JPH07277666A - 懸吊式物品運搬装置 - Google Patents

懸吊式物品運搬装置

Info

Publication number
JPH07277666A
JPH07277666A JP9937794A JP9937794A JPH07277666A JP H07277666 A JPH07277666 A JP H07277666A JP 9937794 A JP9937794 A JP 9937794A JP 9937794 A JP9937794 A JP 9937794A JP H07277666 A JPH07277666 A JP H07277666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
finger
fingers
pair
engaging member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9937794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2554020B2 (ja
Inventor
Tatsuo Shibata
達雄 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6099377A priority Critical patent/JP2554020B2/ja
Publication of JPH07277666A publication Critical patent/JPH07277666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554020B2 publication Critical patent/JP2554020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を懸吊状態で運搬する場合に、物品を吊
り上げた状態で水平面内において回転させる駆動機構を
特に設けなくても、人手を介さず自然に物品の向きが変
えられる装置を提供し、装置構成の簡略化及び運搬作業
の省力化を図る。 【構成】 輪状の係合部材14を介して荷物12を懸吊状態
に支持し昇降及び水平走行する可動支持機10を、先端部
同士が接離自在に配設された一対のフィンガー16、18
と、この両先端部同士を接触及び離間させる駆動機構と
を備えて構成した。一方のフィンガー16の先端部を、フ
ィンガーの移動方向に沿い先端が他方のフィンガーの方
向へ向いて前下りに傾斜するように形成し、他方のフィ
ンガー18の先端部を、一方のフィンガーの先端部に接触
したときにその下方側に位置してそれと交差するように
かつ前下りに傾斜するように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、倉庫や工場、貯蔵場
内などにおいて物品を自動運搬する装置、特に、物品を
懸吊状態に支持して運搬する懸吊式物品運搬装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】倉庫や工場、貯蔵場内などにおいて、比
較的小型の荷物を吊り上げて懸吊状態で運搬するのに
は、従来、ホイスト付き天井クレーンが使用されてい
る。これは、モータ、減速機、巻き胴などを備えたホイ
ストを、天井に水平方向に配設されたレールに垂下状態
に保持してレール上を走行可能とし、巻き胴に巻き掛け
られた巻上げ用ロープの先端に取着されたフックを、荷
物の一部をなす鉤状又は輪状の係合部或いは荷物を支持
する容器類等の支持具に設けられた鉤状又は輪状の係合
部に引っ掛け、荷物を吊り上げて運搬する装置である。
また、荷物の一部をアームで掴むなどして荷物を持ち上
げて運搬するロボットも、運搬装置として使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、倉庫や工場
内などにおいて荷物を或る場所から別の場所へ移動させ
るとともに、作業上の都合などから運搬先の位置では荷
物の向きを変えて置きたい、といったような場合があ
る。このような場合、従来の天井クレーンでは、荷物を
別の場所へ運搬した後、荷物を吊り上げたままで作業者
が荷物の向きを変え、その後に荷物を降下させて所定位
置に置く、といった方法を採る必要がある。このため、
荷物の運搬先で作業者が待機していなければならない。
一方、荷物の方向転換をも自動的に行なえるようにする
には、クレーン装置に、荷物の吊上げ駆動機構及び走行
機構の他、回転駆動機構を設ける必要がある。また、ロ
ボットで荷物を運搬する場合にも、ロボットが水平面内
での回転駆動を備えていることが必要とされる。
【0004】この発明は、以上のような現状に鑑みてな
されたものであり、物品を懸吊状態で運搬する装置にお
いて、物品を吊り上げた状態で水平面内において回転さ
せる駆動機構を特に設けなくても、人手を介さず自然に
物品の向きが変えられる装置を提供し、もって、運搬装
置の構成の簡略化とともに運搬作業における省力化を図
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、鉤状又は
輪状に形成された係合部材を介して被運搬物を懸吊状態
に支持し水平方向へ走行する可動支持機を、それぞれの
先端部同士が接離自在に配設された一対のフィンガー
と、この一対のフィンガーの両先端部同士を接触もしく
は近接及び離間させるように駆動する駆動機構とを備え
て構成した。そして、前記一対のフィンガーのうちの一
方を、その先端部がフィンガーの移動方向に沿うように
かつその先端が他方のフィンガーの方向へ向いて先端部
が前下りに傾斜するように形成するとともに、他方のフ
ィンガーを、その先端部が前記一方のフィンガーの先端
部に接触もしくは近接したときにその一方のフィンガー
の先端部の下方側に位置してそれと交差するようにかつ
先端部が前下りに傾斜するように形成した。
【0006】上記駆動機構は、上記一対のフィンガーを
互いに反対方向へ、すなわち互いに接近する方向及び互
いに離間する方向へ対称的にそれぞれ移動させる機構と
することができる。また、上記係合部材が鋼材、プラス
チック材等の剛体である場合において、上記他方のフィ
ンガーに、一方のフィンガーの先端部と交差する先端部
から連続する部分をその一方のフィンガーの先端部と同
じ方向に折曲して揺動規制部を形成するようにしてもよ
い。
【0007】
【作用】上記したように構成された運搬装置では、可動
支持機の一対のフィンガーが離間した状態から、駆動機
構により両方のフィンガー或いは何れか一方のフィンガ
ーを駆動させて一対のフィンガーの両先端部同士を接触
もしくは近接させると、被運搬物側に設けられている鉤
状又は輪状の係合部材に一方のフィンガーの先端部が挿
入され、一対のフィンガーの両先端部が交差することに
よって作られる輪状部材と係合部材上端部の鉤状又は輪
状部分とが鎖交する。次いで、可動支持機を上方へ移動
させると、被運搬物は係合部材を介して可動支持機によ
り吊り上げられるが、このとき、一方のフィンガーの先
端部が傾斜しているために被運搬物の重力によりその傾
斜に従って係合部材が下向きに滑る。そして、係合部材
は、一方のフィンガーの先端部からその下方側に位置し
た他方のフィンガー先端部へ乗り移る。この際同時に、
係合部材は、一対のフィンガーの両先端部がなす交差角
度に相当する角度だけ回動し、従って、被運搬物の向き
が自然に変わることになる。
【0008】また、係合部材が剛体である場合におい
て、他方のフィンガーに揺動規制部を形成するようにし
たときは、上記したような動作によって他方のフィンガ
ーの先端部に乗り移った係合部材の上端部は、一方のフ
ィンガーの先端部と他方のフィンガーの揺動規制部との
間に挾まれた状態となる。このため、係合部材が水平面
内で回動しようとすると係合部材の上端部の両側面が一
方のフィンガーの先端部及び他方のフィンガーの揺動規
制部にそれぞれぶつかることになって、係合部材がそれ
以上に回動することが止められるので、運搬中における
被運搬物の揺動が抑えられることになる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0010】図1ないし図4は、この発明の1実施例に
係る懸吊式物品運搬装置の要部の概略構成を示す斜視図
であって、動作過程を順に示した図である。これらの図
においては、荷物を支持する可動支持機の部分だけを示
し、可動支持機を昇降させる機構や可動支持機を水平方
向へ移動させる機構については、図示を省略している。
【0011】この可動支持機10は、荷物12に一体に取着
され上端部が輪状に形成された係合部材14に係合してそ
の係合部材14を介し荷物12を支持する左右一対のフィン
ガー16、18を有している。係合部材14は、鋼材、プラス
チック材等からなる丸棒を輪状に折曲して形成されてい
る。尚、係合部材としては、輪の一部を開いて上端部を
鉤状としたものであってもよく、また、丸棒でなく、角
棒或いは細幅の帯状板を輪状又は鉤状に成形したもので
あってもよい。また、図示例のものは、係合部材14が荷
物12の一部をなすように荷物に一体に取着されている
が、荷物を支持する容器類等の支持具に係合部材を一体
に形設したものであってもよい。
【0012】左右一対のフィンガー16、18は、その各基
部が左右一対の可動ブロック20、22にそれぞれ一体に固
着されており、各可動ブロック20、22は、台板24の前端
側の左右両端部に固着された一対の支持板26、26に架設
された2本の案内棒28、28にそれぞれ摺動自在に支持さ
れている。一方のフィンガー16は、可動ブロック20の前
端面から前方側へ突出し、図6に一部を拡大して上方か
ら見た図を示すように、その先端が他方のフィンガー18
の方向へ向くように先端部が案内棒28に沿う方向に折れ
曲がっている。また、一方のフィンガー16の先端部は、
図5に一部を拡大して正面から見た図を示すように、前
下りに傾斜するように形成されている。他方のフィンガ
ー18は、同じく可動ブロック22の前端面から前方側へ突
出し、図6に示すように、一旦一方のフィンガー16の方
向へ案内棒28に沿うように折れ曲がった後、その折曲部
分に連続する部分がさらに前方側へ折れ曲がって、その
先端部が一方のフィンガー16の先端部と交差する方向に
形成されている。そして、先端部から連続した前記折曲
部分が、後述する揺動規制部30となる。また、他方のフ
ィンガー18の先端部は、図7に一部を拡大して右側方か
ら見た図を示すように、一方のフィンガー16の先端部よ
り下方側に位置するように、かつ、前下りに傾斜するよ
うに形成されている。
【0013】左右の各可動ブロック20、22には、それぞ
れ上端面にジョイントピン32、34を介してリンク板36、
38の一端部が回動自在にピン連接されている。そして、
両リンク板36、38の他端部は、共通のジョイントピン40
を介してスライド板42の上面側に回動自在にピン連接さ
れている。スライド板42は、図示を省略したが台板24上
に固設された支持部材に摺動自在に支持されており、ス
ライド板42の下面側には、ラック44が一体的に形設され
ている。また、台板24上には、正・逆回転モータ46が取
付けブロック48を介して固設されており、モータ46の回
転軸50に、ラック44と噛合するピニオン52が固着されて
いる。そして、モータ46を正転駆動させることにより、
ピニオン52及びラック44を介してスライド板42が後方側
へ移動し、共通のジョイントピン40を介してスライド板
42にピン連接された両リンク板36、38の後端部が後方側
へ引っ張られて、両リンク板36、38を介し両可動ブロッ
ク20、22が、案内棒28に案内されて互いに接近する方向
へ引き寄せられ、一対のフィンガー16、18の両先端部同
士が接触するようになっている。一方、モータ46を逆転
駆動させることにより、ピニオン52及びラック44を介し
てスライド板42が前方側へ移動し、両リンク板36、38の
後端部が前方側へ押し出されて、両リンク板36、38を介
し両可動ブロック20、22が、互いに離間する方向へ押さ
れ、一対のフィンガー16、18の両先端部同士が離間する
ようになっている。
【0014】次に、上記構成の可動支持機10の動作につ
いて説明する。
【0015】図示しない昇降機構によって可動支持機10
を昇降させ、図1に示すように一対のフィンガー16、18
の両先端部同士が離間した状態から、モータ46を正転駆
動させて一対のフィンガー16、18を互いに接近させる。
一対のフィンガー16、18が次第に接近する過程で、一方
のフィンガー16の先端部が荷物12の係合部材14の上端部
の輪状部分に挿入され、次いで、図2に示すように、一
対のフィンガー16、18の両先端部同士が接触すると、そ
の両先端部が交差することによって作られる輪状部分と
係合部材14上端部の輪状部分とが鎖交する。このときの
部分拡大図を図5の(A)(正面図)、図6の(A)
(平面図)及び図7の(A)(右側面図)にそれぞれ示
す。尚、一対のフィンガー16、18の両先端部同士は完全
に接触しなくてもよく、後述するように可動支持機10を
上昇させたときに、係合部材14が一対のフィンガー16、
18から脱落しない程度の隙間があいていても差し支えな
い。
【0016】一対のフィンガー16、18と係合部材14とが
係合すると、図示しない昇降機構によって可動支持機10
を上昇させる。これにより、荷物12は係合部材14を介し
て可動支持機14に吊り上げられることになるが、荷物12
の荷重が可動支持機10の一方のフィンガー16に掛かる
と、重力の作用により、係合部材14は一方のフィンガー
16の先端部の傾斜に従って下向きに滑る。そして、係合
部材14は、一方のフィンガー16の先端部から他方のフィ
ンガー18の先端部へ、水平面内において90°回動しな
がら図3に示すように乗り移り、これに伴って荷物12の
向きが90°だけ変化する。このときの部分拡大図を図
5の(B)(正面図)、図6の(B)(平面図)及び図
7の(B)(右側面図)にそれぞれ示す。尚、係合部材
14は、一対のフィンガー16、18の両先端部がなす交差角
度に相当する角度だけ回動することになるので、一対の
フィンガー16、18の両先端部が交差する角度を適宜設定
することにより、荷物12の向きを90°以外の角度で変
えることもできる。
【0017】荷物12が可動支持機10によって吊り上げら
れると、図示しない水平移動機構によって可動支持機10
を水平方向へ移動させ、倉庫や工場内の所望場所まで荷
物12を運搬する。この際、フィンガー18によって支持さ
れている係合部材14の上端部は、図6の(B)に示すよ
うに、一方のフィンガー16の先端部と他方のフィンガー
18の揺動規制部30との間に挾まれた状態にある。このた
め、荷物12の運搬中における振動によって係合部材14が
水平面内で回動しようとしても、係合部材14の上端部の
両側面が一方のフィンガー16の先端部及び他方のフィン
ガー18の揺動規制部30にそれぞれぶつかることになるの
で、係合部材14の或る程度以上の回動が止められ、運搬
中における荷物12の揺動が少なく抑えられる。
【0018】荷物12が所望場所まで運搬されてその場所
に停止すると、図示しない昇降機構によって可動支持機
10を下降させ、荷物12の下面と載置面との間に僅かな隙
間ができる程度の位置で可動支持機10の下降動作を止め
る。続いて、モータ46を逆転駆動させて一対のフィンガ
ー16、18を離間させる。この過程で、一対のフィンガー
16、18の両先端部が離脱すると、荷物12の荷重による重
力の作用により、係合部材14は、他方のフィンガー18の
先端部の傾斜に従って下向きに滑る。そして、係合部材
14は他方のフィンガー18から離脱して、図4に示すよう
に、荷物12は、運搬前に置かれていた図1に示した状態
から90°だけ向きを変えた状態で運搬先の所望場所に
載置される。
【0019】この発明に掛かる懸吊式物品運搬装置は、
上記したような構成を備えているが、この発明の範囲は
上記説明並びに図面の内容によって限定されず、要旨を
逸脱しない範囲で種々の変形例を包含し得る。すなわ
ち、一対のフィンガーを駆動する機構としては、例え
ば、一対のフィンガーが固着された左右の可動ブロック
を、中央部を境いにして左ねじ及び右ねじが螺刻された
ねじ棒に螺合させ、モータを正転及び逆転させてねじ棒
を回転させることにより、一対のフィンガーの両先端部
同士を接触及び離間させるような駆動機構等であっても
よい。また、上記実施例では、一対のフィンガーの両方
を駆動させるようにしているが、何れか一方のフィンガ
ーを固定し、片方のフィンガーだけを駆動させるように
してもよい。さらに、上記実施例では、可動ブロックの
前端面にその前端面から前方側へ突出するようにフィン
ガーを固着したが、可動ブロックの下端面或いは互いに
対向する側面にフィンガーを固着するようにしてもよ
い。尚、係合部材の材質としては、鋼材やプラスチック
材を例示したが、柔軟性素材であっても或る程度輪状形
態を維持できるものであれば、この発明の運搬装置を適
用し得る。
【0020】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
かつ作用するので、この発明に係る運搬装置により物品
を懸吊状態に支持して運搬するようにしたときは、物品
を吊り上げた状態で水平面内において回転させる駆動機
構を特に設けなくても、人手を介さず自然に物品の向き
が変えられるため、運搬装置の構成の簡略化とともに運
搬作業における省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例に係る懸吊式物品運搬装置
の要部をなす可動支持機の概略構成を示す斜視図であっ
て、動作過程の一部の状態を示した図である。
【図2】同じく、可動支持機の概略構成を示す斜視図で
あって、動作過程の一部の状態を示した図である。
【図3】同じく、可動支持機の概略構成を示す斜視図で
あって、動作過程の一部の状態を示した図である。
【図4】同じく、可動支持機の概略構成を示す斜視図で
あって、動作過程の一部の状態を示した図である。
【図5】(A)が、図2に示した状態に対応する一部拡
大正面図であり、(B)が、図3に示した状態に対応す
る一部拡大正面図である。
【図6】(A)が、図2に示した状態に対応する一部拡
大平面図であり、(B)が、図3に示した状態に対応す
る一部拡大平面図である。
【図7】(A)が、図2に示した状態に対応する一部拡
大右側面図であり、(B)が、図3に示した状態に対応
する一部拡大右側面図である。
【符号の説明】 10 可動支持機 12 荷物 14 係合部材 16、18 フィンガー 20、22 可動ブロック 28 案内棒 30 他方のフィンガーの揺動規制部 32、34、40 ジョイントピン 36、38 リンク板 42 スライド板 44 ラック 46 正・逆回転モータ 52 ピニオン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被運搬物に一体に取着され又は被運搬物
    を支持する支持具に一体に形設され上端部が鉤状又は輪
    状に形成された係合部材を介して可動支持機により被運
    搬物を懸吊状態に支持し、前記可動支持機を移動させて
    被運搬物を運搬するようにした懸吊式物品運搬装置にお
    いて、 前記可動支持機を、 それぞれの先端部同士が接離自在に配設された一対のフ
    ィンガーと、 この一対のフィンガーの両先端部同士を接触もしくは近
    接及び離間させるように駆動する駆動機構とを備えて構
    成し、 前記一対のフィンガーのうちの一方を、その先端部がフ
    ィンガーの移動方向に沿うようにかつその先端が他方の
    フィンガーの方向へ向いて先端部が前下りに傾斜するよ
    うに形成するとともに、 他方のフィンガーを、その先端部が前記一方のフィンガ
    ーの先端部に接触もしくは近接したときにその一方のフ
    ィンガーの先端部の下方側に位置してそれと交差するよ
    うにかつ先端部が前下りに傾斜するように形成し、 前記一対のフィンガーの両先端部同士が接触もしくは近
    接した際に、一方のフィンガーの先端部が挿入されて係
    合した前記係合部材が、一方のフィンガーの先端部上を
    その傾斜に従って滑りその一方のフィンガーの先端部か
    ら他方のフィンガーの先端部へ向きを変えながら乗り移
    るようにされたことを特徴とする懸吊式物品運搬装置。
  2. 【請求項2】 駆動機構が、一対のフィンガーを互いに
    反対方向へ対称的にそれぞれ移動させるものである請求
    項1記載の懸吊式物品運搬装置。
  3. 【請求項3】 被運搬物に一体に取着され又は被運搬物
    を支持する支持具に一体に形設された係合部材が剛体で
    あり、他方のフィンガーが、一方のフィンガーの先端部
    と交差する先端部から連続しその一方のフィンガーの先
    端部と同じ方向に折曲して形成された揺動規制部を有し
    た請求項1又は請求項2記載の懸吊式物品運搬装置。
JP6099377A 1994-04-12 1994-04-12 懸吊式物品運搬装置 Expired - Lifetime JP2554020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6099377A JP2554020B2 (ja) 1994-04-12 1994-04-12 懸吊式物品運搬装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6099377A JP2554020B2 (ja) 1994-04-12 1994-04-12 懸吊式物品運搬装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07277666A true JPH07277666A (ja) 1995-10-24
JP2554020B2 JP2554020B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=14245843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6099377A Expired - Lifetime JP2554020B2 (ja) 1994-04-12 1994-04-12 懸吊式物品運搬装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554020B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116689623A (zh) * 2023-08-10 2023-09-05 河南神州精工制造股份有限公司 一种球形封头热模压模具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116689623A (zh) * 2023-08-10 2023-09-05 河南神州精工制造股份有限公司 一种球形封头热模压模具
CN116689623B (zh) * 2023-08-10 2023-10-10 河南神州精工制造股份有限公司 一种球形封头热模压模具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2554020B2 (ja) 1996-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5532760B2 (ja) 搬送システム,ロボット装置及びワークの製造方法
JP2000016748A (ja) 版材用吊具
JP2554020B2 (ja) 懸吊式物品運搬装置
JPH05185393A (ja) 物品把持装置
CN112456359B (zh) 吊装机构
JPH07215665A (ja) パレタイザーおよび空パレット供給装置
JPH11236187A (ja) 荷物移載装置と荷物移載装置付き建物
EP0905082A1 (en) A device for picking up and transporting loads
JP3261513B2 (ja) 荷積み装置及びその方法
JPH0738275Y2 (ja) オーバーヘッド型物品搬送装置
JPH075099Y2 (ja) 水平移動搬送機
JP3593588B2 (ja) スタッカクレーンおよびこのスタッカクレーンを用いた自動倉庫
JPH06255980A (ja) タイヤ搬送用吊具
JPH085961Y2 (ja) 物品パレタイジング用ロボットシステム
CN219620369U (zh) 搬运码垛机器人
CN209906231U (zh) 一种可移动的智能提升转载机构
CN217755715U (zh) 一种搬运装置及绕组组装设备
JPH082881A (ja) 構造物用部材の移送装置
JPH0616690Y2 (ja) ロボットハンド
JP2669221B2 (ja) 搬送用容器使用の搬送設備
JPH0543613B2 (ja)
JP3254784B2 (ja) 孔あきパネル積込方法及び装置
JPH085191Y2 (ja) 吊荷落下防止装置付クレーン用吊具
JPH02193819A (ja) 物品保持装置
JP3375789B2 (ja) キャリヤレール

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070822

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100822

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 17

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term