JPH07286198A - 粒状ノニオン洗剤組成物の製造方法 - Google Patents
粒状ノニオン洗剤組成物の製造方法Info
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- JPH07286198A JPH07286198A JP10189294A JP10189294A JPH07286198A JP H07286198 A JPH07286198 A JP H07286198A JP 10189294 A JP10189294 A JP 10189294A JP 10189294 A JP10189294 A JP 10189294A JP H07286198 A JPH07286198 A JP H07286198A
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- nonionic surfactant
- fluorescent brightener
- nonionic
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ノニオン界面活性剤を１重量％以上および蛍
光増白剤を０．０１重量％以上含む洗剤粒子を噴霧乾燥
法以外の造粒方法例えば撹拌造粒法、破砕造粒法で製造
するに際し、予じめノニオン界面活性剤に蛍光増白剤を
溶解、分散した後、この蛍光増白剤含有ノニオン界面活
性剤と他の洗剤成分とを造粒して粒状ノニオン洗剤組成
物を製造する。 【効果】 洗濯時に蛍光ムラの発生が防止される。
光増白剤を０．０１重量％以上含む洗剤粒子を噴霧乾燥
法以外の造粒方法例えば撹拌造粒法、破砕造粒法で製造
するに際し、予じめノニオン界面活性剤に蛍光増白剤を
溶解、分散した後、この蛍光増白剤含有ノニオン界面活
性剤と他の洗剤成分とを造粒して粒状ノニオン洗剤組成
物を製造する。 【効果】 洗濯時に蛍光ムラの発生が防止される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光増白剤が洗剤中に
均一に分散された、ノニオン界面活性剤を主成分とする
粒状洗剤組成物の製造方法に関する。
均一に分散された、ノニオン界面活性剤を主成分とする
粒状洗剤組成物の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ノニオン界面活性剤は、一般に低泡性で
あり、洗浄力が水の硬度の影響を受けにくく、特に泥汚
れや低温での汚れ分散性にも優れている。さらに生分解
性が良好で環境負荷が低く、低毒性で安全性にも問題が
ない優れた界面活性剤である。このノニオン界面活性剤
を主成分とした粒状洗剤の製造方法としては、例えば特
開昭５２−１０１２１１号公報、特開昭６２−２６３２
９９号公報、特開昭５７−１５９８９８号公報などに種
々の方法が提案されている。
あり、洗浄力が水の硬度の影響を受けにくく、特に泥汚
れや低温での汚れ分散性にも優れている。さらに生分解
性が良好で環境負荷が低く、低毒性で安全性にも問題が
ない優れた界面活性剤である。このノニオン界面活性剤
を主成分とした粒状洗剤の製造方法としては、例えば特
開昭５２−１０１２１１号公報、特開昭６２−２６３２
９９号公報、特開昭５７−１５９８９８号公報などに種
々の方法が提案されている。
【０００３】また、噴霧乾燥法以外で、ノニオン界面活
性剤を含有する洗剤中に蛍光増白剤を配合する技術とし
ては、特開平４−２８５６９７号公報の実施例に記載さ
れているように、撹拌造粒機内に他の粉体成分と同時に
添加して造粒することが知られている。
性剤を含有する洗剤中に蛍光増白剤を配合する技術とし
ては、特開平４−２８５６９７号公報の実施例に記載さ
れているように、撹拌造粒機内に他の粉体成分と同時に
添加して造粒することが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いった
ん均一なスラリーを形成する噴霧乾燥法と異なり、撹拌
造粒法等のように粉体として蛍光増白剤を添加する場
合、蛍光増白剤の添加量が少量（通常は０．１〜０．５
％程度）であるため均一混合することが難しく、洗剤組
成物中に蛍光増白剤が偏って分散されてしまい、洗濯の
際の蛍光増白効果にムラが発生するという問題が生じ
た。本発明は、このような蛍光ムラの発生を防止するこ
とを目的とする。
ん均一なスラリーを形成する噴霧乾燥法と異なり、撹拌
造粒法等のように粉体として蛍光増白剤を添加する場
合、蛍光増白剤の添加量が少量（通常は０．１〜０．５
％程度）であるため均一混合することが難しく、洗剤組
成物中に蛍光増白剤が偏って分散されてしまい、洗濯の
際の蛍光増白効果にムラが発生するという問題が生じ
た。本発明は、このような蛍光ムラの発生を防止するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の粒状ノニオン洗
剤組成物の製造方法は、ノニオン界面活性剤を１重量％
以上および蛍光増白剤を０．０１重量％以上含む洗剤粒
子を噴霧乾燥法以外の造粒方法で製造するに際し、予じ
めノニオン界面活性剤に蛍光増白剤を溶解、分散した
後、この蛍光増白剤含有ノニオン界面活性剤と他の洗剤
成分とを造粒して洗剤粒子とすることを特徴とする。
剤組成物の製造方法は、ノニオン界面活性剤を１重量％
以上および蛍光増白剤を０．０１重量％以上含む洗剤粒
子を噴霧乾燥法以外の造粒方法で製造するに際し、予じ
めノニオン界面活性剤に蛍光増白剤を溶解、分散した
後、この蛍光増白剤含有ノニオン界面活性剤と他の洗剤
成分とを造粒して洗剤粒子とすることを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施態様】本発明で使用されるノニオン界面活
性剤としては、アルキル鎖またはアルケニル鎖等の疎水
基の炭素数が８〜１８、好ましくは１０〜１４で、エチ
レン／オキシドの平均付加モル数３〜２０、好ましくは
８〜１２、プロピレンオキシドの平均３〜１５の、アル
コール、フェノール、脂肪酸アルキルエステル、脂肪酸
等のエチレンオキシドおよび／またはプロピレンオキシ
ド付加物などが用いられ、そのより詳細な具体例を挙げ
れば以下の通りである。
性剤としては、アルキル鎖またはアルケニル鎖等の疎水
基の炭素数が８〜１８、好ましくは１０〜１４で、エチ
レン／オキシドの平均付加モル数３〜２０、好ましくは
８〜１２、プロピレンオキシドの平均３〜１５の、アル
コール、フェノール、脂肪酸アルキルエステル、脂肪酸
等のエチレンオキシドおよび／またはプロピレンオキシ
ド付加物などが用いられ、そのより詳細な具体例を挙げ
れば以下の通りである。
【０００７】（１）炭素数８〜１８、好ましくは１０〜
１４の脂肪族アルコールにエチレンオキシドが平均３〜
２０モル、好ましくは８〜１２モル付加したポリオキシ
エチレンアルキル（またはアルケニル）エーテル。
１４の脂肪族アルコールにエチレンオキシドが平均３〜
２０モル、好ましくは８〜１２モル付加したポリオキシ
エチレンアルキル（またはアルケニル）エーテル。
【０００８】（２）炭素数８〜１８、好ましくは１０〜
１４の脂肪族アルコールにエチレンオキシドが平均３〜
２０モル、好ましくは８〜１２モル、およびプロピレン
オキシドが平均３〜１５モル付加したポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキル（またはアルケニル）
エーテル。
１４の脂肪族アルコールにエチレンオキシドが平均３〜
２０モル、好ましくは８〜１２モル、およびプロピレン
オキシドが平均３〜１５モル付加したポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキル（またはアルケニル）
エーテル。
【０００９】（３）ポリオキシエチレンアルキル（また
はアルケニル）フェニルエーテル （４）長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間に
アルキレンオキシドが付加した下記化１の一般式（Ｉ）
で示される脂肪酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル。
はアルケニル）フェニルエーテル （４）長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間に
アルキレンオキシドが付加した下記化１の一般式（Ｉ）
で示される脂肪酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル。
【００１０】
【化１】 Ｒ1 ＣＯ（ＯＡ）ｎＯＲ2 …（Ｉ） （Ｒ1 ＣＯ：炭素数６〜２２、好ましくは１０〜１８の
脂肪酸残基 ＯＡ：エチレンオキシドの付加単位 ｎ：エチレンオキシドの平均付加モル数を示し、５〜３
０、好ましくは７〜２０の数 Ｒ2 ：炭素数１〜３の低級アルキル基、好ましくはメチ
ル基）
脂肪酸残基 ＯＡ：エチレンオキシドの付加単位 ｎ：エチレンオキシドの平均付加モル数を示し、５〜３
０、好ましくは７〜２０の数 Ｒ2 ：炭素数１〜３の低級アルキル基、好ましくはメチ
ル基）
【００１１】（５）ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル （６）ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル （７）ポリオキシエチレン脂肪酸エステル （８）ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 （９）グリセリン脂肪酸エステル （１０）炭素数６〜１８の脂肪酸と、炭素数５〜６の単
糖類またはそのモノアルキルエーテルとのエステルから
なる糖エステル系ノニオン界面活性剤。 （１１）化２で示される糖アルキルエーテル系ノニオン
界面活性剤。
酸エステル （６）ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル （７）ポリオキシエチレン脂肪酸エステル （８）ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 （９）グリセリン脂肪酸エステル （１０）炭素数６〜１８の脂肪酸と、炭素数５〜６の単
糖類またはそのモノアルキルエーテルとのエステルから
なる糖エステル系ノニオン界面活性剤。 （１１）化２で示される糖アルキルエーテル系ノニオン
界面活性剤。
【００１２】
【化２】Ｒ1Ｏ（ＣＨ2ＣＨ2Ｏ）ｎ（Ｚ）ｘ （Ｒ1 ：炭素数８〜１８のアルキル基 ｎ：０〜１２ Ｚ：炭素数５〜６の糖残基 ｘ：１．２〜１０）
【００１３】本発明においてノニオン界面活性剤は、得
られる洗剤粒子中に１重量％以上の量で配合されるよう
に用いられ、好ましくは洗剤粒子中に１０〜７０重量％
配合される。本発明に使用される蛍光増白剤としては、
以下の化３、化４、化５に示された式（Ｉ）〜（Ｖ）の
化合物が例示できる。
られる洗剤粒子中に１重量％以上の量で配合されるよう
に用いられ、好ましくは洗剤粒子中に１０〜７０重量％
配合される。本発明に使用される蛍光増白剤としては、
以下の化３、化４、化５に示された式（Ｉ）〜（Ｖ）の
化合物が例示できる。
【００１４】
【化３】
【００１５】
【化４】
【００１６】
【化５】
【００１７】蛍光増白剤は、単独でも２種以上混合して
も配合できるが、好ましくは一般式（II）の蛍光増白剤
と他の蛍光増白剤とを、１／１０〜１０／１、さらに好
ましくは１／５〜５／１の比率（重量比）で配合するこ
とが好ましい。蛍光増白剤は、本発明の洗剤粒子中に
０．０１重量％以上配合され、好ましくは０．０１〜４
重量％配合される。
も配合できるが、好ましくは一般式（II）の蛍光増白剤
と他の蛍光増白剤とを、１／１０〜１０／１、さらに好
ましくは１／５〜５／１の比率（重量比）で配合するこ
とが好ましい。蛍光増白剤は、本発明の洗剤粒子中に
０．０１重量％以上配合され、好ましくは０．０１〜４
重量％配合される。
【００１８】本発明の粒状ノニオン洗剤組成物中には、
通常洗剤原料に配合されている以下のような成分を配合
することができ、これらは造粒時に配合してもよく、造
粒により得られた洗剤粒子に粉体混合してもよい。 （１）無機質アルカリビルダー：炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、亜硫酸ナトリウム、珪酸ナトリウムなど （２）多孔質無機酸化物粉体：非晶質シリカ、結晶性珪
酸カルシウム、結晶性珪酸マグネシウムなど
通常洗剤原料に配合されている以下のような成分を配合
することができ、これらは造粒時に配合してもよく、造
粒により得られた洗剤粒子に粉体混合してもよい。 （１）無機質アルカリビルダー：炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、亜硫酸ナトリウム、珪酸ナトリウムなど （２）多孔質無機酸化物粉体：非晶質シリカ、結晶性珪
酸カルシウム、結晶性珪酸マグネシウムなど
【００１９】（３）他のビルダー成分：ゼオライトなど （４）表面改質剤：ゼオライト、ベントナイト、カオリ
ナイトなど （５）酵素：リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、ア
ミラーゼなど （６）漂白剤：過炭酸ナトリウムなどの過炭酸塩、過硼
酸塩など （７）帯電防止剤：ジアルキル型４級アンモニウム塩、
第３級アミンなど （８）陰イオン界面活性剤：α−オレフィンスルホン酸
塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−スルホ脂
肪酸メチルエステル塩
ナイトなど （５）酵素：リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、ア
ミラーゼなど （６）漂白剤：過炭酸ナトリウムなどの過炭酸塩、過硼
酸塩など （７）帯電防止剤：ジアルキル型４級アンモニウム塩、
第３級アミンなど （８）陰イオン界面活性剤：α−オレフィンスルホン酸
塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−スルホ脂
肪酸メチルエステル塩
【００２０】本発明の洗剤粒子の造粒に際しては、予じ
め蛍光増白剤を液状ないしペースト状のノニオン界面活
性剤に溶解あるいは分散して、蛍光増白剤含有ノニオン
界面活性剤を得る。
め蛍光増白剤を液状ないしペースト状のノニオン界面活
性剤に溶解あるいは分散して、蛍光増白剤含有ノニオン
界面活性剤を得る。
【００２１】ついで、この蛍光増白剤含有ノニオン界面
活性剤と他の粉体原料とを用いて、噴霧造粒法以外の方
法により洗剤粒子を造粒する。この造粒方法としては、
撹拌造粒あるい破砕造粒が代表的である。特に撹拌造粒
法においては、少量成分の均一分散が困難なことから、
本発明の製造方法が有用である。
活性剤と他の粉体原料とを用いて、噴霧造粒法以外の方
法により洗剤粒子を造粒する。この造粒方法としては、
撹拌造粒あるい破砕造粒が代表的である。特に撹拌造粒
法においては、少量成分の均一分散が困難なことから、
本発明の製造方法が有用である。
【００２２】撹拌造粒は、増白剤含有ノニオン界面活性
剤と粉体原料、例えば結晶性アルミノ珪酸塩、多孔質無
機酸化物粉体、無機アルカリビルダー等をレーディゲミ
キサー等の撹拌造粒装置に投入して撹拌造粒するもので
あり、平均粒径３００〜３００００μｍの粉粒状ないは
顆粒状の洗剤粒子を得、必要に応じてさらに他の任意成
分を粉体混合などにより外添することもできる。
剤と粉体原料、例えば結晶性アルミノ珪酸塩、多孔質無
機酸化物粉体、無機アルカリビルダー等をレーディゲミ
キサー等の撹拌造粒装置に投入して撹拌造粒するもので
あり、平均粒径３００〜３００００μｍの粉粒状ないは
顆粒状の洗剤粒子を得、必要に応じてさらに他の任意成
分を粉体混合などにより外添することもできる。
【００２３】また、撹拌造粒された洗剤粒子に対して流
動性改善剤を添加してし、流動特性を改善することもで
きる。流動性改善剤としては、ＪＩＳ２００メッシュふ
るい通過分が５０％以上である無機質粉体が好適であ
り、素材的には例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウ
ム等の炭酸塩、非晶質シリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸マグネシウム等のケイ酸塩、ゼオライト等のアルミノ
珪酸塩などが用いられる。
動性改善剤を添加してし、流動特性を改善することもで
きる。流動性改善剤としては、ＪＩＳ２００メッシュふ
るい通過分が５０％以上である無機質粉体が好適であ
り、素材的には例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウ
ム等の炭酸塩、非晶質シリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸マグネシウム等のケイ酸塩、ゼオライト等のアルミノ
珪酸塩などが用いられる。
【００２４】流動性改善剤は、本発明の組成物中に０．
５〜１５重量％配合される量で使用することが好まし
く、より好ましくは１〜１０重量％である。破砕造粒
は、蛍光増白剤含有ノニオン界面活性剤と他の粉体原
料、例えば結晶性アルミノ珪酸塩、多孔質無機酸化物粉
体、無機アルカリビルダーを連続ニーダー等の捏和機に
導入し、強力な剪断力のもとで均一に捏和・混合して捏
和物（固形洗剤）とする。工業的には連続ニーダーが好
適であり、特に、後の破砕工程において、破砕機への負
荷を軽減するためには捏和物をペレット化して供給する
ことが好ましいことから、均一捏和とペレット化との両
機能を具えたニーダーが好ましく、例えば、栗本鉄工所
（株）製ＫＲＣニーダーが挙げられる。
５〜１５重量％配合される量で使用することが好まし
く、より好ましくは１〜１０重量％である。破砕造粒
は、蛍光増白剤含有ノニオン界面活性剤と他の粉体原
料、例えば結晶性アルミノ珪酸塩、多孔質無機酸化物粉
体、無機アルカリビルダーを連続ニーダー等の捏和機に
導入し、強力な剪断力のもとで均一に捏和・混合して捏
和物（固形洗剤）とする。工業的には連続ニーダーが好
適であり、特に、後の破砕工程において、破砕機への負
荷を軽減するためには捏和物をペレット化して供給する
ことが好ましいことから、均一捏和とペレット化との両
機能を具えたニーダーが好ましく、例えば、栗本鉄工所
（株）製ＫＲＣニーダーが挙げられる。
【００２５】ついで、得られた固形洗剤に粉砕助剤とし
て無機質微粉体を添加して破砕し平均粒径３００〜１５
００μｍの粉粒状ないは顆粒状の洗剤粒子を得、必要に
応じてさらに他の任意成分を粉体混合などにより外添す
る。破砕は、スクリーン分級機能を有したカッターミル
型の破砕機を用い、スクリーン穴径の大きい破砕機から
小さい破砕機への順次供給して多段破砕することにより
行なうことが望ましい。この機能を有した破砕機として
は、例えば、ホソカワミクロン（株）製フィッツミル、
パルベライザーなどが挙げられる。
て無機質微粉体を添加して破砕し平均粒径３００〜１５
００μｍの粉粒状ないは顆粒状の洗剤粒子を得、必要に
応じてさらに他の任意成分を粉体混合などにより外添す
る。破砕は、スクリーン分級機能を有したカッターミル
型の破砕機を用い、スクリーン穴径の大きい破砕機から
小さい破砕機への順次供給して多段破砕することにより
行なうことが望ましい。この機能を有した破砕機として
は、例えば、ホソカワミクロン（株）製フィッツミル、
パルベライザーなどが挙げられる。
【００２６】ここで粉砕助剤としては、ＪＩＳ２００メ
ッシュふるい通過分が５０％以上である無機質粉体が好
適であり、素材的には例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カ
ルシウム等の炭酸塩、非晶質シリカ、ケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸マグネシウム等のケイ酸塩、ゼオライト等の
アルミノ珪酸塩などが用いられる。粉砕助剤は、本発明
の組成物中に０．５〜１５重量％配合される量で使用す
ることが好ましく、より好ましくは１〜１０重量％であ
る。
ッシュふるい通過分が５０％以上である無機質粉体が好
適であり、素材的には例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カ
ルシウム等の炭酸塩、非晶質シリカ、ケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸マグネシウム等のケイ酸塩、ゼオライト等の
アルミノ珪酸塩などが用いられる。粉砕助剤は、本発明
の組成物中に０．５〜１５重量％配合される量で使用す
ることが好ましく、より好ましくは１〜１０重量％であ
る。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、予じめ蛍光増白剤を溶
解ないしは分散したノニオン界面活性剤を用いて粒状ノ
ニオン洗剤組成物を造粒して洗剤粒子とすることによ
り、洗濯時に蛍光ムラの発生することが防止される。
解ないしは分散したノニオン界面活性剤を用いて粒状ノ
ニオン洗剤組成物を造粒して洗剤粒子とすることによ
り、洗濯時に蛍光ムラの発生することが防止される。
【００２８】
【実施例】実施例においては、以下の試験方法により各
試料を評価した。 ［蛍光ムラ評価法］試験布（未蛍光綿ブロード＃６０
２０ｃｍ×２０ｃｍ）を、３２ｃｍ×２２ｃｍのバット
に入れ、約１Ｌの水（水温２０℃）を加えて浸漬し、こ
れに供試洗剤２５ｇをふりかけ１時間放置した。３０Ｌ
の水で１０分間洗浄後、この試験布に紫外線ランプをあ
て肉眼で蛍光ムラを評価した。判定基準は以下の通りで
ある。 ○；蛍光ムラを認めない △；やや蛍光ムラが認められる ×；明らかに蛍光ムラが認められる
試料を評価した。 ［蛍光ムラ評価法］試験布（未蛍光綿ブロード＃６０
２０ｃｍ×２０ｃｍ）を、３２ｃｍ×２２ｃｍのバット
に入れ、約１Ｌの水（水温２０℃）を加えて浸漬し、こ
れに供試洗剤２５ｇをふりかけ１時間放置した。３０Ｌ
の水で１０分間洗浄後、この試験布に紫外線ランプをあ
て肉眼で蛍光ムラを評価した。判定基準は以下の通りで
ある。 ○；蛍光ムラを認めない △；やや蛍光ムラが認められる ×；明らかに蛍光ムラが認められる
【００２９】実施例１ 微粒子アルミノ珪酸ソーダ（水澤化学：シルトンＢ）９
９３．３ｇ、非晶質シリカ（徳山曹達：トクシールＮ）
１２０ｇ、炭酸ナトリウム（旭硝子：軽灰）８９７．９
ｇにノニオン界面活性剤（ライオン化学：ドバノックス
２５Ｉ）溶液７８１．２ｇ（内４６．９ｇは水）を添加
し２０Ｌ容レーディゲミキサー（松坂技研（株）製）に
て１０分撹拌造粒し、さらに流動性改善のため前記微粒
子アルミノ珪酸ソーダ１９８．６ｇを加え粒状洗剤を製
造する工程において、以下の通りに本発明の実施例品と
比較例品とを製造した。
９３．３ｇ、非晶質シリカ（徳山曹達：トクシールＮ）
１２０ｇ、炭酸ナトリウム（旭硝子：軽灰）８９７．９
ｇにノニオン界面活性剤（ライオン化学：ドバノックス
２５Ｉ）溶液７８１．２ｇ（内４６．９ｇは水）を添加
し２０Ｌ容レーディゲミキサー（松坂技研（株）製）に
て１０分撹拌造粒し、さらに流動性改善のため前記微粒
子アルミノ珪酸ソーダ１９８．６ｇを加え粒状洗剤を製
造する工程において、以下の通りに本発明の実施例品と
比較例品とを製造した。
【００３０】実施例１：蛍光増白剤（チバガイギー社
製；チノパールＣＢＳ）３ｇを予じめノニオン界面活性
剤溶液に均一に溶解・分散して添加する。 比較例１：撹拌時に他の粉体原料とともに蛍光増白剤を
粉体として添加する。 以上の実施例および比較例について蛍光ムラを評価し、
その結果を表１に示した。
製；チノパールＣＢＳ）３ｇを予じめノニオン界面活性
剤溶液に均一に溶解・分散して添加する。 比較例１：撹拌時に他の粉体原料とともに蛍光増白剤を
粉体として添加する。 以上の実施例および比較例について蛍光ムラを評価し、
その結果を表１に示した。
【００３１】
【表１】
【００３２】実施例２ 微粒子アルミノ珪酸ソーダ（水澤化学：シルトンＢ）１
７２０ｇ、非晶質シリカ（徳山曹達：トクシールＮ）２
０８ｇ、炭酸ナトリウム（旭硝子：軽灰）１５３６ｇに
ノニオン界面活性剤（ライオン化学：ドバノックス２５
Ｉ）溶液１３５４ｇ（内５４ｇは水）を連続ニーダを用
いて捏和・混合し、得られた捏和物と粉砕助剤としての
ゼオライトをフィッツミル（ホンカワミクロン製ＤＫＡ
Ｓ０６型）に投入して洗剤粒子とする粒状洗剤の製造工
程において、以下の通りにして本発明の実施例品と比較
例品とを製造した。
７２０ｇ、非晶質シリカ（徳山曹達：トクシールＮ）２
０８ｇ、炭酸ナトリウム（旭硝子：軽灰）１５３６ｇに
ノニオン界面活性剤（ライオン化学：ドバノックス２５
Ｉ）溶液１３５４ｇ（内５４ｇは水）を連続ニーダを用
いて捏和・混合し、得られた捏和物と粉砕助剤としての
ゼオライトをフィッツミル（ホンカワミクロン製ＤＫＡ
Ｓ０６型）に投入して洗剤粒子とする粒状洗剤の製造工
程において、以下の通りにして本発明の実施例品と比較
例品とを製造した。
【００３３】実施例２：蛍光増白剤（チバガイギー社
製；チノパールＣＢＳと住友化学社製；ホワイテックス
ＳＫＣとの５／１混合物）３ｇを予じめノニオン界面活
性剤溶液に均一に溶解・分散して添加する。 比較例２：捏和・混合時に他の粉体原料とともに蛍光増
白剤を粉体として添加する。 以上の実施例および比較例について蛍光ムラを評価し、
その結果を表２に示した。
製；チノパールＣＢＳと住友化学社製；ホワイテックス
ＳＫＣとの５／１混合物）３ｇを予じめノニオン界面活
性剤溶液に均一に溶解・分散して添加する。 比較例２：捏和・混合時に他の粉体原料とともに蛍光増
白剤を粉体として添加する。 以上の実施例および比較例について蛍光ムラを評価し、
その結果を表２に示した。
【００３４】
【表２】
【００３５】また、上記の実施例１および２の組成に、
それぞれ香料、酵素を加え実際の洗濯を行なったとこ
ろ、特に問題はなく品質・性能ともに良好であることが
確認できた。
それぞれ香料、酵素を加え実際の洗濯を行なったとこ
ろ、特に問題はなく品質・性能ともに良好であることが
確認できた。
Claims (1)
- 【請求項１】 ノニオン界面活性剤を１重量％以上およ
び蛍光増白剤を０．０１重量％以上含む洗剤粒子を噴霧
乾燥法以外の造粒方法で製造するに際し、予じめノニオ
ン界面活性剤に蛍光増白剤を溶解、分散した後、この蛍
光増白剤含有ノニオン界面活性剤と他の洗剤成分とを造
粒して洗剤粒子とすることを特徴とする粒状ノニオン洗
剤組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10189294A JPH07286198A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 粒状ノニオン洗剤組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10189294A JPH07286198A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 粒状ノニオン洗剤組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07286198A true JPH07286198A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14312583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10189294A Pending JPH07286198A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 粒状ノニオン洗剤組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07286198A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0877079A1 (en) * | 1997-05-09 | 1998-11-11 | The Procter & Gamble Company | Detergent composition and process for preparing the same |
| KR100503774B1 (ko) * | 1996-10-15 | 2005-10-13 | 시바 스페셜티 케미칼스 홀딩 인크. | 형광증백제조성물및이의제조방법 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP10189294A patent/JPH07286198A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100503774B1 (ko) * | 1996-10-15 | 2005-10-13 | 시바 스페셜티 케미칼스 홀딩 인크. | 형광증백제조성물및이의제조방법 |
| EP0877079A1 (en) * | 1997-05-09 | 1998-11-11 | The Procter & Gamble Company | Detergent composition and process for preparing the same |
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