JPH07277166A - アンチロックブレーキシステムの制御弁 - Google Patents

アンチロックブレーキシステムの制御弁

Info

Publication number
JPH07277166A
JPH07277166A JP8732294A JP8732294A JPH07277166A JP H07277166 A JPH07277166 A JP H07277166A JP 8732294 A JP8732294 A JP 8732294A JP 8732294 A JP8732294 A JP 8732294A JP H07277166 A JPH07277166 A JP H07277166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
brake
chamber
compressed air
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8732294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenobu Hatanaka
秀信 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP8732294A priority Critical patent/JPH07277166A/ja
Publication of JPH07277166A publication Critical patent/JPH07277166A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
    • B60T8/3605Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force wherein the pilot valve is mounted in a circuit controlling the working fluid system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/50Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition having means for controlling the rate at which pressure is reapplied to or released from the brake
    • B60T8/5081Pressure release using a plurality of valves in parallel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来のアンチロックブレーキシステムにバイ
パス回路と電磁弁を付加するだけの簡単な改良により従
来と全く同様にアンチロックブレーキシステムを作用さ
せ、かつブレーキの引きずり現象を防止する。 【構成】 ブレーキチャンバ39内の圧縮空気を排気す
るバルブの上流側と下流側とを連通させるバイパス回路
36を設けると共に該バイパス回路中にバイパス回路を
連通又は遮断するコントロールバルブ31,32を配設
し、ブレーキ非作動時にコントロールバルブを作動させ
てブレーキチャンバと排気ポート30nとを該バイパス
回路によって連通させてブレーキチャンバ内の圧力を大
気圧まで確実に低下させ、ブレーキチャンバ内の残圧を
零として車輪に作用する制動力を確実に解除するように
した構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンチロックブレーキ
システムの制御弁に係り、特に従来のアンチロックブレ
ーキシステムの制御弁に残圧解放用のバイパス回路及び
該バイパス回路を開閉する電磁弁を付加するだけの簡単
な機構によりアンチロックブレーキシステムは従来と全
く同様に作用させ、かつブレーキ操作を解除したときに
はブレーキチャンバ内の圧力を大気中に完全に解放して
該ブレーキチャンバ内の残圧を零としてブレーキの引き
ずり現象を防止し、しかも確実に制動機構が作動し得る
ようにしたアンチロックブレーキシステムの制御弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】滑りやすい路面を走行中に強いブレーキ
をかけると、過度のブレーキ力により車輪がロックを起
こすことがあり、該状況においては路面との摩擦力を有
効に利用することができず制動距離が増加したり、また
ロックを起こした車輪が横方向の抵抗を失い車輛が不安
定となることがある。
【0003】即ち前輪がロックしたときには、車輛の操
舵が不能となり、後輪がロックしたときには車輛が尻振
り現象を起こすことになる。
【0004】アンチロックブレーキシステムは、上記し
た車輪のロックを防止してタイヤと路面間の摩擦力を有
効に使用し、ブレーキ作動中の車輛の走行安定性及び操
舵安定性を確保すると共にほとんどの滑り易い路面での
制動距離を短縮させる装置であり、車輪に装着されたホ
ィールセンサにより常に車輪の回転状況を監視していず
れかの車輪がロック傾向にあると制御装置がアンチロッ
クブレーキシステムの制御弁に信号を送り、ブレーキチ
ャンバに作用する圧縮空気の圧力を調節して状況に応じ
た適正な制動力を車輪に作用させて車輪のロックを防止
し、路面との摩擦力を有効に利用して車輛の走行安定性
を維持しながら確実に停止させるものである。
【0005】従来のアンチロックブレーキシステム1
は、図6において、アンチロックブレーキシステムの制
御弁2が各車輪(図示せず)のブレーキチャンバ3近傍
に夫々個別に配設されており、インレットポート2aは
エアタンク4とリレーバルブ5を介して配管6によって
接続され、該リレーバルブ5のコントロールポート(図
示せず)はブレーキバルブ8を介して配管9によってエ
アタンク4と接続されている。
【0006】またアンチロックブレーキシステムの制御
弁2のアウトレットポート2bは、配管10によってブ
レーキチャンバ3に接続されており、ブレーキバルブ8
のブレーキペダル8aを操作することによりリレーバル
ブ5のコントロールポートにエアタンク4内の圧縮空気
を作用させてメイン回路を開放し、エアタンク4内の圧
縮空気をインレットポート2aに導き、更にアンチロッ
クブレーキシステムの制御弁2、配管10を介してブレ
ーキチャンバ3に供給して車輪に制動力を作用させるよ
うになっている。
【0007】アンチロックブレーキシステムの制御弁2
内には、インレットポート2aに連通する第1室2c、
アウトレットポート2bに連通する第2室2d、大気に
連通する第3室2eが設けられており、第1室2cと第
2室2dとの間には、ばね11及びダイヤフラム12か
ら構成された第1ダイヤフラムバルブ13が配設された
第1ポート2fが設けられている。
【0008】また第2室2dと第3室2eとの間には、
同様にばね14及びダイヤフラム15から構成された第
2ダイヤフラムバルブ16が配設された第2ポート2g
が設けられている。
【0009】第1室2cに連通して設けられた第1パイ
ロット孔2iは、第1ダイヤフラムバルブ13の第1パ
イロット室2hに連通し、該第1パイロット孔2iの途
中には第3室2eとの連通及び遮断を制御する第1電磁
弁18が配設されている。
【0010】第1室2cには、また第2ダイヤフラムバ
ルブ16の第2パイロット室2jに連通する第2パイロ
ット孔2kが設けられており、該第2パイロット孔2k
の途中には第3室2eとの連通及び遮断を制御する第2
電磁弁19が配設されている。
【0011】そして車輛に制動力を作用させるためにブ
レーキペダル8aが踏み込まれると、ブレーキバルブ8
からリレーバルブ5のコントロールポートにエアタンク
4内の圧縮空気が供給されてリレーバルブ5のメイン回
路を開放し、エアタンク4内の圧縮空気をインレットポ
ート2aに供給する。
【0012】このとき制御装置からの指令信号に従って
第1電磁弁18及び第2電磁弁19のソレノイドコイル
18a,19aはいずれも非通電状態にあるので、第1
パイロット室2hは第3室2eと連通しており、排気ポ
ート20から大気に開放され、また第2パイロット室2
jには圧縮空気が第1室2c、第2パイロット孔2kを
介して供給され、背圧が発生した状態となっている。
【0013】インレットポート2aに供給された圧縮空
気は、ばね11の力に抗してダイヤフラム12を押し上
げて第1ダイヤフラムバルブ13を開き、第2室2dに
流入し、更に該第2室2dからアウトレットポート2b
を通ってブレーキチャンバ3に供給され、車輪に制動力
を作用させる。
【0014】このとき第2パイロット室2jには背圧が
作用しているので、ダイヤフラム15が押し上げられ第
2ダイヤフラムバルブ16は閉じられた状態となってい
る。
【0015】一方制御装置は、ホィールセンサからの信
号を受信して1000分の1秒単位でスリップ率、減速
度、加速度を計算して監視しており、該計算結果から車
輪がロック傾向にあると判断すると該車輪に作用する制
動力を弱めるため、第1電磁弁18及び第2電磁弁19
のソレノイドコイル18a,19aに通電して該第1電
磁弁18及び第2電磁弁19を作動させる。
【0016】ソレノイドコイル18aに通電されると、
プランジャ18bは、ソレノイドコイル18aにより吸
引されて下方に移動して第1電磁弁18が開放され、圧
縮空気が第1室2cから第1パイロット孔2iを介して
第1パイロット室2hに供給されてダイヤフラム12を
押し下げて第1ダイヤフラムバルブ13を閉鎖するので
インレットポート2aから第2室2dへの圧縮空気の供
給は停止する。
【0017】ソレノイドコイル19aに通電されると、
プランジャ19bがソレノイドコイル19aにより吸引
されて上方に移動し、第2パイロット孔2kと第3室2
eとを連通させて第2パイロット室2j中の圧縮空気を
大気中に排気して該第2パイロット室2jに作用してい
た背圧を解除する。
【0018】ブレーキチャンバ3内の圧縮空気は、ダイ
ヤフラム15を押し下げて第2ダイヤフラムバルブ16
を開き、第3室2eを介して排気ポート20から大気中
に排気してブレーキチャンバ3内の圧縮空気の圧力を減
圧させて車輪に作用する制動力を弱める。
【0019】制御装置によって計算されたスリップ率、
減速度、加速度等が適正な値である場合には、ブレーキ
チャンバ3内の圧縮空気の圧力を現状の圧力のまま維持
すべく、制御装置から第1電磁弁18を作動させ、第2
電磁弁19を非作動とする指令信号が送出され、圧縮空
気を第1室2cから第1パイロット孔2iを介して第1
パイロット室2hに供給すると同時に、第2パイロット
孔2kを介して第2パイロット室2jに供給してダイヤ
フラム12を押し下げて第1ダイヤフラムバルブ13を
閉鎖してインレットポート2aから第2室2dへの圧縮
空気の供給を停止させ、またダイヤフラム15が押し上
げられ、第2ダイヤフラムバルブ16を閉鎖してブレー
キチャンバ3内の圧縮空気が流出するのを防止し、すべ
てのエア通路を閉鎖してブレーキチャンバ3内を圧力を
そのままの圧力に保持する。
【0020】ブレーキペダル8aが踏み込まれ車輪に制
動力が作用している間は、上記した如く制御装置が第1
電磁弁18及び第2電磁弁19を開閉制御してブレーキ
チャンバ3の圧力をきめ細かく昇圧、減圧及び保持して
制御し、車輛の状況に応じた適正な制動力を車輪に作用
させて該車輛を安定した状態で停止させる。
【0021】ブレーキペダル8aの踏込みが解除される
と、リレーバルブ5が配管6を閉鎖してエアタンク4か
らインレットポート2aへの圧縮空気を遮断し、また第
1電磁弁18及び第2電磁弁19が非通電状態となり、
該第1電磁弁18及び第2電磁弁19を非作動とするの
で、第1パイロット室2hは排気ポート20と連通して
該第1パイロット室2hの背圧が排除され、また第1室
2cへの圧縮空気の供給が遮断されることにより第2パ
イロット室2jの背圧も排除される。
【0022】そしてブレーキチャンバ3内の圧力によっ
て第2ダイヤフラムバルブ16のダイヤフラム15が押
し下げられて開放され、該ブレーキチャンバ3内の圧縮
空気は、排気ポート20から大気中に排気されて圧力が
低減し、車輪に作用する制動力が解除される。
【0023】しかし上記した従来のアンチロックブレー
キシステム1は、ブレーキチャンバ3内の圧縮空気を排
気するためには、ダイヤフラム15をばね14の力に抗
して押し下げなければならないため、ブレーキチャンバ
3内の圧力は完全には大気圧と同じ圧力になることはな
く、残圧が残る欠点があった。
【0024】またブレーキチャンバ3内に多少の残圧が
あっても、車輪に制動力が作用しないように制動装置を
調節しなければならず、該調整が不十分であるとブレー
キが引きずりをおこす原因となり改良の余地があった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、ブレーキチャンバ内の圧縮空気を
排気ポートに排気する第2コントロールバルブの上流側
と下流側とを連通させるバイパス回路を設けることによ
り、ブレーキ非作動時にブレーキチャンバと排気ポート
とを該バイパス回路によって連通させてブレーキチャン
バ内の圧力を大気圧まで確実に低下させることができる
ようにすることであり、またこれによって車輪に作用す
る制動力を確実に解除できるようにすることである。
【0026】また他の目的は、第2コントロールバルブ
の上流側と下流側とを連通させるバイパス回路中に該バ
イパス回路を連通又は遮断する第3コントロールバルブ
を配設することにより、アンチロックブレーキシステム
が作動しているときには該第3コントロールバルブを作
動させてバイパス回路を遮断し、従来のアンチロックブ
レーキシステムの制御弁と全く同様に第1コントロール
バルブ及び第2コントロールバルブを制御してブレーキ
チャンバ内の圧縮空気の圧力を調節し、車輪に作用する
制動力を適正な大きさに制御できるようにすることであ
る。
【0027】更に他の目的は、ブレーキバルブから供給
された圧縮空気をブレーキチャンバに供給する第1ダイ
ヤフラムバルブと該第1ダイヤフラムバルブに背圧を作
用させ又は該背圧を排除することにより該第1ダイヤフ
ラムバルブを制御する第1電磁弁と、ブレーキチャンバ
内の圧縮空気を大気中に解放する第2ダイヤフラムバル
ブと該第2ダイヤフラムバルブを背圧を作用させ又は該
背圧を排除することにより該第2ダイヤフラムバルブを
制御する第2電磁弁と、制御信号により開閉してブレー
キチャンバと大気とを連通させてブレーキチャンバ内の
圧縮空気を大気中に解放する第3電磁弁とを設け、該第
1電磁弁、第2電磁弁及び第3電磁弁を電気信号によっ
て開閉制御することにより、ブレーキチャンバ内の圧縮
空気の圧力を短時間で昇圧、減圧及び保持できるように
することであり、またこれによって車輛の状態に対応し
て直ちに車輪に作用する制動力をきめ細かく制御して車
輛を安定した状態で停止させることができるようにする
ことである。
【0028】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、ブレーキバルブとブレーキチャンバとの間に配
設された第1コントロールバルブと前記ブレーキチャン
バと排気ポートとの間に配設された第2コントロールバ
ルブとを有し前記ブレーキバルブが操作されたときエア
タンク内の圧縮空気を該ブレーキバルブを介して前記ブ
レーキチャンバに供給すると共に前記第1コントロール
バルブ及び前記第2コントロールバルブを開閉すること
により前記ブレーキチャンバ内の圧縮空気の圧力を調節
して車輪に作用する制動力を適正な大きさに制御するア
ンチロックブレーキシステムの制御弁において、前記第
2コントロールバルブの上流側と下流側とを連通させる
バイパス回路と、該バイパス回路を連通又は遮断するよ
うに作動し前記ブレーキバルブの操作が解除されたとき
前記バイパス回路を連通させて前記ブレーキチャンバ内
の圧縮空気を大気中に排気させる第3コントロールバル
ブとを備えたことを特徴とするものである。
【0029】また本発明(請求項2)は、車輛のブレー
キバルブとブレーキチャンバとの間に配設され前記ブレ
ーキバルブが操作されたときエアタンク内の圧縮空気を
該ブレーキバルブを介して前記ブレーキチャンバに供給
して前記車輛の車輪に制動力を作用させるアンチロック
ブレーキシステムの制御弁であって、前記圧縮空気が前
記ブレーキバルブから供給されたとき該圧縮空気の圧力
によりポートを開放して前記ブレーキチャンバに前記圧
縮空気を供給する第1ダイヤフラムバルブと、制御信号
により開閉して前記第1ダイヤフラムバルブに背圧を作
用させ又は該背圧を排除して該第1ダイヤフラムバルブ
の開閉を制御する第1電磁弁と、前記ブレーキバルブの
非作動時に前記ブレーキチャンバ内の前記圧縮空気の圧
力によってポートを開放して前記ブレーキチャンバ内の
前記圧縮空気を大気中に解放する第2ダイヤフラムバル
ブと、制御信号により開閉して前記第2ダイヤフラムバ
ルブに作用する背圧を排除し又は該第2ダイヤフラムバ
ルブに背圧を作用させて該第2ダイヤフラムバルブの開
閉を制御する第2電磁弁と、制御信号により開閉し作動
したときポートを開放して前記ブレーキチャンバと大気
とを連通させて前記ブレーキチャンバ内の前記圧縮空気
を大気中に解放する第3電磁弁とを備え、前記ブレーキ
バルブが操作されたとき前記第1電磁弁、前記第2電磁
弁及び前記第3電磁弁を非作動として前記第1ダイヤフ
ラムバルブに作用する背圧を排除すると共に前記第2ダ
イヤフラムバルブに背圧を作用させて前記第1ダイヤフ
ラムバルブを前記圧縮空気の圧力により開放して前記ブ
レーキチャンバに前記圧縮空気を供給して前記車輪に制
動力を作用させ、前記車輪がロックしたとき前記第3電
磁弁を非作動としたまま前記第1電磁弁及び前記第2電
磁弁を作動させて前記第1ダイヤフラムバルブに背圧を
作用させると共に前記第2ダイヤフラムバルブに作用す
る背圧を排除して該第2ダイヤフラムバルブを前記圧縮
空気の圧力により開放して前記ブレーキチャンバ内の前
記圧縮空気の圧力を低下させて前記車輪に作用する制動
力を低減させ、前記車輪に適正な制動力が作用している
ときは前記第1電磁弁を作動させ前記第2電磁弁及び前
記第3電磁弁を非作動として前記第1ダイヤフラムバル
ブ及び前記第2ダイヤフラムバルブに背圧を作用させて
前記ブレーキチャンバを閉鎖して前記車輪に作用する該
適正な制動力を一定のまま保持し、前記ブレーキバルブ
の操作が解除されたとき前記第1電磁弁、前記第2電磁
弁を非作動として前記第3電磁弁を作動させて前記ブレ
ーキチャンバ内の前記圧縮空気を該第3電磁弁を介して
解放して前記車輪に作用する制動力を皆無とするように
構成したことを特徴とするものである。
【0030】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1において、本発明に係るアンチロックブレー
キシステムの制御弁30は、第1コントロールバルブの
一例たる第1ダイヤフラムバルブ31と、第2コントロ
ールバルブの一例たる第2ダイヤフラムバルブ32と、
第1電磁弁33と、第2電磁弁34と、第3コントロー
ルバルブの一例たる第3電磁弁35と、バイパス回路3
6とを備えている。
【0031】図1において、まずアンチロックブレーキ
システム38の全体構成について説明すると、アンチロ
ックブレーキシステムの制御弁30が各車輪(図示せ
ず)のブレーキチャンバ39の近傍に夫々個別に配設さ
れており、インレットポート30aはエアタンク40と
リレーバルブ41を介して配管42によって接続され、
該リレーバルブ41のコントロールポート(図示せず)
はブレーキバルブ43を介して配管44によってエアタ
ンク40と接続されている。
【0032】またアンチロックブレーキシステムの制御
弁30のアウトレットポート30bは、配管45によっ
てブレーキチャンバ39に接続されており、ブレーキバ
ルブ43のブレーキペダル43aを操作することにより
リレーバルブ41のコントロールポートにエアタンク4
0内の圧縮空気を供給してメイン回路を開放し、エアタ
ンク40内の圧縮空気をインレットポート30aに導
き、更にアンチロックブレーキシステムの制御弁30、
配管45を介してブレーキチャンバ39に供給し、車輪
に制動力を作用させるようになつている。
【0033】アンチロックブレーキシステムの制御弁3
0内には、インレットポート30aに連通する入力室3
0c、アウトレットポート30bに連通する作用室30
d、排気ポート30nを介して大気に連通する排気室3
0eが設けられており、入力室30cと作用室30dと
の間には、第1ダイヤフラムバルブ31が配設された第
1ポート30fが設けられ、また作用室30dと排気室
30eとの間には、同様に第2ダイヤフラムバルブ32
が配設された第2ポート30gが設けられている。
【0034】第1ダイヤフラムバルブ31は、エアタン
ク40内の圧縮空気をブレーキチャンバ39に供給又は
遮断して制御するためのものであって、ばね46及びダ
イヤフラム48から構成されており、ばね46の作用に
よってダイヤフラム48を通常時には第1ポート30f
に押圧して閉鎖し、入力室30cと作用室30dとを遮
断するように構成されている。
【0035】第2ダイヤフラムバルブ32は、ブレーキ
チャンバ39内の圧縮空気を排気させるためのものであ
って、ばね49及びダイヤフラム50から構成されてお
り、ばね49の作用によってダイヤフラム50を通常時
には第2ポート30gに押圧して閉鎖し、作用室30d
と排気室30eとを遮断するように構成されている。
【0036】第1電磁弁33は、第1ダイヤフラムバル
ブ31を制御するためのものであって、電磁コイル33
aに通電することによってプランジャ33bを吸引して
通路を連通させ又は遮断して制御する電磁弁であり、入
力室30cには第1ダイヤフラムバルブ31の第1パイ
ロット室30h及び排気室30eに連通する第1パイロ
ット孔30iが設けられ、該第1パイロット孔30iの
途中には排気室30eとの連通及び遮断を制御する第1
電磁弁33が配設されている。
【0037】第2電磁弁34は、第2ダイヤフラムバル
ブ32を制御するためのものであって、電磁コイル34
aに通電することによってプランジャ34bを吸引して
通路を連通させ又は遮断して制御する電磁弁であり、入
力室30cにはまた第2ダイヤフラムバルブ32の第2
パイロット室30jに連通する第2パイロット孔30k
が設けられており、該第2パイロット孔30kの途中に
は排気室30eとの連通及び遮断を制御する第2電磁弁
34が配設されている。
【0038】そして車輛に制動力を作用させるためにブ
レーキペダル43aを踏み込むと、リレーバルブ41の
コントロールポートにエアタンク40内の圧縮空気が供
給されてリレーバルブ41のメイン回路を開放し、エア
タンク40内の圧縮空気はインレットポート30aに供
給されるようになっている。
【0039】第3電磁弁35は、バイパス回路36の連
通及び遮断を制御するためのものであって、電磁コイル
35aに通電することによってプランジャ35bを吸引
してバイパス回路36を連通させ又は遮断して制御する
電磁弁であり、バイパス回路36の途中に配設されてい
る。
【0040】バイパス回路36は、ブレーキチャンバ3
9内の圧縮空気を排気させて大気圧に減圧するするため
のものであって、作用室30dと排気室30eとを連通
させて配設されており、該バイパス回路36に途中に設
けられた第3ポート30lには第3電磁弁35のプラン
ジャ35bが当接して遮蔽するように構成されている。
【0041】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図1及び図2におい
て、車輛に制動力を作用させるためにブレーキペダル4
3aを踏み込むとブレーキバルブ43からリレーバルブ
41のコントロールポート(図示せず)にエアタンク4
0内の圧縮空気が供給されてリレーバルブ41のメイン
回路を開放し、エアタンク40内の圧縮空気は該リレー
バルブ41、配管42を介してインレットポート30a
に導かれる。
【0042】このとき制御装置(図示せず)からの指令
信号に従って第1電磁弁33、第2電磁弁34及び第3
電磁弁35の電磁コイル33a,34a及び35aはい
ずれも非通電状態にあるので、第1パイロット室30h
は排気室30eと連通しており、排気ポート30nから
大気に開放され、また第2パイロット室30jには入力
室30c、第2パイロット孔30kを介して圧縮空気が
矢印A方向に供給され、第2パイロット室30jに背圧
を発生させてダイヤフラム50を第2ポート30gに矢
印B方向に押圧して第2ダイヤフラムバルブ32を閉鎖
している。
【0043】また第3電磁弁35のプランジャ35b
は、第3ポート30lに当接して該第3ポート30lを
閉鎖しているので作用室30dと排気室30eとは遮断
された状態となっている。
【0044】インレットポート30aに矢印C方向に供
給された圧縮空気は、ばね46の力に抗してダイヤフラ
ム48を押し上げて第1ダイヤフラムバルブ31を開
き、入力室30cから作用室30dに矢印D方向に流入
し、更にアウトレットポート30bを通ってブレーキチ
ャンバ3に矢印E方向に供給されて車輪に制動力を作用
させる。
【0045】制御装置(図示せず)は、ホィールセンサ
からの信号を受信して1000分の1秒単位でスリップ
率、減速度、加速度を計算して監視しており、該計算結
果から車輪(図示せず)がロック傾向にあると判断され
ると、該車輪に作用する制動力を弱めるため、図3にお
いて、第1電磁弁33及び第2電磁弁34の電磁コイル
33a,34aに通電して該第1電磁弁33及び第2電
磁弁34を作動させると共に、第3電磁弁35を非作動
とする。
【0046】電磁コイル33aに通電されると、プラン
ジャ33bが吸引されて下方に移動して第1電磁弁33
が開放され、入力室30cに矢印C方向に供給された圧
縮空気は、第1パイロット孔30iを介して第1パイロ
ット室30hに矢印F方向に供給されてダイヤフラム4
6を矢印G方向に押し下げて第1ダイヤフラムバルブ3
1を閉鎖し、入力室30cから作用室30dへの圧縮空
気の供給を停止させる。
【0047】電磁コイル34aに通電されると、プラン
ジャ34bが吸引されて上方に移動し、第2ポート30
mを開放して第2パイロット孔30kと排気室30eと
を連通させて第2パイロット室30jに作用していた背
圧を解除する。
【0048】ブレーキチャンバ39内の圧縮空気は、ダ
イヤフラム50を押し下げて第2ダイヤフラムバルブ3
2を開放し、ブレーキチャンバ39内の圧縮空気を矢印
G方向に排気室30eに導き、排気ポート30nから大
気中に排気してブレーキチャンバ39内の圧縮空気の圧
力を減圧させて車輪に作用する制動力を弱める。
【0049】制御装置によって計算されたスリップ率、
減速度、加速度等が適正な値である場合には、図4にお
いて、ブレーキチャンバ39内の圧縮空気の圧力を現状
の圧力のまま維持すべく、制御装置からの指令信号によ
って第1電磁弁33を作動させ、第2電磁弁34及び第
3電磁弁35を非作動とする。
【0050】インレットポート30aに矢印C方向に供
給された圧縮空気は、第1パイロット孔30iを介して
第1パイロット室30hに矢印F方向に供給されてダイ
ヤフラム46を矢印G方向に押し下げて第1ダイヤフラ
ムバルブ31を閉鎖し、入力室30cと作用室30dと
を遮断し、第2パイロット室30jには入力室30c、
第2パイロット孔30kを介して圧縮空気が矢印A方向
に供給され、第2ダイヤフラムバルブ32に背圧を発生
させてダイヤフラム50を第2ポート30gに矢印B方
向に押圧して作用室30dと排気室30eとを遮断す
る。
【0051】即ち、作用室30dを他の回路からすべて
遮断してブレーキチャンバ39内の圧縮空気が流出する
のを防止し、該ブレーキチャンバ39内を圧力をそのま
まの圧力で保持して車輪に作用する制動力を現状の大き
さのまま保持する。
【0052】ブレーキペダル43aが踏み込まれ車輪に
制動力を作用させている間は、上記した如く制御装置が
第1電磁弁33、第2電磁弁34及び第3電磁弁35を
開閉制御してブレーキチャンバ39の圧力をきめ細かく
昇圧、減圧及び保持して制御し、車輛の状況に応じた適
正な制動力を車輪に作用させて車輛を安定に停止させ
る。
【0053】図5において、ブレーキペダル43aの踏
込みが解除されると、リレーバルブ41が配管42を閉
鎖してエアタンク40からインレットポート30aへの
圧縮空気の供給を遮断して第2パイロット室30jの背
圧を排除し、また第1電磁弁33及び第2電磁弁34を
非作動とすると共に第3電磁弁35を作動させて第1パ
イロット室30hの背圧を排除し、更に電磁コイル35
aによりプランジャ35bを吸引して第3電磁弁35を
開放してバイパス回路36を連通させてブレーキチャン
バ39内の圧縮空気を該バイパス回路36及び排気室3
0eを介して排気ポート30nから大気中に完全に排気
し、ブレーキチャンバ39内の圧力を大気圧と同一圧力
に低減して車輪に作用する制動力を完全に解除する。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上記のようにブレーキチャン
バ内の圧縮空気を排気ポートに排気する第2コントロー
ルバルブの上流側と下流側とを連通させるバイパス回路
を設けたので、ブレーキ非作動時にブレーキチャンバと
排気ポートとを該バイパス回路によって連通させてブレ
ーキチャンバ内の圧力を大気圧まで確実に低下させるこ
とができる効果があり、またこの結果車輪に作用する制
動力を確実に解除できる効果が得られる。
【0055】また第2コントロールバルブの上流側と下
流側とを連通させるバイパス回路中に該バイパス回路を
連通又は遮断する第3コントロールバルブを配設したの
で、アンチロックブレーキシステムが作動しているとき
には該第3コントロールバルブを作動させてバイパス回
路を遮断し、従来のアンチロックブレーキシステムの制
御弁と全く同様に第1コントロールバルブ及び第2コン
トロールバルブを制御してブレーキチャンバ内の圧縮空
気の圧力を調節し、車輪に作用する制動力を適正な大き
さに制御できるという効果がある。
【0056】更には、ブレーキバルブから供給された圧
縮空気をブレーキチャンバに供給する第1ダイヤフラム
バルブと該第1ダイヤフラムバルブに背圧を作用させ又
は該背圧を排除することにより該第1ダイヤフラムバル
ブを制御する第1電磁弁と、ブレーキチャンバ内の圧縮
空気を大気中に解放する第2ダイヤフラムバルブと該第
2ダイヤフラムバルブを背圧を作用させ又は該背圧を排
除することにより該第2ダイヤフラムバルブを制御する
第2電磁弁と、制御信号により開閉してブレーキチャン
バと大気とを連通させてブレーキチャンバ内の圧縮空気
を大気中に解放する第3電磁弁とを設け、該第1電磁
弁、第2電磁弁及び第3電磁弁を電気信号によって開閉
制御するようにしたので、ブレーキチャンバ内の圧縮空
気の圧力を短時間で昇圧、減圧及び保持でき、またこの
結果車輛の状態に対応して直ちに車輪に作用する制動力
をきめ細かく制御して車輛を安定した状態で停止させる
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図5は本発明の実施例に係り、図1は
アンチロックブレーキシステムのエア回路及びアンチロ
ックブレーキシステムの制御弁の構造を示す縦断面図で
ある。
【図2】ブレーキチャンバ内の圧力を昇圧させるときの
アンチロックブレーキシステムの制御弁の状態を示す縦
断面図である。
【図3】ブレーキチャンバ内の圧力を減圧させるときの
アンチロックブレーキシステムの制御弁の状態を示す縦
断面図である。
【図4】ブレーキチャンバ内の圧力を保持するときのア
ンチロックブレーキシステムの制御弁の状態を示す縦断
面図である。
【図5】車輪に作用する制動力を解除するときのアンチ
ロックブレーキシステムの制御弁の状態を示す縦断面図
である。
【図6】従来例に係るアンチロックブレーキシステムの
エア回路及びアンチロックブレーキシステムの制御弁の
構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
30 アンチロックブレーキシステムの制御弁 30d 第2ダイヤフラムバルブの上流側たる作用室 30e 第2ダイヤフラムバルブの下流側たる排気室 30f 第1ポート 30g 第2ポート 30l 第3ポート 30n 排気ポート 31 第1コントロールバルブの一例たる第1ダイヤ
フラムバルブ 32 第2コントロールバルブの一例たる第2ダイヤ
フラムバルブ 33 第1電磁弁 34 第2電磁弁 35 第3コントロールバルブの一例たる第3電磁弁 36 バイパス回路 39 ブレーキチャンバ 40 エアタンク 43 ブレーキバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキバルブとブレーキチャンバとの
    間に配設された第1コントロールバルブと前記ブレーキ
    チャンバと排気ポートとの間に配設された第2コントロ
    ールバルブとを有し前記ブレーキバルブが操作されたと
    きエアタンク内の圧縮空気を該ブレーキバルブを介して
    前記ブレーキチャンバに供給すると共に前記第1コント
    ロールバルブ及び前記第2コントロールバルブを開閉す
    ることにより前記ブレーキチャンバ内の圧縮空気の圧力
    を調節して車輪に作用する制動力を適正な大きさに制御
    するアンチロックブレーキシステムの制御弁において、
    前記第2コントロールバルブの上流側と下流側とを連通
    させるバイパス回路と、該バイパス回路を連通又は遮断
    するように作動し前記ブレーキバルブの操作が解除され
    たとき前記バイパス回路を連通させて前記ブレーキチャ
    ンバ内の圧縮空気を大気中に排気させる第3コントロー
    ルバルブとを備えたことを特徴とするアンチロックブレ
    ーキシステムの制御弁。
  2. 【請求項2】 車輛のブレーキバルブとブレーキチャン
    バとの間に配設され前記ブレーキバルブが操作されたと
    きエアタンク内の圧縮空気を該ブレーキバルブを介して
    前記ブレーキチャンバに供給して前記車輛の車輪に制動
    力を作用させるアンチロックブレーキシステムの制御弁
    であって、前記圧縮空気が前記ブレーキバルブから供給
    されたとき該圧縮空気の圧力によりポートを開放して前
    記ブレーキチャンバに前記圧縮空気を供給する第1ダイ
    ヤフラムバルブと、制御信号により開閉して前記第1ダ
    イヤフラムバルブに背圧を作用させ又は該背圧を排除し
    て該第1ダイヤフラムバルブの開閉を制御する第1電磁
    弁と、前記ブレーキバルブの非作動時に前記ブレーキチ
    ャンバ内の前記圧縮空気の圧力によってポートを開放し
    て前記ブレーキチャンバ内の前記圧縮空気を大気中に解
    放する第2ダイヤフラムバルブと、制御信号により開閉
    して前記第2ダイヤフラムバルブに作用する背圧を排除
    し又は該第2ダイヤフラムバルブに背圧を作用させて該
    第2ダイヤフラムバルブの開閉を制御する第2電磁弁
    と、制御信号により開閉し作動したときポートを開放し
    て前記ブレーキチャンバと大気とを連通させて前記ブレ
    ーキチャンバ内の前記圧縮空気を大気中に解放する第3
    電磁弁とを備え、前記ブレーキバルブが操作されたとき
    前記第1電磁弁、前記第2電磁弁及び前記第3電磁弁を
    非作動として前記第1ダイヤフラムバルブに作用する背
    圧を排除すると共に前記第2ダイヤフラムバルブに背圧
    を作用させて前記第1ダイヤフラムバルブを前記圧縮空
    気の圧力により開放して前記ブレーキチャンバに前記圧
    縮空気を供給して前記車輪に制動力を作用させ、前記車
    輪がロックしたとき前記第3電磁弁を非作動としたまま
    前記第1電磁弁及び前記第2電磁弁を作動させて前記第
    1ダイヤフラムバルブに背圧を作用させると共に前記第
    2ダイヤフラムバルブに作用する背圧を排除して該第2
    ダイヤフラムバルブを前記圧縮空気の圧力により開放し
    て前記ブレーキチャンバ内の前記圧縮空気の圧力を低下
    させて前記車輪に作用する制動力を低減させ、前記車輪
    に適正な制動力が作用しているときは前記第1電磁弁を
    作動させ前記第2電磁弁及び前記第3電磁弁を非作動と
    して前記第1ダイヤフラムバルブ及び前記第2ダイヤフ
    ラムバルブに背圧を作用させて前記ブレーキチャンバを
    閉鎖して前記車輪に作用する該適正な制動力を一定のま
    ま保持し、前記ブレーキバルブの操作が解除されたとき
    前記第1電磁弁、前記第2電磁弁を非作動として前記第
    3電磁弁を作動させて前記ブレーキチャンバ内の前記圧
    縮空気を該第3電磁弁を介して解放して前記車輪に作用
    する制動力を皆無とするように構成したことを特徴とす
    るアンチロックブレーキシステムの制御弁。
JP8732294A 1994-04-02 1994-04-02 アンチロックブレーキシステムの制御弁 Pending JPH07277166A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8732294A JPH07277166A (ja) 1994-04-02 1994-04-02 アンチロックブレーキシステムの制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8732294A JPH07277166A (ja) 1994-04-02 1994-04-02 アンチロックブレーキシステムの制御弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07277166A true JPH07277166A (ja) 1995-10-24

Family

ID=13911625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8732294A Pending JPH07277166A (ja) 1994-04-02 1994-04-02 アンチロックブレーキシステムの制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07277166A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220048485A1 (en) * 2018-09-11 2022-02-17 Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH Pressure equalization valve
WO2023041360A1 (de) * 2021-09-17 2023-03-23 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Elektro-magnetisches drucksteuerventil mit innerer druckluftführung

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220048485A1 (en) * 2018-09-11 2022-02-17 Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH Pressure equalization valve
US11673539B2 (en) * 2018-09-11 2023-06-13 Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH Pressure equalization valve
WO2023041360A1 (de) * 2021-09-17 2023-03-23 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Elektro-magnetisches drucksteuerventil mit innerer druckluftführung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3457190B2 (ja) 自動二輪車用ブレーキ制御装置
JP4391594B2 (ja) 液圧式車両ブレーキシステム
EP0181156B2 (en) Antiskid control device
JPH06171487A (ja) アンチスキッド装置用液圧調節装置
JP2002519232A (ja) 非貫流電磁弁を備える重量車用のabs変調器
JPS62205847A (ja) 流体圧作動制動系
KR960015261B1 (ko) 록킹 방지 또는 트랙션 슬립 제어 기구를 갖는 제동 장치
JPH04231246A (ja) 制動圧制御装置及びその使用方法
US6264287B1 (en) Hydraulic brake apparatus for a vehicle
JP2003525790A (ja) 圧力平衡ピストンを備えたabsモジュレータ・ソレノイド
JPH07277166A (ja) アンチロックブレーキシステムの制御弁
JPH0399964A (ja) アンチロツク機構を備えたエアブレーキ装置
JPH0773991B2 (ja) スリツプ制御付きブレーキシステム
JPH0858546A (ja) アンチスキッドブレーキ制御システム
JPS60222351A (ja) 車輌用スキツド防止ブレ−キ制御装置
KR101234947B1 (ko) 이 에스 피 용 고압스위치 밸브
JP7179761B2 (ja) 圧力制御弁装置及び圧力制御弁装置の製造方法
JPH10258729A (ja) 車両の自動ブレーキ装置
JPH11278231A (ja) ブレーキ圧力制御装置
JP2004530592A (ja) 加速された昇圧
JPH05345560A (ja) アンチスキッドブレーキ制御装置用モジュレータ
JPH07132819A (ja) 電気制御エアブレーキシステム
JPH10230832A (ja) 制動力制御装置
JPH07315192A (ja) ブレーキ液圧制御装置
KR100426730B1 (ko) 차량의 제동압 제어방법