JPH0728104U - パッケージング装置 - Google Patents

パッケージング装置

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JPH0728104U
JPH0728104U JP5896393U JP5896393U JPH0728104U JP H0728104 U JPH0728104 U JP H0728104U JP 5896393 U JP5896393 U JP 5896393U JP 5896393 U JP5896393 U JP 5896393U JP H0728104 U JPH0728104 U JP H0728104U
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lever
sheet
outer rotating
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チューブ状シートに捩じり部を形成し該捩じ
り部により長手方向に区分けしながら廃棄物を順次パッ
ケージするパッケージング装置において、誤ってチュー
ブ状シートに穴を形成したり、チューブ状シートを切断
したりするのを防止する。 【構成】 蓋体枠部2の内側に、チューブ状シートを挟
んだ状態で回転させてチューブ状シートの上方部に捩じ
り部を形成するための外側回転部材3を設け、この外側
回転部材3の内側にチューブ状シートを切断するための
カッターが取り付けられた内側回転部材4を回転可能に
設ける。外側回転部材3を回転させるためのレバー5
は、使用しない際に内側回転部材4側に倒せるように支
持されており、レバー5が内側回転部材4側に倒された
際レバー5を収納するためのレバー収納部6が形成され
ていることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばベビー用使い捨ておむつ等のような廃棄物をチューブ状シー トにパッケージしながら廃棄することのできるパッケージング装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
ベビー用使い捨ておむつ等の廃棄物をチューブ状シートに梱包しパッケージす る装置としては、特開平1−226601号公報に開示された装置が知られてい る。該公報に開示された装置では、容器本体内にチューブ状シートを収納する筒 状のシート収納部が回転可能なように設けられており、シート収納部から供給さ れるチューブ状シートに捩じり部が形成され、この捩じり部上にベビー用使い捨 ておむつ等の廃棄物を載せ容器本体内に押し込むことによりシート収納部からチ ューブ状シートが供給される。容器本体内では供給されたチューブ状シートによ って包まれた廃棄物が保持され、その位置が固定される。この状態でシート収納 部の筒状部分を覆うように蓋を載せ、蓋を手で回転させることによってシート収 納部及びシート収納部と蓋によって挟まれたチューブ状シートを回転させてチュ ーブ状シートの上方部に捩じり部を形成する。
【0003】 このように捩じり部を形成することにより、一対の捩じり部によって区分けさ れたパッケージ部分に廃棄物が密閉され、周囲の雰囲気中に、臭気、蒸気及びガ ス等が逃げるのを防止することができる。チューブ状シートの上方部には再び捩 じり部が形成されるので、新たに廃棄物をパッケージする場合、このチューブ状 シートの捩じり部上に新たな廃棄物を載せ、容器本体内に押し込みパッケージす ることができる。
【0004】 また、容器本体からチューブ状シートに包まれた廃棄物を取り出し処理する際 には、蓋に回転可能に取り付けたカッター部を回転させ、上方の捩じり部のまわ りのチューブ状シートを切断する。
【0005】 以上のようにして、上記公報に開示されたパッケージング装置では、廃棄物が 生じる毎に、臭気、蒸気またはガス等の放出を防止しながら、パッケージするこ とができる。また各パッケージはチューブ状シートの捩じり部で区分けされたも のであるので、容器本体から取り出し処理する際には一体的に取り扱うことがで きる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に開示されたパッケージング装置では、誤ってカッタ ー部を回転させてしまいチューブ状シートに穴が開いてしまうという問題があっ た。特に、カッター部はチューブ状シートを引っ掛けて切断するものであるので 、チューブ状シートに引っ掛かりやすい形状に形成されており、パッケージング 装置を移動等させた際にカッター部に触れ、誤ってカッター部が回転しチューブ 状シートに穴を開けてしまうおそれがあった。上述のように、このパッケージン グ装置では、一対の捩じり部によってパッケージ部分を区分けし廃棄物を密閉し 、臭気等がパッケージ部分から逃げるのを防止することを目的としており、チュ ーブ状シートに穴が開くと、このような密閉性が保たれなくなり、パッケージン グ装置の機能が失われる。
【0007】 また、上記従来のパッケージング装置では、蓋を手で押しつけた状態でシート 収納部を回転させる必要があり、捩じり部を形成させるのに大きな力を要すると いう問題もあった。
【0008】 本考案の目的は、上述の従来の問題点を解消し、誤ってカッターが取り付けら れた部分を回転させてチューブ状シートに穴を開けたりするのを防止することが でき、かつ容易に大きな力を要せず捩じり部を形成させることのできるパッケー ジング装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案のパッケージング装置は、チューブ状シートに捩じり部を形成し該捩じ り部により長手方向に区分けしながら個々の廃棄物を順次パッケージするパッケ ージング装置であって、廃棄物をパッケージするためのパッケージング空間が上 方部に設けられた容器本体と、チューブ状シートが収納され、容器本体のパッケ ージング空間を囲み回転可能なように設けられる筒状のシート収納部と、容器本 体のパッケージング空間にその周囲からチューブ状シートを供給するように案内 し、かつシート収納部とともに回転するように設けられたガイド部と、パッケー ジング空間から容器本体内に押し込まれることにより、捩じり部が形成されたチ ューブ状シートによって包まれる廃棄物を一時的に保持するよう容器本体内に設 けられる保持部材と、容器本体の上方部において開閉可能なように端部が支持さ れた蓋体枠部と、蓋体枠部の内側に回転可能に設けられ、蓋体枠部を閉じた際、 ガイド部の上を押さえ、ガイド部との間でチューブ状シートを挟むシート押さえ 部を有し、該シート押さえ部によってチューブ状シートを挟んだ状態で、ガイド 部及びシート収納部をともに回転させて保持部材によって保持された廃棄物を包 むチューブ状シートの上方部に捩じり部を形成するための外側回転部材と、外側 回転部材の内側に外側回転部材と独立して回転可能に設けられ、パッケージ空間 のチューブ状シートを切断するためのカッターが取り付けられている内側回転部 材と、外側回転部材を回転させるため外側回転部材に取り付けられ、使用しない 際には内側回転部材側に倒せるように支持されているレバーと、内側回転部材に 形成され、レバーが内側回転部材側に倒れた際該レバーを収納し、これによって 内側回転部材が外側回転部材に対し独立して回転しないようにその位置を固定す るレバー収納部とを備えることを特徴としている。
【0010】
【作用】
本考案では、チューブ状シートの上方部に捩じり部を形成するための外側回転 部材と、パッケージ空間のチューブ状シートを切断するためのカッターが取り付 けられている内側回転部材とが備えられており、外側回転部材には外側回転部材 を回転させるためのレバーが取り付けられている。またこのレバーは、使用しな い際に内側回転部材側に倒せるように支持されている。内側回転部材には、レバ ーが内側回転部材側に倒れた際該レバーを収納するためのレバー収納部が設けら れており、このレバー収納部にレバーを収納することにより、内側回転部材と外 側回転部材の位置が固定され、内側回転部材が外側回転部材に対し独立して回転 しないように固定される。
【0011】 従って、レバーがレバー収納部に収納されているときには、内側回転部材が外 側回転部材に対し独立に回転することがない。従って、レバーがレバー収納部に 収納されているときには、内側回転部材に取付けられたカッターによりチューブ 状シートが切断されることはない。従って、本考案によれば、誤ってカッターに よりチューブ状シートに穴を開けてしまうのを防止することができる。
【0012】 また、本考案によれば、外側回転部材にレバーが取り付けられているので、こ のレバーを摘んで回転させることにより、外側回転部材をスムーズに回転させる ことができる。
【0013】
【実施例】
図1は、本考案に従う一実施例のパッケージング装置を示す斜視図である。筒 状の容器本体1の上方部には、開閉可能なように端部2aが支持された蓋体枠部 2が設けられている。蓋体枠部2の内側には、外側回転部材3が回転可能に設け られている。外側回転部材3の内側には、内側回転部材4が設けられている。外 側回転部材3には、外側回転部材3を回転するためのレバー5が設けられている 。このレバー5は引き上げて内側回転部材4側に倒すことができるように外側回 転部材3に支持されている。このレバー5が内側回転部材4側に倒れる際に、レ バー5を収納できるような凹部が内側回転部材4に形成されており、レバー収納 部6を構成している。内側回転部材4の中央の開口部の下方には、透明板21が 設けられており、この透明板21を通して容器本体1内が目視できるようにされ ている。容器本体1の下方には底部7が開閉可能に設けられている。
【0014】 図2は、図1に示す実施例を模式的に示す断面図である。図2を参照して、容 器本体1の上方部には内側に向かって延びる内側フランジ12が設けられており 、内側フランジ12の内側の端部からは上方に向かって延びるコア部13が形成 されている。コア部13には、内側に向かって舌片が延びた板バネ状のスプリン グ14が設けられている。コア部13の回りには、内側フランジ12の上に載せ られた筒状のシート収納部11が設けられている。シート収納部11の内部には 、チューブ状シート10が折り畳まれて収納されている。シート収納部11の内 側壁部が上方に延び、チューブ状シート10を案内するガイド部15を形成して いる。シート収納部11の上方の容器本体1の内側には、シート収納部11が持 ち上がるのを押さえるための収納部押さえ部材19が取り付けられている。
【0015】 容器本体1の上方には、蓋体が設けられており、図2においては蓋体を簡略化 して示している。蓋体枠部2の端部2aの部分でヒンジにより蓋体枠部2が容器 本体1に開閉可能に取り付けられている。蓋体枠部2の内側において回転可能に 設けられている外側回転部材3の下方のシート押さえ部3fは、蓋体が閉じられ た状態でガイド部15との間でチューブ状シート10を挟んだ状態となっている 。外側回転部材3の内側に回転可能に設けられている内側回転部材4の下方部に はカッター部8が取り付けられている。カッター部8には、刃8aが取付けられ ている。
【0016】 図2を参照して、この実施例のパッケージング装置を用いて廃棄物をパッケー ジする操作について説明する。図2に示す状態では、すでに容器本体1内に3つ のパッケージ17がすでに形成されており、新たな廃棄物に対してパッケージ可 能な状態となっている。このような状態において、シート収納部11の内側がパ ッケージング空間を形成しており、パッケージング空間内のチューブ状シート1 0には捩じり部16が形成されている。廃棄物をパッケージするには、まず蓋体 を持ち上げて開き、容器本体1の上方の捩じり部16が形成されたパッケージン グ空間内のチューブ状シート10の上に廃棄物を載せ、この廃棄物を容器本体1 内に押し込んでいく。この押し込みによって、シート収納部11からガイド部1 5に沿って案内されながらチューブ状シート10がパッケージング空間内に供給 される。このようにして廃棄物が新たに供給されたチューブ状シート10によっ て包まれ、パッケージング空間の下方に設けられたスプリング14の弾性力によ り保持される。この状態で蓋体を閉じる。
【0017】 図2は、蓋体を閉じた状態を示しており、この状態ではガイド部15を外側回 転部材3の下方のシート押さえ部3fが押さえており、これによってチューブ状 シート10が外側回転部材3のシート押さえ部3fとガイド部10の間に挟まれ 固定された状態となっている。この状態において、外側回転部材3を所定方向に 回転させることにより、チューブ状シート10及びシート収納部11を回転させ る。スプリング14によって保持されている廃棄物は、チューブ状シート10に よって包まれており、このチューブ状シート10の上方部には、チューブ状シー ト10の回転により捩じり部16が形成される。この捩じり部16の形成により 、廃棄物を包むチューブ状シートの両端が密閉され、廃棄物からの臭気等の漏れ が防止される。
【0018】 次に、新たに生じた廃棄物をパッケージする場合には、再び蓋体を開けて、上 述と同様にして廃棄物をパッケージング空間内のチューブ状シート10の上に載 せ容器本体1内部に押し込み、上記と同様の操作を行う。
【0019】 以上のようにしてチューブ状シートに捩じり部を形成し、捩じり部によりチュ ーブ状シートの長手方向に区分けしながら廃棄物を順次パッケージすることがで きる。
【0020】 容器本体1内に廃棄物が所定量以上パッケージされ、廃棄物を取り出し処分す る必要が生じた場合には、まず蓋体を閉じた状態で外側回転部材3を回転させパ ッケージ空間内のチューブ状シート10をできるだけ上方に持ち上げる。この状 態で内側回転部材4を回転させると内側回転部材4の下方部に設けられたカッタ ー部8の先端がパッケージ空間内のチューブ状シート10に引っ掛かり、次にカ ッター部8に取付けられた刃8aによりチューブ状シート10が切断される。こ の状態で内側回転部材4を回転させることによりチューブ状シート10を切断し パッケージ17を切り離すことができる。切断した後、最上部の捩じり部16が もとに戻り、開放状態となる場合があるので、チューブ状シート10の上方部に は結び目を形成しておくことが好ましい。次に、この実施例のパッケージング装 置では、容器本体1の下方に底部7がヒンジ7aによって取り付けられているの で、この底部7を開き、容器本体1内のチューブ状シート10によって包まれた パッケージ17を取り出す。
【0021】 次に、再度パッケージング装置を使用する場合、最初は捩じり部16が形成さ れていないので、チューブ状シートの端部を引出しこれに結び目18を形成する 。結び目18を形成した後、上記と同様にして廃棄物をパッケージする。なお、 この結び目18は、図2に示すように、容器本体1内のパッケージ17の先端部 に形成された結び目18となる。
【0022】 図3は、この実施例のパッケージング装置を使用する際の状態を示す斜視図で ある。図3に示されるように、使用状態においては、レバー5を外側回転部材3 の上に立てた状態とし、図2に示すようにチューブ状シート10をガイド部15 との間で挟みシート収納部11を回転させる場合には、このレバー5を持ち、図 3に示す矢印A方向に回転させる。これにより、図2を参照して説明したように 、チューブ状シート10及びシート収納部11が回転し、捩じり部16が形成さ れる。
【0023】 内側回転部材4の下方に取り付けられたカッター部8を用いてチューブ状シー トを切断する際には、内側回転部材4の内側に形成された湾曲部4aの部分に指 等をあて、図3に示す矢印B方向に内側回転部材4を回転させることにより、図 2を参照して説明したように、カッター部8の先端がチューブ状シート10に引 っ掛かり、次いでカッター部8の刃8aによりチューブ状シート10を切断する ことができる。内側回転部材4を回転させることによりチューブ状シート10を 環状に切断することができ切り離すことができる。
【0024】 この実施例のパッケージング装置では、外側回転部材3は図3に示す矢印A方 向にのみ回転するように設定されている。 図4は、この実施例のパッケージング装置を使用しないときの状態を示す斜視 図である。パッケージング装置を使用しないときには、レバー5を上方に持ち上 げた状態で内側回転部材4側に倒し、内側回転部材4に形成されたレバー収納部 6にレバー5を収納することができる。このようにレバー収納部6にレバー5を 収納することにより、外側回転部材3と内側回転部材4の相対的な位置が固定さ れる。外側回転部材3は、矢印A方向にのみ回転し反対方向には回転しないよう に設定されているので、内側回転部材4に矢印B方向に回転する力が加わっても 、内側回転部材4はレバー5によりその回転が阻止されるので回転しない。従っ て、レバー5をレバー収納部6に収納した状態では、内側回転部材4に矢印B方 向への力が加わっても内側回転部材の下方に設けられたカッター部によりチュー ブ状シートが切断されることはない。
【0025】 図5は、蓋体を示す平面図であり、図6は図5の矢印A−A線に沿う断面図で ある。なお、図6においてカッター部8及び刃8aは実際には図示されないが、 その側方からみた際の位置を示すために一点鎖線で図示したものである。
【0026】 図6に示すように、外側回転部材3は、筒状枠体20により蓋体枠部2に取付 けられている。 図7は、外側回転部材3の蓋体枠部2への組み合わせ状態を示す分解斜視図で ある。図7を参照して、外側回転部材3の一方端側には3つの係止突起3aが等 間隔で形成されている。また他方端側にはフランジ3bが形成されている。外側 回転部材3の一方端側に開口した溝部3eには、ゴム部材等が充填され、このゴ ム部材等が、図2に示すシート押さえ部3fとなる。
【0027】 蓋体枠部2の内側には、外側回転部材3の3つの係止突起3aと対応する位置 に溝部2bが形成されている。外側回転部材3を蓋体枠部2にはめ込むには、こ の溝部2bに係止突起3aを位置合わせし、蓋体枠部2内に外側回転部材3を押 し込む。この状態で、筒状枠体20を外側回転部材3の回りに嵌め入れる。筒状 枠体20には、外側回転部材3の係止突起3aに対応する位置に溝20aがそれ ぞれ形成されており、外側回転部材3の回りに筒状枠体20を嵌め込む際、この 溝20aを係止突起3aの位置に合わせ、押し込むと係止突起3aの部分の可撓 性により係止突起3aが筒状枠体20の内側を通って上方に移動し、係止突起3 aが溝20aの部分に到達した時点で、係止突起3aがその弾性力により溝20 aに嵌まり込む。これによって、外側回転部材3が蓋体枠部2に取付けられる。
【0028】 図6に戻り、内側回転部材4は係止枠部22により外側回転部材3の内側に取 付けられる。内側回転部材4と係止枠部22により透明板21が保持されている 。
【0029】 図8は、外側回転部材3に内側回転部材4を嵌め入れる状態を示す分解斜視図 である。内側回転部材4の一方端側には、3つの係止突起4cが所定間隔で形成 されている。係止突起4cの両側には溝が形成され弾力性が付与されている。ま た内側回転部材4の所定の対向する2カ所には切欠部4d,4gが形成されいて る。
【0030】 外側回転部材3の内側部分には、内側回転部材4の係止突起4cに対応する位 置に溝部3cが形成されている。外側回転部材3内に内側回転部材4を挿入する には、外側回転部材3の溝部3cの位置に、内側回転部材4の係止突起4cを位 置させて挿入し、挿入後外側回転部材3に対し、内側回転部材4を相対的に回転 させて外側回転部材3の切欠部3dと内側回転部材4の切欠部4dとが一致する 状態とする。この切欠部3d及び切欠部4dは、図5及び図6に示すように、レ バー収納部6の一部となる。
【0031】 以上のようにして外側回転部材3内に挿入した内側回転部材4に対し、図9に 示すように透明板21及び係止枠部22を嵌め合わす。透明板21には2つの突 起部21a,21bが形成されており、突起部21aが内側回転部材4の内側に 形成された突起部4fと当たるようにして、透明板21を内側回転部材4の内側 に嵌め入れる。次に、係止枠部22を内側回転部材4に嵌め入れる。係止枠部2 2には、内側回転部材の3つの係止突起4cに対応する位置に孔22aが形成さ れており、この孔22aを係止突起4aの位置に合わせ係止枠部22を内側回転 部材4に嵌め入れる。また係止枠部22には内側に突出した凸部が形成されてお り、この凸部は内側回転部材4に形成された溝4eに嵌め合わされる。内側回転 部材4の係止突起4cは弾力性を有しているので、係止枠部22を嵌め入れた際 係止枠部22の内壁に沿って内側に曲がり、係止突起4cが孔22aに位置した ときに、弾性力により係止突起4cが孔22a内に嵌まり込む。また、係止枠部 22に形成された切欠部22bは、内側枠部材4と嵌め合わされた状態において 、内側回転部材4の切欠部4dと同じ位置に位置し、図5及び図6に示すように 、これらはレバー収納部6の一部を構成する。また、カッター部8は係止枠部2 2に取付けられている。
【0032】 以上、本実施例における外側回転部材及び内側回転部材の構成部材について説 明したが、本考案はこのような構成部材に限定されるものではない。
【0033】
【考案の効果】
本考案のパッケージング装置においては、ガイド部及びシート収納部を回転さ せ、チューブ状シートの上方部に捩じり部を形成するための外側回転部材の内側 に、カッターの取付けられた内側回転部材を有しており、外側回転部材に取付け られたレバーが内側回転部材側に倒せるように支持され、このレバーが内側回転 部材側に倒れた際にレバーを収納するレバー収納部が備えられている。レバーが このレバー収納部に収納されることによって、内側回転部材が外側回転部材に対 して独立に回転しないようにその位置が固定される。このため、レバーをレバー 収納部に収納した状態では内側回転部材が独立して回転することがなく、従って 、カッターにより誤ってチューブ状シートに穴を開けたり、切断したりするのを 防止することができる。
【0034】 また、本考案では外側回転部材にレバーが取付けられているので、このレバー を持って回すことにより、容易に外側回転部材を回転させることができる。 さらに、レバーを使用しない際には、レバー収納部にレバーを収納することが でき、レバーが邪魔にならず、また誤ってレバーを回転させてしまうのを防止す ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のパッケージング装置を示す
斜視図。
【図2】図1に示す実施例のパッケージング装置を模式
的に示す断面図。
【図3】図1に示す実施例のパッケージング装置のレバ
ーを回転させるときの状態を示す拡大斜視図。
【図4】図1に示す実施例のパッケージング装置のレバ
ーをレバー収納部に収納した状態を示す拡大斜視図。
【図5】図1に示す実施例の蓋体を示す平面図。
【図6】図5に示すA−A線に沿う断面図。
【図7】図1に示す実施例のパッケージング装置におい
て蓋体枠部に外側回転部材を嵌め込む状態を示す分解斜
視図。
【図8】図1に示す実施例のパッケージング装置におい
て外側回転部材に内側回転部材を嵌め入れる状態を示す
分解斜視図。
【図9】図1に示す実施例のパッケージング装置におい
て内側回転部材の組み合わせ状態を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1…容器本体 2…蓋体枠部 3…外側回転部材 4…内側回転部材 5…レバー 6…レバー収納部 7…底部 8…カッター部 8a…カッター部の刃 10…チューブ状シート 11…シート収納部 14…スプリング 15…ガイド部 16…捩じり部 17…パッケージ 18…結び目 20…筒状枠体 21…透明板 22…係止枠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ状シートに捩じり部を形成し該
    捩じり部により長手方向に区分けしながら個々の廃棄物
    を順次パッケージするパッケージング装置であって、 前記廃棄物をパッケージするためのパッケージング空間
    が上方部に設けられた容器本体と、 前記チューブ状シートが収納され、前記容器本体のパッ
    ケージング空間を囲み回転可能なように設けられる筒状
    のシート収納部と、 前記容器本体のパッケージング空間にその周囲からチュ
    ーブ状シートを供給するように案内し、かつ前記シート
    収納部とともに回転するように設けられたガイド部と、 前記パッケージング空間から容器本体内に押し込まれる
    ことにより、捩じり部が形成されたチューブ状シートに
    よって包まれる廃棄物を一時的に保持するよう容器本体
    内に設けられる保持部材と、 前記容器本体の上方部において開閉可能なように端部が
    支持された蓋体枠部と、 前記蓋体枠部の内側に回転可能に設けられ、前記蓋体枠
    部を閉じた際、前記ガイド部の上を押さえ、ガイド部と
    の間で前記チューブ状シートを挟むシート押さえ部を有
    し、該シート押さえ部によって前記チューブ状シートを
    挟んだ状態で、ガイド部及びシート収納部をともに回転
    させて前記保持部材によって保持された廃棄物を包むチ
    ューブ状シートの上方部に捩じり部を形成するための外
    側回転部材と、 前記外側回転部材の内側に外側回転部材と独立して回転
    可能に設けられ、パッケージ空間のチューブ状シートを
    切断するためのカッターが取り付けられている内側回転
    部材と、 前記外側回転部材を回転させるため前記外側回転部材に
    取り付けられ、使用しない際には前記内側回転部材側に
    倒せるように支持されているレバーと、 前記内側回転部材に形成され、前記レバーが内側回転部
    材側に倒れた際該レバーを収納し、これによって前記内
    側回転部材が前記外側回転部材に対し独立して回転しな
    いようにその位置を固定するレバー収納部とを備えるパ
    ッケージング装置。
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