JPH0728111Y2 - 着脱容易な金属板接合構造とそれを用いたコンテナ - Google Patents

着脱容易な金属板接合構造とそれを用いたコンテナ

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JPH0728111Y2
JPH0728111Y2 JP4874291U JP4874291U JPH0728111Y2 JP H0728111 Y2 JPH0728111 Y2 JP H0728111Y2 JP 4874291 U JP4874291 U JP 4874291U JP 4874291 U JP4874291 U JP 4874291U JP H0728111 Y2 JPH0728111 Y2 JP H0728111Y2
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年明 松田
茂 三宅
光良 福原
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マップス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は着脱容易な金属板接合構
造とそれを用いたコンテナに関し、より詳しくは先端部
を相手側接合部に挿入して20°乃至180°回動する
事により容易に着装可能であり、かつ同様に逆回動する
ことにより容易に取り外し可能な金属板接合構造とそれ
を稜の一部もしくは全部に用いたコンテナに関する。
【0002】
【従来技術と課題】従来、コンテナ(金属製容器乃至枠
体)や点検口パネル等(以下コンテナ等という。)に用
いられる金属板接合構造には、例えば図6,図7(実開
平1−158430)乃至図8(実開昭62−1852
92)に示すような溝嵌合タイプが用いられてきた。ま
たこれら以前からボルトナット接合、ピン挿入接合等の
手段も用いられて来ている。
【0003】しかし、ボルトナット接合等ではスパナ、
レンチまたはインパクトレンチ等の工具を必要とするだ
けでなく、多数の接合点を要する事からコンテナ等の組
立、分解に比較的長時間、多工数を要するという問題点
があった。加えてこの点数を少なくすると強度が保証出
来ないという問題点が生じた。
【0004】また前述の溝嵌合タイプの場合、着装時位
置決め許容差が極めて狭く、長尺パネルの場合等は特に
着装が困難であるという問題点があった。
【0005】そこで本考案者等は成可く簡単で製作容易
な断面構造であってボルトナット、ピン等を要しない嵌
合タイプの金属板接合構造を実現しようとして鋭意研究
試作した結果、本考案に到達した。
【0006】
【考案の目的】本考案の目的は、嵌合位置決めアロウア
ンスが大きく着脱容易であり、比較的断面構造が簡単で
ベンダー加工が容易であり、かつ固定するまでの回動角
が小さくて作業性に優れる金属板接合構造とそれを用い
たコンテナを提供するにある。
【0007】
【考案の構成】本考案により、断面角J字状部材10
と、断面角J字状部材10の長辺内面に固着された断面
V字状乃至不等辺V字状部材20と、断面略半円弧状部
31と断面略半円弧状部31と連続する断面直線部32
でなる拡曲J字状部材30とで成り、着装時に断面略半
円弧状部31の先端部33が、断面角J字状部材10の
先端部11に最も近い角折部内面12に接当し、かつ断
面略半円弧状部31が断面V字状乃至不等辺V字状部材
20と接している事を特徴とする着脱容易な金属板接合
構造(請求項1)、拡曲J字状部材30の断面直線部3
2に沿って補強柱40を固着した請求項1に記載の金属
板接合構造(請求項2)、着装状態で補強柱40の底面
44が断面角J字状部材10の溝底面14に接している
請求項2に記載の金属板接合構造(請求項3)、少なく
とも1つの稜に請求項1に記載の金属板接合構造を用い
たコンテナ(請求項4)、稜の全長の一部に請求項1に
記載の接合構造を用いた請求項3のコンテナ(請求項
5)が提供される。以下に実施例を用いて本考案を詳細
に説明する。
【0008】
【実施例】図1は図2のA−A断面図、図2は本考案実
施例接合構造の着装状態の斜視図である。図1、2にお
いて、1は金属板接合構造、10は断面角J字状部材、
11は部材10の先端部、12は先端部11に最も近い
角折部内面、14は部材10の溝底面、20は断面不等
辺V字状部材、21は角V字状部材10の拡曲J字状部
材30との接触面、31は拡曲J字状部材30の角V字
状部材10との接触面、33は拡曲J字状部材30の先
端部、40は補強柱、44は補強柱40の下端部、Wは
スポット溶接部である。
【0009】図3は着装前段階の接合構造1の嵌合状態
を示す断面図である図上補強柱40と角J字状部材10
の立ち上がり部との挟角θは20゜〜180゜、望まし
くは25゜〜50゜が好適である。θは25゜未満では
やや結合困難であり、50゜を超えると着装時に角J字
状部材10と拡曲J字状部材30との接触面が少なくな
るからである。
【0010】最初拡曲J字状部材30の先端部33を角
J字状部材10の広巾溝底面14に挿入するだけでよい
ので極めて容易である。
【0011】ついで矢印の方向に補強柱40を回動する
事により図1の着装状態となり、両者はしっかりと固着
される。
【0012】補強柱10がなくても接合構造1は上下左
右に固着されるが、積み重ねられるコンテナのように上
から強い荷重がかかる場合には拡曲J字状部材30が弾
性乃至塑性変形してしまい、装着固着が不完全になるこ
とがあるので、角柱、またはチャネル、アングル状の補
強柱40を付設し、上からの荷重をその下端部44が角
J字状部材10の溝底面14に接した補強柱40で支承
するようにする。こうすれば拡曲J字状部材30は撓み
変形することはない。
【0013】また装着の場合と逆方向に回動しかつ嵌合
を取り外すことにより本考案接合構造は容易に解放でき
る。
【0014】なお拡曲J字状部材30の略円弧状部31
は図1で見ると右に開口しその底部が丸められた異形V
字状断面をしているが、この略円弧状部31は双曲線、
放物線、クロソイド曲線等の他の曲線であってもよい。
要は装着時、すなわち図3のθが0になった時、V字状
部材20と密接することが出来ればよい訳である。
【0015】図4は4箇所に本考案接合構造1を用いた
コンテナの実施例(着装前または解放状態)を示す斜視
図である。
【0016】図5は同コンテナの実施例(着装中)を示
す斜視図である。
【0017】図4においてサイドパネル70,70の中
央柱下端部71,71を底部パネル50両端中央部のブ
ラケット51,51に嵌入し、また傾動パネル60,6
0の両下端に配設された本考案接合部1,1,1,1を
互に係合した上、矢印の方向に傾動させて垂直位置迄立
ち上げ、ボルトナット接合部80,80,80,80で
サイドパネル70,70と固着すると図5のような強固
なコンテナ100が出来上がる。
【0018】このコンテナ100は公知の手段により積
み重ね可能な構造にする事が出来る。
【0019】すなわち、少なくとも1つの稜に請求項1
の金属板接合構造1をその稜の全長の一部または全部に
用いる事によって着脱可能なコンテナを形成する事が出
来る。
【0020】なお本実施例では溶接はスポット溶接であ
るが、その他のシーム溶接やTIG、MIG、炭酸ガス
アーク溶接等を含むアーク溶接、電子ビーム溶接等であ
ってもよい。更に各種のリベットを含むファスナを用い
る事も出来るし、スティッチングであってもよい。
【0021】また図1における先端部33を更に約90
゜立ち上がる如く折り曲げると、180゜時計方向に補
強柱40を回動した場合にも持ち上げて取り外さない限
り、嵌合状態は維持されるのでトラック荷台のアオリ等
にも用いる事が出来る。
【0022】
【考案の効果】本考案を実施する事により前記目的のす
べてが達成される。
【0023】すなわち嵌合位置決めアロウアンスが大き
く着脱容易であり、また比較的断面構造が簡単であるか
らベンダー加工によって製作容易であり、かつ固定する
迄の回動角が小さく組立、解体作業性に優れる金属板接
合構造とそれを用いたコンテナが提供される。また本考
案接合部は特にボルト付けなどしなくても上方より持ち
上げた時も抜けないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A断面図
【図2】本考案実施例接合構造の斜視図
【図3】着装前段階の接合構造1の断面図
【図4】コンテナ実施例の斜視図
【図5】コンテナ実施例(着装中)の斜視図
【図6】従来例の断面図
【図7】従来例の断面図
【図8】従来例の断面図
【符号の説明】
1 金属板接合構造 10 断面角J字状部材 11 部材10の先端部 20 断面V字状部材 21 接触面 30 断面拡曲J字状部材 31 接触面 33 部材30の先端部 40 補強柱 44 補強柱40の下端部 W スポット溶接部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面角J字状部材10と、断面角J字状部
    材10の長辺内面に固着された断面V字状乃至不等辺V
    字状部材20と、断面略半円弧状部31と断面略半円弧
    状部31と連続する断面直線部32でなる拡曲J字状部
    材30とで成り、着装時に断面略半円弧状部31の先端
    部33が、断面角J字状部材10の先端部11に最も近
    い角折部内面12に接当し、かつ断面略半円弧状部31
    が断面V字状乃至不等辺V字状部材20と接している事
    を特徴とする着脱容易な金属板接合構造。
  2. 【請求項2】拡曲J字状部材30の断面直線部32に沿
    って補強柱40を固着した請求項1に記載の金属板接合
    構造。
  3. 【請求項3】着装状態で補強柱40の底面44が断面角
    J字状部材10の溝底面14に接している請求項2に記
    載の金属板接合構造。
  4. 【請求項4】少なくとも1つの稜に請求項1に記載の金
    属板接合構造を用いたコンテナ。
  5. 【請求項5】稜の全長の一部に請求項1に記載の接合構
    造を用いた請求項3のコンテナ。
JP4874291U 1991-05-30 1991-05-30 着脱容易な金属板接合構造とそれを用いたコンテナ Expired - Lifetime JPH0728111Y2 (ja)

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JPH04135421U JPH04135421U (ja) 1992-12-16
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