JPH07279924A - 部材同士の接合構造 - Google Patents
部材同士の接合構造Info
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- JPH07279924A JPH07279924A JP6687794A JP6687794A JPH07279924A JP H07279924 A JPH07279924 A JP H07279924A JP 6687794 A JP6687794 A JP 6687794A JP 6687794 A JP6687794 A JP 6687794A JP H07279924 A JPH07279924 A JP H07279924A
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Abstract
数が少ない接合構造を提供する。 【構成】軸孔3を有する第1の部材1と、その軸孔3に
対応する部位に係合孔4を有する第2の部材2と、基端
5aに係止鍔6を有し先端部5bを第1の部材1の軸孔
3を貫通させて該第1の部材1の接合面1b側に突出さ
せた係合ピン5とを具備してなり、第1の部材1の接合
面1bを第2の部材2に重合させて前記係合ピン5の先
端部5bを前記係合孔4に係合させるようにした部材同
士の接合構造であって、前記係合ピン5に、弾性変形し
つつ軸孔3内を通過して該軸孔3の開口端面3aに係合
する抜止用の弾性片9を設けたことを特徴とする。
Description
保持する椅子の背板と、背裏板との接合等に好適に使用
される部材同士の接合構造に関するものである。
プする椅子の背板と、その背板の背面に重合配置される
背裏板とを接合する場合、背裏板に軸孔を穿設するとと
もに、背板の前記軸孔に対応する部位に係合孔を設けて
おく。そして、基端に係止鍔を有する係合ピンを背裏板
の背面側から軸孔に挿入してその先端部を該背裏板の前
面に突出させておき、その状態で背裏板の背面及び周縁
部を布等の外装材によりくるんで外観を整える。その状
態で、その背裏板の前面に背板を重合させ、前記係合ピ
ンの先端部を前記係合孔に係合させることによってその
背板と背裏板とを結合するようにしている。
構成のものでは、背裏板の複数箇所に係合ピンを貫通さ
せておき、それぞれの係合ピンを背板の対応する係合孔
にそれぞれ係合させる関係上、各係合ピンは各軸孔に対
して比較的緩く遊嵌させてあり、寸法誤差により係合ピ
ンをうまく係合孔に係合させることができなくなるのを
防止している。
るくるみ作業時にその係合ピンが軸孔から抜け落ち易い
という不具合や、組立時に係合ピンが軸心方向にも遊動
して組立作業がしずらいという問題があった。
合ピンをいわゆるスピードナット等を用いて抜止めする
ことによって解消することはできるが、このようにする
と部品点数が多くなって構造の複雑化を招く上に、係合
ピンの組付作業の工数も多くなる。
目的としている。
達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る部材同士の結合構造は、軸孔を
有する第1の部材と、その軸孔に対応する部位に係合孔
を有する第2の部材と、基端に係止鍔を有し先端部を第
1の部材の軸孔を貫通させて該第1の部材の接合面側に
突出させた係合ピンとを具備してなり、第1の部材の接
合面を第2の部材に重合させて前記係合ピンの先端部を
前記係合孔に係合させるようにした部材同士の接合構造
であって、前記係合ピンに、弾性変形しつつ軸孔内を通
過して該軸孔の開口端面に係合する抜止用の弾性片を設
けたことを特徴とする。
ションを保持する椅子の背板と、背裏板との接合等に使
用される部材同士の接合構造に好適に適用することがで
きる。 部品点数を減らすには、係合ピンが、弾性片を
一体に有した合成樹脂製のものであることが望ましい。
1の部材に設けた軸孔に挿入する際に、その係合ピンに
設けた弾性片が一時的に弾性変形して軸孔を通過し、そ
の通過し終わった段階で元の形状に復元して軸孔の開口
端面に係合することになる。そのため、係合ピンの外径
に対して軸孔の内径を比較的大きく設定しておいても、
係合ピンが不用意に抜け落ちるのを防止することが可能
となる。したがって、係合ピンを、くるみ作業時に抜け
ないように押えたり、組立作業時にがたつかないように
拘束する必要がなくなる。すなわち、係合ピンを軸孔に
一旦打ち込めば、大きな逆押圧力を加えない限り係合ピ
ンが抜落ちることがなくなるため、くるみ作業等の際の
取扱性が良好なものとなる。また、係止鍔と弾性片とに
よって第1の部材を挾持することになるため、係合ピン
が軸心方向に遊動するのを防止又は抑制することにな
り、組立作業も容易になる。
照して説明する。
る一方の部材たる背裏板1と、クッションをバックアッ
プする第2の部材たる背板2とを接合する部分に、本発
明を適用した場合のものである。
で接合される平板状のもので合板等により作られてお
り、例えば、4か所に軸孔3を有している。軸孔3は、
円形のもので背裏板1の背面1aと接合面たる前面1b
とを連通させるべく穿設されている。
板状のもので合板等により作られており、前記軸孔3に
対応する4か所に円形の係合孔4を備えている。
貫通させた係合ピン5を用いて結合している。係合ピン
5は、図1〜図4に示すように、基端5aに係止鍔6を
有し先端部5bを背裏板1の軸孔3を貫通させて該背裏
板1の接合面たる前面1b側に突出させたもので、合成
樹脂により一体に成型されている。係止鍔6は、偏平な
円板状をなすもので、前記軸孔3よりも大きな外径を備
えている。先端部5bは、横断面十字形をなす芯部分7
と、この芯部分7の隅角を埋めるようにして形成された
フィン8とを具備してなるもので、前記フィン8は軸心
方向に所定の間隔をあけて複数段に形成されている。こ
れらフィン8の先端を結ぶ仮想円81の直径は、軸孔3
の内径よりも若干大きく設定してある。装着状態で軸孔
3内に位置することになる係合ピン5の中間部5cは、
前記軸孔3よりも小径な円柱状をなしている。そして、
この中間部5cと前記先端部5bとの境界部分に、抜止
用の弾性片9を一体に形成している。弾性片9は、4つ
の角部9aを丸く成形した正方形状のもので、その仮想
内接円91の直径が前記中間部5cの外径と略一致し、
仮想外接円92の直径が前記軸孔3の内径よりも大きく
なるように設定されている。
裏板1の背面1a側から軸孔3に打ち込むことにより該
背裏板1に装着されるものであり、その打込時に前記弾
性片9が一時的に厚み方向に弾性変形して軸孔3を通過
し、図6に示すような装着状態で元の形状に自己復帰し
て軸孔3の開口端面3aに係合するようになっている。
図6は図5に示す係合ピン5を90度回転させたものを
示しており、想像線は図5に示す状態に相当する弾性片
9を示している。
ない周縁に装飾布等の外装材10を覆着し、しかる後
に、前記係合ピン5の先端部5bを背板2の係合孔4に
圧入して係合させることによって、該背板2と背裏板1
とを重合状態で接合するようになっている。係合孔4の
内径は、係合ピン5のフィン8の先端を結ぶ仮想円81
の直径よりも若干小さく設定してあり、図7に示すよう
に、係合ピン5を圧入した状態ではフィン8の先端が係
合孔4に係合している。
5を背裏板1に設けた軸孔3に挿入する際に、その係合
ピン5に設けた弾性片9が一時的に弾性変形して軸孔3
を通過し、その通過し終わった段階で元の形状に復元し
て軸孔3の開口端面3aに係合することになる。そのた
め、係合ピン5の外径に対して軸孔3の内径を比較的大
きく設定しておいても、係合ピン5が不用意に抜け落ち
るのを防止することが可能となる。したがって、係合ピ
ン5を、くるみ作業時に抜けないように押えたり、組立
作業時にがたつかないように拘束する必要がなくなる。
すなわち、係合ピン5を軸孔3に一旦打ち込めば、大き
な逆押圧力を加えない限り係合ピン3が抜落ちることが
なくなるため、くるみ作業等の際の取扱性が良好なもの
となる。また、係止鍔6と弾性片9とによって背裏板1
を挾持することになるため、係合ピン5が軸心方向に遊
動するのを防止又は抑制することになり、組立作業も容
易になる。
実施例のものに限定されるものではなく、例えば、図8
に示すようなものであってもよい。すなわち、この実施
例では、第2の部材たる背板102等に合成樹脂板12
0を固着してある。この合成樹脂板120の中央部12
0aには、ボス部121が一体に設けてあり、このボス
部121の中心に係合孔104が形成されている。係合
孔104は、後方に向けて拡開するテーパ形状をなすも
ので、奥部104aが最も小径となっている。そして、
この奥部104aに係合ピン105の先端部105aを
圧入して係合させてある。
は前記実施例に比べて多くなるが、背板102の係合孔
104が後方に向けて拡開するテーパ形状をなしている
ので、係合ピン105を係合孔104に圧入する作業が
楽になり、さらに係合孔104の奥部104aが最も小
径となっているので、一旦係合した係合ピン105は係
合孔104の奥部104aと係合して抜けにくくなる。
板の接合に限られるものではないことは、勿論である。
種々変形が可能である。
ら、係合ピンを第1の部材に設けた軸孔に挿入する際
に、その係合ピンに設けた弾性片が一時的に弾性変形し
て軸孔を通過し、その通過し終わった段階で元の形状に
復元して軸孔の開口端面に係合することになる。そのた
め、係合ピンの外径に対して軸孔の内径を比較的大きく
設定しておいても、係合ピンが不用意に抜け落ちるのを
防止することが可能となる。
接合構造を椅子の背板と背裏板の接合に適用しているの
で、椅子の背板と背裏板を接合する作業の際に、係合ピ
ンを、くるみ作業時に抜けないように押えたり、組立作
業時にがたつかないように拘束する必要がなくなる。す
なわち、係合ピンを軸孔に一旦打ち込めば、大きな逆押
圧力を加えない限り係合ピンが抜落ちることがなくなる
ため、くるみ作業等の際の取扱性が良好なものとなる。
また、係止鍔と弾性片とによって背裏板を挾持すること
になるため、係合ピンが軸心方向に遊動するのを防止又
は抑制することになり、組立作業も容易になる。
弾性片を一体に有した合成樹脂製のものにしているの
で、部品点数を低減することが可能となる。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】軸孔を有する第1の部材と、その軸孔に対
応する部位に係合孔を有する第2の部材と、基端に係止
鍔を有し先端部を第1の部材の軸孔を貫通させて該第1
の部材の接合面側に突出させた係合ピンとを具備してな
り、第1の部材の接合面を第2の部材に重合させて前記
係合ピンの先端部を前記係合孔に係合させるようにした
部材同士の接合構造であって、前記係合ピンに、弾性変
形しつつ軸孔内を通過して該軸孔の開口端面に係合する
抜止用の弾性片を設けたことを特徴とする部材同士の接
合構造。 - 【請求項2】第2の部材がクッションを保持する椅子の
背板であり、第1の部材がその背板の背面に重合配置さ
れる背裏板であることを特徴とする請求項1記載の部材
同士の接合構造。 - 【請求項3】係合ピンが、弾性片を一体に有した合成樹
脂製のものであることを特徴とする請求項1又は請求項
2記載の部材同士の接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06687794A JP3283688B2 (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 部材同士の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06687794A JP3283688B2 (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 部材同士の接合構造 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001381882A Division JP2002303307A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 椅子の部材の接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07279924A true JPH07279924A (ja) | 1995-10-27 |
JP3283688B2 JP3283688B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=13328551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06687794A Expired - Lifetime JP3283688B2 (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 部材同士の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283688B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000145738A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-26 | Takano Co Ltd | 接合構造 |
JP2010014167A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Nagoya City | 継手部の離脱防止構造及びそれに用いられる穿孔装置 |
-
1994
- 1994-04-05 JP JP06687794A patent/JP3283688B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000145738A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-26 | Takano Co Ltd | 接合構造 |
JP2010014167A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Nagoya City | 継手部の離脱防止構造及びそれに用いられる穿孔装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3283688B2 (ja) | 2002-05-20 |
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