JPH0728020Y2 - 貨物車両のキャブ構造 - Google Patents

貨物車両のキャブ構造

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JPH0728020Y2
JPH0728020Y2 JP1989100207U JP10020789U JPH0728020Y2 JP H0728020 Y2 JPH0728020 Y2 JP H0728020Y2 JP 1989100207 U JP1989100207 U JP 1989100207U JP 10020789 U JP10020789 U JP 10020789U JP H0728020 Y2 JPH0728020 Y2 JP H0728020Y2
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JP
Japan
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door
cab
weather strip
upper edge
drip
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Application number
JP1989100207U
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JPH0342711U (ja
Inventor
文夫 鴨志田
友二 吉沢
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラック等貨物車両のキャブ構造に関するも
のである。
(従来の技術) 従来のトラックの典型的なキャブの構造を、便宜的に本
考案の実施例を示す第1図を援用し、かつ第3図を参照
して説明する。(なお、第3図は第1図のII-II線に沿
う断面図に相当する要部拡大断面図である。)図中符号
10は総括的にトラックのキャブを示し、12はキャブ10の
側壁に設けられた乗降用のドア、14はキャブ10のルーフ
パネルである。
上記ルーフパネル14の左右側縁には、水平方向に延在し
たフランジ16が形成され、同フランジ16はキャブ10のア
ッパレール18に固着され又はアッパレール18を構成する
レールアウタパネル20と一体に形成されて車体側方に延
びたドリップレール22に結合されて断面形状が溝型をな
すドリップチャンネル24を形成している。また、上記ア
ッパレール18に下半部分は、ドア12の上端縁26に対向す
る戸当り部分を構成し、同戸当り部分とドア12の上端内
側面との間には軟質ゴム又は樹脂材料で作られたウエザ
ストリップ28が介装されている。更に上記アッパレール
18の下側に突設されたフランジ部30にはオープニングト
リム32が装着されている。
多くのトラックには、ルーフの上方に荷役用のロープや
荷台を覆うキャンバス等を載置するためのルーフデッキ
34又は高速走行時の空気抵抗を低減するためのドラック
フォイラが装着される。上記ルーフデッキ34又はドラッ
グフォイラは、通常複数(図示の場合は4個)の支持脚
36によって上記ドリップレール22に取付けられる。
第3図に詳細に示されているように、上記支持脚36は、
その下端に形成された屈曲部38をドリップチャンネル24
内に挿入されてゴム等で作られたクッション板40を介し
同ドリップチャンネルの底面に当接され、また上記屈曲
部38よりやや上方の部分にキャブ外方に向って延びた横
方向の取付ボルト42の頭部が固着されている。上記、取
付ボルト42は、断面形状がコ字状をなす取付金具44のウ
エブ44wのボルト穴を貫通して外方に突出し、その突出
端にはナット46が螺合される。上記取付金具44の下方フ
ランジ44flはゴム等で作られたクッション板48を介して
上記ドリップレール22の下側面に当接し、一方上方フラ
ンジ44fuには縦方向の取付ボルト50がロックナット52を
介して装着され、同取付ボルト50は上記屈曲部38の上側
面に当接している。従って、支持脚36は、取付ボルト50
を締付けることによって上下方向に関し固定され、また
取付ボルト42を締付けることによって車巾方向即ち横方
向に関し固定される。
トラックの場合、ルーフデッキ34の載貨重量が可成大き
く、またドラツグフォイラも大型でかつ重いので、支持
脚36及び上述したその取付構造が全体として大型かつ剛
強に作られており、キャブ側の支持部材となるドリップ
チャンネル24も相応して十分な剛性を有するように作ら
れている。従って、ドリップチャンネル24即ちドリップ
レール22の車体外方への突出量が大きくなり、高速走行
時に風切り音が発生し易く、また外観を損なうという問
題があった。
(考案が解決しようとする課題) 従来のトラック用キャブにおける上述した問題点即ち高
速走行時の風切り音の低減、及び外観の向上を達成する
ために、ドア12の上端縁26を、第3図に点線で示されて
いるように、ドリップレール22の側面に対向する位置ま
で上方及び外方に延長することが考えられる。しかしこ
の場合、前記ウエザストリップ30より上方のドア内面と
キャブとの間の空間Sが著しく拡大されるので、冬期降
雪時にこの空間S内に多量の雪が溜り、夜間等に凍結し
てドア12が開放不能となる危険性が大きい等の新たな問
題が発生する。
本考案は、上記事情に鑑み創案されたもので、ドリップ
レールの車体外方への突出に基づく風切り音の発生を防
止すると共に外観を向上し、更にドアと車体との間に雪
が溜ることに基因するドア開放不能を確実に防止するこ
とができるようにしたトラック等貨物車両のキャブ構造
を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係る貨物車両のキャ
ブ構造は、その上端縁がキャブルーフの側縁に配設され
たドリップレールの側面を覆うように上方に延在して形
成されたドア、同ドアの上端縁と上記ドリップレールの
側面との間に介装されて第1の水密接手を構成する軟質
ゴム等からなる補助ウエザストリップ、及び上記ドアの
上端縁より下方のドア部分とキャブのドア戸当り部分と
の間に介装されて第2の水密接手を構成する軟質ゴム等
からなる主ウエザストリップを具備してなることを特徴
とするものである。
(作用) 本考案によれば、ドアの上端縁がドリップレールの側面
を覆うように上方に延在して形成されるので、ドリップ
レールに基づく風切り音の発生を解消し又は少くとも低
減し得ると共に、外観を向上することができる。また、
ドアの上端縁とドリップレール側面との間に補助ウエザ
ストリップが介装されるので、ドアと車体との間に形成
される大きな空間内に多量の雪が溜ることが防止され、
ドアの開放を妨げるような不具合が回避される。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図及び第2図について具体的
に説明する。(なお、第1図を便宜的に援用し、かつ第
3図を参照して説明した従来の構成と実質的に同一又は
対応する部材または部分には同一の符号を付し、重複説
明は省略する。)本考案によれば、ドア12の上端縁26が
ドリップレール22の側面を覆うように上方に延長して形
成され、同ドア上端縁26の内側面に、軟質ゴム等で作ら
れた補助ウエザストリップ54が装着される。同補助スト
リップ54は、図示のように支持脚36をドリップチャンネ
ル24に固定するためのコ字状の取付金具44の部分ではわ
ん曲してドリップレール22から離れ、同取付金具44の傾
斜したウエブ部分44′wの外側面に当接する。また、上
記補助ウエザストリップ54とオープニングトリム32との
中間に配置されている主ウエザストリップ28は、勿論車
体側のアッパレール18に固着されてドア12の内側面に弾
性的に当接されるようにしてもよく、反対にドア12側に
固着されてアッパレール18に弾性的に当接されるように
してもよい。
上記構成によれば、ドア12の上端縁26がドリップレール
22の側面を覆うように上方に延在して形成されているの
で、ドリップレール22に基因して発生する風切り音が解
消され又は少くとも低減されると共に、外観が向上する
利点がある。また、ドア12の上端縁26とドリップレール
22の側面との間に補助ウエザストリップ54が介装され第
1の水密接手が構成されているので、ドア12と車体即ち
アッパレール18との間に形成される大きな空間S内に多
量の雪が侵入することが防止され、従って侵入した雪が
凍結することに基因してドア12が開放不能になるような
不具合がない。勿論、補助ウエザストリップ54が取付金
具44のウエブに当接する部分では、わん曲して僅かな面
積の三角形の隙間が不可避的に発生するが、この隙間か
ら空間S内に侵入する雪の量は無視し得る程少量であ
り、その凍結によってドア12が開放不能となるようなこ
とはない。
更に、空間S内に侵入して融けた雪或いは雨水は主ウエ
ザストリップ28の上側に形成される雨樋を流れて車体外
部に排出される。また何等かの事情で同ウエザストリッ
プ28を越えて水が侵入した場合は、オープニングトリム
32によって最終的に車室内への侵入が阻止される。な
お、上記実施例に示されているように、取付金具44のウ
エブ44wに傾斜したウエブ部分44′wを設けたことによ
って、補助ウエザストリップ54のわん曲部に発生する上
記隙間の面積を効果的に小さくし得る追加の利点があ
る。更に、本考案は図示したキャブオーバ型トラックに
限定されるものではなく、ワンボックス型貨物車両等に
広く適用することができる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案に係る貨物車両のキ
ャブ構造は、その上端縁がキャブルーフの側縁に配設さ
れたドリップレールの側面を覆うように上方に延在して
形成されたドア、同ドアの上端縁と上記ドリップレール
の側面との間に介装されて第1の水密接手を構成する軟
質ゴム等からなる補助ウエザストリップ、及び上記ドア
の上端縁より下方のドア部分とキャブのドア戸当り部分
との間に介装されて第2の水密接手を構成する軟質ゴム
等からなる主ウエザストリップを具備してなることを特
徴とし、ドリップレールに基因する風切り音の発生を防
止し又は少くも低減し得ると共に外観が優れ、更に降雪
時に凍結によってドアが開放不能になる不具合がない等
種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すトラックキャブの概念
的斜視図、第2図は第1図のII-II線に沿う要部拡大断
面図、第3図は従来の構成を示した第2図同様の拡大断
面図である。 10……キャブ、12……ドア、14……ルーフパネル、18…
…アッパレール、22……ドリップレール、26……ドア上
端縁、54……補助ウエザストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 33/06 A

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その上端縁がキャブルーフの側縁に配設さ
    れたドリップレールの側面を覆うように上方に延在して
    形成されたドア、同ドアの上端縁と上記ドリップレール
    の側面との間に介装されて第1の水密接手を構成する軟
    質ゴム等からなる補助ウエザストリップ、及び上記ドア
    の上端縁より下方のドア部分とキャブのドア戸当り部分
    との間に介装されて第2の水密接手を構成する軟質ゴム
    等からなる主ウエザストリップを具備してなることを特
    徴とする貨物車両のキャブ構造
JP1989100207U 1989-08-28 1989-08-28 貨物車両のキャブ構造 Expired - Lifetime JPH0728020Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989100207U JPH0728020Y2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 貨物車両のキャブ構造

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Publication Number Publication Date
JPH0342711U JPH0342711U (ja) 1991-04-23
JPH0728020Y2 true JPH0728020Y2 (ja) 1995-06-28

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