JPH0728642A - パイプライン演算器 - Google Patents

パイプライン演算器

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JPH0728642A
JPH0728642A JP17407093A JP17407093A JPH0728642A JP H0728642 A JPH0728642 A JP H0728642A JP 17407093 A JP17407093 A JP 17407093A JP 17407093 A JP17407093 A JP 17407093A JP H0728642 A JPH0728642 A JP H0728642A
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JP
Japan
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arithmetic
stage
start bit
storage means
arithmetic unit
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Application number
JP17407093A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Suzuki
秀和 鈴木
Tadashi Kubota
正 久保田
Seiji Nakai
誠治 中井
Toshiaki Nishio
歳朗 西尾
Koji Sedo
幸児 瀬藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/30Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
    • G06F9/30003Arrangements for executing specific machine instructions
    • G06F9/30007Arrangements for executing specific machine instructions to perform operations on data operands
    • G06F9/30032Movement instructions, e.g. MOVE, SHIFT, ROTATE, SHUFFLE

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Advance Control (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 演算器毎に命令もしくは係数の設定を行な
い、命令または係数の再設定時にも正しい演算処理結果
を得るためのパイプライン演算器を提供する。 【構成】 命令もしくは係数の再設定のフラグであるス
タートビットをデータの先頭を示す基準信号を基にして
生成し、n段の演算器11_1〜11_nのそれぞれに
第1の遅延器16_1〜16_(n−1)で1クロック
タイミングずつ遅延させて供給することで、レジスタ1
3_1〜13_nに格納されている命令もしくは係数を
演算器11_1〜11_nに個別に設定するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプロセッサや
ディジタル信号処理プロセッサなどに用いられるパイプ
ライン演算器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のパイプライン演算器につい
て説明する。以降、演算器に動作を指示するための命令
もしくは係数を記述したものをダウンロードデータと呼
び、演算器にダウンロードデータを転送し、設定するこ
とをダウンロードと呼ぶことにする。
【0003】図8に従来のパイプライン演算器の構成図
を示す。図8において、1_1〜1_nは、入力データ
に対してパイプライン方式で演算処理を行なうn段の演
算器(nは自然数)で、命令もしくは係数を記述したダ
ウンロードデータの内容に基づいて入力されるデータに
対して演算処理を行なうものである。2は記憶手段で、
演算器1_1〜1_nの命令または係数を記述したダウ
ンロードデータを格納しているものである。3はアドレ
ス発生手段で、記憶手段2から演算器1_1〜1_nに
対してダウンロードデータをダウンロードするためのア
ドレスを発生するものである。
【0004】図9に演算器1_1〜1_nの内部構成図
を示す。図9において、101は演算器本体であり、前
段の演算器に接続され、入力されるデータに対して演算
処理を施す。102はパイプラインレジスタであり、演
算器本体101に接続され、演算処理後のデータを一時
蓄えておくものである。103は内部レジスタであり、
演算器本体101に接続され、記憶手段2からダウンロ
ードされたダウンロードデータを格納するものであっ
て、演算器本体は101はこの内部レジスタ103を参
照して指定された演算処理を行う。
【0005】以上のように構成されたパイプライン演算
器について、以下にその動作を説明する。
【0006】まず、アドレス発生手段3で発生したアド
レスを用いて、演算器1_1〜1_nで演算処理する内
容を記述したダウンロードデータを記憶手段2より読み
出して、全ての演算器1_1〜1_nの内部レジスタ1
03に一斉にダウンロードする。それと同時に、入力デ
ータは演算器1_1に入力され、演算器1_1で演算処
理を行なう。そして、1クロック後には1段目の演算器
1_1での演算処理結果を、2段目の演算器1_2に転
送し、2段目の演算器1_2で演算処理を行なう。一般
的に言えば、あるクロックタイミングでk段目の演算器
1_kにおいて演算処理を行ない、その結果を次のクロ
ックタイミングで(k+1)段目の演算器1_(k+
1)に転送し、演算処理を行なう。このような処理を、
1段目の演算器1_1からn段目の演算器1_nまでで
繰り返すことで、最終的な演算処理結果を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、演算器1_1
〜1_nに新たにダウンロード行なって演算器における
演算処理内容を変更する場合を考える。m個のデータ
(mは自然数)が演算器1_1〜1_nで演算処理され
る度に新たにダウンロードを行なうとする。図8に示す
従来の構成では、全ての演算器1_1〜1_nに対して
記憶手段2から一斉にダウンロードを行なう。ここで、
1回目のダウンロードで演算処理しようとするデータが
最終段の演算器1_nで演算処理されて出力されるのを
待って、2回目のダウンロードを行なうと、2回目のダ
ウンロードの瞬間から、演算器1_nから出力されるn
個のデータは破壊されてしまい、正しい演算結果を得る
ことができない。即ち、2回目のダウンロードで行なお
うとする演算処理結果m個のうち最初のn個は無効で、
正しい演算処理結果は(m−n)個になり、演算器の段
数nが大きくなるに従い、正しい演算処理結果のデータ
個数は少なくなるという問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、記憶手段から、パイプライン構成をとる複数の演算
器に対して、前段の演算器から後段の演算器に順次個別
に再ダウンロード(ダウンロードデータの変更)を行な
うことで、再ダウンロード時にデータが破壊されず、正
しい演算結果を連続的に得るパイプライン演算器を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のパイプライン演算器は、設定された命令もし
くは係数に基づいて演算処理を行ない、かつ互いに接続
されパイプライン構成をとったn段(ただし、nは自然
数)の演算器と、前記n段の演算器の命令もしくは係数
を格納しておく記憶手段と、前記n段の各々の演算器お
よび前記記憶手段に接続され、前記記憶手段から出力さ
れる命令もしくは係数を一時蓄えておくn個のレジスタ
と、前記n段の演算器のうちの1段目の演算器に接続さ
れ、入力される基準信号から前記n段の演算器に命令も
しくは係数を再設定するときのフラグとなるスタートビ
ットを発生するスタートビット発生手段と、前記スター
トビット発生手段と前記n段の演算器のうちの2段目の
演算器からn段目の演算器の各々に接続され、前記スタ
ートビットを転送する互いに接続された(n−1)段の
第1の遅延器と、前記スタートビット発生手段と前記記
憶手段に接続され、スタートビットが入力されるごとに
前記記憶手段の読み出しアドレスを発生し、前記記憶手
段から命令もしくは係数を前記レジスタに転送する制御
を行うアドレス発生手段とで構成されたことを特徴とす
る。
【0010】記憶手段は、n段の各々の演算器に対して
それぞれ対応するようn個の記憶手段で構成され、さら
に、アドレス発生手段と前記n個の記憶手段のうちの第
2番目の記憶手段から第n番目の記憶手段の各々の記憶
手段に接続され、前記アドレス発生手段の出力を転送す
る互いに接続された(n−1)段の第2の遅延器を具備
して構成することができる。
【0011】また、本発明のパイプライン演算器は、設
定された命令もしくは係数に基づいて演算処理を行な
い、かつ互いに接続されパイプライン構成をとったn段
の演算器(ただし、nは自然数)と、前記n段の演算器
の命令もしくは係数を格納しておく記憶手段と、前記n
段の各々の演算器と前記記憶手段に接続され、前記記憶
手段から出力される命令もしくは係数を遅延させるn個
の遅延手段と、入力される基準信号から前記n段の演算
器に命令もしくは係数を再設定するときのフラグとなる
スタートビットを発生するスタートビット発生手段と、
前記スタートビット発生手段と前記記憶手段に接続さ
れ、前記スタートビットが入力されるごとに前記記憶手
段の読み出しアドレスを発生し、前記記憶手段から命令
もしくは係数を前記遅延手段に転送する制御を行うアド
レス発生手段とで構成されたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明はこの構成によって、パイプライン構成
をとっている演算器に対して前段から後段の演算器に演
算器毎に順次個別にダウンロードを行なうので、再ダウ
ンロード時にデータが破壊されることなく、正しい演算
処理結果を得ることができるように作用する。
【0013】
【実施例】以下、本発明のパイプライン演算器の実施例
を図面に基づいて詳細に述べる。
【0014】まず、第1の実施例について述べる。図1
は本発明の第1の実施例におけるパイプライン演算器の
ブロック図を示すものである。
【0015】図1において、11_1〜11_nはパイ
プライン構成をとったn段の演算器で、互いに接続さ
れ、パイプライン方式により入力されるデータに対して
演算処理を行なう。12は記憶手段で、演算器11_1
〜11_nで行なう演算処理内容を記述したダウンロー
ドデータを格納しているものである。13_1〜13_
nはレジスタで、それぞれ演算器11_1〜11_n
と、記憶手段12に接続され、記憶手段12から出力さ
れたダウンロードデータを一時蓄えておくものである。
【0016】14はスタートビット発生手段で、演算器
11_1〜11_nのうちの1段目の演算器11_1と
後述するアドレス発生手段15に接続され、入力データ
の始まりを示す基準信号(例えば、映像信号ではフレー
ムパルスや水平同期信号など)を基準にして、演算器1
1_1〜11_nでの演算処理内容を変更するために再
ダウンロードを行う際のフラグとなるスタートビットを
発生するものである。
【0017】15はアドレス発生手段で、スタートビッ
ト発生手段14と記憶手段12に接続されスタートビッ
トの情報をもとに記憶手段12の読み出しアドレスを発
生し、記憶手段12からのダウンロードデータ出力の制
御を行うものである。
【0018】16_1〜16_(n−1)は互いに接続
された(n−1)段の第1の遅延器であり、スタートビ
ット発生手段14と2段目の演算器11_2からn段目
の演算器11_nの(n−1)個のそれぞれの演算器に
接続され、スタートビット発生手段14から出力された
スタートビットを、2段目からn段目までのそれぞれの
演算器11_2〜11_nに1クロックタイミングずつ
遅らせて供給するものである。
【0019】また、演算器11_1〜11_nの内部構
成は同一であり、図2にこの演算器の内部構成を示す。
図2において、111は演算器本体で前段の演算器また
は入力に接続され、入力されるデータに対して算術演算
や論理演算等の演算処理を行うものである。112はパ
イプラインレジスタで、演算器本体111と後段の演算
器に接続され、演算器本体111で演算処理されたデー
タを一時蓄えておくものである。113は内部レジスタ
で、図1中のレジスタ13_1〜13_nに接続され、
演算器内部でダウンロードデータを格納しておくもの
で、演算器本体111はこの内部レジスタ113の内容
を参照して演算処理を行う。また、本実施例におけるタ
イミングチャートを図3に示す。
【0020】以上のように構成された本実施例のパイプ
ライン演算器について、以下その動作を、図1、図2及
び図3を用いて説明する。例えば、m個(mは自然数)
で入力データが演算器11_1〜11_nで演算処理さ
れる度毎に、演算器に再ダウンロードを行って演算器に
おける演算処理内容を変更するものとする。
【0021】まず、入力されるデータの始まりを示す基
準信号(図3(j))をもとにして、スタートビット発
生手段14においてmクロック毎にビットが立つスター
トビット(図3(i))を発生させる。アドレス発生手
段15では、スタートビット発生手段14で発生したス
タートビットが供給されると(図3(d))、新しいア
ドレスを発生して、記憶手段12に出力する。記憶手段
12はアドレス発生手段15が発生するアドレスで指示
されたダウンロードデータを読み出し、レジスタ13_
1〜13_nに出力し、レジスタ13_1〜13_nは
これらのデータを一時記憶して演算器11_1〜11_
nに出力する(図3(h))。
【0022】まず、1段目の演算器11_1におけるm
個のデータうちの1個目のデータ処理に関して述べる。
スタートビット発生手段14で発生されたスタートビッ
トは1段目の演算器11_1の内部レジスタ113と1
段目の第1の遅延器16_1に転送される。演算器11
_1では、内部レジスタ113にスタートビットが供給
されると(図3(d))、内部レジスタ113はレジス
タ13_1から1回目のダウンロードデータを取り込ん
で(図3(c))、演算器本体111でm個のうちの1
個目のデータ(図3(b))に対して演算処理を施し、
その結果をパイプラインレジスタ112に転送する。
【0023】また、演算器11_1の内部レジスタ11
3がレジスタ13_1からダウンロードデータを取り込
むタイミング、即ちスタートビットが内部レジスタに供
給されるタイミングが、レジスタ13_1にダウンロー
ドデータが転送されてから1クロック後になるように、
スタートビット発生手段14は出力のタイミングを調整
する。
【0024】次に、2段目の演算器11_2におけるm
個のデータうちの1個目のデータの処理に関して述べ
る。1段目の演算器でm個のうちの1個のデータが処理
されたクロックタイミングの次のクロックタイミングで
は、1段目の第1の遅延器16_1により演算器11_
1の内部レジスタに供給されるスタートビットよりも1
クロック分遅れたスタートビットが、演算器11_2の
内部レジスタ113に供給される(図3(g))。内部
レジスタ113はレジスタ13_2に格納された1回目
のダウンロードデータを取り込む(図3(f))と同時
に、1段目の演算器で演算処理された1個目のデータは
2段目の演算器11_2に転送される(図3(e))。
2段目の演算器ではm個のうちの1個目のデータに対し
て、演算器本体111で演算処理を施し、パイプライン
レジスタ112に演算処理結果を転送する。このとき1
段目の演算器11_1ではm個のうち2個目のデータに
対する演算処理が、1個目のデータと同様に施される。
【0025】以降、3段目〜n段目の演算器11_3〜
11_nでも、それぞれの演算器において入力データが
転送されると同時に内部レジスタ113は、ダウンロー
ドデータをレジスタ13_3〜13_nから1回目のダ
ウンロードデータを取り込み、その内容に基づいて演算
処理が施される。このように、演算器11_1〜11_
nの内部レジスタ113にスタートビットにより個別に
ダウンロードデータのダウンロードを行う。
【0026】次に、演算器11_1〜11_nでの演算
処理内容を変更するため、2回目のダウンロードを行う
場合について述べる。入力データの始まりから数えてm
クロック後に、スタートビット発生手段14では再ダウ
ンロードのフラグであるスタートビットが発生され、1
段目の演算器11_1とアドレス発生手段15に転送さ
れる。アドレス発生手段15ではスタートビットを受け
取ると新たなアドレスを発生し、アドレス発生手段15
は新たなアドレスの2回目のダウンロードデータを記憶
手段12からレジスタ13_1から13_nに一斉に転
送する。そして1段目の演算器11_1で演算処理され
た、データの始まりから数えてm個目のデータ(1回目
の処理を行う最後のデータ)が2段目の演算器11_2
に転送され、1回目のダウンロードデータに基づいて演
算処理されるのと同じタイミングで、演算器11_1で
は2回目のダウンロードデータに基づいて(m+1)個
目のデータ(2回目の処理を行う最初のデータ)に対し
て演算処理が施されている。つまり、このタイミングで
は入力データに対して同時に、1段目の演算器11_1
では2回目のダウンロードデータに基づく演算処理が施
され、2段目〜n段目の演算器11_2〜11_nでは
1回目のダウンロードデータに基づく演算処理が施され
ている。このときデータが破壊されるようなことは起こ
っていない。
【0027】以後、3段目〜n段目の演算器11_3〜
11_nに、1クロック毎に演算データを転送すると同
時に、スタートビットにより2回目のダウンロードデー
タを演算器の内部レジスタに1クロック毎に順次ダウン
ロードしていくことで、ダウンロードデータの変更時で
もデータは破壊されず出力からは正しい演算処理結果が
得ることができる。
【0028】以後、3回目以降のダウンロード時の本パ
イプライン演算器の動作も1回目、2回目のダウンロー
ド時の動作と全く同様である。
【0029】以上のように本実施例によれば、入力デー
タに対してパイプライン方式で演算処理を施すn段の演
算器11_1〜11_nと、ダウンロードデータ(命令
もしくは係数)を格納しておく記憶手段12と、ダウン
ロードデータを一時蓄えておくレジスタ13_1〜13
_nと、ダウンロードデータ変更時のフラグであるスタ
ートビットを発生するスタートビット発生手段14と、
演算器11_2〜11_nに対して1クロックずつ遅ら
せながら個別にスタートビットを転送する(n−1)段
の第1の遅延器16_1〜16_(n−1)と、スター
トビットが供給される毎に新たなアドレスを発生し記憶
手段12の制御を行うアドレス発生手段15を設けるこ
とで、ダウンロードデータ変更時にもデータが破壊され
ることなく、連続して正しい演算処理結果を得ることが
できる。
【0030】次に、第2の実施例について述べる。図4
は本発明のパイプライン演算器の第2の実施例における
ブロック図を示すものである。
【0031】まず、本第2の実施例の構成について、図
1の第1の実施例と比較して述べる。図4において、2
1_1〜21_nは図1のn段の演算器11_1〜11
_nと全く同一の、パイプライン構成をとった演算器
で、23_1〜23_nは図1のn個のレジスタ13_
1〜13_nと全く同一のn個のレジスタで、24は図
1のスタートビット発生手段14と全く同一のスタート
ビット発生手段で、25は図1のアドレス発生手段15
と全く同一のアドレス発生手段で、26_1〜26_
(n−1)は図1の(n−1)段の遅延器16_1〜1
6_(n−1)と全く同一の(n−1)段の第1の遅延
器である。以上の構成要素の接続関係は図1の第1の実
施例と全く同一である。
【0032】22_1〜22_nはn個の記憶手段で、
記憶手段22_1はアドレス発生手段25に接続され、
記憶手段22_2〜22_nは後述する(n−1)段の
第2の遅延器27_1〜27_(n−1)にそれぞれ接
続される。27_1〜27_(n−1)は(n−1)段
の第2の遅延器で、アドレス発生手段25と記憶手段2
2_1〜22_nに接続され、アドレス発生手段25か
ら出力するアドレスを、記憶手段22_1〜22_(n
−1)に1クロックタイミングずつ遅らせながら、供給
するものである。本実施例のタイミングチャートを図5
に示す。
【0033】以上のように構成された本実施例のパイプ
ライン演算器について、以下その動作を図4、図5及び
図2を用いて第1の実施例と比較しながら説明する。
【0034】基準信号(図5(k))をもとにしてスタ
ートビット発生手段24でスタートビットを生成し(図
5(j))、スタートビットをアドレス発生手段25に
供給する、という過程までは第1の実施例と同一であ
る。第2の実施例では、アドレス発生手段25は記憶手
段27_1〜27_nに対するアドレス等の制御信号を
n個の記憶手段22_1〜22_nに対して、(n−
1)段の第2の遅延器27_1〜27_(n−1)によ
り1クロックタイミングずつ遅らせながら供給する。す
ると、第1の実施例では記憶手段12からレジスタ13
_1〜13_nにダウンロードデータを一斉に転送して
いたところが、本実施例では記憶手段22_1〜22_
nからレジスタ23_1〜23_nに1クロックタイミ
ングずつ順次遅らせながら転送することになる(図5
(h)、(i))。
【0035】一方、演算器21_1〜21_nの内部レ
ジスタ113は、(n−1)段の第1の遅延器26_1
〜26_(n−1)により1クロックタイミングずつ遅
れたスタートビットを受け取り、結局演算器21_1〜
21_nの内部レジスタには1クロックタイミングずつ
遅れてダウンロードが行なわれることになる。n段の演
算器21_1〜21_nと(n−1)段の第1の遅延器
26_1〜26_(n−1)は、それぞれ第1の実施例
のn段の演算器11_1〜11_nと(n−1)段の遅
延器16_1〜16_(n−1)と全く同一の構成、接
続関係で全く同一の動作をする。
【0036】第1の実施例では、図1において記憶手段
12からレジスタ13_1〜13_nに一斉にダウンロ
ードを行うので、n段の演算器11_1〜11_nの内
部レジスタ113にレジスタ13_1〜13_nからダ
ウンロードが完了するまで次のダウンロードが行えない
ため、同時に3種類のダウンロードデータに基づく演算
処理をn段の演算器11_1〜11_nで正しく行うこ
とは困難であった。即ち第1の実施例では、一度のダウ
ンロードデータで演算処理しようとするデータの個数m
は、パイプライン構成をとる演算器の段数nよりも大き
くなければその効果が発揮できなという制約があった。
【0037】本第2の実施例では、レジスタ23_1〜
23_nにそれぞれ記憶手段22_1〜22_nから1
クロックタイミングずつ遅らせながらダウンロードデー
タの転送を行うので、m<nの場合でも演算器21_1
〜21_nにおいて正しく演算処理が行えることにな
る。
【0038】以上のように本実施例によれば、第1の実
施例における記憶手段12を、n段の演算器21_1〜
21_nの演算器毎に付随するn個の記憶手段22_1
〜22_nに置き換え、第1の実施例に加えてアドレス
発生手段25の出力を1クロックずつ遅らせる(n−
1)段の第2の遅延器27_1〜27_(n−1)を設
けることにより、第1の実施例の効果に加えて、一度の
ダウンロードで処理しようとするデータの個数mが、演
算器の段数nよりも小さくてもデータが破壊されること
なく、正しい演算処理結果を得ることができる。
【0039】次に、第3の実施例について述べる。図6
は本発明のパイプライン演算器の第3の実施例における
ブロック図を示すものである。まず、本実施例の構成に
関して図1に示した第1の実施例と比較して述べる。
【0040】31_1〜31_nは図1のn段の演算器
11_1〜11_nとは内部構成の異なるn段の演算器
で、演算器の内部構成は図9に示す従来例の演算器の内
部構成と同一である。32は図1の記憶手段12と全く
同一の記憶手段、34は図1のスタートビット発生手段
14と全く同一のスタートビット発生手段である。35
は図1のアドレス発生手段15と動作の異なるアドレス
発生手段であり、遅延手段33_1〜33_nへのダウ
ンロードデータの転送を毎クロック繰り返すところが、
第1の実施例のアドレス発生手段15の動作と異なる点
である。
【0041】33_1〜33_nは、図1のn個のレジ
スタ13_1〜13_nを置き換えた、それぞれ遅延量
の異なるn個の遅延手段である。ここで、図6のn個の
遅延手段33_1〜33_nのうちで、紙面上左からk
番目の遅延手段の遅延量D(k)は、 D(k)=k (クロック) ・・・(1) で与えられる。また、第3の実施例の動作を示すタイミ
ングチャートを図7に示す。
【0042】以上のように構成された本実施例のパイプ
ライン演算器について、以下その動作を第1の実施例と
比較しながら図6、図7及び図9を用いて説明する。
【0043】基準信号からスタートビット発生手段34
でスタートビットを発生し、スタートビットをアドレス
発生手段35に供給するという過程までは第1の実施例
と同一である。本実施例ではn段の演算器31_1〜3
1_nにスタートビットを供給しないということが第1
及び第2の実施例と大きく異なる点である。
【0044】アドレス発生手段35はスタートビット発
生手段34からスタートビットを受け取ると所定のアド
レスを発生し、記憶手段32の該当するアドレスのダウ
ンロードデータを、n個の遅延手段33_1〜33_n
に一斉に転送する。アドレス発生手段35はこのダウン
ロードデータの転送動作をクロック毎に繰り返す。n個
の遅延手段33_1〜33_nの遅延量は(1)式で与
えられるので、n段の演算器31_1〜31_nの内部
レジスタには、図6の紙面上左側の演算器から1クロッ
クずつ遅れてダウンロードされていく。従ってダウンロ
ードデータ変更時にもデータが破壊されない。また、遅
延手段33_1〜33_nの左からk番目の遅延手段3
3_kは(数1)より最高k種類のダウンロードデータ
を記憶することができるので、一度のダウンロードで演
算処理しようとするデータの個数mが演算器の段数nよ
り小さい場合であっても、データが破壊されることなく
正しい演算処理結果を得ることができるという、第2の
実施例と同様な効果が得られる。
【0045】以上のように本実施例によれば、入力デー
タに対してパイプライン方式で演算処理を施すn段の演
算器31_1〜31_nと、ダウンロードデータ(命令
もしくは係数)を格納しておく記憶手段32と、ダウン
ロードデータを一時蓄えておくレジスタ33_1〜33
_nと、ダウンロードデータ変更時のフラグであるスタ
ートビットを発生するスタートビット発生手段34と、
スタートビットが供給される毎に新たなアドレスを発生
し記憶手段32の制御を行うアドレス発生手段35を設
けることにより、ダウンロードデータ変更時にもデータ
が破壊されることなく、正しい演算処理結果を得ること
ができる。
【0046】なお、本実施例では、遅延手段33_kの
遅延量を(1)式で与えたが、 D(k)=k−1 (クロック) ・・・(2) で与えても、同様の効果が得られる。
【0047】また以上述べた3つの実施例においては、
n段の演算器への入力を1つとしたが、入力が複数あっ
ても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパイプラ
イン演算器のダウンロードによれば、ダウンロードデー
タ変更時にもデータを破壊することなく正しい演算処理
結果を得ることが可能である。さらに、一度のダウンロ
ードで演算処理しようとするデータの個数mが演算器の
段数nよりも少ない場合であっても、正しい演算処理結
果を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるパイプライン演
算器のブロック図
【図2】演算器の内部構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1の実施例の動作を示すタイミング
チャート
【図4】本発明の第2の実施例のパイプライン演算器の
ブロック図
【図5】本発明の第2の実施例の動作を示すタイミング
チャート
【図6】本発明の第3の実施例におけるパイプライン演
算器のブロック図
【図7】本発明の第3の実施例の動作を示すタイミング
チャート
【図8】従来例のパイプライン演算器のブロック図
【図9】従来例の演算器の内部構成を示すブロック図
【符号の説明】
11_1〜11_n 演算器 12 記憶手段 13_1〜13_n レジスタ 14 スタートビット発生手段 15 アドレス発生手段 16_1〜16_(n−1) 第1の遅延器 111 演算器本体 112 パイプラインレジスタ 113 内部レジスタ 21_1〜21_n 演算器 22_1〜22_n 記憶手段 23_1〜23_n レジスタ 24 スタートビット発生手段 25 アドレス発生手段 26_1〜26_(n−1) 第1の遅延器 27_1〜27_(n−1) 第2の遅延器 31_1〜31_n 演算器 32 記憶手段 33_1〜33_n 遅延手段 34 スタートビット発生手段 35 アドレス発生手段
フロントページの続き (72)発明者 西尾 歳朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 瀬藤 幸児 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定された命令もしくは係数に基づいて演
    算処理を行ない、かつ互いに接続されパイプライン構成
    をとったn段(ただし、nは自然数)の演算器と、前記
    n段の演算器の命令もしくは係数を格納しておく記憶手
    段と、前記n段の各々の演算器および前記記憶手段に接
    続され、前記記憶手段から出力される命令もしくは係数
    を一時蓄えておくn個のレジスタと、前記n段の演算器
    のうちの1段目の演算器に接続され、入力される基準信
    号から前記n段の演算器に命令もしくは係数を再設定す
    るときのフラグとなるスタートビットを発生するスター
    トビット発生手段と、前記スタートビット発生手段と前
    記n段の演算器のうちの2段目の演算器からn段目の演
    算器の各々に接続され、前記スタートビットを転送する
    互いに接続された(n−1)段の第1の遅延器と、前記
    スタートビット発生手段と前記記憶手段に接続され、ス
    タートビットが入力されるごとに前記記憶手段の読み出
    しアドレスを発生し、前記記憶手段から命令もしくは係
    数を前記レジスタに転送する制御を行うアドレス発生手
    段とで構成されたことを特徴とするパイプライン演算
    器。
  2. 【請求項2】記憶手段はn段の各々の演算器に対してそ
    れぞれ対応するようn個の記憶手段で構成され、さら
    に、アドレス発生手段と前記n個の記憶手段のうちの第
    2番目の記憶手段から第n番目の記憶手段の各々の記憶
    手段に接続され、前記アドレス発生手段の出力を転送す
    る互いに接続された(n−1)段の第2の遅延器を具備
    したことを特徴とする請求項1記載のパイプライン演算
    器。
  3. 【請求項3】設定された命令もしくは係数に基づいて演
    算処理を行ない、かつ互いに接続されパイプライン構成
    をとったn段の演算器(ただし、nは自然数)と、前記
    n段の演算器の命令もしくは係数を格納しておく記憶手
    段と、前記n段の各々の演算器と前記記憶手段に接続さ
    れ、前記記憶手段から出力される命令もしくは係数を遅
    延させるn個の遅延手段と、入力される基準信号から前
    記n段の演算器に命令もしくは係数を再設定するときの
    フラグとなるスタートビットを発生するスタートビット
    発生手段と、前記スタートビット発生手段と前記記憶手
    段に接続され、前記スタートビットが入力されるごとに
    前記記憶手段の読み出しアドレスを発生し、前記記憶手
    段から命令もしくは係数を前記遅延手段に転送する制御
    を行うアドレス発生手段とで構成されたことを特徴とす
    るパイプライン演算器。
JP17407093A 1993-07-14 1993-07-14 パイプライン演算器 Pending JPH0728642A (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6125438A (en) * 1997-04-21 2000-09-26 Matsushita Electrical Industrial Co., Ltd. Data processor

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