JPH07287066A - ドップラ速度検出装置 - Google Patents

ドップラ速度検出装置

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Publication number
JPH07287066A
JPH07287066A JP6081923A JP8192394A JPH07287066A JP H07287066 A JPH07287066 A JP H07287066A JP 6081923 A JP6081923 A JP 6081923A JP 8192394 A JP8192394 A JP 8192394A JP H07287066 A JPH07287066 A JP H07287066A
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JP
Japan
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frequency
signal
output
transmission
mixer
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Application number
JP6081923A
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English (en)
Inventor
Yoshio Mukoyama
良雄 向山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は送受信信号の周波数差に基づいてド
ップラ速度の絶対値を検出し、送受信信号の周波数の大
小によりドップラ速度の方向を検出するドップラ速度検
出装置に関し、検出精度の向上を図ることを目的とす
る。 【構成】 送信器1から周波数Fの送信信号3を送信す
る。受信器2により受信された中心周波数F±fdに信
号をプリアンプ10、フィルタ11、アンプ12で成形
してミキシング回路13及びF/V変換器16に供給す
る。ミキシング回路13は送受信信号の周波数差fdを
周波数として変動する信号を出力する。送信信号3の一
部に相当する信号をF/V変換するF/V変換器17を
設ける。2つのF/V変換器16,17の出力電圧を前
進後退判定コンパレータ18に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドップラ速度検出装置
に係り、特に送信器から発せられる送信信号の周波数
と、受信器が受信する受信信号の周波数との差に基づい
てドップラ速度の絶対値を検出し、送信信号の周波数に
対する受信信号の周波数の大小により、ドップラ速度の
方向を検出するドップラ速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平4−28558
2号公報に開示されるように、所定周波数の送信信号を
発する送信器と、この送信信号の反射波等を受信する受
信器とを設け、送受信信号の周波数差に基づいて、車速
等の物理量を検出する装置が知られている。
【0003】すなわち上記公報には、路面に対して所定
周波数の送信信号を発する送信器と、路面からの反射波
を受信する受信器とを車両に搭載し、車速に応じて受信
信号に重畳されるドップラシフトを利用して車両の絶対
車速を検出する対地車速センサが開示されている。
【0004】ところで、かかる装置において検出される
送受信信号の周波数差は、車速の絶対値に相当する概念
であり、その値のみから車両の進行方向を判断すること
はできない。これに対して、上記公報は、送受信信号の
周波数をそれぞれカウントし、そのカウント値より送信
信号の周波数と受信信号の周波数の大小を判定し、その
結果に基づいて車両の進行方向を判定する方法を開示し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、送受信器の指
向性にはある程度幅があること、対地車速センサにおい
ては送信信号が路面上で乱反射することを否めないこ
と、等の理由により、受信信号の周波数には、送信信号
の周波数fに車速に応じたドップラシフトfdが重畳し
た周波数f−fdを中心として、通常図10(A)に示
す如く広がりが認められる。
【0006】この場合、ドップラシフトの成分fdが十
分に大きな高速走行時においては、受信信号の周波数帯
と送信信号の周波数fとが重なることはなく、両者の大
小比較に基づいて車両の進行方向を判定することに問題
はないが、図10(A)に示す如くドップラシフト成分
fdが小さく、受信信号の周波数帯と送信信号の周波数
fとに重なりが生ずる場合においては、車両の進行方向
を誤判定する可能性が生じ、好ましくない。
【0007】一方、かかる弊害を除去すべくゼロクロス
コンパレータを用い、出力レベルが所定レベルを越える
成分のみを利用する構成とした場合、受信信号に重畳し
て得られた情報の一部を切り捨てることになり、正確な
ドップラシフトの検出の妨げとなる場合がある。
【0008】特に、送信器から発せられる送信信号が、
取付け用ブラケット等を介して機械的に、又は共通の電
源ライン若しくはグランドライン等を介して電気的に、
正規の経路を経ることなく受信器に伝達されることによ
り生ずるいわゆるクロストークが、比較的大きな強度で
伝達された場合には、ドップラシフトを含む受信信号の
受信器における受信レベルが相対的に低下する事態が生
ずるが、この場合、図10(B)に示す如く、検出すべ
き周波数成分の信号強度がゼロクロスコンパレータのス
レッショルドレベルに到達せず、その信号が全く検出で
きない事態も生じ得る。
【0009】このように、受信信号が上記図10(A)
に示す如くある程度周波数に広がりをもって検出される
場合、ゼロクロスコンパレータを設けてその所定の周波
数領域をカットすることは必ずしも最適な手法ではな
く、新たな弊害をもたらすという問題を有していた。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、受信信号をアナログ的に処理することで、内包
される情報を切り捨てることなく有効利用することによ
り、送受信信号の周波数差検出、及び送信信号の周波数
と受信信号の周波数との大小判定とを精度良く実行し得
るドップラ速度検出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、上記の目的を達
成するドップラ速度検出装置の原理構成図を示す。すな
わち、上記の目的は、図1(A)中に実線で示すよう
に、送信器M1から発せられる送信信号の周波数と、受
信器M2が受信する受信信号の周波数との差を検出する
周波数差検出手段M3と、前記受信信号を周波数−電圧
変換する周波数−電圧変換器M4と、該周波数−電圧変
換器M4の出力と所定の判定値とを比較する比較器M5
と、該比較器M5の出力に基づいて、前記送信信号の周
波数と前記受信信号の周波数の大小を判定する判定手段
M6とを備えるドップラ速度検出装置により達成され
る。
【0012】また、図1(A)中に実線及び破線で示す
ように、上記構成のドップラ速度検出装置において、前
記送信信号を周波数−電圧変換する第2の周波数−電圧
変換器M7を備え、前記比較器M5は、該第2の周波数
−電圧変換器M7の出力を前記所定の判定値として比較
処理を行うドップラ速度検出装置も有効である。
【0013】更に、上記の目的は、図1(B)中に実線
で示すように、送信器M1から発せられる送信信号の周
波数と、受信器M2が受信する受信信号の周波数との差
を検出する周波数差検出手段M3と、前記送信信号の周
波数をカットオフ周波数として前記受信信号をフィルタ
リングするハイパス又はローパスフィルタM8と、該ハ
イパス又はローパスフィルタM8の出力信号の振幅の大
きさを所定の判定値と比較する比較器M9と、該比較器
M9の出力に基づいて、前記送信信号の周波数と前記受
信信号の周波数の大小を判定する判定手段M6とを備え
るドップラ速度検出装置によっても達成される。。
【0014】また、図1(B)中に実線及び破線で示す
ように、上記構成のドップラ速度検出装置において、前
記送信信号の周波数をカットオフ周波数として前記受信
信号をフィルタリングするハイパス及びローパスフィル
タM8,M10を共に備え、前記比較器M9は、前記ハ
イパスフィルタM8(M10)の出力信号の振幅の大き
さと、前記ローパスフィルタM10(M8)の出力信号
の振幅の大きさとを比較するドップラ速度検出装置も有
効である。
【0015】そして、上記の目的は、図1(C)に示す
ように、送信器M1から発せられる送信信号と、受信器
M2が受信する受信信号とを混合する第1の混合器M1
1と、該第1の混合器M11の出力信号と前記送信信号
又は受信信号の一方とを混合する第2の混合器M12
と、該第2の混合器M12の出力信号と、前記送信信号
及び受信信号のうち前記第2の混合器12で混合対象と
されなかった信号とを混合する第3の混合器M13と、
該第3の混合器M13の出力に基づいて、前記送信信号
の周波数と前記受信信号の周波数の大小を判定する判定
手段M14と、前記第1の混合器M11の出力信号に基
づいて、前記送信信号の周波数と前記受信信号の周波数
との差を検出する周波数差検出手段M15とを備えるド
ップラ速度検出装置よっても達成される。
【0016】
【作用】本発明に係るドップラ速度検出装置の第1の態
様において、前記受信器M2には、前記送信器M1が発
する送信信号にドップラシフトが重畳してなる周波数を
中心周波数として、適当に周波数の広がりをもった受信
信号が受信される。
【0017】そして、前記周波数−電圧変換器M4は、
前記受信器M2が受信した受信信号を周波数−電圧変換
する。ここで、上記受信信号の如く周波数の変動する信
号を周波数−電圧変換する場合、その出力電圧は変動す
る周波数の平均値に対する電圧となる。従って、前記周
波数−電圧変換器の出力電圧は、送信信号にドップラシ
フトが重畳してなる上記中心周波数に対応した値とな
る。
【0018】このため、前記比較器M5において、前記
周波数−電圧変換器M4の出力電圧と、送信信号の周波
数に対応して設定した前記判定値とを比較した場合、ド
ップラシフトにより上記中心周波数が送信信号の周波数
に比して低下している場合と増加している場合とでは、
異なる比較結果が得られることになる。
【0019】この結果、前記判定手段M6は、前記比較
器M5の比較結果に基づいて、送信信号の周波数と受信
信号の周波数との大小判定を精度良く行うことができ、
前記周波数差検出手段M3の検出結果と合わせて、ドッ
プラシフトによる周波数の変動幅、及び変動方向が、精
度良く検出されることになる。
【0020】また、本発明の第2の態様において、前記
第2の周波数−電圧変換器M7は、前記送信信号につい
て周波数−電圧変換を行い、その出力電圧を判定値とし
て前記比較器M5に供給する。従って、本発明における
前記比較器M5においては、前記送信信号の周波数が変
動しても、常に送信信号の現実の周波数と受信信号の中
心周波数とが比較されることになり、更に周波数の大小
判定精度の向上が図られる。
【0021】本発明の第3の態様において、前記ハイパ
ス又はローパスフィルタM8は、前記送信信号の周波数
をカットオフ周波数として前記受信信号をフィルタリン
グする。
【0022】つまり、前記受信器M2に受信された受信
信号の中心周波数が、前記送信信号の周波数より低い場
合、該受信信号は、主に前記ハイパス又はローパスフィ
ルタM8のカットオフ周波数に満たない信号として処理
され、一方、その中心周波数が、前記送信信号の周波数
より高い場合は、主に前記ハイパス又はローパスフィル
タM8のカットオフ周波数を越える信号として処理され
る。
【0023】従って、受信信号の中心周波数が送信信号
の周波数に比べて低い場合と高い場合とでは、その受信
信号に対する前記ハイパス又はローパスフィルタM8の
減衰特性に大きな差異が生ずることになり、その結果、
受信信号の中心周波数が送信信号の周波数に比べて低い
場合と高い場合とで、前記比較器M9に到達する信号の
振幅に大きな差異が生ずることになる。
【0024】そして、前記比較器M9は、前記送信信号
の周波数を基準にして設定した所定の判定値と、前記ハ
イパス又はローパスフィルタM8から供給される信号の
振幅の大きさとを比較し、前記送受信信号の周波数の大
小に対応した比較結果を出力する。
【0025】また、本発明の第4の態様においては、前
記比較器M9に、前記受信信号を前記ハイパスフィルタ
M8(M10)で処理することで得られた信号と、前記
受信信号を前記ローパスフィルタM10(M8)で処理
することで得られた信号とが供給される。
【0026】この場合、受信信号の中心周波数が送信信
号の周波数より低い場合、前記ハイパスフィルタM8
(M10)からは振幅の小さな信号が、前記ローパスフ
ィルタM10(M8)からは振幅の大きな信号がそれぞ
れ出力され、一方、受信信号の中心周波数が送信信号の
周波数より高い場合は、前記ハイパスフィルタM8(M
10)からは振幅の大きな信号が、前記ローパスフィル
タM10(M8)からは振幅の小さな信号がそれぞれ出
力される。
【0027】従って、前記比較器M9には、受信信号に
内包される全ての情報を反映して、かつ送受信信号の周
波数の大小に対応して形成されたレベル差の大きな2つ
の信号が供給されることになり、誤差のない比較処理が
実行されることになる。
【0028】本発明の第5の態様において、前記第1の
混合器M11は、送信信号(周波数F)と、該送信信号
に正又は負のドップラシフト(シフト幅+fd、又は−
fd)が重畳されてなる信号を主体に構成された受信信
号(中心周波数F+fd、又はF−fd)とを混合し、
両者の周波数差fdを周波数とする第1の混合信号を生
成する。
【0029】前記第2の混合器M12が、該第1の混合
信号と前記送信信号とを混合する場合(図1(C)中、
一点鎖線で示す経路の場合)、該第2の混合器M12か
らは、それらの信号の周波数差F−fdを周波数とする
第2の混合信号が出力される。
【0030】そして、前記第3の混合器により該第2の
混合信号と前記受信信号とを混合されると、両者の周波
数差に起因し、受信信号に正のドップラシフトが重畳さ
れている場合は2fdを周波数とする信号が形成され、
一方受信信号に負のドップラシフトが重畳されている場
合は、ほぼ周波数が“0”の信号が形成される。
【0031】また、前記第2の混合器M12が、該第1
の混合信号と前記受信信号とを混合する場合(図1
(C)中、破線で示す経路の場合)、該第2の混合器M
12からは、受信信号に正のドップラシフトが重畳され
ている場合はFを周波数とする信号が出力され、一方受
信信号に負のドップラシフトが重畳されている場合は、
F−2fdを周波数とする信号が形成される。
【0032】そして、前記第3の混合器により該第2の
混合信号と前記送信信号とが混合されると、両者の周波
数差に起因し、受信信号に正のドップラシフトが重畳さ
れている場合は、ほぼ周波数が“0”の信号が、受信信
号に負のドップラシフトが重畳されている場合は周波数
2fdの信号が、それぞれ形成される。
【0033】つまり、前記第3の混合器M13では、受
信信号に重畳されたドップラシフトの正負に対応して周
波数“0”、又は2fdの信号が形成され、前記判定手
段M14においては、前記第3の混合器M13の出力信
号に周波数変動が存在するか否かにより、確実にドップ
ラシフトの符号が、すなわち送受信信号の周波数の大小
が判定される。
【0034】
【実施例】図2は、本発明に係るドップラ速度検出装置
の第1実施例のブロック構成図を示す。尚、本実施例
は、ドップラ速度検出装置を、車載用対地車速センサに
適用した例を示したものである。
【0035】図2において送信器1及び受信器2は、そ
れぞれ車両前後方向に所定距離離間して配設された超音
波の送信器及び受信器である。ここで、これら送信器1
及び受信器2は、送信器1から路面5に向けて発せられ
た送信信号3の反射波が、受信信号4として受信器2に
伝播されるように、両者の位置関係が調整されている。
【0036】送信器1には、後述の如く送信切替増幅回
路6、発振回路7、送信周波数切り換え回路8、及び周
波数−電圧変換器(以下F/V変換器と称す)9より構
成される送信系から、所定周波数Fの発振信号が供給さ
れており、送信器1からは周波数Fの送信信号3が出力
される。
【0037】受信器2には、プリアンプ10、ローパス
及びハイパスフィルタ(以下、単にフィルタと称す)1
1、及びアンプ12を介してミキシング回路13が接続
されている。また、ミキシング回路13には、上記した
送信切替増幅回路6が接続されており、送信器1に供給
する信号と同様の発振信号が供給されている。
【0038】ところで、車両の走行中においては、送信
器1から発せられた送信信号3が受信器2に到達する過
程で、受信信号4に車速に対応したドップラシフトfd
が重畳する。
【0039】従って、当該対地車速センサを搭載した車
両が図1中右向きに走行した場合(以下、この場合を前
進とする)、送信信号3の周波数Fに対して受信信号4
の周波数はF−fdとなり、また車両が図1中左向きに
走行した場合は(以下、この場合を後退とする)、受信
信号4の周波数はF+fdとなる。
【0040】このため、ミキシング回路13には、送信
切替増幅回路6からは周波数Fの信号が、アンプ12か
らは周波数F±fdの信号が、それぞれ供給されること
になる。
【0041】そして、ミキシング回路20は、これら検
出信号21と発振信号22とを混合することにより、具
体的には周波数F±fdの信号と、周波数Fの信号とを
乗算することにより、両者の周波数差fdを周波数とす
る低周波振動を伴った発振信号を生成する。
【0042】ここで、ミキシング回路13の出力は、入
力された信号の低周波成分のみを増幅して出力するロー
パスフィルタ・アンプ回路(以下、LPF+アンプ回路
と称す)14に供給されている。そして、LPF+アン
プ回路14の出力は、波形成形用コンパレータ15、及
び上記したF/V変換器9に接続されている。
【0043】その結果、コンパレータ15からは、ドッ
プラシフトによる周波数変動成分fdを周波数とするパ
ルス状のドップラ信号が出力されることになり、そのパ
ルスをカウントすることで、送信信号3の周波数と受信
信号4の周波数との差を検出することができる。この意
味で、上記したミキシング回路13、及びコンパレータ
15は、本実施例において前記した周波数差検出手段M
3に相当する。
【0044】一方、F/V変換器9は、LPS+アンプ
14の出力信号に基づいて、受信信号4に重畳されてい
るドップラシフトfdに対応した電圧を発生し、送信周
波数切り換え回路8に供給する。
【0045】送信周波数切り換え回路8は、図3に示す
ように多段のコンパレータ群8-1〜8-n、及びコンパレ
ータ群8-1〜8-nの出力状態をデコードする中央処理装
置又はプログラマブルロジックアレイ(CPUorPA
L)8aから構成されており、F/V変換器9の出力電
圧に対応した周波数切り換え信号を出力する回路であ
る。
【0046】すなわち、受信信号に重畳されるfdが大
きく成長し、それに伴ってF/V変換器9の出力電圧が
高まると、段階的に異なる基準電圧が設定されているコ
ンパレータ8-1〜8-nが順次ロー出力からハイ出力に切
り替わる。そして、CPUorPAL8aは、それらの
出力状態に基づいてfdの大きさを判断し、その値に応
じた周波数切り換え信号を出力する。
【0047】また、送信周波数切り換え信号の供給を受
ける送信切替増幅回路6は、図3に示す如く分周回路6
a及びパワーアンプ6bにより構成されている。ここ
で、分周回路6aは、供給される周波数切り換え信号に
基づいて適当な分周比を決定し、発振回路7から供給さ
れる発振信号をその分周比で分周する回路であり、パワ
ーアンプ6bは、その分周信号を適当に増幅する回路で
ある。
【0048】つまり、本実施例の対地車速センサは、受
信器2の周波数特性を考慮し、ドップラシフトfdの大
きさに因らず常に受信信号4の周波数が適当な周波数帯
内に収まるよう、fdに応じて送信信号の周波数Fを切
り換える機能を備えており、上記したF/V変換器9、
送信周波数切り換え回路8、及び送信切替増幅回路6
は、かかる機能を満たすべく設けられたものである。
【0049】ところで、本実施例の対地車速センサは、
図2に示すようにアンプ12の出力の一部を周波数−電
圧変換するF/V変換器16、及び送信切替増幅回路6
の出力信号の一部、すなわち送信器1に供給される発振
信号の一部を周波数−電圧変換するF/V変換器17を
備えている。
【0050】また、これらのF/V変換器16,17の
出力端子は、それぞれ前記した比較器M5に相当する前
進後退判定コンパレータ18の負極入力端子、及び正極
入力端子に接続されている。ここで、F/V変換器16
は、受信信号の周波数F−fd又はF+fdを電圧に変
換し、一方F/V変換器17は、送信信号3の周波数F
を電圧に変換する処理を行う。
【0051】ところで、受信器2が受信する受信信号4
には、図4(A)又は(D)に示すように、正規のドッ
プラシフトの重畳により生成される周波数F−fd又は
F+fdの信号の他、その前後にある程度の広がりをも
って形成された周波数帯の信号が含まれることは前記し
た通りであるが、かかる受信信号4をF/V変換した場
合、その出力電圧は、受信信号4の平均周波数に対する
電圧、すなわち周波数F−fd又はF+fdに対する電
圧となり、その値は、図4(B)又は(E)に示すよう
に送信信号3の周波数FをF/V変換した場合の出力電
圧とは明らかに異なる値となる。
【0052】従って、受信信号4をF/V変換して得ら
れた出力電圧、及び送信信号3をF/V変換して得られ
た出力電圧を比較する前進後退判定コンパレータ18か
らは、車両が前進中であってドップラシフトfdが負方
向に生じている場合は、図4(C)に示す如く“ハイ”
レベルの信号が、また車両が後退中であってドップラシ
フトfdが正方向に生じている場合は、図4(F)に示
す如く“ロー”レベルの信号が、それぞれ確実に出力さ
れることになる。
【0053】この場合、受信信号4の中心周波数の代用
特性値であるF/V変換器16の出力電圧は、受信信号
4の内容を全て反映させて求めた値である。従って、受
信信号4をディジタル処理することにより、その一部の
情報を切り捨てて中心周波数を推定する従来の手法に比
べて高い検出精度を得ることができるという効果をも有
している。
【0054】尚、上記図2に示す対地車速センサは、送
信信号3の周波数を切り換えて出力する機能を備えてい
ることとの関係上、送信信号3についてもF/V変換を
施して、その結果を比較判定値として前後後退判定コン
パレータ18に供給する構成としているが、これに限る
ものではなく、F/V変換器17の代わりに所定の判定
電圧を発生する基準電圧回路を設けてもよい。
【0055】すなわち、かかる構成によれば、送信信号
3の周波数変動に対する多少の検出精度の悪化は伴うも
のの、上記図2に示す構成に比べて更に構成を簡単化す
ることができ、特に送信信号3の周波数Fを切り換えな
い対地車速センサについては有効である。
【0056】図5は、本発明に係るドップラ速度検出装
置の第2実施例の対地車速センサのブロック構成図を示
す。尚、同図において上記図2に示す実施例と同一の構
成部分については、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0057】すなわち、本実施例の対地車速センサは、
受信信号4を増幅するアンプ12の出力の一部を、並列
に設けたローパスフィルタ(LPF)20、及びハイパ
スフィルタ(HPF)21に導き、それらの出力信号を
それぞれ整流・平滑回路22,23で処理して前進後退
判定コンパレータ18の正極入力端子、及び負極入力端
子に供給する点に特徴を有している。
【0058】ここで、ローパスフィルタ20、及びハイ
パスフィルタ21は、それぞれ図6に示すように送信信
号3の周波数Fをカットオフ周波数として構成されてい
る。このため、ドップラシフトfdが負方向に生じ、受
信信号4の中心周波数F−fdがFに比して小さい場合
には、ローパスフィルタ20からは大きな振幅を保った
信号が出力され、一方ハイパスフィルタ21からは、振
幅の減衰された信号が出力され、その出力分布は、図7
(A)に示す如き状況となる。
【0059】従って、供給された信号の振幅の大きさに
相当する出力信号を生成する整流・平滑回路22,23
の出力を比較した場合、図7(B)に示すようにローパ
スフィルタ20通過後の信号が、ハイパスフィルタ21
通過後の信号に比べて大きな値を示すことになり、この
場合前進後退判定コンパレータ18からは図7(C)に
示す如く“ハイ”レベルの信号が出力される。
【0060】これに対して、ドップラシフトが正方向に
生じ、受信信号の中心周波数F+fdが送信信号の周波
数Fに比べて大きい場合は、図7(D)に示す出力レベ
ルの関係に従い、図7(E)に示す如くハイパスフィル
タ21通過後の出力がローパスフィルタ20通過後の出
力に比べて大きくなり、その結果図7(F)に示すよう
に、前進後退判定コンパレータ18からはローレベルの
信号が出力されることになる。
【0061】このように、本実施例の対地車速センサに
おいては、比較的高価なF/V変換器を用いることな
く、ローパスフィルタ20及びハイパスフィルタ21を
設け、それらの出力信号の振幅を比較することのみによ
り確実に受信信号の中心周波数と送信信号の周波数との
大小判定を行うことができる。
【0062】従って、本実施例によれば、上記図2に示
す対地車速センサに比べて構成の簡単化を図ることによ
り、低コスト化を実現することができるという高価をも
享受することができる。尚、本実施例においては、整流
・平滑回路22,23及び前進後退判定コンパレータ1
8が前記した比較器M9に相当している。
【0063】ところで、上記図5に示す実施例は、送受
信信号の大小関係に対応して、レベル差の大きな信号を
発生させるべくローパスイルタ20とハイパスフィルタ
21とを共に設ける構成を採用しているが、これに限る
ものではなく、何れか一方のみを設けることによっても
同様の判定を実現することができる。
【0064】すなわち、図5におけるローパスフィルタ
20の出力信号、及びハイパスフィルタ21の出力信号
は、送受信信号の周波数の大小関係に対応して、それぞ
れ独立にその強度が変化し、何れか一方のみに着目する
ことによっても、その大小関係の判断が可能である。
【0065】従って、図5に示すローパスフィルタ20
及びハイパスフィルタ21の何れか一方の系統のみを存
置し、他方の系統の出力に変えて所定の基準電圧を前進
後退判定コンパレータ18に供給することによっても、
精度良く送受信信号の周波数の大小判定を行うことが可
能であり、その場合、上記図5に示す実施例に比べて更
に構成の簡単化を実現することができる。
【0066】図8は、本発明に係るドップラ速度検出装
置の第3実施例の対地車速センサのブロック構成図を示
す。尚、同図において上記図2又は図5中に示す構成部
分と同一の部分については、同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0067】すなわち、本実施例の対地車速センサは、
第1のミキシング回路13に加え、第2及び第3のミキ
シング回路30,31を備え、第3のミキシング回路3
1の出力信号に基づいて、パルス入力判定回路32によ
って前進後退判定を行う点に特徴を有する装置である。
【0068】第2のミキシング回路30は、第1のミキ
シング回路13の出力信号(以下、第1の混合信号と称
す)と、アンプ12の出力信号の一部とを乗算し、両信
号の周波数差に相当する周波数で変動する第2の混合信
号を出力する回路である。
【0069】また、第3のミキシング回路31は、上述
した第2の混合信号と、送信切替増幅回路6から出力さ
れる送信信号の一部とを乗算し、両者の周波数差に相当
する周波数で変動する第3の混合信号を出力する回路で
ある。
【0070】そして、パルス入力判定回路32は、第3
のミキシング回路31の出力信号が、後述する周波数で
変動する信号であるか、ほぼ変動のない直流信号である
かに基づいて、送受信信号の周波数の大小判定、すなわ
ち車両の前進後退判定を行う。
【0071】以下、図9を参照して、本実施例の対地車
速センサの動作について説明する。
【0072】図9(A)中に破線で示すように、受信信
号4に負のドップラシフトfdが重畳されている場合、
第1の混合信号は図9(A)中に実線で示すように周波
数fdにピークを有する信号となる。
【0073】また、図9(E)中に破線で示すように受
信信号4に正のドップラシフトfdが重畳されている場
合についても、第1の混合信号は図9(A)中に実線で
示すように周波数fdにピークを有する信号となる。
【0074】次に、第2のミキシング回路30において
第1の混合信号(周波数fd)と、アンプ12の出力信
号(周波数F−fd又はF+fd)とを混合した場合、
ドップラシフトfdが負の場合は図9(B)に示す如く
周波数F−2fdにピークを持つ第2の混合信号が、ド
ップラシフトfdが正の場合は図9(F)に示す如く周
波数Fにピークを持つ第2の混合信号が、それぞれ生成
される。
【0075】そして、第3のミキシング回路30におい
て第2の混合信号(周波数F−2fd又はF)と、送信
信号3の一部(周波数F)とを混合した場合、ドップラ
シフトfdが負の場合には図9(C)に示す如く周波数
2fdにピークを持つ第3の混合信号が、ドップラシフ
トfdが正の場合は図9(G)に示す如く周波数0にピ
ークを持つ、すなわちほぼ直流信号に等しい第3の混合
信号が、それぞれ生成される。
【0076】従って、本実施例においては、ドップラシ
フトfdが負の場合には図9(D)に示す如く周波数2
fdの信号がパルス入力判定回路32で検出されるはず
であり、一方ドップラシフトfdが正の場合は図9
(H)に示す如く周波数0の信号がパルス入力判定回路
32で検出されるはずである。
【0077】つまり、パルス入力判定回路32は、供給
される信号が所定周期で変動する信号であるか、ほぼ直
流の信号であるかを判別することで、確実に送受信信号
の周波数の大小を判定することができる。
【0078】この際、本実施例においては、検出すべき
周波数がドップラシフトfdの2倍の周波数であること
から、前進にしろ後退にしろfdが小さな値となる低速
走行時においても、精度良くその大小判定を行うことが
できる。
【0079】また、本実施例の対地車速センサは、上記
した各実施例と異なり、F/V変換器やハイパス又はロ
ーパスフィルタの如く、波形を積分的に処理する回路、
又は平滑的に処理する回路を用いていない。このため、
送信信号3及び受信信号4の周波数変化に対して高い応
答性を確保することができるという特長を有している。
【0080】ところで、上記図8に示す構成は、第2の
ミキシング回路30が混合信号の一つとして受信信号4
の一部を取り入れ、第3のミキシング回路31が混合信
号の一つとして送信信号3の一部を取り入れる構成とし
ているが、これらの処理は、順番を入れ換えて行うこと
も可能である。
【0081】すなわち、図8中に破線で示すように、第
2のミキシング回路30が第1の混合信号と送信信号3
の一部とを混合し、第3のミキシング回路31が第2の
混合信号と受信信号4の一部とを混合する構成としても
よい。
【0082】この場合、ドップラシフトfdの正負に関
わらず、第2の混合信号としては周波数F−fdにピー
クを持つ信号が生成され、更に第3のミキシング回路3
1においては、ドップラシフトfdが負の場合は周波数
0にピークを持つ信号が、またドップラシフトfdが正
の場合は周波数2fdにピークを持つ信号が、それぞれ
第3の混合信号として生成される。
【0083】従って、かかる構成によっても、パルス入
力判定回路32は、供給される信号が所定周期で変動す
る信号であるか、ほぼ直流の信号であるかを判別するこ
とで、確実に送受信信号の周波数の大小を判定すること
ができる。
【0084】尚、本実施例においては、第1〜第3のミ
キシング回路13,30,31が、それぞれ前記した第
1〜第3の混合器に、パルス入力判定回路32が、前記
した判定手段M14に、それぞれ相当している。
【0085】ところで、上記した各実施例は、ドップラ
速度検出装置を対地車速センサに適用した例に限定して
いるが、これに限るものではなく、本発明は、ドップラ
シフトを利用して速度等の物理量を検出する装置につい
ては広く適用することが可能である。
【0086】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、受信器により周波数の広がりをもった受信信号が受
信される場合において、受信信号に周波数−電圧変換を
施すことにより、該受信信号に内包される全ての情報を
反映させた形で、受信信号の中心周波数、すなわち送信
信号に正規のドップラシフトが重畳してなる周波数の代
用特性信号を形成することができる。
【0087】このため、この信号の供給を受ける比較器
においては、受信信号に内包された全ての情報に基づい
て、送信信号の周波数と受信信号の周波数との大小比較
ができる。従って、本発明に係るドップラ速度検出装置
においては、周波数差検出手段の検出結果と合わせて、
送受信信号の周波数差の検出と、送受信信号の周波数の
大小比較とを共に精度良く実行することができる。
【0088】また、請求項2記載の発明によれば、送信
信号の周波数が変動した場合においても、比較器におい
ては常に現実の送信信号の周波数と、受信信号の中心周
波数とが比較されることになり、送信信号の周波数変動
の影響を受けることなく周波数の大小比較が実行でき
る。この意味で、本発明に係るドップラ速度検出装置
は、上記請求項1記載の発明に比べて更に高い検出精度
が確保できるという特長を有している。
【0089】また、請求項3記載の発明によれば、送信
信号の周波数をカットオフ周波数に設定したハイパス又
はローパスフィルタを設けるだけで、送受信信号の周波
数の大小に対応した代用特性信号を、受信信号に内包さ
れる全ての情報を反映させた形で形成することができ
る。このため、本発明に係るドップラ速度検出装置によ
れば、簡易な構成により精度良く送受信信号の周波数の
大小判定を行うことができる。
【0090】更に、請求項4記載の発明によれば、受信
信号に対してハイパスフィルタ及びローパスフィルタを
並列に設けることにより、送受信信号の周波数の大小に
対応した大きなレベル差を伴う2つの信号を形成するこ
とができる。このため、本発明に係るドップラ速度検出
装置によれば、比較対象が固定値である上記請求項3記
載の発明に比べて更に高精度な大小判定が実現できる。
【0091】そして、請求項5記載の発明によれば、混
合器を組み合わせることにより、送受信信号の大小に対
応した代用特性信号を形成することができ、上記各発明
と同様、精度よく送受信信号の周波数の大小判定を行う
ことができると共に、周波数−電圧変換器、及びフィル
タ回路を用いていないため、より高い応答性を実現する
ことができるという特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドップラ速度検出装置の原理構成
図である。
【図2】本発明の第1実施例である対地車速センサのブ
ロック構成図である。
【図3】本実施例の対地車速センサの一部についての詳
細なブロック構成図である。
【図4】第1実施例に係る対地車速センサの動作を説明
するための図である。
【図5】本発明の第2実施例である対地車速センサのブ
ロック構成図である。
【図6】本実施例の対地車速センサに用いるフィルタ回
路の特性図である。
【図7】第2実施例に係る対地車速センサの動作を説明
するための図である。
【図8】本発明の第3実施例である対地車速センサのブ
ロック構成図である。
【図9】第3実施例に係る対地車速センサの動作を説明
するための図である。
【図10】従来の対地車速センサの問題点を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
M1,1 送信器 M2,2 受信器 M3,M15 周波数差検出手段 M4,M7,16,17 周波数−電圧変換器 M5,M9 比較器 M6,M14 判定手段 M8,M10 フィルタ M11 第1の混合器 M12 第2の混合器 M13 第3の混合器 3 送信信号 4 受信信号 13 (第1の)ミキシング回路 15 コンパレータ 18 前進後退判定コンパレータ 20 ローパスフィルタ 21 ハイパスフィルタ 22,23 整流・平滑回路 30 第2のミキシング回路 31 第3のミキシング回路 32 パルス入力判定回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信器から発せられる送信信号の周波数
    と、受信器が受信する受信信号の周波数との差を検出す
    る周波数差検出手段と、 前記受信信号を周波数−電圧変換する周波数−電圧変換
    器と、 該周波数−電圧変換器の出力と所定の判定値とを比較す
    る比較器と、 該比較器の出力に基づいて、前記送信信号の周波数と前
    記受信信号の周波数の大小を判定する判定手段とを備え
    ることを特徴とするドップラ速度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドップラ速度検出装置に
    おいて、 前記送信信号を周波数−電圧変換する第2の周波数−電
    圧変換器を備え、 前記比較器は、該第2の周波数−電圧変換器の出力を前
    記所定の判定値として比較処理を行うことを特徴とする
    ドップラ速度検出装置。
  3. 【請求項3】 送信器から発せられる送信信号の周波数
    と、受信器が受信する受信信号の周波数との差を検出す
    る周波数差検出手段と、 前記送信信号の周波数をカットオフ周波数として前記受
    信信号をフィルタリングするハイパス又はローパスフィ
    ルタと、 該ハイパス又はローパスフィルタの出力信号の振幅の大
    きさを所定の判定値と比較する比較器と、 該比較器の出力に基づいて、前記送信信号の周波数と前
    記受信信号の周波数の大小を判定する判定手段とを備え
    ることを特徴とするドップラ速度検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のドップラ速度検出装置に
    おいて、 前記送信信号の周波数をカットオフ周波数として前記受
    信信号をフィルタリングするハイパス及びローパスフィ
    ルタを共に備え、 前記比較器は、前記ハイパスフィルタの出力信号の振幅
    の大きさと、前記ローパスフィルタの出力信号の振幅の
    大きさとを比較することを特徴とするドップラ速度検出
    装置。
  5. 【請求項5】 送信器から発せられる送信信号と、受信
    器が受信する受信信号とを混合する第1の混合器と、 該第1の混合器の出力信号と前記送信信号又は受信信号
    の一方とを混合する第2の混合器と、 該第2の混合器の出力信号と、前記送信信号及び受信信
    号のうち前記第2の混合器で混合対象とされなかった信
    号とを混合する第3の混合器と、 該第3の混合器の出力に基づいて、前記送信信号の周波
    数と前記受信信号の周波数の大小を判定する判定手段
    と、 前記第1の混合器の出力信号に基づいて、前記送信信号
    の周波数と前記受信信号の周波数との差を検出する周波
    数差検出手段とを備えることを特徴とするドップラ速度
    検出装置。
JP6081923A 1994-04-20 1994-04-20 ドップラ速度検出装置 Pending JPH07287066A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013160634A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Denso Corp 超音波センサ
JP6447696B1 (ja) * 2017-09-29 2019-01-09 日本電気株式会社 信号処理装置、信号処理方法及びプログラム

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