JPH07284736A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH07284736A
JPH07284736A JP8046694A JP8046694A JPH07284736A JP H07284736 A JPH07284736 A JP H07284736A JP 8046694 A JP8046694 A JP 8046694A JP 8046694 A JP8046694 A JP 8046694A JP H07284736 A JPH07284736 A JP H07284736A
Authority
JP
Japan
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cleaning
cleaning liquid
cleaned
tank
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP8046694A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Yamashita
剛志 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水性洗浄液を用いる場合であっても、十分な
洗浄効果を挙げることができる洗浄装置を提供する。 【構成】 洗浄槽1内に洗浄物支持部材23を移動可能
に設け、洗浄槽1内の洗浄液を噴出する洗浄液噴出ノズ
ル9を配置する。洗浄物支持部材23に振動を与える振
動発生手段29、31を設け、洗浄物支持部材23を振
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄装置に関し、特に各
種部品を水性洗浄液を使用して脱脂洗浄する洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】鉄、銅、アルミニウムなどを素材とする
各種機械部品に付着している切削油などの除去、金属の
プレス加工時に使用しているプレス油の製品からの除
去、各種機械部品の塗装前の脱脂洗浄、あるいはメッキ
前の脱脂洗浄などを、地球環境保全のために有機溶剤を
使用せずに水性洗浄液を使用して行うニーズがある。
【0003】この水性洗浄液による洗浄装置として、水
性洗浄液中に被洗浄物を浸漬した状態にて洗浄液に噴流
を与える噴流洗浄装置、被洗浄物に水性洗浄液を吹き付
けるスプレー装置、水性洗浄液中に被洗浄物を浸漬して
被洗浄物に超音波振動を与える超音波洗浄装置などがよ
く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上述の洗浄装置は何
れも、水性洗浄液自身の洗浄力の弱さにより、有機溶剤
を使用した洗浄ほどは優れた洗浄効果を発揮しない。ま
た多数の小物部品を一度に洗浄するような場合には、隣
接する部品の面同士が接合していると、その状態のまま
洗浄が行われ、接合面部分の洗浄が行われないと云う問
題もある。
【0005】本発明は、上述の問題点に着目してなされ
たものであり、水性洗浄液を用いる場合であっても、十
分な洗浄効果を挙げることができる改良された洗浄装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による洗浄装置は、洗浄槽と、前記洗浄槽
内に移動可能に配置された洗浄物支持部材と、前記洗浄
槽内の洗浄液を噴出する洗浄液噴出手段と、前記洗浄物
支持部材に振動を与える振動発生手段とを有することを
特徴としている。
【0007】本発明による洗浄装置においては、前記振
動発生手段は前記洗浄物支持部材を磁気吸引する電磁コ
イルにより構成され、前記電磁コイルには交流電流が供
給されてよい。また本発明による洗浄装置においては、
前記洗浄槽に噴出された洗浄液を前記洗浄液噴出手段に
循環供給する配管系を有し、前記配管系にはフィルタ手
段、油水分離手段、イオン活性処理手段、磁界発生手段
のうちの少なくとも一つが設けられていてよい。
【0008】
【作 用】洗浄液噴出手段により洗浄槽内に洗浄液が噴
出されることにより、洗浄液が被洗浄物に吹き付けら
れ、あるいは洗浄槽内の洗浄液に噴流が与えられ、スプ
レー法、あるいは水中噴流法によって被洗浄物の洗浄が
行われ、この洗浄状態下にて被洗浄物に振動により揺さ
ぶりが与えられる。これにより被洗浄物表面の油滴など
の汚れを振り払う作用が付与され、油滴などの汚れの被
洗浄物表面よりの剥離が促進される。
【0009】また被洗浄物に揺さぶりが与えられること
により、隣接する被洗浄物が相互に振動的変位を生じ、
隣接する被洗浄物の面同士が接合した不動状態のまま洗
浄が行われることが回避される。振動発生手段が洗浄物
支持部材を磁気吸引する電磁コイルにより構成され、こ
の電磁コイルに交流電流が供給されることにより、電磁
コイルが間欠的に励磁し、洗浄物支持部材が間欠的に磁
気吸引され、洗浄物支持部材が振動する。
【0010】洗浄液が配管系により洗浄液噴出手段に循
環供給される場合、配管系にフィルタ手段、油水分離手
段、イオン活性処理手段、磁界発生手段などが設けられ
ていることにより、水性洗剤液、水性リンス液の再生や
活性化が行われる。
【0011】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。図1は本発明による洗浄装置の
一実施例を示している。洗浄装置は洗浄槽1を有してい
る。洗浄槽1は底部3を金網などにより通水構造とさ
れ、その下方には洗浄液タンク5が設けられている。
【0012】洗浄液タンク5は界面活性剤による水性洗
剤液、水あるいは水に防錆剤を添加された水溶液よりな
るリンス液を貯容する。洗浄液タンク5にヒータ7が設
けられており、ヒータ7はタンク内の水性洗剤液あるい
は水性リンス液を適当温度、例えば50℃程度に加熱保
温する。洗浄槽1の内周面部および底部には各々洗浄液
噴出ノズル9が設けられている。洗浄液噴出ノズル9
は、導管11によって洗浄液ポンプ13の吐出側に連通
接続され、洗剤液ポンプ13は吸入側を洗浄液タンク5
の洗浄液取出口15に連通接続されている。
【0013】導管11の途中にはマイクロフィルタ17
と油水分離器19とが直列接続されている。また必要に
応じて導管11の途中にはイオン活性処理手段あるいは
磁界発生手段による水性洗浄液活性化装置21が接続さ
れている。洗浄槽1内には洗浄物支持台23がばね25
により三次元的に移動可能にフローティング支持されて
態様にて配置されている。洗浄物支持台23上には被洗
浄物Wを入れられた洗浄物収容篭27が載置される。
【0014】洗浄槽1の両側には各々振動発生手段とし
ての電磁コイル29と31とが設けられている。電磁コ
イル29と31は各々、洗浄物支持台23の両側に設け
られた側端片33、35をプランジャとして動作し、交
流電源37により互いに逆方向に50〜60Hz程度の
周波数の交流電流を通電される。これにより電磁コイル
29、31は特別な発振回路などを必要とすることなく
洗浄物支持台23に図にて左右方向の振動を与える。こ
の振動による洗浄物支持台23の振幅は1〜20mm程
度で、また振動数は200〜8000回/min程度で
あってよい。
【0015】上述の如き構成よりなる洗浄装置は、洗浄
槽1内に洗浄液を溜め、洗浄物支持台23上の洗浄物収
容篭27内に入れられた被洗浄物Wを洗浄液中に浸漬さ
せた状態にて洗浄液噴出ノズル9より洗浄液を噴出する
か、被洗浄物Wを洗浄液中に浸漬させない状態にて洗浄
液噴出ノズル9より洗浄液を噴出するかにより、水中噴
流法あるいはスプレー法によって被洗浄物の洗浄を行
う。
【0016】何れの場合においても、洗浄液ポンプ13
をポンプ動作させ、洗浄液タンク5内の洗浄液をマイク
ロフィルタ17、油水分離器19を経て洗浄液噴出ノズ
ル9へ圧送し、洗浄液噴出ノズル9より洗浄液を噴出す
る。スプレー法においては、洗浄物支持台23上の洗浄
物収容篭27内にある被洗浄物Wに、洗浄液噴出ノズル
9より噴出した洗浄液が吹き付けられ、スプレー法によ
り被洗浄物Wの洗浄が行われる。
【0017】水中噴流法においては、洗浄液噴出ノズル
9より噴出した洗浄液の噴出圧により洗浄槽1内の洗浄
液に噴流ができ、洗浄物支持台23上の洗浄物収容篭2
7内にある被洗浄物Wが噴流下に置かれ、水中噴流法に
より被洗浄物Wの洗浄が行われる。洗浄液噴出ノズル9
より洗浄槽1内に噴出した洗浄液は洗浄液タンク5に戻
り、洗浄液噴出ノズル9に循環供給される。この循環過
程にて洗浄液は、マイクロフィルタ17を通過すること
により液中の固形不純物は除去され、油水分離器19に
より液中の油分が分離除去される。
【0018】上述のように、洗浄液噴出ノズル9より洗
浄液を噴出した状態下にて、交流電源37により電磁コ
イル29と31に互いに逆方向に交流電流を通電して洗
浄物支持台33に図にて左右方向の振動を与える。これ
により洗浄物支持台23と共に洗浄物支持台23上の洗
浄物収容篭27が揺れ動き、洗浄物収容篭27内の被洗
浄物Wが篭内にて揺さぶられ、被洗浄物W同士が篭内に
て相対移動する。
【0019】洗浄物収容篭27内の被洗浄物Wが篭内に
て揺さぶられることにより、被洗浄物表面に付着してい
る油滴が物理的作用により振り払われるようにして被洗
浄物表面より剥離することが促進され、また隣接する被
洗浄物Wの面同士が接合した不動状態のまま洗浄が行わ
れることが回避され、被洗浄物Wの全面が適切に洗浄さ
れる。
【0020】この洗浄過程にて洗浄液は、上述の如くマ
イクロフィルタ17を通過することにより、液中の固形
不純物は除去され、油水分離器19により液中の油分が
分離除去されるから、洗浄槽1には浄化された洗浄液が
循環供給され、洗浄工程の進行に伴い洗浄効果が低下す
ることがない。また洗浄液活性化装置21が設けられて
いれば、この循環過程にて洗浄液は、活性化され、洗浄
力を増大する。また電磁コイル29、31の励磁により
生じる磁界が洗浄槽1内の洗浄液に作用し、このことに
よっても洗浄液が活性化する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による洗浄装置によれば、スプレー法、あるいは水中噴
流法による洗浄状態下にて被洗浄物が振動により揺さぶ
られることにより油滴などの汚れを振り払う作用が付加
され、油滴などの汚れの被洗浄物表面よりの剥離が促進
され、また被被洗浄物表面に付着している水分などが球
状化して水表面積が増大することから、水性洗浄液を用
いる場合であっても、十分な洗浄効果が得られるように
なる。
【0022】また被洗浄物に揺さぶりが与えられること
により、隣接する被洗浄物が相互に振動的変位を生じ、
隣接する被洗浄物の面同士が接合した不動状態のまま洗
浄が行われることが回避され、被洗浄物全面が適切に洗
浄されることになる。振動発生手段が洗浄物支持部材を
磁気吸引する電磁コイルにより構成され、この電磁コイ
ルに交流電流が供給されることにより、特別な発振回路
などを必要とすることなく洗浄物支持部材が振動する。
【0023】また配管系により洗浄液が循環し、その配
管系にフィルタ手段、油水分離手段、イオン活性処理手
段、磁界発生手段などが設けられていることにより、水
性洗剤液、水性リンス液の再生や活性化が行われ、長時
間に亙って適切な洗浄条件が保たれるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗浄装置の一実施例を示すシステ
ム構成図。
【符号の説明】
1…洗浄槽 5…洗浄液タンク 7…ヒータ 9…洗浄液噴出ノズル 13…洗剤液ポンプ 17…マイクロフィルタ 19…油水分離器 21…洗浄液活性化装置 23…洗浄物支持台 29、31…電磁コイル 37…交流電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、前記洗浄槽内に移動可能に配
    置された洗浄物支持部材と、前記洗浄槽内の洗浄液を噴
    出する洗浄液噴出手段と、前記洗浄物支持部材に振動を
    与える振動発生手段とを有することを特徴とする洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 前記振動発生手段は前記洗浄物支持部材
    を磁気吸引する電磁コイルにより構成され、前記電磁コ
    イルには交流電流が供給されることを特徴とする請求項
    1に記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄槽に噴出された洗浄液を前記洗
    浄液噴出手段に循環供給する配管系を有し、前記配管系
    にはフィルタ手段、油水分離手段、イオン活性処理手
    段、磁界発生手段のうちの少なくとも一つが設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄装
    置。
JP8046694A 1994-04-19 1994-04-19 洗浄装置 Pending JPH07284736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8046694A JPH07284736A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8046694A JPH07284736A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 洗浄装置

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Publication Number Publication Date
JPH07284736A true JPH07284736A (ja) 1995-10-31

Family

ID=13719044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8046694A Pending JPH07284736A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 洗浄装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH07284736A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101370379B1 (ko) * 2013-07-29 2014-03-05 브니엘 네이처 주식회사 협잡물 제거용 진동 스크린
JP2017104801A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 日本電気硝子株式会社 管ガラスの洗浄方法及び洗浄装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101370379B1 (ko) * 2013-07-29 2014-03-05 브니엘 네이처 주식회사 협잡물 제거용 진동 스크린
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