JPH07281994A - バス中継装置 - Google Patents

バス中継装置

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JPH07281994A
JPH07281994A JP7604094A JP7604094A JPH07281994A JP H07281994 A JPH07281994 A JP H07281994A JP 7604094 A JP7604094 A JP 7604094A JP 7604094 A JP7604094 A JP 7604094A JP H07281994 A JPH07281994 A JP H07281994A
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JP
Japan
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data
scsi
bus
initiator
host computer
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Application number
JP7604094A
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English (en)
Inventor
Takeshi Aoki
健 青木
Koji Takayama
浩二 高山
Takehiro Ueno
岳洋 上野
Masaru Hayashi
優 林
Toru Yoshida
徹 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速転送を行なえない低速デバイスからバスを
介してデータをリ−ドする際に要するバス占有時間を短
縮する。 【構成】SCSI中継装置106は、ホストコンピュ−
タ101よりリ−ドコマンドを受け取ると、データバッ
ファ(RAM)108に対応するデータが存在しない場
合には、一旦、メインSCSIバス104aを解放し、
低速デバイス103よりサブSCSIバス104bを介
して、要求されたデータサイズより大きなサイズのデー
タをデータバッファ108に、低速デバイス103がサ
ポ−トする最大転送速度でリ−ドする。充分なデータが
格納できたら、メインSCSIバス105aの占有権を
再獲得し、先に受け取ったライトコマンドで要求された
データを、ホストコンピュ−タ101がサポ−トする最
大転送速度で転送する。データバッファ108に対応す
るデータが存在する場合には、このデータをホストコン
ピュ−タ101がサポ−トする最大転送速度で転送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バスを介してデータ転
送を行なう装置間の転送効率を向上する技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置間のデータ転送のためのプ
ロトコルとしては、従来、バスを用いて接続した複数の
情報処理装置間のデータ転送のためのプロトコルを規定
する、米国国家規格ANSI X31.131−198
6に規定されたSCSI(Small Compute
r System Interface)が知られてい
る。
【0003】図5に、このSCSIに従って構成した情
報処理システムの例を示す。
【0004】図中、101はホストコンピュ−タ、10
2a、102b、103はSCSIデバイス装置であ
る。また、105は、ホストコンピュ−タ101、SC
SIデバイス102a、102b、103をデジ−チェ
−ン接続するSCSIバス、104はSCSIバスを終
端する終端抵抗である。
【0005】ここで、SCSIによれば、たとえば、ホ
ストコンピュ−タ101はイニシエ−タデバイスとし
て、各SCSIデバイス102a、102b、103を
タ−ゲトデバイスとするデータ転送を、SCSIデバイ
ス毎に、異なる転送速度を実現する異なるデータ転送モ
−ドで行なうことができる。
【0006】すなわち、データ転送に先立ち、ホストコ
ンピュ−タ101と、各SCSIデバイス102a、1
02b、103は、それぞれ、相互に自身のサポ−トす
る最も高速なデータ転送モ−ドについての情報を通知す
るメッセ−ジを交換する。そして、以降は、より低速な
方のデータ転送モ−ドを用いて、ホストコンピュ−タ1
01と、そのSCSIデバイス間のデータ転送を行な
う。
【0007】一般的には、ホストコンピュ−タ101
は、最も高速にデータ転送を行なうことができるため、
各SCSIデバイス102a、102b、103と、ホ
ストコンピュ−タ101との間のデータ転送速度は、S
CSIデバイス102a、102b、103がサポ−ト
する最速のデ−タ転送速度となる。
【0008】また、SCSIによれば、ホストコンピュ
−タ101の、SCSIデバイス102aからのデータ
の読み出しは、最も単純には、図6aに示すようなフェ
−ズシ−ケンスを経て行なわれる。
【0009】すなわち、SCSIバスが解放されている
バスフリ−フェ−ズから、ホストコンピュ−タ101が
バス使用権を獲得するア−ビトレ−ションフェ−ズ、ホ
ストコンピュ−タ101がタ−ゲットデバイスとしてS
CSIデバイス102aを選択するセレクションフェ−
ズ、ホストコンピュ−タ101がSCSIデバイス10
2aに、接続を確立するためのアイデンティファイメッ
セ−ジを送るメッセ−ジアウトフェ−ズ、ホストコンピ
ュ−タ101がSCSIデバイス102aにデータの読
み出しを要求するコマンドを送るコマンドフェ−ズ、S
CSIデバイス102aがホストコンピュ−タ101に
要求されたデータを送るデータインフェ−ズ、SCSI
デバイス102aがホストコンピュ−タ101にコマン
ドに対する実行結果として正常終了を示すGood C
onditioinを送るステ−タスフェ−ズ、SCS
Iデバイス102aがホストコンピュ−タ101にコマ
ンド完了を通知するCommand Complete
メッセ−ジを送るメッセ−ジインフェ−ズと続き、Co
mmand Completeメッセ−ジを送るメッセ
−ジインフェ−ズの終了をもって、再び、SCSIバス
が解放されているバスフリ−フェ−ズに戻る。
【0010】しかし、このようなシ−ケンスでは、ホス
トコンピュ−タ101とSCSIデバイス102a間で
SCSIバス105を占有し続けるために、SCSIデ
バイス102aが要求されたデータを用意するのに時間
がかかるような場合には、SCSIバスの利用効率が劣
化する。
【0011】そこで、SCSIでは、コマンドを受け取
ったSCSIデバイス102aが、データを用意するま
での間、一旦、SCSIバスを解放することを認めてい
る。この場合の、ホストコンピュ−タ101の、SCS
Iデバイス102aからのデータの読み出しは、図6b
に示すようなフェ−ズシ−ケンスを経て行なわれる。
【0012】すなわち、まず、SCSIバスが解放され
ているバスフリ−フェ−ズから、ホストコンピュ−タ1
01がバス使用権を獲得するア−ビトレ−ションフェ−
ズ、ホストコンピュ−タ101がタ−ゲットデバイスと
してSCSIデバイス102aを選択するセレクション
フェ−ズ、ホストコンピュ−タ101がSCSIデバイ
ス102aに、接続を確立し、かつ、SCSIのバス解
放を許可するためのアイデンティファイメッセ−ジを送
るメッセ−ジアウトフェ−ズ、ホストコンピュ−タ10
1がSCSIデバイス102aにデータの読み出しを要
求するコマンドを送るコマンドフェ−ズ、SCSIデバ
イス102aがホストコンピュ−タ101にSCSIバ
スの解放を通知するディスコネクトメッセ−ジを通知す
るメッセ−ジインフェ−ズと続く。そして、このディス
コネクトメッセ−ジを通知するメッセ−ジインフェ−ズ
の終了をもって、SCSIバスが解放されているバスフ
リ−フェ−ズに一旦遷移する。
【0013】このようにして、バスフリ−フェ−ズとな
ると、ホストコンピュ−タ101は、SCSIバスを、
他のSCSIデバイスとの間のデータ転送に用いること
ができることになる。
【0014】一方、SCSIデバイス102aにおい
て、要求されたデータが用意でき、SCSIバスが解放
されているバスフリ−フェ−ズとなると、SCSIデバ
イス102aから先にコマンドで要求されたデータのホ
ストコンピュ−タへの転送が、次のようなフェ−ズシ−
ケンスによってを経て行なわれる。
【0015】まず、バスフリ−フェ−ズから、SCSI
デバイス102aがバス使用権を獲得するア−ビトレ−
ションフェ−ズ、SCSIデバイス102aがホストコ
ンピュ−タ101をイニシエ−タデバイスとして選択す
るリセレクションフェ−ズ、SCSIデバイス102a
がホストコンピュ−タ101に接続を確立するためのア
イデンティファイメッセ−ジを送るメッセ−ジインフェ
−ズ、SCSIデバイス102aがホストコンピュ−タ
101に要求されたデータを送るデータインフェ−ズ、
SCSIデバイス102aがホストコンピュ−タ101
にコマンドに対する実行結果を示すGood Cond
itioinを送るステ−タスフェ−ズ、SCSIデバ
イス102aがホストコンピュ−タ101にコマンド完
了を通知するCommand Completeメッセ
−ジを送るメッセ−ジインフェ−ズと続き、Comma
nd Completeメッセ−ジを送るメッセ−ジイ
ンフェ−ズの終了をもって、再び、SCSIバスが解放
されているバスフリ−フェ−ズに戻る。
【0016】また、SCSIに関する従来の技術として
は、特開平3−63749号公報記載の技術が知られて
いる。この技術では、SCSIバス延長装置と呼ぶ装置
を用いて、その電気的制約より、不平衡型のケ−ブルで
6mに制限されているSCSIバスの最大長を延長する
ものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、先に図5に
示した情報処理システムにおいて、SCSIデバイス1
02a、102bが、磁気ディスク装置のような高速に
データ転送を実行可能な装置であって、SCSIデバイ
ス103が磁気テ−プ装置のような高速にデータ転送を
行なうことのできない装置である場合を考える。
【0018】この場合、前述したように、SCSIデバ
イス103と、ホストコンピュ−タ101との間のデー
タ転送速度は、SCSIデバイス103がサポ−トでき
る低速なデ−タ転送速度となり、SCSIバスの利用効
率が劣化する。また、高速にデータ転送を行なえないホ
ストコンピュ−タ101とSCSIデバイス103間で
のデータ転送に、SCSIバスが長時間、占有されるこ
とになるため、本来、ホストコンピュ−タ101の要求
に高速に応答可能なSCSIデバイス102a、102
bの応答性も劣化する。
【0019】このように、高速なデータ転送を行なうこ
とのできないSCSIデバイスが存在すると、情報処理
システム全体の処理性能が劣化してしまう。
【0020】一方、既存の確立した情報処理システムの
構成の変更による処理性能の向上は、ユ−ザにとって、
ハ−ドウェア、ソフトウェアの両面において負担が大き
い。そのため、従来、簡易で安価な手法によって、既存
の確立した情報処理システムの性能を向上させることが
望まれていた。
【0021】そこで、本発明は、低速なデータ転送しか
行なうことのできないデバイスを利用する場合に生じ
る、デバイス接続用バスの利用効率の劣化の低減を、既
存の情報処理システムをほとんど変更することなしに実
現することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、1以上のイニシエ−タと1以上のタ−ゲット
を接続可能なバスと、デバイスを接続したサブバスと
に、それぞれ接続し、前記イニシエ−タと前記デバイス
間のデータ転送を仲介するバス中継装置であって、前記
デバイスのIDと前記イニシエ−タのIDの設定を受付
ける手段と、受付けたIDを保持する手段と、前記イニ
シエ−タに対して前記デバイスとして、前記デバイスの
代わりに、前記イニシエ−タとの間で前記バスを用いて
行なう転送の転送速度を調停する手段と、前記デバイス
に対して前記イニシエ−タとして、前記イニシエ−タの
代わりに、前記デバイスとの間で前記バスを用いて行な
う転送の転送速度を調停する手段と、前記イニシエ−タ
が前記デバイスに与えられたIDに対してバス上に発行
した要求を取り込む手段と、取り込んだ要求に応じて接
続したデバイスを、前記イニシエ−タの代わりに、前記
イニシエ−タとして制御し、制御に対する前記デバイス
の応答に基づいて前記取り込んだ要求に対する実行結果
を、前記イニシエ−タに対して前記デバイスとして、保
持した前記イニシエ−タのIDを有するイニシエ−タに
応答する制御手段とを有することを特徴とするバス中継
装置を提供する。
【0023】
【作用】本発明に係るバス中継装置によれば、前記イニ
シエ−タに対して前記デバイスとして、前記デバイスの
代わりに、前記イニシエ−タとの間で前記バスを用いて
行なう転送の転送速度を調停し、前記デバイスに対して
前記イニシエ−タとして、前記イニシエ−タの代わり
に、前記デバイスとの間で前記バスを用いて行なう転送
の転送速度を調停する。
【0024】ここで、イニシエ−タとの間で行なわれる
転送速度の調停は、イニシエ−タの行なうことのできる
転送速度の最大値と、バス中継装置の行なうことのでき
る転送速度の最大値のうちのより小さい方となる。した
がい、バス中継装置が、前記デバイスが行なうことので
きる転送速度の最大値より速い速度の転送速度を行なえ
るように設計すれば、この転送速度は、イニシエ−タと
デバイス間で直接転送を行なう場合より高速なものとな
る。
【0025】また、本発明に係るバス中継装置によれ
ば、前記イニシエ−タが前記デバイスに与えられたID
に対してバス上に発行した要求を取り込み、取り込んだ
要求に応じて接続したデバイスを、前記イニシエ−タの
代わりに、前記イニシエ−タとして制御し、制御に対す
る前記デバイスの応答に基づいて前記取り込んだ要求に
対する実行結果を、前記イニシエ−タに対して前記デバ
イスとして、保持した前記イニシエ−タのIDを有する
イニシエ−タに応答する。
【0026】したがい、イニシエ−タはバス中継装置を
デバイスと認識して動作し、デバイスはバス中継装置を
イニシエ−タとして認識して動作する。したがい、本発
明に係るバス中継装置を利用するために、イニシエ−タ
やデバイスに何ら変更を加える必要はなく、既存のシス
テムにおいてデバイスとバスの間にバス中継装置を設置
するだけでよい。
【0027】よって、本発明によれば、単に、既存の情
報処理システムにおいて、デバイスにバス中継装置を付
加するのみで、バスの利用効率を向上することができ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0029】図1に、本実施例に係る情報処理システム
の構成を示す。
【0030】図中、101はホストコンピュ−タ、10
2a、102b、103はSCSIデバイス、104
a、104bは終端抵抗、105aはホストコンピュ−
タ側SCSIバス(以下、「メインSCSIバス」と呼
ぶ)、105bは低速デバイス側SCSIバス(以下、
「サブSCSIバス」と呼ぶ)、106はSCSI中継
装置である。ここで、SCSIデバイス102a、10
2bは、磁気ディスク装置のような高速にデータ転送を
実行可能なSCSIデバイス(以下、「高速デバイス」
と呼ぶ)であって、SCSIデバイス103は磁気テ−
プ装置のような高速にデータ転送を行なうことのできな
いSCSIデバイス(以下、「低速デバイス」と呼ぶ)
である。
【0031】ホストコンピュ−タ101とSCSI中継
装置106と高速デバイス102a、102bと終端抵
抗104aはメインSCSIバス105aによりデジ−
チェ−ン接続され、SCSI中継装置106と低速デバ
イス103と終端抵抗104bはサブSCSIバス10
5bによりデジ−チェ−ン接続される。また、ホストコ
ンピュ−タ101とSCSI中継装置106と高速デバ
イス102a、102bには、それぞれメインSCSI
バス105a上のIDが設定される。ここで、SCSI
中継装置106には、低速デバイス103のIDを設定
する。ただし、サブSCSIバス105bに複数のデバ
イスを接続する場合は、複数のIDを設定する。すなわ
ち、SCSI中継装置106は、自身のIDを持たな
い。したがって、ホストコンピュ−タは、SCSI中継
装置106が接続されている事を意識せずに動作する。
メインSCSIバス105aについては、ホストコンピ
ュ−タ101のみがイニシエ−タデバイスとして動作
し、高速デバイス102a、102b、SCSI中継装
置106はタ−ゲットデバイスとして動作する。また、
サブSCSIバス105bについては、SCSI中継装
置106はイニシエ−タデバイスとして動作し、低速デ
バイス103はタ−ゲットデバイスとして動作する。
【0032】次に、SCSI中継装置105中の、10
7aはメインSCSIバス105aを制御するためのS
CSIコントロ−ラ、107bはサブSCSIバス10
5aを制御するためのSCSIコントロ−ラ、108は
メインSCSIバス105aとサブSCSIバス105
bとの間で送受信するデ−タを一時的に蓄積するための
デ−タバッファとして用いるRAMである。
【0033】また、SCSI中継装置105中の、10
9はメインSCSIバス側SCSIコントロ−ラ107
aとサブSCSIバス側SCSIコントロ−ラ107b
とデ−タバッファ108を制御するマイクロコンピュ−
タ(以下、「マイコン」と記す)である。マイコン10
9は、RAM108をアクセスするためのRAMコント
ロ−ラ、RAM108とメインSCSIバス側SCSI
コントロ−ラ107aとサブSCSIバス側SCSIコ
ントロ−ラ107bとの間のデータ転送を行なうDMA
コントロ−ラ、各種制御プログラムを格納したROM、
制御プログラム動作用のワ−クエリアとして用いるメモ
リ等を内蔵している。
【0034】また、SCSI中継装置105中の、11
0はメインSCSIバス側SCSIコントロ−ラ107
aとサブSCSIバス側SCSIコントロ−ラ107b
とデ−タバッファ108とマイコン109を接続する内
部バス、111はサブSCSIバス105b上の低速デ
バイス103のIDをマイコン109に設定するための
IDスイッチ、112aはメインSCSIバス105a
にSCSI中継装置106を接続するためのコネクタ、
112bはサブSCSIバス105bにSCSI中継装
置106を接続するためのコネクタである。
【0035】ここで、SCSI中継装置106は、少な
くとも、メインSCSIバス105aに関して、低速デ
バイス103よりも高速なデータ転送モ−ド、望ましく
は、ホストコンピュ−タ101のサポ−トする最高速な
データ転送モ−ドをサポ−トできるように構成する。
【0036】以下、本実施例に係る情報処理システムに
おけるホストコンピュ−タ101と低速デバイス103
との間のデータ転送動作について説明する。
【0037】まず、データ転送に先立ち、SCSI中継
装置106、高速デバイス102a、102bのそれぞ
れと、ホストコンピュ−タ101との間で、それぞれメ
インSCSIバス105a上で行なうデ−タ転送速度の
調停が行なわれる。すなわち、データ転送に先立ち、各
SCSIデバイス102a、102bおよびSCSI中
継装置106は、それぞれ、ホストコンピュ−タ101
と、相互に自身のサポ−トする最も高速なデータ転送モ
−ドについての情報を通知するメッセ−ジを相互に交換
する。そして、SCSIデバイス102a、102b、
SCSI中継装置106、ホストコンピュ−タ101
は、自身のサポ−トする最も高速なデータ転送モ−ドと
転送相手のサポ−トする最も高速なデータ転送モ−ドの
うち、より低速な方のデータ転送モ−ドを、この転送相
手とのデータ転送に用いるデータ転送モ−ドとする。
【0038】また、同様にして、データ転送に先立ち、
SCSI中継装置106と低速デバイス103との間
で、サブSCSIバス105a上で行なうデ−タ転送速
度の調停が行なわれる。
【0039】この結果、SCSI中継装置106と低速
デバイス103との間で、サブSCSIバス105a上
で行なわれるデ−タ転送モ−ドは、低速デバイス103
がサポ−トできる低速なデータ転送モ−ドに決定され、
SCSI中継装置106とホストコンピュ−タ101と
の間で、メインSCSIバス105a上で行なわれるデ
−タ転送モ−ドは、SCSI中継装置106と低速デバ
イス103との間のデータ転送モ−ドよりも高速なデー
タ転送モ−ドに決定される。
【0040】ここで、SCSIでは、データ転送モ−ド
として図2aに示すようにリクエストとアック信号を用
いてハンドシェイクしながらデータ転送を行なう非同期
転送と、図2bに示すようにオフセット数(図示した例
では2)分のデータ転送を転送時間間隔で繰り返す同期
転送を利用することができる。また、さらに、同期転送
では、オフセット数と転送時間を任意に選択することが
できる。非同期転送より同期転送の方が高速にデータ転
送を行なうことができ、同期転送では、オフセット数が
大きく転送時間が短い程、高速なデータ転送を行なうこ
とができる。なお、リクエストはタ−ゲット(SCSI
デバイス)が、アックはイニシエ−タ(ホストコンピュ
−タ)が制御する。
【0041】以下、データ転送時の動作について説明す
る。
【0042】まず、ホストコンピュ−タ101が低速デ
バイス103から、データのリ−ドを行なう場合につい
て説明する。
【0043】いま、ホストコンピュ−タ101は、SC
SI中継装置106を、低速デバイス103とみなし
て、SCSI中継装置106に、8キロバイトのデータ
のリ−ドコマンドを、3度発行するものとする。ただ
し、この3つのリ−ドコマンドで要求される8キロバイ
トのデータは連続しており、この3つのリ−ドコマンド
はデータの並びの順に発行されるものとする。
【0044】この場合の、メインSCSIバス105a
上の、ホストコンピュ−タ101とSCSI中継装置1
06との間信号シ−ケンスと、サブSCSIバス105
b上の、SCSI中継装置106と低速デバイス103
との間の信号シ−ケンスを、図3に示す。
【0045】図示するように、この場合、ホストコンピ
ュ−タ101が、メインSCSIバス105aが解放さ
れているバスフリ−フェ−ズから、ホストコンピュ−タ
101がバス使用権を獲得するア−ビトレ−ションフェ
−ズ201、ホストコンピュ−タ101がタ−ゲットデ
バイスとしてSCSI中継装置106を選択するセレク
ションフェ−ズ202、ホストコンピュ−タ101がS
CSI中継装置106に、接続を確立し、かつ、SCS
Iバスの解放を許可するためのアイデンティファイメッ
セ−ジを送るメッセ−ジアウトフェ−ズ203、ホスト
コンピュ−タ101がSCSI中継装置106に8キロ
バイトのデータの読み出しを要求するリ−ドコマンドを
送るコマンドフェ−ズ204が実行される。
【0046】ここで、SCSIコントロ−ラ107aを
介してリ−ドコマンド204を受け取ったSCSI中継
装置106のマイコン109は、デ−タバッファ108
内にリ−ドコマンドで要求されているデ−タが保持され
ているかを調査し、保持していない場合は、SCSIコ
ントロ−ラ107aを介して、ホストコンピュ−タ10
1にSCSIバスの解放を通知するディスコネクトメッ
セ−ジを通知するメッセ−ジインフェ−ズ205を実行
する。そして、このディスコネクトメッセ−ジを通知す
るメッセ−ジインフェ−ズの終了をもって、メインSC
SIバス105aが、解放されているバスフリ−フェ−
ズに一旦遷移する。バスフリ−フェ−ズとなると、ホス
トコンピュ−タ101は、メインSCSIバス105a
を、他の高速デバイス102a、102bとの間のデー
タ転送に用いることができることになる。
【0047】また、SCSI中継装置106のマイコン
109は、デ−タバッファ108内にリ−ドコマンドで
要求されているデ−タが保持されていない場合、SCS
Iコントロ−ラ107bを制御し、サブSCSIバス1
05bを用いて、低速デバイス103より、ホストコン
ピュ−タ101から要求されたサイズよりも大きいサイ
ズ(本実施例では16キロバイトとする)のデ−タをリ
−ドし、データバッファ108に格納する(まとめ読み
する)。この、SCSI中継装置106の低速デバイス
103よりよりのデータのリ−ド動作は、先に説明した
ホストコンピュ−タ101のSCSIデバイス102a
よりのデータのリ−ドのシ−ケンス(図6a参照)と同
様であるので詳細な説明を省略する。
【0048】また、SCSI中継装置106のマイコン
109は、デ−タバッファ108内に低速デバイス10
3より読みだした16キロバイトのデ−タが格納される
と(図6aのリ−ドシ−ケンスが終了すると)、再度、
サブSCSIバス105bを用いて、このリ−ドシ−ケ
ンスを、もう一度繰返し、低速デバイス103より、さ
らに、先にリ−ドした16キロバイトのデータに引き続
く16キロバイトのデータをリ−ドし、データバッファ
108に格納する(先読みする)。
【0049】一方、メインSCSIバス105aのデ−
タ転送速度とサブSCSIバス105bのデ−タ転送速
度との差に応じた量(次に行なうホストコンピュ−タへ
データを転送するデ−タインフェ−ズをスム−ズに行な
うに足る量)のデータが、低速デバイス103よりSC
SI中継装置106のデ−タバッファ108内に転送さ
れた時点で、マイコン109はSCSIコントロ−ラ1
07aを制御し次のシ−ケンスを実行させる。
【0050】すなわち、メインSCSIバス105aが
解放されているバスフリ−フェ−ズとから、SCSI中
継装置106がバス使用権を獲得するア−ビトレ−ショ
ンフェ−ズ206、SCSI中継装置106がホストコ
ンピュ−タ101をイニシエ−タデバイスとして選択す
るリセレクションフェ−ズ207、SCSI中継装置1
06がホストコンピュ−タ101に接続を確立するため
のアイデンティファイメッセ−ジを送るメッセ−ジイン
フェ−ズ208、SCSI中継装置106がホストコン
ピュ−タ101に、データバッファ108中のデータの
うちの先にリ−ドコマンドで要求された8キロバイトの
データを送るデータインフェ−ズ209、SCSI中継
装置106がホストコンピュ−タ101にリ−ドコマン
ド処理の正常終了を示すGood Condition
ステ−タスを送るステ−タスフェ−ズ210、SCSI
中継装置106がホストコンピュ−タ101にコマンド
完了を通知するCommand Completeメッ
セ−ジを送るメッセ−ジインフェ−ズ211が実行され
る。Command Completeメッセ−ジイン
フェ−ズの終了をもって、再び、メインSCSIバス1
05aが解放されているバスフリ−フェ−ズに戻る。
【0051】さて、この後、再度、ホストコンピュ−タ
101から、先程と同様なシ−ケンスを経て、先程ホス
トコンピュ−タ101がリ−ドした8キロバイトに引き
続く8キロバイトのデ−タのリ−ドを要求するリ−ドコ
マンドがSCSI中継装置106に発行されると、SC
SI中継装置106のマイコン109は、デ−タバッフ
ァ108内にリ−ドコマンドに対応したデ−タが保持さ
れているかを調査する。
【0052】ここで、先に、前回のホストコンピュ−タ
101よりのリ−ドコマンド要求されたデータを含む1
6キロバイトのデータを、低速デバイス103より、ま
とめ読みしているために、今回は、デ−タバッファ10
8内には、リ−ドコマンドに対応した8キロバイトのデ
−タが保持されている。そこで、この場合は、ディスコ
ネクトメッセ−ジを通知するメッセ−ジインフェ−ズを
実行せずに、データバッファ108中のデータのうちの
先にリ−ドコマンドで要求された8キロバイトのデータ
を送るデータインフェ−ズ216、SCSI中継装置1
06がホストコンピュ−タ101にリ−ドコマンド処理
の正常終了を示すGood Conditionステ−
タスを送るステ−タスフェ−ズ217、SCSI中継装
置106がホストコンピュ−タ101にコマンド完了を
通知するCommand Completeメッセ−ジ
を送るメッセ−ジインフェ−ズ218を実行する。Co
mmand Completeメッセ−ジインフェ−ズ
の終了をもって、再び、メインSCSIバス105aが
解放されているバスフリ−フェ−ズに戻る。
【0053】さて、この後、再再度、ホストコンピュ−
タ101から、先程と同様なシ−ケンスを経て、先程ホ
ストコンピュ−タ101がリ−ドした8キロバイトに引
き続く8キロバイトのデ−タのリ−ドを要求するリ−ド
コマンドがSCSI中継装置106に発行されると、S
CSI中継装置106のマイコン109は、デ−タバッ
ファ108内にリ−ドコマンドに対応したデ−タが保持
されているかを調査する。
【0054】ここで、先に、前回のホストコンピュ−タ
101よりのリ−ドコマンド要求されたデータを含む1
6キロバイトのデータに引き続く16キロバイトのデー
タを、低速デバイス103より、先読みしているため
に、今回は、デ−タバッファ108内には、リ−ドコマ
ンドに対応した8キロバイトのデ−タが保持されてい
る。そこで、この場合は、ディスコネクトメッセ−ジを
通知するメッセ−ジインフェ−ズを実行せずに、データ
バッファ108中のデータのうちの先にリ−ドコマンド
で要求された8キロバイトのデータを送るデータインフ
ェ−ズ223、SCSI中継装置106がホストコンピ
ュ−タ101にリ−ドコマンド処理の正常終了を示すG
ood Conditionステ−タスを送るステ−タ
スフェ−ズ224、SCSI中継装置106がホストコ
ンピュ−タ101にコマンド完了を通知するComma
nd Completeメッセ−ジを送るメッセ−ジイ
ンフェ−ズ225を実行する。Command Com
pleteメッセ−ジインフェ−ズの終了をもって、再
び、メインSCSIバス105aが解放されているバス
フリ−フェ−ズに戻る。
【0055】次に、ホストコンピュ−タ101が低速デ
バイス103に、データのライトを行なう場合について
説明する。
【0056】いま、ホストコンピュ−タ101は、SC
SI中継装置106を、低速デバイス103とみなし
て、SCSI中継装置106に、8キロバイトのデータ
のライトコマンドを発行するものとする。
【0057】この場合の、メインSCSIバス105a
上の、ホストコンピュ−タ101とSCSI中継装置1
06との間の信号シ−ケンスと、サブSCSIバス10
5b上の、SCSI中継装置106と低速デバイス10
3との間の信号シ−ケンスを、図4に示す。
【0058】図示するように、この場合、ホストコンピ
ュ−タ101が、メインSCSIバス105aが解放さ
れているバスフリ−フェ−ズから、ホストコンピュ−タ
101がバス使用権を獲得するア−ビトレ−ションフェ
−ズ301、ホストコンピュ−タ101がタ−ゲットデ
バイスとしてSCSI中継装置106を選択するセレク
ションフェ−ズ302、ホストコンピュ−タ101がS
CSI中継装置106に、接続を確立し、かつ、SCS
Iバスの解放を許可するためのアイデンティファイメッ
セ−ジを送るメッセ−ジアウトフェ−ズ303、ホスト
コンピュ−タ101がSCSI中継装置106に8キロ
バイトのデータの書き込みを要求するライトコマンドを
送るコマンドフェ−ズ304が実行される。
【0059】ここで、SCSIコントロ−ラ107aを
介してライトコマンドを受け取ったSCSI中継装置1
06のマイコン109は、デ−タバッファ108内にラ
イトコマンドで要求されている8キロバイトのデ−タを
格納するだけ空容量が存在するかを調査する。そして、
存在する場合には、引き続き、SCSI中継装置106
がホストコンピュ−タ101より8キロバイトのデータ
を受け取るデータアウトフェ−ズ305、SCSI中継
装置106がホストコンピュ−タ101にライトコマン
ド処理の正常終了を示すGood Condition
ステ−タスを送るステ−タスフェ−ズ306、SCSI
中継装置106がホストコンピュ−タ101にコマンド
完了を通知するCommand Completeメッ
セ−ジを送るメッセ−ジインフェ−ズ307を実行す
る。データアウトフェ−ズ305において、SCSI中
継装置106は、ホストコンピュ−タ101より受け取
った8キロバイトのデータをデータバッファ108に格
納する。また、Command Completeメッ
セ−ジインフェ−ズ307の終了をもって、再び、メイ
ンSCSIバス105aが解放されているバスフリ−フ
ェ−ズに戻る。
【0060】また、SCSI中継装置106のマイコン
109は、デ−タバッファ108内にライトコマンドで
要求されている8キロバイトのデ−タを格納するだけ空
容量が存在する場合、SCSIコントロ−ラ107bを
制御し、サブSCSIバス105bを用いて、低速デバ
イス103に、ホストコンピュ−タ101からデータバ
ッファ108に格納されたデ−タをライトする。この、
SCSI中継装置106の低速デバイス103へのデー
タのライト動作は、先に説明したホストコンピュ−タ1
01のSCSIデバイス102aよりのデータのリ−ド
のシ−ケンス(図6a参照)において、リ−ドコマンド
をライトコマンドに変更し、データの向きを逆したもの
(データインフェ−ズがデータアウトフェ−ズとなる)
と同様であるので詳細な説明を省略する。
【0061】このような動作において、メインSCSI
バス105aは、データがデータバッファ108に書き
込まれた時点で、低速デバイス103への書き込みを待
たずに解放され、バスフリ−フェ−ズに戻る。
【0062】ところで、SCSI中継装置106のマイ
コン109がSCSIコントロ−ラ107bを制御して
行なう、サブSCSIバス105bを用いた、低速デバ
イス103への、ホストコンピュ−タ101からデータ
バッファ108に格納されたデ−タのライトは、ホスト
コンピュ−タ101からSCSI中継装置106への複
数回のライトコマンドに対応するデータをまとめて行な
うようにしてもよい。
【0063】すなわち、たとえば、ホストコンピュ−タ
101からSCSI中継装置106へ2回発行された8
キロバイトのデータのライトコマンドによってデータバ
ッファに計16キロバイトのデータが格納された時点
で、この16キロバイトのデータのライト要求するライ
トコマンド350を、SCSI中継装置106から低速
デバイス103に発行し、16キロバイトのデータをま
とめて低速デバイス103にライトするようにしてもよ
い。
【0064】さて、このようなライト動作において、ラ
イトバッファ108の容量には限りがあることを考慮す
れば、SCSI中継装置106が、ホストコンピュ−タ
より受け取ったライトコマンド要求されている8キロバ
イトのデ−タを格納するだけ空容量が、データバッファ
108に存在しない場合がある。このような場合、デー
タバッファ108に空容量ができるまでの間、メインS
CSIバス105aを占有したのではメインSCSIバ
ス105aの使用効率が劣化する。
【0065】そこで、本実施例では、SCSIコントロ
−ラ107aを介してライトコマンドを受け取ったSC
SI中継装置106のマイコン109は、デ−タバッフ
ァ108内にライトコマンドで要求されている8キロバ
イトのデ−タを格納するだけ空容量が存在するかを調査
する。そして、存在しない場合には、SCSIコントロ
−ラ107aを介して、ホストコンピュ−タ101にS
CSIバスの解放を通知するディスコネクトメッセ−ジ
を通知するメッセ−ジインフェ−ズ326を実行する。
そして、このディスコネクトメッセ−ジを通知するメッ
セ−ジインフェ−ズ326の終了をもって、メインSC
SIバス105aが解放されているバスフリ−フェ−ズ
に一旦遷移する。バスフリ−フェ−ズとなると、ホスト
コンピュ−タ101は、メインSCSIバス105a
を、他の高速デバイス102a、102bとの間のデー
タ転送に用いることができることになる。
【0066】そして、SCSI中継装置106のマイコ
ン109は、その後、デ−タバッファ108内にライト
コマンドで要求されている8キロバイトのデ−タを格納
するだけ空容量ができた時点で、マイコン109はSC
SIコントロ−ラ107aを制御し次のシ−ケンスを実
行させる。
【0067】すなわち、メインSCSIバス105aが
解放されているバスフリ−フェ−ズから、SCSI中継
装置106がバス使用権を獲得するア−ビトレ−ション
フェ−ズ327、SCSI中継装置106がホストコン
ピュ−タ101をイニシエ−タデバイスとして選択する
リセレクションフェ−ズ328、SCSI中継装置10
6がホストコンピュ−タ101に接続を確立するための
アイデンティファイメッセ−ジを送るメッセ−ジインフ
ェ−ズ329、ホストコンピュ−タ101がSCSI中
継装置106に、先にライトコマンドで要求された8キ
ロバイトのデータを送るデータアウトフェ−ズ、SCS
I中継装置106がホストコンピュ−タ101にライト
コマンド処理の正常終了を示すGood Condit
ionステ−タスを送るステ−タスフェ−ズ、SCSI
中継装置106がホストコンピュ−タ101にコマンド
完了を通知するCommand Completeメッ
セ−ジを送るメッセ−ジインフェ−ズが実行される。デ
ータアウトフェ−ズにおいて、SCSI中継装置106
は、ホストコンピュ−タ101より受け取った8キロバ
イトのデータをデータバッファ108に格納する。Co
mmand Completeメッセ−ジインフェ−ズ
の終了をもって、再び、メインSCSIバス105aが
解放されているバスフリ−フェ−ズに戻る。
【0068】また、以上説明してきたリ−ド、ライト動
作によれば、SCSI中継装置106が、ホストコンピ
ュ−タより、たとえば低速デバイス103がレディ−状
態にあるか否かの通知を要求するコマンド等を受け取っ
た時点で、低速デバイス103がSCSI中継装置10
6と何らかのシ−ケンスを実行中であり、このコマンド
を即座に低速デバイス103に中継できない場合があ
る。
【0069】そこで、このような場合にも、SCSI中
継装置106は、一旦、ディスコネクトメッセ−ジを通
知するメッセ−ジインフェ−ズによってメインSCSI
バスを解放し、低速デバイス103とSCSI中継装置
106との間のシ−ケンスが終了し、サブSCSIバス
105bが、バスフリ−フェ−ズとなるのを待って、S
CSI中継装置106がバス使用権を獲得するア−ビト
レ−ションフェ−ズ、SCSI中継装置106がホスト
コンピュ−タ101をイニシエ−タデバイスとして選択
するリセレクションフェ−ズ、SCSI中継装置106
がホストコンピュ−タ101に接続を確立するためのア
イデンティファイメッセ−ジを送るメッセ−ジインフェ
−ズ等を実行し、ホストコンピュ−タ101と再接続し
て、先のコマンドの処理を実行するようにしてもよい。
【0070】以上のように、本実施例によれば、ホスト
コンピュ−タと低速デバイスの間でデ−タを転送する場
合に、メインSCSIバス側のデ−タ転送速度が、低速
デバイスのデ−タ転送速度に依存せずに、ホストコンピ
ュ−タとSCSI中継装置間で行なうことのできる最大
の速度に調停される。したがい、ホストコンピュ−タと
低速デバイスとの間のデータ転送のためのメインSCS
Iバスの占有率を低減することが可能となる。また、S
CSI中継装置は、ホストコンピュ−タよりのコマンド
に直ちに応じることがでいない場合には、即座にメイン
SCSIバスを一旦解放し、その後、用意ができた時点
で、ホストコンピュ−タと再接続するので、ホストコン
ピュ−タと低速デバイスとの間にSCSI中継装置を挿
入することによって、ホストコンピュ−タと低速デバイ
スとの間のデータ転送のためのメインSCSIバスの占
有率を増加することはない。
【0071】また、低速デバイスからSCSI中継装置
間のデータのまとめ読み、まとめ書きを行なうので、低
速デバイスに発行するコマンドの回数を低減することが
できるので、低速デバイスのコマンド処理のためのオ−
バヘッドが削減される。よって、低速デバイスの応答時
間を短縮することが可能となる。
【0072】結果として、SCSIバスを介して接続さ
れた情報処理システム全体の処理性能を向上させること
ができる。
【0073】以上説明した各実施例によれば、低速デバ
イスやホストコンピュ−タは、特に、SCSI中継装置
を意識せず、SCSI中継装置を低速デバイスやホスト
コンピュ−タと意識して動作することができる。
【0074】なお、以上の実施例では、サブSCSIバ
ス105bに1第の低速デバイス103のみを接続した
場合について示したが、サブSCSIバス105bに
は、複数の低速デバイスを接続するようにしてもよい。
この場合、SCSI中継装置106には、メインSCS
Iバス105a上のIDとして、複数の低速デバイスの
IDを設定するようにする。また、この場合は、SCS
I中継装置106は、設定した複数のIDとそれぞれに
ついて、それぞれ独立に、対応する低速デバイスについ
て、先に実施例で説明した動作を実行するようにする。
【0075】また、SCSI中継装置106と低速デバ
イス103との接続にも、SCSIバスを用いたが、こ
れは、他のインタフェ−ス、たとえば、RS232Cイ
ンタフェ−ス等を用いて接続するようにしてもよい。
【0076】また、以上の説明では、デバイス接続用バ
スとして、SCSIバスを用いた場合について説明した
が、転送速度の調停とバスの一時解放を認める他のプロ
トコルに従ったバスを用いるようにしてもよい。この場
合のデータ転送のためのシ−ケンスは、採用したバスの
プロトコルに従い実施するようにする。
【0077】以上のように、本実施例によれば、低速デ
バイスやホストコンピュ−タは、特に、SCSI中継装
置を意識せず、SCSI中継装置を低速デバイスやホス
トコンピュ−タと意識して動作することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、低速なデータ転送しか行なうことのできないデバイ
スを利用する場合に生じる、デバイス接続用バスの利用
効率の劣化の低減を、ホストコンピュ−タを含む各SC
SIデバイスを何ら変更することなしに実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る情報処理システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】SCSIバスにおけるデータ転送モ−ドを示す
タイミングチャ−トである。
【図3】本発明の実施例に係る低速なSCSIデバイス
からホストコンピュ−タへのデータのリ−ド動作のシ−
ケンスを示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る低速なSCSIデバイス
へのホストコンピュ−からのデータのライト動作のシ−
ケンスを示す図である。
【図5】従来の情報処理システムの構成を示すブロック
図である。
【図6】従来のSCSIデバイスとホストコンピュ−タ
との間のデータ転送のシ−ケンスを示す図である。
【符号の説明】
101…ホストコンピュ−タ 102a、102b、103…SCSIデバイス 104、104a、104b…終端抵抗 105…SCSIバス 105a…メインSCSIバス 105b…サブSCSIバス 106…SCSI中継装置 107a…メインSCSIバス側SCSIコントロ−ラ 107b…サブSCSIバス側SCSIコントロ−ラ 108…デ−タバッファ 109…マイコン 110…内部バス 111…IDスイッチ 112a、102b…コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 浩二 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内 (72)発明者 上野 岳洋 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内 (72)発明者 林 優 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内 (72)発明者 吉田 徹 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1以上のイニシエ−タと1以上のタ−ゲッ
    トを接続可能なバスと、デバイスを接続したサブバスと
    に、それぞれ接続し、前記イニシエ−タと前記デバイス
    間のデータ転送を仲介するバス中継装置であって、 前記デバイスのIDと前記イニシエ−タのIDの設定を
    受付ける手段と、受付けたIDを保持する手段と、前記
    イニシエ−タに対して前記デバイスとして、前記デバイ
    スの代わりに、前記イニシエ−タとの間で前記バスを用
    いて行なう転送の転送速度を調停する手段と、前記デバ
    イスに対して前記イニシエ−タとして、前記イニシエ−
    タの代わりに、前記デバイスとの間で前記バスを用いて
    行なう転送の転送速度を調停する手段と、前記イニシエ
    −タが前記デバイスに与えられたIDに対してバス上に
    発行した要求を取り込む手段と、取り込んだ要求に応じ
    て接続したデバイスを、前記イニシエ−タの代わりに、
    前記イニシエ−タとして制御し、制御に対する前記デバ
    イスの応答に基づいて前記取り込んだ要求に対する実行
    結果を、前記イニシエ−タに対して前記デバイスとし
    て、保持した前記イニシエ−タのIDを有するイニシエ
    −タに応答する制御手段とを有することを特徴とするバ
    ス中継装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバス中継装置であって、 前記バス中継装置は、前記イニシエ−タとデバイス間で
    転送されるデータを、一旦、保持するバッファを有し、 前記制御手段は、前記イニシエ−タより取り込んだ要求
    がデータの読み出しの要求だったときに、要求されたデ
    ータが既に前記バッファに存在しない場合は、前記バッ
    ファに当該要求で読み出しを要求されたデータを含むデ
    ータを前記デバイスより前記バッファに読み出し、要求
    されたデータが既に前記バッファに存在する場合は、当
    該バッファのデータを前記実行結果として前記イニシエ
    −タに応答することを特徴とするバス中継装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のバス中継装置であって、 前記バス中継装置は、前記イニシエ−タとデバイス間で
    転送されるデータを、一旦、保持するバッファを有し、 前記制御手段は、前記イニシエ−タより取り込んだ要求
    がデータの書き込みの要求だったときに、要求されたデ
    ータを一旦前記バッファに書き込んだ後、前記デバイス
    を制御して、前記バッファに書き込まれているデータ
    を、前記デバイスに書き込み、当該書き込みに対する前
    記デバイスの応答に基づいて前記取り込んだ書き込みの
    要求に対する実行結果を、前記イニシエ−タに対して前
    記デバイスとして、保持した前記イニシエ−タのIDを
    有するイニシエ−タに応答することを有することを特徴
    とするバス中継装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6862642B1 (en) * 2001-05-15 2005-03-01 Adaptec, Inc. Expander device and method for resetting bus segments in I/O subsystem segmented with expanders
JP2008269467A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Hitachi Ltd 転送システム、イニシエータデバイス及びデータ転送方法

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