JPH07284254A - 誘導電動機の回転子 - Google Patents

誘導電動機の回転子

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Publication number
JPH07284254A
JPH07284254A JP6927294A JP6927294A JPH07284254A JP H07284254 A JPH07284254 A JP H07284254A JP 6927294 A JP6927294 A JP 6927294A JP 6927294 A JP6927294 A JP 6927294A JP H07284254 A JPH07284254 A JP H07284254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
slot
slit
rotor core
bar
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6927294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Yoshida
秀一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP6927294A priority Critical patent/JPH07284254A/ja
Publication of JPH07284254A publication Critical patent/JPH07284254A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有効なコーキングをしてロータバーを回転子
鉄心に確実に固定する。 【構成】 かご形誘導電動機の回転子1では、回転子鉄
心2に形成したスロット3にロータバー4を備えてい
る。そしてスロット3のうち開口部に位置するスリット
3aは、周方向に関し、スロット3の片側に寄せて形成
している。したがってスリット3a近傍の覆い部2aが
長くなりコーキングにより、覆い部2aにてロータバー
4をおさえ込んでロータバー4を強固に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導電動機の回転子に関
し、特にかご形誘導電動機の回転子鉄心にロータバーを
確実に固定することができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】かご形誘導電動機の回転子は、回転子鉄
心及びかご形導体を主要構成としている。回転子鉄心
は、鋼板を円板状に打ち抜き形成したものを積層して構
成する。この回転子鉄心には、導体用のスロット
(溝)、軸孔及び通風用の孔があり、これらスロットや
孔は打ち抜き加工時に同時に形成される。かご形導体
は、ロータバーを前記スロットの中に打ち込み、多数本
のロータバーの両端をエンドリングで短絡して構成され
る。なおスロット(溝)のうち、回転子鉄心周面に開口
している部分をスリットと称する。
【0003】図3は従来技術に係るかご形誘導電動機の
回転子1を示す。同図に示すように回転子鉄心2にはス
ロット3が形成されており、スロット3中にロータバー
4が押ち込まれている。またスロット3のうち回転子周
面に開口した部分がスリット3aとなっている。スロッ
ト3は、漏れ磁束を少なくするためセミオープンスロッ
トとしており、一般的にはこのようにセミオープンスロ
ットとすることが主に採用されている。スリット3aの
幅aは、漏れ磁束を少なくすることを考慮して決めてい
る。そして従来では、スロット3の幅Tの中央と、スリ
ット3aの幅aの中央とを一致させている。
【0004】近年では、始動頻度の多い部所に誘導電動
機が使われていることがあり、このような部所に使用す
るかご形誘導電動機では、ロータバー4をスロット3内
に確実に固定しておかなければならない。ロータバー4
の固定が不充分であると、ロータバー4の折損事故に至
るおそれがある。
【0005】そこでロータバー4の固定を確実にする従
来の一手段として、スロット3内にロータバー4を打ち
込んだ後に、コーキングをして固定を確実にすることが
行なわれていた。つまり図4に示すようにスリット3a
にコーキング用たがね10を当てて、たがね10をハン
マで打ちつけてコーキングをするのである。図5にコー
キング部11を示す。なお図5において5はエンドリン
グ、6は回転軸であり、図4は図5のA−A断面を示
す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来ではスロ
ット3の中央とスリット3aの中央とを一致した形状と
していた。また、特に小形機では、ロータバー4の幅
(周方向に沿う長さ)が狭くなりスロット3の幅Tとス
リット3aの幅aの差が小さくなる。このようにスロッ
ト3及びスリット3aの中央位置が一致し、且つ、幅T
と幅aの差が小さい場合にはコーキングが充分に行なえ
ず、ロータバー4の固定が充分にできないことがある。
【0007】本発明は、上記従来技術に鑑み、有効なコ
ーキングが可能でロータバーの固定が確実にできる誘導
電動機の回転子を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、回転子鉄心に形成したスロットにロータバ
ーを備え、更にスロットのうち回転子鉄心の周面に開口
したスリットの近傍の回転子鉄心をコーキングしてコー
キング部でロータバーの固定を強めているかご形誘導電
動機において、回転子鉄心の周方向に関し、前記スリッ
トを前記スロットの片側に寄せて形成していることを特
徴とする。
【0009】また上記課題を解決する本発明の構成は、
回転子鉄心に形成したスロットにロータバーを備え、更
にスロットのうち回転子鉄心の周面に開口したスリット
の近傍の回転子鉄心をコーキングしてコーキング部でロ
ータバーの固定を強めているかご形誘導電動機におい
て、回転子鉄心の径方向に関し、前記スリットを前記ス
ロットに対して斜めに形成していることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、周方向に関しスリットをスロット
の片側に寄せて形成したり、径方向に関してスリットを
スロットに対して斜めに形成しているため、ロータバー
の幅すなわちスロットの幅が小さくても有効なコーキン
グができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施例に係るかご形誘
導電動機の回転子1を、コーキング加工前の状態で示
す。回転子鉄心2は、打ち抜き加工した円板状鋼板を積
層したものであり、スロット3及びスリット3aは打ち
抜き加工時に同時に形成される。スロット3内にはロー
タバー4を打ち込んでいる。
【0013】第1実施例では、小形誘導電動機であるた
め、ロータバー4の幅すなわちスロット3の幅Tは小さ
く、スロット3の幅Tとスリット3aの幅aとの差は小
さくなっている。更にスリット3aは、回転子鉄心2の
周方向に関し、スロット3の片側に寄せて形成してい
る。このため回転子鉄心2のうち、スロット3を覆うと
共にスリット3aの近傍にある覆い部2aの周方向長さ
は長くなる。よって矢印B方向にコーキングをすること
により覆い部2aによりロータバー4を強固に固定する
ことができる。なおスリット3aを片側に寄せている
が、スロット3及びスリット3aは打ち抜き加工するだ
けであるため、スリット3aの配置位置を従来に対して
変更することは容易にできる。
【0014】図2は本発明の第2実施例を示す。本実施
例では、回転子鉄心2の径方向に関し、スリット2aは
スロット3に対して斜めに形成しており、これにより覆
い部2aの周方向長さが長くなっている。他の部分は第
1の実施例と同じである。
【0015】第2実施例では矢印C方向または矢印D方
向にコーキングをすることにより、覆い部2aによりロ
ータバー4を強固に固定することができる。
【0016】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、周方向に関しスリットをスロットの
片側に寄せて形成したり、径方向に関しスリットをスロ
ットに対して斜めに形成したため、有効なコーキングが
可能になりロータバーを確実に固定することができる。
かくしてロータバーの折損のおそれがなくなり信頼性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図。
【図2】本発明の第2実施例を示す構成図。
【図3】従来技術を示す構成図。
【図4】コーキング部を示す断面図。
【図5】コーキングした回転子を示す構成図。
【符号の説明】
1 回転子 2 回転子鉄心 3 スロット 3a スリット 4 ロータバー 5 エンドリング 6 回転軸 10 コーキング用たがね 11 コーキング部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子鉄心に形成したスロットにロータ
    バーを備え、更にスロットのうち回転子鉄心の周面に開
    口したスリットの近傍の回転子鉄心をコーキングしてコ
    ーキング部でロータバーの固定を強めているかご形誘導
    電動機において、 回転子鉄心の周方向に関し、前記スリットを前記スロッ
    トの片側に寄せて形成していることを特徴とする誘導電
    動機の回転子。
  2. 【請求項2】 回転子鉄心に形成したスロットにロータ
    バーを備え、更にスロットのうち回転子鉄心の周面に開
    口したスリットの近傍の回転子鉄心をコーキングしてコ
    ーキング部でロータバーの固定を強めているかご形誘導
    電動機において、 回転子鉄心の径方向に関し、前記スリットを前記スロッ
    トに対して斜めに形成していることを特徴とする誘導電
    動機の回転子。
JP6927294A 1994-04-07 1994-04-07 誘導電動機の回転子 Withdrawn JPH07284254A (ja)

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JP6927294A JPH07284254A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 誘導電動機の回転子

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JPH07284254A true JPH07284254A (ja) 1995-10-27

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2878659A1 (fr) * 2004-12-01 2006-06-02 Renault Sas Machine tournante et procede de realisation d'un rotor pour machine tournante
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Effective date: 20010703