JPH07278454A - モノアゾ染料 - Google Patents

モノアゾ染料

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JPH07278454A
JPH07278454A JP6098043A JP9804394A JPH07278454A JP H07278454 A JPH07278454 A JP H07278454A JP 6098043 A JP6098043 A JP 6098043A JP 9804394 A JP9804394 A JP 9804394A JP H07278454 A JPH07278454 A JP H07278454A
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清 姫野
Toshio Hibara
利夫 檜原
Ryoichi Sekioka
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 【化1】 (X;H,hal,CH3 ,−NHZ(Z:C1 〜C4
アルキルスルホニル、C1 〜C4 アルキルカルボニル、
フェニルスルホニル、フェニルカルボニル・・・)Y;
H,CH3 ,C1 〜C2 アルコキシ、Q;シアノ、アル
キルカルボニル、R;フェニル、フェノキシ、ベンジ
ル〕で示されるモノアゾ染料。 【効果】 ポリエステル繊維、特に0.3デニール以下
の超極細繊維を洗濯堅牢度、アルカリ汗堅牢度、耐光堅
牢度に優れた青色に染色する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な水不溶性染料に
関する。特にポリエステル系の極細繊維を洗濯堅牢度と
アルカリ汗堅牢度に優れた青色に染色するに適した染料
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリエステル繊維の発展は目覚ま
しく、新たに多くの機能を付加して商品価値を高める改
良がなされている。繊維の風合をよくし、新しい素材を
創り出すために、極細繊維の開発が進み1デニール以下
のファインデニール繊維と呼ばれる繊維から、0.3デ
ニール以下のウルトラマイクロファイバーと呼ばれる繊
維も大量に生産されている。これら繊径が小さくなった
繊維、特に0.3デニール以下のウルトラマイクロファ
イバーは従来の染料で染色した場合、一般に洗濯堅牢度
等の湿潤堅牢度が大巾に低下するという問題が生じてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、ポリエ
ステル繊維を諸堅牢度に優れた青色に染色することので
きる水不溶性染料を開発するため種々研究を重ね、特に
ファインデニールポリエステル繊維をとりわけ洗濯堅牢
度、アルカリ汗堅牢度及び耐日光堅牢度に優れた鮮明な
青色に染色することのできる分散染料を開発するべく研
究を重ね本発明に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
〔I〕
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、メ
チル基又は−NHZ基(ここでZはC1 〜C4 アルキル
スルホニル基、C1 〜C4 アルキルカルボニル基、フェ
ニルスルホニル基、フェニルカルボニル基、C1 〜C2
アルコキシC1 〜C2 アルキルカルボニル基又はアミノ
カルボニル基を表わす。)を表わし、Yは水素原子、メ
チル基又はC1 〜C2 アルコキシ基を表わし、Qはシア
ノ基又はC1 〜C4 アルキルカルボニル基を表わし、R
はフェニル基、フェノキシ基又はベンジル基を表わ
す。〕で示されるモノアゾ染料を要旨とするものであ
る。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。一般式
〔I〕において、Xで表わされるハロゲン原子としては
塩素原子又は臭素原子が挙げられるが、特に塩素原子が
好ましい。又、Xで表わされる基の一つである−NHZ
基の中のZで表わされるC1 〜C4 アルキルスルホニル
基としては、メチルスルホニル基、エチルスルホニル
基、n−プロピルスルホニル基、i−プロピルスルホニ
ル基、n−ブチルスルホニル基、sec−ブチルスルホ
ニル基が挙げられ、C1 〜C4 アルキルカルボニル基と
しては、、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、
n−プロピルカルボニル基、i−プロピルカルボニル
基、n−ブチルカルボニル基、iso−ブチルカルボニ
ル基が挙げられる。
【0008】特に好ましくは、C1 〜C2 アルキルスル
ホニル基、C1 〜C2 アルキルカルボニル基が挙げられ
る。又、同じくZで表わされるC1 〜C2 アルコキシC
1 〜C2 アルキルカルボニル基としてはメトキシメチル
カルボニル基、エトキシメチルカルボニル基、メトキシ
エチルカルボニル基又は、エトキシエチルカルボニル基
が挙げられるが、特にメトキシメチルカルボニル基が好
ましい。
【0009】Yで表わされるC1 〜C2 アルコキシ基と
してはメトキシ基又はエトキシ基が挙げられる。Qで表
わされるC1 〜C4 アルキルカルボニル基としては、メ
チルカルボニル基、エチルカルボニル基、n−プロピル
カルボニル基、n−ブチルカルボニル基が挙げられるが
特にC1 〜C2 アルキルカルボニル基が好ましい。
【0010】一般式〔I〕で表わされるモノアゾ染料に
おいて特にXがC1 〜C2 アルキルカルボニルアミノ
基、メトキシメチルカルボニルアミノ基、Yが水素原
子、Qがシアノ基、メチルカルボニル基、Rがフェニル
基である染料が好ましい。
【0011】前記一般式〔I〕で示されるモノアゾ染料
は例えば下記一般式〔II〕
【0012】
【化3】
【0013】(式中、Qは前記と同様の意義を有す
る。)で示されるアミン類を常法によってジアゾ化し、
次いで下記一般式〔III 〕
【0014】
【化4】
【0015】(式中、X,YおよびRは前記と同様の意
義を有する。)で示されるアニリン類とカップリングす
ることにより製造することができる。本発明のモノアゾ
染料により染色し得る繊維類としては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、テレフタ
ル酸と1,4−ビス−(ヒドロキシメチル)シクロヘキ
サンとの重縮合物などよりなるポリエステル繊維、ナイ
ロン等のポリアミド系繊維、あるいは木綿、絹、羊毛な
どの天然繊維と上記ポリエステル繊維との混紡品、混織
品等の混合繊維製品が挙げられる。
【0016】本発明の染料を用いて染色を実施するにあ
たっては、常法により、分散剤を使用し、前記一般式
〔I〕で示されるモノアゾ染料を水性媒体中に分散させ
て染色浴または捺染糊を調製し、浸染または捺染を行な
えばよい。例えば、浸染を行なう場合には、高温染色
法、キャリヤー染色法、サーモゾル染色法などの通常の
染色処理法を適用することにより、ポリエステル繊維な
いしはその混紡品、混織品に堅牢度のすぐれた染色を施
すことができる。また、場合により、染色浴に酸性物質
を添加しておくことにより、さらに好結果が得られるこ
とがある。
【0017】本発明のモノアゾ染料を用いて上記の浸染
または捺染により得られた染布は、洗濯堅牢度に優れ、
また、耐アルカリ汗堅牢度、耐光堅牢度、耐昇華堅牢度
及び耐水堅牢度等の諸堅牢度に優れたものである。更
に、この染布に後加工を施した場合でも、本発明では湿
潤堅牢度が大幅に低下すると言うことはない。なお、本
発明のモノアゾ染料は同系統の染料あるいは他系統の染
料と併用してもよい。
【0018】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明は、その要旨を越えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例1
【0019】
【化5】
【0020】上記構造式で表わされるモノアゾ染料0.
025gをナフタレンスルホン酸−ホルムアルデヒト縮
合物0.025gおよび高級アルコール硫酸エステル
0.025gを含む水200ml中に分散させ染色浴を
調製した。この染色浴に繊径が2デニールと0.01デ
ニールのポリエステル繊維の交織布10gを浸漬し、1
35℃で30分間染色した後、ソーピング、水洗および
乾燥を行なったところ、異デニール間で同色性と同濃度
性の良好な鮮明な青色の染布が得られた。なお、上記の
染料にて染色された上記、交織布の洗濯堅牢度は4+
と優れたものであった。
【0021】尚、洗濯堅牢度はAATCC 2A法での
ナイロン布の汚染度を判定した。尚、本実施例で使用し
たモノアゾ染料は以下の方法に依り製造した。亜硝酸ナ
トリウム0.76gを硫酸5gに添加し、混合物を70
℃に加熱し、次いで5℃に冷却する。プロピオン酸1.
4gと酢酸8.6gとの混合物を徐々に添加し、温度を
15℃に上げ、次いでこの温度に保持する。引続いて溶
液を0℃に冷却し、2−アミノ−3−シアノ−5−ニト
ロチオフェン1.7gを添加し次いでプロピオン酸1.
4g及び酢酸8.6gを添加し、混合物を5℃において
75分間撹拌する。同量のプロピオン酸と酢酸を添加
し、混合物を5℃において更に一時間撹拌する。
【0022】残存する亜硝酸を破壊する為尿素を添加
し、生成したジアゾニウム塩溶液を、N,N−ジベンゾ
イルオキシエチルアミノ−m−アセトアニリド4.5g
をメタノール200ml中に溶解した溶液に0〜5℃で
滴下し、2時間撹拌した後、濾別、水洗、乾燥し、目的
とする染料を得た。該染料の最大吸収波長(λmax :ア
セトン中)は、606nmであった。 比較例1 特公昭57−47214号公報実施例80記載の下記構
造式で示される染料
【0023】
【化6】
【0024】についても実施例1に準じて染色評価をし
たところ、洗濯堅牢度は2〜3級と劣るものであった。 実施例2〜33 実施例1に準じて表−1に記載の各染料を合成し、実施
例1と同様にしてウルトラマイクロファイバー交織布を
染色した。
【0025】その結果、洗濯堅牢度はいずれも4+ 級以
上であった。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ポリエステル繊維を諸
堅牢度に優れた青色に染色することができ、特に0.3
デニール以下の長極細ポリエステル繊維を洗濯堅牢度、
アルカリ汗堅牢度及び耐光堅牢度に優れた青色に染色す
ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔I〕 【化1】 〔式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、メチル基又は−
    NHZ基(ここでZはC1 〜C4 アルキルスルホニル
    基、C1 〜C4 アルキルカルボニル基、フェニルスルホ
    ニル基、フェニルカルボニル基、C1 〜C2 アルコキシ
    1 〜C2 アルキルカルボニル基又はアミノカルボニル
    基を表わす。)を表わし、Yは水素原子、メチル基又は
    1 〜C2 アルコキシ基を表わし、Qはシアノ基又はC
    1 〜C4 アルキルカルボニル基を表わし、Rはフェニル
    基、フェノキシ基又はベンジル基を表わす。〕で示され
    るモノアゾ染料。
  2. 【請求項2】 前記一般式〔I〕において、XがC1
    2 アルキルカルボニルアミノ基又はメトキシメチルカ
    ルボニルアミノ基であり、Yが水素原子であり、Qがシ
    アノ基又はメチルカルボニル基であり、Rがフェニル基
    である請求項1記載のモノアゾ染料。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のモノアゾ染料を用
    いて0.3デニール以下のポリエステル繊維を染色する
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990030941A (ko) * 1997-10-07 1999-05-06 성재갑 고습윤 견뢰도의 청색 분산 아조염료
KR100256321B1 (ko) * 1997-11-20 2000-05-15 성재갑 고견뢰도의 신규 청색 아조 염료화합물

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KR19990030941A (ko) * 1997-10-07 1999-05-06 성재갑 고습윤 견뢰도의 청색 분산 아조염료
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