JPH0728357Y2 - フューエルリッドオープナ - Google Patents

フューエルリッドオープナ

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JPH0728357Y2
JPH0728357Y2 JP6306988U JP6306988U JPH0728357Y2 JP H0728357 Y2 JPH0728357 Y2 JP H0728357Y2 JP 6306988 U JP6306988 U JP 6306988U JP 6306988 U JP6306988 U JP 6306988U JP H0728357 Y2 JPH0728357 Y2 JP H0728357Y2
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JP
Japan
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lock member
bracket
lock
fuel lid
pin
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JP6306988U
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JPH01168672U (ja
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敬 金子
辰男 鈴木
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、フューエルインレットボックスに取付けられ
たブラケットと、フューエルリッドに取付けられた被ロ
ック部に対応するように前記ブラケットに配置されかつ
軸心方向に沿って移動自在に配設されたロックピンを有
するロック部材と、前記ロック部材を一方向に常時附勢
する附勢手段と、前記附勢手段の附勢力に抗して前記ロ
ック部材を移動するための作動機構とをそれぞれ具備す
るフューエルリッドオープナに関する。
b.従来の技術 周知の如く、自動車のサイドボディの後部にはフューエ
ルタンクに対応する箇所に開閉自在のフューエルリッド
が設けられている。このフューエルリッドは、通常時に
は閉状態でロックされ、給油時には例えば運転席からの
操作にてフューエルリッドのロックが解除されて開放状
態となされるようになっている。
第8図及び第9図は従来のフューエルリッドオープナ20
を示すものである。このフューエルリッドオープナ20は
ブラケット21に嵌着されたねじ部材22にナットを螺合さ
せることによって図外のフューエルインレットボックス
に固着されるようになっている。そして、フューエルリ
ッドオープナ20は、角柱状の基体部23とこの基体部23に
一体成形された円柱状のロックピン24とから成るロック
部材25を具備しており、上述のロックピン24が前記ねじ
部材22及び座金26の中央孔22a,26aから成る一連の挿通
孔27内に摺動自在に挿入配置されている。
また、上述のロック部材25は、巻ばね28にて回動附勢さ
れた回動板29にて矢印A方向に常時附勢されている。し
かして、通常時はロックピン24が巻ばね28の附勢力によ
り第8図に示すロック位置に配置されると共に、フュー
エルリッドの側に配設されたロック孔(図示せず)に嵌
合され、これにより、フューエルリッドが閉状態でロッ
クされるようになっている。一方、給油時には、運転席
から回動板29に引き回されたワイヤ30を運転席にて遠隔
操作することによって、巻ばね28の附勢力に抗して回動
板29が第8図において矢印B方向に回動され、これに伴
ってロックピン24が矢印C方向に移動されてロック解除
され、フューエルリッドが開放状態となるように構成さ
れている。
c.考案が解決しようとする課題 上述の如き従来のフューエルリッドオープナ20にあって
は、ロックピン24が挿通孔27に挿通され、この挿通孔27
の案内作用によって軸心方向(矢印A,C方向)に摺動自
在に支持されているが、摺動移動の際にロックピン24が
その軸心を中心とする回転を生じ、ロック部材25の基体
部23がブラケット21に接触してしまうおそれがある。こ
のような事態となると、ブラケット21のメッキがはがれ
る等の不都合を生じ、最悪の場合には、前記基体部23が
ブラケット21に接触して固定されてしまい、ロック部材
25が作動不能状態となる可能性もある。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、構成が簡単でありながら、作動時にお
ける軸心を中心とするロック部材の回転を確実に防止で
きるようにしたフューエルリッドオープナを提供するこ
とにある。
d.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案では、 フューエルインレットボックスに取付けられたブラケッ
トと、フューエルリッドに取付けられた被ロック部に対
応するように前記ブラケットに配置されかつ軸心方向に
沿って移動自在に配置されたロックピンを有するロック
部材と、前記ロック部材を一方向に常時附勢する附勢手
段と、前記附勢手段の附勢力に抗して前記ロック部材を
移動するための作動機構とをそれぞれ具備するフューエ
ルリッドオープナにおいて、前記ロック部材にガイドピ
ンを一体に設けると共に、前記ブラケットに前記ロック
部材の移動方向に沿って延びる長孔を形成し、前記ロッ
ク部材のガイドピンを前記ブラケットの長孔内に摺動自
在に嵌合配置する一方、前記長孔の長手方向に延びる一
対の対向辺部と前記ガイドピンとの係合作用により、前
記長孔の対向辺部に交差する方向への前記ガイドピンの
移動を阻止して、前記ロックピンの軸心を中心に前記ロ
ック部材が前記ブラケットに対して回転するのを防止す
るようにしている。
以下、本考案の一実施例に付き第1図〜第6図を参照し
て説明する。
第1図は自動車のサイドボディ1の後部を示すものであ
って、この部分には給油用開口2が形成されており、こ
の開口2に対応してフューエルインレットボックス3が
配設されている。そして、上述のフューエルインレット
ボックス3内にはフューエルタンクの給油口を閉塞する
キャップ4が配置されると共に、前記開口には第3図に
示す如くフューエルリッド5の一端がヒンジ部6を中心
に開閉可能に支持されている。
本実施例においては、上述のフューエルリッド5の自由
端は第2図及び第3図に明示する如きロック機構7にて
ロックされるようになっており、自動車の運転席からの
遠隔操作によりフューエルリッド5がロック解除されて
開蓋されるように構成されている。すなわち、ロック機
構7はフューエルインレットボックス3に取付けられた
フューエルリッドオープナ8と、フューエルリッド5の
裏面に固着された係合部材(被ロック部)9とで構成さ
れ、この係合部材9にはロック孔10が形成されている。
上述のフューエルリッドオープナ8は、第4図〜第6図
に示すように、板金を屈曲成形して成るブラケット11
と、ブラケット11の屈曲片部11aに嵌着されたブラケッ
ト取付用のねじ部材12と、基体部13a及びロックピン13b
から成るロック部材13とをそれぞれ具備し、ロック部材
13のロックピン13bがねじ部材12及び座金14の中央貫通
孔31内に摺動自在の状態で配置されている。さらに、ブ
ラケット11の基板部11bに固設された支軸15には回動板1
6が枢着されており、支軸15に装着された巻ばね17にて
第4図において矢印D方向に常時附勢されている。そし
て、回動板16の一端16aが前記ロック部材13の基体部13a
に形成された係合凹部13cに係着されると共に、その他
端16bには遠隔操作用のワイヤ18が取付けられている。
また、ロック部材13の基体部13aのうちロックピン13bの
側の端部には円柱状のガイドピン19が一体成形される一
方、ブラケット11にはロック部材13の移動方向に沿って
延びる長孔11cが形成されており、ガイドピン19が第4
図、第5図及び第6図に明示する如く前記長孔11c内に
摺動移動自在の状態で嵌着されている。すなわち、ガイ
ドピン19が前記長孔11cの長手方向に延びる一対の対向
辺部Pにそれぞれ係合しており、これらの対向辺部Pに
て移動可能な状態で挾持されている。
しかして、通常時は、回動板16が巻ばね17の附勢力にて
支軸15を中心に第4図において矢印D方向に回動附勢さ
れているので、ロック部材13の基体部13aが座金14に当
接せしめられた位置に配置され、ロックピン13bが第3
図及び第5図に示すように係合部材9のロック孔10に係
合されている。このため、フューエルリッド5は閉蓋状
態の下でロックされている。
このような状態の下で、給油のためにフューエルリッド
5を開蓋するに際しては、運転席に配設された操作部
(図示せず)を操作することによりワイヤ18を介して回
動板16を巻ばね17の附勢力に抗して第4図において矢印
E方向に回動させる。これに伴い、ロック部材13が第4
図及び第5図において矢印F方向に移動され、ロックピ
ン13bが前記ロック孔10から外れる位置に配置されるた
め、フューエルリッド5のロックが解除されて図外の附
勢手段により自動的に開蓋状態の下に置かれる。
このようなフューエルリッドオープナ8によれば、ロッ
ク部材13の移動は、ねじ部材12及び座金14の中央孔31に
よる案内作用の他に、ブラケット11の長孔11cとロック
部材13のガイドピン19との間の案内作用にて行なわれる
ため、ロックピン13bのがスムーズに動作される。一
方、長孔11cの長手方向に延びる一対の対向辺部Pに対
して交差する方向へのガイドピン19の移動は、これらの
間の係合作用により阻止され、ひいては、ロック部材13
の移動時にロックピン13bの軸心を中心にロック部材13
がブラケット11に対して回転してしまうようなことを確
実に防止できる。なお、前記長孔11cとガイドピン19と
の接触部にグリス等をつけるようにすれば、ブラケット
11に傷をつけることもなく、しかもロック部材13の摩耗
も効果的に防ぐことができる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、ロック部材13に設けられるガイドピン19は第4
図及び第5図に示す箇所である必要は必ずしもなく、第
7図に示すようにロック部材13の基体部13aの後端箇所
にガイドピン19を形成するようにしてもよい。このよう
に構成した場合には、ロック部材13の構造が簡素となる
上、ロック部材13のブラケット11への取付作業性が良好
となる。
e.考案の効果 以上の如く、本考案は、フューエルリッドを閉蓋状態で
ロックするロック部材にガイドピンを一体に設けると共
に、このガイドピンをブラケットの長孔内に摺動自在の
状態で場合配置し、長孔の長手方向に延びる一対の対向
辺部とガイドピンとの係合作用にてロックピンの軸心を
中心とするロック部材の回転防止(軸心を中心とする振
れの防止)を図るようにしたものであるから、ロック部
材をスムーズに動作させることができる。従って、ロッ
ク部材の回転により生じる性能の悪化、すなわち、ロッ
ク部材が回転してブラケットに接触し、ロック部材が作
動不能になったり、ブラケットが損傷を受けてメッキが
はがれて腐蝕を生じる等の不都合の発生を未然に防止で
きる。
さらに、ロック部材の動作がスムーズであることからロ
ック部材の操作力(例えば、ワイヤ18を引く力)が少な
くて済むといった利点を有すると共に、ブラケットへの
ロック部材の取付作業も簡便になるといった利点をも有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を説明するためのも
のであって、第1図は自動車のサイドボディの後部を示
す斜視図、第2図は第1図におけるII-II線断面図、第
3図は第1図におけるIII-III線断面図、第4図はフュ
ーエルリッドオープナの斜視図、第5図は第4図におけ
るV−V線断面図、第6図はフューエルリッドオープナ
の背面図、第7図は本考案の別例を示す第5図と同様の
断面図、第8図及び第9図は従来のフューエルリッドオ
ープナを説明するためのものであって、第8図はフュー
エルリッドオープナの斜視図、第9図は第8図における
IX-IX線断面図である。 3……フューエルインレットボックス、5……フューエ
ルリッド、7……ロック機構、8……フューエルリッド
オープナ、9……係合部材(被ロック部)、10……ロッ
ク孔、11……ブラケット、11c……長孔、13……ロック
部材、13a……基体部、13b……ロックピン、13c……係
合凹部、16……回動板、17……巻ばね、18……ワイヤ、
19……ガイドピン、P……長孔の対向辺部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フューエルインレットボックスに取付けら
    れたブラケットと、フューエルリッドに取付けられた被
    ロック部に対応するように前記ブラケットに配置されか
    つ軸心方向に沿って移動自在に配置されたロックピンを
    有するロック部材と、前記ロック部材を一方向に常時附
    勢する附勢手段と、前記附勢手段の附勢力に抗して前記
    ロック部材を移動するための作動機構とをそれぞれ具備
    するフューエルリッドオープナにおいて、前記ロック部
    材にガイドピンを一体に設けると共に、前記ブラケット
    に前記ロック部材の移動方向に沿って延びる長孔を形成
    し、前記ロック部材のガイドピンを前記ブラケットの長
    孔内に摺動自在に嵌合配置する一方、前記長孔の長手方
    向に延びる一対の対向辺部と前記ガイドピンとの係合作
    用により、前記長孔の対向辺部に交差する方向への前記
    ガイドピンの移動を阻止して、前記ロックピンの軸心を
    中心に前記ロック部材が前記ブラケットに対して回転す
    るのを防止するようにしたことを特徴とするフューエル
    リッドオープナ。
JP6306988U 1988-05-13 1988-05-13 フューエルリッドオープナ Expired - Lifetime JPH0728357Y2 (ja)

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JP6306988U JPH0728357Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 フューエルリッドオープナ

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JPH01168672U JPH01168672U (ja) 1989-11-28
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5398098U (ja) * 1977-01-11 1978-08-09
JPS61285123A (ja) * 1985-06-10 1986-12-15 Nissan Shatai Co Ltd フイラキヤツプ装置

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JPH01168672U (ja) 1989-11-28

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