JPH08304682A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

Info

Publication number
JPH08304682A
JPH08304682A JP11300795A JP11300795A JPH08304682A JP H08304682 A JPH08304682 A JP H08304682A JP 11300795 A JP11300795 A JP 11300795A JP 11300795 A JP11300795 A JP 11300795A JP H08304682 A JPH08304682 A JP H08304682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens barrel
lens
barrel
unit
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11300795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitoshi Kitagawa
好寿 北川
Akira Katayama
彰 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP11300795A priority Critical patent/JPH08304682A/ja
Publication of JPH08304682A publication Critical patent/JPH08304682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ鏡筒の組立て後に、センサの検出方向
の調整、センサの作動チェック又は回路の導通のチェッ
ク等の操作を、最小限の分解により最小限の作業量で行
えるレンズ鏡筒を提供する。 【構成】 三脚座4を固定筒1から取り外した場合に外
部に露出する固定筒1の部分に偏心ネジ35に通じる開
口12を設け、この開口12を通じて偏心ネジ5による
振動検出センサ32の検出方向の調整等のレンズ鏡筒1
00に関する種々の操作がレンズ鏡筒100の外部から
行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチルカメラやビデオ
カメラ等の撮像装置のレンズ鏡筒に関し、特に、レンズ
鏡筒内に設けられ撮影者の手ブレを補正する像振れ防止
機構の調整等の操作をレンズ鏡筒の外部から行うことが
できるレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の一眼レフ、交換レンズ等における
電子化は著しく、カメラ本体側からレンズ側へ、あるい
はレンズ側からカメラ本体側へ情報を相互に伝達するこ
とによって種々の制御を行っている。また、カメラ本体
の内部、又はレンズ内部においても種々の情報の授受が
行われている。このような情報授受により、撮影に関す
る自動化が促進され、AE(自動露出制御)、AF(自
動焦点制御)等の制御が可能になった。
【0003】現在、カメラに残されている課題の一つと
して撮影者の手ブレによる振動を補正することにより、
いわゆる手ブレ写真をなくす、という課題がある。この
手ブレを防止する対策として、撮影者の手ブレを打ち消
すようレンズ鏡筒内のレンズを駆動する機構が知られて
いる。
【0004】この手ブレ補正機構は、レンズ鏡筒内に、
レンズ鏡筒の光軸に対して略直交する方向の振動を検出
するための複数のセンサと、これらのセンサからの信号
を処理する信号処理基板と、レンズを駆動するアクチュ
エータを設ける。このような構成により、センサが撮影
者の手ブレを検出し、センサからの手ブレ検出信号から
手ブレを打ち消すために必要なレンズの移動方向と移動
量を信号処理基板が算出し、これに基づき、アクチュエ
ータが手ブレによる振動を打ち消す方向にレンズを駆動
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のレ
ンズ鏡筒においては、撮影者の手ブレに起因する振動を
検出するセンサは、一定の方向(検出方向)に精度よく
取り付けられている必要があった。センサの取付け精度
が悪いと、所望のブレ補正効果が期待できないからであ
る。このため、レンズ鏡筒の組立てにあたっては、組立
ての途中でセンサの検出方向を調整したり、センサと信
号処理基板とアクチュエータ等が正常に作動するか否か
をチェックしながら組み立てる必要があった。また、何
らかの要因でセンサの取付け方向に誤差が生じたことが
レンズ鏡筒の組立て後に判明した場合には、センサ取付
け位置の調整が可能な段階までさかのぼって分解し、再
度調整を行わなければならない、といった問題点があっ
た。また、センサにより検出された信号や、レンズの補
正駆動量を演算した信号等を伝えるためのフレキシブル
基板の途中に断線などが発生した場合にも、上記と同様
の問題があり、この場合には、フレキシブル基板の導通
チェックを行うために、フレキシブル基板の導通部が露
出するまで分解しなければならなかった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、レンズ鏡筒の
組立て後に、センサの検出方向の調整、センサの作動チ
ェック又は回路の導通のチェック等の操作を、最小限の
分解により最小限の作業量で行えるレンズ鏡筒を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、筒体(1)と、この筒体
(1)に収納され被写体を撮影するレンズ群(L1〜
3)と、操作部(3,5)と、前記筒体(1)に着脱可
能な着脱部材(4)と、を有するレンズ鏡筒(100)
であって、前記着脱部材(4)を前記筒体(1)から取
り外した場合に外部に露出する筒体(1)の部分に前記
操作部(3,5)に通じる開口(12,13)を設け、
この開口(12,13)を通じて前記操作部(3,5)
による前記レンズ鏡筒(100)に関する操作が前記レ
ンズ鏡筒(100)の外部から行なえることを特徴とす
る。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1に
記載したレンズ鏡筒において、前記操作部(3,5)に
おける操作は前記レンズ鏡筒(100)に関する電子部
品の調整又は検査若しくは条件設定であり、かつ、前記
操作部(3,5)による前記レンズ鏡筒(100)に関
する電子部品の調整又は検査若しくは条件設定が前記開
口(12,13)を通じて前記レンズ鏡筒(100)の
外部から行なえることを特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は請求項2に記載したレンズ鏡筒において、前記操作部
は、前記レンズ鏡筒(100)により撮影を行なった場
合の振動を検出する振動検出部(32)と、この振動検
出部(32)の振動検出方向を調整可能な検出調整部
(31,35,36,37)と、前記振動検出部(3
2)からの検出出力に応じて前記振動を打ち消すように
前記レンズ群(L3)を駆動するレンズ駆動部(21)
を有し、前記検出調整部(31,35,36,37)に
おける前記振動検出方向の調整が前記開口(12)を通
じて前記レンズ鏡筒(100)の外部から行なえること
を特徴とする。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3のいずれか1項に記載したレンズ鏡筒にお
いて、前記操作部は、前記レンズ群(L3)に関する電
気的信号の処理又は伝達を行なう信号処理伝達部(5)
と、この信号処理伝達部(5)における前記電気的信号
の処理又は伝達の状況が所望の状況であるか否かを検査
可能な検査部(54)を有し、前記検査部(54)にお
ける前記電気的信号の処理又は伝達の状況の検査が前記
開口(13)を通じて前記レンズ鏡筒(100)の外部
から行なえることを特徴とする。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし請求項4のいずれか1項に記載したレンズ鏡筒にお
いて、前記着脱部材は、前記筒体(1)を支持するため
の三脚を前記筒体(1)に取り付けるための三脚座
(4)であることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明によれ
ば、着脱部材(4)を筒体(1)から取り外した場合に
外部に露出する筒体(1)の部分に、操作部(3,5)
に通じる開口(12,13)を設けるようにしたので、
レンズ鏡筒(100)を組み立てた後に、着脱部材
(4)を取り外し、開口(12,13)を外部に露出さ
せることにより、レンズ鏡筒(100)に関する操作が
この開口(12,13)を通じてレンズ鏡筒(100)
の外部から行なえる。
【0013】また、上記構成を有する請求項2記載の発
明によれば、レンズ鏡筒(100)を組み立てた後に、
開口(12,13)を外部に露出させることにより、レ
ンズ鏡筒(100)に関する電子部品の調整又は検査若
しくは条件設定が開口(12,13)を通じてレンズ鏡
筒(100)の外部から行なえる。
【0014】また、上記構成を有する請求項3記載の発
明によれば、レンズ鏡筒(100)を組み立てた後に、
開口(12)を外部に露出させることにより、検出調整
部(31,35,36,37)における振動検出方向の
調整が開口(12)を通じてレンズ鏡筒(100)の外
部から行なえる。
【0015】また、上記構成を有する請求項4記載の発
明によれば、レンズ鏡筒(100)を組み立てた後に、
開口(13)を外部に露出させることにより、検査部
(54)における電気的信号の処理又は伝達の状況の検
査が開口(13)を通じてレンズ鏡筒(100)の外部
から行なえる。
【0016】また、上記構成を有する請求項5記載の発
明によれば、着脱部材は、筒体(1)を支持するための
三脚を筒体(1)に取り付けるための三脚座(4)であ
るので、特別の着脱部材を設ける必要がなく、既存の部
材を有効活用できる。
【0017】
【実施例】以下、図面等を参照しながら、実施例をあげ
て、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に係るレ
ンズ鏡筒の一実施例である一眼レフカメラ用交換レンズ
の構成を示す縦断面図であり、図2は、図1に示す一眼
レフカメラ用交換レンズにおけるA−A断面の構成を示
す横断面図である。図3は、図1に示すレンズ鏡筒にお
けるブレ補正部のセンサ基板の構成を示す平面図であ
る。
【0018】まず、本実施例の構成について説明する。
図に示すように、この一眼レフカメラ用交換レンズ10
0は、筒体である固定筒1と、この固定筒1の内部の前
方に配置される固定レンズ群L1及びフォーカシング用
レンズ群L2と、フォーカシング用レンズ群L2を光軸
Aの方向に駆動することにより自動焦点合せ制御(AF
制御)を行なうレンズ駆動部11と、固定筒1の略中央
部に配置される可動筒2と、この可動筒2の内部に配置
されるブレ補正用の光学系であるブレ補正用レンズ群L
3と、ブレ補正用レンズ群L3を光軸Aに対して略直交
する方向に駆動するレンズ駆動部21と、固定筒1の内
部の後方に配置されるブレ補正部3及びフレキシブル基
板5と、固定筒1の外部の後方に配置される着脱部材で
ある三脚座4を備えて構成されている。
【0019】上記のブレ補正部3は、ブレ補正用の処理
・制御系であり、センサ基板31と、センサ基板31上
に配置された振動検出部である振動検出センサ32と、
コネクタ34と、偏心ネジ35と、この偏心ネジ35が
嵌合する長穴36(図3参照)と、ピン37(図3参
照)を有している。このセンサ基板31は、図2に示す
ように、x方向とy方向についてそれぞれ1つずつ設け
られている。また、上記の偏心ネジ35の後述するネジ
頭部35Hは、長穴36に嵌合している(図3参照)。
【0020】上記の振動検出センサ32は、このレンズ
鏡筒100の光軸直角方向のブレを振動として検出する
センサであり、本実施例では角速度センサが用いられて
いる。しかし、他の形式のセンサ、例えば、角度セン
サ、加速度センサ、位置(変位)センサ等を用いてもか
まわない。上記の振動検出センサ32は、ブレ補正部3
内のセンサ基板31上に固定されている。センサ基板3
1は、図3に示すように、ピン37により所定の力を加
えれば、図上で点線矢印で示す方向に回転可能な状態で
固定筒1に取り付けられている。
【0021】また、上記のセンサ基板31上には、図示
はしていないが、上記の振動検出センサ31が出力した
振動検出信号を処理するための信号処理回路、増幅器、
抵抗等が実装されている。さらに、上記のコネクタ34
は、上記の図示しない信号処理回路等とフレキシブル基
板5を電気的に接続し、図示しない信号処理回路により
処理された振動検出センサ32の出力をレンズ駆動部2
1へ伝達する。レンズ駆動部21には、図示しない演算
部とアクチュエータが設けられており、フレキシブル基
板5を経て入力された振動検出センサ32の出力から、
ブレによるフィルム面での像移動量を補正するために駆
動すべきブレ補正レンズ群L3のレンズ移動量を演算
し、そのレンズ移動量だけアクチュエータを駆動するた
めの制御信号を出力する。
【0022】上記の偏心ネジ35のさらに詳細な構成を
図4(A)に示す。図に示すように、この偏心ネジ35
は、直線状の溝部35Cを有する略円盤状のネジ頭部3
5Hと、外周部に雄ネジ部35Sが設けられた略円柱状
のネジ尾部35Bを備えて構成されている。しかし、こ
の偏心ネジ35は、ネジ頭部の中心とネジ尾部の中心と
が一致する通常のネジとは異なり、ネジ頭部の中心とネ
ジ尾部の中心との間に所定のズレが設けられている。こ
のため、この偏心ネジ35のネジ頭部35Hの直線状の
溝部35Cにマイナスドライバ(図示せず)をあてがっ
て回転させると、偏心ネジ35のネジ頭部35Hは、自
らの中心を回転中心とする円運動ではなく、図4(B)
に示すように、ネジ尾部35Bの中心Pを回転中心とす
る偏心円運動を行なう。したがって、回転に伴い、ネジ
頭部35Hの外縁は、図4(B)の図上における左右方
向にも上下方向にも往復運動を行なう。この場合、ネジ
頭部35Hは、長穴36に嵌合しているため、図上の上
下方向に往復運動する場合には長穴36に力を加えるこ
となく自由に動けるが、図上の左右方向に往復運動する
場合には長穴36に図上左右方向の力を加える。センサ
基板31は、図3に示すように、ピン37により回転自
由に支持されているから、長穴36に図上左右方向の力
が加わると、長穴36は図4(B)において点線で示す
ように動き、これに伴いセンサ基板31はピン37を回
転中心として図3の点線矢印に示す方向に回転する。
【0023】また、上記の三脚座4はこのレンズ鏡筒1
00を支持する三脚(図示せず)にレンズ鏡筒100を
取り付けるための部材であり、固定筒1の後方外周部に
嵌合可能な内径を有する座本体41と、固定筒取付け部
43と、締付けボルト42と、三脚取付け部44を有し
ている。固定筒取付け部43の内周には雌ネジが設けら
れており、この雌ネジと螺合可能な雄ネジを有する固定
筒1の外周後方部に取り付けられるように構成されてい
る。また、締付けボルト42は、座本体41に開けられ
た光軸直角方向のボルト穴44に取り付けられ、固定筒
1に螺合した座本体41をさらに締め付けて固定する。
三脚取付け部44は内部に雌ネジが設けられたボルト穴
であり、図示しない三脚のボルトと螺合することによ
り、三脚を固定する。したがって、上記の三脚取付け部
44から三脚(図示せず)を取り外した後、締付けボル
ト42を緩め、さらに固定筒取付け部43の部分を回転
させて緩めれば、この三脚座4全体を固定筒1から取り
外すことができる。
【0024】また、上記の三脚座4が取り付けられた固
定筒1の部分には、図1及び図2に示すように、貫通す
る第1開口12及び第2開口13が設けられている。こ
れらの開口は、図2に示すように、x方向とy方向にそ
れぞれ1個ずつ設けられている。
【0025】上記のフレキシブル基板5のさらに詳細な
構成を図5に示す。図に示すように、このフレキシブル
基板5は、上記の振動検出センサ31が出力した振動検
出信号を処理・伝達するための信号処理伝達部であり、
可撓性を有する基板本体51と、この基板本体51の一
端に設けられ上記のコネクタ34に接続するコネクタ接
続部52と、抵抗やコンデンサ等の素子53と、後述す
る検査部54を有している。このフレキシブル基板5
は、図2に示すように、x方向とy方向についてそれぞ
れ1つずつ設けられている。
【0026】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、上記のレンズ鏡筒100の組立て後に、上述した
ブレ補正部3のセンサ基板31の検出方向が所望の方向
よりもずれていることが判明した場合の調整について説
明する。この場合には、まず、上記の三脚取付け部44
から三脚(図示せず)を取り外した後、締付けボルト4
2を緩め、さらに固定筒取付け部43の部分を回転させ
て緩めて、三脚座4全体を固定筒1から取り外す。この
状態では、図2からわかるように、第1開口12が開口
するので、x方向あるいはy方向のセンサ基板31上の
偏心ネジ35が外部に露出する。したがって、この第1
開口12からドライバ等を挿入し、偏心ネジ35の頭部
35Hの溝部35Cにあてがい、回転させることによ
り、センサ基板31をピン37を回転中心として図3の
点線矢印に示す方向に回転させることができる。これに
より、振動検出センサ32の検出方向をレンズ鏡筒10
0の外部から調整することができる。したがって、偏心
ネジ35と長穴36とピン37とセンサ基板31は検出
調整部を構成している。
【0027】次に、上記のレンズ鏡筒100の組立て後
に、上述したフレキシブル基板5に断線した部分がない
かどうか回路の導通検査を行なう場合について説明す
る。この場合には、上記の場合と同様に、三脚取付け部
44から三脚(図示せず)を取り外した後、締付けボル
ト42を緩め、さらに固定筒取付け部43の部分を回転
させて緩めて、三脚座4全体を固定筒1から取り外す。
この状態では、図2からわかるように、第2開口13が
開口するので、x方向あるいはy方向のフレキシブル基
板5上の検査部54が外部に露出する。したがって、こ
の第2開口13からテスタのプローブ針等を検査部54
接触させて通電することにより、フレキシブル基板5の
回路導通検査をレンズ鏡筒100の外部から行なうこと
ができる。
【0028】また、フレキシブル基板5に接続されてい
る各素子の動作チェックについても、上記の検査部54
に検査用の電気信号を出力することにより上記の回路導
通検査と全く同様にして行なうことができる。あるい
は、上記の第1開口12、第2開口13のほかに図示し
ない第3開口を設け、第3開口の直下に可変抵抗素子を
配置しておけば、上記のようにして三脚座を除去した
後、抵抗値を所望の値に設定することが可能となる。
【0029】したがって、上記のブレ補正部3又は偏心
ネジ35は操作部に相当している。また、フレキシブル
基板5又は検査部54は操作部に相当している。
【0030】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0031】例えば、上記実施例においては、図4
(A)において、ネジ頭部35Hに直線状の溝部35C
を有しマイナスドライバで回転可能な偏心ネジ35を図
示したが、本発明はこれには限定されず、ネジ頭部35
Hに十字状の溝部を有しプラスドライバで回転可能な偏
心ネジであってもよい。また、ネジに限らず、偏心ピン
を用いてもよい。
【0032】また、上記実施例においては、開口12,
13を通じてレンズ鏡筒100の外部から行なう操作の
例として、振動検出センサ32の検出方向の調整と、フ
レキシブル基板5の導通検査等を例に挙げて説明した
が、本発明はこれには限定されず、レンズ鏡筒100に
関する操作であればどのような操作であってもよい。例
えば、レンズ鏡筒に関する電子部品の調整又は検査若し
くは条件設定等である。また、フレキシブル基板5に関
する操作についても、単に導通検査のみならず、このフ
レキシブル基板5における電気的信号の処理又は伝達の
状況が所望の状況であるか否かの検査であればすべて可
能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、レンズ鏡筒を組み立てた後に、着脱部材を
取り外し外部に露出させた開口を通じて、レンズ鏡筒に
関する操作がレンズ鏡筒の外部から行なえるので、組立
て途中の検査や組立て後の分解等が不要になり、作業性
が向上し、製造コストを低減することができる。また、
請求項2記載の発明によれば、レンズ鏡筒を組み立てた
後に、着脱部材を取り外し外部に露出させた開口を通じ
て、レンズ鏡筒に関する電子部品の調整又は検査若しく
は条件設定がレンズ鏡筒の外部から行なえるので、組立
て途中の検査や組立て後の分解等が不要になり、作業性
が向上し、製造コストを低減することができる。また、
請求項3記載の発明によれば、レンズ鏡筒を組み立てた
後に、着脱部材を取り外し外部に露出させた開口を通じ
て、検出調整部における振動検出方向の調整がレンズ鏡
筒の外部から行なえるので、組立て途中の検査や組立て
後の分解等が不要になり、作業性が向上し、製造コスト
を低減することができる。また、請求項4記載の発明に
よれば、レンズ鏡筒を組み立てた後に、着脱部材を取り
外し外部に露出させた開口を通じて、検査部における電
気的信号の処理又は伝達の状況の検査がレンズ鏡筒の外
部から行なえるので、組立て途中の検査や組立て後の分
解等が不要になり、作業性が向上し、製造コストを低減
することができる。また、請求項5記載の発明によれ
ば、着脱部材が筒体支持用の三脚を筒体に取り付ける三
脚座であるので、特別の着脱部材を設ける必要がなく、
既存の部材を有効活用でき、また三脚座を取り付けた後
には、外部から開口が隠蔽されるのでレンズ鏡筒の意匠
美観を損なうことがなく、かつ、開口は通常は三脚座に
より隠蔽されているので、塵埃等がレンズ鏡筒内に侵入
することも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるレンズ鏡筒の構成を示
す図である。
【図2】図1に示すレンズ鏡筒におけるA−A断面の構
成を示す断面図である。
【図3】図1に示すレンズ鏡筒におけるブレ補正部のセ
ンサ基板の構成を示す平面図である。
【図4】図3に示す偏心ネジの構成と動作を示す図であ
る。
【図5】図1に示すフレキシブル基板の構成を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 固定筒 2 可動筒 3 ブレ補正部 4 三脚座 5 フレキシブル基板 11 レンズ駆動部 12 第1開口 13 第2開口 21 レンズ駆動部 31 センサ基板 32 振動検出センサ 34 コネクタ 35 偏心ネジ 35B ネジ尾部 35C 溝部 35H ネジ頭部 35S 雄ネジ部 36 長穴 37 ピン 41 座本体 42 締付けボルト 43 固定筒取付け部 44 三脚取付け部 51 基板本体 52 コネクタ接続部 53 素子 54 検査部 100 レンズ鏡筒 A 光軸 L1 固定レンズ群 L2 フォーカス用レンズ群 L3 ブレ補正用レンズ群 P 偏心ネジの回転中心

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体と、 この筒体に収納され被写体を撮影するレンズ群と、 鏡筒内に設けられた操作部と、 前記筒体に着脱可能な着脱部材と、 を有するレンズ鏡筒であって、 前記着脱部材を前記筒体から取り外した場合に外部に露
    出する筒体の部分に前記操作部に通じる開口を設け、こ
    の開口を通じて前記操作部における前記レンズ鏡筒に関
    する操作が前記レンズ鏡筒の外部から行なえることを特
    徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したレンズ鏡筒におい
    て、 前記操作部における操作は前記レンズ鏡筒に関する電子
    部品の調整又は検査若しくは条件設定であり、 かつ、前記操作部による前記レンズ鏡筒に関する電子部
    品の調整又は検査若しくは条件設定が前記開口を通じて
    前記レンズ鏡筒の外部から行なえることを特徴とするレ
    ンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載したレンズ
    鏡筒において、 前記操作部は、前記レンズ鏡筒が受ける振動を検出する
    振動検出部と、 この振動検出部の振動検出方向を調整可能な検出調整部
    と、 前記振動検出部からの検出出力に応じて前記振動を打ち
    消すように前記レンズ群を駆動するレンズ駆動部を有
    し、 前記検出調整部における前記振動検出方向の調整が前記
    開口を通じて前記レンズ鏡筒の外部から行なえることを
    特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載したレンズ鏡筒において、 前記操作部は、前記レンズ群に関する電気的信号の処理
    又は伝達を行なう信号処理伝達部と、 この信号処理伝達部における前記電気的信号の処理又は
    伝達の状況が所望の状況であるか否かを検査可能な検査
    部を有し、 前記検査部における前記電気的信号の処理又は伝達の状
    況の検査が前記開口を通じて前記レンズ鏡筒の外部から
    行なえることを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載したレンズ鏡筒において、 前記着脱部材は、前記筒体を支持するための三脚を前記
    筒体に取り付けるための三脚座であることを特徴とする
    レンズ鏡筒。
JP11300795A 1995-05-11 1995-05-11 レンズ鏡筒 Pending JPH08304682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11300795A JPH08304682A (ja) 1995-05-11 1995-05-11 レンズ鏡筒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11300795A JPH08304682A (ja) 1995-05-11 1995-05-11 レンズ鏡筒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08304682A true JPH08304682A (ja) 1996-11-22

Family

ID=14601107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11300795A Pending JPH08304682A (ja) 1995-05-11 1995-05-11 レンズ鏡筒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08304682A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135254A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Nikon Corp 鏡筒支持装置及び露光装置並びにデバイスの製造方法
JP2009192899A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Canon Inc レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JP2018097095A (ja) * 2016-12-11 2018-06-21 日本電産コパル株式会社 ピン、及び撮像装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135254A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Nikon Corp 鏡筒支持装置及び露光装置並びにデバイスの製造方法
JP2009192899A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Canon Inc レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JP2018097095A (ja) * 2016-12-11 2018-06-21 日本電産コパル株式会社 ピン、及び撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5133550B2 (ja) 手振補正機能付カメラにおけるジャイロセンサ取付構造
JP2002165127A (ja) 撮影装置および撮影装置における振れ補正方法および撮影装置における振れ補正装置
JP6201978B2 (ja) レンズ鏡筒及び電子機器
US6486910B1 (en) Photographing apparatus having the image blur preventing function
JP2004212982A (ja) カメラ及びレンズ位置の設定方法
US7768722B2 (en) Lens barrel
JPH0646322A (ja) 防振機能付撮影装置及び交換レンズ
JPH08304682A (ja) レンズ鏡筒
US6330398B1 (en) Vibration reduction apparatus
JP2000321612A (ja) カメラの像振れ補正装置と交換レンズとカメラ本体
US5761544A (en) Camera shake detecting device
JPH0125270B2 (ja)
JP6429506B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
US7974009B2 (en) Image fluctuation correcting apparatus
JP3964033B2 (ja) ステレオカメラの回転調整装置
JP2012138664A (ja) 撮像装置
JP2005065015A (ja) 固体撮像素子の保持構造
JPH07159834A (ja) 振れ防止装置
JP3150224B2 (ja) 振れ補正装置
JP4779679B2 (ja) 振れ検出装置、レンズ鏡筒、カメラシステム
JP2000321613A (ja) カメラの像振れ補正装置と交換レンズとカメラ本体
JPH07281233A (ja) 振れ検出機能付きカメラ
JP2021165786A (ja) 駆動装置、振れ補正装置及び撮像装置
JPH0894899A (ja) 光学機器
JP2001218089A (ja) 一眼レフデジタルカメラ用レンズユニットおよび一眼レフデジタルカメラ用レンズユニットの組み立て方法