JPH07280038A - 接着剤およびそれを用いてなる動力伝動ベルト - Google Patents

接着剤およびそれを用いてなる動力伝動ベルト

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JPH07280038A
JPH07280038A JP7211194A JP7211194A JPH07280038A JP H07280038 A JPH07280038 A JP H07280038A JP 7211194 A JP7211194 A JP 7211194A JP 7211194 A JP7211194 A JP 7211194A JP H07280038 A JPH07280038 A JP H07280038A
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adhesive
canvas
power transmission
transmission belt
rubber
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JP7211194A
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Atsushi Azuma
篤 東
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶剤を必要とせず、粘着性にすぐれた接
着剤および成形加工性や耐熱性にすぐれ、とくにゴム層
と帆布との接着力が大きく、長寿命である動力伝動ベル
トを提供すること。 【構成】 ポリクロロプレンラテックスおよび軟化点が
100℃以下の熱可塑性樹脂を含有してなる接着剤、お
よび心線が埋設された接着ゴム層と圧縮ゴム層とが積層
されてなる積層体の外面に帆布が接着され、該積層体と
帆布とのあいだに接着剤層が設けられた動力伝動ベルト
であって、前記帆布が水性ラテックス組成物を含浸させ
たものであり、接着剤層が前記接着剤からなることを特
徴とする動力伝動ベルト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着剤およびそれを用
いてなる動力伝動ベルトに関する。さらに詳しくは、布
地やゴムなどの接着に好適に使用しうる接着剤およびそ
れを用いてなる動力伝動ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動力伝動ベルトは、産業用機械、
自動車、船舶などの種々の産業分野に用いられており、
該動力伝動ベルトの外面に接着された帆布には、主とし
て糊ゴムが糊引き法によってコーティングされていた
が、糊ゴムには有機溶剤が用いられているため、火災の
危険性、環境汚染などに問題があった。
【0003】こうした糊ゴムを用いたばあいの問題点を
解決しうるものとして、ラテックスを含有した処理液を
用いることが試みられているが、かかる処理液を用いた
ばあいには、糊ゴムを用いたときの問題点は解決される
ものの、帆布の粘着性や耐熱性がきわめてわるいという
問題がある。とくに、動力伝動ベルトをうる際に、帆布
の粘着性が不充分でゴム層と帆布とが充分に固着されて
いなければ、位置ずれなどが起こって成形しにくく、え
られた動力伝動ベルトの寿命が短くなる。
【0004】そこで、水系のカルボキシル化クロロプレ
ンゴムラテックスおよび粘着付与剤を含有したラテック
ス配合組成物を用い、帆布に粘着性を付与することが試
みられているが(特開昭63−15146号公報)、か
かるラテックス配合組成物に通常の水分散型配合剤を配
合したばあいには、粘度が急激に増大してペースト状と
なり、加工が困難となったり、耐熱性が充分でなく、ま
たゴム層と帆布との接着力にもおとるという問題があっ
た。
【0005】さらに、クロロプレンラテックスゴム配合
組成物の乾燥皮膜に粘着性を付与させようとするばあい
には、通常粘着付与剤を添加するが、練りゴムに粘着付
与剤を混合したばあいと比較して粘着性はそれほど向上
せず、実用上満足しうるものではない。また粘着付与剤
の水分散体のなかには、有機溶剤を含んだままの状態の
ものが多く、かかる有機溶剤を含んだものを用いたばあ
いには、確かに粘着性はある程度向上するものの、前記
糊ゴムのばあいと同様に火災の危険性、環境汚染などの
問題が生じるという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、有機溶剤を必要とせ
ず、粘着性にすぐれた接着剤および成形加工性や耐熱性
にすぐれ、とくにゴム層と帆布との接着力が大きく、さ
らに耐久性にすぐれた動力伝動ベルトを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ポ
リクロロプレンラテックスおよび軟化点が100℃以下
の熱可塑性樹脂を含有してなる接着剤、および心線が埋
設された接着ゴム層と圧縮ゴム層とが積層されてなる積
層体の外面に帆布が接着され、該積層体と帆布とのあい
だに接着剤層が設けられた動力伝動ベルトであって、前
記帆布が水性ラテックス組成物を含浸させたものであ
り、接着剤層が前記接着剤からなることを特徴とする動
力伝動ベルトに関する。
【0008】
【作用および実施例】本発明の接着剤は、前記したよう
に、ポリクロロプレンラテックスおよび軟化点が100
℃以下の熱可塑性樹脂を含有したものである。
【0009】本発明の接着剤には、乾燥時に相溶化が充
分に進行しうるポリクロロプレンラテックスと軟化点が
100℃以下の熱可塑性樹脂との両成分が含有されてい
るので、かかる接着剤は、すぐれた粘着性を呈するよう
になり、たとえばゴムなどの接着に好適に使用される。
【0010】本発明に用いられるポリクロロプレンラテ
ックスは、2−クロロ−1,3−ブタジエンの重合体で
あるポリクロロプレンラテックスである。なお、本発明
において、かかるポリクロロプレンラテックスのなかで
も、三次元化していないもの、すなわち架橋点を有して
いないものが、後述する軟化点が100℃以下の熱可塑
性樹脂とあわせて接着剤の粘着性の向上効果が大きいと
いう点から好ましい。またかかるポリクロロプレンラテ
ックスの樹脂固形分量は、あまりにも多いばあいには、
えられる接着剤の粘度が上昇しすぎて使用が困難となる
傾向があり、またあまりにも少ないばあいには、接着剤
をたとえば帆布などの被着材に塗布したばあいに、接着
剤の付着量が少なくなり、接着性が小さくなる傾向があ
るので、通常15〜65重量%程度、なかんづく20〜
60重量%程度であることが好ましい。
【0011】本発明に用いられるポリクロロプレンラテ
ックスの代表例としては、たとえば昭和電工・デュポン
(株)製のネオプレンラテックス635(未架橋のも
の、樹脂固形分量58重量%)、電気化学工業(株)製
のデンカクロロプレンラテックスLM−44(未架橋の
もの、樹脂固形分量60重量%)などがあげられる。
【0012】本発明に用いられる軟化点が100℃以下
の熱可塑性樹脂としては、前記ポリクロロプレンラテッ
クスとの相溶性を有するものであればよく、その代表例
としては、たとえばロジン、水素添加ロジン、エステル
化ロジンなどのロジン誘導体、クマロンインデン樹脂、
フェノールホルムアルデヒド系樹脂、テルペンフェノー
ル系樹脂、キシレンホルムアルデヒド樹脂、石油樹脂、
ポリテルペンなどがあげられるが、これらのなかでは、
前記ポリクロロプレンラテックスとの相溶性やたとえば
帆布などの被着材との接着性にすぐれるという点からロ
ジン、ロジン誘導体およびクマロンインデン樹脂が好ま
しい。
【0013】また、前記熱可塑性樹脂の軟化点は100
℃以下であるが、かかる軟化点が100℃をこえるばあ
いには、ポリクロロプレンラテックスとの相溶が困難と
なり、えられる接着剤の粘着性が低下するようになる。
またかかる熱可塑性樹脂の軟化点は、50〜80℃であ
ることが好ましい。
【0014】なお、本発明の接着剤は、通常水分散体の
状態で用いられるが、前記軟化点が100℃以下の熱可
塑性樹脂は通常水に溶解しないので、たとえば界面活性
剤などとともに分散させることが好ましい。
【0015】前記ポリクロロプレンラテックスと軟化点
が100℃以下の熱可塑性樹脂との配合割合は、軟化点
が100℃以下の熱可塑性樹脂の配合量があまりにも少
ないばあいには、粘着性の向上効果が充分に発現されな
くなる傾向があるので、ポリクロロプレンラテックスの
樹脂固形分100部(重量部、以下同様)に対して5部
以上、なかんづく15部以上となるように調整すること
が好ましく、またかかる熱可塑性樹脂の配合量があまり
にも多いばあいには、接着剤の強度および弾性率が小さ
くなって接着力が小さくなる傾向があるので、かかるポ
リクロロプレンラテックスの樹脂固形分100部に対し
て100部以下、なかんづく55部以下となるように調
整することが好ましい。
【0016】本発明の接着剤は、前記ポリクロロプレン
ラテックスおよび軟化点が100℃以下の熱可塑性樹脂
を含有したものであるが、たとえばゴムとの接着性をよ
り向上せしめるために、かかる接着剤には、加硫剤を配
合することが好ましい。
【0017】かかる加硫剤の代表例としては、たとえば
イオウ、亜鉛華などがあげられるが、本発明はかかる例
示のみに限定されるものではない。該加硫剤の配合量が
あまりにも少ないばあいには、たとえばゴムとの接着力
が小さくなる傾向があるので、通常接着剤に含有された
ポリクロロプレンラテックスの樹脂固形分100部に対
して0.5部以上となるように調整することが好まし
く、またかかる加硫剤の配合量があまりにも多いばあい
には、反応性が大きくなりすぎて加工が困難となる傾向
があるので、通常接着剤に含有されたポリクロロプレン
ラテックスの樹脂固形分100部に対して6部以下、な
かんづく4部以下となるように調整することが好まし
い。
【0018】なお、前記接着剤には、必要により、通常
ゴム用の接着剤などに用いられている配合剤を適量配合
してもよい。
【0019】前記配合剤の代表例としては、たとえばジ
メチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバ
ミン酸亜鉛、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、
テトラエチルチウラムジスルフィドなどの加硫促進剤、
p−(p−トルエンスルホニルアミド)−ジフェニルア
ミン、N−フェニル−N′−イソプロピル−p−フェニ
レンジアミンなどの老化防止剤、ジオクチルフタレー
ト、ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケートなど
の軟化剤、カーボンブラック、酸化チタン、群青(JI
S K5112規格)、リトポン(JIS K5105
規格)などの着色剤、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、クレ
ー、タルク、シリカなどの充填剤、アルキルアリルスル
ホン酸ナトリウムなどのアルキルアリルスルホン酸塩の
ホルマリン縮合物、特殊ポリカルボン酸塩型分散剤など
の分散剤、オレイン酸カリウム石けん、ステアリン酸ナ
トリウムなどの乳化剤、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
などの安定化剤、カルボキシルメチルセルロースやその
ナトリウム塩、ポリアクリル酸ナトリウムなどの増粘剤
などがあげられる。
【0020】前記配合剤が水に対する親和性が小さいば
あいには、たとえば界面活性剤などによって水との親和
性を高めてもよく、また水に溶解しないばあいには、ボ
ールミル、ホモジナイザーなどを用いて粉砕し、接着剤
に分散させてもよい。
【0021】本発明の接着剤をうる方法にはとくに限定
がなく、前記ポリクロロプレンラテックス、軟化点が1
00℃以下の熱可塑性樹脂、必要に応じて加硫剤やその
他の配合剤などを、適宜配合量を調整して混合すればよ
い。
【0022】かくしてえられる接着剤を接着剤層に用い
ることにより、本発明の動力伝動ベルトをうることがで
きる。
【0023】本発明の動力伝動ベルトは、前記したよう
に、心線が埋設された接着ゴム層と圧縮ゴム層とが積層
されてなる積層体の外面に帆布が接着され、該積層体と
帆布とのあいだに接着剤層が設けられたものであって、
前記帆布が水性ラテックス組成物を含浸させたものであ
り、接着剤層が前記接着剤からなることを特徴とするも
のである。
【0024】以下、図面を参考にして本発明の動力伝動
ベルトを説明する。
【0025】図1は、本発明の動力伝動ベルトの切口を
有するVベルトの概略説明図である。
【0026】図1において、心線4が埋設された接着ゴ
ム層3と圧縮ゴム層5とが積層された積層体の周囲に
は、帆布1が接着されており、該積層体と帆布1とのあ
いだには接着剤層2が設けられている。
【0027】心線4は、通常用いられているものであれ
ばよく、その材質としては、たとえばポリエステル、ガ
ラス、ポリアミドなどがあげられる。心線4の直径は、
通常0.5〜2mm程度であることが好ましく、また埋
設される心線4の本数は、動力伝動ベルトの用途に応じ
て適宜調整すればよいが、通常4〜10本程度であるこ
とが好ましい。
【0028】接着ゴム層3に用いられるゴム成分として
は、耐熱性、耐力学的疲労性、心線4との接着性などを
考慮すれば、たとえばクロロプレンゴム、水素添加アク
リロニトリル−ブタジエンゴム、クロロスルホン化ポリ
エチレンゴムなどが好ましい。かかる接着ゴム層3のゴ
ム硬度(Hs)は、通常60〜80(JIS A)程
度、なかんづく60〜70(JIS A)程度であるこ
とが好ましい。
【0029】圧縮ゴム層5に用いられるゴム成分として
は、耐熱性、耐力学的疲労性、接着ゴム層3との接着性
などを考慮すれば、たとえばクロロプレンゴム、水素添
加アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロスルホン
化ポリエチレンゴムなどが好ましい。かかる圧縮ゴム層
5の硬度は、弾性を付与せしめるために、通常60〜8
5(JIS A)程度、なかんづく70〜85(JIS
A)程度であることが好ましい。
【0030】前記接着ゴム層3と圧縮ゴム層5とは積層
されるが、両ゴム層はたがいに接着によって一体化され
る。積層された接着ゴム層3および圧縮ゴム層5の少な
くとも一部に接着剤層2を介して水性ラテックス組成物
が含浸された帆布1が接着される。
【0031】帆布1としては、通常、動力伝動ベルトに
用いられているものであればとくに限定なく用いること
ができる。かかる帆布1の具体例としては、たとえば
綿、ポリエステル、ポリアミドなどの素材からなるもの
があげられる。
【0032】ここで、前記水性ラテックス組成物のラテ
ックスとしては、接着性、耐熱性、耐オゾン性などの物
性のバランスの点から、たとえば2−クロロ−1,3−
ブタジエンの重合体であるポリクロロプレンラテックス
や2−クロロ−1,3−ブタジエン−2,3−ジクロロ
−1,3−ブタジエン共重合体などのクロロプレン系ラ
テックスなどが好ましい代表例としてあげられる。また
水性ラテックス組成物中のラテックスの樹脂固形分量が
あまりにも多いばあいには、えられる動力伝動ベルトの
耐熱性が低下する傾向があり、またあまりにも少ないば
あいには、動力伝動ベルトの成形加工時に、帆布の粘着
性が小さすぎて成形が困難となる傾向があるので、通常
5〜55重量%、なかんづく10〜50重量%であるこ
とが好ましい。
【0033】また、本発明においては、帆布1と接着剤
層2との接着をより強固にするために、水性ラテックス
組成物に加硫剤を配合することが好ましく、かかる加硫
剤の代表例としては、たとえば前記接着剤に配合するこ
とができるイオウ、亜鉛華などがあげられるが、本発明
はかかる例示のみに限定されるものではない。該加硫剤
の配合量があまりにも少ないばあいには、ゴム層との接
着力が小さくなる傾向があるので、通常水性ラテックス
組成物中のラテックスの樹脂固形分100部に対して
0.5部以上となるように調整することが好ましく、ま
たかかる加硫剤の配合量があまりにも多いばあいには、
反応性が大きくなりすぎて加工が困難となったり、えら
れる動力伝動ベルトの耐熱性が低下する傾向があるの
で、通常水性ラテックス組成物中のラテックスの樹脂固
形分100部に対して6部以下、なかんづく4部以下と
なるように調整することが好ましい。
【0034】なお、前記水性ラテックス組成物には、必
要により、通常糊ゴムなどに用いられている配合剤を適
量配合してもよく、かかる配合剤としては、たとえば前
記接着剤に用いられる配合剤として例示された加硫促進
剤、老化防止剤、粘着付与剤、軟化剤、着色剤、充填
剤、分散剤、乳化剤、安定化剤、増粘剤などがあげられ
る。
【0035】前記配合剤が水に対する親和性が小さいば
あいには、たとえば界面活性剤などによって水との親和
性を高めてもよく、また水に溶解しないばあいには、ボ
ールミル、ホモジナイザーなどを用いて粉砕し、水性ラ
テックス組成物に分散させてもよい。
【0036】本発明においては、帆布1には、あらかじ
めたとえばイソシアネート化合物、エポキシ化合物、R
FL液などの接着性を改善する処理液で含浸処理を施し
てもよい。このような含浸処理を施したばあいには、帆
布1と接着剤層2とをより一層強固に接着させることが
できる。
【0037】イソシアネート化合物およびエポキシ化合
物は、一般に動力伝動ベルトの帆布に用いられているも
のであればよいが、非水溶性のものを用いるばあいに
は、水分散体とすればよく、また水との反応性が大きい
イソシアネート化合物を用いるばあいには、ブロックイ
ソシアネートとすればよい。前記RFL液とは、レゾル
シン−ホルムアルデヒド初期縮合物とクロロプレンゴム
ラテックス、ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン共
重合体ラテックスなどのラテックスとを混合した処理液
であり、一般に用いられているものをそのまま用いるこ
とができる。
【0038】なお、これらの成分は、必要により、水性
ラテックス組成物に配合させてもよい。
【0039】帆布に水性ラテックス組成物を含浸させる
方法としては、たとえばソーキング法などがあげられる
が、本発明はかかる方法のみに限定されるものではな
い。
【0040】なお、水性ラテックス組成物の帆布1への
付着量は、あまりにも多いばあいには、経済性が低下す
る傾向があり、またあまりにも少ないばあいには、帆布
1と接着剤層2との接着が不充分となる傾向があるの
で、樹脂固形分量で80〜480g/m2 、なかんづく
160〜320g/m2 であることが好ましい。
【0041】帆布1に水性ラテックス組成物を含浸させ
たのちには、必要により、50〜200℃程度の温度で
乾燥させればよい。
【0042】水性ラテックス組成物を含浸させた帆布1
は、接着ゴム層3と圧縮ゴム層5との積層体に接着され
るが、本発明においては、かかる帆布1と積層体とのあ
いだに接着剤層2が設けられる。
【0043】前記接着剤層2を設ける方法にはとくに限
定がないが、たとえば前記水性ラテックス組成物を含浸
させた帆布1の片面にたとえばロールコーターやナイフ
コーターなどを用いて前記接着剤をコーティングし、必
要に応じて乾燥させたものを、前記積層体と接着させる
方法などがあげられる。
【0044】なお、前記接着剤層2を設ける際の接着剤
の乾燥温度は、粘着性の向上効果を充分に発現せしめる
という点から、用いる接着剤に含有された熱可塑性樹脂
の軟化点よりも20℃低い温度以上の温度、なんかづく
かかる軟化点よりも15℃低い温度ないし軟化点である
ことが好ましい。
【0045】また、接着剤層2の厚さがあまりにも大き
いばあいには、動力伝動ベルトをうる際の工程数が増加
して高コストとなり、かつ動力伝動ベルトの耐疲労性な
どの性能が劣るようになる傾向があり、またあまりにも
小さいばあいには、接着力が小さく、帆布1と積層体と
の接着が不充分となる傾向があるので、接着剤の付着量
が樹脂固形分量で20〜480g/m2 、なかんづく4
0〜320g/m2 となるようにすることが好ましい。
【0046】かくして帆布1と接着ゴム層3および圧縮
ゴム層5からなる積層体とを接着剤層2を介して接着さ
せたのちには、必要により、50〜200℃程度の温度
で加硫させればよい。
【0047】なお、帆布1は、図1に示されるように、
前記積層体の全面に接着させてもよく、一部分にのみ接
着させてもよい。
【0048】さらに、帆布を前記積層体の全面に接着さ
せるばあいには、通常帆布の両端が重なるようにして接
着させてもよく、またかかる帆布は、通常積層体に1重
で接着されていればよいが、それ以上、たとえば2重以
上に積層された状態で接着されていてもよい。なお、2
重以上に積層されるように帆布を接着するばあいには、
帆布と帆布とのあいだにも接着剤層が設けられることが
好ましい。
【0049】図2は、本発明の動力伝動ベルトの切口を
有するVリブドベルトの概略説明図である。
【0050】図2において、心線4が埋設された接着ゴ
ム層3と圧縮ゴム層5とが積層されており、接着ゴム層
3の上面には、接着剤層2を介して帆布1が接着されて
いる。
【0051】以上、本発明の動力伝動ベルトを図1〜2
に基づいて説明したが、本発明はかかる図面に記載の態
様のみに限定されるものではない。
【0052】つぎに、本発明の接着剤およびそれを用い
てなる動力伝動ベルトを実施例に基づいてさらに詳細に
説明するが、本発明はかかる実施例にのみに限定される
ものではない。
【0053】実施例1〜3 まず、ネオプレンラテックス400(昭和電工・デュポ
ン(株)製、ポリクロロプレンラテックス、樹脂固形分
量50重量%)200部に対して、カーボンブラックF
EF10部、酸化亜鉛10部、ノクラックTD(大内新
興化学工業(株)製、p−(p−トルエンスルホニルア
ミド)−ジフェニルアミン)2部、コロイドイオウ1
部、ノクセラーBZ(大内新興化学工業(株)製、ジ−
n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛)2部、デモールN
(花王(株)製、アルキルアリルスルホン酸塩のホルマ
リン縮合物)0.75部、エマルゲン911(花王
(株)製、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル)0.25部およびイオン交換水50部をボールミル
を用いて粉砕してえられ水分散体を配合して水性ラテッ
クス組成物をえた。
【0054】えられた水性ラテックス組成物中に綿/ポ
リエステル繊維混紡(重量比50/50)の帆布(坪量
14.5g/m2 )を浸漬させてソーキングし(付着量
192g/m2 )、これを70℃で乾燥させた。
【0055】つぎに、前記水性ラテックス組成物の組成
において、ネオプレンラテックス400 200部のか
わりにネオプレンラテックス635(昭和電工・デュポ
ン(株)製、未架橋のポリクロロプレンラテックス、樹
脂固形分量58重量%)200部を用い、さらに増粘剤
(セロゲン3H、第一工業製薬(株)製、カルボキシル
メチルセルロースのナトリウム塩)0.6部およびスー
パーエステルE−710(荒川化学工業(株)製、安定
化ロジンエステル系水分散型粘着剤、樹脂固形分量50
重量%、樹脂軟化点75℃)60部を配合した水分散体
を用いたほかは前記水性ラテックス組成物と同様の組成
で接着剤をえた。
【0056】えられた接着剤を、ナイフコーターを用い
て水性ラテックス組成物が含浸された帆布の片面にコー
ティングし(付着量64g/m2 )、表1に示す乾燥温
度で乾燥させて接着剤層2を形成した。
【0057】こののち、図1に示されるように、心線4
(ポリエステル、直径1mm)が埋設された接着ゴム層
3(クロロプレンゴム、ゴム硬度(Hs)70(JIS
A))と圧縮ゴム層5(クロロプレンゴム、ゴム硬度
(Hs)70(JIS A))とが積層された積層体の
全周にわたって接着剤層2が接するように帆布を接着さ
せたのち(帆布の両端20mmの幅が重なるように接
着、図1には示さず)、150℃で30分間加硫させて
動力伝動ベルトをえた。
【0058】えられた動力伝動ベルトの帆布とゴム層と
の粘着力、ならびに帆布と帆布との接着力および帆布と
ゴム層との接着力を以下の方法にしたがって調べた。そ
の結果を表1に示す。
【0059】(粘着力)PICMA TACK TES
TERII(東洋精機(株)製)を用い、25℃の条件
で、前記と同様にして水性ラテックス組成物を含浸させ
たのち接着剤層を形成させた帆布と、前記接着ゴム層お
よび圧縮ゴム層と同様のクロロプレンゴムとを、ダウン
スピード(接触させるときの速度)30cm/分で接触
させて荷重100gfで10秒間負荷したのち、アップ
スピード(引き離すときの速度)100cm/分で引き
離したきの粘着力(g)を測定した。
【0060】(接着力)ポリクロロプレン100部に対
して、カーボンブラックFEF35部、ジオクチルフタ
レート15部、ノクラックTD2部、ステアリン酸1
部、酸化マグネシウム4部、酸化亜鉛5部およびニップ
シールVN−3(シリカ)10部を混合し、バンバリー
ミキサーで混練して被着ゴムを調製した。
【0061】かかる被着ゴムと、前記と同様にして水性
ラテックス組成物を含浸させたのち接着剤層を形成させ
た帆布2枚とを150℃で30分間加熱して加硫接着さ
せて試験片(40mm×180mm、厚さ8mm)を作
製した。
【0062】えられた試験片について、ストログラフ
(東洋精機(株)製、引張り試験機)を用いて室温(2
5℃)または感温(120℃)で引張り速度50mm/
分にて剥離試験を行ない、接着強度(kg/cm)を測
定した。
【0063】比較例1〜2 実施例1〜3において、スーパーエステルE−710
60部のかわりにスーパーエステルE−730−55
(荒川化学工業(株)製、安定化ロジンエステル系水分
散型粘着剤、樹脂固形分量55重量%、樹脂軟化点12
5℃)55部(比較例1)またはスーパーエステルE−
650(荒川化学工業(株)製、安定化ロジンエステル
系水分散型粘着剤、樹脂固形分量50重量%、樹脂軟化
点150℃)60部(比較例2)を用い、接着剤の乾燥
温度を表1に示すように変更したほかは、実施例1〜3
と同様にして動力伝動ベルトをえた。
【0064】えられた動力伝動ベルトの帆布とゴム層と
の粘着力、ならびに帆布と帆布との接着力および帆布と
ゴム層との接着力を実施例1〜3と同様にして調べた。
その結果を表1に示す。
【0065】
【表1】
【0066】表1に示された結果から、実施例1〜3で
えられた動力伝動ベルトは、室温および感温いずれにお
いても、帆布と帆布との接着力および帆布とゴム層との
接着力ともにきわめてすぐれたものであることがわか
る。
【0067】また、実施例1〜3でえられた動力伝動ベ
ルトは、120℃といった高温における接着力にもすぐ
れていることから、かかる動力伝動ベルトは、耐熱性に
すぐれたものであることがわかる。
【0068】さらに、実施例1〜3でえられた動力伝動
ベルトの帆布とゴム層との粘着力が比較例1〜2のもの
と比べてかなり大きいことから、かかる動力伝動ベルト
の接着剤層を形成する軟化点が100℃以下の熱可塑性
樹脂を用いてえられた接着剤が粘着性にきわめてすぐれ
たものであることがわかる。
【0069】さらに、とくに実施例1〜2では、接着剤
の乾燥温度が熱可塑性樹脂の軟化点よりも20℃低い温
度以上であるので、動力伝動ベルトの帆布とゴム層との
粘着力がきわめて大きいことがわかる。
【0070】実施例4および比較例3 実施例1と同様にして(実施例4)または比較例2と同
様にして(比較例3)水性ラテックス組成物を含浸させ
たのち接着剤層2を形成させた帆布1を、円筒モールド
型に巻き付け、その上に接着ゴム層3として前記接着力
の試験で用いた被着ゴムと同じ組成の接着ゴムシート
(ゴム硬度(Hs)70(JIS A)、心線4(ポリ
エステル、直径1mm)が埋設)を巻き付けた。
【0071】さらに前記接着ゴムシートの上にイソシア
ネートとレゾルシン−ホルムアルデヒド初期縮合物ラテ
ックスとで処理したポリエステルコードを巻き付け(図
2には示さず)、その上に圧縮ゴム層5としてクロロプ
レンゴムに短繊維を配合してえられた底ゴムシート(ゴ
ム硬度(Hs)85(JIS A))を巻き付けたの
ち、外部より加圧し、160℃で30分間加硫させてベ
ルトをえた。このベルトの底ゴム部分を研削してリブ出
しを行ない、切断して図2に示されるVリブドベルト
(リブ数3、長さ96cm)をえた。
【0072】えられたVリブドベルトについて、図3に
示される3軸走行試験装置を用いて3軸走行試験を行な
い、その寿命を調べた。図3において、駆動プーリ6お
よび従動プーリ7はそれぞれ直径125mmのものであ
り、直径70mmのアイドルプーリ8によってVリブド
ベルト9の張力が調整されている。従動プーリ7の負荷
12馬力、アイドルプーリ8に対する矢印Aの方向の張
力85kgfおよび駆動プーリ6の回転数4900rp
mの条件で、85℃の雰囲気中、駆動プーリ6を矢印B
の方向に回転させてVリブドベルト9を矢印Cの方向に
走行させた。このときの帆布1に亀裂が発生するまでの
時間を計測した。
【0073】その結果、比較例3のVリブドベルトの帆
布に亀裂が発生するまでの時間を1とすると、実施例4
のVリブドベルトの帆布に亀裂が発生するまでの時間は
1.5であり、このことから本発明の接着剤が用いられ
たVリブドベルトは、帆布に亀裂が発生しにくく、長寿
命で耐久性にすぐれたものであることがわかる。
【0074】
【発明の効果】本発明の接着剤は、有機溶剤を用いずに
製造されたものであるので、引火などの危険性や環境汚
染などの問題を発生することがなく、しかも粘着性にす
ぐれたものである。
【0075】また、本発明の動力伝動ベルトは、前記接
着剤が用いられていることから、成形加工性や耐熱性に
すぐれ、またとくにゴム層と帆布との接着力にすぐれた
ものであり、さらに長寿命であるので、大きな応力が加
わる各種動力伝動ベルトとして好適に使用しうるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動力伝動ベルトの切口を有するVベル
トの概略説明図である。
【図2】本発明の動力伝動ベルトの切口を有するVリブ
ドベルトの概略説明図である。
【図3】Vリブドベルトの3軸走行試験に用いた3軸走
行試験装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 帆布 2 接着剤層 3 接着ゴム層 4 心線 5 圧縮ゴム層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリクロロプレンラテックスおよび軟化
    点が100℃以下の熱可塑性樹脂を含有してなる接着
    剤。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂がロジンまたはロジン誘導
    体である請求項1記載の接着剤。
  3. 【請求項3】 加硫剤を含有してなる請求項1または2
    記載の接着剤。
  4. 【請求項4】 心線が埋設された接着ゴム層と圧縮ゴム
    層とが積層されてなる積層体の外面に帆布が接着され、
    該積層体と帆布とのあいだに接着剤層が設けられた動力
    伝動ベルトであって、前記帆布が水性ラテックス組成物
    を含浸させたものであり、前記接着剤層が請求項1、2
    または3記載の接着剤からなることを特徴とする動力伝
    動ベルト。
  5. 【請求項5】 水性ラテックス組成物が加硫剤を配合し
    たものである請求項4記載の動力伝動ベルト。
  6. 【請求項6】 接着剤層が接着剤に含有された熱可塑性
    樹脂の軟化点よりも20℃低い温度以上の温度で乾燥す
    ることによって形成されたものである請求項4または5
    記載の動力伝動ベルト。
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