JPH07286540A - 内燃機関の燃料供給量制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給量制御装置

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JPH07286540A
JPH07286540A JP6078794A JP7879494A JPH07286540A JP H07286540 A JPH07286540 A JP H07286540A JP 6078794 A JP6078794 A JP 6078794A JP 7879494 A JP7879494 A JP 7879494A JP H07286540 A JPH07286540 A JP H07286540A
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ignition timing
fuel
engine
internal combustion
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JP6078794A
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Katsuto Miura
勝人 三浦
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/1502Digital data processing using one central computing unit
    • F02P5/1506Digital data processing using one central computing unit with particular means during starting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/021Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine
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    • F02D41/024Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with the state of the exhaust gas treating apparatus to increase temperature of the exhaust gas treating apparatus
    • F02D41/0255Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with the state of the exhaust gas treating apparatus to increase temperature of the exhaust gas treating apparatus to accelerate the warming-up of the exhaust gas treating apparatus at engine start
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    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
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    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【目的】 始動直後の燃料供給量を最適に制御し、エン
ジン回転数の安定化を図る。 【構成】 始動時はステップ205でエンジン水温から
始動時燃料量を算出し、ステップ206でこの始動時燃
料量を吸気温、エンジン回転数で補正する。始動後は、
ステップ203でエンジン回転数と吸気管圧力から基本
燃料噴射量を算出するとともにステップ207で始動後
増量係数を算出し、ステップ208で点火時期の遅角補
正値から始動後増量係数の補正値を算出し、ステップ2
09で始動後増量係数をこの補正値で補正する。つま
り、点火時期の遅角量に応じて始動後増量を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の燃料供給量を
制御する装置に係り、特に始動直後の燃料供給量を最適
に制御し、エンジン回転数を安定に保つことのできる装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭60−13945号に示さ
れるように、内燃機関(以下、エンジンとも称する)の
燃料供給量制御装置においては、吸入空気量または吸気
管圧力から検知されるエンジン負荷およびエンジン回転
速度に応じて基本燃料噴射量を求め、この基本燃料噴射
量を、例えばエンジンの始動直後にエンジン水温に応じ
て増量し、次いでこの増量値を徐々に減衰する始動後増
量を行うことによって、エンジン始動直後のエンジン回
転性能を安定させるようにしている。始動時の燃料噴射
量は機関温度を代表するエンジン水温などにより一義的
に決められており、始動後の燃料噴射量はエンジン回転
数とエンジン負荷により決められている。一般に、始動
時には機関温度がかなり低く、潤滑油などの粘性が高い
ため、始動を良好に行うには大きな出力が必要とされ、
かつ燃料の揮発性が冷間で悪化するため、始動時の燃料
噴射量は大きな値に設定されている。すなわち、始動時
の空燃比はリッチ側に設定されている。それに対し、始
動後には、安定な燃焼を行うとともに、排気エミッショ
ンの増大を抑えるため、始動後の燃料噴射量は始動時に
比べて小さな値に設定されている。換言すれば、始動後
の空燃比は始動時の空燃比よりもリーン側に設定されて
いる。したがって、このような燃料噴射量設定条件下で
は、始動時から始動後に抜ける瞬間には、空燃比が急激
にリーン側に移行してしまい、燃焼が不安定となり、エ
ンジン回転数が大きく落ち込むおそれがあった。これを
防ぐべく、先の始動後増量を行うことで、始動時から始
動後に抜ける瞬間の空燃比の急変を抑制することにより
対策していた。一方、エンジンの排気系には、排気中の
有害成分、すなわち炭化水素(HC)、一酸化炭素(C
O)、酸化窒素(NOX )を無害な二酸化炭素(C
2 )、水(H2 O)、窒素(N2 )に変換することを
目的として、例えば三元触媒などの触媒装置が設けられ
ている。このような触媒装置の排気浄化効率を良好に保
つためには、触媒の温度を、この触媒が活性化する温度
以上に保持する必要がある。ところが、エンジンの冷間
始動時など、触媒温度が低い場合、触媒が十分に活性化
するまでの間は排気エミッションが増大するという問題
がある。このような問題の対策として、エンジンの冷却
水温度を検出し、この冷却水温度に基づいて、点火時期
を遅角させるようにしたエンジンの点火時期制御装置な
どが提案されている。これらの装置は、点火時期を遅角
させることにより膨張行程で緩慢な燃焼が行われること
により、後燃えが増加して排気温度が上昇することと、
点火時期を遅角することにより、内燃機関の出力が低下
するので、運転者がスロットルバルブ開度を大きく操作
して排気の総量が増加することの両作用により触媒の温
度を上昇させて速やかに触媒を活性化させて排気特性の
向上を図っている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、始動後の燃料噴射量を本来要求される値よ
り大きめに補正し、始動時から始動後に抜ける瞬間の空
燃比の急変を抑制しているものの、この始動後増量は点
火時期とは無関係に設定されていた。そのため、エンジ
ン始動後に触媒を暖機させるために点火時期を遅角する
と、エンジンの燃焼が悪化し、始動時から始動後へ抜け
る際の空燃比のリーン側への移行とあいまって、エンジ
ンの回転数が大きく落ち込み、最悪の場合、エンジンス
トールを招くという問題があった。本発明は、点火時期
の遅角補正量に応じて始動後増量を補正することによ
り、上記課題を解決するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、内燃機
関の状態に応じて始動時に供給すべき燃料量を算出する
始動時燃料量算出手段と、該始動時燃料量算出手段によ
って求められた燃料量を内燃機関に供給する始動時燃料
供給手段と、内燃機関の運転状態に応じて始動後に供給
すべき燃料量を算出する始動後燃料量算出手段と、該始
動後燃料量算出手段によって求められた燃料量を内燃機
関に供給する始動後燃料供給手段と、内燃機関始動直後
に燃料を増量し、その後燃料増量値を徐々に減衰させる
始動後燃料増量手段と、内燃機関の運転状態に応じて基
本点火時期を算出する基本点火時期算出手段と、内燃機
関の温度が所定値以下の領域で内燃機関の温度に応じ
て、前記基本点火時期算出手段によって算出された基本
点火時期を遅角する点火時期遅角手段と、該点火時期遅
角手段によって遅角された基本点火時期に基づいて点火
を実行する点火実行手段とを備えた内燃機関の燃料供給
量制御装置において、前記点火時期遅角手段による点火
時期遅角補正量が大きい場合は小さい場合に対し、始動
後の燃料増量値を大きくする始動後増量補正手段を備え
たことを特徴とする内燃機関の燃料供給量制御装置であ
る。
【0004】
【作用】本発明では、始動後の燃料増量値を点火時期遅
角補正量に応じて補正したので、点火時期の遅角量が大
きい場合は小さい場合に対し、始動後の燃料増量値が増
量される。これにより、点火時期を遅角することにより
エンジンの燃焼は悪化するものの、空燃比をリッチ側に
補正し燃焼の悪化を抑制することで、エンジン回転数の
落ち込みが抑制される。
【0005】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。図1は本実施例におけるエンジンの燃料供給
量制御装置を装備したエンジンのシステム構成を示して
いる。エンジン1は図1に示すように、シリンダ2とピ
ストン3およびシリンダヘッド4により燃焼室5を形成
し、この燃焼室5には点火プラグ6が配設されている。
エンジン1の吸気系統には、燃焼室5に吸気バルブ7を
介して連通する吸気ポート8、吸気ポート8に接続され
た吸気マニホールド9、吸入空気の脈動を吸収するサー
ジタンク10、吸入空気量を調節するスロットルバルブ
11が配設されている。一方、エンジン1の排気系統に
は、燃焼室5に排気バルブ12を介して連通する排気ポ
ート13、排気ポート13に連接された排気マニホール
ド14、排気マニホールド14から排気を導く排気管1
5、排気中の有害成分を浄化する三元触媒16が配設さ
れている。エンジン1の燃料系統は、図示しない燃料タ
ンクおよび燃料ポンプより成る燃料供給源と燃料供給管
および吸気ポート8近傍に配設された燃料噴射弁17よ
り構成されている。また、エンジン1の点火系統は、点
火に必要な高電圧を出力するイグナイタ18、図示しな
いクランク軸に連動してイグナイタ18で発生した高電
圧を各気筒の点火プラグ6に分配供給するディストリビ
ュータ19を有する。エンジン1は検出器として、スロ
ットルバルブ11の下流に設けられた吸気管圧力センサ
21、吸気管内に設けられて吸入空気温度を測定する吸
気温センサ22、スロットルバルブ11に連動してスロ
ットルバルブ11の開度を検出するスロットルポジショ
ンセンサ23、冷却系統に配設されて冷却水温度を検出
する水温センサ24、排気マニホールド14内に設けら
れて排気中の残存酸素濃度をアナログ信号として検出す
る酸素濃度センサ25が備えられている。また、ディス
トリビュータ19内部には、ディストリビュータ19の
カムシャフトの1/24回転毎に、すなわちクランク角
0℃から30℃の整数倍毎に回転角信号を出力する回転
速度センサを兼ねた回転角センサ26、ディストリビュ
ータ19のカムシャフトの1回転毎に、すなわち図示し
ないクランク軸の2回転毎に基準信号を1回出力する気
筒判別センサ27が設けられている。これらの各センサ
により検出された信号は電子制御装置(以下単にECU
とよぶ)30に入力され、このECU30は各信号に基
づいて燃料噴射弁17およびイグナイタ18を駆動して
エンジン1の制御を行う。次に、ECU30の構成を図
2に基づいて説明する。ECU30は、各センサにより
検出された信号を制御プログラムにしたがって入力およ
び演算するとともに、各機器を制御するための処理を行
うCPU30a、制御プログラムおよび初期データが予
め記憶されているROM30b、ECU30に入力され
る各種信号や演算制御に必要なデータが一時的に記憶さ
れるRAM30c、エンジン1のキースイッチが運転者
によってOFFされても以後のエンジン1の制御に必要
な各種データを記憶保持可能なようにバッテリによって
バックアップされたバックアップRAM30dなどを中
心に論理演算回路として構成され、コモンバス30eを
介して入出力ポート30f、30g、出力ポート30h
に接続されて外部機器との入出力を行う。ECU30に
は、吸気管圧力センサ21、水温センサ24、スロット
ルポジションセンサ23からの出力信号のバッファ30
i、30j、30kが設けられており、各センサの出力
センサの出力信号をCPU30aに選択的に出力するマ
ルチプレクサ30m、アナログ信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器30nも配設されている。これら
の各信号は入出力ポート30fを介してCPU30aに
入力される。また、ECU30は、酸素濃度センサ25
の出力信号のバッファ30p、バッファ30pの出力電
圧が所定電圧以上になった場合に信号を出力するコンパ
レータ30q、気筒判別センサ27、回転角センサ26
の出力信号の波形を整形する波形整形回路30r、車速
センサ28の出力信号の個数を計数するカウンタ回路3
0sを有する。これらの各信号は、入出力ポート30g
を介してCPU30aに入力される。さらにECU30
は、燃料噴射弁17およびイグナイタ18に駆動電流を
通電する駆動回路30t、30uを有し、CPU30a
は出力ポート30hを介して両駆動回路30t、30u
に制御信号を出力する。また、出力ポート30hには、
CPU30aにより予め設定された所定時刻になると、
CPU30aに割込み信号を出力するコンペアAレジス
タおよびコンペアBレジスタが配設されている。なお、
ECU30はCPU30aを始めROM30b、RAM
30cなどへ所定の間隔で制御タイミングとなるクロッ
ク信号を送るクロック回路30vもそなえている。次
に、本実施例の点火時期算出ルーチンを図3に基づいて
説明する。まず、ステップ101は運転状態検出手段で
あり、エンジン回転数NE、吸気管圧力PM、エンジン
水温THWを読み出す。ステップ101でエンジン回転
数NE、吸気管圧力PM、エンジン水温THWを読み出
すのは、後のステップで、エンジン回転数NEと吸気管
圧力PMは基本点火時期を算出するパラメータとなり、
エンジン水温THWは基本点火時期に対する触媒暖機の
ための遅角補正値を算出するパラメータとなるからであ
る。ステップ102は始動時判定手段であり、エンジン
回転数NEが400rpm以上か否か、すなわち始動時
か否かを判定する。ステップ102で始動時か否かを判
定するのは、始動時には燃焼を安定させるため、点火時
期を遅角する必要がなく、一方、始動後には触媒を暖機
させるために点火時期を遅角する必要があるからであ
る。ステップ102でYESと判定されるとステップ1
08に移行し、ステップ108で予め設定された固定点
火時期を所定のアドレスに格納し、このルーチンを終了
する。ステップ102でNOと判定されるとステップ1
03に移行し、ステップ103でスロットルポジション
センサのセンサ出力を読み込み、スロットルバルブが全
閉か否か、すなわちアイドルか否かを判定する。ステッ
プ103はアイドル状態判定手段であり、ステップ10
3でYESと判定されるとステップ105に移行し、ス
テップ105で図5に示されるエンジン回転数NEと基
本点火時期θBSEとの特性図から基本点火時期θBS
Eを算出し、ステップ106に移行する。ステップ10
3でNOと判定されるとステップ104に移行し、予め
ROM30bに記憶されている吸気管圧力PMとエンジ
ン回転数NEのマップから基本点火時期θBSEを算出
し、ステップ106に移行する。ステップ106は遅角
補正値算出手段であり、図6に示されるエンジン水温T
HWと遅角補正値θCLDとの特性図から触媒暖機のた
めの遅角補正値θCLDを算出し、ステップ107に移
行する。図6に示される特性図によれば、エンジン水温
が高くなるにつれて遅角補正値θCLDは小さくなり、
エンジン水温が約70℃のとき、遅角補正値θCLDは
0になる。ステップ107で基本点火時期θBSEから
触媒暖機のための遅角補正値θCLDを減算した値を新
たな点火時期とし、この値を所定のアドレスに格納し、
このルーチンを終了する。ステップ107で遅角補正し
た点火時期を所定のアドレスに格納し、ステップ108
で固定された値の点火時期を所定のアドレスに格納する
のは、始動時には燃焼を安定させるために点火時期を遅
角する必要がなく、始動後には触媒を暖機させるために
点火時期を遅角する必要があるからである。また、この
点火時期算出ルーチンにおいて、ステップ104とステ
ップ105は基本点火時期算出手段であり、ステップ1
07とステップ108は点火時期設定手段である。次
に、本実施例の燃料増量算出ルーチンを図4に基づいて
説明する。ステップ201は運転状態検出手段、ステッ
プ205およびステップ206は始動時燃料量算出手段
であり、ステップ203からステップ212までは始動
後燃料量算出手段である。ここで、ステップ207から
ステップ209までが点火時期の遅角補正量が大きい場
合は小さい場合に対し、始動後の燃料噴射量を増量する
始動後燃料増量手段である。ステップ201で運転状
態、すなわち吸気管圧力PM、エンジン回転数NE、エ
ンジン水温THW、吸気温THAなどを読み出し、ステ
ップ202に移行する。ステップ201で吸気管圧力P
M、エンジン回転数NE、エンジン水温THW、吸気温
THAなどを読み出すのは、これらが後のステップにお
いて、始動時の燃料噴射量やその補正値、始動後の基本
燃料噴射量やその補正値を算出するのに必要なパラメー
タとなるからである。ステップ202で始動時か否かを
判定する。ステップ202でYESと判定されるとステ
ップ205に移行し、ステップ205で図7に示される
エンジン水温THWと始動時燃料量TAUSTAとの特
性図から始動時燃料量TAUSTAを算出し、ステップ
206に移行する。図7に示される特性図によれば、エ
ンジン水温が高くなるにつれて、始動時燃料量TAUS
TAは小さくなる。ステップ206で始動時燃料量TA
USTAを吸気温THA、エンジン回転数NEなどで補
正し、このルーチンを終了する。始動時には大きな出力
が必要であり、かつ燃料の揮発性が冷間で悪化するた
め、空燃比をリッチ側に制御してやらなければならず、
ステップ206で補正された始動時燃料量は始動後の燃
料噴射量よりもかなり大きな値である。ステップ202
でNOと判定されるとステップ203に移行する。ステ
ップ203で回転角センサのセンサ出力を受けて読み出
されたエンジン回転数NEと吸気管圧力センサからのセ
ンサ出力を受けて読み出された吸気管圧力PMから基本
噴射量Tpを算出し、ステップ204に移行する。ステ
ップ204は始動後所定時間経過判定手段であり、始動
後2秒以上経過したか否かを判定する。ステップ204
でYESと判定されるとステップ210に移行し、NO
と判定されるとステップ207に移行する。ステップ2
07でエンジン水温THWより始動後増量係数FASE
を算出し、ステップ208に移行する。ステップ207
でエンジン水温より始動後増量係数FASEが算出され
るのは、始動時から始動後へ抜ける瞬間に空燃比が緩や
かにリーン側に移行するように、始動時から始動後へか
けて緩やかに燃料噴射量が減衰されるようにするためで
ある。ステップ208で図8に示される遅角補正値θC
LDと補正係数αとの特性図から暖機補正値θCLDよ
り補正係数αを算出し、ステップ209に移行する。図
8に示される特性図によれば、遅角補正値θCLDが大
きくなるにつれて、この補正係数αも1から大きくなっ
ていく。ステップ208で暖機補正値θCLDより補正
係数αを算出するのは、始動後の燃料噴射量を点火時期
の遅角補正量に応じて補正したいからである。ステップ
209で始動後増量係数FASEに補正係数αを乗算
し、新たな始動後増量係数とし、ステップ210に移行
する。ステップ210は暖機増量係数算出手段であり、
エンジン水温THWより暖機増量係数FWLを算出し、
ステップ211に移行する。ステップ211で酸素濃度
センサ25からの出力などに基づきその他の補正係数β
を算出し、ステップ212に移行する。ステップ212
で式TAU=Tp×(1+FASE+FWL)×βより
燃料噴射量TAUを算出し、このルーチンを終了する。
また、ステップ209で求められた始動後増量係数FA
SEは、この実施例では始動後2秒経過後に、図示しな
いルーチンにより所定時間経過毎に、あるいは所定クラ
ンク角回転毎に、減衰される。その減衰の仕方としては
始動後増量係数FASEに、0よりも大きく1よりも小
さい定数γを乗算してもよいし、始動後増量係数FAS
Eから一定値Aを減算してもよい。なお、上記実施例で
は点火時期の遅角量が大きくなればなる程始動後増量係
数FASEを補正するため補正係数αを連続的に大きく
するようにしたが、点火時期の遅角量がある基準値より
も大きいか否かでαを2段階で変更するようにしてもよ
い。また、この実施例では、始動後増量係数FASEの
初期値を遅角補正値θCLDに応じて変更したが、θC
LDの減衰率(γ,A)を変更したり、始動直後の燃料
噴射量のホールド時間を変更する制御と合わせて実行し
てもよい。
【0006】
【発明の効果】本発明では、始動後増量を点火時期遅角
補正量に応じて補正したので、点火時期の遅角量が大き
い場合は小さい場合に対して、始動後の燃料噴射量が増
量される。これにより、点火時期遅角によりエンジンの
燃焼は悪化するものの、空燃比がリッチ側に移行するた
め、エンジンの回転数の落ち込みを抑制することがで
き、始動時の運転性を向上させ、エンジンストールの発
生を防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における内燃機関の燃料供給量制御装
置を装備したエンジンのシステム構成図
【図2】電子制御装置ECUの構成図
【図3】本実施例の点火時期算出ルーチンを示す図
【図4】本実施例の燃料増量算出ルーチンを示す図
【図5】エンジン回転数と基本点火時期の特性図
【図6】エンジン水温と点火時期遅角補正値の特性図
【図7】エンジン水温と始動時燃料量の特性図
【図8】点火時期遅角補正値と補正係数の特性図
【符号の説明】
1 ・・・エンジン 2 ・・・シリンダ 3 ・・・ピストン 4 ・・・シリンダヘッド 5 ・・・燃焼室 6 ・・・点火プラグ 7 ・・・吸気バルブ 8 ・・・吸気ポート 9 ・・・吸気マニホールド 10 ・・・サージタンク 11 ・・・スロットルバルブ 12 ・・・排気バルブ 13 ・・・排気ポート 14 ・・・排気マニホールド 15 ・・・排気管 16 ・・・三元触媒 17 ・・・燃料噴射弁 18 ・・・イグナイタ 19 ・・・ディストリビュータ 21 ・・・吸気管圧力センサ 22 ・・・吸気温センサ 23 ・・・スロットルポジションセンサ 24 ・・・水温センサ 25 ・・・酸素濃度センサ 26 ・・・回転角センサ 27 ・・・気筒判別センサ 28 ・・・車速センサ 30 ・・・ECU 30a・・・CPU 30b・・・ROM 30c・・・RAM 30d・・・バックアップRAM 30e・・・コモンバス 30f・・・入出力ポート 30g・・・入出力ポート 30h・・・出力ポート 30i・・・バッファ 30j・・・バッファ 30k・・・バッファ 30m・・・マルチプレクサ 30n・・・A/D変換器 30p・・・バッファ 30q・・・コンパレータ 30r・・・波形整形回路 30s・・・カウンタ回路 30t・・・駆動回路 30u・・・駆動回路 30v・・・クロック回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の状態に応じて始動時に供給すべ
    き燃料量を算出する始動時燃料量算出手段と、該始動時
    燃料量算出手段によって求められた燃料量を内燃機関に
    供給する始動時燃料供給手段と、内燃機関の運転状態に
    応じて始動後に供給すべき燃料量を算出する始動後燃料
    量算出手段と、該始動後燃料量算出手段によって求めら
    れた燃料量を内燃機関に供給する始動後燃料供給手段
    と、内燃機関始動直後に燃料を増量し、その後燃料増量
    値を徐々に減衰させる始動後燃料増量手段と、内燃機関
    の運転状態に応じて基本点火時期を算出する基本点火時
    期算出手段と、内燃機関の温度が所定値以下の領域で内
    燃機関の温度に応じて、前記基本点火時期算出手段によ
    って算出された基本点火時期を遅角する点火時期遅角手
    段と、該点火時期遅角手段によって遅角された基本点火
    時期に基づいて点火を実行する点火実行手段とを備えた
    内燃機関の燃料供給量制御装置において、前記点火時期
    遅角手段による点火時期遅角補正量が大きい場合は小さ
    い場合に対し、始動後の燃料増量値を大きくする始動後
    増量補正手段を備えたことを特徴とする内燃機関の燃料
    供給量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078268A (ja) * 2019-01-10 2019-05-23 ダイハツ工業株式会社 内燃機関の制御装置

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