JPH07278151A - エピバチジンの製法 - Google Patents

エピバチジンの製法

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JPH07278151A
JPH07278151A JP6306739A JP30673994A JPH07278151A JP H07278151 A JPH07278151 A JP H07278151A JP 6306739 A JP6306739 A JP 6306739A JP 30673994 A JP30673994 A JP 30673994A JP H07278151 A JPH07278151 A JP H07278151A
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JP6306739A
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Csaba Szantay
サーンタイ チャバ
Baroo Zsuzsanna
バロー ジュジャンナ
Istvan Moldvai
モルドバイ イシュトヴァーン
Eszter Temesvarine
テメシュバーリ エステル
Szantay Csaba Jr
サーンタイ ジュニア チャバ
Attila Mandi
マーンディ アッティラ
Gabor Blasko
ブラシュコー ガーボル
Gyula Simig
スィミグ ヂュラ
Gyoergyi Lax
ラックス ヂォルヂ
Sandor Drabant
ドラバント シャーンドル
Tamas Szallasi
サーラーシ タマーシュ
Marton Fekete
フェケテ マールトン
Gabor Gigler
ギグレル ガーボル
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Egyt Gyogyszervegyeszeti Gyar
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/08Bridged systems
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の製法での欠点を除去できたもので、入
手が容易で、容易に製造できる物質を用いることによ
り、工業的な規模で可能にできる方法である。 【構成】式XIV 【化33】 のラセミ体或いは光学的活性エピバチジンの製法におい
て、式XIII 【化34】 のラセミ体或いは光学的活性のエピ−エピバチジンを、
塩基の存在下に、エピマー化を行なわせることを特徴と
する前記製法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機化合物、即ち、エ
ピバチジン-2−(6-クロロ-3-ピリジル)-7-アザビ
シクロ[2,2,1]ヘプテン−式XIV
【化13】 製法に関する。
【0002】
【従来の技術】エピバチジンは、デンドロバチダエ(De
ndrobatidae)科のエクワドル蛙、エピペドベイト トリ
カラー(Ecuadoran frog, Epipedobates tricolor)の皮
膚抽出物から単離したマイナーアルカロイドである。そ
の化学的構造を配慮して、7−アザビシクロ[2,2,1]
-ヘプテン スケルトンを含有する第1の天然物質であ
る。前記のスケルトンのエキソ位置に対して、2-クロ
ロ-5-ピリジル置換基が結合し、天然では稀なものであ
る。アルカロイドは、有用な生物学的特性を有し、即
ち、モルフィネの鎮痛活性の200倍有する。鎮痛効果
の機構は、モルフィネとは異なり、モルフィネ鎮痛剤
(例えば、ナキソロンnaxolone)を投与した後、低下する
ことはない。(T.F.Spande, H.M.Garraffo, M.W.Edward
s, H.J.C.Yeh,L.Pannell, J.W.Daly:J.Am.Chem.Soc.,19
92, 114, 3475〜3478)
【0003】エピバチジンの合成方法の文献には、いく
つかの製造方法が記載されている。 1.Ch.A.Broka:Tetrahedron Letters, 1993 34, 3251
〜3254.この反応において、アダクトは、6-クロロ-ニ
コチン酸アルデヒドと2-(トリメチルシリロキシ)-1,
3-ブタジエンとのホモロジゼイション(homologizatio
n)により得られたエタールのデイールス−アルダー反応
により製造され、次に、それを、L−セレクトライドに
より還元し、生成物のヒドロキシ基は、シリレイション
(silylation)により保護されたが、一方、ヒドロキシメ
チル置換基は、先ず、6反応工程でヒドロキシ基に変換
され、次に、ベンゾイル化された。保護基を選択的に除
去することにより、ジヒドロキシ誘導体を、6−クロロ
ピリジル基含有の4−メシロキシシクロヘキシルアミン
に変換し、ジクロロメタン中の後者化合物から、ラセミ
体エピバチジンが得られた。
【0004】2.J.W.Daly, T.F.Spande, H.M.Garraff
o: US Dept.Health and Human Service, US 7,845,042-
A.この合成法のキイ中間体は、3-ピリジル-2-シクロ
ヘキサ-1,3-ジエンであり、それは、シクロヘキサン-
1,2-ジオンから生成され、ターシャリブチルニトロソ
フォルミエートで、デイールス−アルダーアダクトに変
換された。アダクトは、触媒的に水素添加され、得られ
たアミノアルコールは、塩化チオニルで処理され、生成
物を環化し、光化学的反応により塩素化された。酸アミ
ド結合の水和反応により、ラセミ体エピバチジンが得ら
れた。
【0005】3.D.F.Huang, T.Y.Shen: Tetrahedron L
etters, 1993, 34, 4477〜4480.N-カルボメトキシピロ
ールと6-クロロニコチン酸から製造されたフェニルス
ルフォニル-6-クロロ-6-ピリジルアセチレンのデイー
ルス−アルダー反応により得られたアダクトを、ナトリ
ウムアマルガムとデスルフォネート化し、触媒的に水素
添加した。そして、保護した基は、デヒドロライズ(deh
ydrolize)され、ラセミ体エピバチジン及びラセミ体エ
ピ−エピバチジンが得られ、次に、カラムクロマトグラ
フィにより、分離された。ラセミ体エピバチジンは、ジ
-p-トルイル酒石酸により分割された。
【0006】4.S.R.Fletcher, R.Baker, M.S.Chamber
s, S.C.Hobbs, P.J.Mitchell: J.Chem.Soc.Chem Comm.,
1993, 1216〜1218.この合成ルートのキイ中間体は、タ
ーシャリブチロキシ-カルボニル-7-アザビシクロ[2,
2,1]ヘプテン-2-オンであり、 それは、7反応工程
により、トリフルオロアセチル保護基含有のシクロヘキ
サンから製造され、5-リチオ-2-クロロピリジンと反
応せしめた。このように得ら れたアダクトから、水を
除去し、形成された二重結合を、触媒的に水素添加し、
ターシャリ ブチロキシカルボニル保護基を含有するラ
セミ体エピバチジンとエピ−エピバチジン異性体の混合
物を得た。望ましくないエピマーは、ターシャリブタノ
ール中で、カリウムターシャリブチレートの存在下で、
沸騰させることにより、エピマー化せしめた。ラセミ体
エピバチジンは、チラルHPLC法を適用し、そして、
チラル酸での塩形成により、分割した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】既知の製法の深刻な欠
点は、複雑というよりも、工業的な規模にするときの厄
介な反応工程にある。更なる既知製造方法での短所は、
利用が困難で、高価で、不便な物質を適用しなければな
らない点にある。
【0008】更に、本発明は、エピバチジンの製造方法
を目的とし、それは、従来の製法での欠点を除去できた
もので、入手が容易で、容易に製造できる物質を用いる
ことにより、工業的な規模で可能にできる方法である。
更な本発明の目的は、エピバチジンの製造を、工業的に
可能にする方法を提供することである。
【0009】本発明の目的は、更に、予期できない方法
で、本発明によって達成される。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)式XIII
【化14】 のラセミ体或いは光学的活性のエピ−エピバチジンを、
塩基の存在下に、エピマー化を行なわせ;或いは; (b)一般式I
【化15】 (但し、式中で、Lは、遊離基を示す)のラセミ体或い
は光学的活性化合物を環化し、そして、その後、得られ
た式XIIIの化合物を、塩基の存在下で、エピマー化を行
なわせ;或いは; (c)式IV
【化16】 の化合物のニトロ基を選択的に還元し、得られた生成物
のカルボニル基を保護し、そして、得られた式XV
【化17】 のアミノ基をジアシル化せしめ、得られた一般式XVI
【化18】 (但し、Ac2は、アシル基である)の化合物のオキソ基
から、保護を除去し;得られた一般式XVII
【化19】 (但し、Ac2は、上記の通りである)の化合物のオキ
ソ基を、アミノ基で交換し;得られた一般式XVIII
【化20】 (但し、Ac2は、上記の通りである)の化合物を、環化
し、式XIVのエピバチジンにし;或いは、式V
【化21】 の化合物を、光学的活性塩基の存在下で、環化し、その
後、(d1)得られた式IV
【化22】 の光学的活性化合物を還元し、式III
【化23】 (但し、Lは、遊離基である)の光学的活性化合物に導
入し、得られた一般式II
【化24】 (但し、Lは、遊離基で、好適には、低級アルキルスル
フォニロキシ或いはアリールスルフォニロキシ基であ
る)の光学的活性化合物を還元し;得られた一般式Iの
光学的活性化合物を環化し;そして、得られた式XIIIの
光学的活性化合物を、塩基存在下で、エピマー化にか
け;或いは、(d2)式IVの光学的活性化合物を、前記の
(c)の工程に従って、式XIVの光学的活性エピバチジ
ンに変換し、そして、所望により、式XIVのラセミ体化
合物を、光学的活性異性体に分離し;或いは、所望によ
り、合成工程の中途において、ラセミ体中間体を、光学
的活性異性体に分離し、そして、得られた光学的活性異
性体を、式XIVの光学的活性エピバチジンに変換するこ
とを特徴とする式XIVのラセミ体或いは光学的活性体エ
ピバチジンの製法である。
【0011】式XIIIのエピ−エピバチジンを、好適に
は、加熱下で、好適には、反応混合物の沸点で、エピマ
ー化できた。エピマー化は、塩基の存在下で、行なわれ
る。塩基として、アルカリアルコレート(例えば、カリ
ウムターシャリブチレート或いは、ナトリウムエチレー
ト)或いは他の有機アルカリ化合物(例えば、ブチルリ
チウム、或いはリチウムジイソプロピルアミン等)を適
用できる。アルカリアルコレートを用いる場合、加熱下
で行なわれる。他の場合、約0℃の温度で行なわれる。
アルカリアルコールの相当するアルコール中で反応を行
なうことが好適である。
【0012】式XIVの化合物は、チラル構造を有し、そ
れにより、ラセミ体或いは光学的活性形で存在できる。
本発明は、式XIVのラセミ体或いは光学的活性の両方を
製造することを実現するものである。
【0013】式XIVのラセミ体化合物は、光学的に分割
できる。光学的分割は、既知の方法により行なうことが
できる。例えば、一般式XIVのラセミ体を、光学的活性
酸(例えば、酒石酸、ジ-0,0’-p-トルイル-酒石酸或
いはジベンゾイル酒石酸)と反応させることによりで
き、そして、このようにして得られたジアステレオ異性
体塩対(例えば、機能的な結晶化により)を分離し、そ
して、所望の化合物を、その塩から遊離せしめる。
【0014】式XIIIの化合物は、一般式Iの化合物を環
化にかけることにより製造できる。一般式Iにおいて、
Lが遊離基であり、好適には、低級アルキルスルフォニ
ロキシ或いはアリールスルフォニロキシ基であり、特
に、メタンスルフォニロキシ、p-トルエンスルフォニ
ロキシ或いはp-ブロモ-フェニルスルフォニロキシであ
る。一般式Iの特に好適な出発化合物は、Lの代わり
に、メタンセスルフォニロキシを含有する。閉環反応
は、加熱下で、好適には、反応混合物の沸点で行なわれ
る。反応は、無水性非プロトン溶媒中で行なわれる。こ
の目的のために、好適には、ハロゲン化炭化水素(例え
ば、塩化メチレン、クロロフォルム、クロロベンゼン
等)或いは芳香族炭化水素(例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン)を適用できる。反応は、不活性ガス雰囲
気(例えば、アルゴン下)で行なわれる。このようにし
て得られた式XIIIの化合物は、反応混合物から、室温に
冷却することにより単離でき、水性アルカリ水酸化物溶
液と振盪し、相を分離し、適当な有機溶媒(例えば、ジ
クロロメタン)で水性相を抽出し、乾燥し、組合せた有
機相を蒸発せしめる。このようにして得られた式XIIIの
化合物は、結晶化或いはカラムクロマトグラフィによ
り、光学的に精製せしめる。
【0015】一般式Iの化合物は、一般式IIの化合物を
還元することにより製造できる。反応は、触媒的な水素
添加により、或いは、化学的還元剤により、行なわれ
る。
【0016】化学的還元剤を用いて、一般式IIの化合物
は、ベチャンプ−還元反応にかけられ、或いは、還元反
応は、氷酢酸中の亜鉛、或いは塩化水素中の亜鉛、錫或
いは鉄或いは塩化第一錫(II)により行なわれる。そし
て、好適には、塩化第一錫(II)での還元を、極性有機
溶媒(例えば、低級アルコール或いはテトラヒドロフラ
ン)中を適用することにより、行なうことである。化学
的還元反応は、中性還元媒体中で行なうことができる。
【0017】反応を、塩化第一錫(II)で行う場合、好
適には、エタノールのような極性溶媒を、反応媒体とし
て適用する。塩化第一錫(II)での還元反応は、加熱下
で、好適には、反応混合物の沸点で行なうことができ
る。このようにして得られた一般式Iのアミノ化合物
は、反応混合物から、室温に冷却し、そして、水−混和
性溶媒(例えば、塩素化炭化水素、好適には、クロロフ
ォルム)を添加し、そして、溶液を少しアルカリ性にす
ることにより、単離できる。分離された沈殿物は、濾別
し、水−混和性溶媒で洗浄し、有機相を合せ、洗浄し、
乾燥し、蒸発せしめる。このようにして得られた一般式
Iの化合物は、結晶化或いはカラムクロマトグラフィに
より、光学的に精製する。
【0018】一般式IIの出発物質は、下記のように製造
できる。その合成の特別の長所は、式X
【化25】 の1-ニトロペンタン-4-オンが、出発物質として用い
られる。それは、式XII
【化26】 のニトロメタンの工業的に入手し易い化合物と、式XI
【化27】 のメチルビニルケトンを反応せしめることにより得られ
る。
【0019】式Xの化合物は、D.E.BergbreiterとJ.J.L
alonde [J.Org.Chem.(1987),52,1601〜1603]記載の方法
に従って、製造できる。
【0020】次の反応工程において、式Xの化合物は、
ブロモ化される。ブロモ化は、好適には、元素臭素と共
に、低級アルコール(好適には、メタノール)中で、ほ
ぼ室温の温度で、反応混合物の温度が、40℃以上に上
がらないようにして、反応せしめる。反応で形成される
アセタールエーテル結合は、水和反応される。式IX
【化28】 の1-ブロモ-5-ニトロペンタン-2-オンは、水−混和
性溶媒(例えば、塩素化炭化水素、芳香族炭化水素、酢
酸エチル或いは好適には−エーテル)で、水性溶液を抽
出し、抽出の第1酸なしのものを、苛性ソーダ溶液で洗
浄し、次に、水で中性にし、乾燥し、蒸発せしめる。一
般式IXの化合物は、カラムクロマトグラフィにより光学
的精製される。
【0021】次に、式IXの化合物を、トリアリールフォ
スフィンと反応せしめ、一般式VIII
【化29】 のフォスフォニウム塩が得られる。
【0022】後者の式において、Arは、好適には、フ
ェニルを示す。反応は、非極性の非プロトン溶媒(好適
には、芳香族炭化水素、特にベンゼン)中でトリフェニ
ル−フォスフィンと行なう。非極性非プロトン溶媒中の
一般式IXのブロモ化合物の溶液に、同じ溶媒中のトリフ
ェニル−フォスフィン化合物の溶液を添加することによ
り、反応を行なうことが好適である。反応は、10℃〜
30℃の間の温度で、好適には、室温で、行なわれる。
油性生成物は、放置すると結晶化する。結晶質の一般式
VIIIのフォスフォニウム塩が、濾別され、洗浄され得
る。
【0023】一般式VIIIのフォスフォニウム塩を、次
に、一般式VIIのフォスフォランに変換する。フォスフ
ォニウム塩は、水−混和性の非極性の非プロトン溶媒
(好適には、ハロゲン化脂肪族炭化水素、例えば、ジク
ロロメタン)中に溶解され、希釈水酸化アルカリの溶液
(例えば、水酸化ナトリウム或いはカリウム溶液)で、
ほぼ室温で撹拌される。次に、相を分離し、有機層は、
洗浄され、乾燥され、蒸発せしめられる。式VIIにお
いて、Arは好適にはフェニルである。
【0024】一般式VII
【化30】 のこのようにして得られたフォスフォランを、式VI
【化31】 の6-クロロピリジン-3-アルデヒド(6-クロロ-ニコ
チン酸アルデヒド)と反応せしめる。
【0025】反応は、無水性非プロトン溶媒(好適に
は、ハロゲン化脂肪族炭化水素、例えば、ジクロロメタ
ン)中で行なうことができる。反応は、加熱下で、好適
には、反応混合物の沸点で行なうことができる。無水性
非プロトン溶媒中の一般式VIIのフォスフォランの溶液
に、同じ溶媒中の式VIのアルデヒド溶液を添加すること
により、反応を行なうことが好適である。反応混合物を
次に冷却し、洗浄し、蒸発せしめる。このようにして得
られた式V
【化32】 のオレフィンは、結晶化により、或いは、カラムクロマ
トグラフィにより精製できる。
【0026】式VIの化合物は、入手容易な6−クロロニ
コチン酸から、文献:[F.E.Ziegler,J.G.Sweeny: Tetrah
edron Letters, (1969), 1097〜1110]に既知の方法によ
り、容易に製造できる。
【0027】上記のように得られたオレフィンを次に環
化にかける。この反応は、無水性非プロトン有機溶媒中
で行なわれる。反応媒体として、好適には、環化エーテ
ル(例えば、テトラヒドロフラン)が適用できる。環化
反応は、好適には、塩基性酸化アルミニウム担体上に載
置されたフッ化カリウムのような塩基の存在下で、行な
われる[D.E.Bergbreiter, J.J.Lalonde: J.Org.Chem.
(1987),52, 1601〜1603]。閉環反応は、室温で、行なわ
れる。このようにして得られた式IVのニトロケトンを、
塩基を除去し、溶液を蒸発せしめることにより単離す
る。このようにして得られた式IVの化合物は、結晶化或
いはカラムクロマトグラフィにより光学的に精製でき
る。
【0028】このようにして得られた式IVのニトロケト
ンを次に、式IIIのヒドロキシ化合物に還元する。還元
反応は、複合金属ハイドライドにより好適には行なわれ
る。還元剤として、好適には、ナトリウムボロハイドラ
イド或いはL−セレクチライドが適用できる。ナトリウ
ムボロハイドライドでの還元反応は、特に好適であると
証明された。ナトリウムボロハイドライドを還元剤とし
て用いる場合、還元反応は、低級アルコール、好適には
エタノール中で行なわれる。冷却下で、好適には、約0
℃の温度で行なわれる。反応が、達成されると、過剰の
還元剤は、オキソ基(アセトンのような)を含有する溶
媒の添加により分解され、溶媒は、除去され、式IIIの
ヒドロキシ化合物は、水−混和性溶媒(例えば、ハロゲ
ン化炭化水素、芳香族炭化水素、エーテル、酢酸エチ
ル、好適には、クロロフォルム)中に蒸発残査を溶解せ
しめ、そして、有機相を洗浄、乾燥及び蒸発せしめるこ
とにより、単離される。このようにして得られた式III
の化合物は、結晶化或いはカラムクロマトグラフィによ
り精製される。
【0029】次に、遊離基Lを、このようにして得られ
た式IIIのニトロアルコール中に導入し、一般式IIの化
合物を製造する。反応は、好適には、相当するスルフォ
ニルハイドライトで、好適には、メタンスルフォニルク
ロライドと行なわれる。アシル化剤は、好適には過剰に
適用される。反応は、非極性非プロトン溶媒(例えば、
ハロゲン化炭化水素、ジクロロメタン、ピリジン)中
で、塩基(例えば、ピリジン)の存在下で行なうことが
できる。ジクロロメタンとピリジンの混合物中で反応さ
せることが好適である。反応は、ほぼ室温で行なうこと
ができる。このようにして得られた一般式IIの化合物
は、溶媒を除去し、残査を水−混和性有機溶媒(例え
ば、ハロゲン化炭化水素、芳香族炭化水素、エーテル、
酢酸エチル、好適にはクロロフォルム)中に溶解し、溶
液を、無機塩基(例えば、炭酸アルカリ)で抽出し、水
溶液を、従来用いた水−混和性有機溶媒で抽出し、そし
て、洗浄し、乾燥し、そして、組合せた有機相を蒸発せ
しめることにより、反応混合物から単離される。このよ
うにして得られた一般式IIの化合物は、結晶化或いはカ
ラムクロマトグラフィにより精製される。
【0030】方法(c)に従って、式IVの化合物のニト
ロ基が、オキソ基保護の下で、選択的に還元される。選
択的な還元反応は、触媒的水素添加により、或いは、化
学的還元剤により、行なうことができる。オキソ基は、
好適には、ケタール、特に、エチレンケタールとしての
形で保護され得る。
【0031】化学的還元剤を用いる場合、式IVの化合物
の選択的還元反応は、ベチャンプ還元法により、或い
は、氷酢酸中の亜鉛、或いは塩化水素中の亜鉛、鉄或い
は錫或いは塩化第一錫(II)により行なわれる。塩化第
一錫(II)での還元反応は、特に有利であることが証明
される。そして、極性有機溶媒(例えば、低級アルコー
ル或いはテトラヒドロフラン)中で、塩化第一錫(II)
を使用することにより、好適には行なうことができる。
化学的還元反応は、中性還元媒体中で行なうことができ
る。
【0032】選択的な還元反応が完結されたとき、反応
混合物は、蒸発され、ケトン基は、ケタール形で好適に
は保護される。これは、蒸発残査を水−混和性非極性非
プロトン溶媒(例えば、ベンゼン或いはトルエン、好適
にはベンゼン)中に溶解し、低級モノ−或いはジヒドリ
ックアルコール(例えば、メタノール、エタノール、エ
チレングリコール或いはオルソ−蟻酸エステル、好適に
はエチレングリコール)を添加し、無機或いは有機酸の
存在下で、好適には、ピリジニウムトシレートの存在下
で、反応混合物を沸点に加熱することにより、行なうこ
とができる。
【0033】このようにして得られた式XVの化合物は、
既知の方法により単離できる。従って、反応混合物を冷
却し、層を分離し、ベンゼン層をアルカリ性にし、水と
飽和鹹水で洗浄し、乾燥し、蒸発せしめることにより行
なうことができる。エチレングリコール層を、アルカリ
性にし、沈殿物を濾別し、その濾過水に、添加し、それ
を、水−非混和性有機溶媒(例えば、塩素化炭化水素、
好適には、クロロフォルム)で抽出する。有機相を、洗
浄し、乾燥し、蒸発せしめる。このようにして得られた
蒸発残査を、ベンゼン相の蒸発残査と組合せる。このよ
うにして得られた式XVの化合物は、カラムクロマトグラ
フィにより得ることができる。
【0034】式XVの化合物を、アミノ基のジアシル化に
かけて、一般式XVIの化合物が得られる。従って、適当
な遊離基が形成される。
【0035】ジアシル化は、式XVの化合物を極性非プロ
トン溶媒(例えば、ジメチルフォルムアミド)中に溶解
せしめ、有機塩基(例えば、トリエチルアミン、ナトリ
ウムハイドライド)の存在下で、アシル化剤と室温で反
応せしめることにより、行なうことができる。スルフォ
ニル基含有のアシル化剤(例えば、p−トルエンスルフ
ォニルクロライド、トリフルオロメタンスルフォニルク
ロライド、メタンスルフォニルクロライド等)を使用す
ることが好適である。
【0036】一般式XVIの化合物を、既知の方法によ
り、反応混合物から単離することができる。従って、例
えば、反応混合物を水に注入し、濾過により沈殿物を除
去し、洗浄し、乾燥することにより、行なうことができ
る。このようにして得られた一般式XVIの化合物は、再
結晶化により、或いはカラムクロマトグラフィにより精
製される。
【0037】一般式XVIIの化合物は、一般式XVIの化合
物から、保護を除去することにより、製造される。
【0038】オキソ基の保護基を、既知の方法により除
去できる。従って、一般式XVIの化合物は、オキソ基含
有の低級有機溶媒(例えば、アセトン)中に溶解でき、
有機或いは無機酸(好適には、濃縮塩化水素酸)の存在
下で、沸騰するまで加熱される。好適には、アセトンを
システムから連続的に留別し、アセトンの除去速度と同
じ速度で、反応混合物にアセトン滴下することにより、
行なうことができる。
【0039】一般式XVIIの化合物は、既知の方法により
単離され得る。従って、反応混合物を冷却し、蒸発せし
め、水−非混和性塩素化炭化水素(例えば、クロロフォ
ルム)及び水酸化ナトリウム溶液を、溶液に添加するこ
とにより、行なうことができる。層は、分離され、水性
層がクロロフォルムで抽出され、合わされた有機相は、
洗浄され、乾燥され、そして、蒸発せしめられる。一般
式XVIIの化合物は、所望により、結晶化或いはカラムク
ロマトグラフィにより精製される。
【0040】このようにして得られた一般式XVIIの化合
物は、オキソ基をアミノ基で交換することにより、一般
式XVIIIの化合物に変換できる。この反応は、一般式XVI
Iの化合物を、無水性低級アルカノール(好適には、メ
タノール)に溶解し、酢酸アンモニウムの存在下で、複
合金属ハイドライドで還元することにより可能である。
還元剤として、好適には、リチウムシアノボロハイドラ
イド或いは特に、ナトリウムシアノボロハイドライドを
用いることができる。反応は、好適には室温で行なうこ
とができる。
【0041】一般式XVIIIの化合物は、既知方法により
単離され得る。従って、オキソ基含有有機溶媒(例え
ば、アセトン)を添加し、反応混合物を蒸発せしめ、残
査を水−非混和性有機溶媒中に溶解し、洗浄し、乾燥
し、有機相を蒸発せしめることにより、過剰な還元剤を
分解することにより、可能になる。このようにして得ら
れた一般式XVIIIの化合物は、所望により、結晶化或い
はカラムクロマトグラフィにより精製することができ
る。
【0042】一般式XVIIIの化合物は、環化により、式X
IVの所望の化合物に変換できる。反応は、有機溶媒中
で、ナトリウムボロハイドライドの存在下で好適に行な
うことができる。一般式XVIIIの化合物を、無水性双極
性の非プロトン溶媒(例えば、ジメチルフォルムアミ
ド)中に溶解させ、ナトリウムボロハイドライドの存在
下で、混合物を沸点まで加熱することにより、工程に行
なうことができる。
【0043】一般式XIVは、既知方法により単離するこ
とができる。従って、反応混合物を水中に注入し、濾過
或いは抽出により、式XIVの化合物を分離することによ
り、可能となる。式XIVの化合物は、所望により、結晶
化或いはカラムクロマトグラフィにより精製することが
できる。
【0044】式XIVの化合物の光学的活性形は、いくつ
かの方法により製造することができる。
【0045】方法(d)に従って、式Vの化合物を、光
学的活性塩基の存在下で環化にかけ、式IVの光学的活性
化合物が得られる。光学的活性塩基として、好適には、
(+)-α-フェニル エチルアミン或いは(−)-α-フ
ェニルエチルアミンを用いることができる。反応は、不
活性誘起溶媒の存在下で、好適には、エーテル(例え
ば、テトラヒドロフラン或いはジオキサン)の存在下
で、行なうことができる。
【0046】式IVの光学的活性化合物は、ラセミ体エピ
バチジンの製造に関係する上記の方法と同類の方法によ
り、式XIVの光学的活性エピバチジンに変換できる。
【0047】式Vの静置のアチラールで、プロチラール
の化合物は、互変選択合成により、式IVの光学的活性化
合物に変換できる。式IVの光学的活性化合物は、ラセミ
体エピバチジンの製造のための上記の合成工程により、
式XIVの右旋性(dextro)或いは左旋性(laevo)エピバチジ
ンに変換できる。
【0048】式XIVの光学的活性エピバチジンは、式XIV
のラセミ体エピバチジンを、光学的活性異性体に分離す
ることにより、或いは、合成の適当な段階いおいてラセ
ミ体中間体を光学分割し、得られた光学的活性中間体
を、式XIVの光学的活性のエピバチジンに変換すること
により、製造される。
【0049】上記の方法の好適な具体例に従って、式XI
IIのラセミ体エピ−エピバチジンは、光学的分割にかけ
られる。本製法は、式XIIIのラセミ体エピ−エピバチジ
ンを、光学的活性酸(例えば、光学的活性酒石酸、ジベ
ンゾイル酒石酸或いはジ-0,0’-p-トルイル酒石酸)
と反応させ、このようにして形成されたジアステレオ異
性体塩を分離し、その塩から光学的活性エピ−エピバチ
ジンを遊離せしめることにより、行なわれる。
【0050】本方法の更なる具体例によると、チラール
構造の他の中間体は、光学的分割にかけ、このようにし
て得られた光学的活性中間体は、同族的な方法で、所望
の光学的活性目的生成物に変換し、式XIVのラセミ体エ
ピバチジンの製造のための上記の方法による。式IIIの
ラセミ体ニトロアルコールを、光学的分割にかけ、この
ようにして得られた式IIIの光学的活性化合物を用いる
ことにより合成工程を行なう。式IIIのラセミ体は、
ラセミ体化合物を、光学的活性メンチルクロロフロミエ
ート(クロロ蟻酸メンチルエステル)でアシル化せし
め、結晶化により形成されたジアステレオ異性体を、分
離し、その後、メンチル基を除去し、式IIIの所望の光
学的活性化合物を得ることにより、光学的活性異性体に
好適に分離できる。
【0051】従って、本発明の詳細は、次の実施例に見
出され、それらは、本発明の保護範囲を制限するもので
はない。
【0052】
【実施例1】1-ブロモ-5-ニトロ-ペンタン-2-オン 250mlの無水メタノール中に、80.0g(0.6
1モル)の1-ニトロ-ペンタン-4-オンを溶解し、一
方、31.5ml(0.61モル)の臭素を、氷冷却の
下ですばやく添加する。反応混合物を、更に2時間、内
部温度が40℃を超えないような速度で、撹拌する。反
応混合物に、250mlの水を添加し、反応混合物を、
室温で一昼夜撹拌する。次の朝、溶液を、各々、300
mlのエーテルで3回抽出し、エーテル溶液を、酸のな
い10%の炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、更に、それ
を、各々、200mlの水で3回洗浄し、更に、200
mlの飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄され、塩化カルシ
ウム上で乾燥し、蒸発せしめる。乾燥した残査は、シリ
カカラム上でのクロマトグラフィにかけ、3:1のn−
ヘキサンと酢酸エチルの混合物で溶離せしめる。それに
より、所望の化合物70.4gが、淡黄色液体の形とし
て得られた、収率55%で、Rf=0.30.IR(フィル
ム):2950,1720,640cm-1
【0053】
【実施例2】(5-ニトロ-ペンタン-2-オン)-トリフェニル-ホスフ
ォニウムブロマイド 実施例1で製造されたブロモ化合物10.25g(0.
048モル)を、30mlの無水ベンゼン中に溶解す
る。更に、14.09g(0.0537モル)のトリフ
ェニルフォスフィンと50mlの無水ベンゼンを滴下す
る。反応混合物を、室温で、48時間撹拌し、それによ
り、油性沈殿物は、結晶化する。沈殿された塩を、濾過
し、n−ヘキサンで洗浄する。このようにして、20.
5gの所望の化合物が得られ、収率89%で、融点:7
0〜72℃である。
【0054】
【実施例3】(5-ニトロ-ペンタン-2-オン)-トリフェニル-フォス
フォラン 実施例2で製造されたフォスフォニウム8.1g(0.
0171モル)を、160mlのジクロロメタンに溶解
し、そして、形成された溶液を、136ml(0.05
42モル)の1%の水酸化ナトリウム溶液と、30分間
撹拌する。2つの相を分離し、ジクロろメタン層は、1
00mlの水で各々3回洗浄し、そして、100mlの
飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、塩化カルシウムで乾
燥し、そして、蒸発せしめる。乾燥残査は、十分に、n
−ヘキサンで希釈する。それにより、所望の化合物4.
8gが、得られた、収率72%で、融点:94〜97
℃.
【0055】
【実施例4】1- [3-(6-クロロ-ピリジル)]-3-オキソ-6-ニトロ
-ヘキサ-1-エン 実施例3で製造されたフォスフォラン13.5g(0.
0344モル)と70mlの無水ジクロロメタンに、7
0mlの無水ジクロロメタン中の3.1g(0.022
モル)の6-クロロ-ピリジン-3-アルデヒド溶液を添加
する。反応混合物を、アルゴン雰囲気中で、沸点で、8
時間加熱する。反応混合物を提供、ジクロロメタン溶液
を各々150mlの水と150mlの飽和塩化ナトリウ
ム溶液で続いて3回洗浄し、塩化カルシウムで乾燥し、
そして、蒸発せしめる。乾燥残査を、シリカカラム上で
クロマトグラフィにかけ、n−ヘキサンと酢酸エチルの
1:1の混合物で溶離せしめる。それにより、所望の化
合物4.7gが、得られた、収率84%で、融点:97
〜100℃で、Rf=0.52.IR(KBr):1700,1680,1
620,1580,1550,1100cm-1
【0056】
【実施例5】(±)-1α-ニトロ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シ
クロヘキサン-4-オン 1.6g(0.0063モル)の1-[3-(6-クロロ-ピ
リジル)]-3-オキソ-6-ニトロ-ヘキサ-1-エンを、5
0mlの無水テトラヒドロフラン中に溶解させ、その
上、酸化アルミニウム上に沈殿した4.0g(0.08
9モル)のフッ化カリウムを添加する。反応混合物を室
温で、一昼夜撹拌する。固体生成物を濾過し、酢酸エチ
ルで洗浄する。合わせた濾液を、塩化カルシウムで乾燥
し、蒸発せしめる。残査を、シリカカラム上のクロマト
グラフィで精製し、h−ヘキサンと酢酸エチルの1:1
混合物で溶離せしめる。それにより、所望の純粋な生成
物1.1gが得られた、収率59%で、融点:118〜
121℃、Rf=0.38.IR(KBr):1710,1585,1550,
1100cm-1
【0057】
【実施例6】(±)-1α-ニトロ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シ
クロヘキサン-4β-オール 2.8g(0.0110モル)の(±)-1α-ニトロ-2
β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シクロヘキサン-4-オ
ンを、200mlの無水エタノール中に溶解し、1.2
g(0.0317モル)のナトリウムボロハイドライド
を、約1時間半の時間内に、少量ずつ、添加する。過剰
の還元剤は、アセトンを注意して添加することにより分
解し、反応混合物は、真空中で蒸発せしめ、固体残査
を、50mlの水と200mlのクロロフォルムの混合
物中で溶解し、その混合物を十分に撹拌し、層を分離す
る。水性相は、各々、200mlのクロロフォルムで3
回抽出される。合わされた有機層は、200mlの水で
各々2回洗浄され、100mlの飽和塩化ナトリウム溶
液により洗浄され、塩化カルシウムで乾燥され、蒸発せ
しめる。それにより、所望の純粋な生成物1.9gが得
られた、収率67%で、融点:149〜153℃、Rf
=0.42(クロロフォルムとメタノールの10:1の
混合物)で、IR(フィルム):3380,1580,1570,1100,1080cm
-1
【0058】
【実施例7】(±)-1α-ニトロ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-4
β-メタンスルフォニル-オキシ-シクロヘキサン (±)-1α-ニトロ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シ
クロヘキサン-4β-オールを、15mlの無水ジクロロ
メタン及び30mlのピリジンの混合物中に溶解し、更
に、0.75ml(0.0097モル)のメタンスルフ
ォニルクロライドを、氷冷却水で冷却しつつ、滴下す
る。反応混合物を、室温で、一昼夜、撹拌し、その後、
溶媒を真空中で除去する。乾燥残査を、50mlのクロ
ロフォルムと25mlの10%炭酸ナトリウム溶液の混
合物中に溶解し、混合物を十分に撹拌し、相を分離す
る。水性相を、各々、50mlのクロロフォルムで抽出
する。合わせた有機層を、各々100mlの水で3回洗
浄し、100mlの飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、
塩化カルシウムで乾燥し、蒸発せしめる。
【0059】乾燥残査は、シリカカラム上のクロマトグ
ラフィにかけられ、n−ヘキサンと酢酸エチルの1:1
の混合物で溶離せしめる。それにより、所望の純粋な生
成物1.18gが得られた、収率91%で、融点:12
0〜122℃、Rf=0.46.IR(KBr):1590,1570,1
540,1530,1450,1350,1180,1090cm-1
【0060】
【実施例8】(±)-1α-アミノ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-4
β-メタンスルフォニル-オキシ-シクロヘキサン 1.5g(0.0048モル)の(±)-1α-ニトロ-2β
-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-4β-メタンスルフォニル
-オキシ-シクロヘキサンを、150mlのエタノール中
に溶解し、そして、10.76g(0.0477モル)
の塩化第一錫(II)ジ水和物を添加する。反応混合物
を、沸点に、24時間加熱し、その上で、冷却し、20
0mlのクロロフォルムを添加し、濃水酸化アンモニウ
ム溶液を添加することにより、pHを9に調節する。
【0061】沈殿生成物を、濾過し、クロロフォルムで
洗浄し、有機相を、200mlの水で2回洗浄し、飽和
塩化ナトリウム溶液で1回洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥し、蒸発せしめる。それにより、所望の純粋な生成
物1.1gが、無色油の形として、得られた、収率80
%で、Rf=0.69(クロロフォルム:メタノール=1
0:1)
【0062】
【実施例9】エピ−エピバチジン 1.1g(0.0036モル)の(±)-1α-アミノ-2β
-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-4β-メタンスルフォニル
-オキシ-シクロヘキサンを、150mlの無水トルエン
中に溶解し、そして、反応混合物を、アルゴン雰囲気下
で、沸点にまで加熱する。反応混合物を次に冷却し、2
5mlの5%水酸化ナトリウム溶液を添加し、相を完全
に撹拌し、層を分離する。水性相を、各々、20mlの
ジクロロメタンで10回抽出する。合わせた有機層を、
各々、100mlの水で2回洗浄し、100mlの飽和
塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、蒸発せしめる。残査は、シリカカラム上のクロマト
グラフィにかけ、クロロフォルムとメタノールの1:1
の混合物で溶離する。それにより、所望の化合物350
mgが、得られた、収率46%で、淡黄色油、Rf=0.
35(クロロフォルムとメタノールの1:1の混合
物).IR(フィルム):3260,3220,1580,1560,1760,1200,110
0cm-1
【0063】
【実施例10】エピバチジン 実施例9により製造された20mg(0.09モル)の
エピ−エピバチジンを、3mlの無水t−ブタノール中
で、100mgのカリウムターシャリ−ブチレートの存
在下で、30時間、沸騰させる。蒸発せしめた後、生成
物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィ(溶離
液:ベンゼンとメタノールの1:1の混合物)で精製す
る。収率10mg(50%)で、Rf=0.25.
【0064】
【実施例11】(±)-1α-アミノ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シ
クロヘキサン-4-オン-エチレンケタール 2.54g(0.01モル)の(±)-1α-ニトロ-2β-
[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シクロヘキサン-4-オンを、
250mlのエタノール中に溶解し、その後、27.0
g(0.01モル)の塩化第一錫(II)二水和物を、添
加し、反応混合物を、沸点に24時間加熱する。溶液を
乾固し、その上、50mlのエチレングリコール、25
0mlのベンゼン及び2.5gのピリジニウムトシレー
トを添加する。反応混合物を、水が出なくなるまで(6
時間)沸点に加熱する。
【0065】反応混合物を冷却し、2つの層を分離し、
ベンゼン相及びエチレングリコール相は、濃水酸化アン
モニウム溶液を添加する(pH9)することにより、別
々にアルカリ性にされる。ベンゼン相は、各々、150
mlの飽和鹹水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥す
る。エチレングリコール相を濾過し、沈殿物をクロロフ
ォルムで充分に洗浄する。濾液に、300mlの水を添
加し、各々、200mlのクロロフォルムで5回抽出
し、合わせた有機相を、各々、300mlの飽和鹹水で
2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。クロロフォ
ルム層とベンゼン層を合わせ、蒸発せしめる。その残査
を、クロロフォルムとメタノールの10:1の混合物で
溶離することにより、シリカカラム上で精製する。それ
により、純粋の所望の化合物1.79gが、無色泡の形
で、得られた、収率67%で、Rf=0.34.
【0066】
【実施例12】(±)-1α-トシルアミノ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジ
ル)]-シクロヘキサン-4-オン-エチレン ケタール 2.0g(0.007442モル)の(±)-1α-アミノ
-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シクロヘキサン-4-
オン-エチレンケタールを、60mlの無水ジメチルフ
ォルムアミド中に溶解し、その上、2.1ml(0.0
1506モル)のトリエチルアミン及び2.84g
(0.01488モル)のp−トルエンスルフォニルク
ロライドを添加する。反応混合物を、室温で、1時間撹
拌し、500mlの氷水中に注入する。沈殿生成物を濾
過し、乾燥し、エタノールから再結晶化する。それによ
り、所望の化合物2.2gが、得られた、収率69.9
%で、融点:182〜184℃で、Rf=0.36.
【0067】
【実施例13】(±)-1α-ジトシルアミノ-2β-[3-(6-クロロ-ピリ
ジル)]-シクロヘキサン-4-オン エチレンケタール 4.4g(0.0104モル)の(±)-1α-トシルアミ
ノ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シクロヘキサン-
4-オン エチレンケタールを、250mlの無水ジメ
チルフォルムアミド中に溶解し、その上、1.5g
(0.0312モル)のナトリウムハイドライドを少量
ずつ添加する。反応混合物を、室温で、1時間撹拌し、
5.95g(0.0312モル)のp−トルエンスルフ
ォニルクロライドを添加し、撹拌を2時間継続する。反
応混合物を、2lの氷水中に注入し、沈殿生成物を濾過
し、乾燥し、残査を、n−ヘキサンと酢酸エチルの1:
1の混合物で溶離することにより、シリカカラム上で精
製する。それにより、所望の化合物4.6gが、得られ
た、収率57%で、融点:210〜213℃、Rf=
0.39.
【0068】
【実施例14】(±)-1α-ジトシルアミノ-2β-[3-(6-クロロ-ピリ
ジル)]-シクロヘキサン-4-オン 4.0g(0.006931モル)の(±)-1α-ジトシ
ルアミノ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シクロヘキ
サン-4-オン エチレンケタールを、200mlのアセ
トン中に溶解し、その上、10mlの濃塩素酸を添加す
る。反応混合物を、4時間沸点に加熱し、留別したアセ
トンを、新鮮なアセトンで滴下し、連続的に置き変え
る。反応混合物を冷却し、200mlのクロロフォルム
中に溶解し、そのpHを、10%水酸化ナトリウム溶液
添加により、9に調節する。その2つの相を、充分に撹
拌し、水性層は、各々、100mlのクロロフォルムで
2回抽出する。そのクロロフォルム溶液は、各々、20
0mlの水で2回洗浄し、更に、200mlの飽和鹹水
で1回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発せしめ
る。乾燥残査は、ベンゼンとメタノールの10:1の混
合物でシリカカラム上で精製される。それにより、純粋
な所望の化合物1.55gが、得られた、収率42%
で、Rf=0.53.
【0069】
【実施例15】(±)-4β-アミノ-1α-ジトシルアミノ-2β-[3-(6-
クロロ-ピリジル)]-シクロヘキサン 200mg(0.3751ミリモル)の(±)-1α-ジト
シルアミノ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シクロヘ
キサン-4-オンを、30mlの無水メタノール中に溶解
し、その上、289mg(3.751ミリモル)の酢酸
アンモニウム、24mg(0.3751ミリモル)のナ
トリウムシアノボロハイドライド及び16mg(0.3
751ミリモル)のリチウムクロライドを添加する。反
応混合物を、室温で2時間撹拌し、その上、過剰の還元
剤は、アセトン滴下で分解せしめ、次に、溶液を蒸発せ
しめる。
【0070】乾燥残査を、20mlのクロロフォルムと
10mlの水に溶解し、2つの相を分離し、水性相は、
各々、10mlのクロロフォルムで2回抽出する。合わ
せた有機溶液を、10mlの水で1回洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、蒸発せしめる。乾燥残査は、クロロ
フォルムとメタノールの5:1の混合物で溶離されて、
シリカカラム上で精製される。それにより、純粋な所望
の化合物116mgが、得られた、収率58%で、融
点:158〜162℃、Rf=0.18.
【0071】
【実施例16】(±)-エピバチジン 100mg(0.1872ミリモル)の(±)-4β-アミ
ノ-1α-ジトシル-アミノ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジ
ル)]-シクロヘキサンを、10mlの無水ジメチル−フ
ォルムアミド中に溶解し、その上、100mg(2.6
4ミリモル)のナトリウムボロハイドライドを添加し、
そして、反応混合物を、沸点に3時間加熱する。冷却し
た後、溶液を、25mlの水中に注入し、各々、10m
lのクロロフォルムで5回抽出する。クロロフォルム層
を、各々、20mlの水で2回性状し、20mlの飽和
鹹水で1回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発せ
しめる。乾燥残査を、クロロフォルムとメタノールの
1:1の混合物での、シリカカラム上で精製する。それ
により、純粋な所望の化合物15mgが、得られた、収
率38%で、生成物のスペクトルは、ラセミ体エピバチ
ジンに相当している。
【0072】
【実施例17】(−)-1α-ニトロ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シ
クロヘキサン-4-オン 5.0g(0.01963モル)の1-[3-(6-クロロ-
ピリジル)]-3-オキソ-6-ニトロ-ヘキサ-1-エンを、
50mlの無水テトラヒドロフラン中に溶解し、その
上、12.6ml(0.09815モル)の(+)-α-フ
ェニル エチルアミンを添加する。反応混合物を、室温
に3日間放置し、その上、溶液を蒸発せしめる。その生
成物は、粗生成物を、シリカカラム上のクロマトグラフ
ィにかけ、ベンゼンとメタノールの10:1の混合物
(Rf=0.38)で溶離することにより、精製され
る。その後、n−ヘキサンと酢酸エチルの1:1の混合
物(Rf=0.42)で溶離される。生成物をエタノー
ルから結晶化する。それにより、純粋な所望の化合物
1.45gが、得られた。収率29%で、融点:149
〜151℃、(α)0 v=−86.2°(c=2、クロロ
フォルム)
【0073】
【実施例18】(+)-1α-ニトロ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シ
クロヘキサン-4β-オール A)(−)-1α-ニトロ-2β-[3-(6-クロロ-ピリジ
ル)]-シクロヘキサン-4β-オール-カルボン酸メンチル
エステル 1.536g(6ミリモル)のラセミ体-1α-ニトロ-
2β-[3-(6-クロロ-ピリジル)]-シクロヘキサン-4-
オールを、30mlの無水ジクロロメタンと1.4ml
のピリジンの混合物中に室温で溶解する。この溶液に対
して、3.0ml(14ミリモル)の(+)-メチル-クロ
ロ-フォルメ−ト(アルディリッチ24,530-5)を滴下す
る。反応混合物を、室温で、6時間撹拌し、更に、0.
2mlの反応剤を添加する。反応混合物を一昼夜放置
し、真空中で、蒸発乾固せしめる。残査を、60mlの
クロロフォルムと5mlの水の混合物中に溶解する。そ
の水性層のpHを、5%炭酸水素ナトリウム供給で、9
に調節する。その層を分離し、クロロフォルム溶液は、
各々、20mlの水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過し、真空中で蒸発せしめる。その残査を、1
00mlのメタノールから、チャコールでの清澄化の下
で、結晶化せしめる。それにより、所望の化合物1.2
gが、白色結晶形で、得られた、収率45.8%で、融
点:98〜100℃、[α]25 D=−56.0°(c=
0.5、クロロフォルム)
【0074】このようにして得られた生成物を、カラム
クロマトグラフィ(メルク9385:シリカゲル:水ポンプ
真空;溶離液:ベンゾ−ル:酢酸エチル=19:1)に
より精製する。所望化合物を含有する部分を合わせて、
蒸発せしめる。630mgの油が得られ、更に、メタノ
ールから結晶化される。それにより、所望の化合物28
0mgが、得られた、融点:183〜184℃、[α]25
D=−36.7°(c=0.5、クロロフォルム)
【0075】B)(+)-1α-ニトロ-2β-[3-(6-クロ
ロ-ピリジル)]-シクロヘキサン-4β-オール 100mgの上記の結晶質物質[[α]25 D=−36.7
°(c=0.5、クロロフォルム)]を、20mlの1
0%硫酸と20mlのエタノールの混合物中に溶解し、
その溶液を、沸点に24時間加熱する。その上、エタノ
ールを真空で除去する。この水性残査に、約30mlの
ベンゼンを添加し、混合物を再び真空中で蒸発乾固せし
める。この操作を、5〜6回行なう。残査を、クロロフ
ォルム中に懸濁し、そのpHを、濃水酸化アンモニウム
含有により、約10の値に調整する。その層を分離し、
クロロフォルム溶液を、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥し、濾過し、真空中で蒸発せしめる。残査を、カラ
ムクロマトグラフィ(メルク9385:シリカゲル:水ポン
プ真空;溶離液:クロロフォルム:メタノール=20:
1)により精製する。所望化合物を含有する部分を合わ
せて、蒸発せしめる。残査を、メタノールから精製され
る。残査を、エーテルから結晶化する。それにより、所
望の化合物32mgが、得られた、融点:190〜19
4℃、[α]25 D=+63.9°(c=0.5、クロロフ
ォルム)
【0076】
【実施例19】(+)-エピ-エピバチジン及び(+)-エピ-エピバチジン二
塩酸塩 1.00g(5ミリモル)のラセミ体エピ−エピバチジ
ンを、20mlの熱アセトン中に溶解し、その後、20
mlのアセトンと10mlの水の混合物と形成された
(−)-ジ-0,0’-p-トルオイル-L-酒石酸0.96g
(2.5ミリモル)の溶液を添加する。溶液は、数分で
きれいになるが、結晶沈殿物は、熱い溶液からでは遅く
なる。混合物は、室温まで放置冷却され、冷蔵庫内に一
昼夜置かれる。次の朝に、沈殿結晶物を濾過し、5ml
のアセトンと1mlの水の混合物で洗浄し、乾燥する。
それにより、1.053gの塩が、得られた、融点:1
88〜190℃、[α]25 D=−56.9°(c=0.
5、メタノール)
【0077】1.00gの上記の塩を、100mlのエ
タノールと5mlの水の熱混合物中に溶解し、室温に、
週末にわたり放置冷却する。沈殿結晶物を濾過し、5m
lのエタノールと0.5mlの水の混合物で洗浄し、乾
燥する。それにより、341mgの塩が、得られた、融
点:200〜201℃、[α]25 D=−53.4°(c=
0.5、メタノール)
【0078】300mgの上記の塩を、120mlのク
ロロフォルムと8mlの水の混合物中に室温で懸濁し、
充分な量の1モル水酸化ナトリウム溶液(約0.2〜
0.3ml)を添加し、水性相のpHを9〜10に調節
する。層を分離し、そのクロロフォルム溶液を、各々、
8mlの水で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾
過し、真空中で蒸発せしめる。それにより、155mg
の油性生成物が、得られた、[α]25 D=+36.1°
(c=0.5、メタノール)
【0079】実施例10により、生成物をエピマー化し
て、塩酸塩に変換したエピバチジンが得られる。塩の旋
回性[[α]25 D=+36.8°(c=0.36、メタノー
ル)]は、従来技術[S.R.Fletscher et at, J.Chem.Soc.
Chem.Column.1216(1993)]に記載の値[[α]25 D=+3
4.7°(c=0.36、メタノール)]に相当している。
【0080】()-エピ-エピバチジン (+)-エピ-エピバチジンの製造により得られた第1の結
晶母−層を、真空中で蒸発乾固せしめ、その結晶残査
を、回転蒸留機で、ベンゼンから数回蒸発せしめること
により水をなくする。それにより、649mgの生成物
が、得られた。融点:164〜176℃、[α]25 D=−
64.8°(c=0.5、メタノール)
【0081】200mgの上記の塩を、80mlのクロ
ロフォルムと6mlの水の混合物中に室温で懸濁する。
1モル水酸化ナトリウム溶液を添加することにより、そ
のpHを9〜10に調節する。層を分離し、そのクロロ
フォルム溶液を、各々、水(約10ml)で洗浄し、硫
酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で乾固せしめ
る。それにより、96mgの油性生成物が、得られた。
[α]25 D=−17.2°(c=0.5、メタノール)
【0082】400mgの上記の塩[[α]25 D=−6
4.8°(c=0.5、メタノール)を、クロロフォル
ム懸濁液中で、400mlの水酸化ナトリウム溶液で処
理する。反応混合物を精製する。それにより、160m
gの油性生成物が、得られた。[α]25 D=−17.2°
(c=0.5、メタノール)
【0083】このようにして得られた油性粗生成物(1
60mg、0.76ミリモル)を、3.2mlの熱アセ
トン中に溶解し、その上、153mg(0.396ミリ
モル)の(+)-ジ-0,0’-p-トルオイル-D-酒石酸、
3.2mlのアセトンと0.6mlの水の溶液を添加す
る。反応混合物を、室温に放置冷却し、数時間放置し、
沈殿結晶を濾過し、水性アセトンの滴下で洗浄し、そし
て乾燥する。それにより、269mgの塩が、得られ
た、融点:196〜198℃、[α]25 D=+63.4°
(c=0.5、メタノール)
【0084】200mgの上記の塩を、4.5mlのエ
タノールと0.5mlの水の混合物から再結晶化する。
それにより、124mgの純粋な塩が、得られた、融
点:204〜205℃、[α]25 D=+60.3°(c=
0.5、メタノール)
【0085】100mgのこのようにして得られた塩
を、既知の方法で、クロロフォルム懸濁液中で、水酸化
ナトリウムで処理する。それにより、60mgの油性生
成物が、得られた、[α]25 D=−40.3°(c=0.
5、メタノール)
【0086】
【発明の効果】産業上の利用性は、次の通りである。入
手容易な出発原料で製造できる光学的活性エピバチジン
の製法を提供した。即ち、従来の製法での欠点を除去で
きたもので、入手が容易で、容易に製造できる物質を用
いることにより、工業的な規模で可能にできる方法を提
供する。即ち、この製法の長所は、容易に入手できる出
発原料を用い、その処理法は、工業的な規模での製造に
適するものである。そして、本製法で製造される生成物
であるエピバチジンは、既知の非常に高い効果のある鎮
痛活性成分である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イシュトヴァーン モルドバイ ハンガリー国 ハー−1212 ブダペスト コシュース エル ウッツァ 107 (72)発明者 エステル テメシュバーリ ハンガリー国 ハー−1116 ブダペスト ラーツ エル ウッツァ 52 (72)発明者 チャバ サーンタイ ジュニア ハンガリー国 ハー−1113 ブダペスト ジョンボルヤイ ウッツァ 8 (72)発明者 アッティラ マーンディ ハンガリー国 ハー−1026 ブダペスト リアドーウッツァ 12 (72)発明者 ガーボル ブラシュコー ハンガリー国 ハー−1113 ブダペスト モルナール エー ウッツァ 21 (72)発明者 ヂュラ スィミグ ハンガリー国 ハー−1126 ブダペスト ホロースィ エシュ ウッツァ 25 (72)発明者 ヂォルヂ ラックス ハンガリー国 ハー−1141 ブダペスト モヂョローディ ウッツァ 110 (72)発明者 シャーンドル ドラバント ハンガリー国 ハー−1171 ブダペスト コェロェムヴィラーグ ウッツァ 27 (72)発明者 タマーシュ サーラーシ ハンガリー国 ハー−1027 ブダペスト マルギット カーエルテー 27 (72)発明者 マールトン フェケテ ハンガリー国 ハー−1027 ブダペスト フェー ウッツァ 49 (72)発明者 ガーボル ギグレル ハンガリー国 ハー−1067 ブダペスト テレーズカーエルテー 41

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)式XIII 【化1】 のラセミ体或いは光学的活性のエピ−エピバチジンを、
    塩基の存在下に、エピマー化を行なわせ;或いは; (b)一般式I 【化2】 (但し、式中で、Lは、遊離基を示す)のラセミ体或い
    は光学的活性化合物を環化し、そして、その後、得られ
    た式XIIIの化合物を、塩基の存在下で、エピマー化を行
    なわせ;或いは; (c)式IV 【化3】 の化合物のニトロ基を選択的に還元し、得られた生成物
    のカルボニル基を保護し、そして、得られた式XV 【化4】 のアミノ基をジアシル化せしめ、得られた一般式XVI 【化5】 (但し、Ac2は、アシル基である)の化合物のオキソ基
    から、保護を除去し;得られた一般式XVII 【化6】 (但し、Ac2は、上記の通りである)の化合物のオキソ
    基を、アミノ基で交換し;得られた一般式XVIII 【化7】 (但し、Ac2は、上記の通りである)の化合物を、環化
    し、式XIVのエピバチジンにし;或いは、 (d)式V 【化8】 の化合物を、光学的活性塩基の存在下で、環化し、その
    後、 (d1)このようにして得られた式IVの光学的活性化合物
    を還元し、式III 【化9】 (但し、Lは、遊離基である)の光学的活性化合物に導
    入し、得られた一般式II 【化10】 (但し、Lは、遊離基で、好適には、低級アルキルスル
    フォニロキシ或いはアリールスルフォニロキシ基であ
    る)の光学的活性化合物を還元し;得られた一般式I 【化11】 (但し、Lは、上記の通りである)の光学的活性化合物
    を環化し;そして、得られた式XIIIの光学的活性化合物
    を、塩基存在下で、エピマー化にかけ;或いは、 (d2)式IVの光学的活性化合物を、前記の(c)の工程
    に従って、式IVの光学的活性エピバチジンに変換し、そ
    して、所望により、式XIVのラセミ体化合物を、光学的
    活性異性体に分離し;或いは、所望により、合成工程の
    中途において、ラセミ体中間体を、光学的活性異性体に
    分離し、そして、得られた光学的活性異性体を、式XIV
    の光学的活性エピバチジンに変換することを特徴とする
    式XIV 【化12】 のラセミ体或いは光学的活性体エピバチジンの製法。
  2. 【請求項2】上記工程(a)において、高温で、エピマ
    ー化を行なうことを特徴とする請求項1に記載の製法。
  3. 【請求項3】上記工程(a)において、塩基として、ア
    ルカリアルコール化物或いは他の有機アルカリ化合物を
    使用することを特徴とする請求項1に記載の製法。
  4. 【請求項4】塩基として、カリウムターシャリブチレー
    ト、ナトリウムエチレート或いはリチウムジイソプロピ
    ルアミンを用いることを特徴とする請求項3に記載の製
    法。
  5. 【請求項5】加熱下で、アルカリアルコレートの存在下
    で、或いは約0℃の温度で、他の有機アルカリ化合物の
    存在下で、エピマー化を行なうことを特徴とする請求項
    3に記載の製法。
  6. 【請求項6】担体として、低級アルコールの中で、溶媒
    として用いられたアルカノールに相当するアルカリアル
    コレートの存在下で、反応を行なわせることを特徴とす
    る請求項2〜5のいずれかに記載の製法。
  7. 【請求項7】前記の工程(b)において、Lが、メタン
    スルフォニロキシ、p−トルエンスルフォニロキシ或い
    はp−ブロモ−フェニルスルフォニロキシである一般式
    Iの化合物を生成し、そして、環化せしめることを特徴
    とする請求項1に記載の製法。
  8. 【請求項8】一般式Iの化合物を、高温において、好適
    には、反応生成物の沸点において、環化せしめることを
    特徴とする請求項1又は7のいずれかに記載の製法。
  9. 【請求項9】非プロトン溶媒中で、好適には、ハロゲン
    化炭化水素或いは芳香族炭化水素中で、反応を行なわせ
    しめることを特徴とする請求項8に記載の製法。
  10. 【請求項10】ベンゼン、トルエン或いはキシレン中で
    反応を行なわせることを特徴とする請求項9に記載の製
    法。
  11. 【請求項11】前記(c)工程において、式IVの化合物
    のニトロ基を、触媒水素添加或いは化学的還元剤によ
    り、還元することを特徴とする請求項1に記載の製法。
  12. 【請求項12】ベチャンプ−還元反応、氷酢酸中の亜
    鉛、或いは塩化水素中の亜鉛、鉄或いは錫或いは塩化第
    一錫(II)−好適には、塩化第一錫(II)を用いること
    により、還元反応を行なわせることを特徴とする請求項
    11に記載の製法。
  13. 【請求項13】前記工程(c)において、ケタール形で
    の、好適には、エチレンケタールの形でのカルボニル基
    を保護することを特徴とする請求項1に記載の製法。
  14. 【請求項14】Ac2は、低級アルキルスルフォニロキシ
    或いはアリールスルフォニロキシ、好適には、メタンス
    ルフォニロキシ、p−トルエンスルフォニロキシ或いは
    p−ブロモ−フェニルスルフォニロキシである一般式XV
    Iの化合物を生成することを特徴とする請求項1に記載
    の製法。
  15. 【請求項15】前記工程(c)において、式XVIの化合
    物から、酸性処理により、オキソ保護基を除去すること
    を特徴とする請求項1に記載の製法。
  16. 【請求項16】前記工程(c)において、酢酸アンモニ
    ウムの存在下での複合金属ハイドライトで、還元するこ
    とにより、式XVIの化合物中で、アミノ基のためのオキ
    ソ基を交換することを特徴とする請求項1に記載の製
    法。
  17. 【請求項17】複合金属ハイドライトとして、リチウム
    シアノボロハイドライド或いはナトリウムシアノボロハ
    イドライドを用いることを特徴とする請求項16に記載
    の製法。
  18. 【請求項18】前記工程(c)において、一般式XVIII
    の化合物を、有機溶媒中で加熱することにより、環化せ
    しめることを特徴とする請求項1に記載の製法。
  19. 【請求項19】反応媒体として、無水性双極性非プロト
    ン溶媒、好適には、ジメチルフォルムアミド中で、反応
    を行なわせることを特徴とする請求項18に記載の製
    法。
  20. 【請求項20】ナトリウム ボロハイドライドの存在下
    で、環化を行なわせることを特徴とする請求項18或い
    は19に記載の製法。
  21. 【請求項21】前記工程(d)において、(+)-α-フェ
    ニル エチル アミン或いは(−)-α-フェニル エチル
    アミンを、光学的活性塩基として用いることを特徴と
    する請求項1に記載の製法。
  22. 【請求項22】前記工程(d)において、式IIIのラセ
    ミ体ニトロアルコールを光学分割し、そして、式IIIの
    光学的活性化合物を、式XIVの光学的活性エピバチジン
    に変換することを特徴とする請求項1に記載の製法。
  23. 【請求項23】式IIIのラセミ体ニトロアルコールを、
    光学的活性メンチル クロロ フォルミエートでアシル
    化させめ、得られたジアステレオ異性体を、結晶化によ
    り分割し、その後、メンチル基を除去することを特徴と
    する請求項22に記載の製法。
  24. 【請求項24】上記のいずれかの製法により、製造され
    た式XIVのエピバチジン。
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