JPH07285157A - 金型温度制御装置 - Google Patents

金型温度制御装置

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Publication number
JPH07285157A
JPH07285157A JP7911194A JP7911194A JPH07285157A JP H07285157 A JPH07285157 A JP H07285157A JP 7911194 A JP7911194 A JP 7911194A JP 7911194 A JP7911194 A JP 7911194A JP H07285157 A JPH07285157 A JP H07285157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
mold
controller
heating means
zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7911194A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kobayashi
明夫 小林
Kazuo Hattori
和生 服部
Shoichi Sakuma
祥一 佐久間
Koichi Sekido
幸市 関戸
Nobuki Yamamoto
伸樹 山本
Yasunori Tanahashi
靖詔 棚橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7911194A priority Critical patent/JPH07285157A/ja
Publication of JPH07285157A publication Critical patent/JPH07285157A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの温度コントローラのみで、多くのゾー
ンでの温度制御を可能にし、金型温度制御の精度を高め
るとともに、省スペースで安価な金型温度制御装置を提
供する。 【構成】 金型6が設定温度となるように加熱手段1を
制御する金型温度制御装置において、複数の加熱手段1
とこれらの複数の加熱手段1を制御する温度コントロー
ラ2と上記複数の加熱手段1と対になる複数の温度セン
サ3と、これらの複数の温度センサ3と上記温度コント
ローラ2とを制御するシーケンサ4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、射出成形機等
の金型温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機等の金型温度制御装置
は、図2(a)に示すように、金型温度を検出する温度
センサ30と、この温度センサ30により検出された金
型温度によって、複数の加熱手段10の全てをON(作
動)かOFF(停止)のいずれか一方の状態に同一の制
御をする温度コントローラ20とを備えている。この1
つの温度センサ30により検出された金型温度を、1つ
の温度コントローラ20により金型内の複数のゾーン
(場所)に配置された複数のカートリッジヒータ等の加
熱手段10をON、OFFさせて、金型温度を制御して
いた。すなわち、温度センサ30により検出された温度
が設定された温度より低い場合には、温度コントローラ
20が複数のゾーンに配置された全ての加熱手段10を
作動させて金型温度を上げ、逆に温度センサ30により
検出された温度が設定された温度より高い場合には、温
度コントローラ20が複数のゾーンに配置された全ての
加熱手段10を停止させて金型温度を下げるようになっ
ていた。ところが、上記のような金型温度制御装置で
は、1つの温度センサ30により検出された金型温度を
基準にして、金型温度制御を行うため、温度センサ30
の位置が金型内のどのゾーンにあるかによって温度制御
結果が異なり、金型全体の温度が影響を受け易く、設定
された温度より高い金型60の部分のカートリッジヒー
タ等の加熱手段10を作動させて金型温度をさらに上げ
てしまったり、設定された温度より低い金型の部分のカ
ートリッジヒータ等の加熱手段10を停止させて金型温
度をさらに下げてしまったりすることがあるため、金型
温度を一定にすることが困難であった。すなわち、金型
60内のゾーンの差異による温度差が大きくなるという
問題があった。
【0003】そこで、この問題を解消するために、図2
(b)に示すように、金型温度を検出する温度センサ3
0と、この温度センサ30により検出された金型温度に
よって、加熱手段10をONかOFFのいずれか一方の
状態に制御をする温度コントローラ20とを備えている
温度制御器を複数個備える金型温度制御装置にしてい
る。ところが、この金型温度制御装置では、金型温度制
御の精度を高めるためには、温度制御器の数を多くし
て、できるだけ多くのゾーンで温度制御をしなければな
らなかった。すなわち、温度コントローラ20の数を多
くしなければならず、金型温度制御装置が大きくなって
しまい、広いスペースが必要になるとともに、価格の高
いものになってしまうという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、1つの温度コントローラのみで、多くのゾーンでの
温度制御を可能にし、金型温度制御の精度を高めるとと
もに、省スペースで安価な金型温度制御装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
金型温度制御装置は、金型6が設定温度となるように加
熱手段1を制御する金型温度制御装置において、複数の
加熱手段1とこれらの複数の加熱手段1を制御する温度
コントローラ2と上記複数の加熱手段1と対になる複数
の温度センサ3と、これらの複数の温度センサ3と上記
温度コントローラ2とを制御するシーケンサ4とを備え
ることを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に係る金型温度制御装置
は、上記シーケンサ4が温度設定手段と演算手段と比較
手段とを備え、この演算手段と比較手段とにより、温度
設定手段で設定された温度と、この温度に対応するゾー
ンの温度センサ3により検出された温度とを順次比較し
て温度コントローラ2を介して順次複数の加熱手段1を
制御することを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3に係る金型温度制御装置
は、上記シーケンサ4と温度コントローラ2とが一体型
になっている並列式温度調節器5を備えることを特徴と
する。
【0008】
【作用】本発明の請求項1〜請求項3に係る金型温度制
御装置では、複数のゾーンに配置された複数の温度セン
サ3により検出された金型温度を、シーケンサ4に備え
られた演算手段と比較手段とにより、シーケンサ4に備
えられた温度設定手段で設定された温度と、この温度に
対応する金型6内のゾーンの温度センサ3により検出さ
れた温度とを順次比較して温度コントローラ2を介して
順次複数の加熱手段1を制御する。
【0009】本発明に係る金型温度制御装置の作用を詳
述する。1つの温度コントローラ2により、金型内の複
数のゾーンに配置された複数のカートリッジヒータ等の
加熱手段1を、対応する各ゾーンの検出された温度によ
って、それぞれ、異なる制御でON、OFFさせて、金
型温度を制御する。すなわち、例えば、第1のゾーンZ
1 の温度センサ3により検出された温度が設定された温
度より低い場合には、温度コントローラ2が第1のゾー
ンZ1 に配置された加熱手段1を作動させて第1のゾー
ンZ1 の金型温度を上げ、逆に第1のゾーンZ1 の温度
センサ3により検出された温度が設定された温度より高
い場合には、温度コントローラ2が第1のゾーンZ1
配置された加熱手段1を停止させて第1のゾーンZ1
金型温度を下げるようにする。第2のゾーンZ2 でも同
様の制御がなされる。第1のゾーンZ1 の温度制御の開
始から第2のゾーンZ2 の温度制御の開始に移行する時
間は、数ms(ミリ秒)である。すなわち、数msの時
間で温度センサ3により検出された金型温度を、シーケ
ンサ4に備えられた演算手段と比較手段とにより、シー
ケンサ4に備えられた温度設定手段で設定された温度
と、この温度に対応する金型内のゾーンの温度センサ3
により検出された温度とを比較して温度コントローラ2
を介して加熱手段1を制御している。
【0010】同様に第2のゾーンZ2 の温度制御を開始
して数ms後に第3のゾーンZ3 の温度制御を開始す
る。このようにして、順次複数のゾーンの温度制御を行
い最終のゾーンZn の温度制御を終了すると、再び第1
のゾーンZ1 の温度制御を開始する。このように、タイ
ムシェアリング方式にすることにより、1つの温度コン
トローラ2及びシーケンサ4でそれぞれのゾーンの温度
に対応して金型6内の複数のゾーンの温度制御ができ、
金型6内の全てのゾーンで金型温度を一定にすることが
できる。すなわち、金型6内の各ゾーンの差異による温
度差を小さくでき、金型6内の全てのゾーンで温度が均
一になる。
【0011】ここで、制御する頻度をゾーンによって変
えることにより、さらに精度よく金型温度制御ができ
る。すなわち、外乱を受け易く温度が不安定なゾーンの
制御頻度を増やし、外乱を受け難く温度が比較的安定し
ているゾーンの制御頻度を減らすことによって、金型内
のゾーンの差異による温度差をさらに小さくでき、温度
がより均一になる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の一実施例を示す。
【0013】図1は、本発明の実施例に係る金型温度制
御装置の概略図である。本発明に係る金型温度制御装置
は、図1に示すように、複数の加熱手段1とこれらの複
数の加熱手段1を制御する1つの温度コントローラ2と
上記複数の加熱手段1と対になる複数の温度センサ3
と、これらの複数の温度センサ3と上記温度コントロー
ラ2とを制御するシーケンサ4とを備えている。
【0014】上記加熱手段1として、例えばカートリッ
ジヒータ、ストリップヒータ、バンドヒータ及びシーズ
線ヒータ等が用いられる。この加熱手段1は、対になる
温度センサ3とともに、金型等の形状に合わせて適宜金
型内の各ゾーンに配置して使用される。この温度センサ
3としては、例えば熱伝対及び測温抵抗体等が用いられ
る。上記シーケンサ4が温度設定手段と演算手段と比較
手段とを備え、この演算手段と比較手段とにより、温度
設定手段で設定された温度と、この温度に対応するゾー
ンの温度センサ3により検出された温度とを順次比較し
て温度コントローラ2を介して順次複数の加熱手段1を
制御する。この結果、従来、金型6内のゾーンの差異に
よる温度差が大きく8℃程度であったものが、1℃以内
になり、金型6内の各ゾーンの差異による温度差を小さ
くでき、金型6内の全てのゾーンで温度が均一になる。
すなわち、金型6内の多くのゾーンの温度制御が1つの
温度コントローラ2及びシーケンサ4によって、精度良
く行え、しかも省スペースになる。上記シーケンサ4と
温度コントローラ2とが一体型になっている並列式温度
調節器5を用いることにより、金型温度制御装置がさら
に、コンパクトになる。
【0015】
【発明の効果】本発明の金型温度制御装置は、上記のよ
うに構成されているので、1つの温度コントローラのみ
で、多くのゾーンでの温度制御を可能にし、金型温度制
御の精度を高めるとともに、コンパクトであり、省スペ
ースになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る金型温度制御装置の概略
図である。
【図2】従来例に係る金型温度制御装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱手段 2 温度コントローラ 3 温度センサ 4 シーケンサ 5 並列式温度調節器 6 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関戸 幸市 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山本 伸樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 棚橋 靖詔 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型(6)が設定温度となるように加熱
    手段(1)を制御する金型温度制御装置において、複数
    の加熱手段(1)とこれらの複数の加熱手段(1)を制
    御する温度コントローラ(2)と上記複数の加熱手段
    (1)と対になる複数の温度センサ(3)と、これらの
    複数の温度センサ(3)と上記温度コントローラ(2)
    とを制御するシーケンサ(4)とを備えることを特徴と
    する金型温度制御装置。
  2. 【請求項2】 上記シーケンサ(4)が温度設定手段と
    演算手段と比較手段とを備え、この演算手段と比較手段
    とにより、温度設定手段で設定された温度と、この温度
    に対応するゾーンの温度センサ(3)により検出された
    温度とを順次比較して温度コントローラ(2)を介して
    順次複数の加熱手段(1)を制御することを特徴とする
    請求項1記載の金型温度制御装置。
  3. 【請求項3】 上記シーケンサ(4)と温度コントロー
    ラ(2)とが一体型になっている並列式温度調節器
    (5)を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の金型温度制御装置。
JP7911194A 1994-04-19 1994-04-19 金型温度制御装置 Withdrawn JPH07285157A (ja)

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JP7911194A JPH07285157A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 金型温度制御装置

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JP7911194A JPH07285157A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 金型温度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07285157A true JPH07285157A (ja) 1995-10-31

Family

ID=13680800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7911194A Withdrawn JPH07285157A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 金型温度制御装置

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JP (1) JPH07285157A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008284793A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Omron Corp 金型の加熱方法および成形装置
JP2017154409A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱プレス成形方法および熱プレス成形装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008284793A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Omron Corp 金型の加熱方法および成形装置
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010703