JPH07286100A - プレポリマー組成物およびそれを用いたエラストマーの製法 - Google Patents

プレポリマー組成物およびそれを用いたエラストマーの製法

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JPH07286100A
JPH07286100A JP10459694A JP10459694A JPH07286100A JP H07286100 A JPH07286100 A JP H07286100A JP 10459694 A JP10459694 A JP 10459694A JP 10459694 A JP10459694 A JP 10459694A JP H07286100 A JPH07286100 A JP H07286100A
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silicone
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Tetsuya Samura
徹也 佐村
Hajime Akiyama
一 秋山
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦係数が低いエラストマーを与えるプレポ
リマー組成物およびエラストマーの製法の提供。 【構成】 必要に応じシリコーンオイル存在下で、末端
にNCO基を有するプレポリマー中でシリコーン(メ
タ)アクリレートを重合させてなるプレポリマー組成物
およびそれを用いたエラストマーの製法。 【効果】 従来のものに比べ分離安定性や外観が良好
で、動摩擦係数が低いエラストマーが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレポリマー組成物およ
びそれを用いたエラストマーの製法に関し、さらに詳し
くは低摩擦のウレタンエラストマーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、低摩擦ウレタンエラストマーの製
法としては、エラストマー中にシリコンオイルを添加
する方法(特開昭62−220553号公報等)、脂
肪族オイルを使用する方法(特開昭60−53520号
公報等)、活性水素含有シリコーンオイルを使う方法
(特開平2−302465号公報等)、シリコーン重
合体を使用する方法(特開平2−163177号公報
等)などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、また
はのシリコンオイルや脂肪族オイルを使用する方法は
シリコンオイルがエラストマーから湧出し、低摩擦性能
が短期間に失われる。また、の活性水素含有シリコー
ンオイルを使用する方法は低摩擦性は向上するものの不
十分であり、加えて該オイルが整泡性があるためエラス
トマー成形時の脱泡性が悪く成形品の外観不良を引き起
こす場合がある。上記またはの方法によるエラスト
マーを精密機械の一部品に使用する場合、湧出したシリ
コン化合物が精密機械の基本性能に致命的なダメージを
与える場合がある。更に、のシリコーン重合体を使用
する方法ではプレポリマーとシリコーン重合体の相溶性
が悪く両者が分離する等の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
点に鑑み鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわ
ち本発明は、必要に応じシリコーンオイル存在下で、末
端にイソシアネート基(以下、NCO基と略記)を有す
るウレタンプレポリマー中でシリコーン(メタ)アクリ
レート(A)を重合させてなるプレポリマー組成物;な
らびに該組成物を架橋剤と反応させて硬化せしめること
を特徴とするエラストマーの製法である。
【0005】本発明においてウレタンプレポリマーは、
化学量論的に過剰量の有機ポリイソシアネートとポリオ
ールとを公知の方法により反応させて合成することがで
きる。
【0006】プレポリマー中の遊離イソシアネート基含
有量(NCO%)は特に限定はないが通常2〜15重量
%、好ましくは5〜13%である。この範囲外ではエラ
ストマーの弾性が劣る。
【0007】有機ポリイソシアネートとしては、炭素数
(NCO基中の炭素を除く、以下同様)2〜18の脂肪
族ポリイソシアネート[ステアリルジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、リジンジ
イソシアネートなど];炭素数4〜15の脂環式イソシ
アネート[例えばシクロヘキシレンジイソシアネート
(CHDI)、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水添
MDI)など];炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソ
シアネート[キシリレンジイソシアネート、α,α,
α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート
など];炭素数6〜20の芳香族ポリイソシアネート
[フェニレンジイソシアネート、2,4−及び/又は
2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製T
DI、2,4’−及び/又は4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート(MDI)、粗製MDI[粗製ジア
ミノフェニルメタン[ホルムアルデヒドと芳香族アミン
(アニリン)またはその混合物との縮合生成物、ジアミ
ノフェニルメタンと少量(例えば5〜20重量%)の3
官能以上のポリアミンとの混合物]のホスゲン化物、ポ
リアリレンポリイソシアネート(PAPI)など;これ
らのポリイソシアネートの変性物(ウレタン基、カルボ
ジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレッ
ト基、ウレトジオン基、ウレトンイミン基、イソシアヌ
レート基、オキサゾリドン基含有変性物など);特願昭
59−199160号公報記載の上記以外のポリイソシ
アネート;及びこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。これらのうち芳香族ポリイソシアネートおよびその
ウレタン基変性物が好ましい。
【0008】ポリオールとしては「ポリウレタン樹脂ハ
ンドブック」(日刊工業新聞社刊)99〜115頁記載
記載のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ルおよびポリブタジエンポリオール等が挙げられる。
【0009】ポリエーテルポリオールとしては、多価ア
ルコール、多価フェノールなどの活性水素原子含有多官
能化合物にアルキレンオキサイドが付加した構造の化合
物があげられる。
【0010】上記、多価アルコールとしては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコールなどの2価アルコールが
挙げられる。
【0011】多価フェノール類としてはピロガロール、
ハイドロキノンなどの多価フェノールのほかビスフェノ
ールAなどのビスフェノール類;フェノールとホルムア
ルデヒドの縮合物(ノボラック)たとえば、米国特許3
265641号明細書に記載のポリフェノールなどが挙
げられる。
【0012】アルキレオンオキサイドとしてはエチレン
オキサイド(以下、EOと略記)、プロピレンオキサイ
ド(以下、POと略記),ブチレンオキサイド、テトラ
ヒドロフラン(以下、THFと略記)およびスチレンオ
キサイドなどが挙げられる。
【0013】アルキレンオキサイドは単独でも2種以上
併用してもよく、後者の場合の付加形式はブロック付加
でもランダム付加でもよい。これらのアルキレンオキサ
イドのうち好ましいのはEO、POおよびTHFであ
る。
【0014】ポリエステルポリオールとしては、たとえ
ば、低分子ポリオール(前記2価アルコール,トリメチ
ロールプロパン,グリセリン等)とジカルボン酸(アジ
ピン酸、セバチン酸等)とを反応させて得られる縮合ポ
リエステルポリオール、ラクトン(ε−カプロラクトン
など)の開環重合により得られるラクトン系ポリエステ
ルポリオール、ポリカーボネートポリオール等があげら
れる。
【0015】これらポリオールのうち好ましいものはポ
リエーテルポリオール、ポリエステルポリオールであ
り、なかでも低摩擦化しやすいポリエステルポリオール
が特に好ましい。
【0016】ポリオールの分子量は、通常500〜80
00、好ましくは800〜6000である。この範囲外
ではエラストマーの弾性が劣る。
【0017】本発明に用いられる(A)としては下記一
般式(1) (式中、R1は炭素数1〜3のアルキル基、R2は水素又
は炭素数1〜3のアルキル基であり、nは1以上の整数
であり、mおよびpは0以上の整数である)で示される
化合物が挙げられる。(A)の分子量は通常500〜2
0000、好ましくは1000〜10000である。こ
の範囲外ではエラストマーの摩擦係数が高くなる。
【0018】(A)の重合方法は特に限定されず、公知
の方法、例えば公知のラジカル重合開始剤を用いてウレ
タンプレポリマー中で重合する方法が挙げられる。
【0019】該重合開始剤としては、例えば有機過酸
化物[ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキ
サイド等];アゾ化合物[2,2−アゾビスイソブチ
ロニトリル(AIBN)、2,2−アゾビス(2,4−
バレロニトリル)等];およびこれらの2種以上の併用
が挙げられる。該重合開始剤の使用量は(A)100重
量部に対し、通常0.01〜10重量部、好ましくは
0.05〜5重量部である。
【0020】また、必要により連鎖移動剤たとえばアル
キルメルカプタン類(ドデシルメルカプタン、メルカプ
トエタノールなど)、アルコール類(イソプロピルアル
コール、メタノール、2−ブタノール、アリルアルコー
ルなど)、ハロゲン化炭化水素(四塩化炭素,四臭化炭
素,クロロホルムなど),特開昭55−31880号公
報記載のエノールエーテル類などの存在下に重合を行う
ことができる。該連鎖移動剤の使用量は(A)100重
量部に対し、通常0〜10部である。
【0021】重合はバッチ式でも連続式でも行うことが
できる。重合反応は重合開始剤の分解温度以上、通常4
0〜200℃、好ましくは60〜180℃、特に好まし
くは70〜170℃で行う。該重合は大気圧下または加
圧下さらには減圧下においても行うことができる。
【0022】本発明において必要により使用されるシリ
コーンオイルとしては、例えばジメチルシリコーンオイ
ル、メチルフェニルシリコーンオイルおよびメチルハイ
ドロジェンシリコーンオイルが挙げられる。
【0023】これらシリコーンオイルのうち、好ましい
ものはジメチルシリコーンオイルであり、粘度が100
0〜50000(CS/25℃)のものが低摩擦性能の
観点から特に好ましい。
【0024】該オイルの添加方法は特に限定はないが、
通常、予め(A)と混合して使用することが好ましい。
【0025】各成分の配合比について記載する。プレポ
リマー100重量部に対し(A)は通常0.1〜20重
量部、好ましくは1〜15重量部であり、シリコーンオ
イルは0〜50重量部、好ましくは10〜40重量部で
ある。この範囲外では摩擦係数が高い。
【0026】本発明において製造されるエラストマーは
プレポリマー組成物と架橋剤とを必要により触媒の存在
下で、反応することにより得られる。
【0027】架橋剤としては「ポリウレタン樹脂ハンド
ブック」(日刊工業新聞社刊)122〜123頁および
342〜343頁記載の多価アルコール(エチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロ
パン、グリセリン、ハイドロキノンジエチロールエーテ
ル等)および/または多価アミン[3,3’−ジクロロ
−4,4’−ジアミノジフェニルメタン(以下、MOC
Aと略記)、ジエチルトルエンジアミン、トリメチレン
グリコール−ジ−p−アミノベンゾエート等]が挙げら
れる。
【0028】架橋剤として好ましいものは1,4−ブタ
ンジオール、トリメチロールプロパン、MOCAおよび
これらの混合物である。
【0029】プレポリマーと架橋剤の反応は通常、NC
O指数が80〜110で行われる。この範囲外では機械
的物性に優れたエラストマーが得られない。
【0030】本発明において必要により使用される触媒
としては、前記「ポリウレタン樹脂ハンドブック」の1
18〜122頁記載のアミン触媒および有機金属触媒が
使用できる。これらのうち前者の例としてはトリエチレ
ンジアミン、モルフォリンが好ましく、後者の例として
はジブチル錫ジラウレート、オクチル酸錫、スタナスオ
クトエート等が好ましい。これらは2種以上を混合して
使用してもよい。
【0031】触媒の使用量は特に限定はないが、架橋剤
100重量部に対し通常0.1〜5重量部である。
【0032】エラストマーの具体的製造法としては、例
えば前記「ポリウレタン樹脂ハンドブック」の343〜
348頁に記載の方法が用いられるが、この中でもプレ
ポリマー法が好ましい。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以
下において「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
【0034】実施例および比較例で使用した原料の略号
および組成は下記のとおりである。 エステル−1:エチレングリコールとアジピン酸からの
ポリエステルジオールで分子量が1000のもの。 エステル−2:ポリカプロラクトンジオールで分子量が
2000のもの。 PPG−1:プロピレングリコールにPOを付加したも
ので分子量が500のもの。
【0035】プレポリマー−A:エステル−1と化学量
論的に過剰のMDIとの反応物でNCO%が7%のも
の。 プレポリマー−B:PPG−1と化学量論的に過剰のT
DI−80との反応物でNCO%が12%のもの。
【0036】シリコーンメタアクリレート−A:前記一
般式(1)のR1、R2=CH3、n=10、m=1、p
=0の構造のもの。 シリコーンメタアクリレート−B:前記一般式(1)の
1、R2=CH3、n=131、m=1、p=0の構造
のもの。 シリコーンメタアクリレート−C:前記一般式(1)の
1、R2=CH3、n=32、m=5、p=5の構造の
もの。
【0037】シリコーンオイル−A:ジメチルシリコー
ンオイルで粘度(CS/25℃)が1000のもの。 シリコーンオイル−B:ジメチルシリコーンオイルで粘
度(CS/25℃)が3000のもの。 片末端アルコール変性シリコーンオイル−A:下記式で
示される構造のもの
【0038】架橋剤−A:トリメチロールプロパン/
1,4−ブタンジオール=5/95(重量比)混合物
【0039】実施例1 温度計、攪拌機付きのコルベンにプレポリマー−Aを1
00部仕込み攪拌しながら100℃に昇温した。重合反
応はこの温度で行った。AIBN0.1部とシリコーン
メタアクリレート−A5部の混合物を3時間かけて滴下
した。1時間後にAIBNを0.1部添加し、更に1時
間後にAIBNを0.1部添加し、1時間熟成を行っ
た。反応生成物のNCO%は6.6%であった。
【0040】実施例2 実施例1においてシリコーンメタアクリレート−Aの代
わりにシリコーンメタアクリレート−Cを使用した以外
は実施例1と同様に行った。反応生成物のNCO%は
6.7%であった。
【0041】実施例3 温度計、攪拌機付きのコルベンにプレポリマー−Bを1
00部仕込み攪拌しながら100℃に昇温した。重合反
応はこの温度で行った。AIBN0.1部、シリコーン
メタアクリレート−B5部およびシリコーンオイル−A
5部の混合物を3時間かけて滴下した。1時間後にAI
BNを0.1部添加し、更に1時間後にAIBNを0.
1部、添加し1時間熟成を行った。反応生成物のNCO
%は6.4%であった。
【0042】実施例4 実施例1においてプレポリマー−Aの代わりにプレポリ
マー−Bを使用した以外は実施例1と同様に行った。反
応生成物のNCO%は11.1%であった。
【0043】比較例1 プレポリマー−A100部にシリコーンオイル−A5部
を混合した。混合物のNCO%は6.6%であった。
【0044】比較例2 プレポリマー−B100部にシリコーンオイル−B10
部を混合した。混合物のNCO%は10.5%であっ
た。
【0045】実施例1〜4および比較例1,2で合成し
たプレポリマーの分離安定性を調べるため透明なガラス
瓶に入れ80℃で24時間、放置し分離安定性を評価し
た。その結果を表1に示す。表1の結果から明かなよう
に本発明による方法は従来の方法よりも分離安定性が優
れている。
【0046】実施例5 実施例1で合成したプレポリマー組成物141.5部を
80℃に加温し、架橋剤−A10部を混合後脱泡し、1
50℃の金型に注型して1時間硬化させた。更に100
℃で1時間キュアーし、エラストマーを得た。
【0047】実施例6 実施例2で合成したプレポリマー組成物139.5部を
80℃に加温し、架橋剤−A10部を混合後脱泡し、1
50℃の金型に注型して1時間硬化させた。更に100
℃で1時間キュアーし、エラストマーを得た。
【0048】実施例7 実施例3で合成したプレポリマー組成物146部を80
℃に加温し、架橋剤−A10部を混合後脱泡し、150
℃の金型に注型して1時間硬化させた。更に100℃で
1時間キュアーし、エラストマーを得た。
【0049】実施例8 実施例4で合成したプレポリマー組成物26.2部を8
0℃に加温し、溶解したMOCA10部を混合後脱泡
し、150℃の金型に注型し1時間硬化させた。更に1
00℃で1時間キュアーし、エラストマーを得た。
【0050】比較例3 プレポリマー−A133.5部を80℃に加温し、架橋
剤−A10部を混合後脱泡し、150℃の金型に注型し
て1時間硬化させた。更に100℃で1時間キュアー
し、エラストマーを得た。
【0051】比較例4 ポレポリマー−B77.8部を80℃に加温し、架橋剤
−A10部を混合後脱泡し、150℃の金型に注型して
1時間硬化させた。更に100℃で1時間キュアーし、
エラストマーを得た。
【0052】比較例5 プレポリマー−A120.4部を80℃に加温し、架橋
剤−A9部および片末端アルコール変性シリコーンオイ
ル−A1部を混合後脱泡し、150℃の金型に注型して
1時間硬化させた。更に100℃で1時間キュアーし、
気泡を多く含んだエラストマーを得た。
【0053】比較例6 プレポリマー−A133.5部を80℃に加温し、架橋
剤−A10部およびシリコーンオイル−B5部を混合後
脱泡し、150℃の金型に注型して1時間硬化させた。
更に100℃で1時間キュアーし、エラストマーを得
た。
【0054】実施例5〜8、比較例3〜6で成形したエ
ラストマーを表面試験機[(KES−FB−4S(カト
ーテック製)、接触子:摩擦用、接触子移動速度:1m
m/sec、接触面積:25mm2、荷重:50gf]
で動摩擦係数を測定した。その結果を表2に示す。この
表2から明らかなように、本発明の製法により得られる
エラストマーは、従来のものに比べ成形品の外観および
動摩擦係数が優れる。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明のプレポリマー組成物およびそれ
を用いたエラストマーの製法は従来の方法に比べ、プレ
ポリマーの分離安定性が良好で、さらにそれを使用した
エラストマーは外観が良好でかつ摩擦係数が低いので、
特に事務機器の部材の製造に適用すると最適である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】必要に応じシリコーンオイル存在下で、末
    端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー中
    でシリコーン(メタ)アクリレート(A)を重合させて
    なるプレポリマー組成物。
  2. 【請求項2】(A)の量がウレタンプレポリマーの重量
    に基づいて0.1〜20重量%である請求項1記載のプ
    レポリマー組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のプレポリマー組成
    物を架橋剤と反応させて硬化せしめることを特徴とする
    エラストマーの製法。
JP10459694A 1994-04-19 1994-04-19 プレポリマー組成物およびそれを用いたエラストマーの製法 Pending JPH07286100A (ja)

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