多面取り薄膜トラ
ンジスタアレイ基板の静電気保護素子として抵抗体を用
いた場合の構成図である。
【符号の説明】
1 個々のTFTアレイ(表示領域) 6 個々のTFTアレイ 11 アドレス線 12 データ線 13 補助容量線 21 アドレス線端子 22 データ線端子 23 補助容量線端子 31 アドレス線短絡用配線 32 データ線短絡用配線 33 補助容量線短絡用配線 41 行単位に連結した短絡用配線 42 列単位に連結した短絡用配線 43 斜め対角単位に連結した短絡用配線 51a,51b,51c アドレス線検査用端子 52a,52b,52c データ線検査用端子 53a,53b,53c,53d,53e 補助容量
線検査用端子 55 短絡用リング 60 静電気保護素子 75 TFT 80 ガラス基板 80a,80b ゲート 81,85 短絡用配線 82 ゲート絶縁膜 83 半導体膜(アモルファスシリコン) 84 オーミック層 86 保護膜 87 抵抗体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の基板上にm行n列(但しm>1,
    n>1)の薄膜トランジスタアレイを配置した多面取り
    薄膜トランジスタアレイ基板において、 各薄膜トランジスタアレイの短絡用配線を薄膜トランジ
    スタを構成するアドレス線と、データ線と、補助容量線
    毎に電気的に分離するとともに、該アドレス線と、デー
    タ線と、補助容量線をそれぞれ行単位・列単位・斜め対
    角単位に連結した短絡用配線を具備する多面取り薄膜ト
    ランジスタアレイ基板。
  2. 【請求項2】 1枚の基板上にm行n列(但しm>1,
    n>1)の薄膜トランジスタアレイを配置した多面取り
    薄膜トランジスタアレイ基板において、(a)各薄膜ト
    ランジスタアレイの短絡用配線を薄膜トランジスタを構
    成するアドレス線と、データ線と、補助容量線毎に電気
    的に分離するとともに、該アドレス線と、データ線と、
    補助容量線をそれぞれ行単位・列単位・斜め対角単位に
    連結した短絡用配線と、(b)多面取り薄膜トランジス
    タアレイ基板の外周に配置される短絡リングと、(c)
    該短絡リングと、前記行単位に連結される短絡用配線、
    列単位に連結される短絡用配線、斜め対角単位に連結し
    た短絡用配線との間に静電気保護素子を接続してなる多
    面取り薄膜トランジスタアレイ基板。
  3. 【請求項3】 前記静電気保護素子は空間電荷制限電流
    で電圧電流特性が規定される空間電荷制限電流素子であ
    ることを特徴とする請求項2記載の薄膜トランジスタア
    レイ。
  4. 【請求項4】 前記静電保護素子はTFTであることを
    特徴とする請求項2記載の薄膜トランジスタアレイ。
  5. 【請求項5】 前記静電保護素子は抵抗体であることを
    特徴とする請求項2記載の薄膜トランジスタアレイ。
  6. 【請求項6】 1枚の基板上にm行n列(但しm>1,
    n>1)の薄膜トランジスタアレイを配置した多面取り
    薄膜トランジスタアレイ基板の検査方法において、
    (a)各薄膜トランジスタアレイの短絡用配線を薄膜ト
    ランジスタを構成するアドレス線と、データ線と、補助
    容量線毎に電気的に分離するとともに、該アドレス線
    と、データ線と、補助容量線をそれぞれ行単位・列単位
    ・斜め対角単位に連結した短絡用配線を設け、(b)検
    査をすべき薄膜トランジスタの行単位の短絡用配線と、
    列単位の短絡用配線間に直流電圧を印加して、アドレス
    線とデータ線との層間短絡を検査し、列単位の短絡用配
    線と斜め対角単位の短絡用配線間に直流電圧を印加し
    て、データ線と補助容量線との層間短絡を検査し、アド
    レス線と補助容量線との層間短絡を検査し、層間短絡を
    生じている薄膜トランジスタの特定を可能にする請求項
    1又は2記載の多面取り薄膜トランジスタアレイ基板の
    検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1168110A (ja) * 1997-08-13 1999-03-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置の作製方法
US6677171B1 (en) 1998-07-14 2004-01-13 Sharp Kabushiki Kaisha Manufacturing method of collective substrate of active-matrix substrates, manufacturing method of active-matrix substrates, and inspecting method of collective substrates of active-matrix substrates
CN109031722A (zh) * 2018-08-22 2018-12-18 深圳市华星光电技术有限公司 液晶面板的跨线静电短路缺陷的检测电路及其检测方法

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