JPH07286335A - 建設作業機械用連結具 - Google Patents

建設作業機械用連結具

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JPH07286335A
JPH07286335A JP30271294A JP30271294A JPH07286335A JP H07286335 A JPH07286335 A JP H07286335A JP 30271294 A JP30271294 A JP 30271294A JP 30271294 A JP30271294 A JP 30271294A JP H07286335 A JPH07286335 A JP H07286335A
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誠一 坂戸
Tomoyuki Hashimoto
友之 橋本
Nobuo Watanabe
信夫 渡辺
Tomoaki Yamada
智昭 山田
Kunihiko Matsui
邦彦 松居
Isamu Nagayoshi
勇 永吉
Toshiyuki Kuno
利之 久野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ショベル等の作業用ブームを有する建設
用車両のブーム先端に破砕機,バケット等の種々の作業
用アタッチメントを簡易且つ迅速に取り付けたり、或い
は外したりすること。 【構成】 弾性体7にて付勢したロック用ロッドA1
と、ロック用ロッドA1 の後部端に連結したワイヤ11
を巻き上げて前記ロック用ロッドA1 を付勢方向と反対
方向に移動させるドラム10からなるロック解除手段A
2 とを設けた主連結体Aと、被連結体Bとからなるこ
と。主連結体Aと被連結体Bとの接触にてロック用ロッ
ドA1 先端が被連結体B側に突出貫通して弾発係合する
こと。前記ドラム10を適宜固定及び空回転可能に制御
する補助ロック機構A5 を設けること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の作業
用ブームを有する建設用車両のブーム先端に破砕機,バ
ケット等の種々の作業用アタッチメントを簡易且つ迅速
に取り付けたり、或いは外したりすることができる建設
作業機械用連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、油圧ショベル等の作業用ブー
ムを有する建設用車両のブーム先端に破砕機,バケット
等の種々の作業用アタッチメントを取り付けたり、或い
は外したりするために連結具が使用されている。
【0003】その連結具の主なる構造としては、連結具
が建設作業用ブーム先端側に装着するブーム側連結具
と、バケット,破砕機等のアタッチメント側に装着する
アタッチメント側連結具の二部材から構成されるもので
あって、軸とこれに係合する可動式の鉤状の爪とから構
成した係合手段を介して、ブーム側の操作により爪が適
宜に動いて軸に係合してブーム側連結具とアタッチメン
ト側連結具とが係合する仕組みとなっており、その爪を
油圧シリンダ或いはスプリングにより操作するものであ
る。
【0004】また、ブーム側連結具とアタッチメント側
連結具との別の連結構造としては、いずれか一方側に軸
方向に移動する軸杆を設け、他方に前記軸杆が貫通又は
係止する軸貫通部を形成し、その軸杆が軸貫通部を貫通
することによりブーム側連結具とアタッチメント側連結
具との連結が完了し、またブーム側連結具とアタッチメ
ント側連結具との分離は軸杆を軸貫通部より外すことに
よりなされるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ブーム側連結具と
アタッチメント側連結具とが確実に連結したか否かを確
認するためには、建設用車両の運転席からでは確認する
ことが極めて困難であり、確認するための作業員が必要
となる。また、ブーム側連結具とアタッチメント側連結
具とを分離するときには、作業中の衝撃等で、連結構造
に歪みや変形が生じて、両者を容易に分離することがで
きなくなり、その分離作業が極めて面倒且つ時間がかか
るものであり、作業効率が極めて低下することがあっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、弾性体にて
付勢したロック用ロッドと、該ロック用ロッドの後部端
に連結したワイヤを巻き上げて前記ロック用ロッドを付
勢方向と反対方向に移動させるドラムからなるロック解
除手段とを設けた主連結体と、被連結体とからなり、主
連結体と被連結体との接触にてロック用ロッド先端が被
連結体側に突出且つ貫通して弾発係合してなる建設作業
機械用連結具としたことにより、油圧ショベル等の作業
用ブームを有する建設用車両のブーム先端に破砕機,バ
ケット等の種々の作業用アタッチメントを簡易且つ迅速
に取り付けたり、或いは外したりすることができ、且つ
その取付状態を極めて強固なるものにすることができ、
上記課題を解決したものである。
【0007】
【作用】主連結体Aを建設用車両のブームb先端に装着
し、被連結体Bにはショベル等の種々のアタッチメント
に装着する。その主連結体Aと被連結体Bとを所定箇所
で係合し、その主連結体Aと被連結体Bとを全面的に当
接することで弾性体7にて付勢したロック用ロッドA1
が被連結体B側に突出且つ貫通して弾発係合し、連結が
完了する。また、主連結体Aと被連結体Bとを分離する
にはドラム10を回転させてロック用ロッドA1 をワイ
ヤ11を介して弾性体7による付勢方向と反対方向に移
動させ、ロック用ロッドA1 先端を被連結体Bの所定箇
所から外す。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、本発明は主連結体Aと被連結体Bとから構成さ
れるものであって、その主連結体Aはショベル等の建設
用車両の建設作業用のブームb先端に装着され、被連結
体Bは掘削用バケット,破砕機等のアタッチメントa側
に装着され、ブームbとアタッチメントaとの連結を主
連結体Aと被連結体Bとを介して行うものである〔図1
7(a)及び(b)図25(a)及び(b)参照〕。
【0009】その主連結体Aは、図1等に示すように、
主基板1の一側面にロック用ロッドA1 及びロック解除
手段A2 等が装着され、他側面には建設用車両のブーム
b先端に装着する主装着部26が形成されている。それ
ぞれのロック用ロッドA1 は、図1,図3,図4,図6
及び図7等に示すように、ロック頭部2と停止用鍔3と
ガイド筒部4とから構成されており、停止用鍔3はロッ
ク頭部2からその一部が突出したものである。そのロッ
ク頭部2は、図6に示すように、断面方形状に形成され
ており、具体的には長方形状の断面を有する立方体に形
成されており、さらに図示しないがロック頭部2は断面
円形状に形成される実施例も存在する。
【0010】そのロック用ロッドA1 は、軸方向が主基
板1の面上と略平行で、且つ軸方向に摺動自在となるよ
うに、ロック用ロッドA1 がガイド体6にて支持され、
該ガイド体6にはガイド貫通孔6aが形成され、前記ロ
ック用ロッドA1 のガイド筒部4が摺動自在に挿入され
ている。それぞれのロック用ロッドA1 は、ガイド体6
の支持により軸方向に往復動作ができる構成としたもの
であり、ロック用ロッドA1 のガイド筒部4の外周に
は、図1,図3,図4,図6及び図7等に示すように、
コイルスプリング等の弾性体7が設けられ、該弾性体7
の長手方向一端が対応するガイド体6に当接し、他端が
停止用鍔3に当接して、該停止用鍔3が弾性体7の弾性
力にて常時押圧されるものである。
【0011】そのガイド体6には、係止用アーム8が回
動自在にピン等にて枢支されており、該枢支個所を枢支
点8pと称する。その係止用アーム8は、図1,図4,
図12等に示すように、長手方向の端部側に切欠き形状
の係止用凹部8aが形成され、該係止用凹部8aがそれ
ぞれのロック用ロッドA1 に設けた被係止部5に係止
し、ロック用ロッドA1 を前記弾性体7の弾性力に抗し
て、所定位置に停止させておくものである。また、前記
係止用アーム8には、その長手方向の適宜の個所に被当
接部8bが形成され、該被当接部8bが外部より押圧さ
れることにより、係止用アーム8が枢支点8pを中心に
回動し、ロック用ロッドA1 の被係止部5から外れ、弾
性体7の弾性力にて軸方向に移動し、前記被連結体Bと
の連結が行われる。
【0012】前記被当接部8bは、図1,図4等に示す
ように、係止用アーム8の適宜の個所から突起状に形成
され、後述する被連結体Bの解除用押上部25が当接且
つ押圧するようになっている。その係止用アーム8は、
主基板1との間に、図1,図4,図12に示すように、
係止用バネ9が設けられ、該係止用バネ9により係止用
アーム8の係止用凹部8aがそれぞれのロック用ロッド
1 の被係止部5に押圧状態にて係止することができる
ように常時付勢されている。そのロック用ロッドA1
は、主基板1の面上に平行に配置されており、それぞれ
のロック用ロッドA1 が前記ガイド体6にて支持され、
弾性体7にて付勢され、且つ係止用アーム8にてロック
解除状態に停止可能となるようになっている。
【0013】次に、ロック解除手段A2 は、一旦ロック
状態としたロック用ロッドA1 をロック状態から解除す
る方向に引き戻すものである。該ロック解除手段A2
構造は、ドラム10にワイヤ11が巻掛けされ、ドラム
10を回転させることによりロック用ロッドA1 を弾性
体7による付勢方向に対して反対方向に引き寄せるもの
である。そのワイヤ11は鋼製のものが適しているが、
さらに高張力を有するものであれば繊維質材或いは合成
樹脂からなるロープを使用してもよい。そのワイヤ11
は、ドラム10のワイヤ固定孔10aに固着されてお
り、そのワイヤ11の他端は前記ロック用ロッドA1
ガイド筒部4の後部端(ロック用ロッドA1 の軸方向に
おいてロック頭部2と反対側)に連結されている。その
連結構造はガイド筒部4の後部端より突出形成された連
結突起部4aに貫通孔が形成され、図1,図7に示すよ
うに、該貫通孔にワイヤ11がリング状をなして連結さ
れるものである。
【0014】そのドラム10にはドラム軸13が形成さ
れ、該ドラム軸13がドラム軸受け12,12に軸支さ
れており、ドラム10が回動自在となっている。さらに
ドラム軸13は歯車機構14に連結されている(図2参
照)。該歯車機構14は歯数の異なる大歯車14aと小
歯車14bとが歯合して構成されたもので、その小歯車
14b側から大歯車14aに回転力を与えることで、小
さい力にて前記ドラム10にロック用ロッドA1 を引き
寄せるための回転力を与えることができるようになって
いる(図7,図11参照)。
【0015】その歯車機構14の小歯車14bには駆動
軸15が設けられ、該駆動軸15は補助ロック機構A5
に連続されている。該補助ロック機構A5 は制御歯車1
6,回転規制カム17及び押圧シリンダ18から構成さ
れている。その制御歯車16には多数の規制歯16a,
16a,…が形成されている。また、回転規制カム17
には規制突起17a,規制被押圧面17b及び係合凹部
17cが形成されている。各規制歯16aの円周方向一
端側は円弧状に形成され、他端は(円周に対して)略垂
直状に形成されている。そして、制御歯車16は規制歯
16aが円弧状に形成されている方向に回転するときに
は、回転規制カム17の規制突起17aを押し退けて回
転する。そして、制御歯車16が規制歯16aの垂直状
に形成されている方向に回転しようとしても規制歯16
aと規制突起17aとが歯合することにより、制御歯車
16の回転を停止させるものである。このように制御歯
車16を特定方向のみに回転させることができ、その反
対方向の回転は回転規制カム17が歯合時のみ停止させ
ることができる。これにより、前記歯車機構14を介し
てドラム10を回転させワイヤ11を巻き上げるとき
に、補助ロック機構A5 によってドラム10は巻き上げ
のみの回転を行わせ、その反対の回転をロックするもの
である(図8参照)。
【0016】また、回転規制カム17の規制被押圧面1
7bには前記押圧シリンダ18の押圧頭部18aが適正
な押圧力にて当接する構造となっており、その押圧状態
により規制突起17aが制御歯車16の規制歯16aに
常時歯合状態を維持するようになっている。そして制御
歯車16が特定方向に回転するときのみ、各規制歯16
aが規制突起17aを押し上げて回転してゆくものであ
る。また、上記押圧シリンダ18の押圧頭部18aは押
圧シリンダ18のシリンダ筒内に収容され、スプリング
等の弾性体にて弾発的に突出するものである(図8,図
9参照)。
【0017】また、回転規制カム17には係合凹部17
cが形成され、その回転規制カム17を強制的に回転さ
せて係合凹部17cに前記押圧シリンダ18の押圧頭部
18aを係合させることで、回転規制カム17の規制突
起17aと制御歯車16の規制歯16aとの歯合状態が
解除され(図9参照)、その解除状態を維持するもので
ある。このような解除状態において、ロック用ロッドA
1 の弾性体7の弾力によりフリー状態のドラム10がワ
イヤ11を介して自由に回転しつつ、ロック用ロッドA
1 が弾性体7の付勢に移動することができる。
【0018】その制御歯車16にはロック解除軸19が
設けられ、また回転規制カム17には補助ロック解除軸
20が設けられており、ロック解除軸19及び補助ロッ
ク解除軸20の軸端には入力部19a,20aが形成さ
れ、該入力部19a,20aには装置外部からハンドル
Hが着脱自在となる構造となっている(図3,図7,図
11等参照)。
【0019】さらに、ドラム10にはワイヤ11が予め
複数回巻掛けされた巻掛け部11wが設けられている
(図3,図7,図13等参照)。具体的にはドラム10
にワイヤ11が3回程度巻掛けされたものであり、ドラ
ム10に形成されたワイヤ固定孔10aにワイヤ11の
端部が挿通され、そのワイヤ固定孔10a箇所からワイ
ヤ11がドラム10の外周に螺旋状に巻掛けされたもの
である。このようにワイヤ11は巻掛け部11wを設け
たことにより、その巻掛け部分がドラム10の外周側面
に対して均一の摩擦力を有することとなり、ワイヤ11
のワイヤ固定孔10a箇所にのみ応力が集中することを
防止でき、ワイヤ11の耐久性を向上させることができ
る。
【0020】さらに、そのドラム10のワイヤ11の巻
掛け部11wには押え板33が設けられ、その巻掛け部
11wを適正な押圧力に押さえるようにする実施例が存
在する。具体的にはその押え板33は平板状に形成さ
れ、ドラム10に対してビス等の固着具にて固着される
ものであって、ワイヤ11が弛んだときにおいても巻掛
け部11wが緩むことを防止し、その巻掛け部11wに
おけるワイヤ11とドラム10の外周側面との間の摩擦
が常時一定となる状態を維持するものである〔図14
(a)及び(b)参照〕。
【0021】上述したようにロック解除手段A2 に補助
ロック機構A5 が設けられたもの以外に、ロック解除手
段A2 に補助ロック機構A5 が設けられない実施例も存
在している。該実施例ではロック解除手段A2 における
歯車機構14の小歯車14bの駆動軸15に直接ロック
解除軸19が連結している(図16参照)。さらに、ド
ラム10はその軸方向が主連結体Aに対して水平状に装
着される実施例の他に、図15に示すように、ドラム1
0の軸方向を垂直状にして装着する実施例も存在する。
該実施例では歯車機構14はホィール14c及びウォー
ム14dから構成されるものであり、ドラム軸13にホ
ィール14cが、また駆動軸15にウォーム14dが設
けられている。
【0022】上記のロック用ロッドA1 及びロック解除
手段A2 等の主基板1上に設けられた装置は、図2に示
すように、被覆体A3 にて被覆保護されており、具体的
には被覆体A3 は立方体箱形状に形成された筺体部21
がロック用ロッドA1 及びロック解除手段A2 を覆うよ
うにして主基板1上に形成されるものであって、その筺
体部21には、図1乃至図5等に示すように、ロック頭
部2が摺動自在となるようにロック頭部ガイド貫通孔2
2が形成されている。
【0023】さらに、筺体部21のロック頭部ガイド貫
通孔22が形成された側壁板には、図1,図4等に示す
ように、後述する被連結体Bのロック用連結板28が遊
挿自在となる偏平挿入用溝23が形成されている。ま
た、筺体部21の頂部板上には、解除用貫通孔24が形
成され、該解除用貫通孔24の形成個所に対応する位置
に前記係止用アーム8の被当接部8bが存在し、その解
除用貫通孔24を介して被連結体Bの解除用押上部25
が挿入して係止用アーム8の被当接部8bを押圧可能な
構造となっている(図5参照)。
【0024】その主連結体Aの主基板1には、主装着部
26が設けられており、具体的には、図2に示すよう
に、主装着部26は主基板1の幅方向両側端に装着板2
6a,26aが形成され、該装着板26a,26aには
装着孔26b,26bが形成されたものであって、ブー
ムb先端に装着するときには、連結用軸をその装着孔2
6b,26bに貫通させてブームb先端に装着されるも
のである。
【0025】次に、被連結体Bでは従基板27の一側面
上にロック用連結板28が形成され、該ロック用連結板
28には前記ロック用ロッドA1 のロック頭部2が挿入
自在となる二つのロック用連結孔28aが形成されてい
る。具体的には、被連結体Bと主連結体Aとを適正な連
結状態としたときに、そのロック用連結孔28aが、図
3,図4等に示すように、ロック用ロッドA1 の軸方向
と直交し、且つロック用連結孔28aはロック頭部2に
対向した状態となり、ロック用ロッドA1 が軸方向に移
動したときに、ロック頭部2がロック用連結孔28aに
貫通することができるようになっている。
【0026】また、従基板27には、解除用押上部25
が形成され、該解除用押上部25が主連結体Aの被覆体
3 方向に移動し、該被覆体A3 の解除用貫通孔24を
介して、前記係止用アーム8の被当接部8bを押圧する
ことができる構成となっている。また、従基板27には
従装着部29が形成され、具体的には、図2に示すよう
に、従装着部29は従基板27の幅方向両側端に従装着
板29a,29aが形成され、該従装着板29a,29
aには従装着孔29b,29bが形成されたものであっ
て、アタッチメントaに装着するときには、連結用軸を
その従装着孔29b,29bに貫通させてアタッチメン
トaに装着されるものである。
【0027】その主連結体A及び被連結体Bには係合体
4 が設けられ、該係合体A4 の一実施例としては、連
結用軸杆30とフック31とからなるものであり、主連
結体Aと被連結体Bのいずれか一方に連結用軸杆30が
設けられ、他方には前記連結用軸杆30に係合自在、且
つ挿入開放部31aが形成されたフック31が設けられ
たものである。
【0028】図1,図2等の実施例では、主連結体A側
にフック31が設けられ、被連結体Bに連結用軸杆30
が設けられたものであり、その連結用軸杆30は大径に
形成され、主基板1のロック用ロッドA1 及びロック解
除手段A2 が設けられている同一面に設置されたもので
あって、軸支持板32,32にて主基板1の面から適宜
の間隔をおいて設置されたものである。さらに、上記と
は反対に主連結体A側に連結用軸杆30が設けられ、被
連結体B側にフック31が設けられた実施例も存在して
いる(図24参照)。
【0029】本発明の建設作業機械用連結具の作用につ
いては、先ず、主連結体Aを建設用車両のブームb側先
端に装着し、被連結体Bをショベル,破砕機等のアタッ
チメントa側に装着する。このとき、主連結体Aでは、
図1に示すように、ロック用ロッドA1 は係止用アーム
8にてロック解除位置に固定した状態にしておく。
【0030】次に、図17(a)に示すように、アタッ
チメントa側を地上に固定し、建設用車両の運転室から
ブームbを操作して、主連結体Aのフック31,31を
アタッチメントaの被連結体Bの連結用軸杆30個所に
誘導し、フック31の挿入開放部31aから連結用軸杆
30を挿入する。
【0031】次に、図17(b)に示すように、ブーム
bを操作して、主連結体Aを連結用軸杆30を中心にし
て、主連結体Aが被連結体Bと略平行となるまで回動を
続け、主連結体Aが被連結体Bに対して略平行に接触す
ると、被連結体Bのロック用連結板28が主連結体Aの
偏平挿入用溝23内に収まり、且つロック用連結孔28
aとロック頭部2とが対向し、ロック頭部2がロック用
連結孔28aに挿入可能な状態になる。
【0032】これと略同時に、被連結体B側の解除用押
上部25が、主連結体Aの被覆体A3 に形成した解除用
貫通孔24に挿入し、その解除用押上部25が係止用ア
ーム8の被当接部8bに当たって、係止用アーム8をロ
ック用ロッドA1 の被係止部5から外し、ロック用ロッ
ドA1 の固定が解除されると、ロック用ロッドA1 は弾
性体7の弾性力にて軸方向に移動し、ロック頭部2がロ
ック用連結孔28aに挿入し、主連結体Aと被連結体B
との連結作業が完了する(図4,図5参照)。
【0033】次に、連結状態の主連結体Aと被連結体B
とを分離するには、アタッチメントaを地上に置いて安
定な状態とし、ロック解除軸19の入力部19aにハン
ドルHを装着し、ロック解除軸19を回転させて、歯車
機構14を介してドラム10のワイヤ11を巻上げる方
向に回転させ、ワイヤ11を介してロック用ロッドA1
を弾性体7の付勢方向と反対側に引き寄せ、図7,図1
1に示すように、ロック用ロッドA1 のロック頭部2を
ロック用連結孔28aから引き出す。
【0034】そして、係止用アーム8の係止用凹部8a
箇所にロック用ロッドA1 の被係止部5が到達し、主連
結体Aと被連結体Bとを連結用軸杆30を中心として回
転させつつ離間させると、図12に示すように、係止用
アーム8の被当接部8bから解除用押上部25が離れ
て、係止用凹部8aと被係止部5とが係止状態となり、
ロック用ロッドA1 がロック解除位置に固定されて、そ
の主連結体Aと被連結体Bとの分離が完了する。また、
再度主連結体Aを被連結体Bに連結するためには、補助
ロック機構A5 の回転規制カム17を制御歯車16から
外して解除状態とし制御歯車16をフリー状態とする。
これによって歯車機構14及びドラム10もフリー状態
となり、このような状態とすることで主連結体Aと被連
結体Bとの連結時において、ロック用ロッドA1 は弾性
体7の弾性によりその付勢方向に自由に移動することが
できる。
【0035】さらに、図16に示すように、ロック解除
手段A2 に補助ロック機構A5 が設けられていない実施
例では、ロック解除軸19をハンドルHにて回転させて
駆動軸15及び歯車機構14を介してドラム10をロッ
ク用ロッドA1 の付勢方向と反対側に引き寄せつつ、主
連結体Aと被連結体Bとを連結用軸杆30を中心にして
離間させ、ロック用ロッドA1 の被係止部5に係止用ア
ーム8の係止用凹部8aを係止させるものである。この
ときドラム10は常時フリー状態であるため、主連結体
Aと被連結体Bとの連結時にロック用ロッドA1 が弾性
体7による付勢方向に移動する際にワイヤ11に引かれ
て自動的にドラム10が回転するようになっている。
【0036】なお、上述したように主連結体Aはブーム
b先端に装着され、被連結体Bはアタッチメントa側に
装着されることが多いが、必ずしも該実施例に限定され
るものではなく、主連結体Aがアタッチメントaに装着
され、被連結体Bがブームb先端に装着されることもあ
る。また、主連結体A及び被連結体Bは、図17(b)
に示すように、予めブームb先端及びアタッチメントa
に一体的に形成することもある。
【0037】次に、前記ロック用ロッドA1 のロック頭
部2の外周面には潤滑溝2aが形成される実施例が存在
している。該潤滑溝2aにグリースを充填させることで
ロック頭部2をロック頭部ガイド貫通孔22及びロック
用連結孔28aに極めて良好に摺動させることができる
ものである(図19乃至図21参照)。また、その潤滑
溝2aに対してグリースを注入させる手段としてロック
頭部2の先端に注油口2bが設けられ、またロック頭部
2内部には注油路2cが形成され、その注油口2bと潤
滑溝2aとが注油路2cを介して連通するようにしたも
のである。そして、注油口2bからグリースを注入する
と注油路2cを介して、ロック頭部2周囲の潤滑溝2a
にグリースを充填することができる構成となっている。
【0038】次に、前記主連結体Aの解除用貫通孔24
には、柔軟性を有する保護膜35が設けられている実施
例が存在する(図19,図22,図23参照)。該保護
膜35は、解除用貫通孔24を閉鎖するように設けられ
ており、被連結体Bの解除用押上部25がその保護膜3
5を押圧し、該保護膜35を介して係止用アーム8の被
当接部8bを押圧することができるようになっている。
その保護膜35を解除用貫通孔24に設けることで、主
連結体Aの内部に外部からごみ,ほこり,水分等が入り
にくくすることができるとともに、係止用アーム8を被
連結体Bとの連結時等の衝撃から保護することができる
ようになっている。
【0039】次に、前記ロック用ロッドA1 はガイド筒
部4が設けられないタイプの実施例が存在する。該実施
例では、ロック頭部2の停止用鍔3の箇所に軸杆34が
貫通しており、且つ軸杆34の軸方向両端側が停止用鍔
3より突出した状態となっている(図18乃至図21参
照)。そして、その軸杆34の両突出部分には管状の被
係止部5,5が装着されている。その管状とした被係止
部5,5は軸杆34に対して空転するものであってもよ
いし、また固定状態にしてもよい。さらにまた、軸杆3
4の突出した部分をそのまま被係止部5,5としてもよ
い。また、停止用鍔3は開口を有する中空部3aが形成
され、該中空部3a内を前記軸杆34が通過するように
なっている(図19及び20参照)。
【0040】そして、中空部3a内を通過する軸杆34
にワイヤ11が連結されており、そのワイヤ11により
停止用鍔3及びロック頭部2を軸方向に移動させること
ができる。また、前述したように係止用アーム8は、主
基板1との間に係止用バネ9が設けられ、常時は係止用
凹部8aがそれぞれのロック用ロッドA1 の被係止部5
に押圧状態にて係止する方向に付勢されている。その係
止用アーム8は被当接部8bの付近から突出片が形成さ
れ、該突出片に係止用バネ9が連結されたものである
が、さらに、また別の実施例としては、図21(a),
図22,図23等に示すように、係止用アーム8の係止
用凹部8aの反対側に圧縮タイプの係止用バネ9が装着
され係止用凹部8aを被係止部5に当接させる方向に付
勢しているものである。該実施例では係止用アーム8の
係止用凹部8aの反対側に係止用バネ9との連結を行う
連結用突起8cが形成されている。
【0041】ロック解除手段A2 の構成の別の実施例を
示すと、該ロック解除手段A2 はドラム10とロック解
除軸19とから構成されるもので、そのドラム10の軸
方向と同一方向にロック解除軸19が設けられたもので
ある。そして、そのロック解除軸19の入力部19aは
主連結体Aの外部に突出しており、該入力部19aにハ
ンドルHを差し込み、該ハンドルHを操作することで、
ロック解除軸19を回転させるとともにドラム10を回
転させることができる〔図21(a)参照〕。
【0042】上記実施例における補助ロック機構A5
は、制御歯車16を設けたロック解除軸19は前記ドラ
ム10と直結している。そして、前述した補助ロック機
構A5 と同様に回転規制カム17には補助ロック解除軸
20が設けられており、ロック解除軸19及び補助ロッ
ク解除軸20の軸端には入力部19a,20aが形成さ
れ、該入力部19a,20aには装置外部からハンドル
Hが着脱自在となる構造となっている〔図21(b)参
照〕。
【0043】また、被連結体Bのロック用連結板28の
頂面部28bは、主連結体Aの偏平挿入用溝23の上面
部23aに当接する構造としている。即ち、偏平挿入用
溝23の頂部は上面部23aとなっており、該上面部2
3aに前記ロック用連結板28の頂面部28bが当接
し、その当接した状態においてロック頭部2がロック用
連結孔28aに貫通する構造となっている。
【0044】そして、主連結体Aと被連結体Bとが接触
する方向に対しては、常時ロック用連結板28の頂面部
28bが偏平挿入用溝23の上面部23aに当接し、ロ
ック頭部2に対して偏平挿入用溝23とロック用連結板
28とによる剪断力が作用しないようになっている。従
って、ロック頭部2には主連結体Aと被連結体Bとが離
れる方向にのみ剪断力が作用するものであり、ロック頭
部2に対する外部荷重の負担を極めて少なくなるように
している(図22,図23参照)。また、図25は前記
図17に示した主連結体Aと被連結体Bとの連結構造と
は別のタイプとしたものである。即ち、アタッチメント
aの手前側に主連結体A及び被連結体Bの係合体A4
位置するようにして装着したものである。
【0045】
【発明の効果】請求項1においては、弾性体7にて付勢
したロック用ロッドA1 と、該ロック用ロッドA1 の後
部端に連結したワイヤ11を巻き上げて前記ロック用ロ
ッドA1 を付勢方向と反対方向に移動させるドラム10
からなるロック解除手段A2 とを設けた主連結体Aと、
被連結体Bとからなり、主連結体Aと被連結体Bとの接
触にてロック用ロッドA1 先端が被連結体B側に突出且
つ貫通して弾発係合してなる建設作業機械用連結具とし
たことにより、主連結体Aと被連結体Bとの連結及び解
除を効率的にできるし、第2に連結強度を極めて強固に
することができるし、第3にアタッチメントaが破砕機
等の激しい動きをするものに対して、良好に適応するこ
とができる等の種々の効果を奏する。
【0046】上記効果を詳述すると、主連結体Aに設け
たロック用ロッドA1 は、主連結体Aと、被連結体Bと
の接触時にロック用ロッドA1 が被連結体B側に突出
し、貫通することにより、主連結体Aと被連結体Bとの
連結が略瞬時にできる。さらに、ロック用ロッドA1
後部にはドラム10を設け、該ドラム10に巻き付けた
ワイヤ11とロック用ロッドA1 の後部端とを連結して
いることで、そのドラム10を回転させることでロック
用ロッドA1 の解除を極めて簡単且つ迅速に行うことが
できる。このようにしたことでロック用ロッドA1 先端
が被連結体B側に突出且つ貫通して弾発係合した状態に
おいて、その係合状態が極めてきつく行われていたとし
ても、ドラム10の回転力が前記係合状態に対して極め
て大きな力となり、容易に外すことができるものであ
る。
【0047】さらに、主連結体Aと被連結体Bとの連結
作業は、主連結体Aと被連結体Bとを単に接触させるの
みにてロック用ロッドA1 が被連結体B側に突出且つ貫
通するものであり、その操作は極めて簡単にすることが
でき、且つ確実な連結が可能なので連結状態を確認する
必要もなく、それに携わる作業員も不要にできる。
【0048】また、その連結状態は主連結体Aに設けた
ロック用ロッドA1 が被連結体B側に突出して貫通し、
連結を行うものであり、従ってロック用ロッドA1 の軸
方向に水平方向及び垂直方向の振動衝撃に対して極めて
強固であり、耐久性を有するものにできる。また、作業
上発生する外力がロック用ロッドA1 を緩める(抜く方
向)方向には作用せず、決して緩むことはないし、装置
が軽量で簡単になり、また外れることがなく安全であ
る。
【0049】請求項2においては、弾性体7にて付勢し
たロック用ロッドA1 と、該ロック用ロッドA1 の後部
端に連結したワイヤ11を巻き上げて前記ロック用ロッ
ドA1 を付勢方向と反対方向に移動させるドラム10か
らなるロック解除手段A2 と、該ドラム10を適宜固定
及び空回転可能に制御する補助ロック機構A5 とを設け
た主連結体Aと被連結体Bとからなり、主連結体Aと被
連結体Bとの接触にてロック用ロッドA1 先端が被連結
体B側に突出且つ貫通して弾発係合してなる建設作業機
械用連結具としたことにより、解除した主連結体Aと被
連結体Bとの連結ロック状態からロック用ロッドA1
ロック状態から解除し、さらに再度ロック可能な状態に
する作業を極めて簡易にできる。
【0050】即ち、ロック解除手段A2 はロック用ロッ
ドA1 の後部端に連結したワイヤ11を巻き上げて前記
ロック用ロッドA1 を付勢方向と反対方向に移動させる
ドラム10と、該ドラム10を適宜固定且つ空回転制御
可能な補助ロック機構A5 とから構成したものであり、
主連結体Aと被連結体Bとを分離する場合に、ドラム1
0を巻き上げる作業をするときにはドラム10を巻上げ
方向のみに回転するようにし、その反対方向の回転は停
止状態とすることで巻上げ作業を効率的にできる。そし
て、その補助ロック機構A5 を解除することにより、ド
ラム10がフリーな状態となり、弾性体7により付勢さ
れたロック用ロッドA1 は、主連結体Aと被連結体Bと
の連結作業時に付勢方向に移動することができる。
【0051】請求項3においては、前記ロック解除手段
2 のドラム10に常時はワイヤ11を複数巻きとした
巻掛け部11wを設けてなる建設作業機械用連結具とし
たことにより、ドラム10に複数回巻掛けされたワイヤ
11の巻掛け部11wは、ドラム10の外周側面に対し
て均一な圧力で当接しているために、ドラム10の外周
側面と当接する巻掛け部11wのワイヤ11は均一な摩
擦力となり、ワイヤ11の耐久力を向上させることがで
きる。
【0052】請求項4においては、前記ロック解除手段
2 のドラム10に常時はワイヤ11を複数巻きとした
巻掛け部11wを設け、且つ該巻掛け部11w箇所に押
え板33を固着してなる建設作業機械用連結具としたこ
とにより、ドラム10に対するワイヤ11の複数の巻掛
け部11w箇所に押え板33を固着したことで、巻掛け
箇所のワイヤ11の状態を整然と維持させることができ
るとともに、ワイヤ11にテンションがかかっていない
ときには、ワイヤ11の巻掛け部11w箇所の緩みを防
止し、ワイヤ11の耐久性を一層向上させることができ
る。
【0053】請求項5においては、ロック用ロッドA1
先端部は断面方形状としてなる建設作業機械用連結具と
したことによりロック時のガタツキを最小限にくい止め
ることができ、安定した連結状態とすることができる。
【0054】請求項6においては、請求項2において、
前記ロック解除手段A2 はドラム10と該ドラム10に
直結するロック解除軸19とからなり、前記補助ロック
機構A5 は制御歯車16,回転規制カム17及び該回転
規制カム17を可動又は固定させる押圧シリンダ18か
らなり、前記制御歯車16はロック解除軸19に設けて
なる建設作業機械用連結具としたことにより、内部の構
造を簡単にすることができ、且つ部品点数を減少させる
ことでひいては、低価格にて提供することができる。ま
た、上記のように部品点数を少なくすることで故障等が
生じにくくなりたとえ故障したとしても、部品の交換等
が簡易且つ迅速に行うことができるものである。
【0055】次に、請求項7においては、ロック用ロッ
ドA1 のロック頭部2の外周面には潤滑溝2aを形成
し、ロック頭部2先端より注油口2bを設け、ロック頭
部2内部より前記潤滑溝2aに連通する注油路2cを形
成してなる建設作業機械用連結具としたことにより、該
潤滑溝2aにグリースを充填させることでロック頭部2
をロック頭部ガイド貫通孔22及びロック用連結孔28
aに極めて良好に摺動させることができるものであり、
またそのロック頭部2に荷重がかかってロック頭部2が
押さえられていても、潤滑溝2aのグリース等の潤滑剤
が作用して良好な摺動ができるものである。
【0056】次に、請求項8においては請求項1におい
て、前記主連結体Aにおいて、被連結体Bの解除用押上
部25が挿入する解除用貫通孔24には、柔軟性を有す
る保護膜35を設けてなる建設作業機械用連結具とした
ことにより、主連結体Aの内部に粉塵,水分等が入るこ
とを防止し、また主連結体Aの内部に係止用アーム8等
の装置を主連結体Aと被連結体Bとの連結時における衝
撃から保護することができるものである。
【0057】次に、請求項9においては請求項1におい
て、被連結体Bのロック用連結板28の頂面部28b
は、主連結体Aの偏平挿入用溝23の上面部23aに当
接してなる建設作業機械用連結具としたことにより、ロ
ック頭部2の耐久性及び寿命を向上させることができ
る。即ち、被連結体Bのロック用連結板28の頂面部2
8bは、主連結体Aの偏平挿入用溝23の上面部23a
に当接する構造としている。即ち、偏平挿入用溝23の
頂部は上面部23aとなっており、該上面部23aに前
記ロック用連結板28の頂面部28bが当接し、その当
接した状態においてロック頭部2がロック用連結孔28
aに貫通する構造となっている。そして、主連結体Aと
被連結体Bとが接触する方向に対しては、常時ロック用
連結板28の頂面部28bが偏平挿入用溝23の上面部
23aに当接し、ロック頭部2に対して偏平挿入用溝2
3とロック用連結板28とによる剪断力が作用しないよ
うになっている。従って、ロック頭部2には主連結体A
と被連結体Bとが離れる方向にのみ剪断力が作用するも
のであり、ロック頭部2に対する外部荷重の負担を極め
て少なくなるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】主連結体及び被連結体の縦断側面図
【図2】主連結体と被連結体とを分離した状態の略示斜
視図
【図3】本発明の縦断平面図
【図4】主連結体と被連結体とを係合体箇所にて係合し
た状態を示す縦断側面図
【図5】ロック用ロッドが被連結体側に突出且つ貫通し
た状態を示す縦断側面図
【図6】ロック用ロッドの断面斜視図
【図7】ロック用ロッド,ロック解除手段及び補助ロッ
ク機構の構成を示す概略斜視図
【図8】補助ロック機構において制御歯車と回転規制カ
ムとが係合した状態を示す略示図
【図9】補助ロック機構において制御歯車から回転規制
カムの係合を解除した状態を示す略示図
【図10】ロック用ロッドが付勢方向と反対方向に移動
するところを示す縦断側面図
【図11】ロック用ロッドが付勢方向と反対方向に移動
した状態を示す縦断側面図
【図12】ロック用ロッドが付勢方向と反対側に移動
し、係止用アームによって固定される状態を示す側面図
【図13】(a)はドラムの巻掛け部箇所における斜視
図 (b)はドラムの巻掛け部箇所における縦断正面図
【図14】(a)はドラムの巻掛け部に押え板を装着し
た状態の斜視図 (b)はドラムの巻掛け部箇所における縦断側面図
【図15】別の実施例のロック解除手段を示す略示斜視
【図16】補助ロック機構を装着しない実施例の縦断平
面図
【図17】(a)は本発明にてブームにアタッチメント
を装着する状態を示す略示図 (b)はアタッチメントと被連結体と一体的にした実施
例の略示図
【図18】(a)は別の実施例の主連結体を示す縦断側
面図 (b)は別の実施例の被連結体を示す縦断側面図
【図19】別の実施例の主連結体と被連結体とを結合し
た状態を示す縦断側面図
【図20】別の実施例の主連結体を示す縦断平面図
【図21】(a)は別の実施例のロック解除手段を示す
一部断面にした斜視図 (b)は補助ロック機構を示す断面図
【図22】主連結体と被連結体とのロック状態を示す要
部断面図
【図23】主連結体と被連結体とのロック解除状態を示
す要部断面図
【図24】主連結体に連結用軸杆を設け、被連結体にフ
ックを設けた実施例の略示斜視図
【図25】(a)は図17とは異なる実施例にてブーム
にアタッチメントを装着する状態を示す略示図 (b)は図17とは異なる実施例にてアタッチメントと
被連結体と一体的にした実施例の略示図
【符号の説明】
A…主連結体 A1 …ロック用ロッド 2a…潤滑溝 2b…注油口 2c…注油路 7…弾性体 A2 …ロック解除手段 10…ドラム 11…ワイヤ 11w…巻掛け部 A5 …補助ロック機構 16…制御歯車 17…回転規制カム 18…押圧シリンダ 19…ロック解除軸 20…補助ロック解除軸 24…解除用貫通孔 25…解除用押上部 23…偏平挿入用溝 23a…上面部 B…被連結体 28…ロック用連結板 28b…頂面部 33…押え板 35…保護膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図13】
【図11】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図25】
【図20】
【図21】
【図22】
【図24】
【図23】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 智昭 千葉市花見川区千種町314番地 株式会社 坂戸工作所内 (72)発明者 松居 邦彦 千葉市花見川区千種町314番地 株式会社 坂戸工作所内 (72)発明者 永吉 勇 千葉市花見川区千種町314番地 株式会社 坂戸工作所内 (72)発明者 久野 利之 千葉市花見川区千種町314番地 株式会社 坂戸工作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体にて付勢したロック用ロッドと、
    該ロック用ロッドの後部端に連結したワイヤを巻き上げ
    て前記ロック用ロッドを付勢方向と反対方向に移動させ
    るドラムからなるロック解除手段とを設けた主連結体
    と、被連結体とからなり、主連結体と被連結体との接触
    にてロック用ロッド先端が被連結体側に突出且つ貫通し
    て弾発係合してなることを特徴とした建設作業機械用連
    結具。
  2. 【請求項2】 弾性体にて付勢したロック用ロッドと、
    該ロック用ロッドの後部端に連結したワイヤを巻き上げ
    て前記ロック用ロッドを付勢方向と反対方向に移動させ
    るドラムからなるロック解除手段と、該ドラムを適宜固
    定及び空回転可能に制御する補助ロック機構とを設けた
    主連結体と被連結体とからなり、主連結体と被連結体と
    の接触にてロック用ロッド先端が被連結体側に突出且つ
    貫通して弾発係合してなることを特徴とした建設作業機
    械用連結具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記ロ
    ック解除手段のドラムに常時はワイヤを複数巻きとした
    巻掛け部を設けてなることを特徴とした建設作業機械用
    連結具。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2において、前記ロ
    ック解除手段のドラムに常時はワイヤを複数巻きとした
    巻掛け部を設け、且つ該巻掛け部箇所に押え板を固着し
    てなることを特徴とした建設作業機械用連結具。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2において、ロック
    用ロッド先端部は断面方形状としてなることを特徴とし
    た建設作業機械用連結具。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記ロック解除手段
    はドラムと該ドラムに直結するロック解除軸とからな
    り、前記補助ロック機構は制御歯車と、該制御歯車を所
    定方向のみに回動させる回転規制カムと、該回転規制カ
    ムを適宜固定可能な押圧シリンダとからなり、前記制御
    歯車はロック解除軸に固着し、前記回転規制カムは補助
    ロック解除軸を介して主連結体外部より回動操作可能と
    してなることを特徴とした建設作業機械用連結具。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2において、前記ロ
    ック用ロッドのロック頭部の外周面には潤滑溝を形成
    し、ロック頭部先端より注油口を設け、ロック頭部内部
    より前記潤滑溝に連通する注油路を形成してなることを
    特徴とした建設作業機械用連結具。
  8. 【請求項8】 請求項1に請求項2おいて、前記主連結
    体において、被連結体の解除用押上部が挿入する解除用
    貫通孔には、柔軟性を有する保護膜を設けてなることを
    特徴とした建設作業機械用連結具。
  9. 【請求項9】 請求項1又は請求項2において、被連結
    体のロック用連結板の頂面部は、主連結体の偏平挿入用
    溝の上面部に当接してなることを特徴とした建設作業機
    械用連結具。
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WO2013007885A1 (fr) * 2011-07-12 2013-01-17 Klac Industrie Dispositif de sécurité pour attaches rapides permettant de fixer un outil à l'extrémité du bras d'une pelle hydraulique.
FR2977903A1 (fr) * 2011-07-12 2013-01-18 Klac Industrie Dispositif de securite pour attaches rapides permettant de fixer un outil a l'extremite du bras d'une pelle hydraulique

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