JPH07281233A - 振れ検出機能付きカメラ - Google Patents
振れ検出機能付きカメラInfo
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- JPH07281233A JPH07281233A JP9394794A JP9394794A JPH07281233A JP H07281233 A JPH07281233 A JP H07281233A JP 9394794 A JP9394794 A JP 9394794A JP 9394794 A JP9394794 A JP 9394794A JP H07281233 A JPH07281233 A JP H07281233A
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Abstract
外部装置との通信を、カメラの前カバーの取外しや穴を
空けたりすることなく行なえるようにする。 【構成】 カメラの振れを検出する振れ検出センサ3,
4を有する振れ検出装置2と、その検出結果に基づいて
像振れを防止する振れ補正装置37と備える。これら振
れ検出装置と振れ補正装置を制御する制御装置25を、
カメラの外部装置と通信可能に構成する。その通信を行
なうための通信端子50を、振れ検出センサの実装基板
とは独立する部分、たとえば別の基板9上に設ける。
Description
る振動に起因する像振れを補正する振れ検出装置を備え
た振れ検出機能付きカメラに関する。
は、従来から種々の提案がなされている。すなわち、こ
の振れ検出機能付きカメラは、手振れ等に起因するカメ
ラ振れ量を検出する手振れセンサ(たとえば角速度セン
サ)と、この手振れセンサの検出出力に基づいて、撮影
レンズを構成する手振れ補正光学系を光軸と直交する方
向に電動モータ等により駆動する防振駆動機構とを備え
ている。そして、この防振駆動機構の作動により、カメ
ラ振れに起因する撮影画像の像振れを補正するようにな
っている。
メラにあっても、一般的なカメラと同様に、カメラ内部
に組込んだ振れ検出装置、防振駆動機構を始め、測距、
測光装置、その他各種駆動機構や制御装置等の調整、検
査等を、製造時あるいは修理を行なう際に、サブアッセ
ンブリ状態で外部装置と接続して行なうことが必要とな
っている。
たりする際には、カメラ内部の制御装置を、カメラ外部
の装置と電気的に接続し、通信によってカメラを随意に
作動させたり、調整、検査をすることが、従来から行わ
れている。このような調整、検査としては、ピントバッ
ク調整、振れ検出、補正関係の各種調整、測距、測光等
の調整、その他がある。
検出機能付きカメラにおいて外部装置と電気的に接続し
て調整、検査を行なうに際しては、以下のような問題を
生じていた。
れ検出装置や防振駆動機構は、カメラ本体の前面側で鏡
筒回りの一部に設けられることが多く、たとえば振れ検
出センサが実装される基板は、前カバーとカメラ本体と
の間に配置される。したがって、このセンサ基板上に前
述したカメラ外部装置との通信用の接点端子を設ける
と、カメラの前方から外部装置の端子であるプローバを
当てなければならない。
いる前カバーの取扱いは以下の二通りとなる。その一つ
は、前カバーを取外し、センサ基板を全て露出させた状
態で接点端子を露呈させ、これにプローバを当てる方法
である。また、もう一つは、前カバーのセンサ基板に対
応する個所に穴を空け、プローバの差込みを可能とする
方法である。
れ問題点がある。たとえば前者の方法は、カメラの完成
状態では採用できず、外部装置との通信はできない。
はファインダ用の光が透過する窓と一体に形成されてい
るものが多い。しかも、これらの窓には、たとえばフィ
ルタ効果やレンズ効果等の光学的性能を持たせているも
のも多い。そして、光学的性能がないものであっても、
AF等というように微妙な調整が必要なユニットではカ
バーの有無による精度にずれが生じる。これにより、測
距、測光、ファインダ等がからむ作動、調整、検査は上
記の方法は適さない。
ず、カメラの調整、検査を、前カバーをも組付けた完成
状態で行ななえるが、この場合に前カバーに空けた穴を
隠すための部材が必要になる。しかも、このような隠す
ための部材はコスト上からもデザイン上からも、さらに
作業上からも歓迎されないもので、これらの問題点を一
掃できる何らかの対策を講じることが望まれている。
れ検出センサを搭載したセンサ基板に、外部装置からの
プローバを当てると変形を生じる虞れがある。そして、
このような場合に、異常な検出信号を出す虞れがあり、
調整、検査時において問題となるもので、このような点
にも配慮しなければならない。
れたものであり、カメラの外部装置との通信用としての
通信端子を、前カバーが組み付けられたカメラの組立完
成に近い状態であっても、プローバを当てることによる
通信が簡単に行なえ、各部での微妙な調整、検査等も可
能となり、しかもコストやデザイン上でも問題もなく、
さらに異常な検出信号等も生じることのないように構成
してなる振れ検出機能付きカメラを得ることを目的とし
ている。
ために本発明に係る振れ検出機能付きカメラは、カメラ
の振れを検出する振れ検出センサを有する振れ検出装置
と、その検出結果に基づいて像振れを補正する振れ補正
装置と、これら振れ検出装置と振れ補正装置を制御する
制御装置を備え、この制御装置を、カメラの外部装置と
通信可能に構成し、かつその通信を行なうための通信端
子を、振れ検出センサの実装基板とは独立する部分、た
とえば別の基板上に設けたものである。
の制御装置のための通信端子を、振れ検出センサの基板
とは独立している他の基板、たとえば測光、測距回路が
搭載されかつこれらの回路自身の調整のための通信端子
を必要としている基板等に設けているので、カメラ本体
に前カバーを予め組立てた状態で、外部装置のプローバ
を当てて通信を行なえ、前カバーの取外しは不要であ
り、また穴を空けることによるコストやデザイン上でも
問題も生じることがなく、さらにセンサの基板へ直接プ
ローバを当てないことから、異常な検出信号を生じる虞
れもない。
付きカメラの一実施例を示すものであり、これらの図に
おいて、まず、図2および図3において符号1で示すカ
メラ本体の全体の概略構成を、以下に簡単に説明する。
明らかなように、振れ補正機能付きズーム撮影レンズ鏡
筒31を中心部に持ち、カメラ本体1の前側(被写体
側)から見て左側にフィルムパトローネ21(図2参
照)を入れるパトローネ室Bを備えている。
れ検出基板2と電源電池14を配置し(図2、図3参
照)、電源電池14の後側にも電源電池15を収納され
ている。さらに、電源電池15の後側には、撮影者がカ
メラをホールドし易い形状に成形したグリップ部1aが
形成され、このグリップ部1a内にストロボコンデンサ
19が収納されている。
回路部12を接続するリード線19a(図2および図3
参照)が、振れ検出基板2の下部であるカメラ本体1の
底部空間部分に配線されている。
向(X軸方向)の振れ量を検出する角加速度検出センサ
すなわち振れ検出センサ3が、リード線19aの上部で
電源電池14の横に取付けられている。また、ピッチ方
向(Y軸方向)の振れ量を検出する角加速度検出センサ
すなわち振れ検出センサ4は、カメラ本体1の内部の限
られた空間を有効に使用するために、電源電池14とヨ
ー方向の振れ量を検出する振れ検出センサ3の上側空間
に取付けられている。
る振れ検出の起動を兼ねるシャッタレリーズスイッチの
ON、OFF操作を行なうシャッタレリーズ釦である。
また、ズーム撮影レンズ鏡筒31は、図2に示すよう
に、撮影レンズ群32,33および36を備え、さらに
撮影レンズ群33にはシャッタ装置34が取付けられて
いる。
センサ3,4からの検出情報に基づいて、振れ補正レン
ズ駆動機構37により駆動されるように構成されてい
る。
分には、図3から明らかなように、オートフォーカスの
ための測距装置である赤外光投光ブロック10および赤
外光受光ブロック11と、カメラの動作制御のためのC
PU8および外部表示用LCDブロック7が実装された
メイン制御回路基板9と、対物レンズ6aと接眼レンズ
6bを含んだファインダブロック6(図2参照)とが配
置されている。なお、前記メイン制御回路基板9には、
測光、測距回路やシャッタ制御回路等も搭載されてい
る。
より見て右側部分には、スプール室Aが設けられている
(図2参照)。このスプール室Aは、フィルム給送モー
タを内蔵したスプール20を有する。また、このスプー
ル室Aの前側(被写体側)スペースには、ズーム撮影レ
ンズ鏡筒31の駆動用モータ16と、駆動用ギアユニッ
ト17が配置されている(図3参照)。さらに、このス
プール室Aの上側には、ストロボ発光部13とストロボ
回路部12とが配置されている。
メラ本体1における重心位置を示している。さらに、図
2中45はカメラ本体1の前面側に配設される前カバー
で、前記振れ検出センサ3,4が実装されている振れ検
出基板2は、カメラ本体1と前カバー45との間に挾み
込まれて配置される。なお、図2において46は前カバ
ーの分離ラインである。
機構制御のための制御装置であるCPU25が搭載され
るメインFPC基板で、このメインFPC基板24は、
接続片24aが前記振れ検出基板2とコネクタ18によ
って接続されるように構成されている。そして、メイン
FPC基板24は、その上端部が前記シャッタ制御等を
始めとする各種の撮影動作制御を行なうためのメイン制
御回路基板9に接続されている。なお、図1、図3にお
いて符号60は周知のシャッタレリーズ釦で、メイン制
御回路基板9上に接続されるメインFPC基板24の接
続端部分に位置して設けられ、レリーズ釦60への押圧
操作を基板9で受けて、センサの基板2等が変形しない
ようになっている。また、図1中26は振れ検出基板2
上のセンサ3,4と電気的接続を行なうためのFPC基
板で、振れ補正レンズ駆動機構37に接続されるととも
に、一端26aが前記メインFPC基板24に接続さ
れ、かつ他端は図示しないレンズ鏡筒31の後端部から
引き出され、接続端27,28が前記メイン制御回路基
板9に接続されている。
成において、振れ検出センサ3,4を有する基板2や振
れ補正レンズ駆動機構37を制御するCPU25を有す
るメインFPC基板24を外部装置と通信可能とするた
めに、前記センサ3,4を有する基板2とは独立してい
る部分であるメイン制御回路基板9上であって、その後
方側でカメラ本体1に前カバー45が取り付いていて
も、調整、検査用としてのカメラの外部装置におけるプ
ローバ(図示せず)による接触接続が可能である場所で
ある部分に、通信端子50を設置している。
出センサ3,4を有する基板2や振れ補正レンズ駆動機
構37の制御装置であるメインFPC基板24のための
通信端子50を、振れ検出センサ3,4の基板2とは独
立している他の基板、この実施例ではカメラ本体1上部
に配置されかつ測光、測距回路が搭載されることにより
これらの回路自身の調整のための通信端子を必要として
いる基板であるメイン制御回路基板9に設けているの
で、カメラ本体1に前カバー45を予め組立てた状態
で、外部装置のプローバを当てて通信を簡単にしかも確
実に行なえ、また前カバー45の取外しは不要となる。
空けることによるコストやデザイン上でも問題も生じる
ことがなく、またセンサ3,4の基板2へ直接プローバ
を当てないことから、従来のような変形等を招くことも
なく、異常な検出信号を生じる虞れもない。また、上述
した構成では、センサ3,4の外部との通信用である通
信端子50を、たとえば測光、測距回路が搭載されかつ
これらの回路自身の調整のための通信端子を必要として
いる基板9に併用して設けており、構成上からも、また
作業性の面でも優れている。
定されず、振れ検出機能付きカメラでの各部の形状、構
造等を適宜変形、変更し得ることは言うまでもない。
に配置されるメイン制御回路基板9の一部に通信端子5
0を設け、これにより前カバー45をカメラ本体1に組
付けた状態で外部装置のプローバを当てて通信を行なえ
るようにした場合を例示したが、本発明はこれに限定さ
れず、カメラを前カバー45が組み付いたをサブアッセ
ンブリ状態で外部装置により調整、検査を行なえる部位
であれば、適宜の個所に通信端子を設けることは自由で
ある。要は、この通信端子を、適宜の結線接続手段によ
り前記センサ3,4を搭載した基板2と接続し、その調
整等を行なえるようになっておればよい。
出機能付きカメラによれば、カメラの振れを検出する振
れ検出センサを有する振れ検出装置と、その検出結果に
基づいて像振れを補正する振れ補正装置と、これら振れ
検出装置と振れ補正装置を制御する制御装置を備え、こ
の制御装置をカメラの外部装置と通信可能に構成し、か
つこの通信を行なうための通信端子を、振れ検出センサ
を実装した基板とは独立する部分、たとえば振れ検出セ
ンサを実装した基板とは別の基板上に設けているので、
簡単な構造であるにもかかわらず、以下のような優れた
効果を奏する。
前カバーを予め組立てた状態で、外部装置のプローバを
当てて通信を簡単にしかも確実に行なえ、従来のような
前カバーの取外しは不要であり、また穴を空けることに
よるコストやデザイン上でも問題も生じることはない。
さらに、本発明によれば、センサを実装した基板へ直接
プローバを当てないことから、変形による異常な検出信
号を生じる虞れもない。
外部との通信用としての端子を、たとえば測光、測距回
路が搭載されかつこれらの回路自身の調整のための通信
端子を必要としている基板に併用して設けることによ
り、構成上からも、また作業性の面でも優れている。
施例を示し、要部となる振れ検出センサ部を含めたカメ
ラ内部での基板配設状態を示す概略斜視図である。
ラの一実施例を示す部分的に断面した概略平面図であ
る。
ラの一実施例を示す概略正面図である。
れ検出センサ、8‥‥CPU、9‥‥メイン制御回路基
板、12‥‥ストロボ回路部、13‥‥ストロボ発光
部、14,15‥‥電源電池、19‥‥ストロボコンデ
ンサ、19a‥‥リード線、24‥‥メインFPC基
板、25‥‥CPU(制御装置)、26‥‥FPC基
板、31‥‥前面レンズ鏡筒、32,33,36‥‥撮
影レンズ群、34‥‥シャッタ装置、35‥‥振れ補正
レンズ群、37‥‥振れ補正レンズ駆動装置、40‥‥
シャッタレリーズ釦、45‥‥前カバー、50‥‥通信
端子、60‥‥シャッタレリーズ釦。
Claims (2)
- 【請求項1】 カメラの振れを検出する振れ検出センサ
を有する振れ検出装置と、 この振れ検出装置の検出結果に基づいて像振れを補正す
る振れ補正装置と、 前記振れ検出装置と振れ補正装置とを制御する制御装置
を備え、 この制御装置はカメラの外部装置と通信可能に構成さ
れ、かつこの通信を行なうための通信端子が、前記振れ
検出センサを実装した基板とは独立する部分に設けられ
ていることを特徴とする振れ検出機能付きカメラ。 - 【請求項2】 請求項1記載の振れ検出機能付きカメラ
において、 制御装置をカメラ外部装置と通信可能に接続するための
通信端子を、振れ検出センサを実装した基板とは別の基
板上に設けたことを特徴とする振れ検出機能付きカメ
ラ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9394794A JPH07281233A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 振れ検出機能付きカメラ |
US08/356,002 US5557357A (en) | 1993-12-14 | 1994-12-14 | Camera having anti-vibration function with improved connection and placement of anti-vibration components |
US08/646,106 US5614974A (en) | 1993-12-14 | 1996-05-07 | Camera having anti-vibration function with improved connection and placement of anti-vibration components |
US08/767,646 US5708865A (en) | 1993-12-14 | 1996-12-17 | Camera having anti-vibration function with improved connection and placement of anti-vibration components |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9394794A JPH07281233A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 振れ検出機能付きカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07281233A true JPH07281233A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=14096638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9394794A Pending JPH07281233A (ja) | 1993-12-14 | 1994-04-08 | 振れ検出機能付きカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07281233A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005189573A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Nikon Corp | レンズ鏡筒ユニット |
WO2015060256A1 (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-30 | 富士フイルム株式会社 | 撮像モジュールの製造方法及び撮像モジュールの製造装置 |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP9394794A patent/JPH07281233A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005189573A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Nikon Corp | レンズ鏡筒ユニット |
JP4543677B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2010-09-15 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒ユニット |
US8264556B2 (en) | 2003-12-26 | 2012-09-11 | Nikon Corporation | Lens barrel unit |
WO2015060256A1 (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-30 | 富士フイルム株式会社 | 撮像モジュールの製造方法及び撮像モジュールの製造装置 |
JPWO2015060256A1 (ja) * | 2013-10-22 | 2017-03-09 | 富士フイルム株式会社 | 撮像モジュールの製造方法及び撮像モジュールの製造装置 |
US10048462B2 (en) | 2013-10-22 | 2018-08-14 | Fujifilm Corporation | Manufacturing method of imaging module |
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A521 | Written amendment |
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