JPH07280865A - 電気機器の異常検出装置 - Google Patents

電気機器の異常検出装置

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JPH07280865A
JPH07280865A JP6105887A JP10588794A JPH07280865A JP H07280865 A JPH07280865 A JP H07280865A JP 6105887 A JP6105887 A JP 6105887A JP 10588794 A JP10588794 A JP 10588794A JP H07280865 A JPH07280865 A JP H07280865A
Authority
JP
Japan
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circuit
output
pulse
resistor
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP6105887A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Nomura
泰久 野村
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HAMANISHI SANGYO KK
Original Assignee
HAMANISHI SANGYO KK
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気回路の故障をその出力側で確認できるよ
うにして各部品の短絡、断線に対する保護回路を簡略化
し、電気回路の故障を検出した場合には次段の制御動作
を停止する。 【構成】 電気回路の入力側に、通常の入力信号に重畳
して該電気回路の動作を妨げないパルスを周期的に入力
し、該パルスが電気回路の出力側に出力として有る場合
にのみ次段の制御回路を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器を構成する電
気回路の部品が短絡又は断線するなどの異常状態になっ
た場合、これを電気回路の出力側で検出できる電気機器
の異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気機器にあっては一般に、その
構成部品が短絡又は断線した場合に該電気機器が暴走し
て事故を起こさないようにするため、本来の機能とは別
に二重三重の保護回路を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の保護回路
は、電気機器の各構成部品に対して設けられており、保
護回路を設けたことで構成部品数が増加し、これらを保
護するためさらに保護回路が必要となって、最終的には
製品価格が高くなると共に外形も大きくなるといった問
題点がある。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消するも
ので、電気回路の故障をその出力側で確認できるように
して各部品の短絡、断線に対する保護回路を簡略化した
電気機器の異常検出装置の提供を目的とする。
【0005】本発明の他の目的は、電気回路の故障を検
出して次段の制御動作を停止する装置を提供することに
ある。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気回路の入力側に、通常の入力信号に
重畳して該電気回路の動作を妨げないパルスを周期的に
入力し、該パルスが電気回路の出力側に出力として有る
か無いかによって回路の動作異常を確認できるようにし
ている。
【0007】そして電気回路の入力側に与えた前記パル
スが、電気回路の出力側に出力として有る場合にのみ次
段の制御回路が制御素子を動作するようにしている
【0008】
【作用】電気回路の入力側には、パルス発生部で周期的
に発生するパルスが通常の入力信号に重畳して入力され
る。該パルスは電気回路の本来の動作には悪影響を及ぼ
さない程度に時間幅が充分短く、電気回路が正常に機能
している場合にのみ該回路を通過し、通常の出力信号に
重畳して出力側に出力される。前記パルスが重畳した出
力信号は次段制御回路の入力信号となり、該制御回路は
入力信号にパルスが重畳している場合のみに後段の制御
素子を動作させる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明装置の一実施例を示し、一対
のトランジスタ2、3と各抵抗4、5、6、7、8を組
み合わせたシュミット回路10の、トランジスタ2、3
の共通エミッタと接地側▲−▼とにはコンデンサ9が接
続され、前段トランジスタ2のベース側には抵抗13が
カスケード接続され、また抵抗11及びダイオード12
の一端が夫々接続されている。
【0010】上記抵抗11の他端には通常の制御用信号
が入力Iとして入力され、上記ダイオード12のカソー
ド側には時間幅の短い零電位のパルスが周期的に入力I
Iとして入力される。トランジスタ2、3の両エミッタ
は共通接続されて接地側▲−▼間にある抵抗5によって
正帰還が行なわれ、該抵抗5と並列に接続されているコ
ンデンサ9によって高い周波数成分は接地側▲−▼にバ
イパスされる。
【0011】入力Iが高電位(以下「H」と略称)のと
き入力IIに加えられたパルスによってその零電位の間
トランジスタ2はオフ、トランジスタ3はオンとなり、
出力Oには前記パルスの時間幅だけ「0」の部分が現わ
れる。このとき共通エミッタの電位は変動しようとする
が、この電位変動はコンデンサ9によって吸収されて正
帰還量は変動せず、シュミット回路10の電圧特性は変
化しない。シュミット回路10を構成する各抵抗やトラ
ンジスタの何れかが短絡又は断線してトランジスタ2、
3のどちらかが正常動作しなくなると、入力IIに加え
られたパルスは出力Oに現われない。
【0012】上記は入力Iが「H」のとき出力Oが
「H」で次段制御回路を動作させるような場合を説明し
たが、これとは反対に、入力Iが低電位(以下「L」と
略称)のとき出力Oが「L」で次段制御回路を動作させ
るには、上記ダイオード12の極性を逆にし、入力II
に加えるパルスを短い時間幅の高電位パルスにすれば良
い。
【0013】図2は、本発明の他の実施例を示し、比較
器14の−端子は接地側▲−▼に接続され、+端子には
抵抗11、ダイオード12、抵抗15の一端が接続さ
れ、該抵抗15の他端と比較器14の出力側には抵抗1
6が直列接続され、両抵抗15、16の接続部と接地側
▲−▼にはコンデンサ9が接続されている。図2で抵抗
11及びダイオード12の他端に加える入力I、入力I
Iを図1と同様にすると出力Oも同じになる。
【0014】図3は、本発明の更に他の実施例で、入力
Iが「L」のとき出力Oが「H」で次段制御回路を動作
させる回路例を示し、比較器14の+端子に抵抗17、
19で分圧した正の直流電圧▲+▼を印加し、−端子に
抵抗11及びダイオード12の夫々一端を接続してい
る。ダイオード12のアノード側に加えるパルス入力I
Iを短い時間幅の高電位にすると、その出力Oは図1と
同じになる。
【0015】図4は、本発明装置を用いた電気カーペッ
ト等温度制御装置の回路図を示し、交流電源1には温度
ヒューズ31、リレー接点32、ヒータ33が直列接続
されている。電源1に直列接続の抵抗34とコンデンサ
35は、電源1に重畳している高調波を除去するフィル
タで、感熱線36の外側導体37の一方は該抵抗34と
コンデンサ35の接続部に接続される。前記外側導体3
7の他方と電源他端1bには抵抗39、ツェナーダイオ
ード40が直列接続されている。
【0016】ツェナーダイオード40のカソード側には
トランジスタ41のコレクタとダイオード42のアノー
ド側が接続され、トランジスタ41のベースは感熱線3
6の内側導体38に接続されている。また、トランジス
タ41のベースと電源他端1bとには、ベース〜エミッ
タ間と逆極性にしたダイオード43と抵抗44が接続さ
れている。前記ダイオード42のカソード側には抵抗4
5とコンデンサ46の平滑回路が接続されている。トラ
ンジスタ41のコレクタには、電源1の1サイクル毎
に、感熱線36に印加される電圧と流れる電流の位相差
に対応する時間幅で出力があり、該出力Aは平滑回路で
十数サイクル以上が平滑される。平滑回路の出力側Bに
は可変抵抗47と抵抗48が直列に接続され、可変抵抗
47の可動子は抵抗11に接続される。
【0017】クロック発振部30はD型フリップフロッ
プ(以下、D型F.Fと略称)52を主要部とし、その
D端子は前記平滑回路の出力側Bと、抵抗53を介して
電源他端1bに夫々接続されている。またQ端子はコン
デンサ51を介して上記ダイオード12のカソード側に
接続されている。尚、ダイオード12と前記D端子間に
はダイオード49が極性を同方向にして接続されてい
る。
【0018】トランジスタ3の出力側Oには別のD型
F.F54のD端子が接続され、該D端子とR端子とは
コンデンサ55を介して接続されている。前記R端子は
抵抗56を介して電源他端1bに接続されている。D型
F.F54のQ端子と電源他端1b間には抵抗57、コ
ンデンサ58、ダイオード59が直列接続され、該ダイ
オード59のカソード側には他のダイオード60、コン
デンサ61が直列にカスケード接続されている。また、
D型F.F54のCL端子は前記D型F.F52のQ端
子に接続されている。
【0019】前記ダイオード60のカソード側には抵抗
62、63が直列にカスケード接続され、両抵抗62、
63の接続部はトランジスタ50のベースに接続されて
いる。電源一端1aと電源他端1b間には、ダイオード
64、発熱用抵抗65、ヒータ33用の短絡検知線66
及びコンデンサ67が直列接続され、該コンデンサ67
の+側と前記トランジスタ50のコレクタ間にはリレー
71のコイルが介設されている。なお、コンデンサ67
の+側に接続された抵抗68、コンデンサ69、ツェナ
ーダイオード70は直流の低電圧を得るためのもので、
上記シュミット回路やD型F.Fの電源に供される。ま
た、コンデンサ67の+側にはコンデンサ72と抵抗7
3が直列にカスケード接続され、該抵抗73の上端はD
型F.F52のR端子に接続されている。
【0020】感熱線36はヒータ33に近接して配置さ
れ、温度変化に対応してその位相角が変わる。この位相
角は、感熱線36に印加した交流電圧と流れる電流の位
相差に対応するので、これをトランジスタ41のコレク
タ出力Aとして得、該出力Aを平滑した電圧Bをシュミ
ット回路10の入力としてその出力Oでトランジスタ6
3〜リレー68を動作させ、リレー接点32を開閉する
ことでヒータ33の温度を制御する。何等かの原因でヒ
ータ33の温度が異状上昇して合成樹脂74が溶解し、
短絡検知線66がヒータ33に接触すると、電源一端1
a〜ダイオード64〜発熱用抵抗65〜短絡検知線66
〜ヒータ33〜電源他端1bの経路で電流が流れるよう
になり、発熱用抵抗65が発熱してこれに接触の温度ヒ
ューズ31が溶断してヒータ電源路が遮断される。
【0021】クロック発振部30においてクロック信号
は約0.025秒の周期に設定している。これは交流電
源1の周波数が50Hz又は60Hzの場合でも、電源
1の周波数に同期せずにリレーコイル68を動作させる
ためである。また、感熱線36の位相角は最大で約0.
35πラジアンであり、他方内側導体38からトランジ
スタ41のベースに至る電路が断線した場合、出力Aは
1サイクル毎にπラジアンとなるので、これを平滑した
出力B電圧は相対的に上昇が大きい。従ってこの出力B
電圧がD型F.F52のD端子の閾い電圧を越えるとC
L端子が「H」に立上がった瞬間(このときQ端子は
「H」状態)にD端子の状態をQ端子に出 持され、トランジスタ50はオフになる。尚、クロック
発振の再起動は電源の再投入で行なう。
【0022】シュミット回路10の出力OはD型F.F
54で読みこまれる(図5(a)参照)が、コンデンサ
9によってシュミット回路10はその応答性が落とされ
る。クロック信号の立下りエッジで抵抗11、ダイオー
ド12及びコンデンサ51によって発生する短い時間幅
(約40μ秒)のパルス(図(5)b参照)は、シュミ
ット回路10の動作を阻害することなくトランジスタ2
がオン、トランジスタ3がオフのときにシュミット回路
10を通過してD型F.F54のR端子に与えられ、そ
の立上りパルスでD型F.F54をリセットし、Q端子
を「L」に落とす。このときトランジスタ3はオフでD
型F.F54のD端子は「H」の状態なので次のクロッ
ク信号の立上りエッジでQ端子は再び「H」になる(図
5(c)参照)。これの繰り返しでD端子が「H」の期
間、Q端子からはクロック信号と同じ周期で「H」と
「L」を繰り返す矩形波が得られる。
【0023】トランジスタ2がオフ、トランジスタ3が
オンのときにはD型F.F54のD端子は「L」でQ端
子も「L」なので、上記パルスは何の影響も与えずQ端
子は「L」状態を保持する。トランジスタ2やトランジ
スタ3等が故障してシュミット回路10が動作しなくな
ると上記パルスはD型F.F54のR端子に達せず、Q
端子は「L」か「H」のままで変化しない。
【0024】D型F.F54のQ端子が「H」のとき、
この電圧は抵抗57〜コンデンサ58〜ダイオード60
を経てコンデンサ61に充電され、Q端子が「L」のと
き、コンデンサ58の電荷は抵抗57〜Q端子〜電源他
端1b〜ダイオード59を通じて放電され、次の充電に
備える。従ってQ端子に「H」と「L」の繰り返し変化
がある場合にコンデンサ61の電圧Eは高く保たれ、そ
のスタート、ストップのタイミングはクロック信号にの
み依存し、電源1の周波数とは全く非同期になる。コン
デンサ61の電圧Eはトランジスタ50をオン、オフ動
作させ、これによりリレー71(リレー接点32)もオ
ン、オフ動作する。
【0025】尚、上記においてはD型F.F54のQ端
子出力(抵抗57の入力)が「H」か「L」である場合
に動作する回路を示したが、これがオープンコレクタ出
力の場合にはプルアップ抵抗を介設することで解決され
る。また、上記電気回路の入力信号に重畳する別の信号
は、該回路の本来の動作を妨げなければパルスに限定さ
れることはなく、任意の信号を選択することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、通常の
入力信号に重畳して電気回路にパルスを入力し、該パル
スが電気回路の出力として現われることで当該電気回路
が正常にし動作していることを確認できるので、電気回
路の各構成部品の故障に対する保護対策を施す必要が無
く、また、電気回路からの出力信号に前記パルスが重畳
していない場合には次段の制御回路が動作しないので、
電気機器の暴走を防げるといった特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の回路図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る装置の回路図であ
る。
【図3】本発明のさらに他の実施例に係る装置の回路図
である。
【図4】本発明装置を利用した温度制御装置の回路図で
ある。
【図5】シュミット回路の出力側に接続したD型F.F
54の各端子の波形図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2、3 トランジスタ 4、5、6、7、8、11、13 抵抗 9 コンデンサ 10 シュミット回路 12 ダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 感熱線36はヒータ33に近接して配置
され、温度変化に対応してその位相角が変わる。この位
相角は、感熱線36に印加した交流電圧と流れる電流の
位相差に対応するので、これをトランジスタ41のコレ
クタ出力Aとして得、該出力Aを平滑した電圧Bをシュ
ミット回路10の入力としてその出力Oでトランジスタ
50〜リレー71を動作させ、リレー接点32を開閉す
ることでヒータ33の温度を制御する。何等かの原因で
ヒータ33の温度が異状上昇して合成樹脂74が溶解
し、短絡検知線66がヒータ33に接触すると、電源一
端1a〜ダイオード64〜発熱用抵抗65〜短絡検知線
66〜ヒータ33〜電源他端1bの経路で電流が流れる
ようになり、発熱用抵抗65が発熱してこれに接触の温
度ヒューズ31が溶断してヒータ電源路が遮断される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路の入力側に、通常の入力信号に
    重畳して該電気回路の動作を妨げないパルスを周期的に
    入力し、該パルスが電気回路の出力側に出力として有る
    か無いかによって動作の異常を確認できるようにした電
    気機器の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 電気回路の入力側に、通常の入力信号に
    重畳して該電気回路の動作を妨げないパルスを周期的に
    入力し、該パルスが電気回路の出力側に出力として有る
    場合にのみ次段の制御回路で制御素子を動作させるよう
    にした電気機器の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 上記制御回路は、電気回路の出力側に抵
    抗と第1コンデンサ及び第1ダイオードを直列接続し、
    該第1コンデンサと第1ダイオードの接続部に第2ダイ
    オードと第2コンデンサを直列に接続し、出力信号に周
    期的な矩形波が出力される場合にのみ第2コンデンサへ
    の充電量が該出力信号に対応するようにした請求項2記
    載の電気機器の異常検出装置。
JP6105887A 1994-04-08 1994-04-08 電気機器の異常検出装置 Pending JPH07280865A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102448862A (zh) * 2009-06-29 2012-05-09 三菱电机株式会社 电梯装置

Cited By (4)

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CN102448862A (zh) * 2009-06-29 2012-05-09 三菱电机株式会社 电梯装置
DE112010002756T5 (de) 2009-06-29 2013-02-07 Mitsubishi Electric Corporation Aufzugvorrichtung
US8887873B2 (en) 2009-06-29 2014-11-18 Mitsubishi Electric Corporation Elevator device
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