JPH0728250Y2 - 木構造における集成材梁の接合部構造 - Google Patents
木構造における集成材梁の接合部構造Info
- Publication number
- JPH0728250Y2 JPH0728250Y2 JP6487988U JP6487988U JPH0728250Y2 JP H0728250 Y2 JPH0728250 Y2 JP H0728250Y2 JP 6487988 U JP6487988 U JP 6487988U JP 6487988 U JP6487988 U JP 6487988U JP H0728250 Y2 JPH0728250 Y2 JP H0728250Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated lumber
- shaped
- laminated
- joint
- plates
- Prior art date
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は直交する集成材梁を剛接合化した、木構造に
おける集成材梁の接合部構造に関するものである。
おける集成材梁の接合部構造に関するものである。
集成材構造の梁は従来内部に接合プレートを埋め込み、
相互にボルトで接続する等によりピン接合とされるのが
一般的であるが、このピン接合では仕口部に鉛直荷重が
働いた際、ボルト等が梁にめり込む等の障害を生ずる恐
れがある。
相互にボルトで接続する等によりピン接合とされるのが
一般的であるが、このピン接合では仕口部に鉛直荷重が
働いた際、ボルト等が梁にめり込む等の障害を生ずる恐
れがある。
この考案はこの集成材梁仕口部の難点に着目してなされ
たもので、仕口部を剛節化することによりこれを解消し
ようとするものである。
たもので、仕口部を剛節化することによりこれを解消し
ようとするものである。
本考案では一方向に連続する集成材梁を挟んで対向する
集成材梁の端部にH形の接合金物を片側を突出させて取
り付け、一方連続する集成梁の、H形接合金物の各フラ
ンジ,ウェブ位置にそれぞれ接合プレート、T形の接合
金物を取り付け、H形接合金物とT形接合金物のウェブ
同士、H形接合金物のフランジと接合プレート同士を両
者間に跨設されるプレートを介してボルト接合すること
により仕口部を剛節化し、その変形を低減する。
集成材梁の端部にH形の接合金物を片側を突出させて取
り付け、一方連続する集成梁の、H形接合金物の各フラ
ンジ,ウェブ位置にそれぞれ接合プレート、T形の接合
金物を取り付け、H形接合金物とT形接合金物のウェブ
同士、H形接合金物のフランジと接合プレート同士を両
者間に跨設されるプレートを介してボルト接合すること
により仕口部を剛節化し、その変形を低減する。
H形の接合金物は対向する集成材梁内に差し込まれて取
り付けられ、接合プレートは連続する集成材梁側面に両
端が突出して埋め込まれ、またT形の接合金物は梁を面
外方向に貫通するボルトで両側面に取り付けられる。
り付けられ、接合プレートは連続する集成材梁側面に両
端が突出して埋め込まれ、またT形の接合金物は梁を面
外方向に貫通するボルトで両側面に取り付けられる。
以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
この考案は第1図,第2図に示すように一方向に連続す
る集成梁10(以下梁10)とこれを挟んで対向する集成材
梁1(以下梁1)、1とをH形の接合金物2(以下H形
金物2)、T形の接合金物3(以下T形金物3)及び接
合プレート4を用いてボルト接合してなるものである。
る集成梁10(以下梁10)とこれを挟んで対向する集成材
梁1(以下梁1)、1とをH形の接合金物2(以下H形
金物2)、T形の接合金物3(以下T形金物3)及び接
合プレート4を用いてボルト接合してなるものである。
梁10の側面間と梁1の端部には第3図に示すようにそれ
ぞれ接合プレート4、H形金物2が差し込まれ、埋め込
まれるスリット10a,1aが設けられている。
ぞれ接合プレート4、H形金物2が差し込まれ、埋め込
まれるスリット10a,1aが設けられている。
また梁10にはT形金物3を取り付ける貫通ボルト5を挿
通するための挿通孔10bがスリット10aに平行に穿設され
ている。
通するための挿通孔10bがスリット10aに平行に穿設され
ている。
H形金物2と接合プレート4はこの各スリット1a,10aに
第2図−Iに示すように差し込まれ、スリット1a,10aの
空隙部に接着剤,固定液等を注入,充填することによっ
て各梁1,10に取り付けられ、一体化される。
第2図−Iに示すように差し込まれ、スリット1a,10aの
空隙部に接着剤,固定液等を注入,充填することによっ
て各梁1,10に取り付けられ、一体化される。
T形金物3は第2図,第4図に示すように挿通孔10bに
挿通される貫通ボルト5によって梁10の両側面に取り付
けられる。
挿通される貫通ボルト5によって梁10の両側面に取り付
けられる。
H形金物2,接合プレート4,T形金物3はH形金物2のフ
ランジと接合プレート4、H形金物2のウェブとT形金
物4のウェブとがそれぞれ当接する位置に配置される。
ランジと接合プレート4、H形金物2のウェブとT形金
物4のウェブとがそれぞれ当接する位置に配置される。
H形金物2回り、すなわちフランジの上下及びその両側
のスリット1a内には第4図に示すように木材、または耐
火材等の埋込材6が挿入され、H形金物2が耐火被覆さ
れる。
のスリット1a内には第4図に示すように木材、または耐
火材等の埋込材6が挿入され、H形金物2が耐火被覆さ
れる。
各梁1,10に取り付けられ、当接したH形金物2のフラン
ジと接合プレート4、ウェブとT形金物3のウェブ間に
は第1図,第2図−Iに示すようにプレート7,7が跨設
され、このプレート7,7を介してそれぞれ高力ボルト8,8
等によって複数箇所ボルト接合され、両梁1,10が接合さ
れる。
ジと接合プレート4、ウェブとT形金物3のウェブ間に
は第1図,第2図−Iに示すようにプレート7,7が跨設
され、このプレート7,7を介してそれぞれ高力ボルト8,8
等によって複数箇所ボルト接合され、両梁1,10が接合さ
れる。
この考案は以上の通りであり、直交する梁はH形とT形
の接合金物及び接合プレートを介して剛接合化されてい
るため仕口部の変形が低減され、変形に伴う障害を有効
に防止することができる。
の接合金物及び接合プレートを介して剛接合化されてい
るため仕口部の変形が低減され、変形に伴う障害を有効
に防止することができる。
第1図は本考案の実施例を示した平面図、第2図−I,II
はそれぞれ第1図のX−X線,Y−Y線断面図、第3図は
スリット及び挿通孔の形成例を示した斜視図、第4図は
各金物の取付状態を示した斜視図である。 10,1……集成材梁、10a,1a……スリット、10b……挿通
孔、2,3……接合金物、4……接合プレート、5……貫
通ボルト、6……埋込材、7……プレート、8……高力
ボルト。
はそれぞれ第1図のX−X線,Y−Y線断面図、第3図は
スリット及び挿通孔の形成例を示した斜視図、第4図は
各金物の取付状態を示した斜視図である。 10,1……集成材梁、10a,1a……スリット、10b……挿通
孔、2,3……接合金物、4……接合プレート、5……貫
通ボルト、6……埋込材、7……プレート、8……高力
ボルト。
Claims (1)
- 【請求項1】一方向に連続する集成材梁とこれを挟んで
対向する集成材梁との接合部構造であり、対向する集成
材梁の端部に片側が突出して差し込まれたH形の接合金
物と、連続する集成材梁側面の上下に両端が突出して埋
め込まれた接合プレート及び梁面外方向に貫通する貫通
ボルトで両側面に取り付けられたT形の接合金物とをそ
れぞれ突き合わせ、双方の接合金物のウェブ間及びH形
の接合金物フランジと接合プレート間にプレートを跨設
してそれぞれをボルト接合してなる木構造における集成
材梁の接合部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6487988U JPH0728250Y2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 木構造における集成材梁の接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6487988U JPH0728250Y2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 木構造における集成材梁の接合部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01170704U JPH01170704U (ja) | 1989-12-04 |
JPH0728250Y2 true JPH0728250Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31290331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6487988U Expired - Lifetime JPH0728250Y2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 木構造における集成材梁の接合部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728250Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-17 JP JP6487988U patent/JPH0728250Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01170704U (ja) | 1989-12-04 |
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