JPH07284297A - モータの駆動装置 - Google Patents
モータの駆動装置Info
- Publication number
- JPH07284297A JPH07284297A JP6068608A JP6860894A JPH07284297A JP H07284297 A JPH07284297 A JP H07284297A JP 6068608 A JP6068608 A JP 6068608A JP 6860894 A JP6860894 A JP 6860894A JP H07284297 A JPH07284297 A JP H07284297A
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- JP
- Japan
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- motor
- pulse
- full
- voltage
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直流電源を用いることなく、不快な振動や騒
音の発生を大幅に低減することができ、しかも、モータ
のトルク変動を十分に防止できるモータの駆動装置を提
供することである。 【構成】 商用交流電源31からの交流を全波整流回路
32により全波整流してユニバーサルモータ4に供給す
る一方、CPU41は、制御装置36によりRAM42
に書き込まれたパルス幅Woを、ROM43に記憶され
ている補正係数cを用いてパルス幅Wに補正する。そし
て、第二のタイマ46によって、パルス幅Wの論理反転
したパルス信号Scを得る。そのパルス信号Scをイン
バータ47を介して論理反転させた反転信号をスイッチ
ング素子34に与えることにより、そのスイッチング素
子34をオンオフして、全波整流出力をチョッピング
し、そのチョッピング電圧がユニバーサルモータ33に
供給されて同モータ33が駆動される。
音の発生を大幅に低減することができ、しかも、モータ
のトルク変動を十分に防止できるモータの駆動装置を提
供することである。 【構成】 商用交流電源31からの交流を全波整流回路
32により全波整流してユニバーサルモータ4に供給す
る一方、CPU41は、制御装置36によりRAM42
に書き込まれたパルス幅Woを、ROM43に記憶され
ている補正係数cを用いてパルス幅Wに補正する。そし
て、第二のタイマ46によって、パルス幅Wの論理反転
したパルス信号Scを得る。そのパルス信号Scをイン
バータ47を介して論理反転させた反転信号をスイッチ
ング素子34に与えることにより、そのスイッチング素
子34をオンオフして、全波整流出力をチョッピング
し、そのチョッピング電圧がユニバーサルモータ33に
供給されて同モータ33が駆動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、与えられた操作量に応
じてモータを駆動制御するモータの駆動装置に関する。
じてモータを駆動制御するモータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ミシンにおいては、ミシンモータの回転
運動を針棒の上下動作やタイミングの異なる天秤の動作
や下糸釜の回転動作や布送り動作等に変換することによ
り、一連の製縫作業が行われる。上記ミシンモータとし
ては例えばユニバーサルモータが使用されており、この
ユニバーサルモータの駆動装置の一例を、図9及び図1
0に示す。この図9に示すように、商用交流電源1に
は、ノイズ除去回路2、ソリッドステートリレー3及び
ユニバーサルモータ4が接続されている。
運動を針棒の上下動作やタイミングの異なる天秤の動作
や下糸釜の回転動作や布送り動作等に変換することによ
り、一連の製縫作業が行われる。上記ミシンモータとし
ては例えばユニバーサルモータが使用されており、この
ユニバーサルモータの駆動装置の一例を、図9及び図1
0に示す。この図9に示すように、商用交流電源1に
は、ノイズ除去回路2、ソリッドステートリレー3及び
ユニバーサルモータ4が接続されている。
【0003】上記ソリッドステートリレー3は、CPU
5によりオンオフ制御されるように構成されている。こ
のCPU5は、ユニバーサルモータ4の目標速度を設定
するための速度指令ボリューム6からの速度指令、並び
に、ユニバーサルモータ4の回転速度を検出するロータ
リエンコーダ7からの検出信号を受ける構成となってい
る。そして、CPU5は、ロータリエンコーダ7からの
検出信号と速度指令ボリューム6からの速度指令とを比
較して制御指令信号を作成し、この制御指令信号に基づ
いてソリッドステートリレー3のオンタイミングを設定
するように構成されている。図10の(b)は、CPU
5により設定されたソリッドステートリレー3のオン信
号を示すものであり、ソリッドステートリレー3は、オ
ン信号が与えられると、図10の(a)に示す商用交流
電源1の電圧波形を、図10の(c)に示すように、オ
ン信号が与えられた位相角から次のゼロクロスまでユニ
バーサルモータ4に供給することにより、ユニバーサル
モータ4を回転させる構成となっている。
5によりオンオフ制御されるように構成されている。こ
のCPU5は、ユニバーサルモータ4の目標速度を設定
するための速度指令ボリューム6からの速度指令、並び
に、ユニバーサルモータ4の回転速度を検出するロータ
リエンコーダ7からの検出信号を受ける構成となってい
る。そして、CPU5は、ロータリエンコーダ7からの
検出信号と速度指令ボリューム6からの速度指令とを比
較して制御指令信号を作成し、この制御指令信号に基づ
いてソリッドステートリレー3のオンタイミングを設定
するように構成されている。図10の(b)は、CPU
5により設定されたソリッドステートリレー3のオン信
号を示すものであり、ソリッドステートリレー3は、オ
ン信号が与えられると、図10の(a)に示す商用交流
電源1の電圧波形を、図10の(c)に示すように、オ
ン信号が与えられた位相角から次のゼロクロスまでユニ
バーサルモータ4に供給することにより、ユニバーサル
モータ4を回転させる構成となっている。
【0004】そして、上記CPU5は、ロータリエンコ
ーダ7による検出結果と速度指令ボリューム6による設
定値とが除々に等しくなるように、制御指令信号を変更
し、ソリッドステートリレー3のオン信号を修正する。
例えば、ロータリエンコーダ7による検出結果が速度指
令ボリューム6による目標速度より小さい場合、図10
の(b)において、ソリッドステートリレー3のオン信
号を左側へシフトさせる。これにより、ユニバーサルモ
ータへの電圧印加時間が大きくなり、ユニバーサルモー
タ4が加速する。ここで、商用交流電源1は50Hzま
たは60Hzの交流であるから、ユニバーサルモータ4
は100Hzまたは120Hzの周波数成分によって回
転されており、その電流波形は図10の(d)のように
なる。また、ユニバーサルモータ4では、トルクは流れ
る電流の2乗に比例するので、そのトルクГは概略図1
0の(e)のようになる。
ーダ7による検出結果と速度指令ボリューム6による設
定値とが除々に等しくなるように、制御指令信号を変更
し、ソリッドステートリレー3のオン信号を修正する。
例えば、ロータリエンコーダ7による検出結果が速度指
令ボリューム6による目標速度より小さい場合、図10
の(b)において、ソリッドステートリレー3のオン信
号を左側へシフトさせる。これにより、ユニバーサルモ
ータへの電圧印加時間が大きくなり、ユニバーサルモー
タ4が加速する。ここで、商用交流電源1は50Hzま
たは60Hzの交流であるから、ユニバーサルモータ4
は100Hzまたは120Hzの周波数成分によって回
転されており、その電流波形は図10の(d)のように
なる。また、ユニバーサルモータ4では、トルクは流れ
る電流の2乗に比例するので、そのトルクГは概略図1
0の(e)のようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、図10の(e)に示すように、ユニバーサ
ルモータ4に断続的にトルクГが発生し、しかも、その
トルクГが一定でなかったため、ユニバーサルモータ4
には100Hzまたは120Hzの振動が発生してい
た。このため、ミシンの筐体がユニバーサルモータ4に
より振動され、ミシンの操作者に不快な振動が伝達され
てしまうという問題点があった。しかも、この100H
zまたは120Hzの振動は可聴域にあるため、操作者
に耳障わりな低音騒音を与えてしまうという問題点もあ
った。
来構成では、図10の(e)に示すように、ユニバーサ
ルモータ4に断続的にトルクГが発生し、しかも、その
トルクГが一定でなかったため、ユニバーサルモータ4
には100Hzまたは120Hzの振動が発生してい
た。このため、ミシンの筐体がユニバーサルモータ4に
より振動され、ミシンの操作者に不快な振動が伝達され
てしまうという問題点があった。しかも、この100H
zまたは120Hzの振動は可聴域にあるため、操作者
に耳障わりな低音騒音を与えてしまうという問題点もあ
った。
【0006】上述した問題点を解決する構成として、ユ
ニバーサルモータ4を直流電源を用いて駆動制御する構
成が考えられる。しかしながら、この構成の場合、ユニ
バーサルモータ4を駆動する程の大きな直流電源を用い
ると非常に製造コストが高くなると共に、場合によって
はトランス等の重くてかさばる素子をミシンに搭載せね
ばならないという問題点が発生する。
ニバーサルモータ4を直流電源を用いて駆動制御する構
成が考えられる。しかしながら、この構成の場合、ユニ
バーサルモータ4を駆動する程の大きな直流電源を用い
ると非常に製造コストが高くなると共に、場合によって
はトランス等の重くてかさばる素子をミシンに搭載せね
ばならないという問題点が発生する。
【0007】そこで、本出願人は、直流電源を使用せず
に不快な振動や騒音の発生を十分に低減することができ
るモータの駆動装置を発明する研究を行った。この研究
により、本出願人は、図11ないし図14に示す構成を
考えた(尚、この構成は公知技術ではない)。この構成
では、図11に示すように、商用交流電源1からの交流
を全波整流する全波整流回路8を設け、この全波整流回
路8からの全波整流出力をユニバーサルモータ4に供給
すると共に、この供給する全波整流出力をスイッチング
素子9によりチョッピングするように構成されている。
上記スイッチング素子9は、例えばIGBTやFET等
のトランジスタから構成されている。そして、スイッチ
ング素子9は、制御装置10によりパルス発生回路11
を介してオンオフ制御される構成となっている。上記制
御装置10は、全波整流回路8の全波整流出力端子に接
続された電源同期信号発生回路12からの電源同期信号
を受けるようになっている。上記電源同期信号発生回路
12は、全波整流回路8からの全波整流出力の零交差時
点において電源同期信号を発生するように構成されてい
る。
に不快な振動や騒音の発生を十分に低減することができ
るモータの駆動装置を発明する研究を行った。この研究
により、本出願人は、図11ないし図14に示す構成を
考えた(尚、この構成は公知技術ではない)。この構成
では、図11に示すように、商用交流電源1からの交流
を全波整流する全波整流回路8を設け、この全波整流回
路8からの全波整流出力をユニバーサルモータ4に供給
すると共に、この供給する全波整流出力をスイッチング
素子9によりチョッピングするように構成されている。
上記スイッチング素子9は、例えばIGBTやFET等
のトランジスタから構成されている。そして、スイッチ
ング素子9は、制御装置10によりパルス発生回路11
を介してオンオフ制御される構成となっている。上記制
御装置10は、全波整流回路8の全波整流出力端子に接
続された電源同期信号発生回路12からの電源同期信号
を受けるようになっている。上記電源同期信号発生回路
12は、全波整流回路8からの全波整流出力の零交差時
点において電源同期信号を発生するように構成されてい
る。
【0008】ここで、上記制御装置10及びパルス発生
回路11は例えばワンチップマイコン13から構成され
ており、このワンチップマイコン13の具体的構成を図
12に示す。この図12に示すように、ワンチップマイ
コン13は、CPU14、RAM15、ROM16、I
Oポート17、第1のタイマ18、第2のタイマ19、
インバータ20及び割り込みコントローラ21から構成
されている。この場合、CPU14、RAM15、RO
M16、IOポート17及び割り込みコントローラ21
から前記制御装置10に相当する部分が構成され、第1
のタイマ18、第2のタイマ19及びインバータ20か
ら前記パルス発生回路11に相当する部分が構成されて
いる。
回路11は例えばワンチップマイコン13から構成され
ており、このワンチップマイコン13の具体的構成を図
12に示す。この図12に示すように、ワンチップマイ
コン13は、CPU14、RAM15、ROM16、I
Oポート17、第1のタイマ18、第2のタイマ19、
インバータ20及び割り込みコントローラ21から構成
されている。この場合、CPU14、RAM15、RO
M16、IOポート17及び割り込みコントローラ21
から前記制御装置10に相当する部分が構成され、第1
のタイマ18、第2のタイマ19及びインバータ20か
ら前記パルス発生回路11に相当する部分が構成されて
いる。
【0009】そして、上記制御装置10は、電源同期信
号発生回路12からの電源同期信号を割り込みコントロ
ーラ21の割り込み要求端子INT1に受けると起動さ
れて、操作量(具体的にはパルス幅W0 )を算出し、こ
の算出した操作量をRAM15に記憶するように構成さ
れている。尚、制御装置10は、一般的に用いられてい
る比例制御装置や適応制御装置やファジィ制御装置等で
構成されている。そして、パルス発生回路11は、上記
RAM15に記憶された操作量(パルス幅W0)のパル
スを一定の時間間隔で発生し、この発生したパルス信号
に基づいてスイッチング素子9をオンオフ制御するもの
である。具体的には、第1のタイマ18は、図13
(c)に示すように、一定時間間隔毎にパルスを発生す
るレートジェネレータである。また、第2のタイマ19
は、リトリガラブル1ショットジェネレータであり、図
13(d)に示すように、第1のタイマ18からのパル
ス信号の立上がりエッジをトリガー信号として論理反転
したパルスを発生するように構成されている。
号発生回路12からの電源同期信号を割り込みコントロ
ーラ21の割り込み要求端子INT1に受けると起動さ
れて、操作量(具体的にはパルス幅W0 )を算出し、こ
の算出した操作量をRAM15に記憶するように構成さ
れている。尚、制御装置10は、一般的に用いられてい
る比例制御装置や適応制御装置やファジィ制御装置等で
構成されている。そして、パルス発生回路11は、上記
RAM15に記憶された操作量(パルス幅W0)のパル
スを一定の時間間隔で発生し、この発生したパルス信号
に基づいてスイッチング素子9をオンオフ制御するもの
である。具体的には、第1のタイマ18は、図13
(c)に示すように、一定時間間隔毎にパルスを発生す
るレートジェネレータである。また、第2のタイマ19
は、リトリガラブル1ショットジェネレータであり、図
13(d)に示すように、第1のタイマ18からのパル
ス信号の立上がりエッジをトリガー信号として論理反転
したパルスを発生するように構成されている。
【0010】この第2のタイマ19から出力されるパル
ス信号のパルス幅dは、制御装置10の操作量(パルス
幅)によって決まるものであり、具体的には、制御装置
10が操作量を算出する度に、即ち、図13(e)に示
す電源同期信号のオフタイミングで、IOポート17を
介して書き込まれるように構成されている。そして、次
のトリガー信号が入力した時点で、上記書き込まれたパ
ルス幅の論理反転したパルス信号を発生するようになっ
ている。また、第2のタイマ19は、パルス幅dが書き
込まれた後、次にパルス幅dが書き込まれるまでに、ト
リガー信号が入力されると、前回発生したパルスと同じ
パルス幅の論理反転したパルスを発生するようになって
いる。そして、第2のタイマ19から発生されたパルス
信号をインバータ20を介して反転させた反転信号によ
ってスイッチング素子9をオンオフ制御しており、これ
により、図14にて実線で示す波形の電圧がユニバーサ
ルモータ4に供給される構成となっている。
ス信号のパルス幅dは、制御装置10の操作量(パルス
幅)によって決まるものであり、具体的には、制御装置
10が操作量を算出する度に、即ち、図13(e)に示
す電源同期信号のオフタイミングで、IOポート17を
介して書き込まれるように構成されている。そして、次
のトリガー信号が入力した時点で、上記書き込まれたパ
ルス幅の論理反転したパルス信号を発生するようになっ
ている。また、第2のタイマ19は、パルス幅dが書き
込まれた後、次にパルス幅dが書き込まれるまでに、ト
リガー信号が入力されると、前回発生したパルスと同じ
パルス幅の論理反転したパルスを発生するようになって
いる。そして、第2のタイマ19から発生されたパルス
信号をインバータ20を介して反転させた反転信号によ
ってスイッチング素子9をオンオフ制御しており、これ
により、図14にて実線で示す波形の電圧がユニバーサ
ルモータ4に供給される構成となっている。
【0011】上記構成によれば、スイッチング素子9を
オンオフ制御するチョッピング信号、即ち、第2のタイ
マ19から発生されるパルス信号の周波数を高くするこ
とにより、高速度でスイッチングされた電圧をユニバー
サルモータ4に印加することが可能となる。これによ
り、トルクが連続的にユニバーサルモータ4に発生する
ようになるから、ユニバーサルモータ4に発生する振動
・騒音を大幅に低減することができる。
オンオフ制御するチョッピング信号、即ち、第2のタイ
マ19から発生されるパルス信号の周波数を高くするこ
とにより、高速度でスイッチングされた電圧をユニバー
サルモータ4に印加することが可能となる。これによ
り、トルクが連続的にユニバーサルモータ4に発生する
ようになるから、ユニバーサルモータ4に発生する振動
・騒音を大幅に低減することができる。
【0012】しかし、上記構成では、ユニバーサルモー
タ4に供給される電圧には、図14にて破線で示すよう
な正弦波電圧成分が含まれている。このため、該モータ
4に流れる電流も正弦波成分即ち交流特性を持ってしま
うので、該モータ4のトルクが100または120Hz
の周期で変動するという不具合が発生する。この結果、
モータ4の回転速度が100または120Hzの周期で
変動して振動するという不具合が生ずるので、この点を
解決する必要がある。
タ4に供給される電圧には、図14にて破線で示すよう
な正弦波電圧成分が含まれている。このため、該モータ
4に流れる電流も正弦波成分即ち交流特性を持ってしま
うので、該モータ4のトルクが100または120Hz
の周期で変動するという不具合が発生する。この結果、
モータ4の回転速度が100または120Hzの周期で
変動して振動するという不具合が生ずるので、この点を
解決する必要がある。
【0013】そこで、本発明の目的は、直流電源を用い
ることなく、不快な振動や騒音の発生を大幅に低減する
ことができ、加えて、モータのトルク変動を十分に防止
できるモータの駆動装置を提供することにある。
ることなく、不快な振動や騒音の発生を大幅に低減する
ことができ、加えて、モータのトルク変動を十分に防止
できるモータの駆動装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のモータの駆動装
置は、交流電源からの交流を全波整流する全波整流手段
を備え、この全波整流手段から出力された全波整流出力
をチョッピングしてモータに印加するチョッピング手段
を備え、与えられた操作量に対応するパルス幅にて変調
されたパルス信号を発生し、このパルス信号に基づいて
前記チョッピング手段を制御するパルス幅変調手段を備
えて成り、更に、前記パルス幅変調手段は、前記パルス
信号のパルス幅を前記モータに印加される電流に含まれ
る交流成分を抑制するように補正するパルス幅補正手段
と、このパルス幅補正手段により補正されたパルス幅の
パルス信号を発生するパルス発生手段とを有して構成さ
れているところに特徴を有する。
置は、交流電源からの交流を全波整流する全波整流手段
を備え、この全波整流手段から出力された全波整流出力
をチョッピングしてモータに印加するチョッピング手段
を備え、与えられた操作量に対応するパルス幅にて変調
されたパルス信号を発生し、このパルス信号に基づいて
前記チョッピング手段を制御するパルス幅変調手段を備
えて成り、更に、前記パルス幅変調手段は、前記パルス
信号のパルス幅を前記モータに印加される電流に含まれ
る交流成分を抑制するように補正するパルス幅補正手段
と、このパルス幅補正手段により補正されたパルス幅の
パルス信号を発生するパルス発生手段とを有して構成さ
れているところに特徴を有する。
【0015】この構成の場合、前記パルス幅補正手段
は、前記全波整流出力の位相を検出する位相検出手段を
備え、この位相検出手段により検出した位相に基づいて
前記パルス信号のパルス幅を補正することが好ましい。
また、前記パルス幅補正手段は、前記全波整流出力の電
圧を検出する電圧検出手段を備え、この電圧検出手段に
より検出した電圧に基づいて前記パルス信号のパルス幅
を補正することも一層好ましい構成である。
は、前記全波整流出力の位相を検出する位相検出手段を
備え、この位相検出手段により検出した位相に基づいて
前記パルス信号のパルス幅を補正することが好ましい。
また、前記パルス幅補正手段は、前記全波整流出力の電
圧を検出する電圧検出手段を備え、この電圧検出手段に
より検出した電圧に基づいて前記パルス信号のパルス幅
を補正することも一層好ましい構成である。
【0016】
【作用】上記手段によれば、パルス幅変調手段により与
えられた操作量に対応するパルス幅にて変調されたパル
ス信号を発生し、このパルス信号に基づいてチョッピン
グ手段を制御することによって、全波整流出力をチョッ
ピングしてモータに印加する構成とした。この構成で
は、チョッピングの周波数を高くすることにより、高速
度でスイッチングされた電圧をモータに印加することが
可能となるので、モータに発生する振動・騒音を大幅に
低減することができる。加えて、パルス幅変調手段のパ
ルス幅補正手段により、パルス信号のパルス幅をモータ
に印加される電流に含まれる交流成分を抑制するように
補正する構成としたので、モータに流れる電流は交流特
性を持たなくなる。この結果、モータのトルクが100
または120Hzの周期で変動することを防止できる。
えられた操作量に対応するパルス幅にて変調されたパル
ス信号を発生し、このパルス信号に基づいてチョッピン
グ手段を制御することによって、全波整流出力をチョッ
ピングしてモータに印加する構成とした。この構成で
は、チョッピングの周波数を高くすることにより、高速
度でスイッチングされた電圧をモータに印加することが
可能となるので、モータに発生する振動・騒音を大幅に
低減することができる。加えて、パルス幅変調手段のパ
ルス幅補正手段により、パルス信号のパルス幅をモータ
に印加される電流に含まれる交流成分を抑制するように
補正する構成としたので、モータに流れる電流は交流特
性を持たなくなる。この結果、モータのトルクが100
または120Hzの周期で変動することを防止できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1な
いし図7を参照しながら説明する。まず、モータの駆動
装置の電気的構成を概略示す図1において、商用交流電
源31には、全波整流手段である全波整流回路32の入
力端子が接続されている。この全波整流回路32は、商
用交流電源31からの交流を全波整流して全波整流出力
を出力端子から出力するように構成されている。上記全
波整流回路32の出力端子間には、例えばユニバーサル
モータ33とチョッピング手段であるスイッチング素子
34とが直列に接続されている。これにより、全波整流
回路32からの全波整流出力が、ユニバーサルモータ4
に供給されると共に、スイッチング素子34によりチョ
ッピングされるようになっている。上記スイッチング素
子34は、例えばIGBTやFET等のトランジスタか
ら構成されている。
いし図7を参照しながら説明する。まず、モータの駆動
装置の電気的構成を概略示す図1において、商用交流電
源31には、全波整流手段である全波整流回路32の入
力端子が接続されている。この全波整流回路32は、商
用交流電源31からの交流を全波整流して全波整流出力
を出力端子から出力するように構成されている。上記全
波整流回路32の出力端子間には、例えばユニバーサル
モータ33とチョッピング手段であるスイッチング素子
34とが直列に接続されている。これにより、全波整流
回路32からの全波整流出力が、ユニバーサルモータ4
に供給されると共に、スイッチング素子34によりチョ
ッピングされるようになっている。上記スイッチング素
子34は、例えばIGBTやFET等のトランジスタか
ら構成されている。
【0018】また、スイッチング素子34は、ワンチッ
プマイコン35によりオンオフ制御されるように構成さ
れている。尚、スイッチング素子34の制御端子34a
(ベース)と、ワンチップマイコン35の制御信号出力
端子35aとの間には、絶縁素子として例えばフォトカ
プラを接続することが好ましい。上記ワンチップマイコ
ン35は、制御装置36、位相カウンタ37、補正器3
8、パルス発生器39から構成されている。この場合、
ワンチップマイコン35がパルス幅変調手段としての機
能を有し、補正器38がパルス幅補正手段としての機能
を有し、パルス発生器39がパルス発生手段としての機
能を有するようになっている。更に、全波整流回路32
の一方の出力端子には、電源同期信号発生回路40が接
続されており、この電源同期信号発生回路40は、全波
整流回路32からの全波整流出力の零交差時点において
オンする(ハイレベルとなる)電源同期信号Sa(図3
(b)参照)を発生するように構成されている。そし
て、上記電源同期信号Saは、ワンチップマイコン35
の位相カウンタ37及びパルス発生器39へ与えられる
ようになっている。
プマイコン35によりオンオフ制御されるように構成さ
れている。尚、スイッチング素子34の制御端子34a
(ベース)と、ワンチップマイコン35の制御信号出力
端子35aとの間には、絶縁素子として例えばフォトカ
プラを接続することが好ましい。上記ワンチップマイコ
ン35は、制御装置36、位相カウンタ37、補正器3
8、パルス発生器39から構成されている。この場合、
ワンチップマイコン35がパルス幅変調手段としての機
能を有し、補正器38がパルス幅補正手段としての機能
を有し、パルス発生器39がパルス発生手段としての機
能を有するようになっている。更に、全波整流回路32
の一方の出力端子には、電源同期信号発生回路40が接
続されており、この電源同期信号発生回路40は、全波
整流回路32からの全波整流出力の零交差時点において
オンする(ハイレベルとなる)電源同期信号Sa(図3
(b)参照)を発生するように構成されている。そし
て、上記電源同期信号Saは、ワンチップマイコン35
の位相カウンタ37及びパルス発生器39へ与えられる
ようになっている。
【0019】さて、上記ワンチップマイコン35は、具
体的には、図2に示すように、CPU41、RAM4
2、ROM43、IOポート44、第1のタイマ45、
第2のタイマ46、インバータ47及び割り込みコント
ローラ48から構成されている。この場合、CPU41
は演算処理を実行するものである。RAM42は、後述
するようにして制御装置36が出力するパルス幅W0 や
位相カウント値n等のデータを記憶するものである。R
OM43は、処理手順(制御プログラム)や後述する補
正係数c(n;n=0,1,………)を記憶するもので
ある。尚、本実施例では、上記nの最大値を例えば20
0としている。IOポート44は、外部とのデータの授
受を行うものである。第1のタイマ45及び第2のタイ
マ46については後述する。割り込みコントローラ48
は、2個の割り込み要求端子INT1、INT2を有
し、各端子INT1、INT2に要求された割り込み処
理を管理するものである。
体的には、図2に示すように、CPU41、RAM4
2、ROM43、IOポート44、第1のタイマ45、
第2のタイマ46、インバータ47及び割り込みコント
ローラ48から構成されている。この場合、CPU41
は演算処理を実行するものである。RAM42は、後述
するようにして制御装置36が出力するパルス幅W0 や
位相カウント値n等のデータを記憶するものである。R
OM43は、処理手順(制御プログラム)や後述する補
正係数c(n;n=0,1,………)を記憶するもので
ある。尚、本実施例では、上記nの最大値を例えば20
0としている。IOポート44は、外部とのデータの授
受を行うものである。第1のタイマ45及び第2のタイ
マ46については後述する。割り込みコントローラ48
は、2個の割り込み要求端子INT1、INT2を有
し、各端子INT1、INT2に要求された割り込み処
理を管理するものである。
【0020】次に、ワンチップマイコン35の図1に示
す各構成要素の機能について説明する。まず、パルス発
生器39は、一定時間間隔毎に、補正器38により後述
するように補正されたパルスを発生し、この発生したパ
ルス信号をスイッチング素子34の制御端子へ与えて該
スイッチング素子34をオンオフ制御するものである。
具体的には、パルス発生器39の一部を構成する第1の
タイマ45を、図3(c)に示すように、一定時間間隔
毎にパルス(パルス信号Sb)を発生するレートジェネ
レータとしている。また、第1のタイマ45と共にパル
ス発生器39を構成する第2のタイマ46を、図3
(d)に示すように、第1のタイマ45からのパルス信
号Sbの立上がりエッジをトリガー信号として論理反転
したパルス(パルス信号Sc)を発生するリトリガラブ
ル1ショットジェネレータとしている。
す各構成要素の機能について説明する。まず、パルス発
生器39は、一定時間間隔毎に、補正器38により後述
するように補正されたパルスを発生し、この発生したパ
ルス信号をスイッチング素子34の制御端子へ与えて該
スイッチング素子34をオンオフ制御するものである。
具体的には、パルス発生器39の一部を構成する第1の
タイマ45を、図3(c)に示すように、一定時間間隔
毎にパルス(パルス信号Sb)を発生するレートジェネ
レータとしている。また、第1のタイマ45と共にパル
ス発生器39を構成する第2のタイマ46を、図3
(d)に示すように、第1のタイマ45からのパルス信
号Sbの立上がりエッジをトリガー信号として論理反転
したパルス(パルス信号Sc)を発生するリトリガラブ
ル1ショットジェネレータとしている。
【0021】そして、上記第2のタイマ46は、図3
(e)に示す信号Sdのオフタイミングで、パルス幅が
書き込まれると、次のトリガー信号を入力した時点で、
上記書き込まれたパルス幅の論理反転したパルス信号S
c(図3(d)参照)を発生するように構成されてい
る。この第2のタイマ46から発生されたパルス信号S
cをインバータ47を介して反転させた反転信号によっ
てスイッチング素子34をオンオフ制御している。具体
的には、上記反転信号がオン(ハイレベル)のときスイ
ッチング素子34がオンされ、上記反転信号がオフ(ロ
ウレベル)のときスイッチング素子34がオフされる。
また、この場合、第1のタイマ45が発生するパルス信
号Sbの周波数は、どのような値であっても良いが、チ
ョッピングによりモータ33に発生する騒音を可聴域外
にするためには、高い周波数であるほうが好ましく、本
実施例では20kHzに設定している。尚、20kHz
を越える周波数としても良い。また、スイッチング素子
34によりチョッピングされた電圧からチョッピング成
分(高周波成分)を除去する回路(平滑回路)を設ける
ことにより、チョッピング電圧の波形をなめらかにして
も良く、このように構成すると、パルス信号Sbの周波
数を低くすることが可能になる。
(e)に示す信号Sdのオフタイミングで、パルス幅が
書き込まれると、次のトリガー信号を入力した時点で、
上記書き込まれたパルス幅の論理反転したパルス信号S
c(図3(d)参照)を発生するように構成されてい
る。この第2のタイマ46から発生されたパルス信号S
cをインバータ47を介して反転させた反転信号によっ
てスイッチング素子34をオンオフ制御している。具体
的には、上記反転信号がオン(ハイレベル)のときスイ
ッチング素子34がオンされ、上記反転信号がオフ(ロ
ウレベル)のときスイッチング素子34がオフされる。
また、この場合、第1のタイマ45が発生するパルス信
号Sbの周波数は、どのような値であっても良いが、チ
ョッピングによりモータ33に発生する騒音を可聴域外
にするためには、高い周波数であるほうが好ましく、本
実施例では20kHzに設定している。尚、20kHz
を越える周波数としても良い。また、スイッチング素子
34によりチョッピングされた電圧からチョッピング成
分(高周波成分)を除去する回路(平滑回路)を設ける
ことにより、チョッピング電圧の波形をなめらかにして
も良く、このように構成すると、パルス信号Sbの周波
数を低くすることが可能になる。
【0022】また、本実施例では、上記第1のタイマ4
5からのパルス信号Sbを全波整流出力電圧の位相と同
期させることにより、後述する位相カウント値nと全波
整流出力電圧の位相との同期をとるために、前記電源同
期信号発生回路40が発生する電源同期信号Sa(図3
(b)参照)の立ち上がりエッジにて第1のタイマ45
を再スタートさせるようにしている。更に、第1のタイ
マ45からのパルス信号Sbは、割り込みコントローラ
48の割り込み要求端子INT2へ与えられるようにな
っている。この場合、割り込みコントローラ48の割り
込み要求端子INT1は、割り込み要求端子INT2よ
りも割り込み優先順位が高くなるように設定されてい
る。
5からのパルス信号Sbを全波整流出力電圧の位相と同
期させることにより、後述する位相カウント値nと全波
整流出力電圧の位相との同期をとるために、前記電源同
期信号発生回路40が発生する電源同期信号Sa(図3
(b)参照)の立ち上がりエッジにて第1のタイマ45
を再スタートさせるようにしている。更に、第1のタイ
マ45からのパルス信号Sbは、割り込みコントローラ
48の割り込み要求端子INT2へ与えられるようにな
っている。この場合、割り込みコントローラ48の割り
込み要求端子INT1は、割り込み要求端子INT2よ
りも割り込み優先順位が高くなるように設定されてい
る。
【0023】一方、位相カウンタ37は、位相カウント
値nをRAM42に記憶させるものである。上記位相カ
ウンタ37は、電源同期信号Sa(図3(b)参照)の
立ち上がりエッジが割り込みコントローラ48の割り込
み要求端子INT1に入力されたときに位相カウント値
nをクリアし、第1のタイマ45からのパルス信号Sb
(図3(c)参照)の立ち上がりエッジが割り込みコン
トローラ48の割り込み要求端子INT2に入力された
ときに位相カウント値nをインクリメントするように構
成されている。従って、位相カウント値nは全波整流出
力電圧の位相に対応するようになり、その位相値p
(n)は、次式の通りとなる。
値nをRAM42に記憶させるものである。上記位相カ
ウンタ37は、電源同期信号Sa(図3(b)参照)の
立ち上がりエッジが割り込みコントローラ48の割り込
み要求端子INT1に入力されたときに位相カウント値
nをクリアし、第1のタイマ45からのパルス信号Sb
(図3(c)参照)の立ち上がりエッジが割り込みコン
トローラ48の割り込み要求端子INT2に入力された
ときに位相カウント値nをインクリメントするように構
成されている。従って、位相カウント値nは全波整流出
力電圧の位相に対応するようになり、その位相値p
(n)は、次式の通りとなる。
【0024】p(n)=2・π・(電源周波数)/(チ
ョッピング周波数)・n
ョッピング周波数)・n
【0025】また、制御装置36は、起動されると、操
作量(具体的にはパルス幅W0 )を算出し、この算出し
た操作量をRAM42に書き込んで記憶するものであ
る。上記制御装置36は、一般的に用いられている比例
制御装置や適応制御装置やファジィ制御装置等で構成さ
れている。尚、制御装置36を起動するタイミングは、
特に限定されるものではなく、本実施例では、電源同期
信号発生回路40から発生された電源同期信号Saの立
ち上がりエッジが割り込み要求端子INT1に入力され
たときに起動するように設定されている。
作量(具体的にはパルス幅W0 )を算出し、この算出し
た操作量をRAM42に書き込んで記憶するものであ
る。上記制御装置36は、一般的に用いられている比例
制御装置や適応制御装置やファジィ制御装置等で構成さ
れている。尚、制御装置36を起動するタイミングは、
特に限定されるものではなく、本実施例では、電源同期
信号発生回路40から発生された電源同期信号Saの立
ち上がりエッジが割り込み要求端子INT1に入力され
たときに起動するように設定されている。
【0026】更に、補正器38は、第1のタイマ45か
らのパルス信号Sb(図3(c)参照)の立ち上がりエ
ッジが割り込み要求端子INT2に入力されたときに起
動され、上記制御装置36がRAM42に書き込んだ操
作量(パルス幅W0 )を、ROM43に記憶している補
正係数c(n;n=1,2,………)を用いて次式の通
り補正する。
らのパルス信号Sb(図3(c)参照)の立ち上がりエ
ッジが割り込み要求端子INT2に入力されたときに起
動され、上記制御装置36がRAM42に書き込んだ操
作量(パルス幅W0 )を、ROM43に記憶している補
正係数c(n;n=1,2,………)を用いて次式の通
り補正する。
【0027】W=c(n)・W0
【0028】そして、補正器38は、図3(e)に示す
信号Sdのオフタイミング(ロウレベルタイミング)
で、補正したパルス幅Wを第2のタイマ46に書き込む
ように構成されている。この第2のタイマ46は、前述
したように、次のトリガー信号が入力されたときに、上
記書き込まれたパルス幅Wのパルス信号Sc(図3
(d)参照)を発生する。ここで、補正係数c(n;n
=1,2,………)としては、具体的には、次のトリガ
ー信号間の平均正弦値の逆数を用いており、次式で示す
ものである。
信号Sdのオフタイミング(ロウレベルタイミング)
で、補正したパルス幅Wを第2のタイマ46に書き込む
ように構成されている。この第2のタイマ46は、前述
したように、次のトリガー信号が入力されたときに、上
記書き込まれたパルス幅Wのパルス信号Sc(図3
(d)参照)を発生する。ここで、補正係数c(n;n
=1,2,………)としては、具体的には、次のトリガ
ー信号間の平均正弦値の逆数を用いており、次式で示す
ものである。
【0029】c(n)=1/|sin((p(n+1)
+p(n+2))/2)| この場合、上記式に代えて、 c(n)=2/(|sin((p(n+1))|+|s
in(p(n+2))|)
+p(n+2))/2)| この場合、上記式に代えて、 c(n)=2/(|sin((p(n+1))|+|s
in(p(n+2))|)
【0030】を用いても良い。このような補正係数c
(n)を用いることにより、図4にて実線で示すような
チョッピング電圧がモータ33に印加されるように構成
されている。この場合、図4にて破線で示すように、上
記チョッピング電圧に含まれる交流成分、即ち、正弦波
電圧成分が大幅に低減されるようになり、モータ33に
流れる電流の交流成分が抑制される。従って、上記補正
係数c(n)としては、モータ33に流れる電流に含ま
れる交流成分を抑制し、上記モータ電流の波形がなめら
かになるように補正することが可能な係数であれば上述
した以外のものでも良く、そのような補正係数c(n)
をROM43に記憶させておけば良い。尚、上記二つの
式で定義した補正係数c(n)に対して、回路の諸特性
を考慮して更に補正するようにしても良い。
(n)を用いることにより、図4にて実線で示すような
チョッピング電圧がモータ33に印加されるように構成
されている。この場合、図4にて破線で示すように、上
記チョッピング電圧に含まれる交流成分、即ち、正弦波
電圧成分が大幅に低減されるようになり、モータ33に
流れる電流の交流成分が抑制される。従って、上記補正
係数c(n)としては、モータ33に流れる電流に含ま
れる交流成分を抑制し、上記モータ電流の波形がなめら
かになるように補正することが可能な係数であれば上述
した以外のものでも良く、そのような補正係数c(n)
をROM43に記憶させておけば良い。尚、上記二つの
式で定義した補正係数c(n)に対して、回路の諸特性
を考慮して更に補正するようにしても良い。
【0031】次に、上記構成の作用を説明する。この場
合、主としてワンチップマイコン35のCPU41の動
作を図5ないし図7も参照して説明する。まず、CPU
41は、図5のフローチャートに示すように、割り込み
コントローラ48の設定、第1のタイマ45及び第2の
タイマ46の各設定及び作動指令をIOポート44を介
して行う(ステップS1)。そして、割り込み処理が開
始され、電源同期信号発生回路40から発生される電源
同期信号Saの立ち上がりエッジ(図3(b)参照)が
割り込みコントローラ48の割り込み要求端子INT1
に入力されると、図6に示すような割り込みハンドラ1
が起動される。
合、主としてワンチップマイコン35のCPU41の動
作を図5ないし図7も参照して説明する。まず、CPU
41は、図5のフローチャートに示すように、割り込み
コントローラ48の設定、第1のタイマ45及び第2の
タイマ46の各設定及び作動指令をIOポート44を介
して行う(ステップS1)。そして、割り込み処理が開
始され、電源同期信号発生回路40から発生される電源
同期信号Saの立ち上がりエッジ(図3(b)参照)が
割り込みコントローラ48の割り込み要求端子INT1
に入力されると、図6に示すような割り込みハンドラ1
が起動される。
【0032】この割り込みハンドラ1が起動されると、
CPU41は、まず始めに、制御装置36に相当する制
御処理が実行されることにより、操作量(パルス幅W0
)が算出されてRAMU42に書き込まれる(ステッ
プS21)。続いて、CPU41は、位相カウンタ37
の位相カウント値nをクリアし(ステップS22)、割
り込みハンドラ1を終了する。また、第1のタイマ45
から出力される信号Sbの立ち上がりエッジ(図3
(c)参照)が割り込みコントローラ48の割り込み要
求端子INT2に入力されると、図7に示すような割り
込みハンドラ2が起動される。
CPU41は、まず始めに、制御装置36に相当する制
御処理が実行されることにより、操作量(パルス幅W0
)が算出されてRAMU42に書き込まれる(ステッ
プS21)。続いて、CPU41は、位相カウンタ37
の位相カウント値nをクリアし(ステップS22)、割
り込みハンドラ1を終了する。また、第1のタイマ45
から出力される信号Sbの立ち上がりエッジ(図3
(c)参照)が割り込みコントローラ48の割り込み要
求端子INT2に入力されると、図7に示すような割り
込みハンドラ2が起動される。
【0033】この割り込みハンドラ2が起動されると、
CPU41は、まず始めに、位相カウンタ37の位相カ
ウント値nをインクリメントする(ステップS31)。
続いて、CPU41は、制御装置36によりRAM42
に書き込まれた操作量(パルス幅W0 )を、ROM43
に記憶されている補正係数c(n)を用いて次式の通り
補正する(ステップS32)。
CPU41は、まず始めに、位相カウンタ37の位相カ
ウント値nをインクリメントする(ステップS31)。
続いて、CPU41は、制御装置36によりRAM42
に書き込まれた操作量(パルス幅W0 )を、ROM43
に記憶されている補正係数c(n)を用いて次式の通り
補正する(ステップS32)。
【0034】W=c(n)・W0 そして、CPU41は、上記補正したパルス幅Wを第2
のタイマ46に書き込み(ステップS33)、割り込み
ハンドラ2を終了する。続いて、第2のタイマ46は、
上記パルス幅Wが書き込まれた状態で、次のトリガー信
号、即ち、第1のタイマ45からの信号Sbの立ち上が
りエッジ(図3(c)参照)が入力されると、パルス幅
Wの論理反転したパルス信号Sc(図3(d)参照)を
発生する。そして、このパルス信号Scをインバータ4
7を介して論理反転させた反転信号をスイッチング素子
34の制御端子(ベース)へ与えることにより、該スイ
ッチング素子34をオンオフして、全波整流出力を図4
にて実線で示すようにチョッピングしている。そして、
このチョッピング電圧がユニバーサルモータ33に供給
されて該モータ33が駆動されるようになっている。
のタイマ46に書き込み(ステップS33)、割り込み
ハンドラ2を終了する。続いて、第2のタイマ46は、
上記パルス幅Wが書き込まれた状態で、次のトリガー信
号、即ち、第1のタイマ45からの信号Sbの立ち上が
りエッジ(図3(c)参照)が入力されると、パルス幅
Wの論理反転したパルス信号Sc(図3(d)参照)を
発生する。そして、このパルス信号Scをインバータ4
7を介して論理反転させた反転信号をスイッチング素子
34の制御端子(ベース)へ与えることにより、該スイ
ッチング素子34をオンオフして、全波整流出力を図4
にて実線で示すようにチョッピングしている。そして、
このチョッピング電圧がユニバーサルモータ33に供給
されて該モータ33が駆動されるようになっている。
【0035】この場合、図4に示すように、チョッピン
グ電圧は、電圧値が低いほどオン時間の幅が広くなり、
電圧値が高いほどオン時間の幅が狭くなるように設定さ
れている。これにより、ユニバーサルモータ33に供給
される電圧には、図4にて破線で示すようなほぼ台形状
の電圧成分が含まれるだけとなる、即ち、正弦波電圧成
分が含まれなくなる。このため、該モータ33に流れる
電流も正弦波成分即ち交流特性を持たないなめらかな電
流となり、該モータ33のトルクが100または120
Hzの周期で変動することがなくなる。この結果、モー
タ33の回転速度が100または120Hzの周期で変
動して振動することもなくなる。
グ電圧は、電圧値が低いほどオン時間の幅が広くなり、
電圧値が高いほどオン時間の幅が狭くなるように設定さ
れている。これにより、ユニバーサルモータ33に供給
される電圧には、図4にて破線で示すようなほぼ台形状
の電圧成分が含まれるだけとなる、即ち、正弦波電圧成
分が含まれなくなる。このため、該モータ33に流れる
電流も正弦波成分即ち交流特性を持たないなめらかな電
流となり、該モータ33のトルクが100または120
Hzの周期で変動することがなくなる。この結果、モー
タ33の回転速度が100または120Hzの周期で変
動して振動することもなくなる。
【0036】このような構成の本実施例によれば、スイ
ッチング素子34をオンオフ制御するチョッピング信
号、即ち、第2のタイマ46から発生されるパルス信号
の周波数を高く(例えば20kHzに)することによ
り、高速度でスイッチングされたチョッピング電圧をユ
ニバーサルモータ33に印加することが可能となる。こ
れにより、一定のトルクが連続的にユニバーサルモータ
33に発生するようになるから、ユニバーサルモータ3
3に発生する振動・騒音を大幅に低減することができ
る。
ッチング素子34をオンオフ制御するチョッピング信
号、即ち、第2のタイマ46から発生されるパルス信号
の周波数を高く(例えば20kHzに)することによ
り、高速度でスイッチングされたチョッピング電圧をユ
ニバーサルモータ33に印加することが可能となる。こ
れにより、一定のトルクが連続的にユニバーサルモータ
33に発生するようになるから、ユニバーサルモータ3
3に発生する振動・騒音を大幅に低減することができ
る。
【0037】そして、上記実施例では、スイッチング素
子34をオンオフ制御するためのパルス信号Scのパル
ス幅Wをユニバーサルモータ33に供給される電流に含
まれる交流成分を抑制するように補正する構成としたの
で、ユニバーサルモータ33に供給される電圧には、図
4にて破線で示すようなほぼ台形状の電圧成分が含まれ
るだけとなる、即ち、正弦波電圧成分が含まれなくな
る。このため、該モータ33に流れる電流も正弦波成分
即ち交流特性を持たないなめらかな電流となるから、該
モータ33のトルクが100または120Hzの周期で
変動するという不具合を確実に防止することができる。
この結果、モータ33の回転速度が100または120
Hzの周期で変動して振動するという不具合も防止する
ことができる。
子34をオンオフ制御するためのパルス信号Scのパル
ス幅Wをユニバーサルモータ33に供給される電流に含
まれる交流成分を抑制するように補正する構成としたの
で、ユニバーサルモータ33に供給される電圧には、図
4にて破線で示すようなほぼ台形状の電圧成分が含まれ
るだけとなる、即ち、正弦波電圧成分が含まれなくな
る。このため、該モータ33に流れる電流も正弦波成分
即ち交流特性を持たないなめらかな電流となるから、該
モータ33のトルクが100または120Hzの周期で
変動するという不具合を確実に防止することができる。
この結果、モータ33の回転速度が100または120
Hzの周期で変動して振動するという不具合も防止する
ことができる。
【0038】尚、上記実施例では、パルス幅Wを補正す
るに際しては、予めRON43に記憶しておいた補正係
数c(n)を用いてステップS32の処理時に補正する
構成としたが、これに限られるものではなく、例えば図
7のステップS32の処理時において上記補正係数c
(n)を求める式を用いてパルス幅Wを補正する構成と
しても良い。また、上記実施例では、ユニバーサルモー
タ33を使用したが、これに代えて、直流モータを使用
しても良い。更に、上記実施例では、制御装置36、位
相カウンタ37、補正器38及びパルス発生器39をワ
ンチップマイコン35により構成したが、これに代え
て、独立した電気回路を組み合わせて構成しても良い。
るに際しては、予めRON43に記憶しておいた補正係
数c(n)を用いてステップS32の処理時に補正する
構成としたが、これに限られるものではなく、例えば図
7のステップS32の処理時において上記補正係数c
(n)を求める式を用いてパルス幅Wを補正する構成と
しても良い。また、上記実施例では、ユニバーサルモー
タ33を使用したが、これに代えて、直流モータを使用
しても良い。更に、上記実施例では、制御装置36、位
相カウンタ37、補正器38及びパルス発生器39をワ
ンチップマイコン35により構成したが、これに代え
て、独立した電気回路を組み合わせて構成しても良い。
【0039】また、上記実施例では、全波整流出力の位
相を検出し、この検出した位相に基づいてパルス信号S
cのパルス幅Wを補正する構成としたが、これに限られ
るものではなく、例えば全波整流出力の電圧を検出する
電圧検出手段を備え、この電圧検出手段により検出した
電圧に基づいてパルス信号Scのパルス幅Wを補正する
構成としても良い。このような構成の具体例を、第2の
実施例として図8に示す。この図8においては、第1の
実施例と同一部分には同一符号を付し、異なるところを
説明する。上記図8に示すように、電圧検出手段である
電圧検出器49は、例えばA/D変換器等により構成さ
れており、全波整流出力の電圧を検出して電圧検出信号
を出力するように構成されている。
相を検出し、この検出した位相に基づいてパルス信号S
cのパルス幅Wを補正する構成としたが、これに限られ
るものではなく、例えば全波整流出力の電圧を検出する
電圧検出手段を備え、この電圧検出手段により検出した
電圧に基づいてパルス信号Scのパルス幅Wを補正する
構成としても良い。このような構成の具体例を、第2の
実施例として図8に示す。この図8においては、第1の
実施例と同一部分には同一符号を付し、異なるところを
説明する。上記図8に示すように、電圧検出手段である
電圧検出器49は、例えばA/D変換器等により構成さ
れており、全波整流出力の電圧を検出して電圧検出信号
を出力するように構成されている。
【0040】そして、補正器50は、上記電圧検出器4
9からの電圧検出信号を受けて、正規化電圧値の逆数に
比例した値によりパルス幅Wを補正するように構成され
ている。この場合、具体的には、第1のタイマ45から
の信号Sbの立下り時点で全波整流出力の電圧を検出
し、この検出した電圧値に基づいて次式の通り補正して
いる。
9からの電圧検出信号を受けて、正規化電圧値の逆数に
比例した値によりパルス幅Wを補正するように構成され
ている。この場合、具体的には、第1のタイマ45から
の信号Sbの立下り時点で全波整流出力の電圧を検出
し、この検出した電圧値に基づいて次式の通り補正して
いる。
【0041】W=(C/A)・W0 ここで、Aは正規化電圧、Cは比例係数である。
【0042】従って、上記第2の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施例では、全波整流出力の電圧を検出
し、この検出した電圧に基づいてパルス信号Scのパル
ス幅Wを補正する構成としたので、何らかの原因で商用
交流電源31の電源電圧が変動した場合にも、その変動
に対応してパルス幅Wを補正することができ、トルクの
変動をより一層防止することができる。
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施例では、全波整流出力の電圧を検出
し、この検出した電圧に基づいてパルス信号Scのパル
ス幅Wを補正する構成としたので、何らかの原因で商用
交流電源31の電源電圧が変動した場合にも、その変動
に対応してパルス幅Wを補正することができ、トルクの
変動をより一層防止することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、全波整流出力をチョッピングしてモータに印加する
チョッピング手段を制御するパルス幅変調手段を備え、
このパルス幅変調手段を、パルス信号のパルス幅をモー
タに印加される電流に含まれる交流成分を抑制するよう
に補正するパルス幅補正手段と、このパルス幅補正手段
により補正されたパルス幅のパルス信号を発生するパル
ス発生手段とから構成したので、直流電源を用いること
なく、不快な振動や騒音の発生を大幅に低減することが
でき、加えて、モータのトルク変動を十分に防止できる
という優れた効果を奏する。
に、全波整流出力をチョッピングしてモータに印加する
チョッピング手段を制御するパルス幅変調手段を備え、
このパルス幅変調手段を、パルス信号のパルス幅をモー
タに印加される電流に含まれる交流成分を抑制するよう
に補正するパルス幅補正手段と、このパルス幅補正手段
により補正されたパルス幅のパルス信号を発生するパル
ス発生手段とから構成したので、直流電源を用いること
なく、不快な振動や騒音の発生を大幅に低減することが
でき、加えて、モータのトルク変動を十分に防止できる
という優れた効果を奏する。
【0044】また、上記構成の場合、パルス幅補正手段
は、全波整流出力の位相を検出する位相検出手段を備
え、この位相検出手段により検出した位相に基づいて前
記パルス信号のパルス幅を補正することが好ましい構成
である。また、パルス幅補正手段は、全波整流出力の電
圧を検出する電圧検出手段を備え、この電圧検出手段に
より検出した電圧に基づいて前記パルス信号のパルス幅
を補正するように構成することが考えられ、この場合に
は、電源電圧が変動した場合にも、その変動に対応して
パルス幅を補正することができる。
は、全波整流出力の位相を検出する位相検出手段を備
え、この位相検出手段により検出した位相に基づいて前
記パルス信号のパルス幅を補正することが好ましい構成
である。また、パルス幅補正手段は、全波整流出力の電
圧を検出する電圧検出手段を備え、この電圧検出手段に
より検出した電圧に基づいて前記パルス信号のパルス幅
を補正するように構成することが考えられ、この場合に
は、電源電圧が変動した場合にも、その変動に対応して
パルス幅を補正することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気的構成図
【図2】ブロック図
【図3】タイムチャート
【図4】モータに供給される電圧の波形を示す図
【図5】メイン処理のフローチャート
【図6】割り込みハンドラ1のフローチャート
【図7】割り込みハンドラ2のフローチャート
【図8】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図9】従来構成を示す図1相当図
【図10】タイムチャート
【図11】異なる従来構成を示す図1相当図
【図12】図2相当図
【図13】図3相当図
【図14】図4相当図
31は商用交流電源、32は全波整流回路(全波整流手
段)、33はユニバーサルモータ、34はスイッチング
素子(チョッピング手段)、35はワンチップマイコン
(パルス幅変調手段)、36は制御装置、37は位相カ
ウンタ、38は補正器(パルス幅補正手段)、39はパ
ルス発生器(パルス発生手段)、40は電源同期信号発
生回路、41はCPU、45は第1のタイマ、46は第
2のタイマ、48は割り込みコントローラ、49は電圧
検出器(電圧検出手段)、50は補正器(パルス幅補正
手段)を示す。
段)、33はユニバーサルモータ、34はスイッチング
素子(チョッピング手段)、35はワンチップマイコン
(パルス幅変調手段)、36は制御装置、37は位相カ
ウンタ、38は補正器(パルス幅補正手段)、39はパ
ルス発生器(パルス発生手段)、40は電源同期信号発
生回路、41はCPU、45は第1のタイマ、46は第
2のタイマ、48は割り込みコントローラ、49は電圧
検出器(電圧検出手段)、50は補正器(パルス幅補正
手段)を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 交流電源からの交流を全波整流する全波
整流手段と、 この全波整流手段から出力された全波整流出力をチョッ
ピングしてモータに印加するチョッピング手段と、 与えられた操作量に対応するパルス幅にて変調されたパ
ルス信号を発生し、このパルス信号に基づいて前記チョ
ッピング手段を制御するパルス幅変調手段とを備えて成
り、 前記パルス幅変調手段は、 前記パルス信号のパルス幅を、前記モータに印加される
電流に含まれる交流成分を抑制するように補正するパル
ス幅補正手段と、 このパルス幅補正手段により補正されたパルス幅のパル
ス信号を発生するパルス発生手段とを有して構成されて
いることを特徴とするモータの駆動装置。 - 【請求項2】 前記パルス幅補正手段は、前記全波整流
出力の位相を検出する位相検出手段を備え、この位相検
出手段により検出した位相に基づいて前記パルス信号の
パルス幅を補正することを特徴とする請求項1記載のモ
ータの駆動装置。 - 【請求項3】 前記パルス幅補正手段は、前記全波整流
出力の電圧を検出する電圧検出手段を備え、この電圧検
出手段により検出した電圧に基づいて前記パルス信号の
パルス幅を補正することを特徴とする請求項1記載のモ
ータの駆動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068608A JPH07284297A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | モータの駆動装置 |
US08/415,737 US5835676A (en) | 1994-04-06 | 1995-04-03 | Motor driving apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068608A JPH07284297A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | モータの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07284297A true JPH07284297A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13378664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6068608A Pending JPH07284297A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | モータの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07284297A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010530202A (ja) * | 2007-03-09 | 2010-09-02 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 電気モーターのパワー制御 |
KR101186160B1 (ko) * | 2006-02-06 | 2012-10-02 | 삼성전자주식회사 | 유니버설 모터 제어 장치 |
CN109067271A (zh) * | 2018-09-14 | 2018-12-21 | 闽江学院 | 一种基于鲁棒扰动补偿方案的直流电机伺服控制方法 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6068608A patent/JPH07284297A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101186160B1 (ko) * | 2006-02-06 | 2012-10-02 | 삼성전자주식회사 | 유니버설 모터 제어 장치 |
JP2010530202A (ja) * | 2007-03-09 | 2010-09-02 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 電気モーターのパワー制御 |
CN109067271A (zh) * | 2018-09-14 | 2018-12-21 | 闽江学院 | 一种基于鲁棒扰动补偿方案的直流电机伺服控制方法 |
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