JPH08179Y2 - 側部全開式貨物車両における空気整流器 - Google Patents

側部全開式貨物車両における空気整流器

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Publication number
JPH08179Y2
JPH08179Y2 JP1990121783U JP12178390U JPH08179Y2 JP H08179 Y2 JPH08179 Y2 JP H08179Y2 JP 1990121783 U JP1990121783 U JP 1990121783U JP 12178390 U JP12178390 U JP 12178390U JP H08179 Y2 JPH08179 Y2 JP H08179Y2
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JP
Japan
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rainwater
air rectifier
front wall
rectifier
gutter
Prior art date
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Application number
JP1990121783U
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English (en)
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JPH0480713U (ja
Inventor
明雄 吉田
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、側部全開式貨物車両(以下ウイング車両と
いう)の荷台前壁上部に設けた空気整流器(エアーディ
フレクター)の構造に関するものである。
(従来技術) ウイング車両において、第6図に示したようにウイン
グ車両Vの荷台前壁cの中央上部に雨水受け箱aを設け
たものがある。これはウイング車両VのL型屋根bを上
方に開放した時、L型屋根bの天面に溜っている雨水を
飛散させることなく地上に排出させるものである。一般
に車両の車台(シャシー)はいく分前方傾斜になってい
るので、車台上に載置される荷箱も全体として前方傾斜
になっている。このため雨水受け箱aは前壁側にのみと
りつけられている。
一方、車両のキャブdよりも高い位置にある前壁cの
部分は、車両走行中には相当の空気抵抗をうけ、燃費悪
化の原因となっている。このためキャブdの屋根上、あ
るいは前記前壁cの上部に空気整流器を設けて、空気流
を上方あるいは側方に整流させて空気抵抗の減少を図っ
ている。
ところで、前記雨水受け箱aを有するウイング車両に
おいて、前壁cの上部に空気整流器をとりつけようとし
ても、該雨水受け箱aが邪魔になってとりつけが出来な
かった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は従来の問題点に鑑み考案されたものであっ
て、空気整流装置に雨水受けaの機能をもった雨樋部を
設け、これによってL型屋根天面の雨水を受けるように
して構造の簡潔化を図ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 側部全開式貨物車両の荷台前壁Cの上部に前面が断面
弧状をなした空気整流器1を設け、該空気整流器1の後
部に、該整流器の巾方向に渡って段部6を形成し、該段
部6と貨物車両の前壁Cとで雨水排出用の樋を形成し、
側部全開式L型屋根を閉じたとき、その前縁部枠材の前
端に設けた垂下片8aを樋の直上に位置させ、さらに前縁
部枠材8の内側に設けたパッキン9に前壁Cの上端縁を
接触させた。
又、雨樋の少くとも一方の端に雨水受け7を設け、該
雨水受け7の底部に設けた孔7aに接続させたホース10を
介して地上に雨水を排出させるようにした。
さらに雨樋の両端に堰板11を設け、該堰板下部に設け
た孔に接続したホース10を介して排水するようにした。
(実施例) 第1図〜第3図に基いて説明する。1は空気整流器
で、ウイング車両Vの前壁Cの上部に横に設けられてい
る。空気整流器1は断面円弧状をした弧状斜面2(第2
図)と前壁Cに取付ける為の平面よりなる取付面3と両
側面4と底面5と、前記弧状斜面2の頂部と取付面3と
の間に形成された水平段部6とからなっている。
水平段部6は前壁Cとで樋を形成し、そのまゝでL型
屋根から流れてきた雨水を側方に流下させるようになっ
ている。したがって段部6の直上にL型屋根の垂下片8a
を有する前縁部枠材8、パッキン9を介して被ってい
る。
第3図は段部6の両側に雨水受け7を設けた例であ
る。雨水受け7の底部に孔7a(第4図)があり、この孔
7aにホース10が取りつけられ、ホース10の下端から路上
に排水するようになっている。こうすることによって雨
水の飛散をより防止することができる。
第5図は段部6の両側に単に堰板11を設けたもので、
この場合には堰板11にホース10が設けられている。
(効果) ウイング車両の前壁Cの上部に前壁Cの巾方向に前壁
Cとの間で雨樋を構成する段部をもった空気整流器1を
設けたので、空気抵抗の減少による燃費の向上は勿論の
こと、雨水受けを別に設ける必要がないので、コストダ
ウンを計ることができる。
空気整流器1を設置しない場合には、前壁上端部とL
型屋根前端縁部との水封部から雨や雪の荷室内浸入があ
ったが、前壁Cの上端部に空気整流器1を設置し、その
水平段部6の直上にL型屋根の前端に設けた垂下片8aを
位置させ、さらに前壁Cの上端縁のL型屋根の前縁部枠
材8の内側に設けたパッキン9に接触させるようにした
ので、該整流器が楯となること、及び整流効果によって
雨や雪が室内に浸入するのを効果的に防ぐことができる
のと相まって、前壁Cの頂部の水封構造により雨水の浸
入を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したウイング車両の前部斜視図。 第2図は第1図のII-II断面図。 第3図は雨水受けを設けた場合の第1図と同様部位の斜
視図。 第4図は同じく雨水受け詳細斜視図。 第5図は同じく堰板を設けた実施例。 第6図は公知のウイング車両の斜視図。 第7図は第6図のVII-VII断面図。 図において; C……荷台前壁 1……空気整流器、2……弧状斜面 3……取付面、4……側面 5……底面、6……段部 7……雨水受け、7a……孔 8……前縁部枠材、8a……垂下片 9……パッキン、10……ホース 11……堰板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側部全開式貨物車両の荷台前壁(C)の上
    部に前面が断面弧状をなした空気整流器(1)を設け、
    該空気整流器(1)の後部に、該整流器の巾方向に渡っ
    て段部(6)を形成し、該段部(6)と貨物車両の前壁
    (C)とで雨水排出用の樋を形成し、側部全開式L型屋
    根を閉じたとき、その前縁部枠材の前端に設けた垂下片
    (8a)を前記樋の直上に位置させ、さらに前縁部枠材
    (8)の内側に設けたパッキン(9)に前壁(C)の上
    端縁を接触させたことを特徴とする側部全開式貨物車両
    における空気整流器。
  2. 【請求項2】雨樋の少くとも一方の端に雨水受け(7)
    を設け、該雨水受け(7)の底部に設けた孔(7a)に接
    続させたホース(10)を介して地上に雨水を排出させる
    ようにした請求項第1項記載の側部全開式貨物車両にお
    ける空気整流器。
  3. 【請求項3】雨樋の両端に堰板(11)を設け、該堰板下
    部に設けた孔に接続したホース(10)を介して排水する
    ようにした請求項第1項記載の側部全開式貨物車両にお
    ける空気整流器。
JP1990121783U 1990-11-22 1990-11-22 側部全開式貨物車両における空気整流器 Expired - Lifetime JPH08179Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850012U (ja) * 1981-10-02 1983-04-05 ダイハツ工業株式会社 自動車のル−フ
JPS5893519U (ja) * 1981-12-21 1983-06-24 小松フオ−クリフト株式会社 産業車両の雨よけ装置

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JPH0480713U (ja) 1992-07-14

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