JPH07279729A - 内燃機関の筒内噴射燃料制御装置 - Google Patents

内燃機関の筒内噴射燃料制御装置

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JPH07279729A
JPH07279729A JP6071013A JP7101394A JPH07279729A JP H07279729 A JPH07279729 A JP H07279729A JP 6071013 A JP6071013 A JP 6071013A JP 7101394 A JP7101394 A JP 7101394A JP H07279729 A JPH07279729 A JP H07279729A
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JP
Japan
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injection
fuel
internal combustion
combustion engine
cylinder
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Pending
Application number
JP6071013A
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English (en)
Inventor
Yasushi Ouchi
裕史 大内
Ikuo Musa
郁夫 撫佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料カット状態から復帰時の噴射方式の切り
替えを防止して運転者へのショックを軽減することので
きる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置を得る。 【構成】 気筒内に直接燃料を噴射して燃料を燃焼させ
る内燃機関の筒内噴射燃料制御装置において、内燃機関
の運転状態に応じて、圧縮行程噴射または吸気行程噴射
に噴射方式を切り替えて燃料噴射する燃料噴射切替手段
S8と、運転状態に応じて燃料カット状態を判定すると
ともに燃料カットを実行する燃料カット手段S1と、燃
料カット状態から復帰後に所定条件が成立しているか否
かを判定する条件判定手段S5と、所定条件が成立した
ときに、噴射方式を圧縮行程噴射または吸気行程噴射の
一方に固定する噴射方式固定手段S7とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、気筒内に直接燃料を
噴射して燃料を燃焼させるようにした火花点火式の内燃
機関の筒内噴射燃料制御装置に関し、特に燃料カット状
態からの復帰時における運転者へのショックを低減させ
た内燃機関の筒内噴射燃料制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、吸気管内で燃料を噴射して均一
な混合気を気筒内に導入する火花点火式の内燃機関にお
いては、比較的大きいエンジン発生トルクが得られるも
のの、空燃比に対する変動も大きいため、トルク制御が
容易でないという問題がある。そこで、エンジン発生ト
ルクを制御し易くするために、気筒内に直接燃料を噴射
することにより、気筒内の部分的な領域で燃料を燃焼さ
せるようにした内燃機関の筒内噴射燃料制御装置が開発
されている。
【0003】図8は気筒内に直接燃料を噴射する形式の
一般的な内燃機関の筒内噴射燃料制御装置のシステム全
体を概略的に示す構成図であり、図において、1は内燃
機関の本体すなわちエンジン、2は吸入空気を浄化する
ためのエアークリーナ、3はエアークリーナ2を介した
吸入空気を矢印のようにエンジン1に導入するための吸
気管、4は吸気管3内に設けられて吸入空気量を調節す
るためのスロットル弁、5はエンジン1の上流に設けら
れたサージタンクである。
【0004】6はエンジン1の下流に設けられて排気ガ
スを導出するための排気管、7はスロットル弁4の開度
を制御するためのたとえばステッパモータを用いたアク
チュエータ、8はアクセルペダル(図示せず)の開度α
を検出するアクセル開度センサ、9は点火タイミングに
合わせてエンジン1の各気筒毎に放電電圧を分配する配
電器、10は点火用の放電電圧を発生する点火コイル、
11は各気筒の点火時期に合わせて点火コイル10を通
電遮断させて高電圧を出力させるためのイグナイタであ
る。
【0005】12はマイクロコンピュータからなる電子
式制御ユニットであり、アクセル開度αを含む種々のセ
ンサ情報を取り込み、エンジン1の制御に関連するアク
チュエータ7およびイグナイタ11を含むシステム全体
を制御する。13はエンジン1の各気筒内に直接燃料を
噴射できるように配設された燃料噴射弁であり、電子式
制御ユニット12からの制御信号(後述する)により駆
動される。
【0006】14は配電器9からの放電電圧が供給され
て各気筒内で放電火花を発生させる点火プラグ、15は
エンジン1により回転駆動されるクランク軸に取り付け
られてクランク角信号CAを出力するクランク角センサ
である。クランク角信号CAは、アクセル開度αととも
に電子式制御ユニット12に入力される。20は車載の
バッテリ、21は電子式制御ユニット12とバッテリ2
0との間に挿入されたイグニッションスイッチである。
【0007】図9は電子式制御ユニット12の具体的構
成を示すブロック図である。図において、100はマイ
クロコンピュータであり、アクセル開度αおよびクラン
ク角信号CAを含む運転状態情報に基づき所定のプログ
ラムにしたがってアクチュエータ7および燃料噴射弁1
3の制御量等を算出するCPU200と、エンジン1の
クランク角信号CAから回転周期を計測するためのフリ
ーランニングのカウンタ201と、種々の制御のために
時間を計時するタイマ202と、アナログ入力信号をデ
ィジタル信号に変換するA/D変換器203と、ワーク
メモリとして使用されるRAM205と、種々の動作プ
ログラムが記憶されているROM206と、点火信号Q
を含む種々の制御信号を出力するための出力ボート20
7と、各要素201〜207をCPU200に結合させ
るコモンバス208とから構成されている。
【0008】101は第1入力インターフェース回路で
あり、クランク角信号CAを波形整形して割り込み信号
とし、マイクロコンピュータ100に入力する。この割
り込み信号が発生すると、マイクロコンピュータ100
内のCPU200は、カウンタ201の値を読み取ると
ともに、今回の読み取り値と前回の読み取り値との差か
らエンジン1の回転数周期を算出してRAM205に記
憶させる。
【0009】102は第2入力インターフェース回路で
あり、アクセル開度αを含む各センサ信号を取り込み、
A/D変換器203に入力する。104は出力インター
フェース回路であり、出力ポート207からの駆動出力
すなわち点火信号Qを含む制御信号を増幅し、アクチュ
エータ7、イグナイタ11および燃料噴射弁13等に出
力する。105はバッテリ20からの電力をマイクロコ
ンピュータ100に供給するための電源回路である。
【0010】電子式制御ユニット12は、アクセル開度
αに応じてアクチュエータ7を駆動し、スロットル弁4
の開度を制御する。また、クランク角信号CAの示す所
定クランク角期間の計測時間からエンジン回転数を算出
し、このエンジン回転数およびアクセル開度αに基づい
て燃料噴射量を演算する。そして、燃料噴射量に対応し
た駆動時間で且つクランク角信号CAに基づく所定タイ
ミングで、燃料噴射弁13を駆動制御し、エンジン1の
各気筒内に燃料を直接噴射させる。
【0011】さらに、電子式制御ユニット12は、燃料
噴射タイミングと同期をとって、点火用のイグナイタ1
1に点火信号Q(通電遮断信号)を出力する。これによ
り、イグナイタ11がオンオフ駆動され、点火コイル1
0が励磁されて高電圧を発生する。この高電圧は、配電
器9を通して点火プラグ14に印加され、点火プラグ1
4を所定タイミングで放電させて点火火花を発生させ
る。こうして、各気筒内に燃料を噴射し且つ噴射された
燃料を含む混合気を燃焼させることにより、エンジン1
を動作させるようになっている。
【0012】なお、スロットル弁4の開度は、アイドル
運転付近以外または減速運転時以外において、ほぼ全開
状態に制御される。また、燃料噴射弁13から噴射され
る燃料の圧力は、気筒内に直接噴射されるため非常に高
圧である。
【0013】次に、図10〜図13を参照しながら、上
記のように構成された従来の内燃機関の筒内噴射燃料制
御装置の動作について説明する。図10は、エンジン回
転数およびアクセル開度αから算出された燃料量Fと、
アクセル開度αに対応する負荷Lとの関係を燃料噴射方
式の関係とともに示す説明図、図11は、圧縮行程噴射
中の空燃比A/Fとエンジン発生トルクTとの関係を示
す説明図である。
【0014】図12および図13は燃料噴射方式と筒内
での燃料分布(燃焼状態)との関係を模式的に示す説明
図であり、図12は圧縮行程噴射での燃料の燃焼状態を
示す説明図、図13は吸気行程噴射での燃料の燃焼状態
を示す説明図である。図において、22はエンジン1を
構成する気筒の燃焼室、23は燃焼室22をサージタン
ク5に連通する吸気弁、24は燃焼室22を排気管6に
連通する排気弁、30は圧縮行程噴射での燃焼領域、3
1は吸気行程噴射での燃焼領域である。
【0015】図10において、燃料量FがFA以下且つ
負荷LがLB以下のときには、燃料吐出時間が短くてよ
いため、エンジン1の圧縮行程中に燃料を噴射する「圧
縮行程噴射」が行われる。
【0016】この場合、図12に示すように燃焼領域3
0が小さくなり、気筒内の一部で燃料の燃焼が行われる
ため、筒内容積に対して燃料が少なくて済み経済的な燃
焼状態となり、また、燃焼のための空燃比A/Fが制御
し易い燃焼状態となる。したがって、図11内の実線で
示すように、空燃比A/Fに応じたエンジン発生トルク
Tの制御が可能となる。
【0017】一方、図10において、燃料量FがFAよ
りも多くなるかまたは負荷LがLBよりも多くなると、
圧縮行程中に燃料噴射が終了しないため、吸入行程から
圧縮行程までの間に燃料を噴射する「吸気行程噴射」が
行われる。
【0018】この場合、周知の吸気ポート付近に燃料を
噴射する形式のエンジンと同じ燃焼状態となり、図13
のように燃焼領域31が大きくなり、筒内容積の全てを
用いて燃料の燃焼が行われるので、高出力のエンジン発
生トルクTが得られ易い。したがって、エンジン発生ト
ルクTは、空燃比A/Fに応じて、図11内の一点鎖線
のようになる。図11では、「圧縮行程噴射」と「吸気
行程噴射」とにおけるエンジン発生トルクTが異なるこ
とを示しているが、「圧縮行程噴射」においても、エン
ジン形状の工夫により「吸気行程噴射」と同一の最大エ
ンジン発生トルク(A/F=12付近)を出力すること
は可能である。
【0019】また、減速運転時においては、周知の吸気
ポート付近での燃料噴射形式のエンジンの場合と同様に
燃料カットを行い、燃焼の不安定をなくすとともに、経
済性を確保している。このように、従来より、内燃機関
において筒内噴射制御装置を用いることにより、経済性
を向上させるとともに、高出力のエンジン発生トルクT
を得ることの両立を達成している。
【0020】しかし、図10のように、燃料量Fおよび
負荷Lに応じて燃料噴射方式を切り替えて一義的に決定
しているため、たとえば減速状態から走行状態への移行
時等のように、燃料カット状態から復帰する場合とし
て、燃料カット状態から圧縮行程噴射状態に移行する場
合と、燃料カット状態から吸気行程噴射状態へ移行する
場合とがある。
【0021】このように、燃料カット状態からの復帰直
後において燃料噴射方式が異なる場合、燃料噴射方式の
違いによりエンジン発生トルクTの変動が大きくなる。
すなわち、図11に示すように、空燃比A/FがAFO
(=16)付近でのエンジン発生トルクTは、燃料噴射
方式が吸気行程噴射の場合にはTC、圧縮行程噴射の場
合にはTDとなり、大きなトルク差ΔT(=TC−T
D)が生じる。
【0022】したがって、燃料カット状態からの復帰時
に、圧縮行程噴射の場合(TD)と吸気行程噴射の場合
(TC)とで運転者の感じるショックが異なってしま
う。また、燃料カット状態からの復帰(燃焼開始)にと
もない、エンジン発生トルクTが0からTCまたはTD
まで大きく急変動するので、運転者に対して大きなショ
ックが発生する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関の筒内
噴射燃料制御装置は以上のように、燃料量Fおよび負荷
Lに応じて、燃料噴射方式を一義的に決定して切り替え
ているため、燃料カット状態から復帰直後の燃料噴射方
式の違いによりエンジン発生トルクTの差が大きく、運
転者の感じるショックが異なるという問題点があった。
また、燃料カット状態からの復帰時の燃焼開始によるエ
ンジントルクの変動が大きいため、運転者へのショック
が発生するという問題点があった。
【0024】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、燃料カット状態からの復帰時
のトルク変化を小さくすることにより、運転者へのショ
ックを軽減または無くすことのできる内燃機関の筒内噴
射燃料制御装置を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る内燃機関の筒内噴射燃料制御装置は、気筒内に直接燃
料を噴射して燃料を燃焼させる内燃機関の筒内噴射燃料
制御装置において、内燃機関の運転状態に応じて、圧縮
行程噴射または吸気行程噴射に噴射方式を切り替えて燃
料噴射する燃料噴射切替手段と、運転状態に応じて燃料
カット状態を判定するとともに燃料カットを実行する燃
料カット手段と、燃料カット状態から復帰後に所定条件
が成立しているか否かを判定する条件判定手段と、所定
条件が成立したときに、噴射方式を圧縮行程噴射または
吸気行程噴射の一方に固定する噴射方式固定手段とを備
えたものである。
【0026】また、この発明の請求項2に係る内燃機関
の筒内噴射燃料制御装置は、請求項1において、噴射方
式固定手段により固定された噴射方式に応じて内燃機関
の制御パラメータを変更する制御パラメータ変更手段を
備えたものである。
【0027】また、この発明の請求項3に係る内燃機関
の筒内噴射燃料制御装置は、請求項2において、噴射方
式固定手段は噴射方式を圧縮行程噴射に固定し、制御パ
ラメータ変更手段は、噴射燃料をリーン側から徐々にリ
ッチ側に変更するものである。
【0028】また、この発明の請求項4に係る内燃機関
の筒内噴射燃料制御装置は、請求項2において、噴射方
式固定手段は噴射方式を圧縮行程噴射に固定し、制御パ
ラメータ変更手段は、燃料の噴射タイミングを変更する
ものである。
【0029】また、この発明の請求項5に係る内燃機関
の筒内噴射燃料制御装置は、請求項2において、噴射方
式固定手段は噴射方式を吸気行程噴射に固定し、制御パ
ラメータ変更手段は、点火時期を遅角側に変更するもの
である。
【0030】また、この発明の請求項6に係る内燃機関
の筒内噴射燃料制御装置は、請求項2において、噴射方
式固定手段は噴射方式を吸気行程噴射に固定し、制御パ
ラメータ変更手段は、噴射燃料をリーン側に変更するも
のである。
【0031】また、この発明の請求項7に係る内燃機関
の筒内噴射燃料制御装置は、気筒内に直接燃料を噴射し
て燃料を燃焼させる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置に
おいて、内燃機関の運転状態に応じて、圧縮行程噴射ま
たは吸気行程噴射に噴射方式を切り替えて燃料噴射する
燃料噴射切替手段と、運転状態に応じて燃料カット状態
を判定するとともに燃料カットを実行する燃料カット手
段と、燃料カット状態から復帰後に所定条件が成立して
いるか否かを判定する条件判定手段と、所定条件が成立
したときに、噴射方式が圧縮行程噴射または吸気行程噴
射のいずれであるかを判定する噴射方式判定手段と、噴
射方式判定手段の判定結果に応じて内燃機関の制御パラ
メータを変更する制御パラメータ変更手段とを備えたも
のである。
【0032】また、この発明の請求項8に係る内燃機関
の筒内噴射燃料制御装置は、請求項7において、制御パ
ラメータ変更手段は、噴射方式が圧縮行程噴射であると
判定されたときに、噴射燃料をリーン側から徐々にリッ
チ側へ変更するものである。
【0033】また、この発明の請求項9に係る内燃機関
の筒内噴射燃料制御装置は、請求項7において、制御パ
ラメータ変更手段は、噴射方式が圧縮行程噴射であると
判定されたときに、燃料の噴射タイミングを変更するも
のである。
【0034】また、この発明の請求項10に係る内燃機
関の筒内噴射燃料制御装置は、請求項7において、制御
パラメータ変更手段は、噴射方式が吸気行程噴射である
と判定されたときに、点火時期を遅角側に変更するもの
である。
【0035】また、この発明の請求項11に係る内燃機
関の筒内噴射燃料制御装置は、請求項7において、制御
パラメータ変更手段は、噴射方式が吸気行程噴射である
と判定されたときに、噴射燃料をリーン側に変更するも
のである。
【0036】また、この発明の請求項12に係る内燃機
関の筒内噴射燃料制御装置は、請求項1から請求項11
までのいずれかにおいて、条件判定手段は、燃料カット
状態から復帰後の経過時間が所定時間以内の場合に所定
条件の成立を判定するものである。
【0037】また、この発明の請求項13に係る内燃機
関の筒内噴射燃料制御装置は、請求項12において、条
件判定手段は、運転状態に応じて所定時間を可変設定す
るものである。
【0038】また、この発明の請求項14に係る内燃機
関の筒内噴射燃料制御装置は、請求項1から請求項11
までのいずれかにおいて、条件判定手段は、燃料カット
状態から復帰後の点火回数が所定点火回数以内の場合に
所定条件の成立を判定するものである。
【0039】
【作用】この発明の請求項1においては、燃料カット状
態から復帰後に所定条件が成立しているか否かを判定
し、所定条件が成立したときには噴射方式を圧縮行程噴
射または吸気行程噴射の一方に固定することにより、噴
射方式の切り替えを防止して運転者へのショックを軽減
する。
【0040】また、この発明の請求項2においては、所
定条件が成立したときに、噴射方式を圧縮行程噴射また
は吸気行程噴射の一方に固定するとともに、固定された
噴射方式に応じて内燃機関の制御パラメータを変更する
ことにより、トルク変化を抑制して運転者へのショック
をさらに軽減する。
【0041】また、この発明の請求項3においては、所
定条件が成立したときに、噴射方式をトルク制御の容易
な圧縮行程噴射に固定するとともに、噴射燃料(空燃
比)をリーン側から徐々にリッチ側に変更することによ
り、エンジン発生トルクを徐々に大きくして運転者への
ショックを軽減する。
【0042】また、この発明の請求項4においては、所
定条件が成立したときに、噴射方式をトルク制御の容易
な圧縮行程噴射に固定するとともに、燃料の噴射タイミ
ングを変更することにより、エンジン発生トルクを徐々
に大きくして運転者へのショックを軽減する。
【0043】また、この発明の請求項5においては、所
定条件が成立したときに、噴射方式を比較的トルク出力
の大きい吸気行程噴射に固定するとともに、点火時期を
遅角側に変更することにより、エンジン発生トルクを小
さくして運転者へのショックを軽減する。
【0044】また、この発明の請求項6においては、所
定条件が成立したときに、噴射方式を比較的トルク出力
の大きい吸気行程噴射に固定するとともに、噴射燃料
(空燃比)をリーン側に変更することにより、エンジン
発生トルクを小さくして運転者へのショックを軽減す
る。
【0045】また、この発明の請求項7においては、燃
料カット状態から復帰後に所定条件が成立しているか否
かを判定し、所定条件が成立したときには噴射方式が圧
縮行程噴射または吸気行程噴射のいずれであるかを判定
し、この判定結果に応じて内燃機関の制御パラメータを
変更することにより、噴射方式の違いによる運転者への
ショックを軽減する。
【0046】また、この発明の請求項8においては、噴
射方式がトルク制御の容易な圧縮行程噴射であると判定
されたときに、噴射燃料(空燃比)をリーン側から徐々
にリッチ側へ変更することにより、エンジン発生トルク
を徐々に大きくして運転者へのショックを軽減する。
【0047】また、この発明の請求項9においては、噴
射方式がトルク制御の容易な圧縮行程噴射であると判定
されたときに、燃料の噴射タイミングを変更することに
より、エンジン発生トルクを徐々に大きくして運転者へ
のショックを軽減する。
【0048】また、この発明の請求項10においては、
噴射方式が比較的トルク出力の大きい吸気行程噴射であ
ると判定されたときに、点火時期を遅角側に変更するこ
とにより、エンジン発生トルクを小さくして運転者への
ショックを軽減する。
【0049】また、この発明の請求項11においては、
噴射方式が比較的トルク出力の大きい吸気行程噴射であ
ると判定されたときに、噴射燃料をリーン側に変更する
ことにより、エンジン発生トルクを小さくして運転者へ
のショックを軽減する。
【0050】また、この発明の請求項12においては、
燃料カットから復帰後における経過時間が所定時間以内
のときに所定条件の成立を判定する。
【0051】また、この発明の請求項13においては、
所定条件の成立を判定するための所定時間を運転状態に
応じて適正に可変設定する。
【0052】また、この発明の請求項14においては、
燃料カットから復帰後における点火回数が所定点火回数
以内のときに所定条件の成立を判定する。
【0053】
【実施例】
実施例1.(請求項1および請求項12に対応) 以下、この発明の実施例1を図について説明する。な
お、この発明の実施例1における内燃機関の筒内噴射燃
料制御装置のシステム構成は図8に示したものと同一で
あり、電子式制御ユニット12内の制御プログラムが異
なるのみである。
【0054】この場合、電子式制御ユニット12は、運
転状態に応じて圧縮行程噴射または吸気行程噴射に噴射
方式を切り替えて燃料噴射する燃料噴射切替手段と、運
転状態に応じて燃料カット状態を判定するとともに燃料
カットを実行する燃料カット手段と、燃料カット状態か
ら復帰後に所定条件(所定時間だけ経過していないこ
と)が成立しているか否かを判定する条件判定手段と、
所定条件が成立したときに、噴射方式を圧縮行程噴射ま
たは吸気行程噴射の一方に固定する噴射方式固定手段と
を備えている。噴射方式固定手段は、燃料カット状態か
らの復帰時のトルク変化を小さくすることにより、運転
者へのショックを軽減するようになっている。
【0055】次に、図1のフローチャートを参照しなが
ら、この発明の実施例1における燃料カット状態からの
復帰時の動作について説明する。まず、ステップS1に
おいて、エンジン回転数が所定回転数以上(高回転)で
かつアクセル開度が所定開度以下(運転者がアクセルペ
ダルを離している)か否かの両条件から判定した燃料カ
ット状態(燃料カット中)か否かを判定する。
【0056】もし、エンジン回転数が所定回転数以上で
且つアクセル開度が所定開度以下であって、燃料カット
中(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS2
に進み、燃料カット中フラグをセットし、また、ステッ
プS3において、噴射方式を固定するための所定時間T
AをタイマCT1にセットする。
【0057】なお、燃料カット中フラグは、燃料カット
状態に入ればセットされ、その後、燃料カット以外の状
態が所定時間TAだけ継続したときにクリアされる。ま
た、タイマCT1は、所定条件が成立した後の所定時間
(たとえば、25m秒)毎にカウントダウンを行い、タ
イマCT1=0となった時点でカウントダウンを停止す
る。
【0058】以下、前述と同様に、ステップS8に進
み、燃料量および負荷に応じた噴射方式が選択され、そ
の後、所定タイミングで燃料が噴射され、かつ、所定タ
イミングで点火が行われる。
【0059】一方、ステップS1において、燃料カット
中でない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップ
S4に進み、燃料カット中フラグがセットされているか
否かを判定する。もし、燃料カット中フラグがセットで
ない(すなわち、NO)と判定されれば、燃料カット以
外の状態が所定時間TA以上継続している状態なので、
ステップS8へ進み、前述と同様に、燃料量および負荷
に応じた噴射方式を選択する。
【0060】また、燃料カット中フラグがセット(すな
わち、YES)と判定されれば、燃料カット状態になっ
た後、燃料カット以外の状態となり、所定時間TAだけ
経過していない状態なので、ステップS5に進み、所定
時間TAだけ経過したか否かを判定するため、タイマC
T1が0か否かを判定する。
【0061】もし、タイマCT1が0(すなわち、YE
S)と判定されれば、燃料カット状態から燃料カット以
外の状態に復帰して所定時間TA以上継続した状態(所
定条件が不成立)なので、ステップS6へ進み、燃料カ
ット中フラグをクリアする。一方、タイマCT1が0で
ない(すなわち、NO)と判定されれば、燃料カット状
態から燃料カット以外の状態に復帰した後、所定時間T
Aが経過していない状態(燃料カット状態から復帰後、
所定時間TA以内)なので、所定条件が成立したときの
ステップS7へ進む。
【0062】ステップS7においては、噴射方式の違い
による運転者へのショックを変えないために、噴射方式
を、燃料量および負荷によらず、圧縮行程噴射または吸
気行程噴射のいずれか一方に固定し、リターンする。こ
のように、燃料カット状態から復帰後の所定時間TAの
間は、噴射方式を圧縮行程噴射または吸気行程噴射の一
方に固定することにより、噴射方式の切り替えが行われ
ないので、噴射方式切り替えにともなう運転者へのショ
ックを軽減することができる。
【0063】実施例2.(請求項13に対応) なお、上記実施例1では、燃料カット状態から復帰後の
所定条件の成立を、所定時間TAだけ経過していないこ
とにより判定し、且つ、噴射方式の固定期間を一定の所
定時間TAとしたが、燃料量および負荷を含む運転状態
に応じて所定時間TAを可変設定してもよい。たとえ
ば、燃料量または負荷が多ければエンジン発生トルクT
も大きいので、トルク急変によるショックを与えないた
めに徐々にトルク変更する必要があり、燃料量または負
荷の大きさに応じて、所定時間TAは長く設定されるこ
とになる。
【0064】実施例3.(請求項14に対応) また、燃料カット状態から復帰後の所定条件の成立を、
所定点火回数だけ経過していないことによって判定する
ようにし、所定時間TAに代えて所定点火回数(所定噴
射回数)を設定してもよい。この場合も、前述と同様の
効果が得られることは言うまでもない。
【0065】実施例4.(請求項2および請求項3に対
応) さらに、上記実施例1では、燃料カット状態から復帰後
の所定条件(CT1≠0)が成立したときに、噴射方式
をいずれか一方に固定するのみとしたが、固定される噴
射方式に応じて内燃機関の制御パラメータを変更し、さ
らにショックを軽減するようにしてもよい。
【0066】以下、噴射方式を圧縮行程噴射に固定する
とともに、制御パラメータたとえば空燃比をリーン側か
ら徐々にリッチ側に変更するようにしたこの発明の実施
例4を図について説明する。
【0067】この発明の実施例4のシステム構成は、上
記実施例1と同様であり、図8に示した通りである。こ
の場合、電子式制御ユニット12は、噴射方式固定手段
により固定された噴射方式に応じて内燃機関の制御パラ
メータを変更する制御パラメータ変更手段を備えてい
る。
【0068】また、噴射方式固定手段は、噴射方式を圧
縮行程噴射に固定し、制御パラメータ変更手段は、噴射
燃料をリーン側から徐々にリッチ側に変更するようにな
っている。これにより、所定条件成立時に、エンジン発
生トルクTを一旦減少させてから徐々に大きくして運転
者へのショックを軽減するようになっている。
【0069】次に、図2のフローチャート、図3の特性
図および図4のタイミングチャートを参照しながら、こ
の発明の実施例4における燃料カット復帰時の動作につ
いて説明する。図2において、S1〜S6およびS8は
前述と同様のステップである。
【0070】まず、前述と同様に、ステップS1におい
て燃料カット中か否かを判定し、燃料カット中であれ
ば、ステップS12において燃料カット中フラグをセッ
トし、ステップS3において噴射方式を固定するための
所定時間TAをタイマCT1にセットし、ステップS8
において燃料量および負荷に応じた噴射方式を選択した
後、燃料噴射制御および点火制御を実行する。
【0071】また、燃料カット中でなければ、ステップ
S4において燃料カット中フラグがセットか否かを判定
し、セットでなければステップS8に進み、セットであ
れば、ステップS5においてタイマCT1が0か否か
(所定時間TAが経過したか否か)を判定し、タイマC
T1が0であれば、ステップS6において燃料カット中
フラグをクリアした後、ステップS8を実行する。
【0072】一方、ステップS5においてタイマCT1
が0でない(すなわち、NO)と判定されれば、燃料カ
ット状態から復帰後で所定時間TA以内(所定条件が成
立)なので、以下のステップS11〜S13に進む。ま
ず、ステップS11において、タイマCT1に応じて、
あらかじめ設定された空燃比A/Fに対する補正係数K
1(≦1.0)を算出する。すなわち、燃料カット状態
から復帰後の経過時間に応じてA/F補正係数を算出す
る。
【0073】ここで、図3を参照しながら、タイマCT
1とA/F補正係数との関係について説明する。図3に
おいて、横軸はタイマCT1の値、縦軸はA/F補正係
数K1であり、A/F補正係数K1は、タイマCT1が
所定値CTAのときには0付近の小さい値に設定され、
タイマCT1が所定値CTAよりも小さくなるにつれ
て、1.0付近の大きい値に設定される。または、破線
で示すように、A/F補正係数K1は、タイマCT1が
所定値CTAのときに任意の値に設定されてもよい。
【0074】すなわち、A/F補正係数K1は、時間経
過とともにダウンカウンタのタイマCT1が小さくなる
につれて1.0に向かって増大し、燃料量Fの抑制補正
量を減少させ、空燃比A/Fを徐々にリッチ化するよう
になっている。
【0075】図2に戻り、ステップS11においてA/
F補正係数K1が算出されると、ステップS12におい
て、A/F補正係数K1と、あらかじめ運転状態に応じ
て算出された燃料量Fとを乗算し、補正後の燃料量Fa
(=K1×F)を求める。そして、ステップS13にお
いて、噴射方式を圧縮行程噴射方式に固定し、リターン
する。
【0076】ここで、図4を参照しながら、ステップS
11およびS12による空燃比リッチ化への補正動作に
ついて具体的に説明する。図4は、燃料カットの有無、
タイマCT1の値、A/F補正係数K1の値および実際
の空燃比A/Fの時間変化を示す。
【0077】図4において、時刻t1に燃料カット状態
から燃料カット無しの状態に復帰すると、徐々にA/F
係数K1が大きくなり、実際の空燃比A/Fが徐々にリ
ッチ化する。その後、時刻t1から所定時間TA経過後
の時刻t2にタイマCT1が0になると、A/F補正係
数K1は最大値(=1)となり、実際の空燃比A/Fも
最大値になることが判る。
【0078】以上の処理により、燃料カット状態から復
帰後において、所定時間TAが経過するまでの間(所定
条件が成立している間)は、噴射方式を圧縮行程噴射に
固定とするとともに、A/F補正係数K1を徐々に大き
くして空燃比A/Fをリーン側からリッチ側に徐々に変
化させることができる。
【0079】したがって、図11から明らかなように、
空燃比A/Fがリッチ側に徐々に変化することにより、
エンジン発生トルクTを徐々に大きくすることができ
る。この結果、燃料カット状態からの復帰にともなう運
転者へのショックを軽減または無くすことができる。
【0080】この場合も、所定時間TAを燃料量および
負荷を含む運転状態に応じて可変設定してもよく、ま
た、所定時間TAに代えて、所定点火回数または所定噴
射回数を設定してもよい。
【0081】実施例5.(請求項4に対応) また、上記実施例4では、空燃比A/Fを補正すること
によりエンジン発生トルクTを変更するようにしたが、
同じ圧縮行程噴射のディーゼルエンジン(点火装置を用
いない圧縮自然点火)の場合と同様に、燃料噴射タイミ
ングを補正することによりエンジン発生トルクTを変更
するようにしても同様の効果が得られる。
【0082】すなわち、圧縮行程噴射の場合、エンジン
発生トルクTは、燃料噴射タイミングがTDC(上死
点)と一致したときに最大となるので、燃料噴射タイミ
ングをTDCよりも遅角側または進角側から徐々にTD
C側に変更すればよい。
【0083】実施例6.(請求項5に対応) また、上記実施例4では、所定条件が成立したときに噴
射方式を圧縮行程噴射に固定したが、吸気行程噴射に固
定し、点火時期を遅角側に変更してエンジン発生トルク
Tを小さくして運転者へのショックを軽減してもよい。
【0084】この場合、エンジン発生トルクTは、点火
時期が遅角制御されることにより軽減された後、点火時
期が運転状態に応じた演算制御量にしたがって段階的に
進角側に復帰することにより、段階的に増大復帰するこ
とになる。以下、所定条件が成立したときに噴射方式を
吸気行程噴射に固定し、点火時期を遅角側に変更するよ
うにしたこの発明の実施例6を図について説明する。
【0085】この発明の実施例6のシステム構成は、前
述と同様に、図8に示した通りである。この場合、電子
式制御ユニット12は、所定条件が成立したときに噴射
方式を吸気行程噴射に固定する噴射方式固定手段と、点
火時期を遅角側に変更する制御パラメータ変更手段とを
備えており、エンジン発生トルクTを小さくして運転者
へのショックを軽減するようになっている。
【0086】次に、図5のフローチャートを参照しなが
ら、この発明の実施例6における燃料カット状態からの
復帰時の動作について説明する。なお、図5において、
S1〜S6およびS8は前述と同様のステップなので、
ここでは説明を省略する。前述と同様に、ステップ5に
おいて、燃料カット状態から復帰後に所定時間TAが経
過していない(すなわち、NO)と判定され、所定条件
が成立すると、以下のステップS21およびS22に進
む。
【0087】すなわち、ステップS21において、あら
かじめ設定された点火時期に対して所定点火時期分だけ
点火時期を遅角側に変更する。これにより、エンジン発
生トルクTが低下する。なお、遅角変更用の所定クラン
ク角ΔQは、遅角しすぎて失火しない程度のクランク
角、すなわち、0〜20°程度の範囲内で設定される。
【0088】ここで、図6の特性図を参照しながら、点
火時期とエンジン発生トルクTとの関係について説明す
る。通常、運転状態に応じて演算制御される点火時期N
Qは、エンジン発生トルクTが最大となる点火時期MQ
よりも、わずかに(クランク角にして数度)遅角されて
設定される。
【0089】この場合、ステップS21において、通常
の点火時期NQよりも、さらに所定クランク角ΔQだけ
遅角された点火時期LQが設定される。これにより、エ
ンジン発生トルクTが低減し、燃料カットから復帰後の
トルクショックは軽減される。その後、点火時期変更手
段は、遅角変更量を減少させることにより、エンジン発
生トルクTを増大させる。
【0090】図5に戻り、ステップS21に続くステッ
プS22において、噴射方式を吸気行程噴射に固定し、
リターンする。このように、燃料カット状態から復帰後
の所定時間TAの間は、噴射方式を吸気行程噴射に固定
するとともに、点火時期を遅角側に制御することによ
り、燃料カット状態からの復帰にともなうエンジン発生
トルクTを小さくすることができる。したがって、運転
者へのショックを抑制することができる。
【0091】この場合も、所定時間TAを燃料量および
負荷を含む運転状態に応じて可変設定してもよく、ま
た、所定時間TAに代えて、所定点火回数または所定噴
射回数を設定してもよい。
【0092】実施例7.(請求項6に対応) なお、上記実施例6では、噴射方式を吸気行程噴射に固
定するとともに、点火時期を遅角側に変更したが、点火
時期を遅角変更する代わりに、空燃比A/Fをリーン化
してもよい。この場合、図11から明らかなように、空
燃比A/Fのリーン化により、エンジン発生トルクTが
低下し、点火時期の遅角変更と同等の効果が得られるこ
とが分かる。この場合も、エンジン発生トルクTは、空
燃比のリーン化により一時的に減少した後、リッチ化に
より増大復帰することになる。
【0093】実施例8.(請求項7、請求項8および請
求項10に対応) また、上記各実施例では、所定条件が成立したときに噴
射方式を固定したが、噴射方式が圧縮行程噴射または吸
気行程噴射のいずれであるかを判定し、判定結果に応じ
て内燃機関の制御パラメータを変更してもよい。
【0094】以下、所定条件が成立したときに、噴射方
式判定結果に応じて内燃機関の制御パラメータを変更す
るようにしたこの発明の実施例8を図について説明す
る。この発明の実施例8のシステム構成も、図8に示し
た通りである。
【0095】この場合、電子式制御ユニット12は、燃
料噴射切替手段、燃料カット手段および条件判定手段に
加えて、所定条件が成立したときに、噴射方式が圧縮行
程噴射または吸気行程噴射のいずれであるかを判定する
噴射方式判定手段と、噴射方式判定手段の判定結果に応
じて内燃機関の制御パラメータを変更する制御パラメー
タ変更手段とを備えており、噴射方式の違いによる運転
者へのショックを軽減するようになっている。
【0096】次に、図7のフローチャートを参照しなが
ら、この発明の実施例8における燃料カット状態からの
復帰時の動作について説明する。なお、前述と同様のス
テップS1〜S6、S8、S11、S12およびS21
については、ここでは説明しない。
【0097】前述のステップS5において、タイマCT
1が0でない(すなわち、NO)と判定されて所定条件
(燃料カット状態から復帰後に所定時間TA以内)が成
立した場合、ステップS31に進み、噴射方式が圧縮行
程噴射か否かを判定する。
【0098】もし、圧縮行程噴射(すなわち、YES)
と判定されれば、前述のA/F補正係数K1の算出ステ
ップS11および燃料量Faの算出ステップS12の処
理を実行し、空燃比A/Fを徐々にリッチ側に補正す
る。一方、圧縮行程噴射でなく吸気行程噴射(すなわ
ち、NO)と判定されれば、点火時期遅角ステップS2
1の処理を実行する。
【0099】このように、燃料カット状態から復帰後の
所定時間TAの間で、噴射方式が圧縮行程噴射であれ
ば、空燃比A/Fを徐々にリッチ化してエンジン発生ト
ルクTを抑制し、噴射方式が吸気行程噴射であれば、点
火時期を遅角側に制御することにより、燃料カット状態
からの復帰にともなうエンジン発生トルクTを小さくす
ることができる。したがって、運転者へのショックを軽
減することができる。
【0100】この場合も、所定時間TAを燃料量および
負荷を含む運転状態に応じて可変設定してもよく、ま
た、所定時間TAに代えて、所定点火回数または所定噴
射回数を設定してもよい。
【0101】実施例9.(請求項9に対応) なお、上記実施例8では、噴射方式が圧縮行程噴射であ
ると判定されたときに、噴射燃料をリーン側から徐々に
リッチ側へ変更することにより、エンジン発生トルクT
を徐々に大きくして運転者へのショックを軽減するよう
にしたが、実施例5の場合と同様に、燃料噴射タイミン
グを遅角側または進角側から徐々にTDC側に変更して
もよい。
【0102】実施例10.(請求項11に対応) また、噴射方式が吸気行程噴射であると判定されたとき
に、点火時期を遅角側に変更することにより、エンジン
発生トルクを小さくして運転者へのショックを軽減する
ようにしたが、噴射燃料をリーン側に変更するようにし
ても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0103】さらに、噴射方式が圧縮行程噴射または吸
気行程噴射の両方に対して、それぞれの制御パラメータ
を変更するようにしたが、一方の判定結果に対応した制
御パラメータのみを変更するようにしてもよい。
【0104】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、気筒内に直接燃料を噴射して燃料を燃焼させる内燃
機関の筒内噴射燃料制御装置において、内燃機関の運転
状態に応じて、圧縮行程噴射または吸気行程噴射に噴射
方式を切り替えて燃料噴射する燃料噴射切替手段と、運
転状態に応じて燃料カット状態を判定するとともに燃料
カットを実行する燃料カット手段と、燃料カット状態か
ら復帰後に所定条件が成立しているか否かを判定する条
件判定手段と、所定条件が成立したときに、噴射方式を
圧縮行程噴射または吸気行程噴射の一方に固定する噴射
方式固定手段とを設けたので、燃料カット状態からの復
帰時での噴射方式の切り替えを防止して運転者へのショ
ックを軽減することのできる内燃機関の筒内噴射燃料制
御装置が得られる効果がある。
【0105】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、噴射方式固定手段により固定された噴射
方式に応じて内燃機関の制御パラメータを変更する制御
パラメータ変更手段を設け、燃料カット状態からの復帰
時且つ所定条件成立時に、噴射方式を圧縮行程噴射また
は吸気行程噴射の一方に固定するとともに、固定された
噴射方式に応じて内燃機関の制御パラメータを変更する
ようにしたので、燃料カット状態からの復帰時でのトル
ク変化をさらに小さくして、運転者へのショックを軽減
または無くすことのできる内燃機関の筒内噴射燃料制御
装置が得られる効果がある。
【0106】また、この発明の請求項3によれば、請求
項2において、燃料カット状態からの復帰時且つ所定条
件成立時に、噴射方式固定手段は噴射方式を圧縮行程噴
射に固定し、制御パラメータ変更手段は、噴射燃料をリ
ーン側から徐々にリッチ側に変更するようにしたので、
燃料カット状態からの復帰時でのトルク変化を小さくす
るとともに、エンジン発生トルクを徐々に大きくして運
転者へのショックを軽減または無くすことのできる内燃
機関の筒内噴射燃料制御装置が得られる効果がある。
【0107】また、この発明の請求項4によれば、請求
項2において、燃料カット状態からの復帰時且つ所定条
件成立時に、噴射方式固定手段は噴射方式を圧縮行程噴
射に固定し、制御パラメータ変更手段は、燃料の噴射タ
イミングを変更するようにしたので、燃料カット状態か
らの復帰時でのトルク変化を小さくするとともに、エン
ジン発生トルクを徐々に大きくして運転者へのショック
を軽減または無くすことのできる内燃機関の筒内噴射燃
料制御装置が得られる効果がある。
【0108】また、この発明の請求項5によれば、請求
項2において、燃料カット状態からの復帰時且つ所定条
件成立時に、噴射方式固定手段は噴射方式を吸気行程噴
射に固定し、制御パラメータ変更手段は、点火時期を遅
角側に変更するようにしたので、燃料カット状態からの
復帰時でのトルク変化を小さくするとともに、エンジン
発生トルクを小さくして運転者へのショックを軽減また
は無くすことのできる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置
が得られる効果がある。
【0109】また、この発明の請求項6によれば、請求
項2において、燃料カット状態からの復帰時且つ所定条
件成立時に、噴射方式固定手段は噴射方式を吸気行程噴
射に固定し、制御パラメータ変更手段は、噴射燃料をリ
ーン側に変更するようにしたので、燃料カット状態から
の復帰時でのトルク変化を小さくするとともに、エンジ
ン発生トルクを小さくして運転者へのショックを軽減ま
たは無くすことのできる内燃機関の筒内噴射燃料制御装
置が得られる効果がある。
【0110】また、この発明の請求項7によれば、気筒
内に直接燃料を噴射して燃料を燃焼させる内燃機関の筒
内噴射燃料制御装置において、内燃機関の運転状態に応
じて、圧縮行程噴射または吸気行程噴射に噴射方式を切
り替えて燃料噴射する燃料噴射切替手段と、運転状態に
応じて燃料カット状態を判定するとともに燃料カットを
実行する燃料カット手段と、燃料カット状態から復帰後
に所定条件が成立しているか否かを判定する条件判定手
段と、所定条件が成立したときに、噴射方式が圧縮行程
噴射または吸気行程噴射のいずれであるかを判定する噴
射方式判定手段と、噴射方式判定手段の判定結果に応じ
て内燃機関の制御パラメータを変更する制御パラメータ
変更手段とを設けたので、燃料カット状態からの復帰時
でのトルク変化を小さくして、噴射方式の違いによる運
転者へのショックを軽減または無くすことのできる内燃
機関の筒内噴射燃料制御装置が得られる効果がある。
【0111】また、この発明の請求項8によれば、請求
項7において、制御パラメータ変更手段は、噴射方式が
圧縮行程噴射であると判定されたときに、噴射燃料をリ
ーン側から徐々にリッチ側へ変更するようにしたので、
燃料カット状態からの復帰時でのエンジン発生トルクを
徐々に大きくして運転者へのショックを軽減または無く
すことのできる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置が得ら
れる効果がある。
【0112】また、この発明の請求項9によれば、請求
項7において、制御パラメータ変更手段は、噴射方式が
圧縮行程噴射であると判定されたときに、燃料の噴射タ
イミングを変更するようにしたので、燃料カット状態か
らの復帰時でのエンジン発生トルクを徐々に大きくする
ことができ、噴射方式の違いによる運転者へのショック
を軽減または無くすことのできる内燃機関の筒内噴射燃
料制御装置が得られる効果がある。
【0113】また、この発明の請求項10によれば、請
求項7において、制御パラメータ変更手段は、噴射方式
が吸気行程噴射であると判定されたときに、点火時期を
遅角側に変更するようにしたので、エンジン発生トルク
を小さくして運転者へのショックを軽減または無くすこ
とのできる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置が得られる
効果がある。
【0114】また、この発明の請求項11によれば、請
求項7において、制御パラメータ変更手段は、噴射方式
が吸気行程噴射であると判定されたときに、噴射燃料を
リーン側に変更するようにしたので、エンジン発生トル
クを小さくして運転者へのショックを軽減または無くす
ことのできる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置が得られ
る効果がある。
【0115】また、この発明の請求項12によれば、請
求項1から請求項11までのいずれかにおいて、条件判
定手段は、燃料カット状態から復帰後の経過期間が所定
時間以内の場合に所定条件の成立を判定するようにした
ので、燃料カット状態から復帰時の所定期間における運
転者へのショックを確実に軽減または無くすことのでき
る内燃機関の筒内噴射燃料制御装置が得られる効果があ
る。
【0116】また、この発明の請求項13によれば、請
求項12において、条件判定手段は、運転状態に応じて
所定時間を可変設定するようにしたので、燃料カット状
態から復帰時の所定期間における運転者へのショック
を、運転状態によらずさらに適正且つ確実に軽減または
無くすことのできる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置が
得られる効果がある。
【0117】また、この発明の請求項14によれば、請
求項1から請求項11までのいずれかにおいて、条件判
定手段は、燃料カット状態から復帰後の点火回数が所定
点火回数以内の場合に所定条件の成立を判定するように
したので、燃料カット状態から復帰時の所定期間におけ
る運転者へのショックを確実に軽減または無くすことの
できる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置が得られる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1(請求項1および請求項
12に対応)の処理動作を示すフローチャートである。
【図2】 この発明の実施例4(請求項2および請求項
3に対応)の処理を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施例4におけるタイマCT1と
A/F補正係数K1との関係を示す特性図である。
【図4】 この発明の実施例4におけるタイマCT1お
よびA/F補正係数K1の時間的変化を示すタイミング
チャートである。
【図5】 この発明の実施例6(請求項5に対応)の処
理動作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施例6における点火時期とエン
ジン発生トルクとの関係を示す特性図である。
【図7】 この発明の実施例8(請求項7、請求項8お
よび請求項10に対応)の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図8】 一般的な内燃機関の筒内噴射燃料制御装置の
システム全体を概略的に示す構成図である。
【図9】 図8内の電子式制御ユニットの具体的構成を
示すブロック図である。
【図10】 一般的な燃料量および負荷に応じた噴射方
式の違いを示す説明図である。
【図11】 一般的な噴射方式の違いによる空燃比A/
Fとエンジン発生トルクTとの関係を示す特性図であ
る。
【図12】 一般的な圧縮行程噴射による燃焼状態を示
す説明図である。
【図13】 一般的な吸気行程噴射による燃焼状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン、8 アクセル開度センサ、10 点火コ
イル、12 電子式制御ユニット、13 燃料噴射弁、
14 点火プラグ、15 クランク角センサ、CA ク
ランク角信号、Q 点火信号、α アクセル開度、S1
燃料カット状態を判定するステップ、S4 燃料カッ
ト状態からの復帰を判定するステップ、S5 所定条件
が成立しているか否かを判定するステップ、S7 噴射
方式を一方に固定するステップ、S8 運転状態に応じ
て噴射方式を決定するステップ、S11、S12 空燃
比を徐々にリッチ側に変更するステップ、S13 噴射
方式を圧縮行程噴射に固定するステップ、S21 点火
時期を遅角側に変更するステップ、S22 噴射方式を
吸気行程噴射に固定するステップ、S31 噴射方式を
判定するステップ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気筒内に直接燃料を噴射して燃料を燃焼
    させる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置において、 前記内燃機関の運転状態に応じて、圧縮行程噴射または
    吸気行程噴射に噴射方式を切り替えて燃料噴射する燃料
    噴射切替手段と、 前記運転状態に応じて燃料カット状態を判定するととも
    に燃料カットを実行する燃料カット手段と、 前記燃料カット状態から復帰後に所定条件が成立してい
    るか否かを判定する条件判定手段と、 前記所定条件が成立したときに、前記噴射方式を前記圧
    縮行程噴射または前記吸気行程噴射の一方に固定する噴
    射方式固定手段とを備えた内燃機関の筒内噴射燃料制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記噴射方式固定手段により固定された
    噴射方式に応じて前記内燃機関の制御パラメータを変更
    する制御パラメータ変更手段を備えた請求項1の内燃機
    関の筒内噴射燃料制御装置。
  3. 【請求項3】 前記噴射方式固定手段は前記噴射方式を
    前記圧縮行程噴射に固定し、前記制御パラメータ変更手
    段は、噴射燃料をリーン側から徐々にリッチ側に変更す
    ることを特徴とする請求項2の内燃機関の筒内噴射燃料
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記噴射方式固定手段は前記噴射方式を
    前記圧縮行程噴射に固定し、前記制御パラメータ変更手
    段は、燃料の噴射タイミングを変更することを特徴とす
    る請求項2の内燃機関の筒内噴射燃料制御装置。
  5. 【請求項5】 前記噴射方式固定手段は前記噴射方式を
    前記吸気行程噴射に固定し、前記制御パラメータ変更手
    段は、点火時期を遅角側に変更することを特徴とする請
    求項2の内燃機関の筒内噴射燃料制御装置。
  6. 【請求項6】 前記噴射方式固定手段は前記噴射方式を
    前記吸気行程噴射に固定し、前記制御パラメータ変更手
    段は、噴射燃料をリーン側に変更することを特徴とする
    請求項2の内燃機関の筒内噴射燃料制御装置。
  7. 【請求項7】 気筒内に直接燃料を噴射して燃料を燃焼
    させる内燃機関の筒内噴射燃料制御装置において、 前記内燃機関の運転状態に応じて、圧縮行程噴射または
    吸気行程噴射に噴射方式を切り替えて燃料噴射する燃料
    噴射切替手段と、 前記運転状態に応じて燃料カット状態を判定するととも
    に燃料カットを実行する燃料カット手段と、 前記燃料カット状態から復帰後に所定条件が成立してい
    るか否かを判定する条件判定手段と、 前記所定条件が成立したときに、前記噴射方式が前記圧
    縮行程噴射または前記吸気行程噴射のいずれであるかを
    判定する噴射方式判定手段と、 前記噴射方式判定手段の判定結果に応じて前記内燃機関
    の制御パラメータを変更する制御パラメータ変更手段と
    を備えた内燃機関の筒内噴射燃料制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御パラメータ変更手段は、前記噴
    射方式が前記圧縮行程噴射であると判定されたときに、
    噴射燃料をリーン側から徐々にリッチ側へ変更すること
    を特徴とする請求項7の内燃機関の筒内噴射燃料制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記制御パラメータ変更手段は、前記噴
    射方式が前記圧縮行程噴射であると判定されたときに、
    燃料の噴射タイミングを変更することを特徴とする請求
    項7の内燃機関の筒内噴射燃料制御装置。
  10. 【請求項10】 前記制御パラメータ変更手段は、前記
    噴射方式が前記吸気行程噴射であると判定されたとき
    に、点火時期を遅角側に変更することを特徴とする請求
    項7の内燃機関の筒内噴射燃料制御装置。
  11. 【請求項11】 前記制御パラメータ変更手段は、前記
    噴射方式が前記吸気行程噴射であると判定されたとき
    に、噴射燃料をリーン側に変更することを特徴とする請
    求項7の内燃機関の筒内噴射燃料制御装置。
  12. 【請求項12】 前記条件判定手段は、前記燃料カット
    状態から復帰後の経過時間が所定時間以内の場合に前記
    所定条件の成立を判定することを特徴とする請求項1か
    ら11までのいずれかの内燃機関の筒内噴射燃料制御装
    置。
  13. 【請求項13】 前記条件判定手段は、前記運転状態に
    応じて前記所定時間を可変設定することを特徴とする請
    求項12の内燃機関の筒内噴射燃料制御装置。
  14. 【請求項14】 前記条件判定手段は、前記燃料カット
    状態から復帰後の点火回数が所定点火回数以内の場合に
    前記所定条件の成立を判定することを特徴とする請求項
    1から11までのいずれかの内燃機関の筒内噴射燃料制
    御装置。
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