JPH072823A - ポリウレタンポリアンハイドライドオリゴマーおよび調製法 - Google Patents
ポリウレタンポリアンハイドライドオリゴマーおよび調製法Info
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- JPH072823A JPH072823A JP3073352A JP7335291A JPH072823A JP H072823 A JPH072823 A JP H072823A JP 3073352 A JP3073352 A JP 3073352A JP 7335291 A JP7335291 A JP 7335291A JP H072823 A JPH072823 A JP H072823A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/67—Unsaturated compounds having active hydrogen
- C08G18/671—Unsaturated compounds having only one group containing active hydrogen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/83—Chemically modified polymers
- C08G18/831—Chemically modified polymers by oxygen-containing compounds inclusive of carbonic acid halogenides, carboxylic acid halogenides and epoxy halides
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Abstract
(57)【要約】
【目的】すぐれた物理的性質を示し、黄色くならず、少
なくともある方法で鋭敏化に関した問題を少なくする非
イソシアネートを基礎とする鮮明な塗料組成物の調製。 【構成】ポリウレタンポリアンハイドライドオリゴマー
およびその調製のための工程が開示されている。その工
程は次の段階を含む: (a)本質的にすべてのイソシアネート基を反応させて
ポリウレタンポリエンを形成するのに十分な条件でヒド
ロキシ官能性2,4−ジエノエートエステルをポリイソ
シアネートと反応させること;および (b)ポリウレタンポリエンの不飽和二重結合を原料を
含む不飽和ポリカルボン酸無水物とDiels Ald
er付加によって反応させること。
なくともある方法で鋭敏化に関した問題を少なくする非
イソシアネートを基礎とする鮮明な塗料組成物の調製。 【構成】ポリウレタンポリアンハイドライドオリゴマー
およびその調製のための工程が開示されている。その工
程は次の段階を含む: (a)本質的にすべてのイソシアネート基を反応させて
ポリウレタンポリエンを形成するのに十分な条件でヒド
ロキシ官能性2,4−ジエノエートエステルをポリイソ
シアネートと反応させること;および (b)ポリウレタンポリエンの不飽和二重結合を原料を
含む不飽和ポリカルボン酸無水物とDiels Ald
er付加によって反応させること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリウレタンポリアンハ
イライドオリゴマー、それらの調製法およびポリオール
を硬化するために塗料組成物を硬化可能な周囲の温度で
それらを使用することに関する。
イライドオリゴマー、それらの調製法およびポリオール
を硬化するために塗料組成物を硬化可能な周囲の温度で
それらを使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の修理と仕上げの分野において、
周囲の温度で塗料を硬くする能力は、十分にまたは部分
的に車を再塗装する際に必要となる。この目的に合う認
識された製品は、たとえばアクリルポリオールのような
ヒドロキシ官能物質とポリイソシアネート硬化剤に基づ
いた2つのパッケージ塗料組成物を包含する。しかしポ
リイソシアネート硬化剤は多くの場合において敏感であ
る。それ故に一般的に予防対策が必須である。また特
に、鮮明な塗料組成物の調製において、鮮明な塗料は透
き通っており、黄色味かかっていないことが非常に重要
である。
周囲の温度で塗料を硬くする能力は、十分にまたは部分
的に車を再塗装する際に必要となる。この目的に合う認
識された製品は、たとえばアクリルポリオールのような
ヒドロキシ官能物質とポリイソシアネート硬化剤に基づ
いた2つのパッケージ塗料組成物を包含する。しかしポ
リイソシアネート硬化剤は多くの場合において敏感であ
る。それ故に一般的に予防対策が必須である。また特
に、鮮明な塗料組成物の調製において、鮮明な塗料は透
き通っており、黄色味かかっていないことが非常に重要
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アンハイドライドヒド
ロキシル硬化機構に基づいた米国特許第4,452,9
48号に記載されているような低温硬化の見解から得ら
れたいくつかの特に有用な組成物は悪いことに黄色くな
る傾向がある。この特徴は、古い仕上げとの色合わせが
重量な時に重大な不利益となる。黄色くなる傾向は、透
明な上塗り組成物が色と透明の塗装が要求される時にさ
らに大きな不利益となる。この方法は下塗りを形成する
ために着色した下塗り塗料組成物を1回またはそれ以上
の回数で基材を塗装することと、さらに透明なあるいは
鮮明な上塗りを形成するために透明な上塗り組成物の1
回またはそれ以上の塗装で上塗りすることを含む。鮮明
な上塗りが黄色ければ車の見掛けは悪くなる。
ロキシル硬化機構に基づいた米国特許第4,452,9
48号に記載されているような低温硬化の見解から得ら
れたいくつかの特に有用な組成物は悪いことに黄色くな
る傾向がある。この特徴は、古い仕上げとの色合わせが
重量な時に重大な不利益となる。黄色くなる傾向は、透
明な上塗り組成物が色と透明の塗装が要求される時にさ
らに大きな不利益となる。この方法は下塗りを形成する
ために着色した下塗り塗料組成物を1回またはそれ以上
の回数で基材を塗装することと、さらに透明なあるいは
鮮明な上塗りを形成するために透明な上塗り組成物の1
回またはそれ以上の塗装で上塗りすることを含む。鮮明
な上塗りが黄色ければ車の見掛けは悪くなる。
【0004】それ故にすぐれた物理的性質を示し、黄色
くならず、少なくともある方法で鋭敏化に関した問題を
少なくする、非イソシアネートを基礎とした鮮明な塗料
組成物が必要である。
くならず、少なくともある方法で鋭敏化に関した問題を
少なくする、非イソシアネートを基礎とした鮮明な塗料
組成物が必要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記の
構造式で表される部分を少なくともひとつ含有すること
を特徴とするポリウレタンポレアンハイドライドオリゴ
マーが提供される。
構造式で表される部分を少なくともひとつ含有すること
を特徴とするポリウレタンポレアンハイドライドオリゴ
マーが提供される。
【0006】
【化24】
【0007】ここでXは、
【0008】
【化25】
【0009】
【化26】
【0010】
【化27】
【0011】
【化28】
【0012】
【化29】
【0013】であり、ここでnは0、1、2、3であ
る;縮合環系;R1は水素原子または脂肪族ラジカル;
AとBはともにR2とR3が独立に水素原子または脂肪族
ラジカルである場合にC−である;あるいはAとBはと
もに−C=である;R4はモノあるいはポリイソシアネ
ートの残基である;R5は脂肪族基、芳香族基、脂環式
基または
る;縮合環系;R1は水素原子または脂肪族ラジカル;
AとBはともにR2とR3が独立に水素原子または脂肪族
ラジカルである場合にC−である;あるいはAとBはと
もに−C=である;R4はモノあるいはポリイソシアネ
ートの残基である;R5は脂肪族基、芳香族基、脂環式
基または
【0014】
【化30】
【0015】R6は脂肪族基、芳香族基または脂環族基
である。
である。
【0016】さらに、本発明によれば、次のものを包含
する硬化組成物が提供される。
する硬化組成物が提供される。
【0017】(a)ヒドロキシル官能性原料、および (b)前記で説明し定義した構造で表される部分を少な
くともひとつ含有する特徴をもったポリウレタンポレア
ンハイドライドオリゴマー。
くともひとつ含有する特徴をもったポリウレタンポレア
ンハイドライドオリゴマー。
【0018】本発明はまた次の工程を包含するポリウレ
タンポリアンハイドライドオリゴマーを調製する方法を
提供する。
タンポリアンハイドライドオリゴマーを調製する方法を
提供する。
【0019】(a)本質的にすべてのイソシアネート基
と反応してポリウレタンポリエンを形成するのに十分な
条件のもとで、ヒドロキシル官能性2,4−ジエノエー
トエステルポリイソシアネートとを反応させること、お
よび (b)Diela Alder付加によりポリウレタン
ポリエンの不飽和結合と原料を含有る不飽和ポリカルボ
ン酸無水物とを反応させること。
と反応してポリウレタンポリエンを形成するのに十分な
条件のもとで、ヒドロキシル官能性2,4−ジエノエー
トエステルポリイソシアネートとを反応させること、お
よび (b)Diela Alder付加によりポリウレタン
ポリエンの不飽和結合と原料を含有る不飽和ポリカルボ
ン酸無水物とを反応させること。
【0020】本発明のポリウレタンポリアンハイドライ
ドオリゴマーは下記の構造式によって表される部分を少
なくともひとつ含有することで特徴づけられる:
ドオリゴマーは下記の構造式によって表される部分を少
なくともひとつ含有することで特徴づけられる:
【0021】
【化31】
【0022】上記構造式において、Xはオリゴマーを調
製するために選択される特定の出発物質に依存する下記
の部分のいずれかであり得る。
製するために選択される特定の出発物質に依存する下記
の部分のいずれかであり得る。
【0023】
【化32】
【0024】
【化33】
【0025】
【化34】
【0026】
【化35】
【0027】
【化36】
【0028】ここでnは0、1、2、3;縮合環系;R
1は水素原子または脂肪族基;AとBは共にR2とR3が
独立に水素原子または脂肪族ラジカルである場合のCH
−である;あるいはAとBは共に−C=である;R4は
モノあるいはポリイソシアネート残基である;R5は脂
肪族基、芳香族基、脂環式基または
1は水素原子または脂肪族基;AとBは共にR2とR3が
独立に水素原子または脂肪族ラジカルである場合のCH
−である;あるいはAとBは共に−C=である;R4は
モノあるいはポリイソシアネート残基である;R5は脂
肪族基、芳香族基、脂環式基または
【0029】
【化37】
【0030】R6は脂肪族基、芳香族基または脂環式基
である。
である。
【0031】本発明のポリウレタンポリアンハイドライ
ドオリゴマーは次の段階的な工程において調製される。
まず始めに、本質的にすべてのイソシアネート基が反応
してポリウレタンポリエンを形成するのに十分な条件の
もとで、ヒドロキシル官能性2,4−ジエノエートエス
テルとポリイソシアネートとを反応させる。ヒドロキシ
ル官能性2,4−ジエノエートエステルは、エポキシド
含有成分が共役二重結合をもったポリカルボン酸と反応
することによって形成される共役二重結合を含有するヒ
ドロキシル官能性材料である。酸とエポキシドが反応す
る時、開環が起こり、ヒドロキシルの官能性が生じる。
それ故に上述のように選択されるエポキシド含有成分
は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、グリシド
ール、合成3級カルボン酸のグルシジルエステルである
シェル製のCARDURAEエステル、ブチルグリシジ
ルエステルあるいはフェニルグリシジルエーテルのよう
なグリシジルエーテル、シクロヘキセンオキシドのよう
なシクロ脂肪族エポキシドおよびジシクロペンタジエン
ジオキシドのような縮合環系の一部であるエポキシドを
含有する。縮合環系はシクロ脂肪族環と芳香族環を共に
含有し得る。
ドオリゴマーは次の段階的な工程において調製される。
まず始めに、本質的にすべてのイソシアネート基が反応
してポリウレタンポリエンを形成するのに十分な条件の
もとで、ヒドロキシル官能性2,4−ジエノエートエス
テルとポリイソシアネートとを反応させる。ヒドロキシ
ル官能性2,4−ジエノエートエステルは、エポキシド
含有成分が共役二重結合をもったポリカルボン酸と反応
することによって形成される共役二重結合を含有するヒ
ドロキシル官能性材料である。酸とエポキシドが反応す
る時、開環が起こり、ヒドロキシルの官能性が生じる。
それ故に上述のように選択されるエポキシド含有成分
は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、グリシド
ール、合成3級カルボン酸のグルシジルエステルである
シェル製のCARDURAEエステル、ブチルグリシジ
ルエステルあるいはフェニルグリシジルエーテルのよう
なグリシジルエーテル、シクロヘキセンオキシドのよう
なシクロ脂肪族エポキシドおよびジシクロペンタジエン
ジオキシドのような縮合環系の一部であるエポキシドを
含有する。縮合環系はシクロ脂肪族環と芳香族環を共に
含有し得る。
【0032】適当な、すぐに入手できる共役二重結合を
有するポリカルボン酸の例はソルビン酸(sorbic
acid)を含有する。本発明の目的のための等価な
反応性材料はムコニン酸(muconic aci
d)、ソルビックアルコール、ソルビックアミンあるい
は多くの共役酸、アルコールあるいは酸素やイオウのよ
うなヘテロ原子を含有するアミンを利用して調製され得
るとが理解される。
有するポリカルボン酸の例はソルビン酸(sorbic
acid)を含有する。本発明の目的のための等価な
反応性材料はムコニン酸(muconic aci
d)、ソルビックアルコール、ソルビックアミンあるい
は多くの共役酸、アルコールあるいは酸素やイオウのよ
うなヘテロ原子を含有するアミンを利用して調製され得
るとが理解される。
【0033】ひとたび、ヒドロキシル官能性2,4−ジ
エノエートエステルが調製されると、それは本質的にす
べてのイソシアネート基が反応してポリウレタンポリエ
ンを形成するよう有機ポリイソシアネートと反応する。
有機ポリイソシアネートは芳香族、脂肪族、脂環式ある
いは複素環式であり得るし、また無置換のあるいは当業
者に十分に認識される基で置換されたイソシアネートで
ある。ウレタンの調製に有用なポリイソシアネートは、
次にあげるものを包含するが限定はされない。それらは
トルエン2,4−ジイソシアネート、2,6−ジイソシ
アネートおよびそれらの混合物;ジイソシアネート、ト
ルエン2,6−ジイソシアネートおよびそれらの混合
物;ジフェニルメタン4,4’−ジイソシアネート,ジ
フェニルメタン−2.4’ジイソシアネートおよびそれ
らの混合物;パラフェニレンジイソシアネート;ビフェ
ニルジイソシアネート;テトラメチルキシリレンジイソ
シアネート;メタイソプロピル−α,α−ジメチルベン
ジルイソシアネート;3,3’−ジメチル−4,4’−
ジフェニレンジイソシアネート;テトラメチレン−1,
4−ジイソシアネート;ヘキサメチレン−1,6−ジイ
ソシアネート;2,2,4−トリメチルヘキサン−1,
6−ジイソシアネート;リシンメチルエステルジイソシ
アネート;ビス(イソシアネートエチル)フマレート;
イソホロンジイソシアネート;エチレンジイソシアネー
ト、ドデカン−1,12−ジイソシアネート;シクロブ
タン−1,3−ジイソシアネート;シクロヘキサン−
1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−
ジイソシアネートおよびそれらの混合物;メチルシクロ
ヘキシルジイソシアネート;ヘキサハイドロトルエン−
2,4−ジイソシアネート、ヘキサハイドロトルエン−
2,6−ジイソシアネートおよびそれらの混合物;ヘキ
サハイドロフェニレン−1,3−ジイソシアネート、ヘ
キサハイドロフェニレン−1,4−ジイソシアネートお
よびそれらの混合物;パーハイドロジフェニルメタン−
2,4’−ジイソシアネート、パーハイドロジフェニル
メタン−4,4’−ジイソシアネートおよびそれらの混
合物、以上である。さらにヘキサメチレンジイソシアネ
ートあるいはイソホロンジイソシアネートのビュレット
(biuret)あるいはイソシアヌレート(isoc
yanurate)のようなビュレットやイソシアヌレ
ートもまた適している。ポリイソシアネートとモノイソ
シアネートの混合物は有機ポリイソシアネートとして利
用され得ることを理解するべきである。さらに、イソシ
アネートプレポリマーはポリイソシアネートとして利用
され得る。イソシアネートプレポリマーは、ポリオール
とポリイソシアネートの反応生成物のことであり、そこ
ではポリオールとポリイソシアネートが一般に既知のプ
レポリマーの技術によって、イソシアネートプレポリマ
ーを製造するための相対割合で反応する。また、単量体
のイソシアネート(いわゆるセミプレポリマー)をもっ
た有機イソシアネートプレポリマーの混合物もプレポリ
マーの技術において利用され得る。
エノエートエステルが調製されると、それは本質的にす
べてのイソシアネート基が反応してポリウレタンポリエ
ンを形成するよう有機ポリイソシアネートと反応する。
有機ポリイソシアネートは芳香族、脂肪族、脂環式ある
いは複素環式であり得るし、また無置換のあるいは当業
者に十分に認識される基で置換されたイソシアネートで
ある。ウレタンの調製に有用なポリイソシアネートは、
次にあげるものを包含するが限定はされない。それらは
トルエン2,4−ジイソシアネート、2,6−ジイソシ
アネートおよびそれらの混合物;ジイソシアネート、ト
ルエン2,6−ジイソシアネートおよびそれらの混合
物;ジフェニルメタン4,4’−ジイソシアネート,ジ
フェニルメタン−2.4’ジイソシアネートおよびそれ
らの混合物;パラフェニレンジイソシアネート;ビフェ
ニルジイソシアネート;テトラメチルキシリレンジイソ
シアネート;メタイソプロピル−α,α−ジメチルベン
ジルイソシアネート;3,3’−ジメチル−4,4’−
ジフェニレンジイソシアネート;テトラメチレン−1,
4−ジイソシアネート;ヘキサメチレン−1,6−ジイ
ソシアネート;2,2,4−トリメチルヘキサン−1,
6−ジイソシアネート;リシンメチルエステルジイソシ
アネート;ビス(イソシアネートエチル)フマレート;
イソホロンジイソシアネート;エチレンジイソシアネー
ト、ドデカン−1,12−ジイソシアネート;シクロブ
タン−1,3−ジイソシアネート;シクロヘキサン−
1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−
ジイソシアネートおよびそれらの混合物;メチルシクロ
ヘキシルジイソシアネート;ヘキサハイドロトルエン−
2,4−ジイソシアネート、ヘキサハイドロトルエン−
2,6−ジイソシアネートおよびそれらの混合物;ヘキ
サハイドロフェニレン−1,3−ジイソシアネート、ヘ
キサハイドロフェニレン−1,4−ジイソシアネートお
よびそれらの混合物;パーハイドロジフェニルメタン−
2,4’−ジイソシアネート、パーハイドロジフェニル
メタン−4,4’−ジイソシアネートおよびそれらの混
合物、以上である。さらにヘキサメチレンジイソシアネ
ートあるいはイソホロンジイソシアネートのビュレット
(biuret)あるいはイソシアヌレート(isoc
yanurate)のようなビュレットやイソシアヌレ
ートもまた適している。ポリイソシアネートとモノイソ
シアネートの混合物は有機ポリイソシアネートとして利
用され得ることを理解するべきである。さらに、イソシ
アネートプレポリマーはポリイソシアネートとして利用
され得る。イソシアネートプレポリマーは、ポリオール
とポリイソシアネートの反応生成物のことであり、そこ
ではポリオールとポリイソシアネートが一般に既知のプ
レポリマーの技術によって、イソシアネートプレポリマ
ーを製造するための相対割合で反応する。また、単量体
のイソシアネート(いわゆるセミプレポリマー)をもっ
た有機イソシアネートプレポリマーの混合物もプレポリ
マーの技術において利用され得る。
【0034】多種類のポリオールはこの目的に適してお
り、それ故にここで詳細に議論されないということはポ
リマー化学の当業者には容易に理解されることである。
もしある特定の例について詳細な議論が必要ならば参考
文献としてここに採用する米国特許第4,798,74
5号が参考となる。
り、それ故にここで詳細に議論されないということはポ
リマー化学の当業者には容易に理解されることである。
もしある特定の例について詳細な議論が必要ならば参考
文献としてここに採用する米国特許第4,798,74
5号が参考となる。
【0035】さらに他のビニルモノマーをもったビニル
モノイソシアネートのコポリマーもまた本願で適切なも
のである。
モノイソシアネートのコポリマーもまた本願で適切なも
のである。
【0036】ポリウレタンポリエンはヒドロキシル官能
性2,4−ジエノエートエステルをポリイソシアネート
と反応させることによって形成される。この反応は一般
的に約50℃から約80℃の温度範囲で、そしてジエノ
エートエステルのヒドロキシル基とポリイソシアネート
のイソシアネート基との間で起こる反応を促進する効果
的な量の触媒の存在下で行われる。このような触媒の例
としてはスタナスオクトエートのような有機スズ化合物
とジブチルジラウレートを包含する。さらにヒドロキシ
ル−イソシアネート反応はフェノールやハイドロキノン
やフェノチアジンのようなフリーラジカル重合阻害剤の
効果的な量の存在下行われる。ヒドロキシジエノエート
エステルのイソシアネートに対する当量比は1:1が好
ましい。反応は赤外吸収スペクトルおよび/あるいはフ
リーのイソシアネートを決定する分析法によってモニタ
ーされる。
性2,4−ジエノエートエステルをポリイソシアネート
と反応させることによって形成される。この反応は一般
的に約50℃から約80℃の温度範囲で、そしてジエノ
エートエステルのヒドロキシル基とポリイソシアネート
のイソシアネート基との間で起こる反応を促進する効果
的な量の触媒の存在下で行われる。このような触媒の例
としてはスタナスオクトエートのような有機スズ化合物
とジブチルジラウレートを包含する。さらにヒドロキシ
ル−イソシアネート反応はフェノールやハイドロキノン
やフェノチアジンのようなフリーラジカル重合阻害剤の
効果的な量の存在下行われる。ヒドロキシジエノエート
エステルのイソシアネートに対する当量比は1:1が好
ましい。反応は赤外吸収スペクトルおよび/あるいはフ
リーのイソシアネートを決定する分析法によってモニタ
ーされる。
【0037】前記で詳細に記述したポリウレタンポリエ
ンの不飽和結合は、次いで不飽和ポリカルボン酸無水物
含有成分とDiels Alder付加によって反応
し、その結果ポリウレタンポリアンハイドライドオリゴ
マーを形成する。
ンの不飽和結合は、次いで不飽和ポリカルボン酸無水物
含有成分とDiels Alder付加によって反応
し、その結果ポリウレタンポリアンハイドライドオリゴ
マーを形成する。
【0038】本願で請求したポリウレタンポリアンハイ
ドライドオリゴマーは1000を越えない、好ましくは
700を越えないアンハイドライド当量を有する。オリ
ゴマーは一般的に670〜7000の範囲、好ましくは
750〜5500の範囲の数平均分子量を有する。ここ
で決定された分子量は、ポリスチレンスタンダードを用
いたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)によって決定された。
ドライドオリゴマーは1000を越えない、好ましくは
700を越えないアンハイドライド当量を有する。オリ
ゴマーは一般的に670〜7000の範囲、好ましくは
750〜5500の範囲の数平均分子量を有する。ここ
で決定された分子量は、ポリスチレンスタンダードを用
いたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)によって決定された。
【0039】本発明に好ましく使用される不飽和ポリカ
ルボン酸無水物は、少なくとも一分子につきひとつのカ
ルボン酸無水物基を含有することが必要である。これに
適した材料の例としては、マレイン酸無水物、シトラコ
ン酸無水物、テトラハイドロフタル酸無水物およびイタ
コン酸無水物を包含するが、マレイン酸無水物が好まし
い。
ルボン酸無水物は、少なくとも一分子につきひとつのカ
ルボン酸無水物基を含有することが必要である。これに
適した材料の例としては、マレイン酸無水物、シトラコ
ン酸無水物、テトラハイドロフタル酸無水物およびイタ
コン酸無水物を包含するが、マレイン酸無水物が好まし
い。
【0040】ポリウレタンアンハイドライドオリゴマー
はポリウレタンポリエンと不飽和カルボン酸無水物との
Diels Alder反応から形成される。反応温度
は約25℃〜約100℃までの範囲で、特に60℃〜8
5℃の範囲が好ましい。この温度範囲では、反応はポリ
エンが重合することなく容易に進行する。反応は赤外吸
収スペクトルと粘度によってモニターされる。マレイン
酸無水物のC−Hの伸縮は3100cm-1であり、ジエス
テルに対するC=Cの伸縮は1605cm-1と1630cm
-1である。ジエンの不飽和ジカルボン酸無水物に対する
当量比は0.9:1.0〜1.0:0.9が好ましい。
はポリウレタンポリエンと不飽和カルボン酸無水物との
Diels Alder反応から形成される。反応温度
は約25℃〜約100℃までの範囲で、特に60℃〜8
5℃の範囲が好ましい。この温度範囲では、反応はポリ
エンが重合することなく容易に進行する。反応は赤外吸
収スペクトルと粘度によってモニターされる。マレイン
酸無水物のC−Hの伸縮は3100cm-1であり、ジエス
テルに対するC=Cの伸縮は1605cm-1と1630cm
-1である。ジエンの不飽和ジカルボン酸無水物に対する
当量比は0.9:1.0〜1.0:0.9が好ましい。
【0041】本発明のポリウレタンポリアンハイドライ
ドオリゴマーは、非黄変塗料組成物の調製において特に
有用である。ポリアンハイドライドはヒドロキシル官能
性物質と硬化して架橋塗料を形成するのに利用される。
硬化反応はヒドロキシルの官能性とカルボン酸無水物の
官能性との反応に関係があると考えられる。
ドオリゴマーは、非黄変塗料組成物の調製において特に
有用である。ポリアンハイドライドはヒドロキシル官能
性物質と硬化して架橋塗料を形成するのに利用される。
硬化反応はヒドロキシルの官能性とカルボン酸無水物の
官能性との反応に関係があると考えられる。
【0042】本発明の塗料組成物は以下の物質を包含す
る。
る。
【0043】(a)ヒドロキシル官能性材料および (b)前記で詳述したポリウレタンポリアンハイドライ
ド。
ド。
【0044】一般に本発明の塗料組成物は(a)のヒド
ロキシル基と(b)のアンハイドライド基との間で起こ
る硬化反応を促進する効果的な量の触媒を包含する。特
に、触媒としてはヒドロキシル官能性材料の分子中かあ
るいはたとえばジメチルココアミンやトリエチルアミン
やトリエタノールアミンのような単独のアミン化合物中
のアミノ基がある。適切なヒドロキシル官能性材料は参
考文献としてここに採用する米国特許第4,798,7
45号に詳述されている。
ロキシル基と(b)のアンハイドライド基との間で起こ
る硬化反応を促進する効果的な量の触媒を包含する。特
に、触媒としてはヒドロキシル官能性材料の分子中かあ
るいはたとえばジメチルココアミンやトリエチルアミン
やトリエタノールアミンのような単独のアミン化合物中
のアミノ基がある。適切なヒドロキシル官能性材料は参
考文献としてここに採用する米国特許第4,798,7
45号に詳述されている。
【0045】本発明の塗料組成物に使用されるヒドロキ
シル材料(a)は、アミン基ではなくヒドロキシル基を
包むポリマーとヒドロキシル基とアミン基を包むポリマ
ー或いは化合物との混合物であり得、あるいはアミン触
媒はヒドロキシル基を包まない単独のアミン化合物であ
り得る。
シル材料(a)は、アミン基ではなくヒドロキシル基を
包むポリマーとヒドロキシル基とアミン基を包むポリマ
ー或いは化合物との混合物であり得、あるいはアミン触
媒はヒドロキシル基を包まない単独のアミン化合物であ
り得る。
【0046】一般に本発明の塗料組成物におけるヒドロ
キシル材料(a)とアンハイドライド成分(b)の量
は、ヒドロキシル基のアンハイドライド基に対する当量
比が3:1〜2:1の範囲となるよう選択される。典型
的には、ヒドロキシル成分とアンハイドラド成分は、ヒ
ドロキシル基とアンハイドライド基の当量比で1:1〜
1.6:1となるように利用される。
キシル材料(a)とアンハイドライド成分(b)の量
は、ヒドロキシル基のアンハイドライド基に対する当量
比が3:1〜2:1の範囲となるよう選択される。典型
的には、ヒドロキシル成分とアンハイドラド成分は、ヒ
ドロキシル基とアンハイドライド基の当量比で1:1〜
1.6:1となるように利用される。
【0047】本発明の組成物の成分は、一般的に有機溶
媒中および/あるいは希釈剤(使用される物質が所望す
る程度まで安定であり溶解するもの)中に混合される。
使用され得る有機溶媒はたとえばケトンや芳香族炭化水
素やエステルやそれらの混合物を包含する。上記の使用
され得るタイプの有機溶媒の例は、メチルエチルケト
ン、メチルn−ブチルケトンおよびメチルイソブチルケ
トンのようなケトンや、酢酸ブチルのようなエステル
や;キシレン、トルエンおよびナフサのような芳香族炭
化水素があり得る。
媒中および/あるいは希釈剤(使用される物質が所望す
る程度まで安定であり溶解するもの)中に混合される。
使用され得る有機溶媒はたとえばケトンや芳香族炭化水
素やエステルやそれらの混合物を包含する。上記の使用
され得るタイプの有機溶媒の例は、メチルエチルケト
ン、メチルn−ブチルケトンおよびメチルイソブチルケ
トンのようなケトンや、酢酸ブチルのようなエステル
や;キシレン、トルエンおよびナフサのような芳香族炭
化水素があり得る。
【0048】前述の成分に加え、本発明の塗料組成物は
ひとつあるいはそれ以上の任意の成分を含有し得、この
一般的部類の塗料において普通に利用されるタイプの様
々な顔料を含有し得る。さらに様々な増量剤;可塑剤;
酸化防止剤;抗カビ剤;殺菌剤;界面活性剤;たとえば
チキソトロープと垂れ防止性添加物および/あるいはポ
リマー極微粒子(しばしばマイクロゲルと呼ばれる)を
基礎とした顔料配向(Orientation)などを
包含する流量調整剤;および他のこのような配合用添加
物が使用され得る。
ひとつあるいはそれ以上の任意の成分を含有し得、この
一般的部類の塗料において普通に利用されるタイプの様
々な顔料を含有し得る。さらに様々な増量剤;可塑剤;
酸化防止剤;抗カビ剤;殺菌剤;界面活性剤;たとえば
チキソトロープと垂れ防止性添加物および/あるいはポ
リマー極微粒子(しばしばマイクロゲルと呼ばれる)を
基礎とした顔料配向(Orientation)などを
包含する流量調整剤;および他のこのような配合用添加
物が使用され得る。
【0049】本発明の塗料組成物は、はけ塗り、浸し塗
り、流し塗り、ロール塗りおよびスプレー塗りなどの従
来の方法によって基材に塗ることができる;だがスプレ
ーによるのが典型的な塗り方である。その組成物は木、
金属、ガラス、布、プラスチック、発泡体などの種々の
基材やプライマー上に塗ることができる。本発明の組成
物は一般的な塗装に有効であり、また自動車の仕上げの
ための塗装を含む自動車の塗装のような特別な塗装にも
有用である。本発明の塗料組成物は、いわゆる“色プラ
ス鮮明さ”の塗装方法として特に有用であることが分か
った。それらの低温での硬化特性と硬化塗膜を提供しう
る優れた外観および耐久性のため、それらは特に自動車
の仕上げ塗装に適している。
り、流し塗り、ロール塗りおよびスプレー塗りなどの従
来の方法によって基材に塗ることができる;だがスプレ
ーによるのが典型的な塗り方である。その組成物は木、
金属、ガラス、布、プラスチック、発泡体などの種々の
基材やプライマー上に塗ることができる。本発明の組成
物は一般的な塗装に有効であり、また自動車の仕上げの
ための塗装を含む自動車の塗装のような特別な塗装にも
有用である。本発明の塗料組成物は、いわゆる“色プラ
ス鮮明さ”の塗装方法として特に有用であることが分か
った。それらの低温での硬化特性と硬化塗膜を提供しう
る優れた外観および耐久性のため、それらは特に自動車
の仕上げ塗装に適している。
【0050】前記で議論したように、塗料組成物の成分
が混合される時、ヒドロキシルアンハイドライド硬化機
構に基づきある既知の塗料は黄色くなる傾向にある。こ
の黄色くなる傾向は特に明るい色の塗料組成物で問題を
引き起こす。特に透明な塗料組成物の使用に関して、た
とえば自動車の仕上げに対する“色プラス鮮明さ”の系
における鮮明な上塗り組成物としての使用に関して問題
を引き起こす。本発明の塗料組成物は、優れた硬化特性
と、その組成物から調製された硬化塗膜の耐久性と外観
をさらに与えるので、この問題を本質的に解決する。
が混合される時、ヒドロキシルアンハイドライド硬化機
構に基づきある既知の塗料は黄色くなる傾向にある。こ
の黄色くなる傾向は特に明るい色の塗料組成物で問題を
引き起こす。特に透明な塗料組成物の使用に関して、た
とえば自動車の仕上げに対する“色プラス鮮明さ”の系
における鮮明な上塗り組成物としての使用に関して問題
を引き起こす。本発明の塗料組成物は、優れた硬化特性
と、その組成物から調製された硬化塗膜の耐久性と外観
をさらに与えるので、この問題を本質的に解決する。
【0051】本発明の塗料組成物は、加熱してあるいは
加熱せずに、典型的には周囲の温度で前述のような触媒
の存在下で硬化し得る。ひとたびヒドロキシル成分
(a)とアンハイドライド成分(b)が互いに接触させ
られると、普通は触媒の存在下で、両成分は反応を開始
する。従って、いくつかの場合では本発明の組成物を2
つのパッケージ形態で調製するのが望ましい。すなわ
ち、時には前述の触媒とヒドロキシル成分とを含有する
第1のパッケージと、アンハイドライド成分を含有する
第2のパッケージである。しかし、適当な触媒の選択
で、ひとつのパッケージ組成物が調製され得ることを理
解するべきである。
加熱せずに、典型的には周囲の温度で前述のような触媒
の存在下で硬化し得る。ひとたびヒドロキシル成分
(a)とアンハイドライド成分(b)が互いに接触させ
られると、普通は触媒の存在下で、両成分は反応を開始
する。従って、いくつかの場合では本発明の組成物を2
つのパッケージ形態で調製するのが望ましい。すなわ
ち、時には前述の触媒とヒドロキシル成分とを含有する
第1のパッケージと、アンハイドライド成分を含有する
第2のパッケージである。しかし、適当な触媒の選択
で、ひとつのパッケージ組成物が調製され得ることを理
解するべきである。
【0052】本発明の塗料組成物は、着色され得るか、
着色され得ない。適当な顔料は塗料組成物の使用に通常
知られている不透明顔料、透明顔料、半透明顔料のよう
な多くの種類の顔料を含む。金属フレーク顔料や、種々
の着色されていない顔料や白色顔料を含む。金属フレー
ク顔料や、種々の着色されていない顔料や白色顔料や、
着色顔料などが染色と同様に使用され得る。組成物が白
色、明るい色および鮮明な形態で、特に色合わせが重要
な塗装で利用される時、上で議論した非黄変の本発明の
塗料組成物の特別な利点は特に有利になる。本組成物
は、自動車の完成のための塗装、特に自動車の仕上げの
ための塗装のための“色プラス鮮明な”系で、透明で架
橋した塗膜に硬化する、架橋の鮮明な上塗り組成物とし
ての使用に特に適している。本発明の方法の“色プラス
鮮明な”好適な実施態様は、そこで下塗り塗料組成物と
上塗り(あるいはクリアコーティング組成物)とがとも
に乾燥あるいは硬化されているということを注目すべき
である。
着色され得ない。適当な顔料は塗料組成物の使用に通常
知られている不透明顔料、透明顔料、半透明顔料のよう
な多くの種類の顔料を含む。金属フレーク顔料や、種々
の着色されていない顔料や白色顔料を含む。金属フレー
ク顔料や、種々の着色されていない顔料や白色顔料や、
着色顔料などが染色と同様に使用され得る。組成物が白
色、明るい色および鮮明な形態で、特に色合わせが重要
な塗装で利用される時、上で議論した非黄変の本発明の
塗料組成物の特別な利点は特に有利になる。本組成物
は、自動車の完成のための塗装、特に自動車の仕上げの
ための塗装のための“色プラス鮮明な”系で、透明で架
橋した塗膜に硬化する、架橋の鮮明な上塗り組成物とし
ての使用に特に適している。本発明の方法の“色プラス
鮮明な”好適な実施態様は、そこで下塗り塗料組成物と
上塗り(あるいはクリアコーティング組成物)とがとも
に乾燥あるいは硬化されているということを注目すべき
である。
【0053】従って、本発明は次の工程を包含する塗料
の製造方法でもある:(I)着色された下塗り塗料組成
物を一度かそれ以上の回数で基材に塗装して下塗りを形
成すること、および(II)透明な上塗り組成物を一度か
それ以上の回数で下塗りに塗装して透明な上塗りを形成
すること、ここで下塗り塗装の組成物および/あるいは
上塗り組成物が本発明の黄色くならない塗料組成物であ
る。透明な上塗りの組成物は本発明の組成物を包含する
ことが好ましい。さらに下塗りと上塗りの組成物のひと
つだけが本発明の塗料組成物に基づいている時、他方は
一般に知られたセルロースでできたものアクリルででき
たもの、アミノプラスト、ウレタン、ポリエステル、エ
ポキシおよびそれらの混合物から典型的に選ばれた熱可
塑性および/あるいは熱硬化性塗膜形成樹脂に基づいた
塗膜形成系を含有する。これらの塗膜形成樹脂は、これ
らの一般的部類の塗膜形成樹脂を含有する塗膜組成物に
おける使用のために、一般的に知られた様々な成分と組
み合わせて任意に使用され得る。これらの様々な成分の
例には、増量剤;可塑剤;酸化防止剤;抗カビ剤および
殺菌剤;界面活性剤;たとえばチキソトロープと前述の
垂れ防止性添加物および/あるいはポリマー微粒子を基
礎とした顔料配向などを包含する。“熱硬化性”という
言葉は、たとえ架橋が熱を加えずに行われたとしてもあ
る適当な架橋樹脂を包含する広い意味で使われると理解
すべきである。
の製造方法でもある:(I)着色された下塗り塗料組成
物を一度かそれ以上の回数で基材に塗装して下塗りを形
成すること、および(II)透明な上塗り組成物を一度か
それ以上の回数で下塗りに塗装して透明な上塗りを形成
すること、ここで下塗り塗装の組成物および/あるいは
上塗り組成物が本発明の黄色くならない塗料組成物であ
る。透明な上塗りの組成物は本発明の組成物を包含する
ことが好ましい。さらに下塗りと上塗りの組成物のひと
つだけが本発明の塗料組成物に基づいている時、他方は
一般に知られたセルロースでできたものアクリルででき
たもの、アミノプラスト、ウレタン、ポリエステル、エ
ポキシおよびそれらの混合物から典型的に選ばれた熱可
塑性および/あるいは熱硬化性塗膜形成樹脂に基づいた
塗膜形成系を含有する。これらの塗膜形成樹脂は、これ
らの一般的部類の塗膜形成樹脂を含有する塗膜組成物に
おける使用のために、一般的に知られた様々な成分と組
み合わせて任意に使用され得る。これらの様々な成分の
例には、増量剤;可塑剤;酸化防止剤;抗カビ剤および
殺菌剤;界面活性剤;たとえばチキソトロープと前述の
垂れ防止性添加物および/あるいはポリマー微粒子を基
礎とした顔料配向などを包含する。“熱硬化性”という
言葉は、たとえ架橋が熱を加えずに行われたとしてもあ
る適当な架橋樹脂を包含する広い意味で使われると理解
すべきである。
【0054】
【実施例】本発明を次の実施例で説明するが、これらの
実施例は限定することを意図するものではない。
実施例は限定することを意図するものではない。
【0055】(実施例1)本実施例はヒドロキシルアル
キルソルベートエステルの調製について説明している。
キルソルベートエステルの調製について説明している。
【0056】スターラーと冷却管と温度系を備え、入口
から窒素を封入した反応容器に558.0グラム(g)
(2.4当量)のカラドゥラE(CaraduraE)
(Shell Chemical Companyより
入手)と224.0g(2.0当量)のソルビン酸(A
ldrich Chemical Companyより
入手)と1.62gのエチルトリフェニルホスホニウム
アイオダイド(Shell Chemnical Co
mpanyより入手)と0.08gの2,6−ジ−t−
ブチル−p−クレゾール(Shell Chemica
l CompanyからのIonol)と0.4gのト
リフェニルホスファイトと346.0gのメチルプロピ
ルケトンを加え110℃まで加熱した。反応物を酸価が
0.2より少なくなるまで撹拌した。生じた生成物を1
10℃で1時間測定し、重さで63.7%の含量の固体
を得た。Gardmer−Holdt粘度はAより低
く、Gardnerカラーは4で酸価は0であった。
から窒素を封入した反応容器に558.0グラム(g)
(2.4当量)のカラドゥラE(CaraduraE)
(Shell Chemical Companyより
入手)と224.0g(2.0当量)のソルビン酸(A
ldrich Chemical Companyより
入手)と1.62gのエチルトリフェニルホスホニウム
アイオダイド(Shell Chemnical Co
mpanyより入手)と0.08gの2,6−ジ−t−
ブチル−p−クレゾール(Shell Chemica
l CompanyからのIonol)と0.4gのト
リフェニルホスファイトと346.0gのメチルプロピ
ルケトンを加え110℃まで加熱した。反応物を酸価が
0.2より少なくなるまで撹拌した。生じた生成物を1
10℃で1時間測定し、重さで63.7%の含量の固体
を得た。Gardmer−Holdt粘度はAより低
く、Gardnerカラーは4で酸価は0であった。
【0057】(実施例2)本実施例はポリウレタンポリ
エンの調製について説明している。
エンの調製について説明している。
【0058】上記の実施例と同じく装備した反応容器に
560.3g(0.966ヒドロキシルの当量)の実施
例1のエステルを加え65℃まで加熱した。それからポ
リイソシアネートの溶液Desmodur N−339
0(208.7g、0.966当量)(Mobay C
hemical Companyより入手)と0.9g
のジブチルスズジラウレートを30分間かけて加えた。
さらに57.0gのメチルケトンを加え反応混合物を8
0℃まで加熱し、イソシアネートが検出されなくなるま
で赤外吸収スペクトルによって定期的に反応をモニター
した。生じた生成物を110℃で測定して、重さで6
8.8%の含量の固体を得た。Gardner−Hol
dt粘度はN−Oであり、酸価は0.3であった。
560.3g(0.966ヒドロキシルの当量)の実施
例1のエステルを加え65℃まで加熱した。それからポ
リイソシアネートの溶液Desmodur N−339
0(208.7g、0.966当量)(Mobay C
hemical Companyより入手)と0.9g
のジブチルスズジラウレートを30分間かけて加えた。
さらに57.0gのメチルケトンを加え反応混合物を8
0℃まで加熱し、イソシアネートが検出されなくなるま
で赤外吸収スペクトルによって定期的に反応をモニター
した。生じた生成物を110℃で測定して、重さで6
8.8%の含量の固体を得た。Gardner−Hol
dt粘度はN−Oであり、酸価は0.3であった。
【0059】(実施例3)本実施例はポリウレタンポリ
アンハイドライドオリゴマーの調製について説明してい
る。
アンハイドライドオリゴマーの調製について説明してい
る。
【0060】前の実施例で得られた反応生成物を反応容
器中で65℃まで加熱し、無水マレイン酸(82.5
g、0.841当量)を30分かけて少しずつ加え、こ
れに35.3gのメチルプロピルケトンを加えた。反応
物をこの温度で1時間撹拌した。この時点で反応物のG
ardnerカラーは2−3であり、粘度はN+を示
し、フリーの無水マレイン酸の含量はHPLCによる同
定で重さで2.4%であった。それから反応物を90℃
まで加熱し、この温度で3時間撹拌した。反応生成物は
重さで69.3%の含量の固体で、エポキシ当量は78
81、酸価は51.5、湿った酸価は97.5、フリー
の無水マレイン酸の含量は重さで0.7%、Gradn
erカラーは13、そしてGardner−Holdt
粘度はU+であった。
器中で65℃まで加熱し、無水マレイン酸(82.5
g、0.841当量)を30分かけて少しずつ加え、こ
れに35.3gのメチルプロピルケトンを加えた。反応
物をこの温度で1時間撹拌した。この時点で反応物のG
ardnerカラーは2−3であり、粘度はN+を示
し、フリーの無水マレイン酸の含量はHPLCによる同
定で重さで2.4%であった。それから反応物を90℃
まで加熱し、この温度で3時間撹拌した。反応生成物は
重さで69.3%の含量の固体で、エポキシ当量は78
81、酸価は51.5、湿った酸価は97.5、フリー
の無水マレイン酸の含量は重さで0.7%、Gradn
erカラーは13、そしてGardner−Holdt
粘度はU+であった。
【0061】(実施例4)本実施例はヒドロキシルアル
キルソルベートエステルの調製のためのもうひとつのエ
ポキシドの使用とそれに引き続くポリイソシアネートと
無水マレイン酸との反応について説明している。
キルソルベートエステルの調製のためのもうひとつのエ
ポキシドの使用とそれに引き続くポリイソシアネートと
無水マレイン酸との反応について説明している。
【0062】スターラーと、冷却管と温度計を備え、入
口から窒素を封入した反応容器にブチルクリシジルエー
テル(107.2g、0.82当量、Shell Ch
emical Company製)と、ソルビン酸(8
4.0g、0.75当量)と、Inol(0.04g)
とエチルトリフェニルホスホニウムアイオダイド(0.
96g)を加え、110℃まで加熱する。反応物の酸価
が10より少なくなるまで規則正しく反応をモニター
し、その後反応物を70℃より下まで冷却する。ジブチ
ルスズジラウレート(0.5g)、ポリイソシアネート
IPDI T−1890L(232.3g、0.678
当量、Huls Americaより入手)およびキシ
レン(75.9g)を反応容器に加え、内容物を80℃
まで加熱し、3時間撹拌する。この後、イソシアネート
がまだ存在することが赤外吸収スペクトルによって確認
されたため、反応溶液を95℃まで加熱しイソシアネー
トが存在しなくなるまで撹拌した。
口から窒素を封入した反応容器にブチルクリシジルエー
テル(107.2g、0.82当量、Shell Ch
emical Company製)と、ソルビン酸(8
4.0g、0.75当量)と、Inol(0.04g)
とエチルトリフェニルホスホニウムアイオダイド(0.
96g)を加え、110℃まで加熱する。反応物の酸価
が10より少なくなるまで規則正しく反応をモニター
し、その後反応物を70℃より下まで冷却する。ジブチ
ルスズジラウレート(0.5g)、ポリイソシアネート
IPDI T−1890L(232.3g、0.678
当量、Huls Americaより入手)およびキシ
レン(75.9g)を反応容器に加え、内容物を80℃
まで加熱し、3時間撹拌する。この後、イソシアネート
がまだ存在することが赤外吸収スペクトルによって確認
されたため、反応溶液を95℃まで加熱しイソシアネー
トが存在しなくなるまで撹拌した。
【0063】翌日、無水マレイン酸(63.1g、0.
644当量)を加え、内容物を90℃まで加熱し、2時
間撹拌した。酢酸ブチル(259.2g)を加え、固体
の含量が重さで50.5%の固体を得た。粘度はJ、酸
価は51.1、重量平均分子量は4351で、数平均分
子量は1599であった。
644当量)を加え、内容物を90℃まで加熱し、2時
間撹拌した。酢酸ブチル(259.2g)を加え、固体
の含量が重さで50.5%の固体を得た。粘度はJ、酸
価は51.1、重量平均分子量は4351で、数平均分
子量は1599であった。
【0064】(実施例5)本実施例はアクリルポリイソ
シアネートの調製について説明している。
シアネートの調製について説明している。
【0065】以下のモノマーはアクリルポリイソシアネ
ートをつくるのに使用された。
ートをつくるのに使用された。
【0066】 m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル 重量% イソシアネート(m−TMI) 35.0 メチルメタクリレート 25.0 ブチルアクリレート 25.0 スチレン 15.0 スターラーと温度計と冷却管と滴下ロートを備え、入口
から窒素を封入した反応容器に400.0gのキシレン
を加え、加熱して約138℃で還流した。ここでAおよ
びBとして同定された2つの物質を3時間かけて徐々に
かつ同時に加え、一方反応物は還流条件に保持しておい
た。物質Aは350.0gのm−TMIと250.0g
のブチルアクリレートと150.0gのスチレンから成
る。物質Bは50.0gの2,2’−アゾビス(2−メ
チルブタンニトリル)(vAZO67、DuPont
Companyより入手)および150.0gのキシレ
ンから成る。2つの物質AおよびBの添加が終了後、内
容物を1時間還流し、その後10.0gのvAZO67
と56.6gのキシレンを45分かけて加え、さらにそ
の後2時間還流した。
から窒素を封入した反応容器に400.0gのキシレン
を加え、加熱して約138℃で還流した。ここでAおよ
びBとして同定された2つの物質を3時間かけて徐々に
かつ同時に加え、一方反応物は還流条件に保持しておい
た。物質Aは350.0gのm−TMIと250.0g
のブチルアクリレートと150.0gのスチレンから成
る。物質Bは50.0gの2,2’−アゾビス(2−メ
チルブタンニトリル)(vAZO67、DuPont
Companyより入手)および150.0gのキシレ
ンから成る。2つの物質AおよびBの添加が終了後、内
容物を1時間還流し、その後10.0gのvAZO67
と56.6gのキシレンを45分かけて加え、さらにそ
の後2時間還流した。
【0067】生じた生成物は100℃で1時間測定し
て、重量で60.9%の含量の固体を得た;残ったメチ
ルメタクリレートとm−TMIの含量はそれぞれ重量で
0.61%と1.5%であった;ピーク分子量は845
5であり、重量平均分子量は7917であり、数平均分
子量は2964であるとポリスチレンを用いたゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーにより決定された。
て、重量で60.9%の含量の固体を得た;残ったメチ
ルメタクリレートとm−TMIの含量はそれぞれ重量で
0.61%と1.5%であった;ピーク分子量は845
5であり、重量平均分子量は7917であり、数平均分
子量は2964であるとポリスチレンを用いたゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーにより決定された。
【0068】(実施例6)本実施例はアクリリックポリ
イソシアネートを出発原料のひとつとしたポリウレタン
ポリアンハイドライドの調製法について説明している。
イソシアネートを出発原料のひとつとしたポリウレタン
ポリアンハイドライドの調製法について説明している。
【0069】スターラーと温度計を備え、入口から窒素
を封入した反応容器に705.6g(0.763イソシ
アネート当量)の実施例5の化合物と、125.4g
(0.737当量)のヒドロキシプロピルソルベート
(Chisso Corporationより入手)
と、0.6gのジブチルスズジラウレートと0.35g
のIonolを加え、内容物を85℃まで加熱した。反
応物を赤外吸収スペクトルで分析してイソシアネートが
なくなるまでこの温度で撹拌した。つぎに69.9g
(0.713当量)の無水マレイン酸を少しずつ加え、
引き続き233.1gの酢酸n−ブチルを加えた。反応
物を9時間撹拌し、110℃で1時間測定したところ重
量で58.3%の含量の固体を得た。酸価は35.7
で、湿った酸価は70.9で、ピーク分子量は10.6
26で、重量平均分子量は11.442で数平均分子量
は5225であった。
を封入した反応容器に705.6g(0.763イソシ
アネート当量)の実施例5の化合物と、125.4g
(0.737当量)のヒドロキシプロピルソルベート
(Chisso Corporationより入手)
と、0.6gのジブチルスズジラウレートと0.35g
のIonolを加え、内容物を85℃まで加熱した。反
応物を赤外吸収スペクトルで分析してイソシアネートが
なくなるまでこの温度で撹拌した。つぎに69.9g
(0.713当量)の無水マレイン酸を少しずつ加え、
引き続き233.1gの酢酸n−ブチルを加えた。反応
物を9時間撹拌し、110℃で1時間測定したところ重
量で58.3%の含量の固体を得た。酸価は35.7
で、湿った酸価は70.9で、ピーク分子量は10.6
26で、重量平均分子量は11.442で数平均分子量
は5225であった。
【0070】(実施例7)本実施例は本発明の組成物に
おける利用のためのアクリリックポリオールの調製につ
いて説明している。
おける利用のためのアクリリックポリオールの調製につ
いて説明している。
【0071】スターラーと、温度計と、冷却管と滴下ロ
ートを備えた反応容器に、1448.8gのキシレンと
348.8gのイソステアリン酸(Unichema
Chemicals,Inc.よりPRISORINE
として入手)を加え還流した(約136℃)。ここで物
質Aおよび物質Bとして同定された2つの物質を2時間
かけて徐々にかつ同時に加え、その間内容物を還流条件
に維持した。物質Aは648.0gのスチレンと23
3.6gのヒドロキシプロプルアクリレートと259.
2gの4−ヒドロキシブチルアクリレート(BASF
Corporationより入手)と337.2gのメ
チルメタクリレートと173.6gのグリシジルメタク
リレートから成った。物質Bは100.0gのvAZO
67と484.8gのキシレンから成った。2つの物質
AおよびBの滴下終了後に内容物を還流し、酸価が40
より少なくなるまで(約6時間後)反応をモニターし
た。生じた生成物を冷却し、133.2gのキシレンで
薄めた。
ートを備えた反応容器に、1448.8gのキシレンと
348.8gのイソステアリン酸(Unichema
Chemicals,Inc.よりPRISORINE
として入手)を加え還流した(約136℃)。ここで物
質Aおよび物質Bとして同定された2つの物質を2時間
かけて徐々にかつ同時に加え、その間内容物を還流条件
に維持した。物質Aは648.0gのスチレンと23
3.6gのヒドロキシプロプルアクリレートと259.
2gの4−ヒドロキシブチルアクリレート(BASF
Corporationより入手)と337.2gのメ
チルメタクリレートと173.6gのグリシジルメタク
リレートから成った。物質Bは100.0gのvAZO
67と484.8gのキシレンから成った。2つの物質
AおよびBの滴下終了後に内容物を還流し、酸価が40
より少なくなるまで(約6時間後)反応をモニターし
た。生じた生成物を冷却し、133.2gのキシレンで
薄めた。
【0072】生じた生成物は110℃で1時間測定して
49.8%の含量をもつ固体であった;残りはメチルメ
タクリレート、スチレン、グリシジルメタクリレートを
それぞれ0.20%、0.11%、0.04%含有して
いた;Gardner Holtバブルチューブ粘度は
F−Gであった;ヒドロキシル価は63.6mgKOH
/gであった;酸価は3.1mgKOH/gであった;
ピーク分子量は7875で、重量平均分子量は2496
とポリスチレンスタンダードを用いたゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーにより決定された。
49.8%の含量をもつ固体であった;残りはメチルメ
タクリレート、スチレン、グリシジルメタクリレートを
それぞれ0.20%、0.11%、0.04%含有して
いた;Gardner Holtバブルチューブ粘度は
F−Gであった;ヒドロキシル価は63.6mgKOH
/gであった;酸価は3.1mgKOH/gであった;
ピーク分子量は7875で、重量平均分子量は2496
とポリスチレンスタンダードを用いたゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーにより決定された。
【0073】(実施例8)スターラーと冷却管と滴下ロ
ートと温度計を備え、入口から窒素を封入した反応容器
に370.7gのDowanol PM acetat
eと、761.5gのキシレンと356.0gのCar
dwraEを加え、還流するまで加熱した。ここで物質
Aおよび物質Bと同定された2つの物質を2時間かけて
徐々にかつ同時に加え、その間内容物を還流条件に保っ
た。物質Aは583.8gのスチレンと421.4のヒ
ドロキシエチルメタクリレートと278.6gのメチル
メタクリレートと、116.2gのアクリル酸および4
9.0gのt−ドデシルメルカプタンから成った。物質
Bは125.0gのキシレンと56.0gのジ−t−ブ
チルパーオキサイドから成った。2つの物質AおよびB
の添加終了後、内容物を4時間還流した。生じた生成物
を冷却し、116.4gのSolvesso−100と
63.2gの酢酸ブチルで薄めた。
ートと温度計を備え、入口から窒素を封入した反応容器
に370.7gのDowanol PM acetat
eと、761.5gのキシレンと356.0gのCar
dwraEを加え、還流するまで加熱した。ここで物質
Aおよび物質Bと同定された2つの物質を2時間かけて
徐々にかつ同時に加え、その間内容物を還流条件に保っ
た。物質Aは583.8gのスチレンと421.4のヒ
ドロキシエチルメタクリレートと278.6gのメチル
メタクリレートと、116.2gのアクリル酸および4
9.0gのt−ドデシルメルカプタンから成った。物質
Bは125.0gのキシレンと56.0gのジ−t−ブ
チルパーオキサイドから成った。2つの物質AおよびB
の添加終了後、内容物を4時間還流した。生じた生成物
を冷却し、116.4gのSolvesso−100と
63.2gの酢酸ブチルで薄めた。
【0074】得られた生成物は110℃で1時間測定し
て56.4%の含量の固体であった。19.8ストーク
の粘度であった;Gardnerカラーは1であった;
酸価は7.0mgKOH/gであった;ヒドロキシル価
は86.2mg/KOHgであった;ポリスチレンスタ
ンダードを用いたゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーにより、ピーク分子量は9261と決定された。
て56.4%の含量の固体であった。19.8ストーク
の粘度であった;Gardnerカラーは1であった;
酸価は7.0mgKOH/gであった;ヒドロキシル価
は86.2mg/KOHgであった;ポリスチレンスタ
ンダードを用いたゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーにより、ピーク分子量は9261と決定された。
【0075】(実施例9)本実施例はポリウレタンポリ
アンハイドライドの調製について説明する。
アンハイドライドの調製について説明する。
【0076】スターラーと冷却管と温度計を備え、入口
から窒素を封入し、滴下ロートを取り付けた反応容器に
1735.5グラムのポリイソシアネートIPDI T
−1890L(5.06当量)と0.48gのIono
lと2.25グラムのジブチルスズジラウレートを加
え、70℃まで加熱した。574.5グラムのヒドロキ
シプロピルソルベート(3.38当量)の溶液と57
4.5グラムの酢酸n−ブチルを45分間で反応容器に
加え、この間反応温度を80℃に保った。添加が終了
後、反応温度は80℃まで上昇し、内容物を1時間撹拌
した。次に100グラムの1,6−ヘキサンジオール
(1.69当量)を10分で加え、更に588.3グラ
ムの酢酸ブチルを加えた。赤外吸収スペクトルの分析で
イソシアネートがなくなるまで反応物を80℃で撹拌し
た。無水マレイン酸(318.0グラム、3.24当
量)と149.9グラムの酢酸ブチルを加え、反応混合
物を85℃まで加熱した。85℃に達したのち、赤外吸
収スペクトル分析と、GardnerHoldt粘度と
APHAカラーによって8.5時間反応をモニターし
た。生じた生成物を100℃で1時間測定して重量で6
0.6%の含量の固体を得た。粘度はZ4−で、カラー
は150−200で、酸価は44.8でフリーのマレイ
ン酸は重量で0.1%であった。
から窒素を封入し、滴下ロートを取り付けた反応容器に
1735.5グラムのポリイソシアネートIPDI T
−1890L(5.06当量)と0.48gのIono
lと2.25グラムのジブチルスズジラウレートを加
え、70℃まで加熱した。574.5グラムのヒドロキ
シプロピルソルベート(3.38当量)の溶液と57
4.5グラムの酢酸n−ブチルを45分間で反応容器に
加え、この間反応温度を80℃に保った。添加が終了
後、反応温度は80℃まで上昇し、内容物を1時間撹拌
した。次に100グラムの1,6−ヘキサンジオール
(1.69当量)を10分で加え、更に588.3グラ
ムの酢酸ブチルを加えた。赤外吸収スペクトルの分析で
イソシアネートがなくなるまで反応物を80℃で撹拌し
た。無水マレイン酸(318.0グラム、3.24当
量)と149.9グラムの酢酸ブチルを加え、反応混合
物を85℃まで加熱した。85℃に達したのち、赤外吸
収スペクトル分析と、GardnerHoldt粘度と
APHAカラーによって8.5時間反応をモニターし
た。生じた生成物を100℃で1時間測定して重量で6
0.6%の含量の固体を得た。粘度はZ4−で、カラー
は150−200で、酸価は44.8でフリーのマレイ
ン酸は重量で0.1%であった。
【0077】(実施例10)本実施例は上記実施例9と
類似しているが、異なるジオールを用いている。
類似しているが、異なるジオールを用いている。
【0078】スターラーと冷却管と温度計と滴下ロート
を備え、入口から窒素を封入した反応容器に1388.
3gのIPDI T−1890Lポリイソシアネート
(4.05当量)と0.43gのIonolと2.16
gのジブチルスズジラウレートを加え、70℃まで加熱
した。ヒドロキシプロピルソルベート(459.5g、
2.70当量)の溶液と459.5gの酢酸ブチルを4
5分で添加しこの間温度を80℃未満に保った。添加が
終了後反応温度を80℃まで増加し、内容物をこの温度
で1時間撹拌した。次に574.0gのDURACAR
B(登録商標)120ジオール(1.35当量、PPG
Industries,Inc.から入手できるポリ
カーボネートジオール)を10分で加え更に864.0
gの酢酸n−ブチルを加えた。反応物を赤外吸収スペク
トル分析でイソシアネートがなくなるまで80℃で撹拌
した。無水マレイン酸(254.3g、2.59当量)
と106.4gの酢酸ブチルを反応容器に加え、この混
合物を85℃まで加熱した。内容物を6時間撹拌し、重
さ55.3%の含量の固体(110℃で1時間測定)の
生成物を得た;APHAカラーは150であった;Gr
adner Holdt粘度はY−であった;酸価は3
6.8mgKOH/gであった;湿った酸価は69.9
であった;フリーの無水マレイン酸の含量は0.7%で
あった;ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによ
る重量平均分子量は11.076で数平均分子量は32
86であった。
を備え、入口から窒素を封入した反応容器に1388.
3gのIPDI T−1890Lポリイソシアネート
(4.05当量)と0.43gのIonolと2.16
gのジブチルスズジラウレートを加え、70℃まで加熱
した。ヒドロキシプロピルソルベート(459.5g、
2.70当量)の溶液と459.5gの酢酸ブチルを4
5分で添加しこの間温度を80℃未満に保った。添加が
終了後反応温度を80℃まで増加し、内容物をこの温度
で1時間撹拌した。次に574.0gのDURACAR
B(登録商標)120ジオール(1.35当量、PPG
Industries,Inc.から入手できるポリ
カーボネートジオール)を10分で加え更に864.0
gの酢酸n−ブチルを加えた。反応物を赤外吸収スペク
トル分析でイソシアネートがなくなるまで80℃で撹拌
した。無水マレイン酸(254.3g、2.59当量)
と106.4gの酢酸ブチルを反応容器に加え、この混
合物を85℃まで加熱した。内容物を6時間撹拌し、重
さ55.3%の含量の固体(110℃で1時間測定)の
生成物を得た;APHAカラーは150であった;Gr
adner Holdt粘度はY−であった;酸価は3
6.8mgKOH/gであった;湿った酸価は69.9
であった;フリーの無水マレイン酸の含量は0.7%で
あった;ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによ
る重量平均分子量は11.076で数平均分子量は32
86であった。
【0079】(実施例11)非イソシアネートダウンド
ラフト(Downdraft)クリアコート本実施例の
パート(A)は本発明の2つのパッケージの鮮明な上塗
り組成物の調製について説明している。本実施例のパー
ト(B)はパート(A)の上塗り塗料組成物の塗布、硬
化およびその結果生じる特性について説明している。
ラフト(Downdraft)クリアコート本実施例の
パート(A)は本発明の2つのパッケージの鮮明な上塗
り組成物の調製について説明している。本実施例のパー
ト(B)はパート(A)の上塗り塗料組成物の塗布、硬
化およびその結果生じる特性について説明している。
【0080】(A)表1および2で列挙した成分が混合
される。
される。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】(B)パート(A)のクリアコーティング
組成物は20分間乾燥できる複合塗料を形成するため着
色した下塗り塗料組成物にスプレー塗装され140°F
で40分間加熱された。組成物塗料は最初のテストが始
まる前少なくとも1時間再生するのを許容された。
組成物は20分間乾燥できる複合塗料を形成するため着
色した下塗り塗料組成物にスプレー塗装され140°F
で40分間加熱された。組成物塗料は最初のテストが始
まる前少なくとも1時間再生するのを許容された。
【0084】着色した下塗り塗料組成物はDBU−36
61(PPG Industries,Inc.,PP
G Finishesより入手したシルバーメタリック
に着色した組成物)より成った。下塗り塗料組成物は、
PPG Industries,Inc.,PPG F
inishesよりDRR−1170として入手した反
応性の薄め液で体積を200%まで薄めた。下塗り塗料
組成物を24ゲージの冷間圧延形鋼パネル(Bonde
rite40で処理し、PPG Industrie
s,Inc.,PPG Finishes製のうすめ液
であるDTE−101で体積で50%うすめたPPG
Industries,inc.,PPGFinish
esの2つの成分のエポキシ下塗り剤であるDP−40
/401でシールした)にスプレー塗装して下塗りをし
た。下塗りはクリアコーティングの前30分間光を放っ
た。
61(PPG Industries,Inc.,PP
G Finishesより入手したシルバーメタリック
に着色した組成物)より成った。下塗り塗料組成物は、
PPG Industries,Inc.,PPG F
inishesよりDRR−1170として入手した反
応性の薄め液で体積を200%まで薄めた。下塗り塗料
組成物を24ゲージの冷間圧延形鋼パネル(Bonde
rite40で処理し、PPG Industrie
s,Inc.,PPG Finishes製のうすめ液
であるDTE−101で体積で50%うすめたPPG
Industries,inc.,PPGFinish
esの2つの成分のエポキシ下塗り剤であるDP−40
/401でシールした)にスプレー塗装して下塗りをし
た。下塗りはクリアコーティングの前30分間光を放っ
た。
【0085】硬化した複合塗膜に対する特性は次に表3
に上げた。表3中の単語と略語は下に表した意味をも
つ。
に上げた。表3中の単語と略語は下に表した意味をも
つ。
【0086】“BC”は下塗り、そして“CC”はクリ
アコートを意味する。
アコートを意味する。
【0087】“DFT”は圧延機における乾燥塗膜の厚
さを意味する。
さを意味する。
【0088】“20°Gloss”は上塗り塗料組成物
をパネルへ塗布した後、それぞれ24時間と7日に従来
方法で測定した“20度の光沢”を意味する。
をパネルへ塗布した後、それぞれ24時間と7日に従来
方法で測定した“20度の光沢”を意味する。
【0089】“DIO”は上塗り塗料組成物をパネルへ
塗布した後、それぞれ24時間と7日に従来法で測定し
た“像の明確さ”を意味する。
塗布した後、それぞれ24時間と7日に従来法で測定し
た“像の明確さ”を意味する。
【0090】“Sward”は上塗り塗料組成物をパネ
ルへ塗布した後、それぞれ24時間と7日に従来法で測
定したSward Hardnessをさす。
ルへ塗布した後、それぞれ24時間と7日に従来法で測
定したSward Hardnessをさす。
【0091】“Pencil”は上塗り塗料組成物をパ
ネルへ塗布した後、それぞれ24時間と7日に従来法で
測定したPencil Hardnessをさす。
ネルへ塗布した後、それぞれ24時間と7日に従来法で
測定したPencil Hardnessをさす。
【0092】“Gasoline soak”は複合塗
膜を3分間ガソリンに浸し、90秒間乾燥させ、ひとき
れの綿布でこすった時の悪化に対する抵抗性を意味す
る。gasoline soakにおいて等級5はすば
らしいを意味し、等級4はよいを意味し、等級3はまあ
まあを意味し、等級2は悪いを意味し、等級1は非常に
悪いを意味する。等級“A”は光沢が失われないことを
意味する。
膜を3分間ガソリンに浸し、90秒間乾燥させ、ひとき
れの綿布でこすった時の悪化に対する抵抗性を意味す
る。gasoline soakにおいて等級5はすば
らしいを意味し、等級4はよいを意味し、等級3はまあ
まあを意味し、等級2は悪いを意味し、等級1は非常に
悪いを意味する。等級“A”は光沢が失われないことを
意味する。
【0093】“Adhesion”はASTMテストの
方法D3359に従って決定した塗布の後それぞれ24
時間と7日に基材に対する複合塗膜の交差付着性をさ
す。このテストの値は0から5までである。このテスト
の5の値はどんな方法によっても複合塗料の付着が失敗
しない(または“はがれ落ちる”ことがない)ことを意
味する。
方法D3359に従って決定した塗布の後それぞれ24
時間と7日に基材に対する複合塗膜の交差付着性をさ
す。このテストの値は0から5までである。このテスト
の5の値はどんな方法によっても複合塗料の付着が失敗
しない(または“はがれ落ちる”ことがない)ことを意
味する。
【0094】“Humidity”は37.8℃で10
0%の相対的湿度で湿度室の運転を行って決定した湿度
抵抗性をさす。表の値は複合塗料を湿度室に置く前の時
間(すなわち0時間)前の複合塗料に対する20度の光
沢の読みと湿度室に96時間置いた時の読みを表す。
0%の相対的湿度で湿度室の運転を行って決定した湿度
抵抗性をさす。表の値は複合塗料を湿度室に置く前の時
間(すなわち0時間)前の複合塗料に対する20度の光
沢の読みと湿度室に96時間置いた時の読みを表す。
【0095】“Adhesion−H”は上述の湿度室
における96時間前と後との、基材に対する複合塗料の
交差付着性をさし、ASTMテストの方法D3559に
よって決定される。
における96時間前と後との、基材に対する複合塗料の
交差付着性をさし、ASTMテストの方法D3559に
よって決定される。
【0096】“Toluene”は2滴のトルエンを塗
料につけ、蒸発させた時の塗料の溶媒に対する抵抗性を
さす。等級5はこのテストで塗料上に目に見える効果
(悪化)がなかったことを意味する。等級3はトルエン
が塗料をわずかにやわらかくし腐刻したことを意味す
る。等級2は少々しわをつけて塗料を実質的にやわらか
くしたことを意味する。
料につけ、蒸発させた時の塗料の溶媒に対する抵抗性を
さす。等級5はこのテストで塗料上に目に見える効果
(悪化)がなかったことを意味する。等級3はトルエン
が塗料をわずかにやわらかくし腐刻したことを意味す
る。等級2は少々しわをつけて塗料を実質的にやわらか
くしたことを意味する。
【0097】
【表3】
【0098】(実施例12)非イソシアネートカラーコ
ート 本実施例のパート(A)は本発明の3つのパッケージの
カラー塗料組成物の調製について説明している。本実施
例のパート(B)はパート(A)の上塗り塗料組成物の
塗布、硬化およびその結果生じる特性について説明して
いる。
ート 本実施例のパート(A)は本発明の3つのパッケージの
カラー塗料組成物の調製について説明している。本実施
例のパート(B)はパート(A)の上塗り塗料組成物の
塗布、硬化およびその結果生じる特性について説明して
いる。
【0099】(A)次の表4、5、および6で列挙した
成分が混合される。
成分が混合される。
【0100】
【表4】
【0101】
【表5】
【0102】
【表6】
【0103】(B)パート(A)のカラー塗料組成物は
周囲の気圧条件で24ゲージの冷間圧延形鋼パネルにス
プレー塗装され、これは処理され、下塗りされ、紙やや
すりをかけられて、シールされて上記の実施例で記述し
たのと同様に、二つの二重の塗り層中の塗り層の間で、
周囲の条件で15分間光を放った。パート(A)のカラ
ー塗料組成物由来の複合塗膜は硬化され、結果的特性が
決定され、結果は次の表7に掲げるとおりである。次の
表7における単語と略語は上記の塗料成分の実施例で述
べたのと同じ意味を有する。
周囲の気圧条件で24ゲージの冷間圧延形鋼パネルにス
プレー塗装され、これは処理され、下塗りされ、紙やや
すりをかけられて、シールされて上記の実施例で記述し
たのと同様に、二つの二重の塗り層中の塗り層の間で、
周囲の条件で15分間光を放った。パート(A)のカラ
ー塗料組成物由来の複合塗膜は硬化され、結果的特性が
決定され、結果は次の表7に掲げるとおりである。次の
表7における単語と略語は上記の塗料成分の実施例で述
べたのと同じ意味を有する。
【0104】
【表7】
【0105】
【発明の効果】すぐれた物理的性質を示し、黄色くなら
ず、少なくともある方法で鋭敏化に関した問題を少なく
する非イソシアネートを基礎とする鮮明な塗料組成物を
提供することができる。
ず、少なくともある方法で鋭敏化に関した問題を少なく
する非イソシアネートを基礎とする鮮明な塗料組成物を
提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール エフ.シメル アメリカ合衆国 ペンシルベニア 15147, ベローナ,エスティ.ローズ ドライブ 125 (72)発明者 パドマナハン サンダララマン アメリカ合衆国 ペンシルベニア 15101, アリソン パーク,レッド コーチ ロー ド 1917 (72)発明者 デイビッド エヌ.ウォルタース アメリカ合衆国 ペンシルベニア 16057, スリッペリー ロック,イースト ウォー ター ストリート 218
Claims (24)
- 【請求項1】次の構造式で表される少なくともひとつの
部位を包含することを特徴とするポリウレタンポリアン
ハイドライドオリゴマー: 【化1】 ここでXは: 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 であり、ここでnは0、1、2、3である;縮合環系;
R1は水素原子または脂肪族ラジカル;AとBはともに
R2とR3が独立に水素原子または脂肪族ラジカルである
場合にC−である;あるいはAとBはともに−C=;R
4はモノあるいはポリイソシアネートの残基である;R5
は脂肪族基、芳香族基、脂環式基、または 【化7】 R6は脂肪族基、芳香族基または脂環式基である。 - 【請求項2】Xが 【化8】 R1がメチル基 R2が水素原子 R3が水素原子 である請求項1に記載のオリゴマー。
- 【請求項3】アンハイドライド当量が1000を越えな
い請求項1に記載のオリゴマー。 - 【請求項4】アンハイドライド当量が700を越えない
請求項3に記載のオリゴマー。 - 【請求項5】数平均分子量が約670〜約7000の範
囲である請求項1に記載のオリゴマー。 - 【請求項6】次の(a)と(b)を包含する硬化可能な
組成物: (a)ヒドロキシル官能性材料、および (b)次の構造式で表される少なくともひとつの部位を
包含することを特徴とするポリウレタンポリアンハイド
ライドオリゴマー 【化9】 ここでXは: 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 であり、ここでnは0、1、2、3である;縮合環系;
R1は水素原子または脂肪族ラジカル;AとBは共にR2
とR3が独立に水素原子または脂肪族ラジカルである場
合にC−である:あるいはAとBはともに−C=であ
る;R4はモノまたはポリイソシアネート残基である;
R5は脂肪族基、芳香族基、脂環式基または 【化15】 R6は脂肪族基、芳香族基または脂環式基である。 - 【請求項7】組成物が塗料組成物である、請求項6に記
載の硬化可能な組成物。 - 【請求項8】ヒドロキシル基を含有する物質がアクリリ
ックポリオールである請求項7に記載の塗料組成物。 - 【請求項9】前記オリゴマーが次の構造を有する請求項
8に記載の塗料組成物。 【化16】 AとBはともに−C=であり R1はメチル基であり R2は水素原子であり R3は水素原子である。 - 【請求項10】オリゴマーのアンハイドライド当量が1
000を越えない請求項7に記載の塗料組成物。 - 【請求項11】オリゴマーのアンハイドライド換算重量
が700を越えない請求項10に記載の塗料組成物。 - 【請求項12】オリゴマーが約670から約7000の
範囲の数平均分子量を有する請求項7に記載の塗料組成
物。 - 【請求項13】ヒドロキシル材料(a)とアンハイドラ
イド成分(b)の量が、ヒドロキシ基の当量とアンハイ
ドライド基の当量の比が約3:1から約1:2までの範
囲にわたる割合から選択される請求項7に記載の塗料組
成物。 - 【請求項14】その比が約1:1から約1.6:1まで
の範囲である請求項13に記載の塗料組成物。 - 【請求項15】次の工程を包含するポリウレタンポリア
ンハイドライドオリゴマーの調製方法: a)本質的にすべてのイソシアネート基を反応させてポ
リウレタンポリエンを形成するのに十分な条件のもと
で、ヒドロキシ官能性2,4−ジエノエートエステルを
ポリイソシアネートと反応させること;および b)ポリウレタンの不飽和結合を不飽和ポリカルボン酸
無水物含有材料とDiels Alder付加により反
応させること。 - 【請求項16】ヒドロキシ官能性2,4−ジエノエート
エステルがヒドロキシプロピルソルベートである請求項
15に記載の方法。 - 【請求項17】ポリイソシアネートがトリイソシアネー
トである請求項16に記載の方法。 - 【請求項18】ヒドロキシプロピルソルベートとトリイ
ソシアネートの反応後に存在するイソシアネート基が、
1,6−ヘキサンジオールと反応している請求項17に
記載の方法。 - 【請求項19】不飽和ポリカルボン酸無水物含有材料が
マレイン酸である請求項15に記載の方法。 - 【請求項20】ポリウレタンポリアンハイドライドが、
次の構造式で表される少なくともひとつの部位を包含す
ることによって特徴づけられる請求項15に記載の方
法: 【化17】 ここでXは 【化18】 【化19】 【化20】 【化21】 【化22】 であり、ここでnは0、1、2、3である;縮合環系;
R1は水素原子または脂肪族ラジカル;AとBはとも
に、R2とR3が独立に水素原子あるいは脂肪族ラジカル
である場合にC−である;あるいはAとBはともに−C
=である;R4はモノあるいはポリイソシアネート残基
である;R5は脂肪族基、芳香族基、脂環式基または 【化23】 R6は脂肪族基、芳香族基または脂環式基である。 - 【請求項21】ポリウレタンポリアンハイドライドが1
000を越えないアンハイドライド当量を有する請求項
15の方法。 - 【請求項22】次の工程を包含する基材を塗装する方
法: I.着色した下塗り塗料組成物を1回またはそれ以上の
回数基材に塗装して下塗りを形成すること; II.次のA、Bを包含する透明で黄色くならない上塗り
塗料組成物を1回かそれ以上の回数下塗りに塗装するこ
と A.ヒドロキシル官能性材料 B.請求項1のポリウレタンポリアンハイドライドオリ
ゴマー。 - 【請求項23】下塗りとクリアーコートが基材上で共に
乾燥しまたは硬化される請求項22の方法。 - 【請求項24】黄色くならない上塗り塗料組成物が2つ
のパッケージ組成物の形をとり、そこでヒドロキシル官
能性材料がポリアンハイドライドと分離される請求項2
2に記載の方法。
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